JPH04107904U - スタブを有する回路装置 - Google Patents

スタブを有する回路装置

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JPH04107904U
JPH04107904U JP1833491U JP1833491U JPH04107904U JP H04107904 U JPH04107904 U JP H04107904U JP 1833491 U JP1833491 U JP 1833491U JP 1833491 U JP1833491 U JP 1833491U JP H04107904 U JPH04107904 U JP H04107904U
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JP
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stub
connecting member
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ground conductor
circuit board
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Withdrawn
Application number
JP1833491U
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Inventor
富男 久成
Original Assignee
太陽誘電株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイクロストリップライン2のスタブ3のシ
ョート位置を容易且つ正確に調整する。 【構成】 回路基板1はマイクロストリップライン2と
スタブ3とアース導電体層4を有する他に、スタブ3に
沿って延びている溝6を有する。この溝6を使用して装
着された接続部材7は弾性を有して回路基板1を挾持
し、スタブ3とアース導電体層4とを電気的に接続す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はストリップラインから分岐しているスタブ(stub)をアース導電体層 に接続するように形成した高周波回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7に示すように絶縁性回路基板1にマイクロストリップライン2とスタブ3 とアース導電体層4とを設け、金ワイヤ又は導電リボン等の接続導体5をスタブ 3及びアース導電体層4に圧着又は半田付けしてショートスタブ構造とすること は公知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、マイクロストリップライン2のインピーダンスを調整する必要があ る場合には、スタブ3に対する接続導体5の接続を解き、この接続位置(ショー ト位置)を変える必要があり、調整が面倒であった。接続導体5をスタブ3に半 田又は圧着で固着させないで、移動自在に接触させ、これ等が浮き上がることを 押さえるための錘又は治具を配置し、この状態で回路状態を調べてスタブ3のシ ョート位置の変更の要否を判断し、最終的にショート位置が決定された後に半田 付け又は圧着することが考えられる。しかし、この方法では錘又は治具を取り除 くことにより、錘又は治具の浮遊容量分の容量変化が生じる。
【0004】 そこで、本考案の目的はスタブにおけるインピーダンスの調整を容易且つ正確 に行うことができる回路装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案は、絶縁基板に、ストリップラインと、前記 ストリップラインに接続されたスタブと、アース導電体層とが設けられている回 路装置において、前記スタブに沿って延びるように単数又は複数の溝が前記絶縁 基板に形成され、前記溝を通して前記絶縁基板の一方の主面から他方の主面に至 るように導電性接続部材が配置され、前記接続部材を前記スタブ及び前記アース 導電体層に固着する前においては、前記接続部材が前記スタブ及び前記アース導 電体層に対して弾性を有して接触し且つ前記溝に沿って移動できるように前記接 続部材が構成されている回路装置に係わるものである。
【0006】
【作用】
本考案における絶縁基板の溝は接続部材の装着及び移動のために設けられてい る。接続部材は絶縁基板の一方の主面から他方の主面に至るように形成されてい るので、絶縁基板を挾持し、スタブ及びアース導電体層に弾性的に接触する。接 続部材は固着前に摺動自在であるから、スタブのショート位置を自由に変えるこ とができる。接続部材は弾性を有して安定的にスタブ及びアース導電体層に接触 しているので、半田等による固着によるインピーダンスの変化は少ない。
【0007】
【第1の実施例】 次に、図1〜図3を参照して本考案の第1の実施例に係わる高周波回路装置を 説明する。
【0008】 図1に示すように絶縁回路基板1の一方の主面には導電体層から成るマイクロ ストリップライン2とここに接続されたスタブ3とが設けられている。回路基板 1の他方の主面の大部分には図2に示すようにアース導電体層4が設けられてい る。なお、図示は省略されているが、その他の種々の回路素子も回路基板1上に 設けられている。
【0009】 スタブ3とアース導電体層4とを接続するために、回路基板1の一方の主面か ら他方の主面に至る溝6がスタブ3に沿って平行に形成され、この溝6を使用し て接続部材7が装着されている。
【0010】 接続部材7は弾性変形可能な帯状金属板を図3に示すようにコ字状に折り曲げ たものであり、回路基板1の一方の主面に対向する第1の部分8と、回路基板1 の他方の主面に対向する第2の部分9と、これ等の間の第3の部分10とを有す る。接続部材7を回路基板1に装着する前の第1及び第2の部分8、9の相互間 隔は、スタブ3の主面とアース導電体層4の主面との間隔よりも幾らか小さい。 従って、接続部材7を回路基板1に装着させる時には、第1及び第2の部分8、 9の相互間隔が拡大するようにこれ等を弾性変形し、第1の部分8をスタブ3に 弾性接触させると共に第2の部分9をアース導電体層4に弾性接触させる。これ により、回路基板1がスタブ3とアース導電体層4を介して接続部材7で挾持さ れた状態になり、スタブ3とアース導電体層4との安定的接続が達成される。
【0011】 スタブ3のインピーダンスを調整する場合には、接続部材7を溝6に沿って移 動し、ショート位置を変える。所望のインピーダンス状態が得られたら、接続部 材7をスタブ3及びアース導電体層4に圧着又は半田付けにより固着する。
【0012】 以上のように、本実施例によれば、スタブ3のショート位置を容易且つ正確に 変えることができる。また、接続部材7は弾性を有して回路基板1を挾持するよ うに配置されているので、スタブ3及びアース導電体層4に対して治具を使用し ないで安定的に接触させることができる。このため、スタブ3のショート位置の 調整が容易であるばかりでなく、治具に基づく容量変化の問題が生じない。
【0013】
【第2の実施例】 次に、図4〜図6に示す第2の実施例の高周波回路装置を説明する。但し、図 4〜図6において、図1〜図3と共通する部分には同一の符号を付してその説明 を省略する。
【0014】 この第2の実施例ではスタブ3の両側に溝6a、6bが設けられている。接続 部材7aは図5及び図6に示すように回路基板1の一方の主面側に配置される第 1の部分8aと、回路基板1の他方の主面側に配置される一対の第2の部分9a 、9bと、これ等の間の第3及び第4の部分10a、10bとから成り、弾性変 形可能な帯状金属板を折り曲げることによって構成されている。接続部材7aを 回路基板1に装着する前においては、第1の部分8aと第2の部分9a、9bと の間隔がスタブ3の表面とアース導電体層4の表面との間隔よりも幾らか小さい 。
【0015】 接続部材7aの回路基板1に対する装着は、一対の第2の部分9a、9bの相 互間の隙間を拡大するように接続部材7aを弾性変形させ、第3及び第4の部分 10a、10bを第1及び第2の溝6a、6bにそれぞれ挿入することによって 行う。これにより、第1の部分8aがスタブ3に弾性を有し接触し、第2の部分 9a、9bがアース導電体層4に弾性を有して接触する。スタブ3のショート位 置を変える時には接続部材7aを溝6a、6bに沿って摺動させる。ショート位 置の調整が終了したら半田付けまたは圧着で接続部材7aをスタブ3及びアース 導電体層4に固着する。
【0016】 第2の実施例は、第1の実施例と同一の作用効果を有する他に、接続部材7a が対称的に形成されているので、接続部材7aの摺動を安定的に行うことができ 且つスタブ3及びアース導電体層4に対する電気的接続が良好になるという作用 効果を有する。
【0017】
【変形例】
本考案は上述の実施例に限定されるものでなく、変形が可能なものである。例 えば、接続部材7、7aの第1の部分8、8aと第2の部分9、9a、9bとの 対向間隔が第2の部分9、9a、9bの先端側になるに従って狭くなるようにし てもよい。また、アース導電体層4を回路基板1の一方の主面においてスタブ3 に隣接配置することができる。
【0018】
【考案の効果】
上述から明らかなように本考案によれば、スタブのインピーダンスの調整を容 易且つ正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例に係わる高周波回路装置
の一部を示す平面図である。
【図2】図1のA−A線を示す断面図である。
【図3】図1の接続部材を示す斜視図である。
【図4】第2の実施例に係わる高周波回路装置の一部を
示す平面図である。
【図5】図4のB−B線を示す断面図である。
【図6】図4の接続部材を示す斜視図である。
【図7】従来の高周波回路装置の一部を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 回路基板 2 マイクロストリップライン 3 スタブ 4 アース導電体層 6 溝 7 接続部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板に、ストリップラインと、前記
    ストリップラインに接続されたスタブと、アース導電体
    層とが設けられている回路装置において、前記スタブに
    沿って延びるように単数又は複数の溝が前記絶縁基板に
    形成され、 前記溝を通して前記絶縁基板の一方の主面
    から他方の主面に至るように導電性接続部材が配置さ
    れ、前記接続部材を前記スタブ及び前記アース導電体層
    に固着する前においては、前記接続部材が前記スタブ及
    び前記アース導電体層に対して弾性を有して接触し且つ
    前記溝に沿って移動できるように前記接続部材が構成さ
    れていることを特徴とする回路装置。
JP1833491U 1991-02-28 1991-02-28 スタブを有する回路装置 Withdrawn JPH04107904U (ja)

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JP1833491U JPH04107904U (ja) 1991-02-28 1991-02-28 スタブを有する回路装置

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JPH04107904U true JPH04107904U (ja) 1992-09-17

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ID=31904878

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