JP2011114051A - 発熱体収納箱冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】各部品の配置および形状を変更することで熱交換効率を向上させ、さらに地震発生時等の衝撃の集中を配管接続部から分散させることで、装置全体の強度を向上させることを目的としている。
【解決手段】第1蒸発器14と第1凝縮器20を備えた第1冷媒サイクル28と第2蒸発器17と第2凝縮器23とを備えた第2冷媒サイクル29を有した発熱体収納箱冷却装置1において、第1冷媒液管26、第2冷媒液管27および第1冷媒蒸気管24、第2冷媒蒸気管25の接続位置を通風方向から向かって左右逆とすることで、お互いの熱交換効率低下箇所を補足することができ、全体として効率の高い発熱体収納箱冷却装置を得ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、高温媒体の熱で冷媒を沸騰蒸発させ、その後、凝縮液化させることで、高温媒体の熱を放熱させる発熱体収納箱冷却装置に関する。
この種の発熱体収納箱冷却装置は、携帯電話の基地局のような内部に発熱を伴う電子部品等を備える密閉された収納箱内の冷却に用いられる。
近年、電子部品の高性能化と制御基板に対する電子部品の高密度化が進み、制御基板からの発熱量は飛躍的に増加しているとともに、電子部品等の収納箱の小型化も進み、冷却機器の高性能化および小型化と、電子部品等の収納箱の側面または天面のいずれにも設置できるレイアウトの自由度の向上が求められている。このため、構成部品が少なく、熱移動量が大きい冷却方式として、ヒートパイプを用いた冷却方法が知られている(例えば、特許文献1)。
しかしながらヒートパイプは、沸騰蒸発して上昇する冷媒蒸気と凝縮液化されて降下する冷媒液が同じ管内を移動するため、互いに対抗しあって冷媒循環の効率が悪くなり熱交換効率が悪いという問題がある。そこで、冷媒が沸騰蒸発する蒸発器と冷媒が凝縮液化する凝縮器とを分けて、蒸発器にて沸騰蒸発した冷媒が凝縮器へと移動するために蒸発器と凝縮器を連通させる冷媒蒸気管と、凝縮器にて凝縮液化した冷媒が蒸発器へと移動するために凝縮器と蒸発器を連通させる冷媒液管により冷媒回路を形成して冷媒を循環させることで効率良く放熱させることができる沸騰冷却装置が知られている(例えば、特許文献2)。
以下、従来の沸騰冷却装置について、図13を参照しながら説明する。
図13に示すように、沸騰冷却装置101は、高温空気102が通風する高温部分103が下部になるように、また、低温空気104が通風する低温部分105が上部になるように仕切板106により仕切られた本体箱107内に設けられる。高温部分103には、内部には冷媒108が封入された蒸発器109が配置されている。蒸発器109は、高温空気102から受熱し、内部で冷媒108が沸騰蒸発する。低温部分105には、蒸発器109と連通した凝縮器110が配置されている。凝縮器110では、蒸発器109で沸騰蒸発した冷媒108が低温空気104へと放熱を行い凝縮液化する。蒸発器109と凝縮器110は、仕切板106を貫通した冷媒蒸気管111および冷媒液管112で連通している。また、高温部分103に高温空気102を送風する室内側送風機113と、低温部分105に低温空気104を送風する室外側送風機114を備えている。このような構成によれば、蒸発器109において沸騰蒸発した冷媒108が密度差により蒸発器109から凝縮器110へと冷媒蒸気管111を流通して移動し、凝縮器110において凝縮液化した冷媒108が密度差により凝縮器110から蒸発器109へと冷媒液管112を流通して移動する。このようにして、冷媒108が自然に循環し、高温空気102の熱を低温空気104へと放熱させている。
特開昭60−113498号公報 特開平9−326582号公報
このような従来の発熱体収納箱冷却装置では、凝縮器および蒸発器の能力を効率よく発揮させるために、凝縮器および蒸発器の全面に冷媒が均等に循環するように蒸気管と液管の接続位置を対角の位置に備えていた。しかし、蒸発器上部のヘッダーの蒸気管が接続されている箇所から反対方向の蒸気管が接続されていない角部にむけて、距離が離れていくほど循環抵抗が増加し冷媒循環効率が悪化することで、熱交換効率が低下するという課題があった。
本発明はこのような課題を解決するものであり、各部品の配置および形状を変更することで熱交換効率を向上させることを目的としている。
そして、この目的を達成するために本発明は、発熱体収納箱の天面を仕切り板として、この仕切り板の上側に2枚の板状の凝縮器(第1凝縮器、第2凝縮器)を設け、前記仕切り板の下側に2枚の板状の蒸発器(第1蒸発器、第2蒸発器)を設け、前記第1凝縮器と前記第1蒸発器は、第1冷媒液管と第1蒸発管とで接続して第1冷媒サイクルを構成し、前記第2凝縮器と前記第2蒸発器は、第2冷媒液管と第2蒸発管とで接続して第2冷媒サイクルを構成し、前記第1凝縮器と前記第2凝縮器、および、前記第1蒸発器と前記第2蒸発器とは、それぞれの通風面が通風方向に前後に並ぶように配置し、さらに、前記第1冷媒液管は、前記第1凝縮器と前記第1蒸発器の下辺部の上下で対応する角部に設けた第1冷媒液管接続部に接続され、前記第1蒸発管は、前記第1凝縮器と前記第1蒸発器の上辺部であって、第1冷媒液管接続部の対角部に設けた第1蒸発管接続部に接続され、前記第2冷媒液管は、前記第2凝縮器と前記第2蒸発器の下辺部であって、前記第1冷媒液管接続部を設けた角部と異なる角部に設けた第2冷媒液管接続部に接続され、前記第2蒸発管は、前記第2凝縮器と前記第2蒸発器の上辺部であって、第2冷媒液管接続部の対角部に設けた第2蒸発管接続部に接続された発熱体収納箱冷却装置である。
本発明によれば、第1冷媒サイクルと第2冷媒サイクルの冷媒液管および蒸気管の接続位置を通風方向に対して左右逆とすることで、お互いの熱交換効率低下箇所を補足することができ、装置全体の性能を向上させることができる。
本発明の発熱体収納箱冷却装置側面図 同発熱体収納箱冷却装置下背面斜視図 同発熱体収納箱冷却装置上前面斜視図 同凝縮器第1冷媒サイクル・第2冷媒サイクル冷媒循環説明図 同複数サイクル説明図 同凝縮器配置変更説明図 同凝縮器ガイド板追加説明図 同凝縮器シール部品説明図 同伝熱追加説明図 同伝熱固定板説明図 同仕切り板山谷形状説明図 同蒸気管・液管接続部湾曲形状説明図 従来の発熱体収納箱冷却装置の説明図
本発明の発熱体収納箱冷却装置は、発熱体収納箱の天面を仕切り板として、この仕切り板の上側に2枚の板状の凝縮器(第1凝縮器、第2凝縮器)を設け、前記仕切り板の下側に2枚の板状の蒸発器(第1蒸発器、第2蒸発器)を設け、前記第1凝縮器と前記第1蒸発器は、第1冷媒液管と第1蒸発管とで接続して第1冷媒サイクルを構成し、前記第2凝縮器と前記第2蒸発器は、第2冷媒液管と第2蒸発管とで接続して第2冷媒サイクルを構成し、前記第1凝縮器と前記第2凝縮器、および、前記第1蒸発器と前記第2蒸発器とは、それぞれの通風面が通風方向に前後に並ぶように配置し、さらに、前記第1冷媒液管は、前記第1凝縮器と前記第1蒸発器の下辺部の上下で対応する角部に設けた第1冷媒液管接続部に接続され、前記第1蒸発管は、前記第1凝縮器と前記第1蒸発器の上辺部であって、第1冷媒液管接続部の対角部に設けた第1蒸発管接続部に接続され、前記第2冷媒液管は、前記第2凝縮器と前記第2蒸発器の下辺部であって、前記第1冷媒液管接続部を設けた角部と異なる角部に設けた第2冷媒液管接続部に接続され、前記第2蒸発管は、前記第2凝縮器と前記第2蒸発器の上辺部であって、第2冷媒液管接続部の対角部に設けた第2蒸発管接続部に接続されたため、第1冷媒サイクル、第2冷媒サイクルにおいて蒸発器上部の蒸気管が接続されている箇所から反対方向の蒸気管が接続されていない角部にむけて、距離が離れていくほど冷媒循環効率が低下し、熱交換効率が低下する部分がそれぞれ逆方向になり、お互いの能力低下分を補うことができ、装置としての熱交換効率を向上させた発熱体収納箱冷却装置を得ることができる。
また、前記第1凝縮器、前記第1蒸発器、前記第2凝縮器と前記第2蒸発器は、通風方向に対して、全て同一方向に前傾または後傾させたものであり、縦方向の設置スペースを小さくするとともに、蒸気管、冷媒液管の接続を容易にすることができる。
また、第1凝縮器と第2凝縮器は、通風方向に対し風上側の辺を離して配置し、風下側の辺を接近させて配置したものであり、下側の凝縮器の通風量を増加させることで能力を向上させることができる発熱体収納箱冷却装置を得ることができる。
また、前記第1冷媒サイクルと前記第2冷媒サイクルは、前記第1凝縮器と前記第2凝縮器、前記第1蒸発器と前記第2蒸発器それぞれが下段から第1、第2の順(あるいは第2、第1の順)になるよう配置されたものであり、最下段のサイクルでは、蒸発器はサイクルの中で最も高温の空気を受けるため冷媒蒸発に有利であるが、凝縮器ではサイクルの中で最も高温の空気で冷却するため冷媒凝縮に不利であり、最上段のサイクルにおいては、蒸発器はサイクルの中で最も低温の空気を受けるため冷媒蒸発に不利であるが、凝縮器ではサイクルの中で最も低温の空気で冷却するため冷媒凝縮に有利であるというように、各サイクルの能力の偏りをなくすことで、能力の飽和もしくはサイクルの停止ということが起こりにくくなり装置全体としての能力を高レベルで安定させる発熱体収納箱冷却装置を得ることができる。
また、前記凝縮器の通風方向風上側の辺に、風の流れと平行になる板を設けたものであり、下段に配置された凝縮器に低温空気が通風し易くなることで熱交換性能を向上させることができる発熱体収納箱冷却装置を得ることができる。
また、前記仕切り板側の前記凝縮器と前記仕切り板の間に傾斜形状のシール部品を設けたものであり、本来のシールの機能を確保しつつ、最下段の凝縮器に低温空気が通風しやすくなることで熱交換性能を向上させることができる発熱体収納箱冷却装置を得ることができる。
また、仕切り板の上下面に、風路と平行となるように伝熱板を備えたもので、伝熱板においても熱交換を行うため、装置全体の熱交換能力を向上させることができる発熱体収納箱冷却装置を得ることができる。
また、前記伝熱板で凝縮器および蒸発器を固定することで、装置の全体の熱交換能力を向上させ、さらに、装置の強度を向上させる発熱体収納箱冷却装置を得ることができる。
また、前記仕切り板は、通風方向と平行に複数の山谷形状を設けたもので、仕切り板自体の表面積をUPすることで仕切り板での熱交換性能を向上させた発熱体収納箱冷却装置を得ることができる。
また、前記冷媒液管および前記蒸発管の形状が前記凝縮器および前記蒸発器の接続部において湾曲形状となったもので、地震時等による衝撃を湾曲部が吸収し、配管接続部への衝撃を分散する発熱体収納箱冷却装置を得ることができる。
また、3つ以上の冷媒サイクルを設けたものであり、サイクル数の調整でフレキシブルに能力を変化させることができる発熱体収納箱冷却装置を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に本実施の形態1の発熱体収納箱冷却装置、の側面図を示す。
図1に示すように、発熱体収納箱冷却装置1は例えば携帯基地局のような内部に発熱を伴う電子部品等を備える密閉された収納箱2の天面に設置され、室内送風機3および室外送風機4により高温空気5と低温空気6が対向するように送風されている。
図1および図2に示すように、発熱体収納箱冷却装置1は高温空気5が通風する高温部分7が下部に、低温空気6が通風する低温部分8が上部になるように仕切り板9により仕切られた本体箱10内に配置される。第1蒸発器14は、高温部分7に配置され、上側に第1蒸発器蒸気ヘッダー11および下側に第1蒸発器液ヘッダー12を備えている。この第1蒸発器14は、通風方向に対して後傾(または前傾)して配置され、内部には冷媒13(例えばR134a)が封入されて、高温空気5から受熱し沸騰蒸発する。同様に、第2蒸発器17は、高温部分7に配置され、上側に第2蒸発器蒸気ヘッダー15および下側に第2蒸発器液ヘッダー16を備えている。この第2蒸発器17も、第1蒸発器14と同じ方向に傾斜して第1蒸発器14の下側に配置され、内部には冷媒13(例えばR134a)が封入されて、高温空気5から受熱し沸騰蒸発する。
第1凝縮器20は、低温部分8に配置され、上側に第1凝縮器蒸気ヘッダー18および下側に第1凝縮器液ヘッダー19を備えている。この第1凝縮器20は、第1蒸発器14と連通し、第1蒸発器14と同方向に傾斜して配置し、沸騰蒸発した冷媒13の蒸気が低温空気6へ放熱を行い凝縮液化させるものである。同様に、第2凝縮器23は、低温部分8に配置され、上側に第2凝縮器蒸気ヘッダー21および下側に第2凝縮器液ヘッダー22を備えている。この第2凝縮器23は、第2蒸発器17と連通し、第1凝縮器20の下側に同方向に傾斜して配置し、沸騰蒸発した冷媒13の蒸気が低温空気6へ放熱を行い凝縮液化させるものである。
第1冷媒蒸気管24は、仕切り板9を貫通し第1蒸発器蒸気ヘッダー11と第1凝縮器蒸気ヘッダー18とを連通している。また、第1冷媒蒸気管24は、第1蒸発器蒸気ヘッダー11と第1凝縮器蒸気ヘッダー18の左右どちらの角部に接続されている。同様に、第2冷媒蒸気管25は、仕切り板9を貫通し第2蒸発器蒸気ヘッダー15と第2凝縮器蒸気ヘッダー21とを連通している。また、第2冷媒蒸気管25は、第1冷媒蒸気管24と反対方向の第2蒸発器蒸気ヘッダー15と第2凝縮器蒸気ヘッダー21の角部に接続されている。
また、第1冷媒液管26は、仕切り板9を貫通し第1蒸発器液ヘッダー12と第1凝縮器液ヘッダー19とを連通している。また、第1冷媒液管26は、第1冷媒蒸気管24と対角となる位置に接続されている。同様に、第2冷媒液管27は、仕切り板9を貫通し第2蒸発器液ヘッダー16と第2凝縮器液ヘッダー22とを連通している。この第2冷媒液管27は、第2冷媒蒸気管25と反対方向の角部に接続されている。
発熱体収納箱冷却装置1は、第1蒸発器14と第1凝縮器20にて形成される第1冷媒サイクル28と、第2蒸発器17と第2凝縮器23にて形成される第2冷媒サイクル29とで構成されているのである。
このような構成によれば、図4に示すように、第1冷媒サイクル28においては、第1蒸発器14の第1冷媒蒸気管24側においては冷媒循環効率が良く、逆に、第1冷媒蒸気管24と反対側になると蒸気が排出されにくくなり循環効率が低下して高温となり熱交換効率が低下する。一方、対称サイクルとなる第2冷媒サイクル29においては、第2蒸発器17の第2冷媒蒸気管25側において冷媒循環効率がよく、第1冷媒蒸気管24と反対側になると蒸気が排出されにくくなり循環効率が低下することで高温となり熱交換効率が低下する。すなわち、第1冷媒サイクル28の効率の良い部分と第2冷媒サイクル29の効率の悪い部分、第1冷媒サイクル28の効率の悪い部分と第2冷媒サイクル29の効率の良い部分とを重ねて使用することで、お互いの能力低下分を補うことができ、装置としての熱交換効率を向上させた発熱体収納箱冷却装置を得ることができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2は、実施の形態1と同一部分については同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図5に本実施形態2の発熱体収納箱冷却装置の側断面概略図を示す。
図5に示すように、第1冷媒サイクル28、第2冷媒サイクル29を平行にさせたスライイドさせた位置に第3サイクル30を備えるように同様の関係で、複数サイクル設けたものであり、サイクル数の調整することで、第1蒸発器14、第2蒸発器17及び第1凝縮器20、第2凝縮器23のサイズを変更させることなく、フレキシブルに能力を変化させることができる発熱体収納箱冷却装置を得ることができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3は、実施の形態1と同一部分については同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図6に本実施形態2の発熱体収納箱冷却装置の側断面概略図を示す。
図6に示すように、隣り合う第1凝縮器20及び第2凝縮器23の第1凝縮器液ヘッダー19と第2凝縮器液ヘッダー22を離し、第1凝縮器蒸気ヘッダー18と第2凝縮器蒸気ヘッダー21を接近させることで、第1凝縮器20を通らないで、第2凝縮器23に直接通風する低温空気6の通風量の割合を増やすことができることで、第2凝縮器23の冷却能力を向上させることができる発熱体収納箱冷却装置を得ることができる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4は、実施の形態1と同一部分については同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図1に本実施形態4の発熱体収納箱冷却装置の側断面概略図を示す。
図1に示すように、複数枚の凝縮器と蒸発器が下段から同順で液管及び蒸気管にて接続されたものである。最下段の第2冷媒サイクル29では、第2蒸発器17は直接高温空気5が通風するため冷媒蒸発に有利である。しかし、第2凝縮器23では第1凝縮器20を通過後の加温された低温空気6にて冷却するため冷媒凝縮に不利である。最上段の第1冷媒サイクル28においては、第1蒸発器14は第2蒸発器17通過後の冷却された高温空気5にて加温するため冷媒蒸発に不利である。しかし、第1凝縮器20では直接低温空気6が通風するため、冷媒凝縮に有利である。このように、各サイクルの能力の偏りをなくすことで、蒸発器および凝縮器能力の飽和もしくはサイクルの停止ということが起こりにくくなり装置全体としての能力を高レベルで安定させる発熱体収納箱冷却装置を得ることができる。
(実施の形態5)
本発明の実施の形態は、実施の形態1と同一部分については同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図7に本実施形態5の発熱体収納箱冷却装置の側断面概略図を示す。
図7に示すように、重ねられた第1凝縮器20および第2凝縮器23おいて、それぞれの凝縮器の第1凝縮器液ヘッダー19及び第2凝縮器液ヘッダー22に風の流れと平行になるガイド板31及びガイド板32を設けたものである。このガイド板31、ガイド板32によれば、下段に配置された第2凝縮器23に低温空気6が通風し易くなることで熱交換性能を向上させることができる発熱体収納箱冷却装置を得ることができる。
(実施の形態6)
本発明の実施の形態は、実施の形態1と同一部分については同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図8に本実施形態6の発熱体収納箱冷却装置の側断面概略図を示す。
図8に示すように、仕切り板9と第2凝縮器液ヘッダー22の間をシールするシール部品33を傾斜形状とすることで、本来のシールの機能を確保しつつ、最下段の第2凝縮器23に低温空気6が通風しやすくなることで熱交換性能を向上させることができる発熱体収納箱冷却装置を得ることができる。
(実施の形態7)
本発明の実施の形態は、実施の形態1と同一部分については同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図9に本実施形態7の発熱体収納箱冷却装置の側断面概略図を示す。
図9に示すように仕切り板9の上下面に、風路と平行となるように伝熱板34及び伝熱板35を備えたもので、伝熱板34、伝熱板35においても熱交換を行うため、装置全体の熱交換能力を向上させることができる発熱体収納箱冷却装置を得ることができる。
(実施の形態8)
本発明の実施の形態は、実施の形態1と同一部分については同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図10に本実施形態8の発熱体収納箱冷却装置の側断面概略図を示す。
図10に示すように実施の形態7記載の伝熱板36および伝熱板37で第1凝縮器20、第2凝縮器23および第1蒸発器14、第2蒸発器17を固定することで、装置の全体の熱交換能力を向上させ、さらに、装置の強度を向上させる発熱体収納箱冷却装置を得ることができる。
(実施の形態9)
本発明の実施の形態は、実施の形態1と同一部分については同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図11に本実施形態8の発熱体収納箱冷却装置の側断面概略図を示す。
図11に示すように仕切り板9に波状に複数の山谷形状38を設けたもので、仕切り板9の表面積をUPすることで仕切り板9における熱交換性能を向上させた発熱体収納箱冷却装置を得ることができる。
(実施の形態10)
本発明の実施の形態は、実施の形態1と同一部分については同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図12に本実施形態8の発熱体収納箱冷却装置の側断面概略図を示す。
図12に示すように第1冷媒液管26、第2冷媒液管27および第1冷媒蒸気管24、第2冷媒蒸気管25の形状が第1凝縮器20,第2凝縮器23および第1蒸発器14、第2蒸発器17の接続部において湾曲部39となったもので、地震時等による衝撃を湾曲部39が吸収し、配管接続部への衝撃を分散する発熱体収納箱冷却装置を得ることができる。
本発明の発熱体収納箱冷却装置は、簡単な構成で効率よく熱交換能力を発揮し、様々な処理能力に対する需要にフレキシブルに対応でき、地震等の衝撃に対する強度も備えた発熱体収納箱冷却装置として有用である。
1 発熱体収納箱冷却装置
2 収納箱
3 室内送風機
4 室外送風機
5 高温空気
6 低温空気
7 高温部分
8 低温部分
9 仕切り板
10 本体箱
11 第1蒸発器蒸気ヘッダー
12 第1蒸発器液ヘッダー
13 冷媒
14 第1蒸発器
15 第2蒸発器蒸気ヘッダー
16 第2蒸発器液ヘッダー
17 第2蒸発器
18 第1凝縮器蒸気ヘッダー
19 第1凝縮器液ヘッダー
20 第1凝縮器
21 第2凝縮器蒸気ヘッダー
22 第2凝縮器液ヘッダー
23 第2凝縮器
24 第1冷媒蒸気管
25 第2冷媒蒸気管
26 第1冷媒液管
27 第2冷媒液管
28 第1冷媒サイクル
29 第2冷媒サイクル
30 第3サイクル
31 ガイド板
32 ガイド板
33 シール部品
34 伝熱板
35 伝熱板
36 伝熱板
37 伝熱板
38 山谷形状
39 湾曲部

Claims (11)

  1. 発熱体収納箱の天面を仕切り板として、この仕切り板の上側に2枚の板状の凝縮器(第1凝縮器、第2凝縮器)を設け、前記仕切り板の下側に2枚の板状の蒸発器(第1蒸発器、第2蒸発器)を設け、前記第1凝縮器と前記第1蒸発器は、第1冷媒液管と第1蒸発管とで接続して第1冷媒サイクルを構成し、前記第2凝縮器と前記第2蒸発器は、第2冷媒液管と第2蒸発管とで接続して第2冷媒サイクルを構成し、前記第1凝縮器と前記第2凝縮器、および、前記第1蒸発器と前記第2蒸発器とは、それぞれの通風面が通風方向に前後に並ぶように配置し、さらに、前記第1冷媒液管は、前記第1凝縮器と前記第1蒸発器の下辺部の上下で対応する角部に設けた第1冷媒液管接続部に接続され、前記第1蒸発管は、前記第1凝縮器と前記第1蒸発器の上辺部であって、第1冷媒液管接続部の対角部に設けた第1蒸発管接続部に接続され、前記第2冷媒液管は、前記第2凝縮器と前記第2蒸発器の下辺部であって、前記第1冷媒液管接続部を設けた角部と異なる角部に設けた第2冷媒液管接続部に接続され、前記第2蒸発管は、前記第2凝縮器と前記第2蒸発器の上辺部であって、第2冷媒液管接続部の対角部に設けた第2蒸発管接続部に接続された発熱体収納箱冷却装置。
  2. 前記第1凝縮器、前記第1蒸発器、前記第2凝縮器と前記第2蒸発器は、通風方向に対して、全て同一方向に前傾または後傾させた請求項1記載の発熱体収納箱冷却装置。
  3. 第1凝縮器と第2凝縮器は、通風方向に対し風上側の辺を離して配置し、風下側の辺を接近させて配置した請求項2記載の発熱体収納箱冷却装置。
  4. 前記第1冷媒サイクルと前記第2冷媒サイクルは、前記第1凝縮器と前記第2凝縮器、前記第1蒸発器と前記第2蒸発器それぞれが下段から第1、第2の順(あるいは第2、第1の順)になるよう配置された請求項2または3記載の発熱体収納箱冷却装置。
  5. 前記凝縮器の通風方向風上側の辺に、風の流れと平行になる板を設けた請求項2〜4いずれか一つに記載の発熱体収納箱冷却装置。
  6. 前記仕切り板側の前記凝縮器と前記仕切り板の間に傾斜形状のシール部品を設けた請求項2〜5いずれか一つに記載の発熱体収納箱冷却装置。
  7. 前記仕切り板の上下面に、風路と平行となるように伝熱板を設けた、請求項2〜6いずれか一つに記載の発熱体収納箱冷却装置。
  8. 前記伝熱板に、前記凝縮器または前記び蒸発器を固定した請求項7記載の発熱体収納箱冷却装置。
  9. 前記仕切り板は、通風方向と平行に複数の山谷形状を設けた請求項1〜8いずれか一つに記載の発熱体収納箱冷却装置。
  10. 前記冷媒液管および前記蒸発管の形状が前記凝縮器および前記蒸発器の接続部において湾曲形状となった請求項1〜9いずれか一つに記載の発熱体収納箱冷却装置。
  11. 3つ以上の冷媒サイクルを設けた請求項1〜10いずれか一つに記載の発熱体収納箱冷却装置。
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