JPH10261888A - 冷却装置及びこの冷却装置を備えた筐体冷却装置 - Google Patents

冷却装置及びこの冷却装置を備えた筐体冷却装置

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JPH10261888A
JPH10261888A JP9066728A JP6672897A JPH10261888A JP H10261888 A JPH10261888 A JP H10261888A JP 9066728 A JP9066728 A JP 9066728A JP 6672897 A JP6672897 A JP 6672897A JP H10261888 A JPH10261888 A JP H10261888A
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low
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茂 門田
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02B30/56Heat recovery units

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷媒槽21に対する高温空気の流れ方向と放
熱器22に対する低温空気の流れ方向とが同一方向とな
る様に構成されたパネルクーラ4において、体格を大き
くすることなく対向流と同等の放熱性能を得ること。 【解決手段】 パネルクーラ4は、2組みの沸騰冷却装
置6、低温側送風機7、高温側送風機8を備える。2組
の沸騰冷却装置6は、互いの冷媒槽21と放熱器22と
が交差した位置関係に配置され、その冷媒槽21と放熱
器22とを連結する互いの連結管23がクロス配管され
ている。低温側伝熱空間12で放熱器22の外側に配置
された低温側送風機7は、吸込口7dから吸い込んだ空
気を直角方向に曲げて吐出する遠心送風式で、その吸込
口7dが冷媒槽21に対向して配置されている。高温側
伝熱空間13で冷媒槽21の外側に配置された高温側送
風機8は、低温側送風機7と同様の遠心送風式で、吸込
口8dが冷媒槽21に対向して配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温側流体と低温
側流体との間で熱交換を行う熱交換装置、及びその熱交
換装置を備えた筐体冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子部品等の発熱体を密閉化
されたハウジングに収容して使用する場合がある。この
場合、発熱体を冷却する方法としてハウジング内部に直
接外気を取り入れて換気することができないため、例え
ばヒートパイプ(内部に作動液が封入されている)を使
用してハウジング内部の空気とハウジング外部の空気と
の間で熱交換を行う方法がある(特公平2−3320号
公報参照)。このヒートパイプは、高温領域であるハウ
ジング内部に加熱部が配置され、低温領域であるハウジ
ング外部に放熱部が配置されて、加熱部で内部送風機に
より送風された高温空気より蒸発潜熱を奪って蒸発した
作動液が放熱部へ移動し、放熱部で外部送風機により送
風された外部空気により冷却されて放熱し、凝縮液化し
て再び加熱部へ戻る。この作動液の蒸発と凝縮の繰り返
しにより、密閉化されたハウジング内部を冷却すること
ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のヒー
トパイプを用いた冷却装置では、図8に示す様に、ヒー
トパイプ100を多段に配列した場合に、低温空気と高
温空気とを並流(低温空気と高温空気の流れ方向が同一
方向)で送風すると、対向流の時と比べて温度効率が低
下する。このため、対向流で送風した場合と同程度の放
熱性能を確保するためには、熱交換部のコア面積を増大
する必要があり、装置の体格が大きくなってしまう問題
があった。なお、図9に示す様に、多段に配列した各ヒ
ートパイプ100をクロス配管することで対向流と同じ
効果を得ることもできるが、ヒートパイプ100を曲げ
加工することは極めてコストが高くつき、しかもヒート
パイプ100の曲げ部がかさばるため、実用的ではな
い。本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、そ
の目的は、高温側熱交換器に対する高温側流体の流れ方
向と低温側熱交換器に対する低温側流体の流れ方向とが
同一方向(並流)となる様に構成された冷却装置におい
て、装置の体格を大きくすることなく対向流と同等の放
熱性能を得ることのできる冷却装置、及びこの冷却装置
を備えた筐体冷却装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
(請求項1の手段)熱交換装置が複数設けられて、各熱
交換装置の高温側熱交換器と低温側熱交換器とがそれぞ
れ多段に配列されるとともに、高温側熱交換器に対する
高温側流体の流れ方向と低温側熱交換器に対する低温側
流体の流れ方向とが同一方向となる様に構成され、且
つ、各熱交換装置は、高温側熱交換器と低温側熱交換と
の配列方向が対向して設けられている。即ち、一番左の
高温側熱交換器と一番右の低温側熱交換器、左から二番
目の高温側熱交換器と右から二番目の低温側熱交換器と
いう様に、それぞれ配列順が対向する高温側熱交換器と
低温側熱交換器とが連結管によって連結されている。
【0005】この場合、高温側流体と低温側流体の流れ
方向が同一方向でも、各高温側熱交換器と各低温側熱交
換器との配列方向が対向しているため、高温側流体と低
温側流体の流れ方向を対向流とした場合と同じ温度効率
が得られる。その結果、各高温側熱交換器及び各低温側
熱交換器の体格を大きくすることなく、対向流の場合と
同じ放熱性能を確保できる。また、高温側熱交換器と低
温側熱交換器とを対向して配列できる様に連結管を取り
回すだけで良い。つまり、従来技術で説明した様にヒー
トパイプを多段に配列して、且つ対向流の効果を得よう
とすれば、全てのヒートパイプを曲げ加工しなければな
らないため、極めてコストが高く、更に配管スペースが
大きくなるが、本発明では、高温側熱交換器と低温側熱
交換器とを連結する連結管だけを適宜曲げ加工すれば良
いため、製造が容易でコストも低く抑えることができ
る。
【0006】(請求項2の手段)高温側送風機と低温側
送風機は、熱交換装置に対して同一側に配置されてい
る。即ち、高温側熱交換器に対する高温側送風機と、低
温側熱交換器に対する低温側送風機とが同一側に配置さ
れている。この場合、高温側送風機と低温側送風機とを
熱交換装置に対して互いに反対側に配置した場合と比較
して装置全体を薄型化できる。
【0007】(請求項3の手段)高温側送風機と低温側
送風機のうち、少なくとも何方か一方の送風機は、吸込
口が熱交換器に対向して配設されている(つまり吸い込
み式送風機である)。この場合、送風機の吐出口を熱交
換器に対向して配設した場合(押し込み式送風機)と比
較すると、押し込み式の場合は、送風機から吐出された
旋回成分の大きな流れが熱交換器にぶつかるため圧力損
失が大きいのに対して、吸い込み式の場合は、熱交換器
を通過してから送風機に吸い込まれるため圧力損失が小
さくなる。これにより、送風機の消費電力を小さくでき
るとともに、騒音の低減、及び送風機の小型化等が図れ
る。また、吸い込み式送風機では、熱交換器を通過して
整流された流体を吸い込むため、押し込み式送風機より
ファン効率が良く、且つ低騒音である。これにより、熱
交換器と送風機との設置間隔を狭めることができるるた
め、その分、冷却装置の薄型化を図ることができる。
【0008】更に、送風機として軸流式ファンを用いた
場合には、遠心力によって流体の流れがボス側から外周
側へ流れてしまうため、ファンの前後(上流側と下流
側)で半径方向の速度分布が異なり、ファン下流側の方
が半径方向の速度分布が不均一となる(半径方向の内側
から外側へ向かって流体速度が大きくなる)。このた
め、軸流式ファンの吐出側に熱交換器を配置した場合
(つまり押し込み式)には、半径方向の速度分布が大き
い流体の流れが熱交換器に送風されるため、速度分布が
均一な流れを送風する場合と比較して熱交換器の性能が
低下する。これに対し、軸流式ファンの吸い込み側に熱
交換器を配置した場合(つまり吸い込み式)には、半径
方向の速度分布が小さい流体の流れが熱交換器に送風さ
れるため、押し込み式の場合より熱交換器の性能を向上
できる。更に、吸い込み式の場合は、吸込口が熱交換器
に対向しているため、熱交換器が吸込口の防護ネットと
して機能し、吸込口より異物が混入するのを防止できる
効果もある。
【0009】(請求項4の手段)請求項3に記載した冷
却装置において、吸込口が熱交換器に対向して配設され
た送風機は、遠心送風式である。この場合、吸込口より
吸い込んだ流体を直角方向に吐出できる(つまり送風機
の内部で流体の流れを変えることができる)ため、狭い
冷却装置の内部で効率よく送風経路を構成することがで
きる。これに対し、軸流式ファンでは、流体の流れ方向
が直線的(熱交換器に対して垂直方向)であるため、垂
直方向だけで送風経路を構成することが困難な冷却装置
においては、軸流式ファンより吐出された流体の流れ方
向を壁面に当てるか配管等により強制的に曲げる必要が
生じる。このため、流路抵抗が大きくなって騒音が増大
する。
【0010】(請求項5の手段)請求項1〜4に記載し
た何れかの冷却装置により筐体の内部空間を冷却する筐
体冷却装置であって、仕切板によって気密に隔てられた
高温側伝熱空間と低温側伝熱空間とを有し、高温側伝熱
空間が筐体の内部空間と連通して設けられ、低温側伝熱
空間が筐体の外部空間と連通して設けられて、高温側熱
交換器と高温側送風機とが高温側伝熱空間に収容され、
低温側熱交換器と低温側送風機とが低温側伝熱空間に収
容されて冷却ユニットを構成している。この様に、冷却
装置を筐体と組み合わせた場合、筐体内部に発熱体が収
容されることから、出来るだけ冷却装置を薄型化するこ
とが望まれる。この様な条件下では送風経路を自由に構
成することが困難であり、低温側熱交換器及び高温側熱
交換器に対して低温側流体と高温側流体とを並流で送風
する必要性が生じる場合がある。そこで、本発明の冷却
装置を筐体と組み合わせることにより、冷却装置の効果
(並流でも対向流と同等の放熱性能が得られる)を生か
して筐体内部を冷却することができる。
【0011】(請求項6の手段)請求項5に記載した筐
体冷却装置において、冷却ユニットは、高温側送風機の
作動により高温側伝熱空間に高温側流体を取り入れる内
気取入口と、高温側伝熱空間より高温側流体を排出する
内気排出口とを有するとともに、低温側送風機の作動に
より低温側伝熱空間に低温側流体を取り入れる外気取入
口と、低温側伝熱空間より低温側流体を排出する外気排
出口とを有し、内気取入口より内気排出口の方が低い位
置に設けられ、且つ外気取入口より外気排出口の方が高
い位置に設けられている。この場合、高温側送風機の作
動によって高温側伝熱空間を流れる高温側流体は、高温
側熱交換器を通過する際に伝熱媒体に放熱して冷却され
るため、高温側伝熱空間に流入する高温側流体より高温
側伝熱空間から吐出される高温側流体の方が低温であ
る。そのため、内気排出口を内気取入口より低い位置に
設けることにより、高温側流体の浮力を利用して筐体内
の循環を良好にでき、効率良く筐体内部を冷却すること
ができる。
【0012】また、低温側送風機の作動によって低温側
伝熱空間を流れる低温側流体は、低温側熱交換器を通過
する際に伝熱媒体より受熱して加熱されるため、低温側
伝熱空間に流入する低温側流体より低温側伝熱空間から
吐出される低温側流体の方が高温である。そのため、外
気取入口を外気排出口より低い位置に設けることにより
低温側流体の浮力を利用できるため、低温側送風機の負
荷を軽減できるメリットがある。逆に上方より吸い込ん
で下方から排出すると、熱交換後の加熱された流体を吸
い込んでしまう可能性があり、ショートサーキットを生
じて冷却能力の低下を起こす恐れがある。
【0013】(請求項7の手段)請求項5または6に記
載した筐体冷却装置において、冷却ユニットは、高温側
送風機と低温側送風機が、熱交換装置に対して外側に配
置されている。この場合、冷却ユニットの外側から熱交
換装置に邪魔されることなく、高温側送風機及び低温側
送風機のメンテナンスや交換作業を容易に行うことが可
能である。
【0014】(請求項8の手段)請求項5または6に記
載した筐体冷却装置において、冷却ユニットは、筐体に
対して一辺を軸として回動自在に取り付けられ、且つ高
温側送風機と低温側送風機が熱交換装置に対して内側に
配置されている。この場合、筐体から冷却ユニットを取
り外すことなく、筐体に対して冷却ユニットを開くこと
により、冷却ユニットの内側から熱交換装置に邪魔され
ることなく、高温側送風機及び低温側送風機のメンテナ
ンスや交換作業を容易に行うことが可能である。
【0015】(請求項9の手段)熱交換装置は、内部に
伝熱媒体である冷媒が封入され、その冷媒が高温側熱交
換器で高温側流体から受熱して沸騰し、連結管を通って
低温側熱交換器へ移動した後、その低温側熱交換器で低
温側流体に放熱することにより高温側流体の熱を低温側
流体へ移動する沸騰冷却装置である。この沸騰冷却装置
では、高温側流体の熱を冷媒の沸騰と凝縮との繰り返し
によって低温側流体へ移動するため、熱交換器に掛かる
消費電力が不要(但し、高温側送風機と低温側送風機と
を駆動するための電力は必要)であり、コストを低く抑
えることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。 (第1実施例)図1は筐体冷却装置1の断面図、図2は
筐体冷却装置1の正面図である。本実施例の筐体冷却装
置1は、例えば携帯電話や自動車電話等の移動無線電話
の無線基地局装置であり、内部に電子部品2(発熱体)
を収容するハウジング3(筐体)と、このハウジング3
内に組み込まれて、ハウジング3内部を冷却する冷却ユ
ニット4(以下パネルクーラ4と呼ぶ)から構成され
る。
【0017】電子部品2は、電気が流れると所定の動作
を行うとともに発熱する発熱体(例えば、送受信器に組
み込まれる高周波スイッチング回路を構成する半導体ス
イッチング素子、またはパワーアンプに組み込まれるパ
ワートランジスタ等の半導体増幅素子)から構成されて
いる。ハウジング3は、例えばアルミニウム等の金属板
により箱状に形成され、前面板3a(図1の左面)に開
口部(符号なし)が設けられ、この開口部にパネルクー
ラ4が気密に組み込まれることにより、ハウジング3の
内部空間3Aが密閉化される。
【0018】パネルクーラ4は、ケーシング5と、この
ケーシング5内に収容される沸騰冷却装置6(図3参照
/本発明の熱交換装置)、低温側送風機7、高温側送風
機8、及びコントローラ9等より構成され、ハウジング
3の開口部に気密に組み込まれてビスやボルト10等に
より開口周縁部に固定されている(図2参照)。ケーシ
ング5は、仕切板11によって隔てられた低温側伝熱空
間12と高温側伝熱空間13とを形成するとともに、低
温側伝熱空間12とハウジング3の外部空間(大気)と
を連通する外気取入口14と外気排出口15、及び高温
側伝熱空間13とハウジング3の内部空間3Aとを連通
する内気取入口16と内気排出口17が形成されてい
る。また、ケーシング5の前面には、低温側送風機7及
び高温側送風機8のメンテナンス用ハッチ18、19が
着脱可能に取り付けられている。
【0019】外気取入口14と外気排出口15は、それ
ぞれケーシング5の前面に開口して、その開口面に異物
の侵入を防止するためのルーバ14a、15aが設けら
れている(図2参照)。なお、外気取入口14は仕切板
11の位置より上部に開口し、外気排出口15は外気取
入口14より上部に形成されている。内気取入口16
は、ケーシング5の背面上部に開口し、内気排出口17
は、ケーシング5の底面に開口している。なお、ケーシ
ング5の背面は、低温側伝熱空間12の後面より更に後
方(図1の右側)に位置し、ケーシング5の後面と背面
との間に上下方向に伸びるダクト状の内気導入路20が
形成されている。
【0020】沸騰冷却装置6は、高温側伝熱空間13に
略直立した姿勢で配される冷媒槽21、低温側伝熱空間
12に略直立した姿勢で配される放熱器22、及び冷媒
槽21と放熱器22とを連結する連結管23より構成さ
れ、図示しない封入チューブを通じて装置内部に所定量
の冷媒が封入されている。この冷媒は、HFC−134
a(化学式:CH2 FCF3 )や水等が用いられ、その
液面が非作動時に仕切板11の位置に略一致する程度ま
で封入されている。なお、本実施例の冷却ユニット4
は、2組の沸騰冷却装置6を具備している。
【0021】冷媒槽21は、図3に示す様に、並列に配
された複数の受熱管21a(本発明の伝熱管)、各受熱
管21aの両端に接続されて各受熱管21aを連通する
一組のタンク(上部タンク21bと下部タンク21
c)、及び隣合う各受熱管21aの間に介在された受熱
用フィン21dから構成され、一体ろう付けにより製造
されている。受熱管21aは、伝熱性に優れた金属材
(例えばアルミニウムや銅)により断面形状が偏平な長
円形状または細長い長方形に形成されている。タンク2
1b、21cは、受熱管21aと同じ金属材により両端
が閉じた筒形状(断面形状は円形でなくても図3に示す
様に方形でも良い)に形成され、長手方向に一定の間隔
をおいて各受熱管21aの端部が挿入されている。受熱
用フィン21dは、伝熱性に優れたアルミニウム等の薄
い金属板を交互に折り曲げて波形状に成形したコルゲー
トフィンであり、各折り曲げ部で受熱管21aの壁面に
接合されている。
【0022】放熱器22は、図3に示す様に、並列に配
された複数の放熱管22a(本発明の伝熱管)、各放熱
管22aの両端に接続されて各放熱管22aを連通する
一組のタンク(上部タンク22bと下部タンク22
c)、及び隣合う各放熱管22aの間に介在された放熱
用フィン22dから構成され、一体ろう付けにより製造
されている。放熱管22aは、伝熱性に優れた金属材
(例えばアルミニウムや銅)により断面形状が偏平な長
円形状または細長い長方形に形成されている。タンク2
2b、22cは、放熱管22aと同じ金属材により両端
が閉じた筒形状(断面形状は円形でなくても図3に示す
様に方形でも良い)に形成され、長手方向に一定の間隔
をおいて各放熱管22aの端部が挿入されている。放熱
用フィン22dは、伝熱性に優れたアルミニウム等の薄
い金属板を交互に折り曲げて波形状に成形したコルゲー
トフィンであり、各折り曲げ部で放熱管22aの壁面に
接合されている。
【0023】連結管23は、冷媒槽21及び放熱器22
とともに一体ろう付けできる金属材(例えばアルミニウ
ムや銅)により形成されたもので、冷媒槽21で沸騰し
た冷媒蒸気を放熱器22へ導くための第1の連結管23
aと、放熱器22で凝縮液化した凝縮液を冷媒槽21へ
戻すための第2の連結管23bとから成り、両連結管2
3a、23bとも仕切板11を気密に通り抜けて冷媒槽
21と放熱器22とを連結している。第1の連結管23
aは、図3に示す様に、一端が冷媒槽21の上部タンク
21b内に差し込まれて上部タンク21b内部に開口
し、他端がジョイント管24に接続されて、そのジョイ
ント管24が放熱器22の上部タンク22bに接続され
ている。第2の連結管23bは、図3に示す様に、一端
が放熱器22の下部タンク22c内に差し込まれて下部
タンク22c内部に開口し、他端がジョイント管25に
接続されて、そのジョイント管25が冷媒槽21の下部
タンク21cに接続されている。なお、冷媒蒸気が流れ
る第1の連結管23aの方が、凝縮液が流れる第2の連
結管23bより管径を大きく設定しても良い。また、冷
媒槽21の上部タンク21bと第1の連結管23aとの
接続、及び放熱器22の下部タンク22cと第2の連結
管23bとの接続をジョイント管によって行っても良
い。
【0024】2組の沸騰冷却装置6は、図1及び図3に
示す様に、互いの冷媒槽21と放熱器22とが交差した
位置関係に配置されて、その冷媒槽21と放熱器22と
を連結する第1の連結管23a及び第2の連結管23b
が相互にクロス配管されている。なお、本実施例では、
2組であるが、3組以上の沸騰冷却装置6を使用する場
合にも同様に構成される。即ち、一番左の冷媒槽21と
一番右の放熱器22、左から二番目の冷媒槽21と右か
ら二番目の放熱器22、……、一番右の冷媒槽21と一
番左の放熱器22という様に、冷媒槽21と放熱器22
との配列方向が対向する様に構成される。
【0025】低温側送風機7は、低温側伝熱空間12に
て沸騰冷却装置6の放熱器22より外側(ケーシング5
の前面側)に配置され、外気取入口14と外気排出口1
5とを通じて低温側伝熱空間12にハウジング3外部の
低温空気(以下、外気と言う)を流通させる。この低温
側送風機7は、図1に示す様に、遠心式ファンの一種で
あるターボファン7a、このターボファン7aを回転駆
動する電動モータ7b、及び送風通路を形成するファン
ケーシング7c等を具備し、このファンケーシング7c
に設けられた吸込口(ベルマウス)7dから吸い込んだ
外気を直角方向に曲げて吐出する遠心送風式で、その吸
込口7dが沸騰冷却装置6の放熱器22に対向して配置
されている。低温側伝熱空間12に形成される送風経路
は、外気取入口14から仕切板11の上側で第1の連結
管23aと第2の連結管23bとが配された配管スペー
スを通り抜けて一旦放熱器22の後方側へ至り、その後
方側で折り返してから放熱器22を通過した後、低温側
送風機7のファンケーシング7c内を通って外気排出口
15へ至る。この送風経路を流れる外気の流れを図1に
実線矢印Aで示す。なお、上記送風経路のうち、連結管
23の配管スペースを通る部分を送風通路26として説
明する。
【0026】高温側送風機8は、高温側伝熱空間13に
て沸騰冷却装置6の冷媒槽21より外側(ケーシング5
の前面側)に配置され、内気取入口16と内気排出口1
7とを通じて高温側伝熱空間13とハウジング3の内部
空間3Aとの間で高温空気(以下、内気と言う)を循環
させる。この高温側送風機8は、図1に示す様に、遠心
式ファンの一種であるターボファン8a、このターボフ
ァン8aを回転駆動する電動モータ8b、及び送風通路
を形成するファンケーシング8c等を具備し、このファ
ンケーシング8cに設けられた吸込口(ベルマウス)8
dから吸い込んだ内気を直角方向に曲げて吐出する遠心
送風式で、その吸込口8dが沸騰冷却装置6の冷媒槽2
1に対向して配置されている。高温側伝熱空間13に形
成される送風経路は、内気取入口16から内気導入路2
0を通り、冷媒槽21を通過した後、高温側送風機8の
ファンケーシング8c内を通って内気排出口17に至
る。この高温側送風機8の作動により生じる内気の流れ
を図1に実線矢印Bで示す。
【0027】コントローラ9は、例えばサーミスタ等の
温度センサ27により検出したハウジング3内部の温度
に基づいて、低温側送風機7の電動モータ7b、高温側
送風機8の電動モータ8b、及び電気ヒータ(図示しな
い)等の電気機器を通電制御する。温度センサ27は、
図1に示す様に、内気取入口16の内側(内気導入路2
0側)に設けられて、内気取入口16より内気導入路2
0へ流入する内気の温度を検出する。電気ヒータは、ハ
ウジング3内部の温度低下に伴う電子部品2の性能低下
及び結露を防止するために、ハウジング3の内部温度が
予め設定された下限温度(例えば0℃)より低い時に通
電されて、ハウジング3内部を下限温度以上に保つ働き
をする。
【0028】次に、本実施例の作動を説明する。電子部
品2から発生する熱によってハウジング3の内部温度が
上昇し、コントローラ9を通じて高温側送風機8の電動
モータ8bと低温側送風機7の電動モータ7bとが通電
されると、ターボファン8aの回転によってハウジング
3の内部空間3Aと高温側伝熱空間13とを図1の実線
矢印Bで示す様に内気が循環し、ターボファン7aの回
転によって、図1の実線矢印Aで示す様に低温側伝熱空
間12に外気が流通する。これにより、高温側伝熱空間
13に配された冷媒槽21では、各受熱管21aに満た
された冷媒(液冷媒)が高温の内気から受熱して沸騰
し、蒸気冷媒となって各受熱管21aを上昇した後、上
部タンク21bから第1の連結管23aを通って放熱器
22へ移動する。
【0029】放熱器22の上部タンク22bに流入した
蒸気冷媒は、上部タンク22bから各放熱管22aへ分
配され、放熱管22aを流れる際に放熱管22aの内壁
面に凝縮して液化し、液滴となった後、自重により放熱
管22aの内壁面を伝って下部タンク22cへ落下す
る。下部タンク22cに集められた凝縮液は、第2の連
結管23bを通って冷媒槽21の下部タンク21cへ流
入し、下部タンク21cから再び各受熱管21aへ供給
され、上記サイクルを繰り返す。
【0030】高温側送風機8の作動によって高温側伝熱
空間13を流れる内気は、冷媒槽21を通過する際に冷
媒槽21の受熱管21aに満たされた冷媒との間で熱交
換(冷媒に蒸発潜熱を奪われる)されて冷やされ、内気
排出口17よりハウジング3の内部空間3Aへ吐出され
て電子部品2を冷却する。また、低温側送風機7の作動
によって低温側伝熱空間12を流れる外気は、放熱器2
2を通過する際に放熱器22の放熱管22aを流れる蒸
気冷媒との間で熱交換(冷媒から凝縮潜熱を奪う)され
て加熱され、外気排出口15よりハウジング3の外部空
間へ吐出される。以上の様に、冷媒が沸騰と凝縮とを繰
り返して冷媒槽21と放熱器22とを循環することによ
り、電子部品2から発生した熱が順次外気へ放出され
て、ハウジング3に収容された電子部品2を冷却するこ
とができる。
【0031】(本実施例の効果)本実施例では、冷媒槽
21に対する高温側送風機8の送風方向と放熱器22に
対する低温側送風機7の送風方向(内気と外気の流れ方
向)とが同一となる様に構成されている。また、2組の
沸騰冷却装置6を備え、各装置6の冷媒槽21と放熱器
22とを交差した位置関係に配置して、その冷媒槽21
と放熱器22とを連結する第1の連結管23a及び第2
の連結管23bがクロス配管されている。これにより、
冷媒槽21と放熱器22とを多段(本実施例では二段)
に配列した効果を損なうことなく、十分な放熱性能を得
ることができる。また、各装置6の冷媒槽21と放熱器
22とを交差した位置関係に配置するために、各装置6
の第1の連結管23aと第2の連結管23b(合計4本
の連結管23)とをクロス配管させるだけで良い。従っ
て、製造が容易であり、低コストで対応できる。
【0032】本実施例では、各装置6の冷媒槽21と放
熱器22とを交差した位置関係に配置したことにより、
沸騰冷却装置6に対して低温側送風機7と高温側送風機
8とを同一側に配置して内気と外気とを並流で送風する
ことができる。このため、沸騰冷却装置6の両側に送風
機7、8を配置する必要がある場合と比べてパネルクー
ラ4を薄型化することができる。低温側送風機7と高温
側送風機8は、吸込口7d、8dが放熱器22と冷媒槽
21とに対向して配設されている(つまり吸い込み式送
風機である)。この場合、送風機7、8の吐出口を放熱
器22と冷媒槽21に対向して配設した場合(押し込み
式送風機)と比べて圧力損失が小さくなるため、送風機
7、8の消費電力を小さくできるとともに、騒音の低
減、及び送風機7、8の小型化等が図れる。
【0033】また、吸い込み式送風機では、熱交換器
(冷媒槽21、放熱器22)を通過して整流された流体
を吸い込むため、押し込み式送風機よりファン効率が良
く、且つ低騒音である。このため、各送風機7、8と沸
騰冷却装置6との設置間隔を狭めることができるるた
め、その分パネルクーラ4の薄型化を図ることができ
る。更に、各送風機7、8は、吸込口7d、8dが熱交
換器(放熱器22、冷媒槽21)に対向しているため、
放熱器22と冷媒槽21が各送風機7、8の吸込口7
d、8dの防護ネットとして機能する。このため、吸込
口7d、8dより異物が混入するのを防止でき、送風機
7、8の故障原因を少なくできる。本実施例の低温側送
風機7と高温側送風機8は遠心送風式である。この場
合、吸込口7d、8dより吸い込んだ空気を直角方向に
吐出できる(つまり送風機7、8の内部で空気の流れを
変えることができる)ため、狭いパネルクーラ4の内部
で効率よく送風経路を構成することができる。また、軸
流式ファンを使用して直角に曲がった送風経路を構成し
た場合と比較すると、流路抵抗が小さく圧損を低減でき
るため、所要の風量を得るための消費電力を少なくでき
る。
【0034】本実施例では、低温側伝熱空間12におい
て、沸騰冷却装置6の冷媒槽21と放熱器22とを連結
する連結管23の配管スペースに送風通路26を設け
て、この送風通路26を通って外気取入口14から放熱
器22の後方側へ外気を導くことができる。このため、
放熱器22の上方側に別途送風経路を設ける必要がない
ため、その分、パネルクーラ4の小型化を図ることがで
きる。なお、送風通路26内を通る第1の連結管23a
及び第2の連結管23bは、それぞれ送風通路26を流
れる外気との間で熱的な影響を遮断するために、断熱材
等を巻き付けても良い。この場合、特に蒸気冷媒が流れ
る第1の連結管23aのみを断熱処理しても良い。ま
た、ハウジング3外部の空気は、外気取入口14から送
風通路26を通って一旦放熱器22の後方側へ流れた後
(つまり、放熱器22の下側を通り抜ける)、その放熱
器22の後方側を上昇しながら放熱器22を通過して低
温側送風機7に吸い込まれる。これにより、砂等の重い
ゴミが外気取入口14から外気とともに流入しても、放
熱器22の後方側を空気が上昇する際に自重により落下
するため、放熱器22にゴミが付着しにくくなる。
【0035】本実施例では、ハウジング3内部の内気を
高温側伝熱空間13に取り入れる内気取入口16がケー
シング5の背面の上部に開口し、冷媒槽21を通過して
冷却された空気が排出される内気排出口17がケーシン
グ5の下面に開口している。これにより、高温の空気を
上側から取り入れて低温の空気を下側から排出できるた
め、ハウジング3内での外気の循環が良好に行われて、
効率良く電子部品2を冷却することができる。また、ハ
ウジング3外部の外気を低温側伝熱空間12に取り入れ
る外気取入口14より、放熱器22を通過して加熱され
た空気が排出される外気排出口15の方が高い位置に開
口しているため、低温の空気を下側から取り入れて、高
温の空気を上側から排出できる。この場合、外気の浮力
を利用できるため、低温側送風機7の負荷を軽減できる
メリットがある。逆に上方より吸い込んで下方から排出
すると、熱交換後の加熱された流体を吸い込んでしまう
可能性があり、ショートサーキットを生じて冷却能力の
低下を起こす恐れがある。
【0036】本実施例では、低温側送風機7及び高温側
送風機8がパネルクーラ4の外側(冷媒槽21及び放熱
器22に対して外側)に配置されているため、電動モー
タ7b、8bで発生した熱を電動モータ7b、8bを取
り付けているモータステー等に放熱でき、モータステー
から更にハウジング3の外部を流れる外気に放熱するこ
とができる。これにより、低温側送風機7及び高温側送
風機8をパネルクーラ4の内側に配置した場合と比べる
と、沸騰冷却装置6の放熱能力(冷却能力)が同じで
も、ハウジング3内部の電子部品2の発熱量を増やすこ
とができる。また、ハウジング3内部より低温の外気に
放熱することにより、電動モータ7b、8bをより低い
環境温度で使用できるため、電動モータ7b、8bの寿
命が向上する。更に、低温側送風機7及び高温側送風機
8が沸騰冷却装置6の外側に配置されているため、メン
テナンス用ハッチ18、19を開くことにより、沸騰冷
却装置6に妨げられることなく、容易に低温側送風機7
及び高温側送風機8のメンテナンス及び交換作業等を行
うことができる。
【0037】(第2実施例)図4は筐体冷却装置1の断
面図である。本実施例は、パネルクーラ4がハウジング
3に対して一辺を支持軸(図示しない)として開閉可能
に組付けられている。また、本実施例では、沸騰冷却装
置6に対して低温側送風機7及び高温側送風機8が内側
(ハウジング3側)に配置されている。この場合、仕切
板11の下側に連結管23の配管スペースを設けて、そ
の配管スペースを利用して内気側の送風通路28を設け
ることができる。また、ハウジング3に対してパネルク
ーラ4全体を支持軸を中心として回転させて開くことに
より、低温側送風機7及び高温側送風機8のメンテナン
ス及び交換等を行うことができるため、電動モータ7
b、8b等の重要部品を外側に配置しなくても良い。な
お、ケーシング5の背面にヒンジ29等を設けて、ヒン
ジ29より上部を可動式とすることにより、低温側送風
機7のメンテナンス及び交換等の作業性を向上できる。
【0038】(第3実施例)図5は筐体冷却装置1の断
面図である。本実施例は、低温側送風機7として軸流式
ファン7(同一符号で示す)を用いた一例である。この
場合、軸流式ファン7の前面に外気排出口15が形成さ
れ、その外気排出口15の下側に外気取入口14が形成
されている。従って、軸流式ファン7の作動によって生
じる外気の流れは、図5に実線矢印Aで示す様に、外気
取入口14より低温側伝熱空間12に流入した後、連結
管23の配管スペースに設けられた送風通路26を通っ
て放熱器22の後ろ側へ入り込み、放熱器22を通過し
て軸流式ファン7に吸い込まれ、そのまま前方に開口す
る外気排出口15より排出される。この様に、低温側伝
熱空間12では、軸流式ファン7を外気排出口15に対
向して配置できるため、軸流式ファン7から吹き出され
た空気流を曲げて排出する必要がなく、圧損による性能
低下を招くことなく軸流式ファン7を使用することがで
きる。
【0039】また、軸流式ファン7を用いた場合、遠心
力によって空気の流れがボス側から外周側へ流れてしま
うため、軸流式ファン7の前後(上流側と下流側)で半
径方向の速度分布が異なり、軸流式ファン7下流側の方
が半径方向の速度分布が不均一となる(半径方向の内側
から外側へ向かって空気速度が大きくなる)。このた
め、軸流式ファン7の吐出側に放熱器22を配置した場
合(つまり押し込み式)には、半径方向の速度分布が大
きい空気の流れが放熱器22に送風されるため、速度分
布が均一な流れを送風する場合と比較して放熱器22の
性能が低下する。これに対し、本実施例の様に、軸流式
ファン7の吸い込み側に放熱器22を配置した場合に
は、半径方向の速度分布が小さい空気の流れが放熱器2
2に送風されるため、押し込み式の場合より放熱器22
の性能が向上する。更に、軸流式ファン7では、ターボ
ファン等の遠心送風式と比較して吸込口の有効面積を大
きく取れるため、放熱面積を大きくしたい場合等に効果
的である。
【0040】(第4実施例)図6は筐体冷却装置1の断
面図である。本実施例は、低温側送風機7と高温側送風
機8の両方を軸流式ファン7、8とした一例である。こ
の場合、密閉空間の一部である高温側伝熱空間13の前
面がメンテナンス用ハッチ18により閉塞されているた
め、軸流式ファン8からの吐出空気を直角方向に曲げる
必要がある。従って、極力圧損を小さくするためには軸
流式ファン8とメンテナンス用ハッチ18との間隔を出
来る限り大きく取った方が良い。ところが、軸流式ファ
ン8とメンテナンス用ハッチ18との間隔を大きく取る
と、パネルクーラ4の幅(図6の左右方向の寸法)が増
大してしまう。そこで、本実施例では、沸騰冷却装置6
の冷媒槽21を放熱器22に対して後方(ケーシング5
の背面側)へオフセット配置して構成している。これに
より、冷媒槽21を後方へずれて配置した分だけ、軸流
式ファン8の吐出側スペースを大きく取ることができ
る。また、本実施例の場合、図7に示す様に、2組の沸
騰冷却装置6のうち、一方の装置は、冷媒槽21の上方
に放熱器22を配置して、両者を連結する第1の連結管
23a及び第2の連結管23bを上下方向に真っ直ぐ配
管できるため、低コストで対応できるメリットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】筐体冷却装置の断面図(第1実施例)。
【図2】筐体冷却装置の正面図である(第1実施例)。
【図3】沸騰冷却装置の斜視図である。
【図4】筐体冷却装置の断面図(第2実施例)。
【図5】筐体冷却装置の断面図(第3実施例)。
【図6】筐体冷却装置の断面図(第4実施例)。
【図7】沸騰冷却装置の斜視図である(第4実施例)。
【図8】ヒートパイプを使用した冷却装置の側面図であ
る(従来技術)。
【図9】ヒートパイプを使用した冷却装置の側面図であ
る(従来技術)。
【符号の説明】
1 筐体冷却装置 2 電子部品(発熱体) 3 ハウジング(筐体) 3A 内部空間(高温領域) 4 パネルクーラ(冷却ユニット/冷却装置) 5 ケーシング 6 沸騰冷却装置(熱交換装置) 7 低温側送風機 7d 低温側送風機の吸込口 8 高温側送風機 8d 高温側送風機の吸込口 11 仕切板 12 低温側伝熱空間(低温領域) 13 高温側伝熱空間(高温領域) 14 外気取入口 15 外気排出口 16 内気取入口 17 内気排出口 21 冷媒槽(高温側熱交換器) 21a 受熱管(伝熱管) 21b 冷媒槽の上部タンク 21c 冷媒槽の下部タンク 22 放熱器(低温側熱交換器) 22a 放熱管(伝熱管) 22b 放熱器の上部タンク 22c 放熱器の下部タンク 23a 第1の連結管(連結管) 23b 第2の連結管(連結管)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高温領域に配されて、内部を流れる伝熱媒
    体と外部の高温側流体との間で熱交換を行う高温側熱交
    換器、低温領域に配されて、内部を流れる伝熱媒体と外
    部の低温側流体との間で熱交換を行う低温側熱交換器、
    及び前記高温側熱交換器と前記低温側熱交換器とを連結
    する連結管より構成され、前記高温側熱交換器と前記低
    温側熱交換器は、それぞれ伝熱媒体が流通する複数本の
    伝熱管と各伝熱管を連通するタンクとを具備し、前記高
    温側熱交換器のタンクと前記低温側熱交換器のタンクと
    が前記連結管により連結して構成された熱交換装置と、 前記高温領域で前記高温側熱交換器に高温側流体を送風
    する高温側送風機と、 前記低温領域で前記低温側熱交換器に低温側流体を送風
    する低温側送風機とを備え、 前記熱交換装置が複数設けられて、各熱交換装置の前記
    高温側熱交換器と前記低温側熱交換器とがそれぞれ多段
    に配列されるとともに、前記高温側熱交換器に対する高
    温側流体の流れ方向と前記低温側熱交換器に対する低温
    側流体の流れ方向とが同一方向となる様に構成され、 且つ、各熱交換装置は、前記高温側熱交換器と前記低温
    側熱交換器との配列方向が対向して設けられていること
    を特徴とする冷却装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した冷却装置において、 前記高温側送風機と前記低温側送風機は、前記熱交換装
    置に対して同一側に配置されていることを特徴とする冷
    却装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載した冷却装置にお
    いて、 前記高温側送風機と前記低温側送風機のうち、少なくと
    も何方か一方の送風機は、吸込口が前記高温側熱交換器
    または前記低温側熱交換器に対向して配設されているこ
    とを特徴とする冷却装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載した冷却装置において、 前記吸込口が前記熱交換器に対向して配設された送風機
    は、遠心送風式であることを特徴とする冷却装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4に記載した何れかの冷却装置
    と、 密閉化された内部空間を形成し、その内部空間に発熱体
    を収容する筐体とを備え、 前記冷却装置により前記筐体の内部空間を冷却する筐体
    冷却装置であって、 仕切板によって気密に隔てられた高温側伝熱空間と低温
    側伝熱空間とを有し、前記高温側伝熱空間が前記筐体の
    内部空間と連通して設けられ、前記低温側伝熱空間が前
    記筐体の外部空間と連通して設けられて、 前記高温側熱交換器と前記高温側送風機とが前記高温側
    伝熱空間に収容され、前記低温側熱交換器と前記低温側
    送風機とが前記低温側伝熱空間に収容されて冷却ユニッ
    トを構成していることを特徴とする筐体冷却装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載した筐体冷却装置におい
    て、 前記冷却ユニットは、前記高温側送風機の作動により前
    記高温側伝熱空間に高温側流体を取り入れる内気取入口
    と、前記高温側伝熱空間より高温側流体を排出する内気
    排出口とを有するとともに、前記低温側送風機の作動に
    より前記低温側伝熱空間に低温側流体を取り入れる外気
    取入口と、前記低温側伝熱空間より低温側流体を排出す
    る外気排出口とを有し、 前記内気取入口より前記内気排出口の方が低い位置に設
    けられ、且つ前記外気取入口より前記外気排出口の方が
    高い位置に設けられていることを特徴とする筐体冷却装
    置。
  7. 【請求項7】請求項5または6に記載した筐体冷却装置
    において、 前記冷却ユニットは、前記高温側送風機と前記低温側送
    風機が、前記熱交換装置に対して外側に配置されている
    ことを特徴とする筐体冷却装置。
  8. 【請求項8】請求項5または6に記載した筐体冷却装置
    において、 前記冷却ユニットは、前記筐体に対して一辺を軸として
    回動自在に取り付けられ、且つ前記高温側送風機と前記
    低温側送風機が前記熱交換装置に対して内側に配置され
    ていることを特徴とする筐体冷却装置。
  9. 【請求項9】請求項1〜8に記載した何れかの冷却装置
    において、 前記熱交換装置は、内部に伝熱媒体である冷媒が封入さ
    れ、その冷媒が前記高温側熱交換器で高温側流体から受
    熱して沸騰し、前記連結管を通って前記低温側熱交換器
    へ移動した後、その低温側熱交換器で低温側流体に放熱
    することにより高温側流体の熱を低温側流体へ移動する
    沸騰冷却装置であることを特徴とする冷却装置。
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