JPH0712560Y2 - 施錠装置等に於る付勢装置 - Google Patents

施錠装置等に於る付勢装置

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JPH0712560Y2
JPH0712560Y2 JP1989092189U JP9218989U JPH0712560Y2 JP H0712560 Y2 JPH0712560 Y2 JP H0712560Y2 JP 1989092189 U JP1989092189 U JP 1989092189U JP 9218989 U JP9218989 U JP 9218989U JP H0712560 Y2 JPH0712560 Y2 JP H0712560Y2
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巌 越智
浩一 武藤
正文 田中
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Nissin Kogyo Co Ltd
Nippon Fruehauf Co Ltd
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Nissin Kogyo Co Ltd
Nippon Fruehauf Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は施錠装置等に於る付勢装置に関するものであ
る。さらに詳しく言へば、例えばバン型車両のロック装
置用ハンドルの施錠装置の場合、施錠用掛け金部材の施
錠位置と解錠位置を確実に保持できるよう互に反対方向
に付勢することができるスプリングを用いた付勢装置に
関するものである。
(従来技術) 従来、施錠装置等の付勢装置として、第8図〜第11図の
如き構成がしられている。第8図で1はピンaの位置と
ピンbの位置との間を移動する被付勢体でたとえばバン
型車両のハンドル施錠用の掛金部材である。被付勢体1
は枢軸2のまわりに回動し、前記a位置とb位置を切換
える。3はコイルスプリングで、一端は被付勢体1の端
に設けたピン4に、他端は被付勢体1とは別の固定ピン
5に係合している。
被付勢体1を第8図でaの位置からbの位置へ切換える
には、矢印A方向に力を加えると、枢軸2を通る直線X
−X′即ち中立位置を超える点まではコイルスプリング
3aが伸びるので、そのばね力に抗して回動させるが、X
−X′を超えると自動的にb位置まで回動し、停止する
(第8図b)。このb位置ではコイルスプリング3aがピ
ン4と5との間でばね力を作用させてさらに回動しよう
とする方向にモーメントが発生し、被付勢体1のb位置
の保持が行われる。
第9図は被付勢体1にばね力を作用するスプリングとし
て板ばね3bが用いられている。そして被付勢体1をa位
置からb位置へ移動するときは、板ばね3bの中央凸部6
を通過する時に発生する最大反発力に抗して押してやれ
ば、この中央凸部6を超えると自動的に回動し、b位置
が保持される(第9図b)。
第10図は被付勢体1の下部に設けたピン7にねじりコイ
ルばね3cの一端を係合させたものであり、その作用は前
2者と同様に、コイルばね3cによってa位置及びb位置
が保持される。
第11図は被付勢体1の下部にピン8を介しばね受部材10
を取りつけ、他方被付勢体1とは別の固定位置にばね受
部材11をピン9を介して取付け、両ばね受部材10と11間
にコイルスプリング3dを取付けたものである。これ又中
立線X−X′の位置でコイルスプリング3dは最も圧縮さ
れて、最大のばね力を発生するが、こゝを過ぎると、あ
とはb位置又はa位置に向って自動的に回動し、位置決
めされる。
以上のような公知付勢装置においては、第8図と第11図
の例では所定の付勢力を要するとなると、ばねの長さ
l1,l2が相当に長くなる。又第9図の例では板ばね3bの
横巾l3がこれ又大となる。さらに第10図の例ではコイル
ばね3cの縦・横の長さがこれ又相当に大となるため、付
勢装置を小型化、コンパクト化しようとするとき問題で
ある。
(考案が解決しようとする課題) 寸法的にコンパクト化し、例えば、バン型車両のハンド
ルの施錠用掛け金装置等の隠れた位置に取りつけること
がで、しかもその位置決め及び安全性に優れた付勢装置
を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 被付勢体に取付けられたピンと係合する凹部及びスプリ
ング受フランジとを有する被付勢体側のピン受座と、固
定基台側に取付けられたピンと係合する凹部及びスプリ
ング受フランジとを有する基台側のピン受座と、これら
両ピン受座のスプリング受フランジ間に装着されたコイ
ルスプリングとからなり、前記被付勢体側のピンとこれ
と対向する基台側のピンの頭部中心を結ぶ線が前記被付
勢体の枢軸と前記基台側ピンの頭部中心を結ぶ線に対
し、互いに対向する位置に移動して被付勢体の移動位置
を保持するようにした。
又上記ピンと凹部の関係を逆にし、被付勢体側に設けた
凹部と係合するピン及びスプリング受フランジを備えた
ピン受座と、固定の基台側に設けた凹部と係合するピン
及びスプリング受フランジを備えたピン受座と、前記両
スプリング受座のスプリング受フランジ間に装着したコ
イルスプリングとで構成した。
(実施例1) 第1図と第2図に基いて説明する。12は本考案に係る付
勢装置である。位置決め方向に付勢される被付勢体13は
枢軸14のまわりに回動可能である。15は付勢装置の上部
を支持する半球状頭付ピンで、枢軸14の下部に固着され
ている。
16は付勢装置12の下部を支持する半球状頭付ピンで、固
定の基台17上に取りつけられている。
18はピン受座(第2図)で、その軸方向片側に摺鉢状凹
部19を備え、その周りにはスプリング受フランジ20を有
している。ピン受座18は上下互に逆向きに装着され、各
受座の凹部19内に前記半球状頭付ピン15と16の各頭部15
a,16aが嵌合している。21は上下のピン受座18のスプリ
ング受フランジ20間に装着されたスプリングである。
付勢装置12は第3図に示す如く、上部のピン15が被付勢
体13の回動中心となる枢軸14の中心Oと、ピン16の頭部
中心を結ぶ直線X−X′よりピン15の頭部中心が図の左
方O1にあるとき、被付勢体13を閉又は開方向に付勢す
る。又ピン15の頭部中心がX−X′より図の右方O2にあ
るとき、被付勢体13を逆に開又は閉方向に付勢する。
この付勢装置12はピン16の頭部中心O3と被付勢体13の回
動中心(枢軸)Oまでの距離Eが極めて少くても有効に
作用できる点に特徴がある。
以上の構成であって、第1図の状態では被付勢体13はa
の位置に制止位置決めされているが、逆に被付勢体13を
矢印方向に回すと、枢軸14の回りに回動する。するとピ
ン15も同時に回動し、ピン受座18も摺鉢状凹部19がピン
の先端と接触しつゝ回動する。この回動はコイルスプリ
ング21のばね力に抗して回動し、図の枢軸14とピン16を
結ぶ線X−X′を超えるとき最大となり、これを超える
と自力で回動し、反対側の位置bに位置決めされる。
因みに第6図〜第7図は上述した付勢装置12の使用例
で、図はバン型車両のドア掛止装置に使用したものであ
る。22は第1図の被付勢体13に相当するハンドル23の掛
け金部材で、基台24に枢軸25で枢支されている。付勢装
置12は掛け金部材22と基台24間に取り付けられ、掛け金
部材22が実線位置(施錠位置)と仮想線位置(開位置)
間を開閉されるとき、開・閉各位置をこの付勢装置12に
よって、しっかりと位置決めするようになっている。
この例のように付勢装置12はバン型車両の扉26に取付け
た基台24と掛け金部材22間の狭い取付空間27でも容易に
取付けられ、付勢装置としての機能を十分に発揮させる
ことができる。
(実施例2) 第4図は別の実施例である。これは実施例1の半球状頭
付ピン15とピン受座18を一体化したものである。即ちピ
ン受座18′は上下共同一の構成でピン15′とスプリング
受フランジ20′が一体に設けられている。
ピン15′はピン受座18′と一体であるので、位置決めさ
れる被付勢体13′側及び基台側に摺鉢状凹部19′が設け
られている。28はコイルスプリングで、上下対向するス
プリング受フランジ20′,20′間に装着されている。
(効果) 第5図は第11図の原理に相当する公知付勢装置である
が、これと第1図の本考案と比較してみると、 A=A′(被付勢体の枢軸とピン先端中心との距離) B=B′(スプリングの長さ)…としたとき、C<
C′、D>D′,E<E′の関係になる。
ただしC,C′(上下ピン先端中心間距離) D,D′(中立位置からのピン先端の偏位量) E,E′(装置全体の長さ) このように本考案付勢装置によれば、第5図でC′>
B′であったものが、本考案ではC<Bとすることが可
能となり、付勢装置全体を極めてコンパクト化すること
ができ、狭い設置個所でも容易にこれを設置することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の付勢装置の断面図。 第2図はピン受座の正面図。 第3図は付勢装置の作動説明図。 第4図は付勢装置の別の実施例。 第5図は公知付勢装置。 第6図は本考案付勢装置の利用例。 第7図は第6図のVII-VII断面図。 第8図〜第11図は公知付勢装置の4つの例を示す。 図において; 1……被付勢体,2……枢軸 3,3a……コイルスプリング 3b……板ばね、3c……コイルばね 3d……コイルスプリング、4……ピン 5……ピン、6……中央凸部 7……ピン、8……ピン 9……ピン、10……ばね受部材 11……ばね受部材、12……付勢装置 13……被付勢体、14……枢軸 15……半球状頭付ピン、16……半球状頭付ピン 17……基台、18……ピン受座 18′……(ピンとスプリング受フランジと一体の)ピン
受座 19……摺鉢状凹部 20……スプリング受フランジ 21……コイルスプリング、22……掛け金部材 23……ハンドル、24……基台 25……枢軸、26……扉 27……狭い空間 28……コイルスプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 田中 正文 神奈川県大和市上草柳172 日新工業株式 会社本社工場内 (56)参考文献 特開 平3−43576(JP,A) 実開 昭61−44184(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被付勢体に取付けられたピン(15)と係合
    する凹部(19)及びスプリング受フランジ(20)とを有
    する被付勢体側のピン受座(18)と、固定基台側に取付
    けられたピンと係合する凹部及びスプリング受フランジ
    とを有する基台側のピン受座と、これら両ピン受座のス
    プリング受フランジ(20,20)間に装着されたコイルス
    プリング(21)とからなり、前記被付勢体側のピン(1
    5)とこれと対向する基台側のピン(15)の頭部中心を
    結ぶ線が前記被付勢体の枢軸(14)と前記基台側ピンの
    頭部中心を結ぶ線(X−X′)に対し、互いに対向する
    位置に移動して被付勢体の移動位置を保持するようにし
    たことを特徴とする施錠装置等に於る付勢装置。
  2. 【請求項2】被付勢体側に設けた凹部(19′)と係合す
    るピン(15′)及びスプリング受フランジ(20′)を備
    えたピン受座(18′)と、固定基台側に設けた凹部と係
    合するピン及びスプリング受フランジを備えたピン受座
    と、前記両スプリング受フランジ間に装着したコイルス
    プリングとからなり、前記被付勢体側のピンとこれと対
    向する基台側のピンの中心を結ぶ線が前記被付勢体の枢
    軸と前記基台側ピンの中心を結ぶ線(X−X′)に対
    し、互に対向する位置に移動して被付勢体の移動位置を
    保持するようにしたことを特徴とする施錠装置等に於る
    付勢装置。
JP1989092189U 1989-08-07 1989-08-07 施錠装置等に於る付勢装置 Expired - Lifetime JPH0712560Y2 (ja)

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EP90303488A EP0412632B1 (en) 1989-08-07 1990-03-30 Latch holding apparatus of handle for opening and closing door
DE69012481T DE69012481T2 (de) 1989-08-07 1990-03-30 Vorrichtung für die Halterung des Schlosses eines Griffs zum Öffnen und Schliessen einer Türe.

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JPH0331659U JPH0331659U (ja) 1991-03-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0712560U (ja) * 1993-08-10 1995-03-03 株式会社小松製作所 建設機械の安全装置

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