JPH10261511A - 摺動板の取付構造 - Google Patents

摺動板の取付構造

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JPH10261511A
JPH10261511A JP6484097A JP6484097A JPH10261511A JP H10261511 A JPH10261511 A JP H10261511A JP 6484097 A JP6484097 A JP 6484097A JP 6484097 A JP6484097 A JP 6484097A JP H10261511 A JPH10261511 A JP H10261511A
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Kazuhiko Sasaki
和彦 佐々木
Seiji Aizawa
誠司 相沢
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摺動板を支持台に取付けた後に複数に分離す
るものにおいて、分離後の各摺動板の接点部が回路パタ
ーンの延出方向にずれないようにすること。 【解決手段】 繋ぎ部13aによって連結された摺動板
13の各平板部に取付孔13bを穿設すると共に、接点
部を有する摺動子片13cを折曲形成する。各摺動子片
13cの接点部と繋ぎ部13aは同一直線P上に配置さ
れており、各取付孔13bを突起11dに圧入して摺動
板13を支持台11bに固定した後、繋ぎ部13aをポ
ンチで切断することにより、摺動板13を2つの部分に
分断する。分断後の各摺動板13はそれぞれ摺動子片1
3cを有し、これら摺動子片13cの接点部は基板14
の表面に形成された抵抗パターン16と集電パターン1
7上を摺動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路パターンを有
する基板に対して摺動板の摺動子片が回動する可変抵抗
器やエンコーダ等の回転操作型電気部品に係り、特に、
支持台に対する摺動板の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば回転操作型可変抵抗器において
は、基板の表面に回路パターンとして抵抗体および集電
体が同心円状に形成され、この基板上を摺動板に折曲形
成された摺動子片が移動することにより、抵抗体と集電
体の端部から抵抗値の変化が検出されるようになってお
り、2連以上の可変抵抗器では複数の摺動板が支持台に
取付けられている。
【0003】従来より、特許第2542861号公報に
記載されているように、複数の摺動板を繋ぎ部で連結し
て一体化し、この一体化された摺動板を支持台に取付け
た後、繋ぎ部を切断して複数の摺動板に分離するという
摺動板の取付構造が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術によ
れば、複数の摺動子片が同一の摺動板に形成されるた
め、別々に製造した複数の摺動板を支持台に取付けるも
のに比べると、各摺動子片に必要とされる相対的な位置
精度を高めることができ。しかしながら、一体化された
摺動板を支持台に取付けた後、繋ぎ部を切断して複数の
摺動板に分離しているため、繋ぎ部を切断したときに各
摺動子片の相対位置がずれてしまい、その結果、可変抵
抗器の場合は連動誤差が大きくなり、エンコーダの場合
はオン/オフのタイミングがずれるという問題があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、予め繋ぎ部を
介して連結された1つの摺動板に複数の接点部を形成す
ると共に、これら繋ぎ部と各接点部を回路パターンの中
心を通る同一直線上に配置し、該摺動板を支持台に取付
けた後に繋ぎ部を切断して複数の摺動板に分離すること
とする。このように繋ぎ部と各接点部の形成位置を設定
すると、繋ぎ部を切断したときの各接点部のずれは回路
パターンの径方向となるため、可変抵抗器の場合は各抵
抗パターンに接触する接点部間に連動誤差はほとんど発
生せず、エンコーダの場合はオン/オフのタイミングの
ずれはほとんど発生しない。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明による摺動板の取付構造で
は、同心円状に配列された複数の回路パターンを有する
基板と、前記回路パターンに接触する接点部が形成され
た複数の摺動板と、これら摺動板が取付けられた支持台
とを備え、前記各摺動板は前記支持台に取付け前の状態
で繋ぎ部を介して一体化されており、取付け後に前記繋
ぎ部が切断されることで複数に分離されるものであっ
て、前記繋ぎ部と前記各接点部とが前記回路パターンの
中心を通る直線上に設定した。
【0007】前記繋ぎ部は例えばポンチを用いてプレス
加工で切断することができ、その際、前記支持台に繋ぎ
部に対応する凹溝を形成しておくと、凹溝がポンチの逃
げ部として機能するため、切断作業を簡単に行うことが
できるのみならず、凹溝が貫通孔でないため、接点部に
ゴミや埃等の異物が侵入することを防止できる。
【0008】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は実施例に係る可変抵抗器の断面図、図2は該可変
抵抗器の正面図、図3は基板と端子の取付け状態を示す
正面図、図4は操作体の平面図、図5は該操作体の背面
図、図6は摺動板の背面図、図7は摺動板を取付けた状
態を示す操作体の背面図である。
【0009】図1と図2に示すように、実施例に係る可
変抵抗器は、金属板製の枠体10と、枠体10に回転可
能に支承された合成樹脂製の操作体11と、操作体11
にクリック感触を付与するクリックばね12と、操作体
11に取付けられたリン青銅等の金属薄板からなる摺動
板13と、枠体10に固定された基板14と、基板14
に取付けられた複数本の端子15と、これら端子15を
保持する合成樹脂製の保持体18とで主に構成されてい
る。枠体10の側面には内方へ突出するストッパ10a
が形成されており、この側面を介して対向する一面は開
放し、その開放端から一対の自立脚10bが突出してい
る。また、枠体10の他面には円筒状の軸受部10cが
突出形成されると共に、内部にリング状のクリックばね
12が係止されている。
【0010】図4と図5に示すように、操作体11には
円柱状の軸部11aと該軸部11aより大径の支持台1
1bとが一体成形されており、軸部11aは軸受部10
cから枠体10の外方へ突出している。支持台11bの
受面中央にはガイド軸11cが形成されており、このガ
イド軸11cは基板14に穿設された円孔14aに嵌合
している。また、支持台11bの受面にはガイド軸11
cの周囲に位置する複数の突起11dと有底状の凹部1
1eが形成され、受面の反対側にはストッパ突起11f
が形成されている。このように構成された操作体11
は、枠体10の軸受部10cと基板14の円孔14aを
ガイド部として回転可能であるが、ストッパ突起11f
が枠体10のストッパ10aに当接することにより、そ
の回転角度は360度以内に規制されている。また、操
作体11の回転操作時に、クリックばね12の凸部が支
持台11bに形成された凹部(いずれも図示省略)と係
脱することにより、クリック感触が生起される。
【0011】図6に示すように、摺動板13は幅狭な繋
ぎ部13aによって連結された内側の平板部と外側の平
板部とを有し、それぞれの平板部には複数の取付孔13
bが穿設されている。また、摺動板13には複数の摺動
子片13cと支え片13dが形成されており、各摺動子
片13cは平板部に対して斜めに折り曲げられている
が、支え片13dは1つの摺動子片13cの根元部近傍
から平板部の板面に沿って片持ち梁状に延びている。各
摺動子片13cの先端は基板14の表面に圧接される接
点部となっており、これら接点部と繋ぎ部13aは基板
14の円孔14aを通る同一直線P上に配置されてい
る。このように構成された摺動板13は操作体11の支
持台11bに取付けられるが、この場合、図7に示すよ
うに、各取付孔13bを対応する突起11dに圧入して
1つの摺動板13を支持台11bに固定した後、凹部1
1eの真上に位置する繋ぎ部13aを図示せぬポンチで
切断することにより、摺動板13の平板部は2枚に分断
され、各平板部に形成された摺動子片13cは電気的に
オープンとなる。その際、凹溝11eがポンチの逃げ部
として機能するため切断作業を簡単に行うことができ、
また、各摺動子片13cの接点部はポンチからの剪断力
を受けて多少ずれるが、そのずれは繋ぎ部13aの延長
線である直線P上で発生する。
【0012】図3に示すように、基板14の表面には抵
抗パターン16と集電パターン17が印刷されており、
実施例では2連用として2本の抵抗パターン16と2本
の集電パターン17が円孔14aを中心として同心円状
に形成されている。これら抵抗パターン16と集電パタ
ーン17は円孔14aを中心として同心円状に配置され
ており、外側2つの抵抗パターン16と集電パターン1
7上を一方の摺動板13に形成された摺動子片13cの
接点部がそれぞれ摺動し、内側2つの抵抗パターン16
と集電パターン17上を他方の摺動板13に形成された
摺動子片13cの接点部がそれぞれ摺動する。各抵抗パ
ターン16と集電パターン17は基板14の縁部まで引
き回され、それらの端部にAg等の導電性材料からなる
接続部16a,17aが形成されており、各接続部16
a,17aにそれぞれ端子15が接続されている。各端
子15はリン青銅等の弾性に富む金属平板をプレスで打
ち抜き加工することによって形成されたもので、基板1
4を挟持するクリップ状の剛体片15aおよび弾性片1
5bと、このクリップ部分から直線的に延びる脚片15
cとを有している。各端子15はアウトサート成形によ
り合成樹脂製の保持体18に一体化されており、この保
持体18は両側のスナップ片18aを用いて基板14に
固定されている。
【0013】上記の如く構成された可変抵抗器は、図1
に示すように、一対の自立脚10bを用いてプリント基
板19上に実装され、各端子15の脚片15cはプリン
ト基板19の図示せぬランド部に半田付けされる。この
状態で操作体11を回転操作すると、両摺動板13の各
摺動子片13cが対応する抵抗パターン16と集電パタ
ーン17上を摺動し、その摺動位置に応じた抵抗値の変
化が各端子15を介して検出される。その際、前述した
ように、繋ぎ部13aの切断時に各摺動子片13cの接
点部が多少ずれていたとしても、そのずれは直線P上つ
まり抵抗パターン16の幅方向に発生し、抵抗パターン
16の延出方向(径方向)にずれないため、それぞれの
抵抗パターン16から検出される抵抗値に連動誤差はほ
とんど生じない。また、支持台11bに形成された凹部
11eが貫通孔でないため、接点部にゴミや埃等の異物
が凹部11eを通って侵入することはない。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0015】予め繋ぎ部を介して連結された1つの摺動
板に複数の接点部を形成すると共に、これら繋ぎ部と各
接点部を回路パターンの中心を通る同一直線上に配置
し、該摺動板を支持台に取付けた後に繋ぎ部を切断して
複数の摺動板に分離すると、繋ぎ部を切断したときの各
接点部のずれは回路パターンの径方向となるため、可変
抵抗器の場合は各抵抗パターンに接触する接点部間に連
動誤差はほとんど発生せず、エンコーダの場合はオン/
オフのタイミングのずれはほとんど発生しない。
【0016】また、前記支持台に繋ぎ部に対応する凹溝
を形成しておくと、凹溝が繋ぎ部を切断する際のポンチ
の逃げ部として機能するため、切断作業を簡単に行うこ
とができるのみならず、凹溝が貫通孔でないため、接点
部にゴミや埃等の異物が侵入することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る可変抵抗器の断面図である。
【図2】該可変抵抗器の正面図である。
【図3】基板と端子の取付け状態を示す正面図である。
【図4】操作体の平面図である。
【図5】該操作体の背面図である。
【図6】摺動板の背面図である。
【図7】摺動板を取付けた状態を示す操作体の背面図で
ある。
【符号の説明】 11 操作体 11b 支持台 11d 突起 11e 凹溝 13 摺動板 13a 繋ぎ部 13b 取付孔 13c 摺動子片 14 基板 16 抵抗パターン 17 集電パターン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同心円状に配列された複数の回路パター
    ンを有する基板と、前記回路パターンに接触する接点部
    が形成された複数の摺動板と、これら摺動板が取付けら
    れた支持台とを備え、 前記各摺動板は前記支持台に取付け前の状態で繋ぎ部を
    介して一体化されており、取付け後に前記繋ぎ部が切断
    されることで複数に分離されるものであって、前記繋ぎ
    部と前記各接点部とが前記回路パターンの中心を通る直
    線上に設定されていることを特徴とする摺動板の取付構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記支持台に
    凹溝が形成され、この凹溝上で前記繋ぎ部が切断されて
    いることを特徴とする摺動板の取付構造。
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