JPH021948B2 - - Google Patents

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JPH021948B2
JPH021948B2 JP15245683A JP15245683A JPH021948B2 JP H021948 B2 JPH021948 B2 JP H021948B2 JP 15245683 A JP15245683 A JP 15245683A JP 15245683 A JP15245683 A JP 15245683A JP H021948 B2 JPH021948 B2 JP H021948B2
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JP
Japan
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handle
push
casing
lever
door
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JP15245683A
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Inventor
Hiroshi Suzuki
Shoichi Koike
Toshimi Matsumoto
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自動車のドアの適所に設けられ、ド
アロツクを解除してドアの開閉操作を行なう自動
車用ドアハンドル装置に関する。
従来の自動車用ドアのアウトサイドハンドル
は、自動車工学全書13巻「乗用車の車体」(山海
堂版)133頁に記載されているように、例えば第
1図に示すように、把手aが常時ドアパネルbの
表面より突出しているとともに、把手aの下部内
方に手を挿入し得る間隙を確保するために、ドア
パネルbの要所に凹部cを形成しなければならな
い。
このような突部(把手a)や凹部cの存在によ
り、自動車の高速走行時に、空気の流れに乱れを
生じ、走行抵抗が大となつたり、風切り音発生の
原因ともなり、また外観上の体裁もよくない等の
欠点があつた。
本発明はかかる従来の欠点を解消することを目
的とするもので、その特徴とするところは、ハン
ドル操作をしない場合には、把手がドアパネルに
形成された凹部の開口部を閉塞して、ドア外面に
凹凸部をなくし、かつハンドルを操作したい場合
には、適所に設けられたプツシユボタンを押すこ
とにより、押し出しレバーにより把手を半開位置
まで突出させ、把手を把持しやすいようにし、ハ
ンドルを半開位置から全開位置まで回動させた際
に、押し出しレバーを元の不作動位置に復帰さ
せ、ハンドルから手を離すとハンドルを自動的に
元の閉止位置に復帰させるようにして作動の確実
化及び操作性の向上を図つたことにある。
以下本発明の実施例について添付図面に基いて
説明する。
第2図乃至第10図は、本発明を自動車のドア
のアウトサイドハンドル装置に適用した場合の第
1実施例を示す。
1は、中央部に、前方に向かつて開口する横長
矩形の凹部2を備えるほぼ箱状のケーシングで、
その開口部前縁がドアのアウターパネル3の外面
とほぼ同一面をなすように、裏面適所に固植され
たボルト4と適宜のナツト5とをもつて、アウタ
ーパネル3に一体的に固着されている。
6は、ケーシング1の一側部に設けられたキー
シリンダ装置である。
ケーシング1の上部には、左右方向をなし、か
つ同一軸線上に整合する左右1対の軸7,8が、
適宜の間隔を隔てて軸承され、この各軸7,8に
は左右1対のハンドルアーム9,10の各上端
が、それぞれ枢着されている。
ハンドルアーム9,10は、それぞれ、ケーシ
ング1の上部から凹部2の奥端中位部にかけて切
設された開口11,12を貫通して、凹部2内に
突入し、両者の先端には、凹部2の開口部の上下
方向の寸法とほぼ等しい上下方向の寸法を有する
横長板状の把手13が、一体的に固着されてい
る。把手13の左右方向の長さは、ケーシング1
の凹部2の開口部の左右方向の長さより若干短か
目としてある。
把手13の後面中央部には、軸7,8の延長線
を中心とし、かつ孤状をなして後上方に延出する
第1アーム14が連設されており、この第1アー
ム14は、ケーシング1の上部から凹部2の奥端
面にかけての角部に切設された開口15を貫通し
て、ケーシング1の後上方に突出している(第4
図及び第8図参照)。
また、第4図における左方のハンドルアーム1
0の上端には、後上方を向く第2アーム16が連
設されている。
かくして、ハンドルアーム9,10、把手1
3、第1アーム14及び第2アーム16等によ
り、ハンドル17が形成されている。
このハンドル17は、第6図、第8図及び第1
0図に示すように、把手13がケーシング1にお
ける凹部2の開口部大部分(後述するプツシユボ
タン21が占める部分を除く)をほぼ完全に閉塞
し、ケーシング1の前縁及びアウターパネル3の
外面と同一面をなす実線で示す閉示位置Aと、把
手13の下端とケーシング1の凹部2の開口部と
の間に、手を挿入し得る程度の適宜の間隙を確保
する想像線で示す半開位置Bと、この半開位置B
よりさらに適宜の角度だけ開いた想像線で示す全
完位置Cとの間を、軸7,8を中心として回動す
ることができる。
また、ハンドル17は、各軸7,8に巻回され
るとともに、一端をケーシング1に、かつ他端を
ハンドルアーム9,10にそれぞれ係止された左
右1対のねじりばね18,19により、常時閉止
位置Aに向けて付勢されている。
20は、ハンドル17が閉止位置Aに至つたと
き、把手13の下端に当接して、ハンドル17を
停止させるようにしたゴム等よりなる左右1対の
ストツパで、ケーシング1の凹部2の奥端面の下
部両側部に、それぞれ止着されている。
21はプツシユボタンで、ケーシング1の凹部
2内に、ハンドル20の把手13と並んで配設さ
れた押し板22と、その後面上部より上方に向か
つて延出する左右1対の支持アーム23,24と
からなつている。
押し板22の上下方向の寸法は、ハンドル17
における把手13の上下方向の寸法と同一とし、
かつその左右方向の寸法は、ケーシング1におけ
る凹部2の開口部の左右方向の寸法より、把手1
3の左右方向の長さを差し引いた値とほぼ等しく
してある。
支持アーム23,24は、それぞれ、ケーシン
グ1における上部から凹部2の奥端面にかけて切
設された開口25,26を貫通して、上方に突出
し、それらの上端は、共通の軸7に枢着されてい
る。
一方の支持アーム24の上部には、後方に向か
つて延出するアーム27が連設されている。
28は、プツシユボタン21を、軸7を中心に
第5図における反時計方向に付勢するねじりばね
で、軸7に巻回され、一端はアーム27に係止さ
れるとともに、他端は、開口25を貫通して、ケ
ーシング1における凹部2の奥端面に係止されて
いる。
かくして、プツシユボタン21は、ねじりばね
28の付勢力により、常時は、支持アーム24が
開口26の前縁に当接し、かつ押し板22が凹部
2の開口部(ハンドル17の把手13によつて閉
塞される部分を除く)を閉塞するとともに、押し
板22の外面がケーシング1の前縁及びアウター
パネル3の外面と同一面をなす、第5図に実線で
示す停止位置に停止しているが、ねじりばね28
の付勢力に抗して、押し板22を凹部2内に向け
て押し込むことにより、第5図に想像線で示すよ
うに、押し板22が凹部2の奥端面に当接する位
置まで、回動させることができる。
ケーシング1の後面における第4図の右上部に
は、ケーシング1と一体的に形成された前後方向
の軸29をもつて、ほぼT字状をなす押し出しレ
バー30の中間部が枢着されている。
この押し出しレバー30は、第4図における右
方を向く第1腕部30aと、同じく左方を向く第
2腕部30bと、同じく下方を向く第3腕部30
cとを備え、第4図に実線で示す不作動位置と、
第4図に想像線で示す作動位置とに、軸29まわ
りに回動可能である。
第1腕部30aの先端部下縁には、被作動部と
なる突片30dが、後方に向けて折曲形成されて
いる。この突片30dは、押し出しレバー30が
不作動位置にあるときは、停止位置にあるプツシ
ユボタン21のアーム27の先端部上縁に当接す
るか又は近接し、プツシユボタン21の押し込み
操作により、アーム27の先端で押し上げられ
て、作動位置に位置させられるように、プツシユ
ボタン21と連係されている。
第2腕部30bの先端部下縁には、作動部とな
る突片30eが、後方に向けて折曲形成されてい
る。この突片30eは、押し出しレバー30が不
作動位置にあるときには、ハンドル17が閉止位
置Aにあるときの第1アーム14の先端に当接す
るか、又は若干上方に離間する位置に位置し、ハ
ンドル17の回動軌跡から外れて、ハンドル17
の回動を何ら拘束しないが、上述のプツシユボタ
ン21の押し込み操作により、作動位置となるこ
とによつて、第1アーム14の先端を下方に押動
し、ハンドル17を半開位置Bまで押し出し、か
つハンドル17をその半開位置Bに保持するよう
に、ハンドル17と連係されている。
第3腕部30cの下端部は、ケーシング1の後
面に突設された左右1対のストツパピン31,3
2により、所要の間隙をもつて挾まれ、押し出し
レバー30が不作動位置にあるときは、第3腕部
30cの下端部が、ケーシング1の中央寄りのス
トツパピン32に当接して停止し、かつ押し出し
レバー30が作動位置となつたときには、第3腕
部30cの下端部が、ケーシング1の側方寄りの
ストツパピン31に当接して停止するようになつ
ている。
33は、一端33aが、ケーシング1の後面適
所に凹設された穴34に係止され、かつ他端33
bが、押し出しレバー30における第3腕部30
cの下端部に穿設された係止孔35に係止された
オーバーセンタースプリングで、この他端33b
が、第3腕部30cとともに、軸29と一端33
aとを結ぶ線の延長線Lを横切つて通過すること
により、付勢力が反転し、押し出しレバー30
を、不作動位置と作動位置とのいずれかに、選択
的に付勢するようになつている。
このオーバーセンタースプリング33により、
押し出しレバー30を作動位置に保持する力は、
ねじりばね18,19により、ハンドル17を半
開位置Bより閉止位置Aに向けて付勢する力より
大となるように予め設定しておく。そうすること
によつて、押し出しレバー30が作動位置となつ
た後に、プツシユボタン21から手を離しても、
押し出しレバー30が、ねじりばね18,19に
よるハンドル17の復帰回動力に打ち負かされ
て、不作動位置に復帰させられるということな
く、ハンドル17を半開位置Bに確実に保持する
ことができる。
ケーシング1の後面における第4図の左上部に
は、ケーシング1と一体的に形成された前後方向
の軸36をもつて、左右方向をなす解除レバー3
7の中間部が枢着されている。
軸36まわりには、ねじりばね38が巻回さ
れ、このねじりばね38の一端は、解除レバー3
7の上縁適所に、かつその他端は、ケーシング1
の後面適所に突設されたストツパピン39に、そ
れぞれ係止されている。
解除レバー37は、このねじりばね38によ
り、第4図における時計方向に付勢され、常時
は、その第4図における右端下縁がストツパピン
39に当接した第4図に実線で示す不作動位置に
停止している。
解除レバー37における軸36と第4図におけ
る左端との中間部上縁には、被作動部となる突片
37aが、前方に向けて折曲形成されている。こ
の突片37aは、ハンドル17における第2アー
ム16の回動軌跡内に位置し、ハンドル17が半
開位置Bから全開位置Cまで回動させられる際
に、第2アーム16に当接して押し下げられ、第
4図に想像線で示す作動位置に位置させられるよ
うに、ハンドル17と連係されている。
解除レバー37の第4図における右端は作動部
37bをなし、この作動部37bは、押し出しレ
バー30における突片30eの下方に位置し、解
除レバー37がハンドル17の操作により作動位
置まで回動させられたときには、この作動部37
bで突片30eを押し上げ、押し出しレバー30
を、必ず不作動位置まで復帰させるようになつて
いる。
解除レバー37の第4図における左端には、下
端をドアロツクの操作レバー(図示略)に連係さ
れた上下方向のロツド40の上端が、適宜の抜け
止め用のホルダ41をもつて連結されている。
しかして、解除レバー37を作動位置に回動さ
せることにより、ロツド40を押し下げて、ドア
ロツクを解除し、ドアを開けることができるよう
になつている。
次に、第1実施例の装置の作動及び取扱いにつ
いて説明する。
ハンドル操作を行なわない場合は、各部材は、
第2図乃至第10図に実線で示す状態となつてい
る。すなわち、プツシユボタン21は停止位置
に、ハンドル17は閉止位置Aに、押し出しレバ
ー30は不作動位置に、及び解除レバー37は不
作動位置にそれぞれ位置している。
この状態から、ハンドル17を操作するには、
まずプツシユボタン21の押し板22を、第5図
に想像線で示す位置まで押し込む。
すると、アーム27により、押し出しレバー3
0の突片30dが押し上げられて、押し出しレバ
ー30が作動位置に回動させられ、押し出しレバ
ー30の突片30eで第1アーム14を押し下げ
て、ハンドル17を半開位置Bまで押し出させ
る。
この状態で、プツシユボタン21から手を離し
ても、押し出しレバー30は、オーバーセンター
スプリング33の付勢力により、作動位置に保持
され、ハンドル17をそのまま半開位置Bに保持
することができる。
次にハンドル17が半開位置Bとなることによ
り形成された把手13の下端と、ケーシング1の
凹部2の開口部下縁との間に手を挿入して、把手
13を全開位置まで牽引する。
すると、第2アーム16が解除レバー37の突
片37aを押し下げ、解除レバー37は作動位置
に回動させられる。
この解除レバー37の作動位置への回動によ
り、ロツド40が押し下げられ、ドアロツクを解
除してドアを開くことができるとともに、解除レ
バー37の作動部37bが、押し出しレバー30
の突片30eを押し上げ、押し出しレバー30を
不作動位置に復帰させる。
その後、ハンドル17から手を離すと、ハンド
ル17は、ねじりばね18,19の付勢力によ
り、閉止位置Aまで復帰回動する。このとき、押
し出しレバー30は、すでに不作動位置に復帰さ
せられているので、押し出しレバー30により、
ハンドル17の閉止位置Aへの復帰回動が妨げら
れることはない。
また、解除レバー37は、ねじりばね38の付
勢力により、不作動位置に復帰する。
なお、この第1実施例においては、ハンドル1
7が半開位置Bにある状態で、開扉操作を行なわ
ずに、ハンドル17を閉止位置Aに戻すこともで
きる。この場合には、押し出しレバー30を作動
位置に保持しようとするオーバーセンタースプリ
ング33の付勢力より大きな力で、ハンドル17
を半開位置Bから閉止位置Aまで押し込むだけで
よい。このとき、押し出しレバー30は、突片3
0eが第1アーム14により押し上げられて、不
作動位置に復帰させられる。
上述のように、この第1実施例の装置による
と、ハンドル操作をしない場合には、凹部2の開
口部が、ハンドル17の把手13とプツシユボタ
ン21とによりほぼ完全に閉塞され、アウターパ
ネル3の外面に凹凸が形成されることはない。
したがつて、自動車走行時の風切音の発生や、
歩行者その他の車外の物体を傷つける恐れ等はな
くなり、かつ美麗な外観を呈することができるな
どの効果を奏することができる。
また、ハンドル操作を行ないたい場合には、プ
ツシユボタン21を押して、ハンドル17を半開
位置Bまで押し出し、後は従来のハンドルと同様
の操作を行なうだけでよく、しかもハンドル17
による開扉操作後、ハンドル17から手を離すだ
けで、ハンドル17はもとの閉止位置Aまで自動
的に復帰するので、操作が簡単である。
さらに、プツシユボタン21を押して、ハンド
ル17を半開位置Bまで押し出した後、プツシユ
ボタン21から手を離しても、ハンドル17は、
半開位置Bに安定よく保持されるとともに、ハン
ドル17を半開位置Bから全開位置Cまで回動さ
せて、開扉操作を行なつた場合には、解除レバー
37により、押し出しレバー30は確実に不作動
位置に復帰させられるので、押し出しレバー30
の作動が確実となり、ハンドル17の全開位置C
から閉止位置Aへの復帰回動が、押し出しレバー
30により妨げられる等の誤動作の恐れをなくす
ことができる。
第11図は本発明の第2実施例を示す。
第1実施例においては、押し出しレバー30を
ねじりばね18,19の付勢力に抗して作動位置
に保持するために、オーバーセンタースプリング
33を用いているが、この第2実施例において
は、押し出しレバー30における第3腕部30
c′の下端部に、後方を向く係合ピン42を突設
し、この係合ピン42に、ケーシング1の後面適
所に突設された軸43に中間部が枢着され、かつ
軸43に巻回されたねじりばね44により、第1
1図における反時計方向に付勢されたロツクレバ
ー45における第11図の右端上縁に形成された
段部46aを備えるカム面46を、下方より圧接
させ、押し出しレバー30が作動位置に至つたと
き、係合ピン42がカム面46の段部46aに係
合して、押し出しレバー30がロツクレバー45
により作動位置に確実に拘束されるようにすると
ともに、解除レバー37における第11図の右端
に、ロツクレバー45の左端下方まで延出する作
動片37cを連設し、ハンドル17を半開位置か
ら全開位置まで回動させて開扉操作を行なう際
に、まず、解除レバー37の作動片37cがロツ
クレバー45の第11図における左端を押し上げ
て、ロツクレバー45を第11図の時計方向に回
動させ、カム面46を係合ピン42から外し、押
し出しレバー30の拘束を解除した後、解除レバ
ー37の作動部37bで、押し出しレバー30の
突片30eを押し上げ、押し出しレバー30を不
作動位置に復帰させるようにしてある。
なお、必要に応じて、例えば、軸29まわりに
巻回したねじりばね(図示略)等により、押し出
しレバー30に、不作動位置に向かう復帰回動力
を積極的に付与させてもよい。
その他の構成は、第1実施例のもと同一であ
り、これらの構成については、第1実施例におい
て用いたのと共通の符号を用いて図示するにとど
め、それらについての詳細な説明は省略する。
この第2実施例においては、第1実施例の場合
とほぼ同様な効果を奏することができるほかに、
第1実施例の場合より、押し出しレバー30の作
動がより確実となり、誤作動の恐れもより少ない
という利点がある。
第12図は、本発明の第3実施例を示す。
この第3実施例においては、押し出しレバー3
0における第2腕部30bの中間部下縁に、磁性
体よりなる前向きの突片30fを連設し、押し出
しレバー30が作動位置となつたとき、この突片
30fが、ケーシング1の上部に固設された永久
磁石47に磁着されることによつて、押し出しレ
バー30を、ねじりばね18,19の付勢力に抗
して作動位置に保持し得るようにしてある。
その他の第1実施例と同一の構成については、
第2実施例の場合と同様、第1実施例と共通の符
号を用いて図示し、詳細な説明は省略する。
なお、第3表実施例においては、第1実施例に
おける押し出しレバー30の第3腕部30c、オ
ーバーセンタースプリング33、及びストツパピ
ン31,32等の構成は特に必要がないので硝除
してある。
この第3実施例においては、第1実施例の場合
と同様の効果を有するほかに、構造をより簡略化
できるという利点がある。
以上から明らかなように、本発明によると、ハ
ンドル部分に突部や凹部がほとんどなくなり、自
動車の高速走行時に空気の流れの乱れが低減し、
走行抵抗を減少させ、風切り音の発生も抑制され
る。また外観もなめらかになり外観品質も向上す
る。
また、プツシユボタンにより押し出しレバーを
作動させてハンドルを半開位置まで突出させるよ
うにしたので、ハンドルによる開扉操作がしやす
く、しかも、ハンドルによる開扉操作を利用して
押し出しレバーを不作動位置に復帰させ手を離す
ことによりハンドルが自動的に元の閉示位置に戻
るようにしているため、ハンドルの作動、押し出
しレバーの作動が確実となり、誤作動が生じる心
配がなく、作動の確実化、ハンドル操作性がきわ
めて良好である。
なお、上述の実施例においては、ロツド40を
解除レバー37に連結し、解除レバー37を介し
て、ハンドル17とドアロツクとを連係してある
が、解除レバー37を介さずに、ハンドル17と
ドアロツクとを直接ロツド等をもつて連結しても
よい。
また、本発明は、アウトサイドハンドル装置だ
けでなく、インサイドンドル装置にも適用できる
ことはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の自動車用ドアのアウトサイド
ハンドルの一例を示す要部の縦断面図、第2図乃
至第10図は、本発明の第1実施例を示すもで、
第2図は、正面図、第3図は、平面図、第4図
は、背面図、第5図は、第4図の―線に沿う
縦断側面図、第6図は、第4図の―線に沿う
縦断側面図、第7図は、第4図の―線に沿う
縦断側面図、第8図は、第4図の―線に沿う
縦断側面図、第9図は第4図の―線に沿う縦
断側面図、第10図は、第4図の―線に沿う
縦断側面図、第11図は、本発明の第2実施例の
背面図、第12図は、本発明の第3実施例の背面
図である。 1…ケーシング、2…凹部、3…アウターパネ
ル、9,10…ハンドルアーム、13…把手、1
4…第1アーム、16…第2アーム、17…ハン
ドル、18,19…ねじりばね、21…プツシユ
ボタン、22…押し板、23,24…支持アー
ム、27…アーム、28…ねじりばね、30…押
し出しレバー、30d…突片(被作動部)、30
e…突片(作動部)、33…オーバーセンタース
プリング、37…解除レバー、37a…突片(被
作動部)、37b…作動部、38…ねじりばね、
42…係合ピン、45…ロツクレバー、46…カ
ム面、47…永久磁石。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ドアパネルに設けられ、かつドアの外方に向
    かつて開口する凹部を備えるケーシングと、 該ケーシングに枢着され、該ケーシングの凹部
    の開口部を閉塞する閉止位置と、前記凹部の開口
    部の一部に適宜の間隙を確保する半開位置と、該
    半開位置よりさらに開いた全開位置とに移動可能
    であるとともに、常時閉止位置に向けて付勢さ
    れ、半開位置より全開位置まで回動させることに
    より、ドアロツクを解除し得るように、ドアロツ
    クと連係されたハンドルと、 前記ケーシングの一部に、出没自在に設けられ
    たプツシユボタンと、 作動位置と不作動位置とに移動可能で、かつ各
    位置に適宜の拘速力をもつて保持し得るようにし
    て、前記ケーシングに配設されるとともに、前記
    プツシユボタンの押し込み操作により、該プツシ
    ユボタンに当接して、作動位置に移動する被作動
    部と、不作動位置にあるときは、前記ハンドルの
    回動軌跡から外れ、ハンドルの回動を拘束しない
    が、作動位置となることにより、前記ハンドルを
    半開位置まで押し出し、かつその位置で保持する
    作動部とを備える押し出しレバーと、 作動位置と不作動位置とに移動可能なように前
    記ケーシングに配設されるとともに、前記ハンド
    ルが半開位置から全開位置まで回動する際に、前
    記ハンドルに当接して不作動位置から作動位置に
    移動する被作動部と、不作動位置から作動位置に
    移動する際に、前記押し出しレバーを不作動位置
    に復帰させる作動部とを備える解除レバー とを備えることを特徴とする自動車用ドアハンド
    ル装置。 2 ハンドルを、その閉止位置においてプツシユ
    ボタンと略同一面となるように配置したことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載の自動車用
    ドアハンドル装置。 3 ハンドルを、その閉止位置においてドアパネ
    ルと略同一面となるように配置したことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項または第2項に記載の
    自動車用ドアハンドル装置。
JP58152456A 1983-08-23 1983-08-23 自動車用ドアハンドル装置 Granted JPS6047170A (ja)

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