JPH10261538A - コイル融着方法 - Google Patents
コイル融着方法Info
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- JPH10261538A JPH10261538A JP8466297A JP8466297A JPH10261538A JP H10261538 A JPH10261538 A JP H10261538A JP 8466297 A JP8466297 A JP 8466297A JP 8466297 A JP8466297 A JP 8466297A JP H10261538 A JPH10261538 A JP H10261538A
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/34—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
- H05K3/341—Surface mounted components
- H05K3/3421—Leaded components
- H05K3/3426—Leaded components characterised by the leads
Landscapes
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
- Insulating Of Coils (AREA)
Abstract
コストアップとなる。 【解決手段】 コイル巻芯2に融着マグネットワイヤ1
を巻線後、ターミナル部5aを半田ディップしておき、
クリーム半田13を印刷した回路基板11の電極パター
ン12にマウントし、一回のリフロー工程で、コイル部
5の融着とターミナル部5aを回路基板11に半田付け
により固着することを同時に行うことが可能となる。従
来のように、コイルの断線不良がなく、熱風による危険
な作業から回避され、余分な工程の追加や設備が不要と
なる。コスト低減、日程短縮が計られると同時に、融着
条件が管理し易くなり、融着品質が安定して、信頼性の
優れたコイル融着方法を提供することが可能になった。
Description
通信機等の一般電子機器に使用されるSMD型コイルの
コイル融着方法に関する。
とともに小型化、軽量化を追求している。携帯電話、P
HS、通信機等がその一例である。これらの電子機器で
使用されるインダクタは、SMDであることが必須とな
っている。
の磁性材よりなるコアに巻線された導線に電流を流すこ
とにより発生する電磁気の作用を利用したインピーダン
ス素子である。この原理のために、他の受動部品に比べ
構造が複雑になりSMD化が比較的遅れている。
いたコイルのコイル融着方法には次のような方法が公知
である。以下その概要について説明する。
巻線し、融着する方法を示す説明図である。図3(a)
は、融着マグネットワイヤ1の断面図である。一般に市
販されている融着マグネットワイヤ1は、銅線等の導体
1aをポリウレタン、ポリエステル等の絶縁皮膜1bで
被覆したシングルマグネットワイヤの上に、熱可塑性樹
脂、熱硬化型樹脂等の融着皮膜1cを焼き付けた二層構
造のマグネットワイヤであり、前記融着マグネットワイ
ヤ1には、各種絶縁皮膜と融着皮膜の組合せがあり、使
用方法及び用途により最適な線材を選定する。
ーマロイ等の磁性材よりなる棒状のコイル巻芯、3は溶
剤としてアルコール3aを充填した容器、4は前記容器
3よりアルコール3aを適量常時浸したフエルトであ
る。融着マグネットワイヤ1は前記フエルト4を通過す
るように配置されていて、前記コイル巻芯2を矢印A方
向に回転させながら、融着マグネットワイヤ1を所定の
巻数巻回してコイル部5を形成する。該コイル部5は、
融着マグネットワイヤ1の融着皮膜1cが溶剤であるア
ルコール3aにて溶解して融着される。
可塑性樹脂として、例えば、可溶ポリイミド系の融着皮
膜を施した溶剤タイプのものを使用する。また、溶剤と
してのアルコール3aは、メチルアルコール、変成アル
コール等を使用するのが最適である。
る方法を示す説明図である。6は図示しないヒータ及び
ファンを内蔵した熱風送風機である。前記熱風送風機6
から所定の温度の熱風7を送風しながら、前記コイル巻
芯2を矢印A方向に回転させて、融着マグネットワイヤ
1を所定の巻数巻回してコイル部5を形成する。該コイ
ル部5は、融着マグネットワイヤ1の融着皮膜1cが前
記熱風7により溶解して融着される。
50〜180°Cの熱風で融着可能な熱可塑性樹脂、例
えば、ポリアミド系の融着皮膜を施したものを使用す
る。
れて融着する方法を示す説明図である。8は加熱炉で、
所定の温度、例えば、150〜250°Cの加熱炉8の
中に、前記融着マグネットワイヤ1を所定の巻数巻回し
てコイル部5を形成した巻線済コイル巻芯9を、所定時
間投入して加熱処理することにより融着される。
リウレタン銅線、ポリエステル銅線等のシングルマグネ
ットワイヤの上に、熱硬化型樹脂等の融着皮膜を施した
ものを使用する。前記熱硬化タイプは、巻線後のコイル
を加熱処理することにより、熱的に安定な三次元構造の
皮膜に変化させるものである。
る方法を示す説明図である。融着マグネットワイヤ1を
所定の巻数巻回してコイル部5を形成した巻線済コイル
巻芯9の両端末に電流計を結び、所定の値の電流を所定
時間通電して加熱処理することにより融着される。
可塑性樹脂等、例えば、ブチラール系又はポリアミド系
の融着皮膜を施したものを使用する。
たコイル融着方法には次のような問題点がある。即ち、
アルコールを塗布しながら巻線し、融着する方法におい
ては、フエルトに塗布したアルコールが飛び散り、巻線
前のボビンに付着し、また治具に融着剤が付着し断線し
易くなる。
方法においては、高温、例えば、150〜250°Cと
なるため、手作業が困難で自動化が前提となり、経済的
に問題となる。
方法においては、別工程となり、設備費と共にコストア
ップとなる。
ては、別工程となり、コストアップになると同時に、ワ
イヤ径の細い物には、大電流を流すため断線等の不具合
な問題が発生する。
のであり、その目的は、従来のような製造設備は不要と
なり、工程が短縮され、日程の短縮及びコスト低減が図
れる。且つ、融着条件が管理し易く、融着品質が安定し
たコイル融着方法を提供するものである。
に、本発明におけるコイル融着方法は、フェライト、パ
ーマロイ等の磁性材よりなるコイル巻芯に、銅線等の導
体をポリウレタン、ポリエステル等の絶縁皮膜で被覆
し、その上を熱可塑性樹脂、熱硬化型樹脂等の融着皮膜
を焼き付けた融着マグネットワイヤを所定の巻数巻回し
たコイル部を形成する巻線工程と、該コイル部の巻き始
め端末と巻き終わり端末を、それぞれ端末カラゲ処理を
した後、前記端末カラゲ部を半田ディップする半田工程
と、クリーム半田を印刷した回路基板上の電極パターン
に、前記半田ディップしたターミナル部をマウントし、
リフローを通すことにより、ターミナル部の固着と、コ
イル部の巻線の融着を同時に行うリフロー工程とよりな
ることを特徴とするものである。
けるコイル融着方法について説明する。図1及び図2は
本発明の実施の形態であるコイル融着方法に係わり、図
1はコイル融着方法の工程を示す平面図で、図1(a)
は巻線及び端末カラゲ工程を示す巻線済コイル巻芯の平
面図、図1(b)は半田ディップ工程の巻線済コイル巻
芯の平面図、図1(c)は回路基板に巻線済コイル巻芯
をマウントしてリフローするリフロー工程の平面図であ
る。図2は図1(c)の斜視図である。図において、従
来技術と同一部材は同一符号で示す。
ーマロイ等の磁性材よりなるコイル巻芯で、巻線工程に
おいて、前記融着マグネットワイヤ1を所定の巻数巻回
したコイル部5を形成する。前記巻線工程後にコイル部
5の巻始め端末5b及び巻終わり端末5cのターミナル
部5aの端末カラゲ処理を行う。
端末処理したターミナル部5aを半田、例えば、Pb:
40%、Sn:60%をディップする。
おいて、回路基板11に形成された電極パターン12
に、予めクリーム半田13、例えば、Pb:40%、S
n:60%を印刷しておく。前記巻線済コイル巻芯9の
ターミナル部5aを前記電極パターン12にマウントし
た後、リフローを通すことにより、ターミナル部5aが
回路基板11の電極バターン12に半田付けにより固着
されると同時に、コイル部5の融着マグネットワイヤ1
が溶解してコイル部5の巻線が融着される。融着マグネ
ットワイヤ1としては、ポリアミド系の熱風タイプが使
用され、自己滑性を有しており、均一な滑り性が得ら
れ、整列巻線性が良好である。
コイル巻芯に融着マグネットワイヤを巻線後、ターミナ
ル部を半田ディップしておき、クリーム半田を印刷した
回路基板の電極パターンにマウントし、一回のリフロー
工程で、コイル部の融着とターミナル部を回路基板に固
着することを同時に行うことが可能となる。従来のよう
に、コイルの断線不良がなく、熱風による危険な作業か
ら回避され、余分な工程の追加や、大がかりな設備が不
要となる。コスト低減、日程短縮が計られると同時に、
融着条件が管理し易くなり、融着品質が安定して、信頼
性の優れたコイル融着方法を提供することが可能になっ
た。
示す説明図である。
するコイル融着方法の説明図である。
ル融着方法の説明図である。
ル融着方法の説明図である。
の説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 フェライト、パーマロイ等の磁性材より
なるコイル巻芯に、銅線等の導体をポリウレタン、ポリ
エステル等の絶縁皮膜で被覆し、その上を熱可塑性樹
脂、熱硬化型樹脂等の融着皮膜を焼き付けた融着マグネ
ットワイヤを所定の巻数巻回してコイル部を形成する巻
線工程と、該コイル部の巻き始め端末と巻き終わり端末
を、それぞれ端末カラゲ処理をした後、前記端末カラゲ
部を半田ディップする半田工程と、クリーム半田を印刷
した回路基板上の電極パターンに、前記半田ディップし
たターミナル部をマウントし、リフローを通すことによ
り、ターミナル部の固着と、コイル部の巻線の融着を同
時に行うリフロー工程とよりなることを特徴とするコイ
ル融着方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08466297A JP3957233B2 (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | コイル融着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08466297A JP3957233B2 (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | コイル融着方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10261538A true JPH10261538A (ja) | 1998-09-29 |
JP3957233B2 JP3957233B2 (ja) | 2007-08-15 |
Family
ID=13836942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08466297A Expired - Fee Related JP3957233B2 (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | コイル融着方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3957233B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003044807A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-14 | Toppan Printing Co Ltd | 非接触icカードと非接触icカード用インレット及びその検査方法 |
JP2003086446A (ja) * | 2001-09-13 | 2003-03-20 | Foster Electric Co Ltd | トラック型ボイスコイルの製造方法および製造装置 |
JP2011108916A (ja) * | 2009-11-19 | 2011-06-02 | Cosel Co Ltd | 絶縁トランス |
-
1997
- 1997-03-19 JP JP08466297A patent/JP3957233B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003044807A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-14 | Toppan Printing Co Ltd | 非接触icカードと非接触icカード用インレット及びその検査方法 |
JP2003086446A (ja) * | 2001-09-13 | 2003-03-20 | Foster Electric Co Ltd | トラック型ボイスコイルの製造方法および製造装置 |
JP2011108916A (ja) * | 2009-11-19 | 2011-06-02 | Cosel Co Ltd | 絶縁トランス |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3957233B2 (ja) | 2007-08-15 |
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