JPH0636938A - 面実装型空芯コイル - Google Patents
面実装型空芯コイルInfo
- Publication number
- JPH0636938A JPH0636938A JP4213405A JP21340592A JPH0636938A JP H0636938 A JPH0636938 A JP H0636938A JP 4213405 A JP4213405 A JP 4213405A JP 21340592 A JP21340592 A JP 21340592A JP H0636938 A JPH0636938 A JP H0636938A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core coil
- air
- coil
- surface mount
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 面実装が容易で基板搬送時も移動することな
くテーピングの容易な高周波コイルを提供する。 【構成】 円形空芯コイル8の周の一部に長手方向に沿
って平坦部9を形成する。この平坦部9のコイル両端の
巻線の絶縁皮膜を剥離して端子電極10を形成する。ま
た空芯コイルの形状は、三角形12や四角形14でもよ
く、この場合は、平坦部はその形状から自然に形成され
る。コイル両端には端子電極11、13を同様に形成す
る。コイルを補強するために、コイル表面にコイル補強
膜を塗布して設ける。
くテーピングの容易な高周波コイルを提供する。 【構成】 円形空芯コイル8の周の一部に長手方向に沿
って平坦部9を形成する。この平坦部9のコイル両端の
巻線の絶縁皮膜を剥離して端子電極10を形成する。ま
た空芯コイルの形状は、三角形12や四角形14でもよ
く、この場合は、平坦部はその形状から自然に形成され
る。コイル両端には端子電極11、13を同様に形成す
る。コイルを補強するために、コイル表面にコイル補強
膜を塗布して設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チューナ等の電子機器
に使用する面実装型空芯コイルに関する。
に使用する面実装型空芯コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器、例えば高周波回路等のチュー
ナ回路に使用する空芯コイルを基板に実装する場合、従
来、図2の(A)に示すように、回路基板1に開けられ
た孔2に空芯コイル3のリード線4を挿入し、回路基板
1の裏面に印刷した回路の電極ランド(図示せず)に半
田付けすることによりその目的を達成していた。しか
し、このようなコイルの実装では、回路基板に多くの孔
を開ける必要があり、リード線挿入時に、リード線が孔
に入らないことや挿入後のコイルの固定に特殊な工程が
必要になり自動実装には不向きである。さらに、コイル
の固定が安定しない場合にはその後の調整工程におい
て、再現性が現れず、調整時間が長くなる等の問題点が
あった。
ナ回路に使用する空芯コイルを基板に実装する場合、従
来、図2の(A)に示すように、回路基板1に開けられ
た孔2に空芯コイル3のリード線4を挿入し、回路基板
1の裏面に印刷した回路の電極ランド(図示せず)に半
田付けすることによりその目的を達成していた。しか
し、このようなコイルの実装では、回路基板に多くの孔
を開ける必要があり、リード線挿入時に、リード線が孔
に入らないことや挿入後のコイルの固定に特殊な工程が
必要になり自動実装には不向きである。さらに、コイル
の固定が安定しない場合にはその後の調整工程におい
て、再現性が現れず、調整時間が長くなる等の問題点が
あった。
【0003】そこで、コイル実装のこのような問題点を
解決するために、図2の(B)に示すように円形空芯コ
イル5の両端の巻線の絶縁皮膜を剥離して、回路基板1
に形成したパターン7に半田付けする端子電極6を形成
して面実装することも考えられるが、この場合も安定性
に欠け、面実装には必ずしも適していない。さらに、図
3の(E)に示すように、円形空芯コイルの両リード線
を基板実装面と平行でかつコイルの中心軸方向と平行乃
至所定の角度を有するように形成し、面実装を可能にし
た円形空芯コイルが提案されている(特開昭62ー24
4111号公報等)。しかしこの場合も安定性を保持す
るために、両端のリード線がほぼ水平面上に位置するよ
うに加工し、かつ重心を円弧状コイル部の外側に近くて
両端のリード線を結ぶ仮想線上に存在させるというリー
ド線の形状を特定しなければならず、その製造に煩雑さ
を免れることができない。
解決するために、図2の(B)に示すように円形空芯コ
イル5の両端の巻線の絶縁皮膜を剥離して、回路基板1
に形成したパターン7に半田付けする端子電極6を形成
して面実装することも考えられるが、この場合も安定性
に欠け、面実装には必ずしも適していない。さらに、図
3の(E)に示すように、円形空芯コイルの両リード線
を基板実装面と平行でかつコイルの中心軸方向と平行乃
至所定の角度を有するように形成し、面実装を可能にし
た円形空芯コイルが提案されている(特開昭62ー24
4111号公報等)。しかしこの場合も安定性を保持す
るために、両端のリード線がほぼ水平面上に位置するよ
うに加工し、かつ重心を円弧状コイル部の外側に近くて
両端のリード線を結ぶ仮想線上に存在させるというリー
ド線の形状を特定しなければならず、その製造に煩雑さ
を免れることができない。
【0004】このように前記従来の面実装型空芯コイル
は、コイルを基板表面においた場合、回路基板搬送時の
振動によりコイルが転がって移動することを免れないと
いう問題点が存在する。そこで、コイルの安定性を保持
するために図3の(A)乃至(D)のような構造の端子
電極を備えるものも考えられるが、このような構造では
安定性を保持することは可能であるが、やはり端子電極
を構成するリード線が突出しているため、それだけ実装
面積を多く必要とする。
は、コイルを基板表面においた場合、回路基板搬送時の
振動によりコイルが転がって移動することを免れないと
いう問題点が存在する。そこで、コイルの安定性を保持
するために図3の(A)乃至(D)のような構造の端子
電極を備えるものも考えられるが、このような構造では
安定性を保持することは可能であるが、やはり端子電極
を構成するリード線が突出しているため、それだけ実装
面積を多く必要とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、面実装の自
動化が容易で基板搬送時の振動等でコイルが転がって移
動することがなく、また、実装面積が小さくかつテーピ
ング包装の容易な面実装型空芯コイルを提供する点にあ
る。
動化が容易で基板搬送時の振動等でコイルが転がって移
動することがなく、また、実装面積が小さくかつテーピ
ング包装の容易な面実装型空芯コイルを提供する点にあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、空芯コイルの
周の一部にコイル長手方向に沿って平坦部を形成し、前
記空芯コイルの平坦部両端を面実装用端子電極としたこ
とを特徴とする。
周の一部にコイル長手方向に沿って平坦部を形成し、前
記空芯コイルの平坦部両端を面実装用端子電極としたこ
とを特徴とする。
【0007】
【実施例】図1は、本発明面実装型空芯コイルの実施例
を示している。図1の(A)に示す空芯コイルは、円形
空芯コイル8の周の一部に長手方向に沿って平坦部9を
形成し、前記平坦部9のコイル両端の卷線の絶縁皮膜を
剥離して、実装基板のパターン(図2のB)に半田付け
して面実装するための端子電極10を形成する。この実
施例のコイルの寸法は、例えば、内径3〜4mm、線材の
太さ0.3〜0.5mm、長さ2.5〜4.3mmにして実
施することができる。
を示している。図1の(A)に示す空芯コイルは、円形
空芯コイル8の周の一部に長手方向に沿って平坦部9を
形成し、前記平坦部9のコイル両端の卷線の絶縁皮膜を
剥離して、実装基板のパターン(図2のB)に半田付け
して面実装するための端子電極10を形成する。この実
施例のコイルの寸法は、例えば、内径3〜4mm、線材の
太さ0.3〜0.5mm、長さ2.5〜4.3mmにして実
施することができる。
【0008】図1の(B)は、空芯コイルの形状を三角
形とした面実装型空芯コイル12の長手方向平坦部の1
つに、その両端部に端子電極11を図1の実施例と同様
に形成する。
形とした面実装型空芯コイル12の長手方向平坦部の1
つに、その両端部に端子電極11を図1の実施例と同様
に形成する。
【0009】図1の(C)は、空芯コイルの形状を四角
形とした面実装型空芯コイル14の端子電極13の形成
は、前記各実施例と変わるところはない。
形とした面実装型空芯コイル14の端子電極13の形成
は、前記各実施例と変わるところはない。
【0010】以上、本発明の実施例についていくつか説
明したが、前記平坦部の形成は空芯コイルを多角形にす
ればいずれの形状でも選択でき、コイルのQやインダク
タンスの値の設定等設計値に応じて選択することが可能
である。さらに、空芯コイルを補強し、実装中や搬送中
に発生する変形や破損を防止するためにコイル表面に融
着性の材料を塗布し固化して保護するようにする。
明したが、前記平坦部の形成は空芯コイルを多角形にす
ればいずれの形状でも選択でき、コイルのQやインダク
タンスの値の設定等設計値に応じて選択することが可能
である。さらに、空芯コイルを補強し、実装中や搬送中
に発生する変形や破損を防止するためにコイル表面に融
着性の材料を塗布し固化して保護するようにする。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、空芯コイルの面実装を
行う際、基板の振動により転がって移動することがなく
なり、自動マウントが容易になり、端子電極の長さを短
くすることができるため、コイルのQ特性も向上も期待
できる。さらにリード線がないためその実装面積も小さ
くなり電子機器の小型化に寄与するものである。また、
空芯コイルの包装もテーピングが容易となるという効果
も奏する。
行う際、基板の振動により転がって移動することがなく
なり、自動マウントが容易になり、端子電極の長さを短
くすることができるため、コイルのQ特性も向上も期待
できる。さらにリード線がないためその実装面積も小さ
くなり電子機器の小型化に寄与するものである。また、
空芯コイルの包装もテーピングが容易となるという効果
も奏する。
【図1】本発明の空芯コイルの実施例を示す図である。
【図2】従来の空芯コイルの実装態様を示す図である。
【図3】従来の空芯コイルを示す図である。
8、12、14 空芯コイル 9 円形空芯コイルに形成した平坦部 10、11、13 端子電極
Claims (6)
- 【請求項1】 空芯コイルの周の一部にコイル長手方向
に沿って平坦部を形成し、前記空芯コイルの平坦部両端
を面実装用端子電極としたことを特徴とする面実装型空
芯コイル。 - 【請求項2】 円形空芯コイルの周の一部に長手方向に
沿って平坦部を形成したことを特徴とする請求項1記載
の面実装型空芯コイル。 - 【請求項3】 空芯コイルの形状を多角形としたことを
特徴とする請求項1記載の面実装型空芯コイル。 - 【請求項4】 空芯コイルの形状を三角形としたことを
特徴とする請求項3記載の面実装型空芯コイル。 - 【請求項5】 空芯コイルの形状を四角形としたことを
特徴とする請求項3記載の面実装型空芯コイル。 - 【請求項6】 空芯コイル表面を融着剤を塗布して固化
したことを特徴とする請求項1記載の面実装型空芯コイ
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4213405A JPH0636938A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 面実装型空芯コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4213405A JPH0636938A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 面実装型空芯コイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0636938A true JPH0636938A (ja) | 1994-02-10 |
Family
ID=16638684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4213405A Pending JPH0636938A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 面実装型空芯コイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0636938A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6121866A (en) * | 1997-03-14 | 2000-09-19 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Surface-mount air-core coil, electronic component having the same, and communication apparatus having the same |
JPWO2002052589A1 (ja) * | 2000-12-25 | 2004-04-30 | 株式会社日立製作所 | 半導体装置及びその製造方法並びに半導体製造装置 |
US7443278B2 (en) * | 2005-09-08 | 2008-10-28 | Sumida Corporation | Coil device, composite coil device, and transformer device |
CN101901667A (zh) * | 2009-05-29 | 2010-12-01 | 阿尔卑斯电气株式会社 | 面安装型空心线圈 |
-
1992
- 1992-07-17 JP JP4213405A patent/JPH0636938A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6121866A (en) * | 1997-03-14 | 2000-09-19 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Surface-mount air-core coil, electronic component having the same, and communication apparatus having the same |
US6249207B1 (en) | 1997-03-14 | 2001-06-19 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Surface-mount air-core coil, electronic component having the same, and communication apparatus having the same |
US6404315B1 (en) | 1997-03-14 | 2002-06-11 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Surface-mount air-core coil, electronic component having the same, and communication apparatus having the same |
US6531944B1 (en) | 1997-03-14 | 2003-03-11 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Surface-mount air-core coil, electronic component having the same, and communication apparatus having the same |
JPWO2002052589A1 (ja) * | 2000-12-25 | 2004-04-30 | 株式会社日立製作所 | 半導体装置及びその製造方法並びに半導体製造装置 |
US7443278B2 (en) * | 2005-09-08 | 2008-10-28 | Sumida Corporation | Coil device, composite coil device, and transformer device |
CN101901667A (zh) * | 2009-05-29 | 2010-12-01 | 阿尔卑斯电气株式会社 | 面安装型空心线圈 |
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