JP3667486B2 - 摺動板の取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回路パターンを有する基板に対して摺動板の摺動子片が回動する可変抵抗器やエンコーダ等の回転操作型電気部品に係り、特に、支持台に対する摺動板の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば回転操作型可変抵抗器においては、基板の表面に回路パターンとして抵抗体および集電体が同心円状に形成され、この基板上を摺動板に折曲形成された摺動子片が移動することにより、抵抗体と集電体の端部から抵抗値の変化が検出されるようになっており、2連以上の可変抵抗器では複数の摺動板が支持台に取付けられている。
【0003】
従来より、特許第2542861号公報に記載されているように、複数の摺動板を繋ぎ部で連結して一体化し、この一体化された摺動板を支持台に取付けた後、繋ぎ部を切断して複数の摺動板に分離するという摺動板の取付構造が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来技術によれば、複数の摺動子片が同一の摺動板に形成されるため、別々に製造した複数の摺動板を支持台に取付けるものに比べると、各摺動子片に必要とされる相対的な位置精度を高めることができ。しかしながら、一体化された摺動板を支持台に取付けた後、繋ぎ部を切断して複数の摺動板に分離しているため、繋ぎ部を切断したときに各摺動子片の相対位置がずれてしまい、その結果、可変抵抗器の場合は連動誤差が大きくなり、エンコーダの場合はオン/オフのタイミングがずれるという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、予め繋ぎ部を介して連結された1つの摺動板に複数の接点部を形成すると共に、これら繋ぎ部と各接点部を回路パターンの中心を通る同一直線上に配置し、該摺動板を支持台に取付けた後に繋ぎ部を切断して複数の摺動板に分離することとする。このように繋ぎ部と各接点部の形成位置を設定すると、繋ぎ部を切断したときの各接点部のずれは回路パターンの径方向となるため、可変抵抗器の場合は各抵抗パターンに接触する接点部間に連動誤差はほとんど発生せず、エンコーダの場合はオン/オフのタイミングのずれはほとんど発生しない。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明による摺動板の取付構造では、同心円状に配列された複数の回路パターンを有する基板と、前記回路パターンに接触する接点部が形成された金属薄板からなる複数の摺動板と、これら摺動板が取付けられた支持台とを備え、前記各摺動板は前記支持台に取付け前の状態で前記金属薄板からなる繋ぎ部を介して一体化されており、取付け後に前記繋ぎ部が切断されることで複数に分離されるものであって、前記繋ぎ部と前記各接点部とが前記回路パターンの中心を通る直線上に設定した。
【0007】
前記繋ぎ部は例えばポンチを用いてプレス加工で切断することができ、その際、前記支持台に繋ぎ部に対応する凹溝を形成しておくと、凹溝がポンチの逃げ部として機能するため、切断作業を簡単に行うことができるのみならず、凹溝が貫通孔でないため、接点部にゴミや埃等の異物が侵入することを防止できる。
【0008】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明すると、図1は実施例に係る可変抵抗器の断面図、図2は該可変抵抗器の正面図、図3は基板と端子の取付け状態を示す正面図、図4は操作体の平面図、図5は該操作体の背面図、図6は摺動板の背面図、図7は摺動板を取付けた状態を示す操作体の背面図である。
【0009】
図1と図2に示すように、実施例に係る可変抵抗器は、金属板製の枠体10と、枠体10に回転可能に支承された合成樹脂製の操作体11と、操作体11にクリック感触を付与するクリックばね12と、操作体11に取付けられたリン青銅等の金属薄板からなる摺動板13と、枠体10に固定された基板14と、基板14に取付けられた複数本の端子15と、これら端子15を保持する合成樹脂製の保持体18とで主に構成されている。枠体10の側面には内方へ突出するストッパ10aが形成されており、この側面を介して対向する一面は開放し、その開放端から一対の自立脚10bが突出している。また、枠体10の他面には円筒状の軸受部10cが突出形成されると共に、内部にリング状のクリックばね12が係止されている。
【0010】
図4と図5に示すように、操作体11には円柱状の軸部11aと該軸部11aより大径の支持台11bとが一体成形されており、軸部11aは軸受部10cから枠体10の外方へ突出している。支持台11bの受面中央にはガイド軸11cが形成されており、このガイド軸11cは基板14に穿設された円孔14aに嵌合している。また、支持台11bの受面にはガイド軸11cの周囲に位置する複数の突起11dと有底状の凹部11eが形成され、受面の反対側にはストッパ突起11fが形成されている。このように構成された操作体11は、枠体10の軸受部10cと基板14の円孔14aをガイド部として回転可能であるが、ストッパ突起11fが枠体10のストッパ10aに当接することにより、その回転角度は360度以内に規制されている。また、操作体11の回転操作時に、クリックばね12の凸部が支持台11bに形成された凹部(いずれも図示省略)と係脱することにより、クリック感触が生起される。
【0011】
図6に示すように、摺動板13は幅狭な繋ぎ部13aによって連結された内側の平板部と外側の平板部とを有し、それぞれの平板部には複数の取付孔13bが穿設されている。また、摺動板13には複数の摺動子片13cと支え片13dが形成されており、各摺動子片13cは平板部に対して斜めに折り曲げられているが、支え片13dは1つの摺動子片13cの根元部近傍から平板部の板面に沿って片持ち梁状に延びている。各摺動子片13cの先端は基板14の表面に圧接される接点部となっており、これら接点部と繋ぎ部13aは基板14の円孔14aを通る同一直線P上に配置されている。このように構成された摺動板13は操作体11の支持台11bに取付けられるが、この場合、図7に示すように、各取付孔13bを対応する突起11dに圧入して1つの摺動板13を支持台11bに固定した後、凹部11eの真上に位置する繋ぎ部13aを図示せぬポンチで切断することにより、摺動板13の平板部は2枚に分断され、各平板部に形成された摺動子片13cは電気的にオープンとなる。その際、凹溝11eがポンチの逃げ部として機能するため切断作業を簡単に行うことができ、また、各摺動子片13cの接点部はポンチからの剪断力を受けて多少ずれるが、そのずれは繋ぎ部13aの延長線である直線P上で発生する。
【0012】
図3に示すように、基板14の表面には抵抗パターン16と集電パターン17が印刷されており、実施例では2連用として2本の抵抗パターン16と2本の集電パターン17が円孔14aを中心として同心円状に形成されている。これら抵抗パターン16と集電パターン17は円孔14aを中心として同心円状に配置されており、外側2つの抵抗パターン16と集電パターン17上を一方の摺動板13に形成された摺動子片13cの接点部がそれぞれ摺動し、内側2つの抵抗パターン16と集電パターン17上を他方の摺動板13に形成された摺動子片13cの接点部がそれぞれ摺動する。各抵抗パターン16と集電パターン17は基板14の縁部まで引き回され、それらの端部にAg等の導電性材料からなる接続部16a,17aが形成されており、各接続部16a,17aにそれぞれ端子15が接続されている。各端子15はリン青銅等の弾性に富む金属平板をプレスで打ち抜き加工することによって形成されたもので、基板14を挟持するクリップ状の剛体片15aおよび弾性片15bと、このクリップ部分から直線的に延びる脚片15cとを有している。各端子15はアウトサート成形により合成樹脂製の保持体18に一体化されており、この保持体18は両側のスナップ片18aを用いて基板14に固定されている。
【0013】
上記の如く構成された可変抵抗器は、図1に示すように、一対の自立脚10bを用いてプリント基板19上に実装され、各端子15の脚片15cはプリント基板19の図示せぬランド部に半田付けされる。この状態で操作体11を回転操作すると、両摺動板13の各摺動子片13cが対応する抵抗パターン16と集電パターン17上を摺動し、その摺動位置に応じた抵抗値の変化が各端子15を介して検出される。その際、前述したように、繋ぎ部13aの切断時に各摺動子片13cの接点部が多少ずれていたとしても、そのずれは直線P上つまり抵抗パターン16の幅方向に発生し、抵抗パターン16の延出方向(径方向)にずれないため、それぞれの抵抗パターン16から検出される抵抗値に連動誤差はほとんど生じない。また、支持台11bに形成された凹部11eが貫通孔でないため、接点部にゴミや埃等の異物が凹部11eを通って侵入することはない。
【0014】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0015】
予め繋ぎ部を介して連結された金属薄板からなる1つの摺動板に複数の接点部を形成すると共に、これら繋ぎ部と各接点部を回路パターンの中心を通る同一直線上に配置し、該摺動板を支持台に取付けた後に繋ぎ部を切断して複数の摺動板に分離すると、金属薄板からなる繋ぎ部を切断したときの各接点部のずれは回路パターンの径方向となるため、可変抵抗器の場合は各抵抗パターンに接触する接点部間に連動誤差はほとんど発生せず、エンコーダの場合はオン/オフのタイミングのずれはほとんど発生しない。
【0016】
また、前記支持台に繋ぎ部に対応する凹溝を形成しておくと、凹溝が繋ぎ部を切断する際のポンチの逃げ部として機能するため、切断作業を簡単に行うことができるのみならず、凹溝が貫通孔でないため、接点部にゴミや埃等の異物が侵入することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る可変抵抗器の断面図である。
【図2】該可変抵抗器の正面図である。
【図3】基板と端子の取付け状態を示す正面図である。
【図4】操作体の平面図である。
【図5】該操作体の背面図である。
【図6】摺動板の背面図である。
【図7】摺動板を取付けた状態を示す操作体の背面図である。
【符号の説明】
11 操作体
11b 支持台
11d 突起
11e 凹溝
13 摺動板
13a 繋ぎ部
13b 取付孔
13c 摺動子片
14 基板
16 抵抗パターン
17 集電パターン

Claims (2)

  1. 同心円状に配列された複数の回路パターンを有する基板と、前記回路パターンに接触する接点部が形成された金属薄板からなる複数の摺動板と、これら摺動板が取付けられた支持台とを備え、
    前記各摺動板は前記支持台に取付け前の状態で前記金属薄板からなる繋ぎ部を介して一体化されており、取付け後に前記繋ぎ部が切断されることで複数に分離されるものであって、前記繋ぎ部と前記各接点部とが前記回路パターンの中心を通る直線上に設定されていることを特徴とする摺動板の取付構造。
  2. 請求項1の記載において、前記支持台に凹溝が形成され、この凹溝を逃げ部として前記繋ぎ部がポンチにより切断されていることを特徴とする摺動板の取付構造。
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