JPH0423285Y2 - - Google Patents

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JPH0423285Y2
JPH0423285Y2 JP1986174972U JP17497286U JPH0423285Y2 JP H0423285 Y2 JPH0423285 Y2 JP H0423285Y2 JP 1986174972 U JP1986174972 U JP 1986174972U JP 17497286 U JP17497286 U JP 17497286U JP H0423285 Y2 JPH0423285 Y2 JP H0423285Y2
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resistor
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sliding
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、抵抗体の中間にタツプを具備するタ
ツプ付き可変抵抗器に関するものである。
〔従来技術〕
第6図aは従来のタツプ付き可変抵抗器の概略
構造を示す図である。同図において1は絶縁基板
であり、該絶縁基板1上には同心円帯状で一部が
欠けた構造の抵抗体2が印刷形成されると共に、
該抵抗体2の中央部分には同心円帯状の集電体3
が印刷形成されている。また、抵抗体2の両端に
接続される端子4,5が形成され、集電体3の中
央部に接続される端子6が形成されている。更
に、前記抵抗体2の中間部に接続されるタツプ7
が形成されている。8は前記抵抗体2及び集電体
3に摺接する摺動接点8a,8bを具備する摺動
子である。タツプ7の先端部7aは抵抗体2の下
部に形成されており、前記摺動子8の摺動接点8
aが摺動する軌跡帯の幅の略全面に延びている。
上記構造の可変抵抗器において、摺動接点8a
を回転させると端子4と端子6との間の抵抗値
は、第6図bに示すように変化する。
しかしながら、上記構造の可変抵抗器では第6
図に示すように摺動子8の回転角度が所定の範囲
内、即ち摺動接点8a,8bがタツプ7の先端部
7a上にある間抵抗値が変化しない平坦部9が生
じ、抵抗値変化が直線的でないという欠点があつ
た。
上記欠点を解決すべく考案されたものとして、
第7図aに示す概略構造のタツプ付き可変抵抗器
がある(なお、第7図において、第6図と同一符
号を付した部分は同一部分又は相当部分を示す)。
該タツプ付き可変抵抗器は、図示するように、抵
抗体2の中間部分に張出部2aを設け、該張出部
2bの下部にタツプ7を接続形成した構造であ
る。
タツプ付き可変抵抗器を上記のような構造にす
ることにより、端子4と端子6との間の抵抗値は
第7図bに示すように平坦部9が生じることなく
略直線的に変化する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記第7図aに示す構造のタツプ付き可変抵抗
器は、その抵抗値が上記のように略直線的に変化
するが、摺動子8の摺動接点8aがタツプ7最接
近した位置に達した時の端子6とタツプ7との間
の抵抗値が上記第6図に示す構造のタツプ付き可
変抵抗器に比較して大きくなるという欠点があ
る。即ち摺動子8の摺動接点8aがタツプ7に最
接近する位置に達した時の残留抵抗値が大きいと
いう欠点がある。
本考案は上述の点に鑑みてなされたもので、摺
動子がタツプの位置に達した時の残留抵抗値が小
さく、しかも抵抗値が略直線的に変化するタツプ
付き可変抵抗器を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため本考案は、絶縁基板
上に形成された帯円状で且つ一部が欠けた形状の
抵抗体に摺動子の摺動接点が摺接する構造のタツ
プ付き可変抵抗器において、前記絶縁基板の抵抗
体の両端間の所定位置で且つ摺動子の複数に分割
された摺動接点の摺動軌跡帯の中央部と縁部が位
置する間から外側に延伸する細い帯状のタツプを
設け、該タツプ先端部上を含む基板上に前記帯状
抵抗体を形成すると共に、該タツプ全面を覆つて
抵抗体の外周から伸びる帯状の張出パターンを設
けたことを特徴とする。
〔作用〕
タツプ付き可変抵抗器を上記の如く構成するこ
とにより、タツプが摺動子この摺動軌跡帯の中央
部と縁部の間から引出されているため摺動子がタ
ツプ位置に達したときの残留抵抗値が殆ど無視で
きる程小さくなると共に、タツプが細帯状である
ため抵抗値変化の非直線部分も殆ど無視できる程
小さくなる。また、タツプ全面を覆つて抵抗体の
外周から伸びる帯状の張出パターンを設けたの
で、該張出パターンはタツプを細帯状にすること
による残留抵抗値の増加を抑えると共にこの帯状
のタツプ表面を保護する作用も奏する。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は本考案に係るタツプ付き可変抵抗器の
本体を示す図で、同図aは平面図、同図bは同図
aのA−A線上断面図である。可変抵抗器の本体
10は、図示するように、絶縁基板11上に帯円
状で一部が欠けた形状の抵抗体パターン12が印
刷形成され、その内側に円弧状の導体パターン1
4,15が形成され、またその内側に帯円状で一
部が欠けた形状の集電パターン13が印刷形成さ
れ、更にその内側に帯円状の集電パターン16が
印刷形成されている。抵抗体パターン12は可変
抵抗器の抵抗体、集電パターン13はその集電体
である。また、導体パターン14,15は可変抵
抗器に付属するスイツチ接点を形成する導電体、
集電パターン16はその集電体である。抵抗体パ
ターン12の両端には端子導体パターン17,1
8が印刷形成され、集電パターン13の一端にも
端子導体パターン19が印刷形成されている。導
体パターン14及び15のそれぞれの一端には端
子導体パターン20,21が印刷形成され、また
集電パターン16にもその一部に接続される端子
導体パターン22が印刷形成されている。抵抗体
パターン12の略中央位置には、タツプ導体パタ
ーン23が印刷形成されている。
第2図は第1図の一点鎖線で囲まれた部分Bの
拡大図であり、該タツプ導体パターン23の先端
は細帯状部23aに形成されており、該細帯状部
23aは張出パターン12aの下を通つて抵抗体
パターン12の下部に延びている。細帯状部23
aの先端は後述する摺動子33が回動してその摺
動接点33a,33bが描く摺動軌跡帯の中央部
近傍まで延びている。また、細帯状部23a上の
略全面には抵抗体パターン12の外側縁から延び
る張出パターン12aが印刷形成されている。絶
縁基板11上には、前記抵抗体パターン12,集
電パターン13、導体パターン14,15、集電
パターン16、端子導体パターン17,18、端
子導体パターン19、端子導体パターン20,2
1、端子導体パターン22及びタツプ導体パター
ン23が印刷形成された部分を除き、絶縁材の被
覆24が施されている。また、絶縁基板11の両
側縁部には切欠部11a,11bが形成されると
共に、その略中心部には穴が形成されている。
絶縁基板11の裏面には、金属板よりなる板部
材25が固定されており、該板部材25の両側に
は張出部25a,25bが設けられとる共に中心
部には円筒状の突起25cが形成されている。該
板部材25を絶縁基板11の裏面に固定する場合
は、突起25cを絶縁基板11の略中心部に形成
された穴に挿入すると共に張出部25a,25b
を絶縁基板11の両側縁部に形成された切欠部1
1a,11bに折曲げ係合させて行なう。
前記端子導体パターン17,18、端子導体パ
ターン19、端子導体パターン20,21、端子
導体パターン22及びタツプ導体パターン23の
上部には、それぞれ端子部材26−1〜26−7
がカシメ固定されている。なお、27は突起25
cの外周に嵌合する円筒状のスペーサである。
第3図は可変抵抗器の摺動型物を示す図で、同
図aは裏面図、同図bは同図aのC−C線上断面
図である。摺動型物30は樹脂材からなる円板状
部材31の中央に円板状段部32を設け、該円板
状段部32に摺動子33と摺動子34を取り付け
た構造である。摺動子33は弾性を有する金属板
からなり、前記可変抵抗器の本体10の抵抗体パ
ターン12に摺接する摺動接点33a,33b及
び集電パターン13に摺接する摺動接点33c,
33dが一体的に形成され、前記摺動接点33
a,33bは空隙33を介してフオーク状に分離
形成されている。摺動子34も同じく弾性を有す
る金属板からなり、前記可変抵抗器の本体10の
導体パターン14,15に摺接する摺動接点34
a,34b及び集電パターン16に摺接する摺動
接点34摺動c,34dが一体的に形成されてい
る。タツプ付き可変抵抗器を組立てる場合は、摺
動型物30の中心部に形成された穴35に可変抵
抗器の本体10の突起25cを挿入すると共に、
摺動型物30の上で突起25cの先端部をカシメ
て、摺動型物30を可変抵抗器の本体10に回動
自在に装着する。
第4図は上記のようにして組立てたタツプ付き
可変抵抗器の断面を示す図である。図示するよう
に、可変抵抗器の絶縁基板11と摺動型物30の
間にはスペーサ27が介在し、摺動型物30は突
起25cを回動軸として絶縁基板11上を回動で
きる。
摺動型物30が上記の如く回動すると、摺動子
33の摺動接点33a,33bは抵抗体パターン
12上を摺動子る。即ち外側の摺動接点33aは
タツプパターンの細帯部23aを抵抗体パターン
12上を介在して通過するが、内側の摺動接点3
3bは細帯部23aを通過しない。その結果端子
部材26−1と26−3との間の抵抗値は、第5
図に示すように変化する。同図に示すように摺動
接点33a,33bが抵抗体パターン12を摺動
して細帯状部23aの位置に達すると抵抗値の変
化は、部分Dに示すように若干直線的でなくなる
が該非直線的部分Dは無視できる程小さくなる。
また、その時の端子部材26−7と端子部材26
−3との間の抵抗値、即ちタツプ付き可変抵抗器
の残留抵抗値は殆ど零となり、第7図aに示すタ
ツプ付き可変抵抗器に比較して極めて小さくな
る。
また、この摺動型物30の回動により、摺動子
34の摺動接点34a,34b及び摺動接点34
c,34dも導体パターン14,15及び集電パ
ターン16上を摺動し、導体パターン14と集電
パターン16又は導体パターン15と集電パター
ン16を短絡又は開放するから、端子部材26−
3と端子部材26−4との間或いは端子部材26
−4と26ー5との間を短絡或いは開放する。
なお、本考案はタツプ付き可変抵抗器に係るも
のであるから、絶縁基板11の導体パターン1
4,15、集電パターン16等は必ずしも必要な
ものではなく、絶縁基板上に形成された帯円状で
且つ一部が欠けた形状の抵抗体に摺動子が摺接す
る構造のタツプ付き可変抵抗器であつて、抵抗体
の両端間の所定位置で且つ摺動子より分離した複
数接点の摺動軌跡帯の中央部と縁部の間から細い
タツプを引出した構造であれば、どんな形状及び
構造のタツプ付き可変抵抗器でもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本発明によれば、絶縁基板
の抵抗体の両端間の所定位置で且つ前記摺動子の
複数に分割された摺動接点の摺動軌跡帯の中央部
と縁部が位置する間から外側に延伸する細帯状の
タツプを設け、該タツプ先端部上を含む基板上に
前記帯状抵抗体を形成すると共に、該タツプ全面
を覆つて抵抗体の外周から伸びる帯状の張出パタ
ーンを設けたので、タツプ部による抵抗値の無変
化領域と摺動子がタツプ位置に達したときの残留
抵抗値の両方をできる限り小さくすることができ
るという極めて優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るタツプ付き可変抵抗器の
本体を示す図で、同図aは平面図、同図bは同図
aのA−A線上断面図、第2図は第1図の一点鎖
線で囲まれた部分Bの拡大図、第3図は可変抵抗
器の摺動型物を示す図で、同図aは裏面図、同図
bは同図aのC−C線上断面図、第4図は上記の
ようにして組立てたタツプ付き可変抵抗器の断面
を示す図、第5図は本考案に係るタツプ付き可変
抵抗器の特性を示す図、第6図aは従来のタツプ
付き可変抵抗器の概略構造を示す図、第6図bは
その抵抗値の変化状態を示す図、第7図aは従来
のタツプ付き可変抵抗器の概略構造を示す図、第
7図bはその抵抗値の変化状態を示す図である。 図中、10……可変抵抗器の本体、11……絶
縁基板、12……抵抗体パターン、13……集電
パターン、14,15……導体パターン、16…
…集電パターン、17,18……端子導体パター
ン、19……端子導体パターン、20,21……
端子導体パターン、22……端子導体パターン、
23……タツプパターン、23a……細帯状部、
24……被覆、25……板部材、26−1〜26
−7……端子部材、27……スペーサ、30……
摺動型物、33……摺動子、33a,33b……
摺動接点、34……摺動板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 絶縁基板上に形成された帯円状で且つ一部が欠
    けた形状の抵抗体に摺動子の摺動接点が摺接する
    構造のタツプ付き可変抵抗器において、 前記絶縁基板の前記抵抗体の両端間の所定位置
    で且つ前記摺動子の複数に分割された摺動接点の
    摺動軌跡帯の中央部と縁部が位置する間から外側
    に延伸する細い帯状のタツプを設け、該タツプ先
    端部上を含む基板上に前記帯状抵抗体を形成する
    と共に、該タツプ全面を覆つて前記抵抗体の外周
    から伸びる帯状の張出パターンを設けたことを特
    徴とするタツプ付き可変抵抗器。
JP1986174972U 1986-11-14 1986-11-14 Expired JPH0423285Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986174972U JPH0423285Y2 (ja) 1986-11-14 1986-11-14

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JPS6380808U JPS6380808U (ja) 1988-05-27
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ID=31113859

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006295052A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Sony Corp 調整装置およびこれを有する表示装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61109101U (ja) * 1984-12-24 1986-07-10

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JP2006295052A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Sony Corp 調整装置およびこれを有する表示装置

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