JP3592951B2 - 回転型センサ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用等に使用される可変抵抗器を用いた回転型センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、位置検出を電気的に行う方式として、回転型可変抵抗器が広い分野で利用されている。
従来のこの種の回転型センサを図5に基づいて説明すると、絶縁基板21上には、共通電極部22と、この共通電極部22の一端から並列に接続された第1と第2の抵抗体23、24と、この第1と第2の抵抗体23、24のそれぞれの端部から接続して引き出された第1と第2の電極部25、26と、第1の抵抗体23に対応した第1の導電体27と、第2の抵抗体24に対応した第2の導電体28とが形成されている。
【0003】
また、端子29が共通電極部22に接続された状態で絶縁基板21に、また、端子30、31が第1と第2の電極部25、26にそれぞれ接続した状態で絶縁基板21に、更に、端子32、33が第1と第2の導電体27、28にそれぞれ接続した状態で絶縁基板21に固着されている。
また、端子30と31は、半田34により接続されたものとなっている。
そして、ここでは図示していないが、第1の抵抗体23と第1の導電体27に摺接する第1の摺動子(図示せず)と、第2の抵抗体24と第2の導電体28に摺接する第2の摺動子(図示せず)が回転体(図示せず)設けられて、回転体の回転によって第1と第2の抵抗体23、24の抵抗値を可変して、位置検出を行うようになっている。
【0004】
また、端子30と31は、半田接続34すると、第1と第2の抵抗体23、24が接続されて一つの抵抗体となってしまい、第1と第2の抵抗体23、24の個々の抵抗値の測定、或いは出力特性等の測定ができず、個々の抵抗値の検査、或いはトリミング(抵抗値や出力特性等を抵抗体の一部を切削によって調整)等ができなくなる。
そこで、端子30と31の半田34で接続する前に、抵抗値等の測定を行い、必要に応じてトリミング等を行った後、半田34で接続を行うようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の回転型センサは、トリミングを行った後、端子30と31を半田34で接続するため、その作業が面倒で、生産性が悪く、コスト高になるという問題ある。
また、第1と第2の抵抗体23、24の第1と第2の電極部25、26には、二つの端子30、31を必要とし、部品点数が多くなる上に、その取付作業も多くなり、コスト高になるという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の解決手段として、絶縁基板には、共通電極部と、該共通電極部からそれぞれ並列に接続された第1と第2の抵抗体と、該第1と第2の抵抗体のそれぞれから接続して引き出された第1と第2の電極部と、前記第1の抵抗体に対応する第1の導電体と、前記第2の抵抗体に対応する第2の導電体とを設け、前記共通電極部、前記第1と第2の抵抗体、前記第1と第2の電極部、及び前記第1と第2の導電体が、前記絶縁基板の一表面に形成され、前記第1と第2の電極部の端部が前記絶縁基板の一表面に互いに隣接して並設されると共に、U字状に折り曲げられて、バネ性を有する金属板からなり、複数個に分かれた上片部と、この上片部に対向する下片部からなる接触部を備えたクリップ端子を設け、該クリップ端子が、前記接触部の上片部と下片部とで前記絶縁基板の上下を挟持することにより、弾接させた状態で前記絶縁基板に取り付けられるものとされ、前記クリップ端子の上片部が、前記第1と第2の電極部の端部と接触して両者を導通させると共に、同一形状からなる複数の前記クリップ端子を、前記第1と第2の導電体の端部、及び前記共通電極部の端部のそれぞれに接触させて前記絶縁基板に挟持して取り付けた構成とした。
また、第2の解決手段として、前記第1と第2の電極部の端部を合わせた幅と、前記共通電極部の端部の幅とをほぼ同一に形成した構成とした。
また、第3の解決手段として、前記第1と第2の電極部の端部が前記絶縁基板の一端部近傍に配設され、前記絶縁基板の前記一端部に対して、前記第1と第2の電極部の端部を斜め方向に配設した構成とした。
【0007】
また、第4の解決手段として、前記第1と第2の導電体の端部のそれぞれの幅をほぼ同一にすると共に、前記共通電極部の端部の幅とほぼ同一にした構成とした。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の回転型センサの第1実施例を図1〜図3に基づいて説明すると、セラミック等の絶縁材からなり、端部に複数個の切り欠き部1aを有する絶縁基板1上には、銀材等からなる共通電極部(斜線部分)2と、この共通電極部2の一端から並列に接続された第1と第2の抵抗体3、4と、この第1と第2の抵抗体3、4のそれぞれの端部から接続して引き出された銀材等からなる第1と第2の電極部(斜線部分)5、6と、第1の抵抗体3に対応し、銀材等からなる第1の導電体(斜線部分)7と、第2の抵抗体4に対応し、銀材等からなる第2の導電体8(斜線部分)とが形成されている。
【0009】
そして、共通電極部2の端部2a、第1と第2の電極部5、6の端部5a、6a、及び第1と第2の導電体7、8の端部7a、8aは、それぞれ絶縁基板1の切り欠き部1aに対応して位置すると共に、絶縁基板1の一端部1bの近傍に配設され、且つ、第1と第2の電極部5、6の端部5a、6aは、互いに隣接して並設されている。
更に、共通電極部2の端部2aの幅と、第1と第2の電極部5、6の端部5a、6aを合わせた幅と、及び第1と第2の導電体7、8の端部7a、8aのそれぞれの幅とは、ほぼ同一の幅で形成されている。
【0010】
また、バネ性のある金属板からなるクリップ端子9は、U字状に折り曲げ形成され、バネ性のある接触部9aと、接触部9aの一端から更に折り曲げ形成され、外部に接続するための接続部9bを有し、そして、前記接触部9aの上片部は、複数個の分岐された構成となっている。
そして、このようなクリップ端子9は、絶縁基板1の各切り欠き部1aに合わせて、接触部9aの上片部と下片部とで絶縁基板1の上下を挟持して取り付けられ、そして、各接触部9aの上片部がそれぞれ端部2a、5a、6a、7a、8aに接触するようになり、また、第1と第2の電極部5、6の端部5a、6aにおいては、1個のクリップ端子9の接触部9aによって接続するようになっている。
【0011】
そして、ここでは図示していないが、第1の抵抗体3と第1の導電体7に摺接する第1の摺動子(図示せず)と、第2の抵抗体4と第2の導電体8に摺接する第2の摺動子(図示せず)が回転体(図示せず)設けられて、回転体の回転によって第1と第2の抵抗体3、4の抵抗値を可変して、位置検出を行うようになっている。
【0012】
そして、第1と第2の電極部5、6においては、クリップ端子9を取り付ける前に、第1と第2の抵抗体3、4の個々の抵抗値の測定や、変化特性を測定し、必要に応じてトリミング(抵抗値や出力特性等を抵抗体の一部を切削によって調整)等を行い、しかる後、クリップ端子9を取り付ける。
すると、クリップ端子9を取り付けるだけで、第1と第2の電極部5、6の端部5a、6aの接続が同時にできるようになる。
なお、本実施例においては、図中斜線で示す電極部、導電体を表出して形成しているが、抵抗体3、4を延長し、電極部、導電体を覆っても良い。
【0013】
図4は本発明の第2の実施例を示し、この実施例は、第1と第2の電極部5、6の端部5a、6aが絶縁基板1の一端部1bに対して斜め方向に配設したもので、これによって、クリップ端子9の取付が一端部1bに対して傾いて若干ズレた場合でも、端部5a、6aに確実に接触するようにしたものである。
【0014】
【発明の効果】
本発明の回転センサは、共通電極部2、第1と第2の抵抗体3、4、第1と第2の電極部5、6、及び第1と第2の導電体7、8が、絶縁基板1の一表面に形成され、第1と第2の電極部5、6の端部5a、6aが絶縁基板1の一表面に互いに隣接して並設されると共に、U字状に折り曲げられて、バネ性を有する金属板からなり、複数個に分かれた上片部と、この上片部に対向する下片部からなる接触部9aを備えたクリップ端子9を設け、クリップ端子9が、接触部9aの上片部と下片部とで絶縁基板1の上下を挟持することにより、弾接させた状態で絶縁基板1に取り付けられるものとされ、クリップ端子9の上片部が、第1と第2の電極部5、6の端部5a、6aと接触して両者を導通させると共に、同一形状からなる複数のクリップ端子9、9を、第1と第2の導電体7、8の端部7a、8a、及び共通電極部2の端部2aのそれぞれに接触させて絶縁基板1に挟持して取り付けたため、従来のような半田接続が不要となり、その構成が簡単で、生産性が良好で、安価な回転型センサを提供できる。
また、共通電極部2に接触するクリップ端子9、第1と第2の電極部5、6に接触するクリップ端子9、及び第1と第2の導電体7、8のそれぞれに接触するクリップ端子9は、それぞれ同一形状のものを使用することにより、全て同一形状のクリップ端子9を使用できて、組立性の良好な回転型センサを提供できる。
また、第1と第2の電極部5、6の端部5a、6aを合わせた幅と、共通電極部2の端部2aの幅とをほぼ同一に形成することにより、同一形状のクリップ端子9を使用できて、組立性の良好な回転型センサを提供できる。
【0015】
また、第1と第2の電極部5、6の端部5a、6aが絶縁基板1の一端部1b近傍に配設され、絶縁基板1の一端部1bに対して、第1と第2の電極部5、6の端部5a、6aを斜め方向に配設することにより、クリップ端子9の取付が若干ズレた場合でも、端部5a、6aに確実に接触する回転型センサを提供できる。
また、第1と第2の導電体7、8の端部7a、8aのそれぞれの幅をほぼ同一にすると共に、共通電極部2の端部2aの幅とほぼ同一にしたため、同一形状のクリップ端子9を使用できて、組立性の良好な回転センサを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転型センサの第1実施例の平面図。
【図2】図1のA部分における拡大図。
【図3】図1のB−B線における拡大断面図。
【図4】本発明の回転型センサの第2実施例の平面図。
【図5】従来の回転型センサの平面図。
【符号の説明】
1 絶縁基板
1a 切り欠き部
1b 一端部
2 共通電極部
2a 端部
3 第1の抵抗体
4 第2の抵抗体
5 第1の電極部
5a 端部
6 第2の電極部
6a 端部
7 第1の導電体
7a 端部
8 第2の導電体
8a 端部
9 クリップ端子
9a 接触部
9b 接続部
Claims (4)
- 絶縁基板には、共通電極部と、該共通電極部からそれぞれ並列に接続された第1と第2の抵抗体と、該第1と第2の抵抗体のそれぞれから接続して引き出された第1と第2の電極部と、前記第1の抵抗体に対応する第1の導電体と、前記第2の抵抗体に対応する第2の導電体とを設け、前記共通電極部、前記第1と第2の抵抗体、前記第1と第2の電極部、及び前記第1と第2の導電体が、前記絶縁基板の一表面に形成され、前記第1と第2の電極部の端部が前記絶縁基板の一表面に互いに隣接して並設されると共に、U字状に折り曲げられて、バネ性を有する金属板からなり、複数個に分かれた上片部と、この上片部に対向する下片部からなる接触部を備えたクリップ端子を設け、該クリップ端子が、前記接触部の上片部と下片部とで前記絶縁基板の上下を挟持することにより、弾接させた状態で前記絶縁基板に取り付けられるものとされ、前記クリップ端子の上片部が、前記第1と第2の電極部の端部と接触して両者を導通させると共に、同一形状からなる複数の前記クリップ端子を、前記第1と第2の導電体の端部、及び前記共通電極部の端部のそれぞれに接触させて前記絶縁基板に挟持して取り付けたことを特徴とする回転型センサ。
- 前記第1と第2の電極部の端部を合わせた幅と、前記共通電極部の端部の幅とをほぼ同一に形成したことを特徴とする請求項1記載の回転型センサ。
- 前記第1と第2の電極部の端部が前記絶縁基板の一端部近傍に配設され、前記絶縁基板の前記一端部に対して、前記第1と第2の電極部の端部を斜め方向に配設したことを特徴とする請求項1、又は2記載の回転型センサ。
- 前記第1と第2の導電体の端部のそれぞれの幅をほぼ同一にすると共に、前記共通電極部の端部の幅とほぼ同一にしたことを特徴とする請求項2記載の回転型センサ。
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