JPH054248Y2 - - Google Patents

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JPH054248Y2
JPH054248Y2 JP1986175310U JP17531086U JPH054248Y2 JP H054248 Y2 JPH054248 Y2 JP H054248Y2 JP 1986175310 U JP1986175310 U JP 1986175310U JP 17531086 U JP17531086 U JP 17531086U JP H054248 Y2 JPH054248 Y2 JP H054248Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は可変抵抗器やロータリスイツチ等の回
転操作型電気部品に係り、特に複数のパターンが
形成された基板上を摺動子が摺動し、この摺動子
の摺動位置に対応した電気信号が取り出される回
転型電気部品に関するものである。
〔従来の技術〕
従来提案されているこの種の回転型電気部品と
して可変抵抗器を取り上げ、第4図乃至第6図を
使用してその構成と動作を説明する。
第4図は、従来提案されている可変抵抗器の基
板部分の構成を示すもので、絶縁材料からなる基
板11の中心に開口12が形成され、この開口1
2の回りに円環状に第1の集電体13が形成され
ている。この第1の集電体13に連続して導出端
子14が、基板11の直線状の縁辺部に延長形成
されている。
この第1の集電体13の外側には円弧状の第1
の抵抗体15が形成され、その両端にはそれぞれ
導出端子16,17が接続され、これらの導出端
子16,17は前記せる縁辺部に導出されてい
る。また、第1の抵抗体15の外側には第2の抵
抗体18が形成され、この第2の抵抗体18の両
端はそれぞれ導出端子19,17に接続され、こ
れらの導出端子19,17は前記せる縁辺部に導
出されている。さらにこの第2の抵抗体18の外
側には円弧状の第2の集電体20が同心円弧状に
形成され、この第2の集電体20の一端が導出端
子21に接続され、この導出端子21は前記せる
縁辺部に導出されている。
このような構成の基板11上に第5図及び第6
図に示すような、摺動子が取り付けられている摺
動子受が配設される。
摺動子受22は、ほぼ円盤状に形成されその上
面の中心位置には回転軸23が一体に突出形成さ
れ、この回転軸23が形成される板面の裏面側に
は支持軸24が突出形成されている。さらに、摺
動子受22の支持軸24が形成されている側の板
面に、第1の摺動子25及び第2の摺動子26が
取り付けられている。
第1の摺動子25には、支持軸24を挟むよう
にして一対の接触片27が、また接触片27に並
ぶようにして接触片28が形成されている。一
方、第2の摺動子26の一端側は、第1の摺動子
25の側方まで延長され、接触片28に並ぶよう
に接触片30及び31が形成されている。
可変抵抗器として組立てる場合は、前記摺動子
受22の支持軸24を前記基板11の開口12に
挿入したのち、図示しない筐体を介して摺動子受
22を基板11に対して回転自在に取付ける。こ
の組立て状態で、第1の摺動子25の接触片27
はそれぞれ第1の集電体13に、接触片28は第
1の抵抗体15に弾性的に接触状態となつてい
る。同様にして、第2の摺動子26の接触片30
は第2の抵抗体18に、接触片31は第2の集電
体20に弾性的に接触状態となつている。
この状態で回転軸23を回動させると、第1及
び第2の摺動子25,26は、それぞれの接触片
が第1および第2の集電体13,20と第1及び
第1の抵抗体15,18上を摺動する。従つて、
摺動子受22を所定角度回転することにより、例
えば導出端子14,17間から第1の抵抗値が、
導出端子17,21間から第2の抵抗値が検出さ
れる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、この種の回転型電気部品において
も、近年の傾向として大幅の小型化が要求されて
いる。
この小型化の要求に対して、基板を小型化しこ
の小型化された基板に抵抗体及び集電体のパター
ン幅やピツチを小さくすることは、比較的容易に
行われる。しかし、摺動子受に取り付けられる第
5図に示すような形状の第1及び第2の摺動子2
5,26をさらに小型化すると、各接触片27,
28,30,31の幅が極めて細くなつて充分な
弾性接触圧を保持できないのみでなく、脆くて使
用中に破損するおそれも生じる。他方で、このよ
うな第1及び第2の摺動子25,26相互間は完
全に電気的に絶縁されていなければならないた
め、第1及び第2の摺動子25,26を摺動体2
2の中心方向に近寄せる配列にも限度がある。
本考案は前述せるようなこの種の回転型電気部
品の現状に鑑みてなされたものであり、その目的
は、複数の摺動子を各々電気的に絶縁状態を保持
し且つ基板に形成されるパターンに対して充分な
弾性接触圧を保持した状態で、小型化された摺動
子受に取り付けて、全体を大幅に小型化すること
が可能な回転型電気部品を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
前述の目的を達成するために、本考案は、同心
円状の複数のパターンが形成された基板と、これ
らパターンに摺接する複数の摺動子と、これら摺
動子を支持する摺動子受とを備え、この摺動子受
を基板に対して回転操作することにより、前記摺
動子とパターンとの摺動位置を変化させて当該摺
動位置に対応する電気信号を検出する回転操作型
電気部品において、前記摺動子受の基板と対向す
る面にそれぞれの高さが異なる複数の取付部を形
成し、これら取付部に前記複数の摺動子をそれぞ
れ重畳状に取付け、これら摺動子と前記パターン
との摺接部を前記基板の同一平面内に相互に位置
をずらして配置したことを特徴とするものであ
る。
〔作用〕
この考案では、摺動子受に対して基板の板面に
直角方向に互いに間隙を保持して摺動子が配置さ
れるので、三次元的な占有空間を効率的に利用し
て複数の摺動子を摺動子受に取付けることが可能
となり、大幅に小型化され且つ動作特性も優れた
回転型電気部品が提供される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図乃至第3図を使
用して詳細に説明する。
第1図は本考案の一実施例における摺動子が取
り付けられた摺動子受を示す底面図、第2図Aは
摺動子受の構成を示す正面図、第2図Bは摺動子
が取り付けられた摺動子受の構成を示す正面図、
第3図は集電体と抵抗体とが形成された基板の構
成を示す平面図であり、第4図乃至第6図に対応
する部分には同一符号を付けてある。
第3図に示すように、本考案の実施例において
も第4図を用いてすでに説明した従来提案されて
いる可変抵抗器の場合と同様に、絶縁材の基板1
1の面上に第1の集電体13、第1の抵抗体15
及び第2の集電体20、第2の抵抗体18が形成
されるが、それらの配列順序が第4図のものと異
なる。すなわち、基板11の中心に穿設された開
口12の回りには、内側から順に第1の集電体1
3、第2の集電体20、第1の抵抗体15及び第
2の抵抗体18が同心円弧状に形成されており、
第1及び第2集電体13,20の端部にそれぞれ
接続された導出端子14,21が、基板11の直
線状の縁辺部に導出されている。また、第1及び
第2の抵抗体15,18にそれぞれ接続された導
出端子16,17及び19が、基板11の前記せ
る縁辺部に導出されている。
一方、第1の摺動子25及び第2の摺動子26
は、摺動子受22の底面に対して段違いに取り付
けられている。すなわち、第1図及び第2図Bに
示すように、摺動子受22の下面に一体に突出形
成されている複数の取付けピン35にかしめ付け
られて、摺動子受22の板面上に第2の摺動子2
6が固定されている。この第2の摺動子26に
は、支持軸24を通る直線上に先端を位置させる
ように、接触片30及び31が延長形成されてい
る。
これらの接触片30及び31の先端部分は二岐
状とされ、接触片30及び31は先端側が摺動子
受22の取付板面から離れる方向に屈折され、さ
らに先端部分に凹状の弾性弯曲部が形成されてい
る。
この第2の摺動子26に対して、第1摺動子2
5が摺動子受22の基板と対向する面に直角方向
に段違いに、位置をずらして、摺動子受22に取
付けられている。このために第2図Aに示すよう
に摺動子受22の板面に取付けピン35の端部よ
りも僅か上方に位置する段部Sが形成され、この
段部Sに取付けピン36が一体に突出形成されて
いる。
この段部S上に第1の摺動子25が載置され、
取付けピン36によつて第1の摺動子25が、第
2の摺動子26と段違いに段部S上に固定されて
いる。このようにして第2の摺動子26と段違い
に第1の摺動子25が摺動子受22に対して固定
される。従つて、第1及び第2の摺動子25及び
26は、両者間に形成される間隙によつて電気的
に絶縁されるので、重ね合わせられて配設させる
ことができる。
前述のように、第2の摺動子26に対して段違
いに取り付けられる第1の摺動子25には、支持
軸24を通る直線上に先端を位置させるように、
接触片27及び28が延長形成されている。これ
らの接触片27及び28の先端部分は二岐状とさ
れ、接触片27及び28の先端側は摺動子受22
の取付板面から離れる方向に屈折され、さらに先
端部分に凹状の弾性弯曲部が形成されている。
このようにして、摺動子受22の板面に直角方
向に互いに段違いに取り付けられる第1及び第2
の摺動子25及び26の各接触片の先端部分の弾
性弯曲部は、すべて同一平面上に位置するように
形成されている。
可変抵抗器としての組立てに際しては、図示し
ていない筐体内に基板11が固定配置され、この
基板11を被うようにして支持軸24の先端部を
開口12に貫通させて、摺動子受22が回転軸2
3の軸心を中心に回転自在に筐体に取り付けられ
る。この組立て状態で、第1の摺動子25の接触
片27は第1の集電体13に、また接触片28は
第1の抵抗体15に弾性弯曲部で弾性接触してい
る。同様に、第2の摺動子26の接触片30は第
2の集電体20に、また接触片31は第2の抵抗
体18に弾性弯曲部で弾性接触している。
次に、本考案の実施例の動作を説明する。
実施例では、回動軸23を回動させることによ
つて摺動子受22が回動し、摺動子受22の回動
によつて第1及び第2の摺動子25及び26が、
接触片を第1及び第2の集電体13,20及び抵
抗体15,18とにそれぞれ接触させながら、摺
動する。よつて、所定の摺動位置において、導出
端子14と導出端子16或いは17間及び導出端
子21と導出端子17或いは19間に、それぞれ
所定の抵抗値が電気的に取り出され、所謂二連型
可変抵抗器の動作を行わせることができる。
上記実施例にあつては、摺動子受22の取付面
と、これに対向する基板11の板面間の三次元空
間を利用して、第1及び第2の摺動子25,26
を互いに絶縁状態を保持して基板11の板面に直
角な方向で互いに重ね合わせた状態で段違いに配
列することができるので、それぞれの接触片を充
分な弾性圧接力を持たせた状態で、従来に比して
大幅に小型化された摺動子受22に取り付けるこ
とができる。
さらに上記実施例では、第1及び第2の抵抗体
15及び18を同心円弧状配列の外側に位置させ
たので、その摺動路長を長く設定することが可能
で、摺動時の分解能を向上させることができる。
また、第5図に示す従来例の第1及び第2の摺
動子25及び26の形状では、第1及び第2の抵
抗体とそれぞれ接触する接触片28及び30の延
長方向が逆向きとなつている。このような配列で
は、摺動体22の回転の方向によつて、各接触片
27及び31と抵抗体との接触位置が僅かにずれ
て、所謂連動誤差を生ずることがある。これに対
し、上記実施例では第1図に示すように、第1及
び第2の摺動子25及び26の抵抗体と接触する
接触片28及び31の配列延長方向は、同一方向
であるために前述のような連動誤差を生ずること
もない。
なお、上記実施例においては、二連式の可変抵
抗器について説明したが、本考案は二連式に限ら
ず一般に多連式の可変抵抗器に適用することがで
きる。
また、本考案は可変抵抗器に限らず、例えばロ
ータリスイツチなど、各種の回転型電気部品に対
して適用することが可能である。
〔考案の効果〕 以上詳細に説明したように、本考案によると優
れた摺動動作が行われ、摺動分解能を高めること
によつて高精度の電気信号の取り出しが可能であ
り、占有空間を三次元的に利用することにより複
数の摺動子が重ね合わされて収容され、全体を大
幅に小型化することが可能な、回転型電気部品を
提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はそれぞれ本考案の実施例の
各部の構成を示すもので、第1図は摺動子が取り
付けられた摺動子受の構成を示す底面図、第2図
Aは摺動子受の構成を示す正面図、第2図Bは摺
動子が取り付けられた摺動子受の構成を示す正面
図、第3図は集電体と抵抗体とが形成された基板
の構成を示す平面図、第4図乃至第6図は従来提
案されている可変抵抗器の各部の構成を示すもの
で、第4図は基板部分の構成を示す平面図、第5
図は摺動子受部分の構成を示す底面図、第6図は
摺動子受部分の構成を示す正面図である。 11……基板、13……第1の集電体、14…
…導出端子、15……第1の抵抗体、16……導
出端子、17……導出端子、18……第2の抵抗
体、19……導出端子、20……第2の集電体、
21……導出端子、22……摺動子受、23……
回動軸、24……支持軸、25……第1の摺動
子、26……第2の摺動子、27,28,30,
31……接触片、35……取付けピン、36……
取付けピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 同心円状の複数のパターンが形成された基板
    と、これらパターンに摺接する複数の摺動子と、
    これら摺動子を支持する摺動子受とを備え、この
    摺動子受を基板に対して回転操作することによ
    り、前記摺動子とパターンとの摺動位置を変化さ
    せて当該摺動位置に対応する電気信号を検出する
    回転操作型電気部品において、前記摺動子受の基
    板と対向する面にそれぞれの高さが異なる複数の
    取付部を形成し、これら取付部に前記複数の摺動
    子をそれぞれ重畳状に取付け、これら摺動子と前
    記パターンとの摺接部を前記基板の同一平面内に
    相互に位置をずらして配置したことを特徴とする
    回転操作型電気部品。
JP1986175310U 1986-11-17 1986-11-17 Expired - Lifetime JPH054248Y2 (ja)

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JP1986175310U JPH054248Y2 (ja) 1986-11-17 1986-11-17

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JPS6380807U JPS6380807U (ja) 1988-05-27
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58191405A (ja) * 1982-05-01 1983-11-08 アルプス電気株式会社 可変抵抗器の摺動子取付方法
JPS60195909A (ja) * 1984-03-19 1985-10-04 松下電器産業株式会社 スライドボリユ−ム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58191405A (ja) * 1982-05-01 1983-11-08 アルプス電気株式会社 可変抵抗器の摺動子取付方法
JPS60195909A (ja) * 1984-03-19 1985-10-04 松下電器産業株式会社 スライドボリユ−ム

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JPS6380807U (ja) 1988-05-27

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