JPH0435237Y2 - - Google Patents

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JPH0435237Y2
JPH0435237Y2 JP1206385U JP1206385U JPH0435237Y2 JP H0435237 Y2 JPH0435237 Y2 JP H0435237Y2 JP 1206385 U JP1206385 U JP 1206385U JP 1206385 U JP1206385 U JP 1206385U JP H0435237 Y2 JPH0435237 Y2 JP H0435237Y2
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mirror housing
mirror
bracket
corner
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  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《考案の技術分野》 本考案は自動車用のドアミラーに関し、特に外
部からの衝撃を緩和するとともに、車体外側より
突出したミラーハウジングを車内での遠隔操作に
より自動的に回動させてミラーハウジングを車体
外側から内側に格納するようにした可倒式ドアミ
ラーに関する。
《従来技術とその問題点》 一般に自動車用ドアミラーは、第7図に示すよ
うに、車体外側よりだけ突出して取付けられて
いる。これは、ドアミラーDのミラーに平面鏡を
使用していること、またミラーが運転者の視点に
近いことから、ミラーに凸面鏡を用いたフエンダ
ーミラーに比して充分な視界映像面積を得るため
には、ミラーを大型化する必要があるからであ
る。
このためミラーを調整自在に取付けたミラーハ
ウジングも大型化し、その結果必然的にドアミラ
ーDが車体外側より突出する構造となつていた。
しかしながら、この構造では突出したミラー部
分に外部の物や人が接触することが考えられる。
また、ドアミラーDの突出分だけ車両の輸送時
の積載量が増加し、輸送コストが上昇するばかり
か、車庫入れの際の障害となる場合があつた。
これらの問題点を解決するため、例えば実開昭
58−33339号に開示されている傾倒保持機構を備
えた緩衝式のドアミラーが考案されている。
このドアミラーは、ミラーハウジングとベース
とをヒンジプレートで連結するとともに、ミラー
ハウジングをベースに2本の引張りコイルスプリ
ングによつて圧着保持させたものである。この構
造では、外部から衝撃を受けた場合に、ミラーハ
ウジングがコイルスプリングのばね圧に抗して衝
撃方向に傾倒し衝撃を緩和するようになつてい
る。
また、車両の輸送時や車庫入れの際には、ミラ
ーハウジングをばね圧に抗して人為的に強制傾倒
させることによつて、ミラーハウジングとベース
との間に隙間を形成し、その隙間に傾倒保持部材
を介在させることでミラーハウジングをベースに
対し傾倒状態に保持させ、車体側面に格納するよ
うになつている。
しかしながら、この従来技術では、ミラーの傾
倒作業を行う際に、別部材である傾倒保持部材を
必要とするため、作業が容易でなく、部品管理を
行う上でも管理しにくい等の問題点があつた。
《考案の目的》 本考案の目的は、前記先行考案をさらに改良
し、きわめて、円滑にミラーハウジングの回動を
行うことができ、しかもミラーハウジングの傾倒
を保持する部材をドアミラー内に配設することに
よつて、部品点数の削減を達成でき、機構の単純
化に伴う装置の小形化及び低廉化を図ることので
きる可倒式ドアミラーを提供することにある。
《考案の構成》 上記の目的を達成するために、本考案の可倒式
ドアミラーは、ミラーを調整自在に保持したミラ
ーハウジングと、車体後方端をベースに枢着し車
体前方側を前記ミラーハウジングに枢着したヒン
ジプレートとを備えた可倒式ドアミラーにおい
て、前記ミラーハウジングとベースとの間に底辺
と一方および他方の斜辺からなる三角形平板状の
ブラケツトを介装配設し、このブラケツトの底辺
および一方の斜辺がなす隅角部側を軸を介して前
記ヒンジプレートにほぼ鉛直に軸支し、且つ前記
ブラケツトの底辺および他方の斜辺がなす隅角部
側に一端が前記ミラーハウジングの先端側に係止
されたスプリングの他端を係止し、前記ブラケツ
トの一方および他方の斜辺がなす隅角部側より中
央部に延び且つ先端に前記ブラケツトの一方の斜
辺と底辺とがなす隅角部側を軸支する軸側に屈曲
した係止部を有する円弧状の長溝を設け、該長溝
内に前記ベースに鉛直に設けたガイド軸をスライ
ド可能に嵌合せしめたことを特徴とするものであ
る。
《実施例の説明》 以下本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳
細に説明する。
第1図は、本考案の可倒式ドアミラーが車体後
方に傾倒した状態を示した要部斜視図、第2図
は、本考案の可倒式ドアミラーが車体前方に傾倒
した状態を示した要部斜視図、第3図は、ミラー
ハウジングのセツト状態を示した要部断面図、第
4図は本考案の可倒式ドアミラーが車体後方に傾
倒した状態を示した要部断面図、第5図はミラー
ハウジングが車体前方に傾倒した状態を示した断
面図、第6図はミラーハウジングのクイツクアツ
プ状態を示した断面図である。
図において、ドアミラーDは、ドア(図示しな
い)に取付けられたベース1と、車体後方端側を
ベース1に軸11で枢着し、車体前方端側をミラ
ーハウジング2に軸21によつて枢着したヒンジ
プレート6と、前記ヒンジプレート6を介してス
プリング4によつてベース1に圧接保持されるミ
ラーハウジング2と前記ミラーハウジング2とス
プリング4とベース1との内に介装された略直角
三角形状平板状を呈する上下一対のブラケツト5
とを備えている。
ミラーハウジング2は、ベース1に対して、軸
11を中心として車体後方に傾倒可能に枢着され
ている。この傾倒時にあつては、ヒンジプレート
6は、ミラーハウジング2と同調して、ベース1
に対して傾倒する。更にミラーハウジング2は軸
21を中心として車体前方にて傾倒する。この時
ヒンジプレート6はベース1側に位置し、ミラー
ハウジング2のみが、軸21を中心として傾倒す
る。前記ミラーハウジング2とベース1との間に
介装されるブラケツト5は、略直角三角形状の平
板状に形成され、ドアミラーDのミラーハウジン
グ2とベース1との上下方向に各々一対の配置さ
れているスプリング4とベース1の係止軸との間
に介装されている。
次にブラケツト5の構成を詳述すると、ブラケ
ツト5は、底辺5a、一方の斜辺5b及び他方の
斜辺5cから成る略直角三角形の平板状に形成さ
れている。そして、前記底辺5aと一方の斜辺5
bとがなす隅角部側にヒンジプレート6に軸51
によつて枢着され、かつ底辺5aと他方の斜辺5
cとがなす隅角部側にスプリング4の係止孔54
を形成し、スプリング4の一端を係止している。
そして、ブラケツト5の中央部には、前記底辺5
aと他方の斜辺5cとがなす隅角部側に屈曲した
係止部53を有する円弧状の長溝52が前記一方
の斜辺5bと他方の斜辺5cとがなす隅角部に至
る範囲に形成されている。前記円弧は、ミラーハ
ウジング2のセツト状態において軸11を中心と
する半径に形成されている。また、前記長溝52
には、両端をベース1の取付部11に軸支された
ガイド軸12がスライド可能に嵌合している。
そして、第3図に示すように、ミラーハウジン
グ2がベース1にセツトされた状態では、前記ガ
イド軸12は長溝52の係止部53に位置し、ミ
ラーハウジング2の車体後方への傾倒時には(第
4図)長溝52の一方の斜辺5bと他方の斜辺5
cとがなす隅角部側に位置している。
すなわち、ミラーハウジング2のセツト状態
(第3図)では、ベース1とヒンジプレート6と
を枢着している軸11とヒンジプレート6にブラ
ケツト5を枢着している軸51と前記長溝52の
係止部53に嵌合したガイド軸12とミラーハウ
ジング2とヒンジプレート6を枢着する軸21と
ほぼ水平軸上に一致している。
この状態(第3図)では、スプリング4の引張
り力は(ミラーハウジング2をベース1に圧接す
る力)スプリング4の一端がブラケツト5の係止
孔54に係止されているため、ブラケツト5を軸
51を中心として上方に引張り上げる力として作
用し、長溝52の係止部53内でガイド軸12が
圧接されるがベース1は固定されているため、ミ
ラーハウジング2がベース1に圧接される力とし
て作用し、ミラーハウジング2をベース1に圧接
保持せしめる。
次に、第4図に示したように、ミラーハウジン
グ2をベース1に対し車体後方に傾倒した場合に
は、ミラーハウジング2の傾倒に伴つて、スプリ
ング4がブラケツト5を軸51を中心として回転
させる。この回転によつて長溝52の係止部53
がガイド軸12より離脱し、円弧状の長溝52が
ガイド軸12に沿つて移動し長溝52の端部まで
ブラケツト5を回転変移させる。そして、長溝5
2の端部がガイド軸12に当接した時点でミラー
ハウジング2の傾倒が終了する。この状態では、
スプリング4の引張り力がブラケツト5を車体後
方にベース1ほぼ平行に引張る。このためブラケ
ツト5の長溝52の端部には、軸51を中心とし
て左回りに回転する力が発生するが、その力がガ
イド軸12に加わつて、ミラーハウジング2がセ
ツト状態に復帰することを防止している。
この状態からミラーハウジング2をセツト状態
に復帰させるには、ミラーハウジング2を車体前
方に引き起すと長溝52がガイド軸12に沿つて
下方に移動し、その移動が中程まで達するとミラ
ーハウジング2はスプリング4の引張り力によつ
て自然に元の位置まで復帰する。
次に第5図、第6図に示すようにガイド軸21
を中心としてミラーハウジングを車体前方に傾倒
させると、当初ミラーハウジング2は第5図のよ
うにガイド軸12を中心としてミラーハウジング
2のみ傾倒する。この時は、ブラケツト5は何等
変位しない。傾倒の範囲が大きくなると第6図に
ように、長溝52の係止部53に嵌合しているガ
イド軸12を支点としてヒンジプレート6を上方
にクイツクアツプする。このため、ミラーハウジ
ング2の端部がベース1の上面に接触することが
ない。
《考案の効果》 本考案の可倒式ドアミラーは、ミラーハウジン
グとベースとの間に底辺と一方および他方の斜辺
からなる三角形平板状のブラケツトを介装配設
し、このブラケツトの底辺および一方の斜辺がな
す隅角部側を軸を介して前記ヒンジプレートにほ
ぼ鉛直に軸支し、且つ前記ブラケツトの底辺およ
び他方の斜辺がなす隅角部側に一端が前記ミラー
ハウジングの先端側に係止されたスプリングの他
端を係止し、前記ブラケツトの一方および他方の
斜辺がなす隅角部側より中央部に延び且つ先端に
前記ブラケツトの一方の斜辺と底辺とがなす隅角
部側を軸支する軸側に屈曲した係止部を有する円
弧状の長溝を設け、該長溝内に前記ベースに鉛直
に設けたガイド軸をスライド可能に嵌合せしめた
構成をしているため、次のような効果を得ること
ができる。
1 ミラーハウジングに人や物が衝突して衝撃が
加わつた場合には、ミラーハウジングが傾倒
し、前記衝撃を緩和し人や物の損傷を軽減する
ばかりか、ドアミラー自体の損傷も軽減するこ
とができる。
2 ミラーハウジングに衝撃が加わつてミラーハ
ウジングが大きく傾倒した場合には、ミラーハ
ウジングは最終の傾倒位置にとどまつて復帰す
ることが無いため、復帰時の復帰力によつて人
体や物を損傷させることが少ない。
3 ミラーハウジングが車体前方に大きく傾倒し
た場合、ヒンジプレートがベースに対して上方
に移動し、ミラーハウジングをベースに対して
離間するため、ミラーハウジングの端縁がベー
スに接触し、ミラーハウジングを損傷すること
を防止している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の可倒式ドアミラーのミラーハ
ウジングを車体後方に傾倒した状態を示した斜視
図、第2図はミラーハウジングを前方に傾倒した
状態を示した斜視図、第3図はミラーハウジング
のセツト状態を示した要部断面図、第4図は、本
考案の可倒式ドアミラーが車体後方に傾倒した状
態を示した要部断面図、第5図はミラーハウジン
グが車体前方に傾倒した状態を示した断面図、第
6図はミラーハウジングのクイツクアツプ状態を
示した断面図、第7図はドアミラーの車体への装
着状態を示した説明図である。 1……ベース、12……ガイド軸、2……ミラ
ーハウジング、3……ミラー、4……スプリン
グ、5……ブラケツト、5a……底辺、5b……
一方の斜辺、5c……他方の斜辺、51……軸
(ブラケツトの枢着用)、52……長溝、53……
係止部、6……ヒンジプレート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ミラーを調整自在に保持したミラーハウジング
    と、車体後方端をベースに枢着し車体前方側を前
    記ミラーハウジングに枢着したヒンジプレートと
    を備えた可倒式ドアミラーにおいて、前記ミラー
    ハウジングとベースとの間に底辺と一方および他
    方の斜辺からなる三角形平板状のブラケツトを介
    装配設し、このブラケツトの底辺および一方の斜
    辺がなす隅角部側を軸を介して前記ヒンジプレー
    トにほぼ鉛直に軸支し、且つ前記ブラケツトの底
    辺および他方の斜辺がなす隅角部側に一端が前記
    ミラーハウジングの先端側に係止されたスプリン
    グの他端を係止し、前記ブラケツトの一方および
    他方の斜辺がなす隅角部側より中央部に延び且つ
    先端に前記ブラケツトの一方の斜辺と底辺とがな
    す隅角部側を軸支する軸側に屈曲した係止部を有
    する円弧状の長溝を設け、該長溝内に前記ベース
    に鉛直に設けたガイド軸をスライド可能に嵌合せ
    しめたことを特徴とする可倒式ドアミラー。
JP1206385U 1985-02-01 1985-02-01 Expired JPH0435237Y2 (ja)

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JPS61129635U JPS61129635U (ja) 1986-08-14
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