JPH0429525Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0429525Y2
JPH0429525Y2 JP1987003596U JP359687U JPH0429525Y2 JP H0429525 Y2 JPH0429525 Y2 JP H0429525Y2 JP 1987003596 U JP1987003596 U JP 1987003596U JP 359687 U JP359687 U JP 359687U JP H0429525 Y2 JPH0429525 Y2 JP H0429525Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
click
pair
rotor
protrusion
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987003596U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63112306U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987003596U priority Critical patent/JPH0429525Y2/ja
Publication of JPS63112306U publication Critical patent/JPS63112306U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0429525Y2 publication Critical patent/JPH0429525Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Adjustable Resistors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、操作者に所定の位置でクリツク感を
与えるクリツク機構を備えたクリツク機構付き電
子部品に関するものである。
[従来の技術] 実開昭57−84707号公報には、クリツク溝の位
置変更を簡単にし、またクリツク溝の加工を容易
にし、更にケースの削れを防止するために、クリ
ツク溝を備えてケースに固定されるクリツク溝付
き部材を用いる電子部品の一種であるクリツク機
構付き可変抵抗器が開示されている。この可変抵
抗器のクリツク機構は、前述のクリツク溝付き部
材と、摺動子を回転駆動する回転子に固定されて
クリツク溝に弾撥的に嵌入されるクリツク突起を
有するクリツク突起部材とから構成される。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記公報に示された従来のクリ
ツク機構付き電子部品のクリツク突起部材は、一
端にクリツク突起を有し且つ他端が摺動子を駆動
する回転子に固定された板バネ状の形状を有して
いる。このようなクリツク突起部材では、回転子
への固定が面倒である上、クリツク感が発生した
ときに、摺動子を駆動する回転子に大きな振動が
加わり、この振動がノイズの発生原因となる問題
があつた。
なお実開昭59−131109号公報に示された可変抵
抗器のように、クリツク突起部材を回転子にしつ
かりと固定しない構造を採用すると、クリツク感
が発生した際の振動を回転子に直接的に伝達しな
いため、前述のようなノイズの発生を抑制でき
る。しかしながら実開昭59−131109号公報に示さ
れたクリツク突起部材は、回転子側の基部が回転
子の軸線と直交する方向に移動するため、この移
動が新たなノイズを発生する原因となる恐れがあ
つた。また該広報に示されたクリツク突起部材
は、回転子に対してしつかりと固定する必要がな
いため、回転子に対する取付作業は容易である
が、部品に方向性があるためその分取付作業が面
倒になる問題があつた。
本考案の目的は、上記課題を解決できるクリツ
ク機構付き電子部品を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、その実施例を示す第1図に見られる
ように、表面に電気回路を有する基板2と、電気
回路と接触する接点4bを有する摺動子4と、摺
動子4が固定されて該摺動子を回動駆動する回転
子3と、基板に固定されたケース1と、クリツク
溝6aを備えてケース1の基板と対向する壁部1
aに固定されたクリツク溝付き部材6及びクリツ
ク溝6aに弾撥的に嵌入されるクリツク突起7a
を有するクリツク突起部材7からなるクリツク機
構とを具備してなるクリツク機構付き電子部品を
改良の対象とする。
本考案においては、クリツク突起部材7が、回
転子3の中心軸線を間にして該中心軸線から略等
しい距離離れた回転子3の一対の位置に凹凸嵌合
構造3d2,7cを介して回動可能に固定される
一対の固定部7cと、一対の固定部7cを結ぶ線
が延びる方向と直交する方向に中心軸線を間にし
て中心軸線から略等しい距離離れた位置に配置さ
れてクリツク溝付き部材6の表面上に摺動する一
対の突起7a,7bと、一対の固定部7cと一対
の突起7a,7bとを連結し一対の突起をクリツ
ク溝付き部材6の表面に向かつて付勢する板バネ
状連結部7dとを備え、しかも一対の固定部を結
ぶ線を中心にした両側の部分が対称な形状を有し
ている。
[作用] 本考案によれば、クリツク突起部材7が凹凸嵌
合構造3d2,7cを介して回動可能に回転子3
に固定されるため、クリツク突起部材7の取付が
容易である。また一対の突起のうちクリツク突起
となる突起7aがクリツク溝6aに弾撥的に嵌入
された際に、クリツク突起部材7は一対の固定部
7cを中心にして揺動または傾くため、クリツク
感が大きくなる上、クリツク感発生時の振動が回
転子3に伝達され難くなつて、ノイズの発生を抑
制できる。更にクリツク突起部材7が凹凸嵌合構
造3d2,7cにより回転子3に固定されており、
一対の固定部7cが移動することがないため、ク
リツク突起部材の移動に伴うノイズの発生も抑制
できる。またクリツク突起部材7は一対の固定部
7cを結ぶ線を中心にした両側の部分が対称な形
状を有しているため、方向性がなく、回転子3へ
の取付作業が容易になる。
[実施例] 以下図面を参照して、本考案の実施例を詳細に
説明する。
第1図は、本考案を可変抵抗器に適用した一実施
例の概略断面図を示しており、同図において符号
1はプラスチツクス材料を射出成型して作つた断
面形状が略コ字状を呈するケースである。ケース
1の操作面側の壁部1aの略中央には、円筒状の
貫通孔1a1が設けられている。壁部1aの外面
側に位置する貫通孔1a1の開口部を囲む部分に
は壁部1aから離れるにしたがつて径が小さくな
る円筒部1bが形成されており、壁部1aの内面
側に位置する貫通孔1a1の開口部の周囲を囲む
部分には断面がコ字状の環状凹部1cが形成され
ている。ケース1の内側に形成された収納空間1
dは、角柱の四隅を切り落とした八角柱状の形状
を呈している。ケース1の開口部は、図示しない
抵抗体や導電路が形成された回路基板2によつて
略閉塞されている。
3はケース1と同様にプラスチツクス材料から
形成された回転子である。回転子3はケース1の
壁部1aを貫通して壁部1aの外側に延びる操作
部3aと、該操作部3aに結合され且つ貫通孔1
a1に回動自在に支持された円柱状の小径部3b
と、貫通孔1a1の直径寸法よりも径寸法が大き
くケース1の収納空間1d内に位置する円柱状の
中径部3cと、該中径部3cに連続して設けられ
た大径部3dと、基板2に設けられた孔2aを回
転自在に貫通する軸部3eとから構成される。な
お本実施例においては、回転子3が操作部材を構
成している。
回転子3の大径部3dの外周の一部には、スト
ツパ部3d1が設けられており、このストツパ部
3d1はケース1の収納空間1dを形成する内壁
部に設けられた図示しない突起部と当接して回転
子3の回転範囲を規制する。またこの大径部3d
の外周には、径方向に対向する一対の位置すなわ
ち中心軸線の間にして中心軸線からほぼ等しい一
対の位置にケース1の壁部1aと径方向外側とに
向かつて開口する一対の凹部3d2,3d2が形成
されている。なお第1図には、一対の凹部のうち
一方の凹部3d2だけが示してある。更に大径部
3dの基板2側の端面上には、基板2上に形成さ
れた図示しない馬蹄型の抵抗パターンと環状の導
電性パターンとに跨がつて接触する摺動子4が固
定されている。摺動子4の一方の接点4aは導電
性パターンと接触し、また他方の接点4bは抵抗
パターンと接触する。なお抵抗パターンと導電性
パターンとは、基板2の端部に設けられた複数の
端子5に電気的に接続されている。
ケース1の壁部1aの内壁面上には、矩形状の
クリツク溝6aが形成された例えば薄い銅板から
なる板状部材6(クリツク溝付き部材)が適宜の
手段により固定されている。板状部材6の略中央
部には回転子3の小径部3aが貫通する孔6bが
形成されている。なお壁部1aの内壁面側に形成
された環状凹部1cは、板状部材6に設けたクリ
ツク溝6aと略整合する位置に形成されている。
7は、クリツク突起7aを備えたクリツク突起
部材である。このクリツク突起部材7の形状を、
第2図A及びBを参照しながら説明する。第2図
Aはクリツク突起部材7の平面図であり、第2図
Bは第2図AのB−B線断面図である。クリツク
突起部材7は、板状部材6と同様に金属製の板を
プレス抜き及びプレス加工して形成される。クリ
ツク突起部材7は略環状を呈しており、一対の突
起を構成するクリツク突起7a及び接触突起7b
を形成するために、径方向に対向する二ケ所の部
分は山形に折り曲げられている。クリツク突起部
材7が回転子3に取り付けられた状態で、これら
の突起7a及び7bは、回転子3の中心軸線を間
にして該中心軸線から略等しい距離離れた位置に
配置されることになる。そして突起7a及び7b
を径方向に結ぶ線が延びる方向と直交する方向に
一対の固定部を構成する一対の固定用突起7c,
7cが形成されている。
固定用突起7cは軸線方向と略平行な方向に延
びる平板部7c1と該平板部7c1の略中央を径方向
内側に打ち出して形成した打出部7c2とから構成
される。そしてクリツク突起7a及び突起7b
は、第2図Bに示されるように,クリツク溝6a
に嵌入したときに完全に嵌まり込んで抜けなくな
るのを防ぐために、クリツク溝6aの周方向の長
さ寸法よりも周方向の長さ寸法が長い山形の形状
に形成されている。
一対の固定用突起7cとクリツク突起7a及び
接触突起7bとは、板バネ状連結部7d…によつ
て連結されている。板バネ状の連結部7d…は、
クリツク突起7a及び突起7bが板状部材6に弾
撥的に当接するように弾撥力を発生すべく折り曲
げられている。一対の固定用突起7c,7cは、
回転子3の一対の凹部3d2,3d2と一緒になつ
て凹凸嵌合部を構成している。固定用突起7c,
7cを中心にしてクリツク突起部材7し揺動運動
または傾動するようになつており、クリツク突起
7aの先端がクリツク溝6aを通つて環状凹部1
cの中まで深く入り込むようになつている。して
がつて従来のクリツク機構と比べて、良好なクリ
ツク感を得ることができる上、クリツク感発生時
の振動が回転子3に伝達され難くなり、ノイズの
発生を抑制できる。またクリツク突起部材7は、
一対の固定用突起7c,7cを結ぶ線を中心にし
た両側の部分が対称な形状を有しているため、方
向性がなく、回転子への取付作業が容易になる。
次に上記実施例の動作について説明する。操作
部3aを回転させて回転子3を回転させると、ク
リツク突起部材7の突起7a及び7bが、板状部
材6の表面上を摺動する。そしてクリツク突起7
aがクリツク溝6aの位置に達すると、クリツク
突起部材7の弾撥力によつてクリツク突起7a
は、弾撥的にクリツク溝6aに嵌入する。なお前
述の通りクリツク突起7aの周方向の長さ寸法は
クリツク溝6aの周方向の長さ寸法より長く設定
されているので、クリツク突起7aがクリツク溝
6aに完全に嵌入して抜けなくなることはない。
従つて更に回転子3aを回すかまたは逆方向に回
すと、クリツク突起7aはクリツク溝7bから容
易に脱出できる。
上記実施例のように、クリツク溝を硬質の板状
部材6に形成すれば、必要なクリツク溝の数及び
位置に応じて板状部材6を代えるだけで簡単に設
計変更に応じることができる。また複数の可変抵
抗器や押しボタンスイツチ等が組み合わされて構
成される複合電子部品においても、クリツク機構
を設ける必要のある可変抵抗器に簡単にクリツク
機構を設けることができる利点がある。
上記実施例おいては、 板状部材6を金属板を
プレス抜き成形して形成したが、クリツク突起7
aが表面上を摺動した際に容易に削れることのな
い硬質のプラスチツクス材料、例えばポリブチレ
ンフタレートで板状部材を形成することもでき
る。
上記実施例は、本考案を回転形の可変抵抗器に
適用した例であるが、本考案は回転形スイツチ等
のその他の電子部品にも適用できる。
[考案の効果] 本考案によれば、クリツク突起部材が凹凸嵌合
構造を介して回動可能に回転子に固定されるた
め、クリツク突起部材の取付が容易である。また
一対の突起のうちクリツク突起となる突起がクリ
ツク溝に弾撥的に嵌入された際に、クリツク突起
部材は一対の固定部を中心にして揺動または傾く
ため、大きなクリツク感を得られる上、クリツク
感発生時の振動が回転子に伝達され難く、ノイズ
の発生を抑制できる。更にクリツク突起部材が凹
凸嵌合構造により回転子に固定されており、一対
の固定部が移動することがないため、クリツク突
起部材の移動に伴うノイズの発生も抑制できる。
またクリツク突起部材は一対の固定部を結ぶ線を
中心にした両側の部分が対称な形状を有している
ため、方向性がなく、回転子への取付作業が容易
になる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を可変抵抗器に適用した場合の
実施例の概略断面図であり、第2図Aはクリツク
突起部材の平面図、第2図Bは第2図AのB−B
線断面図である。 1……ケース、2……基板、3……回転子、3
a……操作部、3d……大径部(動作部)、4…
…摺動子、5……端子、6……板状部材(クリツ
ク溝付き部材)、6a……クリツク溝、7……ク
リツク突起部材、7a……クリツク突起、7b…
…接触突起、7c……固定用突起(固定部)、7
d……板バネ状連結部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 表面に電気回路を有する基板と、前記電気回路
    と接触する接点を有する摺動子と、前記摺動子が
    固定されて該摺動子を回動駆動する回転子と、前
    記基板に固定されたケースと、クリツク溝を備え
    て前記ケースの前記基板と対向する壁部に固定さ
    れたクリツク溝付き部材及び前記クリツク溝に弾
    撥的に嵌入されるクリツク突起を有するクリツク
    突起部材からなるクリツク機構とを具備してなる
    クリツク機構付き電子部品において、 前記クリツク突起部材が、前記回転子の中心軸
    線を間にして該中心軸線から略等しい距離離れた
    前記回転子の一対の位置に凹凸嵌合構造を介して
    回動可能に固定される一対の固定部と、前記一対
    の固定部を結ぶ線が延びる方向と直交する方向に
    前記中心軸線を間にして前記中心軸線から略等し
    い距離離れた位置に配置されて前記クリツク溝付
    き部材の表面上を摺動する一対の突起、前記一対
    の固定部と前記一対の突起とを連結して前記一対
    の突起を前記クリツク溝付き部材の前記表面に向
    かつて付勢する板バネ状連結部とを備え、しかも
    前記一対の固定部を結ぶ線を中心にした両側の部
    分が対称な形状を有していることを特徴とするク
    リツク機構付き電子部品。
JP1987003596U 1987-01-16 1987-01-16 Expired JPH0429525Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987003596U JPH0429525Y2 (ja) 1987-01-16 1987-01-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987003596U JPH0429525Y2 (ja) 1987-01-16 1987-01-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63112306U JPS63112306U (ja) 1988-07-19
JPH0429525Y2 true JPH0429525Y2 (ja) 1992-07-17

Family

ID=30783503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987003596U Expired JPH0429525Y2 (ja) 1987-01-16 1987-01-16

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0429525Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5784707U (ja) * 1980-11-12 1982-05-25
JPS59131109U (ja) * 1983-02-21 1984-09-03 アルプス電気株式会社 可変抵抗器の節度機構

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63112306U (ja) 1988-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4551587A (en) Rotary switch for printed circuit boards
JP3109446B2 (ja) 軸ロック機構部およびそれを備えた回転操作型電子部品
JP4540527B2 (ja) 回転型電気部品
US6506984B2 (en) Rotary switch having click mechanism
US7148430B2 (en) Electronic component mounting structure onto board
JPH0532967Y2 (ja)
JPH0429525Y2 (ja)
US4623763A (en) Rotary multi-contact switch
JP2007328974A (ja) 回転型電気部品
JP4718428B2 (ja) 回転式電子部品
JP3246648B2 (ja) スイッチ
JP2001243849A (ja) 回転型電気部品のクリック構造
US6791049B2 (en) Electric part with click feeling
JP3677362B2 (ja) 回転型電気部品
JP3566483B2 (ja) 端子取付け構造
JPS58223220A (ja) 電気的な回転スイツチ
JP4425325B2 (ja) 基板への電子部品取付構造
JP2003092047A (ja) 複合操作型電子部品
JP3744638B2 (ja) 多方向入力装置
JPH0236226Y2 (ja)
JP3647327B2 (ja) 回転型電気部品
JPH07245203A (ja) 回転形可変抵抗器
JPS5939388Y2 (ja) スイッチ付電気部品
JPH0337208Y2 (ja)
JPH0311779Y2 (ja)