JPH09326582A - 沸騰冷却装置及びそれを用いた筐体冷却装置 - Google Patents

沸騰冷却装置及びそれを用いた筐体冷却装置

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JPH09326582A
JPH09326582A JP8334092A JP33409296A JPH09326582A JP H09326582 A JPH09326582 A JP H09326582A JP 8334092 A JP8334092 A JP 8334092A JP 33409296 A JP33409296 A JP 33409296A JP H09326582 A JPH09326582 A JP H09326582A
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茂 門田
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清司 川口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷媒の循環の阻害を防止できる沸騰冷却装置
を得る。 【解決手段】 高温流体と低温流体とを隔離する流体隔
離板2、流体隔離板2よりも高温流体側に配設された冷
媒槽3a、冷媒槽3aの内部に封入された冷媒、一方が
冷媒槽3aに気密に連通された一対の連通管34a、3
4b、連通管34a、34bの他方に気密に連通され、
流体隔離板2よりも低温流体側に配設された放熱器3
b、低温側連通管34aの外周に被覆された高温部分側
断熱材としての断熱材50aを有する。これにより、高
温部分(高温流体としての高温空気)から低温側連通管
34aへの熱伝導を抑制できる。結果、放熱器3bで凝
縮液化されて降下してくる凝縮冷媒が、低温側連通管3
4aを介して高温部分から熱を吸収して、低温側連通管
34a内で上昇力を受けることを防止できる。よって、
冷媒の循環が阻害されることを防止でき、小型化が可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温媒体の熱で冷
媒を沸騰させ、その後凝縮させることで高温媒体の熱を
放熱させる沸騰冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子部品等の発熱体を密閉化
されたハウジングに収容して使用する場合がある。この
場合、発熱体を冷却する方法として、ハウジング内部に
直接外気を取り入れて換気することができないため、ハ
ウジング内部の空気とハウジング外部の空気との間で熱
交換を行なう方法が行われている。そして、構成部品が
少なく、熱移動量が大きいものとして、特公平2−33
20号公報に示す様な、ハウジングを貫通して配置され
たヒートパイプ(内部に冷媒が封入されている)を使用
する方法が知られている。
【0003】特公平2−3320号公報に示す様なヒー
トパイプは、ハウジング内部の高温空気で内部の冷媒を
沸騰させ、ハウジング外部に配置される放熱部でその冷
媒を凝縮させることで放熱し、その凝縮冷媒を再びハウ
ジング内部に位置する吸熱部に滴下させる。しかしなが
ら、特公平2−3320号公報のようにヒートパイプ
は、沸騰して上昇する蒸気冷媒と、凝縮されて降下する
凝縮冷媒が同じ管内を移動するため、両者が対抗しあっ
て冷媒全体の循環が効率良く行われないという問題があ
る。
【0004】そこで、実開昭62−162847号公報
のように、冷媒を循環させることで効率良く放熱させる
ことができる沸騰冷却装置が知られている。実開昭62
−162847号公報に示された沸騰冷却装置は、冷媒
槽に発熱体を固定し、発熱体の発する熱を冷媒槽内に封
入された冷媒で吸熱し、吸熱により沸騰気化した冷媒
を、冷媒槽の上に配設された放熱器で凝縮液化させ、凝
縮液化した冷媒を、冷媒槽内に挿入された冷媒戻り管を
介して冷媒槽に戻すものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開昭
62−162847号公報に示された沸騰冷却装置は、
放熱器で凝縮された冷媒を冷媒槽内に戻す冷媒戻り管
が、冷媒の中に挿入されているため、冷媒が冷媒槽内に
戻る前に冷媒戻り管の中で温められてしまい、冷媒に上
昇方向の浮力が働き、冷媒が効率よく冷媒槽内に戻らな
くなる。この結果、冷媒の循環が緩慢になり、放熱性能
が低下するという問題が発生する。
【0006】また、同様に冷媒槽から上部の放熱器へ沸
騰気化した冷媒が上昇する際、冷媒槽と放熱器とを連通
させる通路が冷えていると、沸騰気化した冷媒がその通
路内で凝縮され、放熱器に移動する前に降下してしま
う。この結果、冷媒の循環が緩慢になり、放熱性能が低
下するという問題が発生する。また、放熱特性が低下す
ることにより、体格の大型化を招いている。
【0007】本発明は、上記事情に基づいて成されたも
ので、その第1の目的は、新規な構成にて体格の小型化
を図ることにある。また、第2の目的は、冷媒の循環の
阻害を防止できる沸騰冷却装置を得ることである。ま
た、第3の目的は、放熱器で凝縮した冷媒を冷媒槽に戻
す低温側連通管を有する沸騰冷却装置において、低温側
連通管が温められて低温側連通管内で凝縮冷媒に上昇力
が発生することを防止する沸騰冷却装置を得ることであ
る。
【0008】また、第4の目的は、冷媒槽で沸騰した冷
媒を放熱器へ送る高温側連通管を有する沸騰冷却装置に
おいて、高温側連通管が冷却されて高温側連通管内で蒸
気冷媒が凝縮することを防止する沸騰冷却装置を得るこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
れば、冷媒槽内に封入される冷媒は、高温部分の熱を受
熱して沸騰気化する。沸騰気化した冷媒は、放熱器に送
出される。放熱器では、冷媒の持つ熱を低温部分に放出
させ、冷媒を凝縮液化させる。凝縮液化された冷媒は、
連通管を通って冷媒槽に戻り、再び熱を受熱する。本発
明では、熱伝導抑制手段により、冷媒槽、放熱器、高温
部分及び低温部分の内の少なくとも何れか一つと連通管
との間の熱伝導を抑制するため、冷媒の循環が阻害され
ることを防止できる。
【0010】すなわち、熱伝導抑制手段が冷媒槽と連通
管との間の熱伝導を抑制するものであるときには、放熱
器で凝縮液化されて降下してくる凝縮冷媒が、連通管を
介して高温の冷媒槽から熱を吸収して、連通管内で上昇
力を受けることを防止できる。また、熱伝導抑制手段が
高温部分と連通管との間の熱伝導を抑制するものである
ときには、放熱器で凝縮液化されて降下してくる凝縮冷
媒が、連通管を介して高温部分から熱を吸収して、連通
管内で上昇力を受けることを防止できる。
【0011】また、熱伝導抑制手段が放熱器と連通管と
の間の熱伝導を抑制するものであるときには、冷媒槽で
沸騰気化して上昇する蒸気冷媒が、連通管を介して低温
の放熱器へ熱を放熱して、連通管内で降下することを防
止できる。また、熱伝導抑制手段が低温部分と連通管と
の間の熱伝導を抑制するものであるときには、冷媒槽で
沸騰気化して上昇する蒸気冷媒が、連通管を介して低温
部分へ熱を放熱して、連通管内で降下することを防止で
きる。
【0012】この結果、効率良く放熱が行えるため、小
型化が可能となる。請求項2記載の発明によれば、冷媒
槽内に封入された冷媒は、高温流体の熱を受熱して沸騰
気化する。沸騰気化した冷媒は、流体隔離板を隔てて配
設された放熱器に送出される。放熱器では、冷媒の持つ
熱を低温流体に放出させ、冷媒を凝縮液化させる。凝縮
液化された冷媒は、連通管を通って冷媒槽に戻り、再び
熱を受熱する。本発明では、熱伝導抑制手段により、冷
媒槽、放熱器、高温部分及び低温部分の内の少なくとも
何れか一つと連通管との間の熱伝導を抑制するため、請
求項1記載の発明と同様に冷媒の循環が阻害されること
を防止できる。
【0013】請求項3記載の発明によれば、熱伝導抑制
手段として、冷媒槽と低温側連通管との間に断熱材から
なる冷媒槽側断熱材を有する。これにより、冷媒槽から
低温側連通管への熱伝導を抑制できる。結果、放熱器で
凝縮液化されて降下してくる凝縮冷媒が、連通管を介し
て高温の冷媒槽から熱を吸収して、低温側連通管内で上
昇力を受けることを防止できる。よって、冷媒の循環が
阻害されることを防止でき、小型化が可能となる。
【0014】請求項4記載の発明によれば、熱伝導抑制
手段として、放熱器と高温側連通管との間に断熱材から
なる放熱器側断熱材を有する。これにより、冷媒槽で沸
騰気化して上昇する蒸気冷媒が、連通管を介して低温の
放熱器へ熱を放熱して、連通管内で降下することを防止
できる。よって、冷媒の循環が阻害されることを防止で
き、小型化が可能となる。
【0015】請求項5記載の発明によれば、熱伝導抑制
手段として、低温側連通管の外周に被覆された断熱材か
らなる高温部分側断熱材を有する。これにより、高温部
分から低温側連通管への熱伝導を抑制できる。結果、放
熱器で凝縮液化されて降下してくる凝縮冷媒が、低温側
連通管を介して高温部分から熱を吸収して、低温側連通
管内で上昇力を受けることを防止できる。よって、冷媒
の循環が阻害されることを防止でき、小型化が可能とな
る。
【0016】請求項6記載の発明によれば、熱伝導抑制
手段として、高温側連通管の外周に被覆された断熱材か
らなる低温部分側断熱材を有する。これにより、冷媒槽
で沸騰気化して上昇する蒸気冷媒が、高温側連通管を介
して低温部分へ熱を放熱して、高温側連通管内で降下す
ることを防止できる。よって、冷媒の循環が阻害される
ことを防止でき、小型化が可能となる。
【0017】請求項7記載の発明によれば、断熱材は、
低温側連通管もしくは高温側連通管の外周の少なくとも
一部を被覆するため、従来に比べて冷媒の循環が阻害さ
れることを防止でき、小型化が可能となる。請求項8記
載の発明によれば、断熱材は、低温側連通管もしくは高
温側連通管の外周の全てを被覆するため、請求項7の発
明に比べて更に冷媒の循環が阻害されることを防止で
き、小型化が可能となる。
【0018】請求項9記載の発明によれば、断熱材は発
泡性樹脂からなるため、効率良く断熱できる。請求項1
0記載の発明によれば、熱伝導抑制手段として、流体隔
離板とともに高温通路を区画する高温側区画部材を有
し、この高温側区画部材により低温側連通管を高温通路
よりも低温の領域へ分離する。これにより、高温通路か
ら低温側連通管への熱伝導を抑制できる。結果、放熱器
で凝縮液化されて降下してくる凝縮冷媒が、低温側連通
管を介して高温通路から熱を吸収して、低温側連通管内
で上昇力を受けることを防止できる。よって、冷媒の循
環が阻害されることを防止でき、小型化が可能となる。
【0019】請求項11記載の発明によれば、熱伝導抑
制手段として、流体隔離板とともに低温通路を区画する
低温側区画部材を有し、この低温側区画部材により高温
側連通管を低温通路よりも高温の領域へ分離する。これ
により、冷媒槽で沸騰気化して上昇する蒸気冷媒が、高
温側連通管を介して低温通路へ熱を放熱して、高温側連
通管内で降下することを防止できる。よって、冷媒の循
環が阻害されることを防止でき、小型化が可能となる。
【0020】請求項12記載の発明によれば、複数の沸
騰冷却器が、各冷媒槽どうしが並列配置され更に各放熱
器どうしが並列配置されるように並列配置されてなり、
流体隔離板とともに高温通路を区画する高温側区画部材
と、流体隔離板とともに低温通路を区画する低温側区画
部材とを有し、この高温側区画部材、低温側区画部材に
より夫々低温側連通管を高温通路よりも低温の領域へ分
離し、高温側連通管を低温通路よりも高温の領域へ分離
する。これにより、高温通路から低温側連通管への熱伝
導と、高温側連通管から低温通路への熱伝導を夫々抑制
できる。
【0021】結果、放熱器で凝縮液化されて降下してく
る凝縮冷媒が、低温側連通管を介して高温通路から熱を
吸収して、低温側連通管内で上昇力を受けることを防止
でき、また、冷媒槽で沸騰気化して上昇する蒸気冷媒
が、高温側連通管を介して低温通路へ熱を放熱して、高
温側連通管内で降下することを防止できる。よって、冷
媒の循環が阻害されることを防止でき、小型化が可能と
なる。
【0022】請求項13記載の発明によれば、低温側連
通管は、吸熱管と略平行に配列されて吸熱側下部連通部
及び放熱側下部連通部を連通させるものであり、高温側
連通管は、放熱管と略平行に配列されて吸熱側上部連通
部及び放熱側上部連通部を連通させるものであるが、請
求項3または請求項4に記載の如く、低温側連通管もし
くは高温側連通管に熱伝導抑制手段を設けるため、冷媒
槽から低温側連通管への熱伝導もしくは高温側連通管か
ら放熱器への熱伝導を抑制できる。結果、放熱器で凝縮
液化されて降下してくる凝縮冷媒が、連通管を介して高
温の冷媒槽から熱を吸収して、低温側連通管内で上昇力
を受けることを防止できる、もしくは冷媒槽で沸騰気化
して上昇する蒸気冷媒が、連通管を介して低温の放熱器
へ熱を放熱して、連通管内で降下することを防止でき
る。
【0023】よって、冷媒の循環が阻害されることを防
止でき、小型化が可能となる。請求項14記載の発明に
よれば、冷媒槽内に封入される冷媒は、高温部分の熱を
受熱して沸騰気化する。沸騰気化した冷媒は、放熱器に
送出される。放熱器では、冷媒の持つ熱を低温部分に放
出させ、冷媒を凝縮液化させる。凝縮液化された冷媒
は、連通管を通って冷媒槽に戻り、再び熱を受熱する。
本発明では、連通管を高温流体及び低温流体とは隔離さ
れた領域に配設さするため、高温流体及び低温流体と連
通管との間の熱伝導を抑制できる。この結果、冷媒の循
環が阻害されることを防止できる。
【0024】すなわち、放熱器で凝縮液化されて降下し
てくる凝縮冷媒が、連通管を介して高温流体から熱を吸
収して、連通管内で上昇力を受けることを防止でき、ま
た冷媒槽で沸騰気化して上昇する蒸気冷媒が、連通管を
介して低温流体へ熱を放熱して、連通管内で降下するこ
とを防止できる。請求項15記載の発明によれば、放熱
器で凝縮液化されて降下してくる凝縮冷媒が、低温側連
通管を介して高温流体から熱を吸収して、低温側連通管
内で上昇力を受けることを防止でき、また冷媒槽で沸騰
気化して上昇する蒸気冷媒が、高温側連通管を介して低
温流体へ熱を放熱して、高温側連通管内で降下すること
を防止できる。
【0025】請求項16記載の発明によれば、請求項2
ないし請求項15の何れかに記載の沸騰冷却装置の冷媒
槽を内部連通室内に配置し、放熱器を外部連通室内に配
置する。上記の如く冷媒槽、放熱器、高温部分及び低温
部分の内の少なくとも何れか一つと連通管との間の熱伝
導を抑制するため、冷媒の循環が阻害されることを防止
できる。
【0026】請求項17記載の発明によれば、冷媒槽が
高温流体から受熱し内部の冷媒を沸騰気化させる。沸騰
気化した冷媒は高温側連通管を伝って流体隔離板を通り
抜け、放熱器に送出される。放熱器は、冷媒槽で沸騰気
化した冷媒の熱を低温流体に放出して冷媒を凝縮液化さ
せる。凝縮された冷媒は低温側連通管を伝って再び流体
隔離板を通り抜けて冷媒槽に戻される。ここで、低温側
連通管は冷媒槽と所定間隔を有して配置されているた
め、放熱器で凝縮液化されて降下してくる凝縮冷媒が、
低温側連通管を介して高温の冷媒槽から熱を吸収して、
低温側連通管内で上昇力を受けることを防止できる。高
温側連通管は放熱器と所定間隔を有して配置されている
ため、冷媒槽で沸騰気化して上昇する蒸気冷媒が、高温
側連通管を介して低温の放熱器へ熱を放熱して、高温側
連通管内で降下することを防止できる。
【0027】請求項18に記載の発明によれば、請求項
17の効果の他に以下の効果がある。すなわち、冷媒槽
は複数の吸熱管で熱を受けることができるので吸熱効率
が向上する。そして、この吸熱により沸騰気化する冷媒
を上部の吸熱側上部連通部で収集し、その冷媒は高温側
連通管により放熱器へ送出されているので、放熱器と冷
媒槽とを連通するための管の数を減らすことができ、流
体隔離板の加工を容易にできる。また、同様に放熱器は
複数の吸熱管で熱を放出するので放熱効率が向上する。
そして、凝縮液化された冷媒を下部の放熱側下部連通部
で収集し、その冷媒は低温側連通管により冷媒槽へ送出
されているので、放熱器と冷媒槽とを連通するための管
の数を減らすことができ、流体隔離板の加工を容易にで
きる。また、各連通管の数を減らすことにより、熱伝導
に関わる表面積を減らすことができ、更に冷媒の循環を
効率よく行わせることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、本発明の沸騰冷却装置の実
施の形態を図面に基づいて説明する。 (第1の実施の形態)図1は沸騰冷却装置1を筐体冷却
装置に適用した場合の側面図であり、図2は図1を説明
する模式図である。
【0029】本実施の形態において、図1、図2に示す
ように、密閉空間9内は筐体80によって形成された空
間であり、その密閉空間9内に発熱体7(例えば通信機
器等の送受信器や、その送受信器を駆動するためのパワ
ーアンプ)が収容されている。密閉空間9の上部、下部
には夫々冷却器81と連通する開口部が設けられてい
る。冷却器は、密閉空間9の気体を高温側の伝熱空間1
1に取り込むために、密閉空間9の上部と連通した開口
部である通気口13が形成されている。具体的には、密
閉空間9を形成する一側壁面9aと密閉空間9内に設け
た仕切壁22とで密閉空間9内を上下方向に伸びる送風
路23を形成し、この送風路23の上端が通気口13と
して密閉空間9内の上部(流体隔離板2より上方)に開
口している。
【0030】これにより、発熱体7の熱で高温になった
気体が通気口13から送風路23内へ導入されてスムー
ズに冷媒槽3aへ導かれるため、密閉空間9内の温度を
均一に保つことができる。即ち、発熱体7から発生する
熱で高温となった気体が対流によって密閉空間9内を上
昇するため、密閉空間9内の上部に通気口13を設けた
方が密閉空間9内の冷却効率が良いと言える。言い換え
れば、通気口13が流体隔離板2より低い位置にある
と、密閉空間9内の比較的低温の気体が通気口13から
送風路23内に導入されて冷媒槽3aへ導かれるため、
密閉空間9内の冷却効率が悪いと言える。
【0031】更に送風路23によって高温流体は冷媒槽
3aに均一に流入するようになる。送風路23がない場
合は、内部ファン15に最も近い冷媒槽3aの下部付近
に流れが集中してしまい、吸熱効率が低下するが、送風
路23があることにより、冷媒槽3aの上部にも高温風
が通過しやすくなる。また、本実施の形態では、高温側
および低温側の各伝熱空間11、12内で、冷媒槽3a
および放熱器3bを通過する気体が、それぞれ吸入側の
通気口13、16から排出側の通気口14、17へ向か
ってスムーズに流れる様に、沸騰冷却装置1全体が前後
方向(図2の左右方向)に傾斜した状態で配置されてい
る。これにより、冷媒槽3aおよび放熱器3bを通過す
る気体の流れ方向の変化を緩やかにできるため、狭いス
ペース内での送風経路損失を低減できる。その結果、密
閉空間9内にある内部ファン15を小型化できる上に、
内部ファン15の発熱量を低減できるため、その分、発
熱体7の発熱量を増やすことができる(即ち、冷却能力
を上げようとして内部ファン15を大型化すると、内部
ファン15の発熱量が増加するため、結果的に発熱体7
の発熱量を増やせなくなる)。
【0032】また、コントローラ82は温度センサ84
によって検出された通気口13への流入空気の温度に基
づき、内部ファン15の回転速度、動作時間、動作パタ
ーン等を制御する。そして、密閉空間9内が高温である
ときには内部ファン15及び外部ファン18を作動させ
て密閉空間9内の温度を下げ、また密閉空間9内が低温
(寒冷時)の時には、内部ファン15及び冷却器壁83
に固定されたヒータ19を作動させて密閉空間9内の温
度を適切に制御する。
【0033】図3は沸騰冷却装置を示す斜視図である。
また、図4は図3における沸騰冷却装置の正面図、図5
は図4を説明するための模式図、図6は図3におけるI
−I断面図である。本実施の形態では、図3に示すよう
に、沸騰冷却装置が高温流体及び低温流体の夫々流れる
方向に複数積層させている。
【0034】本実施の形態の沸騰冷却装置1は図4、図
5に示すように、高温流体(例えば高温の空気)と低温
流体(例えば低温の空気)とを隔離する流体隔離板2、
流体隔離板2よりも高温流体側に配設された複数本の吸
熱管31aからなる冷媒槽3a、吸熱管31aの内部に
封入され、高温流体から熱を受けて沸騰気化する冷媒
8、一方が冷媒槽3aに気密に連通され、他方が流体隔
離板2を通り抜けて低温流体側に延設された一対の低温
側連通管34a、連通管34b、低温側連通管34a、
高温側連通管34bの他方に気密に連通され、流体隔離
板2よりも低温流体側に配設され複数本の放熱管31b
からなる放熱器3b、冷媒槽3aの各吸熱管31aの相
互間に融合した状態(例えば、ろう付けされた状態)で
接合された受熱フィン6a、放熱器3bの各放熱管31
bの相互間に融合した状態(例えば、ろう付けされた状
態)で接合された放熱フィン6b、及び冷媒槽3aと低
温側連通管34aとの間、放熱器3bと連通管34bと
の間に埋設され、夫々冷媒槽3aから低温側連通管34
aへの熱移動、放熱器3bから連通管34bへの熱移動
を抑制する熱伝導抑制手段としての断熱材50(例え
ば、発泡性樹脂であるウレタンフォーム)から構成され
る。
【0035】なお、図5において、低温流体と高温流体
との送風方向は、便宜上紙面左右方向に記載されている
が、実際は図3の積層方向に送風される。流体隔離板2
は、例えば内部が高温となる密閉空間の一壁面を構成す
るもので、アルミニウム等の金属材料から成り、低温側
連通管34a、高温側連通管34bと一体的に接合(例
えばろう付け)されている。この流体隔離板2には、低
温側連通管34a、高温側連通管34bを通すための細
長い挿通穴が開けられている。なお、流体隔離板2と各
連通管との間に、熱移動を抑制するゴム等の樹脂を挟持
させても良い。また、流体隔離板2をウレタンフォーム
等の発泡性樹脂からなる断熱材で周囲(低温流体もしく
は高温流体の少なくとも一方)と断熱させても良い。
【0036】冷媒槽3aは、略平行に配列された複数本
の吸熱管31aと、吸熱管31aの下部に配設されて、
これら吸熱管31aを下方で連通する吸熱側下部連通部
41、及び吸熱管31aの上部に配設されて、これら吸
熱管31aを上方で連通する吸熱側上部連通部42とか
ら成る。吸熱管31aは、伝熱性に優れた金属材(例え
ばアルミニウムや銅)を断面形状が細長い長方形(また
は長円形状)を成す偏平管に形成したものである。
【0037】放熱器3bは、略平行に配列された複数本
の放熱管31bと、放熱管31bの下部に配設されて、
これら放熱管31bを下方で連通する放熱側下部連通部
43、及び放熱管31bの上部に配設されて、これら放
熱管31bを上方で連通する放熱側上部連通部44とか
ら成る。放熱管31bも、伝熱性に優れた金属材(例え
ばアルミニウムや銅)を断面形状が細長い長方形(また
は長円形状)を成す偏平管に形成したものである。
【0038】高温側連通管34bは、冷媒槽3aの吸熱
側上部連通部42と放熱器3bの放熱側上部連通部44
とに連通され、冷媒槽3aで沸騰気化された冷媒8を放
熱器3bに送出する。そして高温側連通管34bは、放
熱管31bと略平行で所定間隔(好ましくは各放熱管3
1b相互間の距離よりも大きい間隔、より好ましくはそ
の相互間間隔の2倍以上の間隔)を有して配設されてい
る。
【0039】低温側連通管34aは、放熱器3bの放熱
側下部連通部43と冷媒槽3aの吸熱側下部連通部41
とに連通され、放熱器3bで冷却液化された冷媒8を冷
媒槽3aに戻す。そして低温側連通管34aは、吸熱管
31aと略平行で所定間隔(好ましくは各吸熱管31a
相互間の距離よりも大きい間隔、より好ましくはその相
互間間隔の2倍以上の間隔)を有して配設されている。
【0040】冷媒8は、HFC−134a(化学式:C
2 FCF3 )や水などから成り、その容器内部圧力が
あまり高くない範囲(HFC−134aの場合、例えば
数10気圧以下の圧力)、すなわち高温流体により沸騰
し低温流体により凝縮されるように設定されている。具
体的には、冷媒8は100℃で沸騰されるように選択さ
れている。ここで、冷媒は複数の組成の冷媒を混合させ
てもよく、また、主として単一組成の冷媒を用いても良
い。また、冷媒8は液面が冷媒槽3aの吸熱側上部連通
部42より僅かに下になる量まで封入されている。冷媒
量は作動時に液面が放熱管31bに達しない方が好まし
い。但し、冷媒8の封入は、吸熱管31a及び放熱管3
1bに夫々吸熱フィン6a及び放熱フィン6bをろう付
け接合した後に行なわれる。
【0041】受熱フィン6aは、各吸熱管31a相互間
に配設され、放熱フィン6bは、各放熱管31b相互間
に配設されている。受熱フィン6a及び放熱フィン6b
は、伝熱性に優れる金属(例えばアルミニウム)の薄い
板(板厚0.02〜0.5mm程度)を交互に押し返して
波状に形成したコルゲートフィンであり、吸熱管31
a、放熱管31bの平坦な外壁面にろう付けされている
(即ち、融合した状態で接合されている)。この受熱フ
ィン6aは、高温流体側の熱を冷媒8に伝えやすくする
ものであり、同時に吸熱管31aの強度を向上させてい
る。また放熱フィン6bは、冷媒8の熱を低温流体側に
伝えやすくするものであり、同時に放熱管31bの強度
を向上させている。
【0042】熱伝導抑制手段としての断熱材50は、例
えば、発泡性樹脂、より具体的にはウレタンフォームか
らなり、図3、4に示すように、冷媒槽3aと低温側連
通管34aとの間、放熱器3bと高温側連通管34bと
の間に配設されている。そして、断熱材50は、夫々冷
媒槽3aから低温側連通管34aへの熱移動、高温側連
通管34bから放熱器3bへの熱移動を抑制している。
【0043】ここで、断熱材50は冷媒槽3aと低温側
連通管34aとの間、放熱器3bと高温側連通管34b
との間に配設されるだけでなく、低温側連通管34a及
び高温側連通管34bの外周を被覆している。この被覆
は低温側連通管34a及び高温側連通管34bの外周全
体を覆ってもよく、一部(上下方向の一部)を覆うよう
にしてもよい。図6は、低温側連通管34aの外周が被
覆された様子を示すものである。なお、断熱材50は図
6に示すように各連通管34a、34bの外周全てを覆
うのではなく、図7に示すように冷媒槽3aと低温側連
通管34aとの間、放熱器3bと高温側連通管34bと
の間に配設されるものでも良い。
【0044】また、上記沸騰冷却装置1は、各冷媒槽ど
うしが並列配置され更に各放熱器どうしが並列配置され
るように並列配置されている。次に、本実施の形態の作
動を説明する。冷媒槽3aの各吸熱管31aに封入され
た冷媒8は、受熱フィン6aを介して高温流体より伝達
された熱を受けて沸騰気化する。気化した冷媒蒸気は、
低温流体に晒されて低温となっている放熱器3bの各放
熱管31bで内壁面に凝縮液化し、その凝縮潜熱が放熱
フィン6bを介して低温流体に伝達される。放熱器3b
で凝縮液化した冷媒8は、自重により内壁面を伝って冷
媒槽3aの吸熱側下部連通部41へ滴下する。この冷媒
8の沸騰・凝縮液化の繰り返しにより、高温流体と低温
流体とが混合することなく、高温流体の熱を低温流体へ
効率よく移動させることができる。
【0045】次に、本実施の形態の効果を説明する。本
実施の形態では、熱伝導抑制手段として、冷媒槽3aと
低温側連通管34aとの間に冷媒槽側断熱材としての断
熱材50aを有する。これにより、放熱器で凝縮液化さ
れて降下してくる凝縮冷媒が、低温側連通管34aを介
して高温の冷媒槽3aから熱を吸収して、低温側連通管
34a内で上昇力を受けることを防止できる。
【0046】よって、冷媒の循環が阻害されることを防
止でき、小型化が可能となる。また、熱伝導抑制手段と
して、放熱器と高温側連通管34bとの間に放熱器側断
熱材としての断熱材50bを有する。これにより、冷媒
槽3aで沸騰気化して上昇する蒸気冷媒が、高温側連通
管34bを介して低温の放熱器3bへ熱を放熱して、高
温側連通管34b内で降下することを防止できる。
【0047】また、熱伝導抑制手段として、低温側連通
管34aの外周に被覆された高温部分側断熱材としての
断熱材50aを有する。これにより、高温部分(高温流
体としての高温空気)から低温側連通管34aへの熱伝
導を抑制できる。結果、放熱器3bで凝縮液化されて降
下してくる凝縮冷媒が、低温側連通管34aを介して高
温部分から熱を吸収して、低温側連通管34a内で上昇
力を受けることを防止できる。よって、冷媒の循環が阻
害されることを防止でき、小型化が可能となる。
【0048】よって、熱伝導抑制手段として、高温側連
通管34bの外周に被覆された低温部分側断熱材として
の断熱材50bを有する。これにより、冷媒槽3aで沸
騰気化して上昇する蒸気冷媒が、高温側連通管34bを
介して低温部分(低温流体としての低温空気)へ熱を放
熱して、高温側連通管34b内で降下することを防止で
きる。よって、冷媒の循環が阻害されることを防止で
き、小型化が可能となる。
【0049】また断熱材50a,50bを、低温側連通
管34aもしくは高温側連通管34bの外周の少なくと
も一部を被覆することで、従来に比べて冷媒の循環が阻
害されることを防止でき、さらに断熱材50a,50b
を、低温側連通管34aもしくは高温側連通管34bの
外周の全てを被覆することで更に更に冷媒の循環が阻害
されることを防止でき、小型化が可能となる。
【0050】そして断熱材は発泡性樹脂からなるため、
効率良く断熱できる。また、冷媒槽3aは、略平行に配
列された複数の吸熱管31aと、複数の吸熱管31aの
下部に配設され、複数の吸熱管31aを夫々連通させる
吸熱側下部連通部41と、複数の吸熱管31aの上部に
配設され、複数の吸熱管31aを夫々連通させる吸熱側
上部連通部42とから成り、連通管は、吸熱管31aに
略平行に配設されて吸熱側下部連通部41に連通するも
のであるため、小型化が可能となる。
【0051】また、受熱フィン6aおよび放熱フィン6
bが夫々冷媒槽3a、放熱器3bと融合した状態で接合
されていることから、受熱フィン6aおよび放熱フィン
6bを冷媒槽3a、放熱器3bに対して機械的に取り付
けた場合と比較して、各フィンと沸騰冷却管との間の熱
抵抗を小さくできる。これにより、受熱フィン6aおよ
び放熱フィン6bを冷媒槽3a、放熱器3bに対して機
械的に取り付けた場合より、更に沸騰冷却装置全体の小
型化が可能となる。
【0052】また、高温流体及び低温流体を対向して流
し、沸騰冷却装置を高温流体及び低温流体の夫々流れる
方向に複数積層させたため、更に効率良く、高温流体の
熱を低温流体側に放熱できる。 (第2の実施の形態)図8は第2の実施の形態における
冷却器を筐体冷却装置に適用した場合の側面図であり、
図9は図8を外側、すなわち紙面左側から見た平面図で
ある。また、図10は第2の実施の形態における沸騰冷
却装置1の斜視図、図11は図10におけるII−II断面
図である。
【0053】本実施の形態における冷却器は、図1、2
に示す密閉空間9と同様な筐体内に装着されるものであ
る。そしてその密閉空間9内には、例えば通信機器等の
送受信器や、その送受信器を駆動するためのパワーアン
プからなる発熱体(図1、2参照)が収容されている。
図8、9に示すように冷却器の上部、下部には夫々密閉
空間9と連通する開口部13、14が設けられている。
冷却器は、密閉空間9の気体を高温側の伝熱空間11に
取り込むために、密閉空間9の上部と連通した開口部で
ある通気口13が形成されている。具体的には、一側壁
面9aと仕切壁22とで冷却器内を上下方向に伸びる送
風路23を形成し、この送風路23の上端が通気口13
として密閉空間9内の上部(流体隔離板2より上方)に
開口している。通気口13の出口部分には密閉空間9の
下部からの冷風の導入を抑制するとともに、密閉空間9
の上部からの高温風を積極的に導入するように、密閉空
間9の上部に開口する導入口221が形成されている。
【0054】これにより、発熱体7の熱で高温になった
気体が通気口13から送風路23内へ導入されてスムー
ズに冷媒槽3aへ導かれるため、密閉空間9内の温度を
均一に保つことができる。即ち、発熱体7から発生する
熱で高温となった気体が対流によって密閉空間9内を上
昇するため、密閉空間9内の上部に通気口13を設けた
方が密閉空間9内の冷却効率が良いと言える。言い換え
れば、通気口13が流体隔離板2より低い位置にある
と、密閉空間9内の比較的低温の気体が通気口13から
送風路23内に導入されて冷媒槽3aへ導かれるため、
密閉空間9内の冷却効率が悪い。
【0055】また、高温側および低温側の各伝熱空間1
1、12内で、冷媒槽3aおよび放熱器3bを通過する
気体が、それぞれ吸入側の通気口13、16から排出側
の通気口14、17へ向かってスムーズに流れる様に、
沸騰冷却装置1全体が前後方向(図8の左右方向)に傾
斜した状態で配置されている。これにより、冷媒槽3a
および放熱器3bを通過する気体の流れ方向の変化を緩
やかにできるため、狭いスペース内での送風経路損失を
低減できる。その結果、密閉空間9内にある内部ファン
15を小型化できる上に、内部ファン15の発熱量を低
減できるため、その分、発熱体7の発熱量を増やすこと
ができる(即ち、冷却能力を上げようとして内部ファン
15を大型化すると、内部ファン15の発熱量が増加す
るため、結果的に発熱体7の発熱量を増やせなくな
る)。
【0056】内部循環ファンとしての内部ファン15は
軸流ファンからなり、吸引することで、導入口221を
介して通気口13に導入された高温風(高温流体として
の高温空気)を冷媒槽3aの各吸熱管31a間に導入さ
せる。そして、内部ファン15は冷媒槽3aの吸熱管3
1aと平行となるように傾斜させられている。なお、内
部ファン15は冷媒槽3aの吸熱管31aに対して傾斜
していても良い。
【0057】外部循環ファンとしての外部ファン18は
軸流ファンからなり、吸引することで、導入口221を
介して通気口16に導入された低温風(低温流体として
の低温空気)を放熱器3bの各放熱管31b間に導入さ
せる。なお、外部ファン18は放熱器3bの放熱管31
bに対して傾斜して配置されている。そして、外部ファ
ン18の排出側には外部ファン18を出た風を上方に変
向させる変向板181が配設されている。外部ファン1
8を出た風は変向板181により冷却器上面に開口され
た通気口17を通り、外部に排出される。
【0058】図8における冷却器の放熱器3bの側方に
は、放熱器3bをメンテナンスするメンテナンス蓋9b
が設けられている。放熱器3bは外部空気を導入するた
め、外部空気中に含まれる粉塵やゴミ等が放熱管31b
相互間に詰まってしまう可能性があるが、このメンテナ
ンス蓋9bを設けることにより、容易にそれらを除去す
ることができる。なお、このメンテナンス蓋9bは、作
動時には冷却器に固定されており、清掃時に開放される
ものである。
【0059】図10は沸騰冷却装置を示す斜視図であ
る。本実施の形態においても沸騰冷却装置が高温流体及
び低温流体の夫々流れる方向に複数積層させている。な
お、沸騰冷却装置の詳細については、断熱材50がない
点以外は図4と同様であるため、一部図4を用いて説明
する。沸騰冷却装置1は図4、10に示すように、高温
流体(例えば高温の空気)と低温流体(例えば低温の空
気)とを隔離する流体隔離板2、流体隔離板2よりも高
温流体側に配設された複数本の吸熱管31aからなる冷
媒槽3a、吸熱管31aの内部に封入され、高温流体か
ら熱を受けて沸騰気化する冷媒8、一方が冷媒槽3aに
気密に連通され、他方が流体隔離板2を通り抜けて低温
流体側に延設された一対の低温側連通管34a、連通管
34b、低温側連通管34a、高温側連通管34bの他
方に気密に連通され、流体隔離板2よりも低温流体側に
配設され複数本の放熱管31bからなる放熱器3b、冷
媒槽3aの各吸熱管31aの相互間に融合した状態(例
えば、ろう付けされた状態)で接合された受熱フィン6
a、放熱器3bの各放熱管31bの相互間に融合した状
態(例えば、ろう付けされた状態)で接合された放熱フ
ィン6b、及び冷媒槽3aと低温側連通管34aとの
間、放熱器3bと連通管34bとの間に埋設され、夫々
冷媒槽3aから低温側連通管34aへの熱移動、放熱器
3bから連通管34bからの熱移動を抑制する熱伝導抑
制手段としての断熱材50(例えば、発泡性樹脂である
ウレタンフォーム)から構成される。
【0060】流体隔離板2は、例えば内部が高温となる
密閉空間の一壁面を構成するもので、アルミニウム等の
金属材料から成り、低温側連通管34a、高温側連通管
34bと一体的に接合(例えばろう付け)されている。
この流体隔離板2には、低温側連通管34a、高温側連
通管34bを通すための細長い挿通穴が開けられてい
る。
【0061】冷媒槽3aは、略平行に配列された複数本
の吸熱管31aと、吸熱管31aの下部に配設されて、
これら吸熱管31aを下方で連通する吸熱側下部連通部
41、及び吸熱管31aの上部に配設されて、これら吸
熱管31aを上方で連通する吸熱側上部連通部42とか
ら成る。吸熱管31aは、伝熱性に優れた金属材(例え
ばアルミニウムや銅)を断面形状が長円形状(または細
長い長方形)を成す偏平管に形成したものである。図1
1は、吸熱管31aを示す一部断面図である。なお、こ
の図で受熱フィン6aは省略してある。同図に示すよう
に、吸熱管31aは断面形状が長円形状からなる扁平管
であり、内部には上下方向に渡って複数の内部仕切り板
33が形成されている(目の字断面)。これにより、耐
圧性能向上、冷媒との接触表面積拡大に伴う吸熱効率の
向上等の効果がある。なお、この吸熱管31aは、押し
出し形成により容易に形成できる。
【0062】放熱器3bは、略平行に配列された複数本
の放熱管31bと、放熱管31bの下部に配設されて、
これら放熱管31bを下方で連通する放熱側下部連通部
43、及び放熱管31bの上部に配設されて、これら放
熱管31bを上方で連通する放熱側上部連通部44とか
ら成る。放熱管31bも、伝熱性に優れた金属材(例え
ばアルミニウムや銅)を断面形状が長円形状(または細
長い長方形)を成す偏平管に形成したものである。放熱
管31bにおいても図11に示す吸熱管31aと同様に
断面形状が長円形状からなる扁平管で構成され、内部に
は上下方向に渡って複数の内部仕切り板33が形成され
ている(図略)。これにより、耐圧性能向上、冷媒との
接触表面積拡大に伴う放熱効率の向上等の効果がある。
なお、この放熱管31bも、押し出し形成により容易に
形成できる。
【0063】高温側連通管34bは、冷媒槽3aの吸熱
側上部連通部42と放熱器3bの放熱側上部連通部44
とに連通され、冷媒槽3aで沸騰気化された冷媒8を放
熱器3bに送出する。そして高温側連通管34bは、吸
熱管31bと略平行で所定間隔(好ましくは各吸熱管3
1b相互間の距離よりも大きい間隔、より好ましくはそ
の相互間間隔の2倍以上の間隔)を有して配設されてい
る。
【0064】低温側連通管34aは、放熱器3bの放熱
側下部連通部43と冷媒槽3aの吸熱側下部連通部41
とに連通され、放熱器3bで冷却液化された冷媒8を冷
媒槽3aに戻す。そして低温側連通管34aは、放熱管
31aと略平行で所定間隔(好ましくは各放熱管31a
相互間の距離よりも大きい間隔、より好ましくはその相
互間間隔の2倍以上の間隔)を有して配設されている。
【0065】冷媒8は、HFC−134a(化学式:C
2 FCF3 )や水などから成り、その容器内部圧力が
あまり高くない範囲(HFC−134aの場合、例えば
数10気圧以下の圧力)、すなわち高温流体により沸騰
し低温流体により凝縮されるように設定されている。具
体的には、冷媒8は100℃で沸騰されるように選択さ
れている。ここで、冷媒は複数の組成の冷媒を混合させ
てもよく、また、主として単一組成の冷媒を用いても良
い。また、冷媒8は液面が冷媒槽3aの吸熱側上部連通
部42より僅かに下になる量まで封入されている。冷媒
量は作動時に液面が放熱管31bに達しない方が好まし
い。但し、冷媒8の封入は、吸熱管31a及び放熱管3
1bに夫々吸熱フィン6a及び放熱フィン6bをろう付
け接合した後に行なわれる。
【0066】受熱フィン6aは、各吸熱管31a相互間
に配設され、放熱フィン6bは、各放熱管31b相互間
に配設されている。受熱フィン6a及び放熱フィン6b
は、伝熱性に優れる金属(例えばアルミニウム)の薄い
板(板厚0.02〜0.5mm程度)を交互に押し返して
波状に形成したコルゲートフィンであり、吸熱管31
a、放熱管31bの平坦な外壁面にろう付けされている
(即ち、融合した状態で接合されている)。この受熱フ
ィン6aは、高温流体側の熱を冷媒8に伝えやすくする
ものであり、同時に吸熱管31aの強度を向上させてい
る。また放熱フィン6bは、冷媒8の熱を低温流体側に
伝えやすくするものであり、同時に放熱管31bの強度
を向上させている。
【0067】本実施の形態において、高温部分には高温
流体である高温空気が流通される高温通路35aが形成
され、低温部分には低温流体である低温空気が流通され
る低温通路35bが形成されている。本実施の形態で
は、熱伝導抑制手段として、少なくとも冷媒槽3aと低
温側連通管34aとの間、放熱器3bと連通管34bと
の両方の間に配置された板状部材を用いている。
【0068】この高温通路35aは、流体隔離板2と冷
媒槽3aの外周を囲う板状部材からなる高温側区画部材
50dとで構成されている。そして冷媒槽3aがこの高
温通路35aに配置され、低温側連通管34aはこの高
温通路35aよりも低温の領域へ分離されている。これ
は、図12に示すように、低温側連通管34aを高温側
区画部材50dの外側に配置することで達成できる。そ
して、高温空気が流通する上流側における低温側連通管
34aの全面にはブラケットが配置され、高温空気が低
温側連通管34aの配置される空間へ流入することを防
止している。なお、図12において、各フランジ間は図
示しないスペーサにより各沸騰冷却装置相互間隔が一定
になるように保持されている。
【0069】また、同様に低温通路35bは、流体隔離
板2と放熱器3bの外周を囲う板状部材からなる低温側
区画部材50cとで構成されている。そして放熱器3b
がこの低温通路35aに配置され、高温側連通管34b
はこの低温通路35bよりも高温の領域へ分離されてい
る。これは、高温側連通管34bを低温側区画部材50
cの外側に配置することで達成できる。
【0070】フランジは沸騰冷却装置を固定するもので
あり、冷媒槽31aと低温側連通管34aとの間を所定
間隔に保つ働きをし、また、放熱器31bと高温側連通
管34bとの間を所定間隔に保つ働きする。本実施の形
態においては、熱伝導抑制手段として、低温側連通管3
4aと放熱管31aとの間に、流体隔離板2とともに高
温通路35aを区画する高温側区画部材50dを有し、
この高温側区画部材50dにより低温側連通管34aを
高温通路35aよりも低温の領域へ分離する。これによ
り、高温通路から低温側連通管34aへの熱伝導を抑制
できる。結果、放熱器3bで凝縮液化されて降下してく
る凝縮冷媒が、低温側連通管34aを介して高温通路か
ら熱を吸収して、低温側連通管34a内で上昇力を受け
ることを防止できる。よって、冷媒の循環が阻害される
ことを防止でき、小型化が可能となる。
【0071】更に、熱伝導抑制手段として、高温側連通
管34bと吸熱管31bとの間に、流体隔離板2ととも
に低温通路35bを区画する低温側区画部材50cを有
し、この低温側区画部材50cにより高温側連通管34
bを低温通路35aよりも高温の領域へ分離する。これ
により、低温側連通管34aから低温通路35bへの熱
伝導を抑制できる。結果、冷媒槽3aで沸騰気化して上
昇する蒸気冷媒が、高温側連通管34bを介して低温通
路へ熱を放熱して、高温側連通管34b内で降下するこ
とを防止できる。よって、冷媒の循環が阻害されること
を防止でき、小型化が可能となる。
【0072】また、図10に示す多段式の沸騰冷却装置
において、各低温側連通管34aを高温通路から分離
し、各高温側連通管34bを低温通路から分離しするこ
とで、流体を流す時の温度効率が向上できる。本実施の
形態の沸騰冷却装置は送風可能部分(フィン部分)と送
風不可能部分(低温側連通管34a、高温側連通管34
b)とに分けることができる。本実施の形態のような多
段式の沸騰冷却装置に、図示しないファンにより単純に
送風すると、送風された風はフィン部分に流入する際に
縮流し、フィン部分通過後に拡大流れとなり、圧力損失
を生じる可能性がある。これに対し、本実施の形態では
流体隔離板2と高温側区画部材50dとで高温通路35
aを区画し、流体隔離板2と低温側区画部材50cとで
低温通路35bを区画しているため、各通路35a,3
5bを流れる通気が直線的に流れるようになり、これに
より圧力損失を低減することができる。このことは、フ
ァンの消費電力低減と送風騒音低減に役立つ。また、区
画されない場合に比較して送風断面積が制限されるた
め、フィン部分の流量を増加させることができる。
【0073】高温側連通管34bは、吸熱管31bと略
平行で所定間隔(好ましくは各吸熱管31b相互間の距
離よりも大きい間隔、より好ましくはその相互間間隔の
2倍以上の間隔)を有して配設されているため、冷媒槽
3aで沸騰気化して上昇する蒸気冷媒が、高温側連通管
34bを介して低温の放熱器3bへ熱を放熱して、高温
側連通管34b内で降下することを防止できる。また、
低温側連通管34aは、放熱器3bの放熱側下部連通部
43と冷媒槽3aの吸熱側下部連通部41とに連通さ
れ、放熱器3bで冷却液化された冷媒8を冷媒槽3aに
戻す。そして低温側連通管34aは、放熱管31aと略
平行で所定間隔(好ましくは各放熱管31a相互間の距
離よりも大きい間隔、より好ましくはその相互間間隔の
2倍以上の間隔)を有して配設されているため、放熱器
3bで凝縮液化されて降下してくる凝縮冷媒が、低温側
連通管34aを介して高温の冷媒槽3aから熱を吸収し
て、低温側連通管34a内で上昇力を受けることを防止
できる。
【0074】上記第1、第2の実施の形態では、冷媒槽
3aは複数の吸熱管31aで熱を受けることができるの
で吸熱効率が向上する。そして、この吸熱により沸騰気
化する冷媒を上部の吸熱側上部連通部42で収集し、そ
の冷媒は高温側連通管31bにより放熱器3bへ送出さ
れているので、放熱器3bと冷媒槽3aとを連通するた
めの管の数を減らすことができ、流体隔離板2の加工を
容易にできる。また、同様に放熱器3bは複数の吸熱管
31bで熱を放出するので放熱効率が向上する。そし
て、凝縮液化された冷媒を下部の放熱側下部連通部43
で収集し、その冷媒は低温側連通管34aにより冷媒槽
3aへ送出されているので、放熱器3bと冷媒槽3aと
を連通するための管の数を減らすことができ、流体隔離
板2の加工を容易にできる。
【0075】なお、高温側区画部材50dは図12のよ
うに、フランジと低温側連通路34aとの間に配設され
た板状部材で構成される必要はなく、図13に示すよう
に、各フランジ間に挟持された補間フランジ50eであ
っても良い。また、同様に低温側区画部材50cも、フ
ランジと高温側連通路34bとの間に配設された板状部
材で構成される必要はなく、各フランジ間に挟持された
補間フランジ50eであっても良い。この場合、送風が
よりスムースになる。
【0076】また、図12、図13では送風の上流側に
ブラケットが配置されているため、高温風が低温側連通
管34aに当たらず、低温側連通管34aが高温風によ
って加熱されることを防止できる。しかしながら、図1
2に記載の送風方向とは逆向き(下流側にブラケットが
配置されている)場合でも、キャビネット側板、ブラケ
ット及び高温側区画部材50dで囲まれた領域で空気が
淀み、実質的に高温風が低温側連通管34aに当たらな
い。これによっても、低温側連通管34aが高温風によ
って加熱されることを防止できる。また同様に図13に
記載の送風方向とは逆向き(下流側にブラケットが配置
されている)場合でも、キャビネット側板、ブラケット
及び補間ブラケット50eで囲まれた領域で空気が淀
み、実質的に高温風が低温側連通管34aに当たらな
い。これによっても、低温側連通管34aが高温風によ
って加熱されることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における沸騰冷却装置を用い
た筐体冷却装置の側面図である。
【図2】図1に示した筐体冷却装置を説明する模式図で
ある。
【図3】第1の実施の形態における沸騰冷却装置を示す
斜視図である。
【図4】図3における沸騰冷却装置の正面図である。
【図5】図4の沸騰冷却装置を説明するための模式図で
ある。
【図6】図3におけるI−I断面図である。
【図7】図6に示した沸騰冷却装置の変形例を示す断面
図である。
【図8】第2の実施の形態における沸騰冷却装置を用い
た冷却器の側面図である。
【図9】図8に示した第2の実施の形態における冷却器
の正面図である。
【図10】第2の実施の形態における沸騰冷却装置を示
す斜視図である。
【図11】図10に示した沸騰冷却装置の吸熱管の拡大
図である。
【図12】図10におけるII−II断面図である。
【図13】図12に示した沸騰冷却装置の変形例を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 沸騰冷却装置 11 高温側の伝熱空間 12 低温側の伝熱空間 13、16 吸入側の通気口 14、17 排出側の通気口 15 内部ファン 2 流体隔離板 22 仕切壁 23 送風路 3a 冷媒槽 3b 放熱器 31a 吸熱管 31b 放熱管 34a 低温側連通管(連通管) 34b 高温側連通管(連通管) 35a 高温通路(高温部分) 35b 低温通路(低温部分) 41 吸熱側下部連通部 42 吸熱側上部連通部 43 放熱側下部連通部 44 放熱側上部連通部 50a、b 断熱材(熱伝導抑制手段) 50c 低温側区画部材 50d 高温側区画部材 6a 受熱フィン 6b 放熱フィン 7 発熱体 8 冷媒 9 密閉空間 9a 壁面

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温部分から受熱して沸騰気化する冷媒
    が内部に封入される冷媒槽と、 一方が前記冷媒槽と気密に連通され、他方が前記高温部
    分よりも低温の低温部分に延設された連通管と、 前記連通管の前記他方に気密に連通されて前記冷媒槽よ
    りも上部に配置され、前記冷媒槽で沸騰気化した冷媒の
    熱を前記低温部分に放出して前記冷媒を凝縮液化させる
    放熱器と、 前記冷媒槽、前記放熱器、前記高温部分及び前記低温部
    分の内の少なくとも何れか一つと前記連通管との間の熱
    伝導を抑制する熱伝導抑制手段とを備えることを特徴と
    する沸騰冷却装置。
  2. 【請求項2】 高温部分に流通する高温流体と低温部分
    に流通する低温流体とが流体隔離板によって隔離され
    て、前記高温流体の熱を前記低温流体へ移動させる沸騰
    冷却装置であって、 前記流体隔離板よりも前記高温流体側に配設され、前記
    高温流体から受熱して沸騰気化する冷媒が内部に封入さ
    れる冷媒槽と、 一方が前記冷媒槽と気密に連通され、他方が前記流体隔
    離板を通り抜けて前記低温流体側に延設された連通管
    と、 前記連通管の前記他方に気密に連通され、前記流体隔離
    板よりも前記低温流体側で前記冷媒槽よりも上部に配設
    され、前記冷媒槽で沸騰気化した冷媒の熱を前記低温流
    体に放出して前記冷媒を凝縮液化させる放熱器と、 前記冷媒槽、前記放熱器、前記高温流体及び前記低温流
    体の内の少なくとも何れか一つと前記連通管との間の熱
    伝導を抑制する熱伝導抑制手段とを備えることを特徴と
    する沸騰冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記連通管は、前記冷媒槽で沸騰気化し
    た冷媒を前記放熱器に送出する高温側連通管と、前記放
    熱器で凝縮液化された冷媒を前記冷媒槽に戻す低温側連
    通管とを備え、 前記熱伝導抑制手段は、前記冷媒槽と前記低温側連通管
    との間に配設され、前記冷媒槽から前記低温側連通管へ
    の熱伝導を抑制する断熱材からなる冷媒槽側断熱材を有
    することを特徴とする請求項1ないし請求項2記載の沸
    騰冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記連通管は、前記冷媒槽で沸騰気化し
    た冷媒を前記放熱器に送出する高温側連通管と、前記放
    熱器で凝縮液化された冷媒を前記冷媒槽に戻す低温側連
    通管とを備え、 前記熱伝導抑制手段は、前記放熱器と前記高温側連通管
    との間に配設され、前記高温側連通管から前記放熱器へ
    の熱伝導を抑制する断熱材からなる放熱器側断熱材を有
    することを特徴とする請求項1ないし請求項3記載の沸
    騰冷却装置。
  5. 【請求項5】 前記連通管は、前記冷媒槽で沸騰気化し
    た冷媒を前記放熱器に送出する高温側連通管と、前記放
    熱器で凝縮液化された冷媒を前記冷媒槽に戻す低温側連
    通管とを備え、 前記熱伝導抑制手段は、前記低温側連通管の外周に被覆
    され、前記高温部分から前記低温側連通管への熱伝導を
    抑制する断熱材からなる高温部分側断熱材を有すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項4記載の沸騰冷却装
    置。
  6. 【請求項6】 前記連通管は、前記冷媒槽で沸騰気化し
    た冷媒を前記放熱器に送出する高温側連通管と、前記放
    熱器で凝縮液化された冷媒を前記冷媒槽に戻す低温側連
    通管とを備え、 前記熱伝導抑制手段は、前記高温側連通管の外周に被覆
    され、前記高温側連通管から前記低温部分への熱伝導を
    抑制する断熱材からなる低温部分側断熱材を有すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項5記載の沸騰冷却装
    置。
  7. 【請求項7】 前記断熱材は、前記低温側連通管もしく
    は前記高温側連通管の外周の少なくとも一部を被覆する
    ことを特徴とする請求項3ないし請求項6記載の沸騰冷
    却装置。
  8. 【請求項8】 前記断熱材は、前記低温側連通管もしく
    は前記高温側連通管の外周の全てを被覆することを特徴
    とする請求項3ないし請求項6記載の沸騰冷却装置。
  9. 【請求項9】 前記断熱材は、発泡性樹脂であることを
    特徴とする請求項3ないし請求項8記載の沸騰冷却装
    置。
  10. 【請求項10】 前記高温部分は、高温流体が流通され
    るとともに前記冷媒槽が配設される高温通路を有し、 前記連通管は、前記冷媒槽で沸騰気化した冷媒を前記放
    熱器に送出する高温側連通管と、前記放熱器で凝縮液化
    された冷媒を前記冷媒槽に戻す低温側連通管とを備え、 前記熱伝導抑制手段は、前記流体隔離板とともに前記高
    温通路を区画すると同時に、前記低温側連通管を前記高
    温通路よりも低温の領域へ分離する高温側区画部材を有
    することを特徴とする請求項1または請求項2記載の沸
    騰冷却装置。
  11. 【請求項11】 前記低温部分は、低温流体が流通され
    るとともに前記放熱器が配設される低温通路を有し、 前記連通管は、前記冷媒槽で沸騰気化した冷媒を前記放
    熱器に送出する高温側連通管と、前記放熱器で凝縮液化
    された冷媒を前記冷媒槽に戻す低温側連通管とを備え、 前記熱伝導抑制手段は、前記流体隔離板とともに前記低
    温通路を区画すると同時に、前記高温側連通管を前記低
    温通路よりも高温の領域へ分離する低温側区画部材を有
    することを特徴とする請求項1、2、8の何れかに記載
    の沸騰冷却装置。
  12. 【請求項12】 高温流体と低温流体とが流体隔離板に
    よって隔離されて、前記高温流体の熱を前記低温流体へ
    移動させる沸騰冷却装置であって、 前記流体隔離板よりも前記高温流体側に配設され、前記
    高温流体から受熱して沸騰気化する冷媒が内部に封入さ
    れる冷媒槽と、一方が前記冷媒槽と気密に連通され、他
    方が前記流体隔離板を通り抜けて前記低温流体側に延設
    され、前記冷媒槽で沸騰気化した冷媒を送出する高温側
    連通管と、前記高温側連通管の前記他方に気密に連通さ
    れ、前記流体隔離板よりも前記低温流体側で前記冷媒槽
    よりも上部に配設され、前記冷媒槽で沸騰気化した冷媒
    の熱を前記低温流体に放出して前記冷媒を凝縮液化させ
    る放熱器と、一方が前記放熱器と気密に連通され、他方
    が前記流体隔離板を通り抜けて前記高温流体側に延設さ
    れ、前記放熱器で凝縮液化された冷媒を前記冷媒槽に戻
    す低温側連通管と、からなる複数の沸騰冷却器が、各冷
    媒槽どうしが並列配置され更に各放熱器どうしが並列配
    置されるように並列配置されてなる熱交換器と、 前記高温流体が流通され、複数の前記冷媒槽が配設され
    る高温通路と、 前記低温流体が流通され、複数の前記放熱器が配設され
    る低温通路と、 前記流体隔離板とともに前記高温通路を区画すると同時
    に、前記各低温側連通管を前記高温通路よりも低温の領
    域へ分離する高温側区画部材と、 前記流体隔離板とともに前記低温通路を区画すると同時
    に、前記各高温側連通管を前記低温通路よりも高温の領
    域へ分離する低温側区画部材とを有することを特徴とす
    る沸騰冷却装置。
  13. 【請求項13】 前記冷媒槽は、略平行に配列された複
    数の吸熱管と、前記複数の吸熱管の下部に配設され、前
    記複数の吸熱管を夫々連通させる吸熱側下部連通部と、
    前記複数の吸熱管の上部に配設され、前記複数の吸熱管
    を夫々連通させる吸熱側上部連通部とからなり、 前記放熱器は、略平行に配列された複数の放熱管と、前
    記複数の放熱管の下部に配設され、前記複数の放熱管を
    夫々連通させる放熱側下部連通部と、前記複数の放熱管
    の上部に配設され、前記複数の放熱管を夫々連通させる
    放熱側上部連通部とからなり、 前記低温側連通管は、前記吸熱管と略平行に配列されて
    前記吸熱側下部連通部及び前記放熱側下部連通部を連通
    させるものであり、 前記高温側連通管は、前記放熱管と略平行に配列されて
    前記吸熱側上部連通部及び前記放熱側上部連通部を連通
    させるものである請求項3ないし請求項4記載の沸騰冷
    却装置。
  14. 【請求項14】 高温部分に流通する高温流体と低温部
    分に流通する低温流体とが流体隔離板によって隔離され
    て、前記高温流体の熱を前記低温流体へ移動させる沸騰
    冷却装置であって、 前記流体隔離板よりも前記高温流体側に配設され、前記
    高温流体から受熱して沸騰気化する冷媒が内部に封入さ
    れる冷媒槽と、 一方が前記冷媒槽と気密に連通され、他方が前記流体隔
    離板を通り抜けて前記低温流体側に延設された連通管
    と、 前記連通管の前記他方に気密に連通され、前記流体隔離
    板よりも前記低温流体側で前記冷媒槽よりも上部に配設
    され、前記冷媒槽で沸騰気化した冷媒の熱を前記低温流
    体に放出して前記冷媒を凝縮液化させる放熱器とを有
    し、前記連通管は、前記高温流体及び前記低温流体とは
    隔離された領域に配設されることを特徴とする沸騰冷却
    装置。
  15. 【請求項15】 前記連通管は、前記冷媒槽で沸騰気化
    した冷媒を前記放熱器に送出する高温側連通管と、前記
    放熱器で凝縮液化された冷媒を前記冷媒槽に戻す低温側
    連通管とを備える請求項14記載の沸騰冷却装置。
  16. 【請求項16】 請求項2ないし請求項15の何れかに
    記載の沸騰冷却装置と、 作動することにより発熱する電気機器が内部に収容され
    る筐体と、 前記筐体内部に連通した内部連通室に配設され、前記電
    気機器を含む領域内で空気循環を行うことで前記内部連
    通室内に前記高温流体を発生させる内部循環ファンと、 前記筐体外部に連通した外部連通室に配設され、外部と
    の空気循環を行うことで前記外部連通室内に前記低温流
    体を発生させる外部循環ファンとを有し、前記内部連通
    室内に前記冷媒槽を配置し、前記外部連通室内に前記放
    熱器を配置したことを特徴とする沸騰冷却装置を用いた
    筐体冷却装置。
  17. 【請求項17】 高温流体と低温流体とが流体隔離板に
    よって隔離されて、前記高温流体の熱を前記低温流体へ
    移動させる沸騰冷却装置であって、 高温流体から受熱して沸騰気化する冷媒が内部に封入さ
    れる冷媒槽と、 一方が前記冷媒槽と気密に連通され、他方が前記流体隔
    離板を通り抜けて前記低温流体側に延設され、前記冷媒
    槽で沸騰気化した冷媒を送出する高温側連通管と、 前記高温側連通管の前記他方に気密に連通されて前記冷
    媒槽よりも上部に配置され、前記冷媒槽で沸騰気化した
    冷媒の熱を前記低温流体に放出して前記冷媒を凝縮液化
    させる放熱器と、 一方が前記放熱器と気密に連通され、他方が前記流体隔
    離板を通り抜けて前記冷媒槽に気密に連通され、前記放
    熱器で凝縮液化された冷媒を前記冷媒槽に戻す低温側連
    通管とを有し、 前記低温側連通管は前記冷媒槽と所定間隔を有して配置
    され、更に前記高温側連通管は前記放熱器と所定間隔を
    有して配置されることを特徴とする沸騰冷却装置。
  18. 【請求項18】 前記冷媒槽は、略平行に配列された複
    数の吸熱管と、前記複数の吸熱管の下部に配設され前記
    複数の吸熱管を夫々連通させる吸熱側下部連通部と、前
    記複数の吸熱管の上部に配設され前記複数の吸熱管を夫
    々連通させる吸熱側上部連通部と、からなり、前記流体
    隔離板よりも前記高温流体側に配設されるものであり、 前記高温側連通管は、一方が前記吸熱側上部連通部と気
    密に連通され、他方が前記流体隔離板を通り抜けて前記
    低温流体側に延設され、前記放熱管と略平行に配列され
    た管状部材であり、 前記放熱器は、略平行に配列された複数の放熱管と、前
    記複数の放熱管の下部に配設され前記複数の放熱管を夫
    々連通させる放熱側下部連通部と、前記複数の放熱管の
    上部に配設され前記複数の放熱管を夫々連通し更に前記
    高温側連通管の他方に連通された放熱側上部連通部と、
    からなり、前記流体隔離板よりも前記低温流体側で前記
    冷媒槽よりも上部に配設され、前記冷媒槽で沸騰気化し
    た冷媒の熱を前記低温流体に放出して前記冷媒を凝縮液
    化させるものであり、 前記低温側連通管は、一方が前記放熱側下部連通部と気
    密に連通され、他方が前記流体隔離板を通り抜けて前記
    吸熱側下部連通部に気密に連通され、前記吸熱管と略平
    行に配列された管状部材であることを特徴とする請求項
    17記載の沸騰冷却装置。
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