JPH0116671Y2 - - Google Patents

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JPH0116671Y2
JPH0116671Y2 JP7229482U JP7229482U JPH0116671Y2 JP H0116671 Y2 JPH0116671 Y2 JP H0116671Y2 JP 7229482 U JP7229482 U JP 7229482U JP 7229482 U JP7229482 U JP 7229482U JP H0116671 Y2 JPH0116671 Y2 JP H0116671Y2
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mirror
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JP7229482U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車両の室内等から鏡体の角度を遠隔
調節し得るとともに、大きな外力が加わつたとき
には車両の前後方向に傾倒するようにした車両用
ミラー装置に関するもので、特に、車両のドアの
三角窓あるいはその近傍に取り付けられるドアミ
ラーに適したミラー装置に関するものである。
ドアミラーは、車体の側面より突出して設けら
れるので、走行中、あるいは停止中においても、
人や他の物体がミラー先端に接触することがあ
る。そのような場合にも、人や他の物体に損傷を
与えることなく、またミラー装置自体も破損しな
いようにするために、ミラー装置のハウジングは
車両の前後方向に傾倒し得るようにされている。
そして、普通は、ドアを閉じた状態で鏡体の角度
を調節し、運転席からの視界が最も良好となるよ
うにするために、車両の室内等から鏡体の角度を
遠隔調節する遠隔調節装置が設けられている。こ
の遠隔調節装置としては、モーターあるいは電磁
石等のような電気的作動機構を設けたものがある
が、主にコスト的な面から、リンク機構によるも
のが最も一般的となつている。
ところで、このようなリンク機構による遠隔調
節装置を設けたミラー装置においては、そのハウ
ジングが傾倒したときに車体側と鏡体側との間の
距離が変化するので、そのリンク機構がこの距離
の変化に追従できるようにしておかなければなら
ない。
そこで、このようなミラー装置として、第1図
に示すようなものが提案されている。すなわち、
車体側に取り付け用のベースaが固定され、この
ベースaにミラーハウジングbが前後二つのヒン
ジ部c1,c2で係合支持されている。このヒンジ部
c1,c2は係脱自在のもので、通常は、ベースaと
ハウジングbとの間に設けられた引張ばねdによ
りハウジングbがベースaに圧着され、第1図A
に示すように二つのヒンジ部c1,c2はともに係合
しているが、車両の前後方向の外力が加えられる
と、第1図B又はCに示すように一方のヒンジ部
c2又はc1が外れ、他方のヒンジ部c1又はc2を中心
としてハウジングbが前後に傾倒するようになつ
ている。
ハウジングb内には、鏡体eを固定支持するミ
ラーホルダfが揺動自在に設けられている。この
ミラーホルダfの角度を調節する遠隔調節装置
は、ベースbに揺動自在に支持された操作レバー
gと、この操作レバーgに連結されたリンクh1
h2からなるリンク機構hとにより構成されてい
る。そして、ハウジングb側のリンクh2は、その
中間部がブラケツトiを介してハウジングbに支
持され、自由端部がミラーホルダfの背面に設け
られたガイドjに摺動自在に係合されている。こ
うして、例えば操作レバーgを図で時計方向に揺
動させると、リンクh1を介してリンクh2が反時計
方向に揺動し、ミラーホルダfを時計方向に揺動
させる。したがつて、鏡体eは、操作レバーgの
揺動方向と同じ方向に揺動し、その角度の遠隔調
節が行われる。
また、外力によりミラーハウジングbが前後に
傾倒するときには、第1図B,Cに示すように、
リンクh2がハウジングbの移動に追従して、リン
クh1と操作レバーgとのなす角が大きくなり、ハ
ウジングbと車体側に支持されている操作レバー
gとの間の距離の変化を許容する。
このように、リンク機構hは、操作レバーgの
操作方向と鏡体eの揺動方向とを一致させるとと
もに、ミラーホルダfをミラーハウジングbの傾
倒に追従させるという二つの役割を果たすもので
あり、それによつて鏡体eの角度調節のための操
作が容易で、しかも、ハウジングbの傾倒時に鏡
体eやその角度調節装置等が破損することのない
ミラー装置を得ることができる。
しかしながら、このようなミラー装置において
は、リンク機構hの伸縮によつてミラーハウジン
グbの傾倒に追従するようにしているため、リン
クh2に十分な長さを持たせる必要があり、ベース
bのスペースを大きくしなければならない。特に
ヒンジ部c1とc2間の距離が大きいミラー装置にお
いては、リンクh1の長さを非常に長くしなけれな
らず、その結果、ベースbを窓部に取り付けるも
のではそのスペースのために窓面積が狭くなると
いう問題さえあつた。
本考案は、上述のような事情に鑑みてなしたも
のであつて、上記従来のものにおける長所を生か
しながら、しかもリンクの長さを短くすることが
でき、ベースのスペースを小さくして窓面積を広
く確保することのできる車両用ミラー装置を得る
ことを目的とするものである。
このため、本考案では、リンク機構をベース側
で支持するとともに、ミラーハウジングの傾倒時
のミラーホルダとベースとの間の距離の変化を、
リンク機構がミラーホルダに対して摺動すること
によつて許容するようにしている。そして、その
摺動量を大きくするために、摺動部を二重に構成
している。それによつて、ミラーホルダの面積が
比較的小さくても、ミラーハウジングの傾倒に十
分追従できるようになる。
而して本考案の車両用ミラー装置は、車両の前
方向及び後方向に設けられた二つの係脱可能なヒ
ンジ部を中心として、前後方向に傾倒可能な取付
け用ベースに支持されたミラーハウジングと;こ
のミラーハウジングに揺動自在に支持されたミラ
ーホルダと;このミラーホルダに摺動自在に支持
された第1スライダと;この第1スライダに摺動
自在に連結された第2スライダと;一端がこの第
2スライダに揺動自在に連結され、中間部が前記
ベースに揺動自在に支持された第1のリンクと;
一端がこの第1のリンクの他端に揺動自在に連結
され、他端が、前記ベースに揺動可能に支持され
た操作レバーに揺動自在に連結された第2のリン
クと;を備えることを特徴とする。
次に、図面により本考案の一実施例について説
明すると、第2図において、ミラーハウジング1
を取り付けるための取付け用ベース2は、Al合
金等で形成され、自動車のドア窓部のコーナー、
すなわちフロントピラー(図示せず)の付根部に
固定されるようになつている。このベース2のハ
ウジング1側端面の車両前方端及び後方端にはそ
れぞれ係合凹部3,4が形成されており、この係
合凹部3,4に、ミラーハウジング1の端面に設
けられた係合凸部5,6がそれぞれ係合し得るよ
うになつている。そして、これらの係合凹部3,
4及び係合凸部5,6によつて二つの係脱自在の
ヒンジ部7,8が構成されている。ハウジング1
とベース2との間にはコイルばね9が設けられて
おり、常時ハウジング1の係合凸部5,6をベー
ス2の係合凹部3,4に圧着する方向の力を加え
るようになつている。
ミラーハウジング1の内部には球部材10が取
り付けられており、この球部材10がハウジング
1内に収容されたミラーホルダ11の背面の座1
2に嵌合されていて、ミラーホルダ11を揺動自
在に支持している。ミラーホルダ11には鏡体1
3が固定的に支持されており、したがつて鏡体1
3はミラーホルダ11とともに角度が変えられる
ようになつている。ミラーホルダ11の背面には
ベース2側に延びるガイド14が設けられてお
り、このガイド14に係合して摺動し得る第1ス
ライダ15が取り付けられている。また、このガ
イド14と第1スライダ15との間に嵌合され
て、これらに対して摺動し得る長尺板状の第2ス
ライダ16が設けられている。この第2スライダ
16の先端部には、第1スライダ15と係合する
ストツパ17が設けられている。
取付け用ベース2には、先端のノブ18が車両
の室内に突出するようになつている操作レバー1
9が、所定の摩擦力をもつて揺動可能に支持され
ている。この操作レバー19の他端にはリンク片
20の一端が揺動自在に連結され、このリンク片
20の他端にはリンクレバー21の一端が揺動自
在に連結されている。このリンクレバー21の中
間部は、ベース2に取り付けられたブラケツト2
2に揺動自在に支持されている。また、このリン
クレバー21の他端は、上述の第2スライダ16
に揺動自在に連結されている。このようにして、
これらのリンクレバー21すなわち第1のリンク
とリンク片20すなわ第2のリンクとによつてリ
ンク機構23が構成されている。
次に、上記実施例の作用について説明する。ま
ず第2図のような状態において、車両室内等から
操作ノブ18を操作して、例えば操作レバー19
を図で時計方向に揺動させると、第2のリンクで
あるリンク片20を介して第1のリンクであるリ
ンクレバー21が、そのブラケツト22への支持
部を中心として反時計方向に揺動する。その結
果、リンクレバー21と第2スライダ16との間
の連結部が図で下方に移動するので、ミラーホル
ダ11は球部材10を中心として時計方向に揺動
する。このとき第2スライダ16はわずかにベー
ス2側に摺動する。
逆に、操作レバー19を反時計方向に揺動させ
ると、ミラーホルダ11も反時計方向に揺動す
る。すなわち、ミラーホルダ11の揺動方向は操
作レバー19の揺動方向と同じになる。したがつ
て、ミラーホルダ11に支持された鏡体13は、
操作レバー19の揺動操作方向と同方向に角度が
変化することになる。
第2図の状態にあるとき、ミラーハウジング1
に何かが衝突して前後方向の大きな外力を受けた
とすると、ミラーハウジング1はコイルばね9の
力に抗して前後方向に傾倒する。いま、前方向の
外力を受けたとすると、第3図に示すように、後
方のヒンジ部8の係合凸部6と係合凹部4との係
合が外れ、ハウジング1は前方のヒンジ部7を中
心として前方に傾倒する。このとき、操作レバー
19は所定の摩擦力をもつて支持されており、リ
ンクレバー21は固定側のベース2のブラケツト
22に支持されているので、リンク機構23はほ
とんど変位しようとしない。しかしながら、第2
スライダ16が第1スライダ15に対して摺動
し、そのストツパ17が第1スライダ15に係合
して、これをミラーホルダ11のガイド14に対
して摺動させるので、第2スライダ16とミラー
ホルダ11とは相対的に大きく変位することがで
きる。したがつて、リンクレバー21の位置がほ
とんどそのままであつても、ミラーホルダ11は
ミラーハウジング1に追従して傾倒し得ることに
なる。
外力が取り除かれると、ミラーハウジング1
は、コイルばね9(第2図)の引張力によりヒン
ジ部7のまわりに揺動して、第2図の状態に戻
る。このとき、第1スライダ15及び第2スライ
ダ16は互いに、またガイド14に対して摺動す
るので、その復帰運動を妨げることもなく、滑ら
かに元の状態に戻る。
また、ミラーハウジング1に後方向の外力が加
えられたとすると、第4図に示すように、前方の
ヒンジ部7が外れ、ハウジング1は後方のヒンジ
部8を中心として後方に傾倒する。このとき、第
1スライダ15及び第2スライダ16が摺動し、
第2スライダ16はミラーホルダ11に対して大
きく変位する。したがつて、リンクレバー21が
ほとんど変位しなくても、ミラーホルダ11はハ
ウジング1に追従して傾倒する。外力が取り除か
れたとき、ミラーハウジング1及びミラーホルダ
11が第2図の状態に滑らかに戻ることは、上述
の場合と同様である。
以上のように本考案によれば、操作レバーの揺
動をミラーホルダに伝達するリンク機構をベース
側で支持するとともに、ミラーハウジングの傾倒
時のミラーホルダと操作レバーすなわち固定側と
の間の距離の変化をリンク機構とミラーホルダと
の間の摺動によつて許容するようにしているの
で、ミラーハウジングの傾倒時にリンク機構を変
位させる必要はほとんどなく、したがつて、特に
ベース内に収容されるリンクの長さを小さくする
ことができ、ベースを小さくしてその取付けスペ
ースを小さくし、窓に取り付ける場合にも窓面積
を十分広く確保することができる。また、リンク
機構とミラーホルダとの間に二重のスライダを設
けているので、ミラーホルダに小さなガイドすな
わち摺動部しか設けられないようなものであつて
も、リンク機構とミラーホルダとの間の相対変位
量を十分に大きくすることができ、ミラーホルダ
をミラーハウジングの傾倒に確実に追従させるこ
とができるとともに、ミラーハウジングとベース
との間の二つのヒンジ部間の距離が大きいものに
も適用することのできる車両用ミラー装置が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の車両用ミラー装置を示すもの
で、Aは通常時、Bは前方への傾倒時、Cは後方
への傾倒時のそれぞれ横断面図、第2図は本考案
による車両用ミラー装置の一実施例を示す通常時
の横断面図、第3図及び第4図はそれぞれ同装置
の前方への傾倒時及び後方への傾倒時の横断面図
である。 1……ミラーハウジング、2……ベース、7,
8……ヒンジ部、11……ミラーホルダ、13…
…鏡体、14……ガイド、15……第1スライ
ダ、16……第2スライダ、19……操作レバ
ー、20……リンク片、21……リンクレバー、
22……ブラケツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両の前方向及び後方向に設けられた二つの係
    脱可能なヒンジ部7,8を中心として、前後方向
    に傾倒可能に取付け用ベース2に支持されたミラ
    ーハウジング1と;このミラーハウジング1に揺
    動自在に支持されたミラーホルダ11と;このミ
    ラーホルダ11に摺動自在に支持された第1スラ
    イダ15と;この第1スライダ15に摺動自在に
    連結された第2スライダ16と;一端がこの第2
    スライダ16に揺動自在に連結され、中間部が前
    記ベース2に揺動自在に支持された第1のリンク
    21と;一端がこの第1のリンク21の他端に揺
    動自在に連結され、他端が、前記ベース2に揺動
    可能に支持された操作レバー19に揺動自在に連
    結された第2のリンク20と;を備えてなる車両
    用ミラー装置。
JP7229482U 1982-05-18 1982-05-18 車両用ミラ−装置 Granted JPS58173549U (ja)

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JP7229482U JPS58173549U (ja) 1982-05-18 1982-05-18 車両用ミラ−装置

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JP7229482U JPS58173549U (ja) 1982-05-18 1982-05-18 車両用ミラ−装置

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JPS58173549U JPS58173549U (ja) 1983-11-19
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