JPH1026257A - 弁操作用ハンドル - Google Patents

弁操作用ハンドル

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JPH1026257A
JPH1026257A JP19412296A JP19412296A JPH1026257A JP H1026257 A JPH1026257 A JP H1026257A JP 19412296 A JP19412296 A JP 19412296A JP 19412296 A JP19412296 A JP 19412296A JP H1026257 A JPH1026257 A JP H1026257A
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distal
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Takashi Kamata
高志 蒲田
Takao Matsumoto
孝雄 松本
Tamao Takita
多摩雄 滝田
Yasuo Chokai
保男 鳥海
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏平状の狭い配管スペース76内に配設され乗
降用ドア68の保守、点検時等に使用される開閉コック50
において、コック用ハンドル10の操作位置に関係なく、
配管スペース76用の扉78を支障なく閉じれるようにす
る。 【解決手段】 コック用ハンドル10は基端側部分12及び
先端側部分14を有している。1対のガイド用長孔24は基
端側部分12の先端部に上下方向へ長く形成される。連結
ピン36は、先端側部分14の基端部の円柱孔34に挿通さ
れ、両端部をガイド用長孔24内へ回転自在に挿通してい
る。先端側部分14は、ガイド用長孔24内での連結ピン36
の移動及び回転により、基端側部分12に対して折り返し
自在とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば新幹線電
車の乗降用ドアへの空気圧回路に設けられる開閉コック
等のハンドルに係り、詳しくは偏平状の狭い空間内の配
置等において利便性を発揮できる弁操作用ハンドルに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、新幹線電車では、保守、点検時
等では、乗降用ドアを手動で開閉できるようにするた
め、開閉コックが設けられる。このような開閉コック
は、出入り台と客室とを仕切る隔壁内の偏平状の狭い配
管スペースに配設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の開閉コックで
は、長さが固定され、ハンドルが管路方向に向いている
位置では、偏平状の配管スペースに収まるが、ハンドル
が管路方向に対して直角となる位置では、ハンドル先端
部が配管スペースより外へ突出してしまい、配管スペー
スの扉を閉められなくなる。
【0004】乗降用ドアの保守、点検時に、配管スペー
スの扉を閉じれずに、開きっぱなしにしておかなければ
ならないことは、種々の問題となる。
【0005】この発明の目的は、上述の問題点を克服す
る弁操作用ハンドルを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の弁操作用ハン
ドル(10)は、長さが調整自在である。
【0007】弁操作用ハンドル(10)の弁操作時では、弁
操作用ハンドル(10)は長く伸ばされ、把持し易いように
される。これに対して、弁操作用ハンドル(10)が長いと
不都合となるときは、弁操作用ハンドル(10)は長さを短
くされる。このように、弁操作用ハンドル(10)を、状況
に応じた適切な長さに適宜調整して、弁操作用ハンドル
の利便性を高めることができる。
【0008】この発明の他の弁操作用ハンドル(10)は、
先端側部分(14)が基端側部分(12)の方へ折り返し自在で
ある。
【0009】弁操作用ハンドル(10)の弁操作時では、先
端側部分(14)は基端側部分(12)に対して非折り返し位置
とされて、弁操作用ハンドル(10)は長く伸ばされ、把持
し易くなる。これに対して、弁操作用ハンドル(10)が長
いと不都合となるときは、先端側部分(14)は基端側部分
(12)の方へ折り返されて、弁操作用ハンドル(10)は長さ
を短くされる。このように、弁操作用ハンドル(10)を、
状況に応じた適切な長さに適宜調整して、弁操作用ハン
ドルの利便性を高めることができる。
【0010】この発明の他の弁操作用ハンドル(10)は次
の(a)〜(d)の要素を有している。 (a)それぞれ基端側及び先端側に配置され弁位置切替
時では所定の弁操作方向へ操作される基端側部分(12)及
び先端側部分(14) (b)基端側部分(12)及び先端側部分(14)の一方に設け
られ弁操作方向に対して直角方向へ長く延びるガイド用
長孔(24) (c)基端側部分(12)及び先端側部分(14)の他方に取付
けられ挿通方向の周りに回転自在にかつガイド用長孔(2
4)の長手方向へ移動自在にガイド用長孔(24)へ挿通され
ているピン部材(36) (d)反折り返し側への基端側部分(12)に対する先端側
部分(14)の回動を基端側部分(12)に対する先端側部分(1
4)の180°位置に制限するストッパ(26,32)
【0011】なお、基端側部分(12)及び先端側部分(14)
の他方へのピン部材(36)の取付態様としては、その他方
へピン部材(36)を回転自在に挿通する外、ピン部材(36)
を、基端側部分(12)及び先端側部分(14)の他方への固
着、及びその他方への一体成形も含むものとする。
【0012】先端側部分(14)を基端側部分(12)へ折り返
した状態では、ピン部材(36)は、ガイド用長孔(24)の一
端側に位置する。先端側部分(14)を折り返し位置から非
折り返し位置へ戻す方向へ回動操作すると、ピン部材(3
6)は、ガイド用長孔(24)の他端側へ移動するとともに、
ガイド用長孔(24)内において回動し、先端側部分(14)は
ピン部材(36)の軸線の周りに基端側部分(12)に対して回
動する。先端側部分(14)は、基端側部分(12)に対して1
80°の位置になるまで、回転すると、ストッパ(26,3
2)により回動を制限され、基端側部分(12)に対する18
0°の位置に保持されるとともに、基端側部分(12)の先
へ長く突出し、結果、弁操作用ハンドル(10)は把持し易
くなる。これに対して、弁操作用ハンドル(10)が長いと
不都合となるときは、先端側部分(14)は基端側部分(12)
の方へ折り返されて、弁操作用ハンドル(10)は長さを短
くされる。このように、弁操作用ハンドル(10)を、状況
に応じた適切な長さに適宜調整して、弁操作用ハンドル
の利便性を高めることができる。
【0013】この発明の他の弁操作用ハンドル(10)によ
れば、基端側部分(12)への先端側部分(14)の折り返し時
に基端側部分(12)及び先端側部分(14)を相互に係止する
係止部材(58)が基端側部分(12)又は先端側部分(14)に装
備されている。
【0014】先端側部分(14)が基端側部分(12)に折り返
されているときに、係止部材(58)が先端側部分(14)及び
基端側部分(12)を相互に係止する。これにより、基端側
部分(12)及び先端側部分(14)は、振動等に伴う衝突に因
る騒音発生等の弊害を防止される。
【0015】この発明の他の弁操作用ハンドル(10)によ
れば、弁(50)が扉(78)により開閉自在の配設空間(76)内
の管路(80)に設けられ、管路(80)に対して直角のハンド
ル位置では、弁操作用ハンドル(10)の先端側部分(14)が
配設空間(76)より外へ突出する弁(50)に適用される。
【0016】ハンドル位置が管路(80)に対して直角にな
っている場合に、先端側部分(14)が基端側部分(12)に対
して180°の位置になっていると、先端側部分(14)は
配設空間(76)の外へ突出してしまうため、扉(78)を閉め
ることができない。そこで、先端側部分(14)を基端側部
分(12)の方への折り返し位置にして、弁操作用ハンドル
(10)の長さを縮めることにより、扉(78)を支障なく閉め
ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明を
説明する。図1及び図2はコック用ハンドル10の側面図
及び平面図、図3及び図4は基端側部分12の側面図及び
平面図、図5及び図6は先端側部分14の側面図及び平面
図である。コック用ハンドル10は、ほぼ同一長さの基端
側部分12及び先端側部分14を備える。
【0018】基端側部分12の先端部は、二股状となり、
1対の突出部20が先端方向へ突出している。隆起部22
は、各突出部20の先端部上面よりほぼ先端側部分14の厚
さ分だけ隆起し、ガイド用長孔24は、突出部20及び隆起
部22にまたがって隆起部22の隆起方向へ長くかつ幅方向
へ貫通している。斜面26は、両突出部20の間の間隙の基
端部に位置し、基端側部分12の上面に対して45°の傾
斜角で斜め下方へ延びている。
【0019】挿通孔28は先端側部分14の先端部に幅方向
へ貫通して形成されている。突出部30は、先端側部分14
の基端部に形成され、1対の突出部20の間隔に等しい幅
を備え、1対の突出部20の間へ嵌挿される。斜面32は、
突出部30の端部上面側に形成され、先端側部分14の上面
に対して45°の傾斜角になっている。円柱孔34は突出
部30をその幅方向へ貫通している。
【0020】図1及び図2において、連結ピン36は、そ
のフランジ部を基端側部分12の側面に当接するまで、各
隆起部22のガイド用長孔24内及び先端側部分14の円柱孔
34内へ挿通される。平座金38は、基端側部分12からの連
結ピン36の突出端部に嵌装され、割りピン40が、連結ピ
ン36の軸方向へ平座金38より外側において連結ピン36の
端部に放射方向へ挿通され、連結ピン36からの平座金38
の離脱及びガイド用長孔24及び円柱孔34からの連結ピン
36の抜けを阻止している。
【0021】コック用ハンドル10を弁操作方向(ボス部
16の中心線の周りの方向)へ回転操作する場合等、コッ
ク用ハンドル10を長く伸ばした状態にする場合は、先端
側部分14が基端側部分12と中心線を一致させる位置(図
1の実線位置)にする。この場合、連結ピン36はガイド
用長孔24の下端位置にある。また、基端側部分12及び先
端側部分14の斜面26,32は相互に当接して、先端側部分
14が、基端側部分12と中心線を揃えている位置から、さ
らに下方へ回動するのを阻止している。
【0022】コック用ハンドル10が長いと支障がある場
合等、コック用ハンドル10を短くした状態にする場合
は、連結ピン36の中心線の周りに先端側部分14の先端部
を上方へ揺動させるように、先端側部分14を動かす。連
結ピン36はガイド用長孔24内を上昇するとともに、先端
側部分14は、連結ピン36の周りに回動し、図1の二点鎖
線で示されるように、基端側部分12の上面に折り返され
る。
【0023】図7及び図8はコック用ハンドル10を装備
する開閉コック50の側面図及び正面図である。開閉コッ
ク50は、弁体(図示せず)を内蔵するボデー52、弁体に
その回転方向へ一体とされるとともにボデー52の上方へ
突出して上端部において基端側部分12のボス部16の角穴
18に回転方向へ一体に嵌合する軸54を備えている。管部
56は、中心線をボデー52の管部の中心線に揃えて、ボデ
ー52とフランジ部同士で突き合わされて、接合されてい
る。開閉コック50は、コック用ハンドル10がボデー52及
び管部56の通路方向に対して平行位置及び直角位置にな
っているとき、それぞれ開及び閉となっている。コック
用ハンドル10において、係止金具58は、中間部を回動自
在に先端側部分14の先端部の挿通孔28に挿通されてい
る。係止金具58は、両端部としての1対の弾力脚部60を
中間部に対して屈曲させて備え、挿通孔28からの離脱を
阻止されている。係止金具58は、先端側部分14を基端側
部分12の上面に折り返した位置において、両弾力脚部60
を拡開しつつ、両弾力脚部60の間へ管部56を入れられ、
弾力脚部60の最小間隔部において弾力的な挟圧力により
管部56を挟持する。弾力脚部60による管部56の挟持によ
り、先端側部分14は基端側部分12への折り返し位置に拘
束され、基端側部分12に対する揺動を阻止される。こう
して、開閉コック50の非使用時に、振動等により先端側
部分14が基端側部分12に対して揺動して、騒音が発生す
るのを阻止することができる。
【0024】図9は新幹線用電車64における開閉コック
50の配置場所を示す図である。出入り台66は、左右両側
に乗降用ドア68を備え、客室70に対しては隔壁72により
仕切られている。ドア74は、隔壁72の左右方向中央部に
設けられ、出入り台66及び客室70間の人の出入りに感応
して、自動開閉する。配管スペース76は、ドア74に対し
て左右方向一方の隔壁72の半部に設けられ、出入り台66
側から扉78を開いて、内部の開閉コック50等の操作でき
るようになっている。
【0025】図10は配管スペース76を含む範囲を側面
方向から見た垂直断面図である。配管スペース76は、新
幹線用電車64の前後方向へ薄い平板状であり、複数個の
配管80が、配管スペース76の平板方向へ配備されてい
る。開閉コック50は、配管スペース76内の配管80の水平
部の途中に、その水平部の中心に揃えて設けられ、保守
や点検時等で乗降用ドア68を手動開閉自在にする場合
に、閉位置にされて、乗降用ドア68開閉用エアシリンダ
への加圧空気供給を中止させる。コック用ハンドル10の
非折り返し位置と折り返し位置とが図示されているよう
に、先端側部分14が基端側部分12と中心線を揃える位
置、すなわち先端側部分14の非折り返し位置では、先端
側部分14の先端が閉位置の扉78を越えて出入り台66へ突
出してしまい、扉78を閉めることが困難になる。しかし
ながら、このコック用ハンドル10は、先端側部分14を基
端側部分12の上面側に折り返すことができ、開閉コック
50を開位置から閉位置へ操作後は、先端側部分14を基端
側部分12への折り返し位置にして、コック用ハンドル10
の長さを縮小し、開閉コック50を閉位置に保持したま
ま、扉78を閉じることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コック用ハンドルの側面図である。
【図2】コック用ハンドルの平面図である。
【図3】基端側部分の側面図である。
【図4】基端側部分の平面図である。
【図5】先端側部分の^平面図である。
【図6】先端側部分の側面図である。
【図7】コック用ハンドルを装備する開閉コックの側面
図である。
【図8】コック用ハンドルを装備する開閉コックの正面
図である。
【図9】新幹線用電車における開閉コックの配置場所を
示す図である。
【図10】配管スペースを含む範囲を側面方向から見た
垂直断面図である。
【符号の説明】
10 コック用ハンドル(弁操作用ハンドル) 12 基端側部分 14 先端側部分 24 ガイド用長孔 26 斜面(ストッパ) 32 斜面(ストッパ) 36 連結ピン(ピン部材) 50 開閉コック(弁) 58 係止金具(係止部材) 76 配管スペース(配設空間) 78 扉 80 配管(管路)
フロントページの続き (72)発明者 鳥海 保男 東京都大田区西糀谷3丁目3番8号 鳥海 製作所株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さが調整自在であることを特徴とする
    弁操作用ハンドル。
  2. 【請求項2】 先端側部分(14)が基端側部分(12)の方へ
    折り返し自在であることを特徴とする弁操作用ハンドル
    (10)。
  3. 【請求項3】 (a)それぞれ基端側及び先端側に配置
    され弁位置切替時では所定の弁操作方向へ操作される基
    端側部分(12)及び先端側部分(14)、(b)前記基端側部
    分(12)及び前記先端側部分(14)の一方に設けられ弁操作
    方向に対して直角方向へ長く延びるガイド用長孔(24)、
    (c)前記基端側部分(12)及び前記先端側部分(14)の他
    方に取付けられ挿通方向の周りに回転自在にかつ前記ガ
    イド用長孔(24)の長手方向へ移動自在に前記ガイド用長
    孔(24)へ挿通されているピン部材(36)、及び(d)反折
    り返し側への前記基端側部分(12)に対する前記先端側部
    分(14)の回動を前記基端側部分(12)に対する前記先端側
    部分(14)の180°位置に制限するストッパ(26,32)、
    を有していることを特徴とする弁操作用ハンドル。
  4. 【請求項4】 前記基端側部分(12)への前記先端側部分
    (14)の折り返し時に前記基端側部分(12)及び前記先端側
    部分(14)を相互に係止する係止部材(58)が前記基端側部
    分(12)又は前記先端側部分(14)に装備されていることを
    特徴とする請求項2又は3記載の弁操作用ハンドル。
  5. 【請求項5】 弁(50)が扉(78)により開閉自在の配設空
    間(76)内の管路(80)に設けられ、前記管路(80)に対して
    直角のハンドル位置では、前記弁操作用ハンドル(10)の
    先端側部分(14)が前記配設空間(76)より外へ突出する前
    記弁(50)に適用されることを特徴とする請求項2〜4の
    いずれかに記載の弁操作用ハンドル。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004088185A1 (en) * 2003-02-19 2004-10-14 Sil-Sang Park Foldable handle for a ball valve
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