JPH0335632Y2 - - Google Patents

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JPH0335632Y2
JPH0335632Y2 JP1986053466U JP5346686U JPH0335632Y2 JP H0335632 Y2 JPH0335632 Y2 JP H0335632Y2 JP 1986053466 U JP1986053466 U JP 1986053466U JP 5346686 U JP5346686 U JP 5346686U JP H0335632 Y2 JPH0335632 Y2 JP H0335632Y2
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JP
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mirror
cam member
housing
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cam
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JP1986053466U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車の室内に備えられるバツクミラ
ーであつて、特に夜間等において、後車からの光
によつて運転者が眩惑されるのを防止するため
に、切換レバーを用いることなくミラーホルダー
を押すのみでプリズムミラーの表面反射あるいは
裏面反射のいずれかを選択できるように鏡面の反
射角度を切換える構造に係る。
[従来の技術] 第7図は従来の一例を示す断面図で、ハウジン
グ70に固定されたミラー71は、ハウジング7
0内に配置された樹脂製のブラケツト72の上端
部に穿設された針体状の取付孔73に、フロント
シートの天井面に取付けられる取付座から連成さ
れるステー74の先端に設けられたピボツト75
が嵌挿され固定されている。一方、該ブラケツト
72の下端は鏡面を切換えるレバー76に係合さ
れ、該レバー76を操作することによつて、ハウ
ジング70を揺動してハウジング70に固定され
ているミラー71の鏡面を切換えるものである。
ちなみに、運転者が交替したり、運転姿勢を変
えたりする時には、ミラーと運転者の相対位置を
調整するために、ハウジング70を握り、ピボツ
ト75を中心としてハウジング70全体を動かす
ことにより適合させている。
[考案が解決しようとする問題点] 前記従来例は、ピボツト75と樹脂製ブラケツ
ト 前記従来例は、ピボツト75と樹脂製ブラケツ
ト73との係合状態によつて、ハウジング70の
調整時にミラー71を支持しているブラケツト7
3が動いてしまう欠点があつた。すなわち、冬期
等の冷間時にブラケツト73の樹脂が収縮してピ
ボツト75を強固に咬え込んでしまい、ハウジン
グ70を手で掴み、ミラー71を調整しようとす
ると、ブラケツト73が同時に動き、該ブラケツ
ト73の下端に係合されているレバー76が連動
してしまい、また、夏期等の高温時にはブラケツ
ト73が熱によつて変形し易くなりピボツト75
との係合状態に緩みが生じ、レバー76を操作し
て鏡面を切換えようとすると、ハウジング70が
連動してしまつて、運転者との適正な位置関係を
保つことが出来なくなるという欠点があつた。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、ミラーハウジングの上部内壁に穿設
された係合溝内に、プリズムミラーを固定したホ
ルダーの上端に突設された凸部を係合し、該係合
部分を中心として揺動自在にハウジングに支持さ
れたミラーの鏡面を切換える構造であつて、特に
カム部材をハウジング内に配設して切換を行うも
のである。
ホルダーの背面に段部を形成し、また、下面に
ピン部を垂設し、一方、前記ハウジングの背面内
壁に板バネを配設すると共に、下部内壁にはボス
を突設する。さらに、トーシヨンバネの一端を該
ボスに係合させると共に、巻回部は上記ボスの近
傍に螺着した軸杆に遊着され、その他端は該軸杆
に軸支された次述のカム部材に係止させる。
該カム部材は、長手方向の後端部に軸孔が穿設
され、一方、前端部にはピン部を保持する凹部が
形成された爪部が配設され、該爪部の後方にはそ
の外側面にカム面が曲成され、内側面には凹部た
る保持部が凹設された鳥嘴状突片が形成され、さ
らにその側方には下方に向かう斜面を有する傾斜
部が屈成されると共に、前記保持部ならびに傾斜
部の対面にはカム面が曲成された案内用突部が配
設され、さらにまた、トーシヨンバネの一端を支
持する係止部が前記軸孔の近傍で且つ軸心よりも
前方に偏位した位置の外側面に配設されてなる防
眩ミラーの鏡面切換構造を提供するものである。
[作用] 次に、本考案の作用を第5図〜を参照しな
がら説明する。
本考案はホルダーの押圧部を押動すると、前記
ピン部が自動車の進行方向側に移行され、カム部
材の鳥嘴状突部のカム面によつてカム部材を軸杆
を中心として反時計方向に回動させながら、ピン
部自体は直進する(第5図〜)。
さらに、カム面が途切れる位置まで押動する
と、カム部材はカム面による規制が解除され、ト
ーシヨンバネの弾性力により、反時計方向に回動
され、次いで、ハウジングの背面内壁に配置され
た板状のバネがホルダーを常時戻し傾向(運転者
側)に押圧しているため、その弾性力により前記
の凹部たる保持部に押し込まれてミラーの鏡面を
切換え、裏面反射による防眩作用がなされる(第
5図)。
しかして、当初の使用状態にミラーを移行する
には、再度ホルダーを押すと、該ピン部が案内用
突部のカム面に沿つて移動するにつれてカム部材
が反時計方向に回動され、カム面の終端に至ると
ピン部は前記板状バネの作用で傾斜片上を摺動し
て、進行方向の反対側(運転者側)に押動され、
爪部の凹部内に再び保持されて初期の状態に復帰
され、表面反射が行われるものである(第5図
〜)。
[実施例] 本考案を図示の一実施例に基づき具体的に説明
する。プリズムミラー1がミラーハウジング2の
内側で且つホルダー3に内包されて固定されてい
る。
該ホルダー3の下部中央には幅広の押圧部4が
形成され、他方、下面にはピン部5が垂設され、
さらに、周縁はコ字形状に凹設され、この凹溝6
内にミラー1の周縁部を保持している。さらにま
た、ホルダー3の上部端縁には複数の凸部7が突
設され、この凸部7と対応してミラーハウジング
2の上部内壁に凹溝からなる保持部8が形成され
ている。加えて、ホルダー3の背面には後述の板
状バネと当接する段部9が施されている。なお、
上記ミラーハウジング2の背面にはステー10の
ピボツト11を支持する嵌合部12が形成されて
いるものである。
さらにまた、ミラーハウジング2の下部内壁に
は上記ピン部5によつて回動されるカム部材13
が配設され、鏡面の切換えと共に、節度感のある
操作性を醸し出している。
このカム部材13には該内壁に突設されたボス
14にその一端が係合されたトーシヨンバネ15
が配設されるもので、その巻回部15aはボス1
4の近傍に螺着された軸杆16に遊着され、他端
は該軸杆16に軸支された上記カム部材13の係
止部14に保持され、カム部材13を常時時計方
向に回動させるように弾性が付与されている。
さらに、カム部材13は、その長手方向の後端
部に軸孔17が穿設され、該軸孔17に軸支され
る前記軸杆16を回動中心として時計または反時
計方向に回動自在に支持されているものである。
そして、カム部材13の前端部にはピン部5を
保持する凹部18aが形成された爪部18が配設
され、該爪部18の後方にはその外側面にカム面
19aが曲成され、前記ピン部5と接する鳥嘴状
突部19が形成されて、その内側面には凹部たる
保持部20が凹設されている。さらに、該保持部
20の側方には下方向かう斜面を有する傾斜部2
1が形成されている。そして、該保持部20と傾
斜部21の対面にはカム面22aが曲成された案
内用突部22が形成されている。
なお、前記爪部18、傾斜部21及び軸孔15
aはピン部5の進行方向の直線上に位置するよう
に配設されているものである。
ちなみに、前記ピン部5は鳥嘴状突部19と案
内用突部22とによつて区画された空隙23及び
鳥嘴状突部19のカム面19a等に沿つて前後方
向のみに直線的に移行されるものであるが、その
際に、カム部材13が該ピン部5と接する部位に
よつて時計あるいは反時計方向に回動され、さら
に、ミラーハウジング2の背面に配設された板状
バネ24の弾性力等の相互作用により、ホルダー
3を前後に移動してミラー1を揺動するものであ
る。
また、該板状バネ24はミラーハウジング2の
背面内壁にビス止め等の手段で逆L字形に固定さ
れ、バネ24の先端には前記ホルダー3の段部9
が係合される屈折部25が配設されて、前記突部
7と保持部8との係合と相俟つてホルダー3をミ
ラーハウジング2に保持しているものである。
なお、図示は省略するが、その他のカム部材と
してハートカム等も適用できる。
[効果] 本考案は従来のような切換レバーを使用しない
ため、レバー方式のように片手でレバーを握つて
該レバーを前後に操作する必要もなく、単にホル
ダーを第1図に示すように指先で“ワンプツシ
ユ”すれば鏡面の切換を完了することができ、運
転操作中であつても迅速な切換を可能とし、安全
性の高い運転環境を提供するものである。
また、意匠の面でも切換レバーたる突起物を排
除したことにより、狭い車内の空間を広くみせる
という効果があり、さらにまた、緊急時にレバー
によつて人体を損傷するのを防ぐと共に、例えば
メーターナセルの外形形状と相似形を呈するミラ
ーハウジング等の設計も違和感がなく行え、レバ
ーにとらわれない自由度の高い洗練されたデザイ
ンのものを提供することが可能であるなど多大な
実用上の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の切換構造を用いたミラーの外
観を示す斜視図、第2図は同図中央縦断側面図、
第3図は要部を分解して示す斜視図、第4図は同
上拡大図、第5図〜第5図は切換時のカム部
材の作動状態を示す平面図、第6図は要部を示す
縦断側面図、第7図は従来例を示す断面図であ
る。 1……プリズムミラー、2……ミラーハウジン
グ、3……ホルダー、4……押圧部、5……ピン
部、6……凹溝、7……凸部、8……保持部、9
……段部、10……ステー、11……ピボツト、
12……嵌合部、13……カム部材、14……ボ
ス、15……トーシヨンバネ、16……軸杆、1
7……軸孔、18……爪部、18a……凹部、1
9……鳥嘴状突部、19a……カム面、20……
保持部、21……傾斜部、22……案内用突部、
22a……カム面、23……空隙、24……板状
バネ、25……屈折部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ミラーハウジングの上部内壁に穿設した係合溝
    内に、プリズムミラーを固定したホルダーの上端
    に突設された凸部を係合し、この係合部分を中心
    として揺動自在にホルダーを支持し、ハウジング
    の背面にバネ材を配設すると共にハウジングの下
    部内壁にカム部材を配設し、このカム部材をホル
    ダーの下面に突設したピン部で回動させてミラー
    の鏡面のみを切換える防眩ミラーであつて、 前記カム部材の長手方向後端部に軸孔を穿設
    し、このカム部材の前端部には、ピン部を保持す
    る凹部を形成した爪部を配設すると共に爪部後方
    の外側面にカム面を曲成し、他方、内側面には、
    凹部たる保持部を凹設した鳥嘴状突片を形成し、
    さらに、その側方には、下方に向う斜面を有する
    傾斜部を屈成すると共に前記保持部ならびに傾斜
    部の対面にはカム面を曲成した案内用突部を配設
    し、また、トーシヨンバネの一端を支持する係止
    部を前記軸孔の近傍で且つ軸心よりも前方に偏位
    した位置の外側面に配設して、前記カム部材を時
    計方向へ回動するように付勢し、 さらに、前記カム部材の軸孔、傾斜部及び爪部
    の凹部をピン部の移動直線上に配設したことを特
    徴とする防眩ミラーの鏡面切換構造。
JP1986053466U 1986-04-11 1986-04-11 Expired JPH0335632Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5131241A (ja) * 1974-09-11 1976-03-17 Ichikoh Industries Ltd Hansharitsukirikaeshikikoshikyo

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