JP3086516B2 - 自動車用ドアミラー - Google Patents

自動車用ドアミラー

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JP3086516B2
JP3086516B2 JP03321097A JP32109791A JP3086516B2 JP 3086516 B2 JP3086516 B2 JP 3086516B2 JP 03321097 A JP03321097 A JP 03321097A JP 32109791 A JP32109791 A JP 32109791A JP 3086516 B2 JP3086516 B2 JP 3086516B2
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のフロントドア
に突出して取りつけられたドアミラーに関し特に障害物
等との衝突を避けるため車体の前後方向に可倒とした自
動車用ドアミラーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種ドアミラーは、車体外側に
突出しているために、走行時に障害物と衝突するおそれ
がある。このような衝突の際に、その衝撃を緩和するた
めにミラーホルダをミラーベースに対し前倒及び後倒可
能とする構造が採用されている。かかる可倒ドアミラー
の構造として、1本の軸を中心としてミラーホルダが回
動する1軸回動式ドアミラー(例えば実公平1−433
25号)、2本の軸を中心として回動する2軸回動式ド
アミラー(例えば実開昭62−163440号)が知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の1軸回動式ドア
ミラーにあっては、ドアミラーブラケットの装飾上及び
空力抵抗を低下させるためブラケット前方部分を外側に
大きく突出させた構造から、可倒角度が狭いものになっ
てしまい、特に前倒角度が十分にとれず、この方向の緩
衝機能が不十分であるという問題がある。
【0004】また、前掲公開公報に記載の2軸回動式ド
アミラーは、前倒回動と後倒回動の場合にそれぞれ回動
軸を異ならせることにより、可倒角度を大きくとり、十
分な緩衝機能を得られるものである。しかしながら、か
かる公報に掲載の2軸回動構造では、ドアミラーブラケ
ットとドアミラー本体との接続部を細くすることができ
ず空力抵抗を低下させることができないという問題があ
る。
【0005】本発明は、上記問題を解決した2軸回動式
ドアミラーを提供するもので、可倒角度を十分な緩衝作
用が得られる程度に大きくすると同時に、ドアミラーブ
ラケットとドアミラーの接続部を細くし、空力抵抗を最
小限に抑制するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、フロントドア
に車体外方に突出して固定されるとともに、車体側に第
1中心を、該第1中心より車体外側に第2中心を有する
湾曲した長円形の開口を設けてなり、かつ上記長円形開
口の上記第1中心と第2中心を通る円弧の円中心にボー
ルベアリングが回転自在に配置されてなる略水平のミラ
ーベースプレート、上記開口に略垂直貫通せしめら
れ、上記開口内を、上記第1,第2中心間で移動可能な
ミラーベースシャフト、上記ミラーベースプレート上に
おいて、上記ミラーベースシャフトに支持され該シャフ
トを中心に回転するミラーホルダ、該ミラーホルダを上
記ベースフルート上面方向に弾性押圧する弾性体、上記
ミラーホルダに取りつけられたミラーを備え、上記ミラ
ーホルダは、上記第1中心を中心とし、上記ボールベア
リング配置位置を通る円周に沿って形成された溝を有
し、該溝内に上記ボールベアリングが収納されるととも
に、上記ボールベアリングが接触する上記溝の天井面の
中間に上記ミラーホルダの正常位置を決定する第1凹部
が、上記溝天井面の車体側端部に上記ミラーホルダの後
倒位置を決定する第2凹部が、上記溝天井面の車体外側
端部に上記ミラーホルダの前倒位置を決定する第3凹部
が設けられてなるものである。
【0007】
【作用】ミラーホルダが正常位置にある場合、ミラーベ
ースシャフトは、長円形開口の第1中心に位置し、ボー
ルベアリングは第1凹部に位置している。
【0008】ミラーホルダを正常位置から後倒させる場
合、ミラーホルダを車体後方へ回動する。こうすると、
ミラーホルダは開口の第1中心に位置しているミラーベ
ースシャフトを中心に回動し、ボールベアリングは、第
1凹部から第2凹部に移動し停止する。
【0009】ミラーホルダを正常位置から前倒させる場
合は、ミラーホルダを車体前方へ回動する。こうすると
ミラーホルダは、開口の第1中心に位置しているミラー
ベースシャフトを中心に回転し、ボールベアリングは、
第1凹部から外れ、溝内を移動して第3凹部へ係合して
停止する。更にミラーホルダを前倒させると、ミラーホ
ルダは、第3凹部を回転中心として、ミラーベースシャ
フトが第1中心から第2中心へ回転する。
【0010】
【実施例】図1ないし図6において、1は自動車のフロ
ントドアに取りつけられたドアミラーブラケット、2
は、このドアミラーブラケット1に回動自在に取りつけ
られたドアミラーである。3は、ドアミラーブラケット
1に固定されたミラーベースプレートでアルミ等金属に
て形成され車体外方へ突出して略水平に固定されてい
る。4は、このミラーベースプレート3に形成された湾
曲した長円形の開口であり、車体側に第1中心O1を、
この第1中心O1より車体外側に第2中心O2を有す
る。5は、この開口4の第1,第2中心O1,O2を通
る円弧6の円中心O3に植立された円柱状の突起であ
り、この突起5上端にボールベアリング7が回転自在に
嵌合支持されている。8は、開口4略垂直に貫通され
た円筒体形状のミラーベースシヤフトで下端にフランジ
9が設けられており、これがベースプレート3下面の開
口4端部に引掛かり、上方への移動が阻止される。ミラ
ーベースシャフト8は、開口4内において、第1中心O
1と第2中心O2の間で移動可能である。10は、ミラ
ーベースプレート3上において、ミラーベースシヤフト
8に支持され該シャフト8を中心軸として回転するミラ
ーホルダであり、第1中心O1を中心とし、ボールベア
リング7の配置位置を通る円周(中心線11で示す)に
沿って形成された湾曲した長円形の溝12を有する。突
起5及びボールベアリング7は、この溝12内に収納さ
れる。溝12の天井面の中間には、ミラーホルダ10の
正常位置を決定する半球形の第1凹部13が溝12天井
面の車体側端部には、ミラーホルダ10の後倒位置を決
定する半球状の第2凹部14が、また溝12天井面の車
体外側端部には、ミラーホルダ10の前倒位置を決定す
る半球状の第3凹部15が設けられている。図6に示す
ように第1ないし第3凹部13,14,15のそれぞれ
の中心をO3,O4,O5とすると、開口4の中心線6
は、中心O3を中心とする一定の半径rの円周上にあ
り、長円形の溝12の中心線11、即ち中心O3,O
4,O5を結ぶ曲線は、第1中心O1を中心とする同一
の半径rの円周上にある。
【0011】16a,16bは、ミラーホルダ10の下
面であって、ミラーベースシャフト8を中間とする位置
に配された補助ボールベアリングで、ミラーホルダ10
下面に回転可能に嵌合支持されており、ミラーホルダ1
0のミラーベースシャフト8に対する回転をし易くし、
かつミラーベースプレート3上での摺動をし易くする。
25はミラーベースプレート3上面に形成されたガイド
溝で、ボールベアリング16aに対応し、その動きを滑
らかにすると同時に他方向への動きを規制する。26
は、同様にミラーベースプレート3上面に形成された他
のガイド溝で、ボールベアリング16bに対応し、上述
と同様の作用をなす。27は、ミラーホルダ10の下面
に突出形成されたガイドピンで、ミラーベースプレート
3に、これに相対して形成されたガイド溝28に入り込
む。このガイドピン27は、ガイド溝28内を移動し、
これによりミラーホルダ10のミラーベースプレート3
に対する動きを滑らかにすると同時に他方向への動きを
規制する。17は、ミラーベースシャフト8に嵌入され
た円形受け皿状のスプリングガイドで、このガイド17
とミラーホルダ10の間において、コイルスプリング1
8がミラーベースシャフト8に嵌入されている。19
は、スプリングガイド17の上方へ突出したミラーベー
スシャフト8の溝20に嵌め込まれたCリングで、スプ
リングガイド17を押し下げ、従ってコイルスプリング
18を圧縮して、ミラーホルダ10下面をミラーベース
プレート3上面に弾性的に押圧する。21はミラーホル
ダ10の一部をなすアクチュエータ取付板で、アクチュ
エータ22がこれに固定され、さらにこのアクチュエー
タ22にはミラー23が取りつけられて、アクチュエー
タ22の駆動によりミラー23の角度が可変調整され
る。24はミラーホルダ10、アクチュエータ22,ミ
ラー23等を収納するミラーハウジングである。
【0012】上記構造のドアミラーにおいて、ミラーホ
ルダ10が正常位置にある場合、図7に示すように、ミ
ラーベースシャフト8はミラーベースプレート開口4の
第1中心O1に位置し、かつボールベアリング7は、第
1凹部13に位置している。かかる状態で、運転者はミ
ラー23を介して、車体後方を視認することができる。
【0013】一方、ミラーホルダ10を正常位置から後
倒、即ち車体後方へ倒す場合、図8に示すようにミラー
ホルダ10は、開口4の第1中心O1において矢印a方
向へ回転し、ボールベアリング7は、第1凹部13から
第2凹部14へ移動して停止する。この回転角度は約50
度である。
【0014】他方、ミラーホルダ10を正常位置から前
倒、即ち車体前方へ倒す場合、図9に示すように、ミラ
ーホルダ10は、まず開口4の第1中心O1を中心とし
て矢印b1方向へ回転する。このときボールベアリング
7は、第1凹部13から第3凹部15へ移動する。続い
てミラーホルダ10は、第3凹部15に位置するボール
ベアリング7を中心として回転し(矢印b1で示す)、
ミラーベースシャフト8は、開口4内を第1中心O1か
ら第2中心O2へ移動する。この2段階の回転により、
ミラーホルダ10は、約80度回転することとなる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、ドアミラーの回転軸と
なるミラーベースシャフトはミラーベースプレートに設
けられた湾曲した長円形の開口内を移動できる構成とし
たものである。従ってドアミラー前倒動作の際、まず開
口の第1中心にてミラーベースシャフトを回転させ、第
1段の前倒動作を行った後、さらにミラーベースシャフ
トを開口の第1中心から第2中心へ移動させることがで
きる。これにより、ドアミラーの前倒角度を十分大きな
ものにすることが可能となり、障害物に衝突した際の緩
衝効果を向上させることができる。
【0016】また本発明によれば、ドアミラーブラケッ
トとドアミラーの接続部を細くすることができるから、
空力抵抗を低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例に係るドアミラーの分解斜視図で
ある。
【図2】同実施例の内部構造を示す平面図である。
【図3】図2のI−I線断面図である。
【図4】図2のII−II線断面図である。
【図5】図2のIII−III線断面図である。
【図6】同実施例の要部を概略的に示す平面図である。
【図7】同実施例ドアミラーの正常位置を示す平面図で
ある。
【図8】同実施例ドアミラーの後倒位置を示す平面図で
ある。
【図9】同実施例ドアミラーの前倒位置を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1 ドアミラーブラケット 2 ドアミラー 3 ミラーベースプレート 4 開口 5 突起 7 ボールベアリング 8 ミラーベースシャフト 10 ミラーホルダ 12 溝 13 第1凹部 14 第2凹部 15 第3凹部 17 スプリングガイド 18 コイルスプリング 19 Cリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 1/074

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントドアに車体外方に突出して固定
    されるとともに、車体側に第1中心を、該第1中心より
    車体外側に第2中心を有する湾曲した長円形の開口を設
    けてなり、かつ上記長円形開口の上記第1中心と第2中
    心を通る円弧の円中心にボールベアリングが回転自在に
    配置されてなる略水平のミラーベースプレート、上記開
    略垂直に貫通せしめられ、上記開口内を、上記第
    1,第2中心間で移動可能なミラーベースシャフト、上
    記ミラーベースプレート上において、上記ミラーベース
    シャフトに支持され該シャフトを中心に回転するミラー
    ホルダ、該ミラーホルダを上記ベースプレート上面方向
    に弾性押圧する弾性体、上記ミラーホルダに取りつけら
    れたミラーを備え、上記ミラーホルダは、上記第1中心
    を中心とし、上記ボールベアリング配置位置を通る円周
    に沿って形成された溝を有し、該溝内に上記ボールベア
    リングが収納されるとともに、上記ボールベアリングが
    接触する上記溝の天井面の中間に上記ミラーホルダの正
    常位置を決定する第1凹部が、上記溝天井面の車体側端
    部に上記ミラーホルダの後倒位置を決定する第2凹部
    が、上記溝天井面の車体外側端部に上記ミラーホルダの
    前倒位置を決定する第3凹部が設けられてなる自動車用
    ドアミラー。
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