JPH0435236Y2 - - Google Patents

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JPH0435236Y2
JPH0435236Y2 JP1206285U JP1206285U JPH0435236Y2 JP H0435236 Y2 JPH0435236 Y2 JP H0435236Y2 JP 1206285 U JP1206285 U JP 1206285U JP 1206285 U JP1206285 U JP 1206285U JP H0435236 Y2 JPH0435236 Y2 JP H0435236Y2
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JP
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mirror housing
mirror
bracket
base
shaft
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JP1206285U
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《考案の技術分野》 本考案は、自動車用の可倒式ドアミラーに関す
る。特に外部からの衝撃を緩和するとともに、車
体外側より突出したミラーハウジングを傾倒させ
てミラーハウジングを車体外側から内側に保持す
るようにした可倒式ドアミラーに関する。
《従来技術とその問題点》 一般に自動車用ドアミラーは、第8図に示すよ
うに、車体外側よりだけ突出して取付けられて
いる。これは、ドアミラーDのミラーに平面鏡を
使用していること、またミラーが運転者の視点に
近いことから、ミラーに凸面鏡を用いたフエンダ
ーミラーに比して十分な視界映像面積を得るため
には、ミラーを大型化する必要があるからであ
る。
このためミラーを調整自在に取付けたミラーハ
ウジングも大型化し、その結果必然的にドアミラ
ーDが車体外側より突出する構造となつていた。
しかしながら、この構造では突出したミラー部
分に外部の物や人が接触することが考えられる。
また、ドアミラーDの突出分だけ車両の輸送時の
積載量が増加し、輸送コストが上昇するばかり
か、車庫入れの際の障害となる場合があつた。
これらの問題点を解決するため、例えば実開昭
58−33339号に開示されている傾倒保持機構を備
えた緩衝式のドアミラーが考案されている。
このドアミラーは、ミラーハウジングとベース
とをヒンジプレートで連結するとともに、ミラー
ハウジングをベースに2本の引張りコイルスプリ
ングによつて圧着保持させたものである。この構
造では、外部から衝撃を受けた場合に、ミラーハ
ウジングがコイルスプリングのばね圧に抗して衝
撃方向に傾倒し衝撃を緩和するようになつてい
る。
また、車両の輸送時や車庫入れの際には、ミラ
ーハウジングをばね圧に抗して人為的に強制傾倒
させることによつて、ミラーハウジングとベース
との間に隙間を形成し、その隙間に傾倒保持部材
を介在させることでミラーハウジングをベースに
対し傾倒状態に保持させ、車体側面に格納するよ
うになつている。
しかしながら、この従来技術では、ミラーの傾
倒作業を行う際に、別部材である傾倒保持部材を
必要とするため、作業が容易でなく、部品管理を
行う上でも管理しにくい等の問題点があつた。
《考案の目的》 本考案の目的は、前記先行考案をさらに改良
し、きわめて、円滑にミラーハウジングの回動を
行うことができ、しかもミラーハウジングの傾倒
を保持する部材をドアミラー内に配設することに
よつて、部品点数の削減を達成でき、機構の単純
化に伴う装置の小形化及び低廉化を図ることので
きる可倒式ドアミラーを提供することにある。
《考案の構成》 上記の目的を達成する為に、本考案の可倒式ド
アミラーは、ミラーを調整自在に保持したミラー
ハウジングと、該ミラーハウジングを車体後方側
に傾倒可能に軸支したベースとを備えた可倒式ド
アミラーにおいて、前記ミラーハウジングとベー
スとの間に底辺と一方および他方の斜辺からなる
三角形平板状のブラケツトを介装配設し、このブ
ラケツトの底辺および一方の斜辺がなす隅角部側
を軸を介して前記ミラーハウジングにほぼ鉛直に
軸支し、且つ前記ブラケツトの底辺および他方の
斜辺がなす隅角部側に一端が前記ミラーハウジン
グの先端側に係止されたスプリングの他端を係止
し、前記ブラケツトの一方および他方の斜辺がな
す隅角部側より中央部に延び且つ先端に前記ブラ
ケツトの一方の斜辺と底辺とがなす隅角部側を軸
支する軸側に屈曲した係止部を有する円弧状の長
溝を設け、該長溝内に前記ベースに鉛直に設けた
係止軸をスライド可能に嵌合せしめたことを特徴
とするものである。
《実施例の説明》 以下本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳
細に説明する。
第1図は、本考案の要部を示した斜視図、第2
図は、セツト時の要部断面図、第3図は、傾倒時
の要部断面図を示したものである。
図においてドアミラーDは、ドア(図示しな
い)に取付けられたベース1と、該ベース1に取
付けられたミラーハウジング2と、ミラーハウジ
ング2に調整自在に保持されたミラー3とを備え
ている。ミラーハウジング2は、車体後方側で枢
着する軸21でベース1に後方側にのみ傾倒可能
に軸支されている。
更に、ミラーハウジング2はセツト状態にあつ
てはベース1に対してミラーハウジング2の上下
に配設された2本のスプリング4と該スプリング
4を係止した略三角形状を呈する一対のブラケツ
ト5を介して圧接保持されている。そしてミラー
ハウジング2は傾倒時の状態にあつてはブラケツ
ト5によつてベース1に対して傾倒可能に保持さ
れている。
以下詳述すると、前記ミラーハウジング2とベ
ース1との間に介装されるブラケツト5は、底辺
5aと一方の斜辺5bおよび他方の斜辺5cとか
らなる略直角三角形平板状をなし、該ブラケツト
5の底辺5aと一方の斜辺5bとがなす隅角部を
軸51によつてミラーハウジング2に鉛直に軸支
し、且つ底辺5aと他方の斜辺5cがなす隅角部
側に孔54を形成し、該孔54にスプリング4の
一端を係止している。該スプリング4の他端は、
図示しないミラーハウジング2の先端側に係止さ
れている。さらに、前記ブラケツト5の一方の斜
辺5bと他方の斜辺5cとがなす隅角部側より中
央部に延び且つ先端に屈曲した係止部53を有す
る円弧状の長溝52が形成されている。前記係止
部53は、ブラケツト5の一方の斜辺5bと底辺
5aとがなす隅角部の頂点部側、すなわちブラケ
ツト5の一方の斜辺5bと底辺5aとがなす隅角
部側を軸支する軸51側に屈曲している。そし
て、該長溝52には、両端をベース1の取付部1
1に軸支された係止軸12がスライド可能に嵌合
している。
すなわち前記ブラケツト5は第2図に示すよう
にミラーハウジング2がベース1に対してセツト
状態(通常の使用状態)にあるときミラーハウジ
ング2とベース1との軸21における軸支位置と
ブラケツト5のミラーハウジング2との軸51に
よる軸支位置と、長溝52の係止部53とはベー
ス1に対して水平線上に位置している。この時に
長溝52に嵌合した係止軸12は係止部53に位
置している。従つてスプリング4とブラケツト5
との係止位置すなわち孔54は長溝52に嵌合し
た係止軸12とスプリング4の引張り力の働く方
向すなわちスプリング4のミラーハウジング2へ
の取付部方向に作用している。この為スプリング
4の引張り力は係止軸12を介してミラーハウジ
ング2をベース1に圧接する如く作用し、ミラー
ハウジング2をベース1に圧接保持している。ミ
ラーハウジング2に人や物体が衝突した場合、あ
るいは、人為的にミラーハウジング2を傾倒状態
に保持させる為に車体前方からミラーハウジング
2に対して力を加えてミラーハウジング2をベー
ス1に対して、軸21を中心として傾倒した状態
では、第3図に示すようにブラケツト5は長溝5
2に嵌合した係止軸12に対して一方および他方
の斜辺5b,5cがなす隅角部側の端部が軸21
に当接するまで長溝52の円弧に沿つてスライド
しながら移動する。この状態にあつては、ミラー
ハウジング2とブラケツト5の軸51における軸
支位置はベース1に対して略直角の位置にまで移
動する。従つてスプリング4の引張り力は係止軸
12に対して水平方向に作用し、ミラーハウジン
グ2をベース1に対して復帰する力としては作用
しない。この為ミラーハウジング2はベース1に
対して傾倒状態に保持される。
更に、ミラーハウジング2がベース1に対して
傾倒する状態を第4図乃至第7図に従つて詳述す
ると、第4図に示すようにミラーハウジング2が
ベース1にセツトされている状態にあつては、前
述したとおりミラーハウジング2とベース1とを
枢着する軸21とブラケツト5をミラーハウジン
グ2へ枢着する軸51と長溝52の係止部53に
嵌合したベース1の軸11とはほぼ水平軸線上に
一致して配置されている。そしてブラケツト5の
スプリング4を係止する孔54の位置は前記軸1
1の垂直線上に位置している為スプリング4の引
張り力は軸11に加わり、ミラーハウジング2を
ベース1に圧接している。次にミラーハウジング
2に、車体(図示しない)前方からPの力が加わ
ると第5図乃至第7図の如くミラーハウジング2
がベース1に対して軸21を中心として車体後方
に傾倒する。この時のミラーハウジング2、ベー
ス1、ブラケツト5の関係を順次分解して示した
ものが第5図乃至第7図である。まずミラーハウ
ジング2がベース1に対して少し傾倒した状態で
は、スプリング4がミラーハウジング2の傾倒に
順応して後方に移動する。この移動に伴なつてス
プリング4の引張り力も後方に移動してブラケツ
ト5を斜め上方に軸51を中心として回動させ
る。この為長溝52の係止部53の位置している
軸21に対しブラケツト5が第6図に示すように
斜め上方に移動し係止軸12に対してスプリング
4の力がブラケツト5を係止軸12から離脱する
方向P′方向に作用する。次にミラーハウジング2
が傾倒するとブラケツト5の長溝52に形成した
係止部53は係止軸12から離脱し、円弧状の長
溝52内に移動する。この時長溝52は軸21を
中心とする円弧状となつているため、比較的容易
に係止軸12をガイドとしてスライドし、第3図
のような位置にミラーハウジング2を傾倒する。
この第3図の位置においてはスプリング4の引張
り力は後方に作用するがブラケツト5の一方およ
び他方の斜辺5b,5cがなす隅角部側の長溝5
2の端部に嵌合している係止軸12に対しては、
スプリング4の引張り力は軸51を中心としてブ
ラケツト5を左回りに回転させようとする力に変
換され、係止軸12に対してブラケツト5の長溝
52の端部を圧接するように作用する。この為ミ
ラーハウジング2はベース1に対して元の位置に
復帰することなく傾倒状態に保持される。
尚、本考案は上記実施例に限定されることなく
種々の変形が可能である。
《考案の効果》 本考案の可倒式ドアミラーは、上述したよう
に、ミラーハウジングとベースとの間に底辺と一
方および他方の斜辺からなる三角形平板状のブラ
ケツトを介装配設し、このブラケツトの底辺およ
び一方の斜辺がなす隅角部側を軸を介してミラー
ハウジングにほぼ鉛直に軸支し、且つ前記ブラケ
ツトの底辺および他方の斜辺がなす隅角部側に一
端が前記ミラーハウジングの先端側に係止された
スプリングの他端を係止し、前記ブラケツトの一
方および他方の斜辺がなす隅角部側より中央部に
延び且つ先端に前記ブラケツトの一方の斜辺と底
辺とがなす隅角部側を軸支する軸側に屈曲した係
止部を有する円弧状の長溝を設け、該長溝内に前
記ベースに鉛直に設けた係止軸をスライド可能に
嵌合せしめる構成を有するため、次のような効果
を得ることができる。
1 ミラーハウジングに人や物が衝突して衝撃が
加わつた場合にはミラーハウジングが傾倒し、
前記衝撃を緩和し、人や物の損傷を軽減するば
かりかドアミラー自体の損傷も軽減することが
できる。
2 ミラーハウジングに衝撃が加わつて、ミラー
ハウジングが大きく傾倒した場合にはミラーハ
ウジングは最終の傾倒位置に止まつて復帰する
ことがないため、復帰時の復帰力によつて人や
物を損傷させることが少ない。
3 ミラーハウジングは車体後方にのみ傾倒する
構成とした為構成が簡単で安価な可倒式ドアミ
ラーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の可倒式ドアミラーのミラーハ
ウジングを車体後方側に傾倒した状態を示した斜
視図、第2図は本考案の可倒式ドアミラーのセツ
ト状態を示した要部断面図、第3図は同傾倒時の
要部断面図、第4図乃至第7図は、ミラーハウジ
ングの傾倒状態を時系列に示した要部断面図であ
つて、第4図はセツト状態を示した要部断面図、
第5図はミラーハウジングが少し傾倒した状態を
示した要部断面図、第6図は更にミラーハウジン
グが傾倒した状態を示した要部断面図、第7図は
ブラケツトの係止部が軸から離脱した状態を示し
た要部断面図、第8図はドアミラーの車体への装
着状態を示した説明図である。 1……ベース、12……係止軸、2……ミラー
ハウジング、3……ミラー、4……スプリング、
5……ブラケツト、5a……底辺、5b……一方
の斜辺、5c……他方の斜辺、51……軸(ブラ
ケツトの枢着用)、52……長溝、53……係止
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ミラーを調整自在に保持したミラーハウジング
    と、該ミラーハウジングを車体後方側に傾倒可能
    に軸支したベースとを備えた可倒式ドアミラーに
    おいて、前記ミラーハウジングとベースとの間に
    底辺と一方および他方の斜辺からなる三角形平板
    状のブラケツトを介装配設し、このブラケツトの
    底辺および一方の斜辺がなす隅角部側を軸を介し
    て前記ミラーハウジングにほぼ鉛直に軸支し、且
    つ前記ブラケツトの底辺および他方の斜辺がなす
    隅角部側に一端が前記ミラーハウジングの先端側
    に係止されたスプリングの他端を係止し、前記ブ
    ラケツトの一方および他方の斜辺がなす隅角部側
    より中央部に延び且つ先端に前記ブラケツトの一
    方の斜辺と底辺とがなす隅角部側を軸支する軸側
    に屈曲した係止部を有する円弧状の長溝を設け、
    該長溝内に前記ベースに鉛直に設けた係止軸をス
    ライド可能に嵌合せしめたことを特徴とする可倒
    式ドアミラー。
JP1206285U 1985-02-01 1985-02-01 Expired JPH0435236Y2 (ja)

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JP1206285U JPH0435236Y2 (ja) 1985-02-01 1985-02-01

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JP1206285U JPH0435236Y2 (ja) 1985-02-01 1985-02-01

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Publication Number Publication Date
JPS61129634U JPS61129634U (ja) 1986-08-14
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JPS61129634U (ja) 1986-08-14

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