JP2001257108A - スイッチ付き回転型電気部品 - Google Patents

スイッチ付き回転型電気部品

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JP2001257108A
JP2001257108A JP2000071092A JP2000071092A JP2001257108A JP 2001257108 A JP2001257108 A JP 2001257108A JP 2000071092 A JP2000071092 A JP 2000071092A JP 2000071092 A JP2000071092 A JP 2000071092A JP 2001257108 A JP2001257108 A JP 2001257108A
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    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H25/00Switches with compound movement of handle or other operating part
    • H01H25/06Operating part movable both angularly and rectilinearly, the rectilinear movement being along the axis of angular movement
    • H01H25/065Operating part movable both angularly and rectilinearly, the rectilinear movement being along the axis of angular movement using separate operating parts, e.g. a push button surrounded by a rotating knob
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H25/00Switches with compound movement of handle or other operating part
    • H01H25/002Switches with compound movement of handle or other operating part having an operating member rectilinearly slidable in different directions

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  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)
  • Adjustable Resistors (AREA)
  • Mechanisms For Operating Contacts (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、薄型化が可能であると共に、部品
点数を従来よりも減らして組立性を改善したスイッチ付
き回転型電子部品を提供すること。 【解決手段】 本発明のスイッチ付き回転型電機部品
は、摺動子片7の基部7bを埋設する絶縁基体6を有
し、この絶縁基体6に基部8b、9bを埋設する第1、
第2固定接点8、9を設け、摺動子片7の接点部7a
は、回転体4の導体パターン4b側に突き出し形成さ
れ、第1、第2固定接点8、9の第1、第2接点部8
a、9aは、摺動子片7の接点部7aの突き出し方向と
反対側の面に露出して形成され、第1、第2固定接点
8、9の第1、第2接点部8a、9aに弾性付勢して導
通可能な可動接点11を有し、操作軸2の押圧操作で、
可動接点11が、第1、第2固定接点8、9の第1、第
2接点部8a、9aから接離するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスイッチ付き回転型
電気部品に係わり、特に操作軸の押圧操作により、スイ
ッチ回路をOFF可能なスイッチ付き回転型電気部品に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来スイッチ付き回転型電気部品は、図
5に示すような、スイッチ部20を有し、このスイッチ
部20は、図示右側に絶縁基板21が配設され、この絶
縁基板21の表面には、金属性の固定接点22が取り付
けられ、固定接点22の下端部に形成した取付孔22b
に第1端子23をカシメ付けている。また、絶縁基板2
1には金属板からなる可動接点24が第2端子25にカ
シメ付けられて取り付けられている。前記可動接点24
は、装着孔24aを有する環状の保持部24bが形成さ
れ、この保持部24bの上部側に円弧状の腕部24cが
形成され、保持部24bと腕部24cとが接続部24d
によって接続されている。また、接続部24dには接点
部24eが固定接点22側に突出形成されている。前記
可動接点24は、腕部24cの下部が2段に折り曲げら
れて、取付孔24gを絶縁基板21の取付孔21cに位
置させた状態で、第2端子25を取付孔21cにカシメ
付けて、可動接点24が絶縁基板21に固着される。
【0003】また、環状の保持部24bの前後は、第
1、第2絶縁ホルダ26、27が配設され、この第1、
第2絶縁ホルダ26、27によって、保持部24bが狭
持されるようになっている。前記第2絶縁ホルダ27の
図示左側には、内部が空洞のケース28が配設され、こ
のケース28の左右端部には爪部28aが突出形成さ
れ、この爪部28aによってケース28が絶縁基板21
に取り付け可能になっている。また、ケース28には窓
28bが貫通形成され、この窓28bは背面側から後側
板29で蓋閉可能になっている。前記後側板29と第2
絶縁ホルダ27との間には、コイルバネ30が介装され
て、第2絶縁ホルダ27を常に絶縁基板21側に弾性付
勢するようになっている。
【0004】このようなスイッチ部20を有する従来の
スイッチ付き回転型電気部品は、図6に示すように、絶
縁基板21の右側に、例えば可変抵抗器等からなる回転
型電気部品31が取り付けられている。この回転型電気
部品31の操作軸32が、第1、第2絶縁ホルダ26、
27の軸孔26a、27a内に挿通されて回転自在にな
っており、操作軸32の押圧操作で、スイッチ部20も
操作可能になっている。前記操作軸32を押圧操作しな
いときは、第2絶縁ホルダ27はコイルバネ30によっ
て図示右方向に弾性付勢され、操作軸32が矢印A方向
に押し上げられている。これにより、可動接点24の接
点部24eが、固定接点22の接触部22aに接触し
て、固定接点22を介して、第1、第2端子23、25
が導通し、スイッチ回路がONした状態になっている。
【0005】また、図7に示すように、操作軸31を矢
印B方向に押圧操作すると、第1、第2絶縁ホルダ2
6、27が、コイルバネ30の弾性力に抗して図示左側
に押されて移動する。この動作により、第1、第2絶縁
ホルダ26、27に狭持されている可動接点24の保持
部24bも図示左方向に移動し、接触部24eが固定接
点22の接触部22aから離れ、第1、第2端子23、
25間の導通が遮断される。そして、第1、第2端子2
3、25間のスイッチ回路がOFFされる。
【0006】このような従来のスイッチ付き回転型電気
部品は、例えば回転型電気部品31が可変抵抗器であれ
ば、操作軸32の回転操作で、抵抗値を可変することが
できると共に、操作軸32を押圧操作すると、第1、第
2端子間のスイッチ回路をON/OFFさせることがで
きる。即ち、従来のスイッチ付き回転型電気部品は、1
つの操作軸32で、回転型電気部品31の操作と、スイ
ッチ操作とを行うことができ、操作効率が良い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のスイッ
チ付き回転型電気部品は、回転型電気部品31内に、図
示は省略するが、例えば摺動子片を取り付けた摺動子受
けを設け、この摺動子受けとは別にスイッチ回路を構成
する絶縁基板21を設けていたので、部品点数が多くな
り、スイッチ付き回転型電気部品の薄型化が難しかっ
た。また、部品点数が多いために、組み立てに時間が掛
かっていた。本発明は、前述したような問題点に鑑みて
なされたもので、薄型化が可能であると共に、部品点数
を従来よりも減らして組立性を改善したスイッチ付き回
転型電子部品を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の解決手段として本発明のスイッチ付き回転型電
子部品は、回転及び軸線方向に押圧操作可能な操作軸
と、この操作軸の回転に連動して回転可能な回転体と、
この回転体の一方の面に形成された導体パターンと、こ
の前記導体パターンに弾接する摺動子片とを備え、この
摺動子片の基部を埋設する絶縁基体を有し、この絶縁基
体に基部を埋設する固定接点を設け、前記摺動子片の接
点部は、前記導体パターン側に突き出し形成され、前記
固定接点の接点部は、前記摺動子片の接点部の突き出し
方向と反対側の面に露出して形成され、前記固定接点の
接点部に弾性付勢して導通可能な可動接点を有し、前記
操作軸の押圧操作で、前記可動接点が、前記固定接点の
接点部から接離するような構成とした。
【0009】また、上記課題を解決するための第2の解
決手段として、前記固定接点は、互いに絶縁されて複数
形成され、前記可動接点が前記複数の固定接点に弾接し
て、前記複数の固定接点間を導通するような構成とし
た。
【0010】また、上記課題を解決するための第3の解
決手段として、前記摺動子片と前記固定接点とは、互い
が接続部で接続された状態で前記絶縁基体に前記基部が
埋設され、前記絶縁基体に前記摺動子片と前記固定接点
とを埋設後に、前記接続部を切断して、前記摺動子片と
前記固定接点とを互いに絶縁分離するような構成とし
た。
【0011】また、上記課題を解決するための第4の解
決手段として、前記固定接点は、第1、第2固定接点か
らなり、前記可動接点は、前記第1、第2固定接点に弾
接可能な接点部材とこの接点部材を前記第1、第2固定
接点に接離可能に保持する保持部材とからなり、前記操
作軸の押圧操作により前記保持部材が押圧されて、前記
可動接点が、前記第1、第2固定接点から離間するよう
な構成とした。
【0012】また、上記課題を解決するための第5の解
決手段として、前記可動接点を前記第1、第2固定接点
に弾性付勢するコイルバネを有し、このコイルバネは、
上端部が前記可動接点の前記保持部材に位置決めされて
保持可能とした構成とした。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明のスイッチ付き回転
型電気部品を図1から図4に基づいて説明すると、図1
は本発明に関するスイッチ付き回転型電気部品の要部断
面図であり、図2は本発明に関するスイッチ付き回転型
電気部品の要部分解斜視図であり、図3は本発明に係わ
る絶縁基体の製造を説明する平万図であり、図4は本発
明に係わる絶縁基体の平面図である。
【0014】本発明のスイッチ付き回転型電気部品を、
例えばエンコーダで説明すると、本発明のスイッチ付き
回転型電気部品は、図1に示すように、上方に軸受け部
材1が配設され、この軸受け部材1は亜鉛ダイカスト等
からなり、中央部に操作軸2が回転可能な軸孔1aが貫
通形成されている。前記操作軸2は、金属棒等からな
り、軸孔1a内で回転、及び軸線C方向に押圧操作可能
になっている。
【0015】また、操作軸2は、軸孔1aに挿通された
後、軸孔1aから抜け止めするための抜け止め溝2aが
形成されている。そして、抜け止め溝2aに抜け止めリ
ング3を嵌入することにより、操作軸2は、軸孔1aに
抜け止めされている。また、軸孔1aに挿通して軸受け
部材1の空洞内部に位置する操作軸2には、スリ落とし
部2bが形成されている。また、軸受け部材1の空洞内
部には、樹脂材料等の絶縁材料からなる円盤状の回転体
4が配設され、この回転体4の回転中心に小判形状の軸
孔4aが貫通形成されている。そして、回転体4の軸孔
4aに操作軸2のスリ落とし部2bを挿通すると、操作
軸2の回転に追従して回転体4が回転すると共に、操作
軸2が軸孔4a内を軸線C方向に移動可能になる。
【0016】また、回転体4の図示下面側の一方の面に
は、金属板等の導電体からなる導体パターン4bが露出
形成され、この導体パターン4bの円周方向を部分的に
等間隔で分割する複数の絶縁体4cが露出形成されてい
る。また、回転体4は、図示上部の外周部にバネ部材5
が当接して配設され、このバネ部材5の弾性力によっ
て、操作軸2を回転させた時の回転トルクが所定の値に
なるようになっている。
【0017】また、回転体4の図示下部には絶縁基体6
が配設され、この絶縁基体6は、樹脂材料からなり、図
4に示すように、複数の摺動子片7、及び複数の固定接
点である第1、第2固定接点8、9が埋設されて一体化
されている。前記絶縁基体6は、図4に示すように、中
央部に円形のガイド孔6aが形成され、このガイド孔6
aを挟んだ図示上下に、一対の矩形孔6b、6bが貫通
形成され、この矩形孔6b、6bに、複数の摺動子片7
の接点部7aが露出して位置している。前記摺動子片7
は金属板からなり、矩形孔6bに位置する複数の接点部
7aは、図1に示す、回転体4の導体パターン4b側に
折り曲げられて、突き出し形成されている。そして、摺
動子片7の接点部7aが回転体4の導体パターン4bに
弾接するようになっている。
【0018】また、摺動子片7は、基部7bを有し、こ
の基部7bが絶縁基体6に埋設され、基部7bに接続す
る複数の端子7cが、図4に示す絶縁基体6の左側外部
に導出形成されている。前記絶縁基体6の外部に導出さ
れた端子7cは、図1に示すように、略直角の下方に折
り曲げられて、プリント基板(図示せず)等に実装可能
になっている。前記第1、第2の固定接点8、9は、第
1、第2接点部9a、10aを有し、この第1、第2接
点部9a、10aは、図2に示すように、摺動子片7の
接点部7aの突き出し方向と反対側の面に露出して、円
錐状に突出形成されている。前記第1接点部8aは、図
4に示すように、ガイド孔6aの左側に形成され、この
第1接点部8aに接続する基部8bが、貫通孔6aと矩
形孔6bとの間を図示右方向に引き回しされて絶縁基体
6に埋設されている。前記絶縁基体6の図示右側に基部
8bが引き回しされ、この基部8bから端子8cが絶縁
基体6の外部に延出形成されている。
【0019】また、第2接点部9aは、図4に示すよう
に、ガイド孔6aの右側に形成され、この第2接点部9
aに接続する基部9bが、絶縁基体6に埋設され、前記
基部9bから端子9cが絶縁基体6の外部に延出形成さ
れている。そして、複数の第1、第2の固定接点8、9
は、互いに絶縁されている。前記摺動子片7と第1、第
2固定接点8、9とは、絶縁基体6にインサート成型等
で埋設時においては、後述する第1、第2接続部16
b、16cで互いに接続されて一体化されている。即
ち、摺動子片7と第1、第2固定接点8、9とは、後述
する一枚の金属板16で一体形成されており、又、貫通
孔6aの周囲に、この貫通孔6aに沿って配置されてい
るので、小型化が可能である。
【0020】そして、一枚の金属板16で一体形成され
た摺動子片7と第1、第2固定接点とを、絶縁基体6に
埋設後に、第1、第2接続部16b、16cを切断する
ことにより、所定間隔の隙間10が形成されて、複数の
摺動子片7、及び摺動子片7と第1、第2固定接点とが
互いに絶縁分離されている。
【0021】前記絶縁基体6の製造方法を、図3、4に
基づいて説明する。まず、図3に示すように、一枚のフ
ープ状の金属板16の左右両端部寄りには、複数のガイ
ド孔16aが所定のピッチ寸法で形成され、このガイド
孔16aで金属板16を次工程に精度良く搬送可能にな
っている。そして、最初の打ち抜き工程では、図3Aに
示すように、摺動子片7、及び第1、第2固定接点8、
9が、第1、第2接続部16b、16cで接続されて一
体化された状態で金属板16が打ち抜きされてりる。
【0022】次に、摺動子片7、及び第1、第2固定接
点8、9が一体形成された金属板16を、次工程の成形
工程に搬送し、成型金型(図示せず)内に絶縁基体6の
樹脂材料を流し込むと、摺動子片7、及び第1、第2固
定接点8、9のそれぞれの基部7b、8b、9bが樹脂
材料で埋設される。この時、図3Bに示すように、摺動
子片7の接点部7a周囲には、矩形孔6bが貫通形成さ
れ、第1、第2固定接点8、9は、それぞれの接点部8
a、9aが、絶縁基体6の他方の面から露出して突出し
た状態になる。また、第2接続部16cには、切断用孔
6dが貫通形成されて、第2接続部16cが切断可能に
なっている。
【0023】前記絶縁基体6をインサート成型等により
取り付けた金属板16を、次工程の切断曲げ工程に搬送
し、切断曲げ金型(図示せず)で、矩形孔6b内に位置
する第1接続部16b、16bを切断して、図4に示す
ような、隙間10を形成する。 また、矩形孔6bを利
用して、摺動子片7の接点部7aを突き出しする。する
と、駆動孔6b内に位置する摺動子片7が根本部分から
折り曲げられて、接点部7aが絶縁基体6の一方の面か
ら突出して、図1に示す回転体4の導体パターン4b側
に突き出しされる。
【0024】また、切断用孔6d内に位置する第2接続
部16cは、切断曲げ金型のポンチにより切断用孔6d
内で切断される。すると、複数の摺動子片7と、第1、
第2固定接点8、9とは、互いに絶縁分離される。ま
た、切断曲げ工程では、それぞれの端子7c、8c、9
cが金属板16から切り離され、その後、図4に示すよ
うに、それぞれの端子7c、8c、9cが折り曲げられ
て、絶縁基体6が形成される。
【0025】このように形成されている絶縁基体6の下
部には、図2に示すような可動接点11が配設されてい
る。この可動接点11は、金属製で円形の接点部材11
aを有し、この接点部材11aの中央部に孔11bが形
成され、この孔11bを介して、インサート成形等によ
り保持部材12が一体化して形成されている。即ち、可
動接点11は、接点部材11aを有し、この接点部材1
1aを第1、第2固定接点8、9に接離可能に保持する
保持部材12とから形成されている。このような可動接
点11は、後述するコイルバネ13の弾性力で、接点部
材11aが第1、第2接点部8a、9aに弾接して、互
いに絶縁された第1、第2固定接点8、9が導通するよ
うになっている。
【0026】また、保持部材12は、図2に示すよう
に、接点部材11aの右側に、絶縁基体6に形成したガ
イド孔6aにガイド可能なガイド部12aが突出形成さ
れ、接点部材11aの左側に、後述するコイルバネ13
を位置決めして保持可能な位置決め部12bが突出形成
されている。また、保持部材12の中央部には、操作軸
2の先端部2cが回転自在に嵌合する孔12cが貫通形
成されている。そして、操作軸2の軸線C方向の押圧操
作で、可動接点11が他の部材と関係なく、独立して上
下することができる。
【0027】また、図1に示す可動接点11の下方に
は、コイルバネ13が配設され、このコイルバネ13
は、図2に示すように、上端部13aの直径寸法が下端
部13bの直径寸法より小さく形成された略台形状をな
し、上端部13aが保持部材12の位置決め部12bに
挿入されて、保持されるようになっている。そして、コ
イルバネ13の付勢力で、可動接点11が常に上方に押
し上げられて、可動接点11が第1、第2固定接点8、
9に弾接するようになっている。また、可動接点11が
常に上方に押し上げられることにより、操作軸2も常に
上方に押し上げられるようになっている。また、絶縁基
体6下方には、コイルバネ13、及び可動接点11を収
納可能なケース14が配設され、このケース14は、合
成樹脂材料からなり、外形が略矩形に形成されている。
【0028】また、収納部14aの底面には、コイルバ
ネ13の下端部13bを位置決め可能な位置決め部14
bが所定の深さで形成されている。このような本発明の
スイッチ付き回転型電気部品の組立は、前記軸受け部材
1に操作軸2を抜け止めすると共に、軸受け部材1の内
部に回転体4を位置させる。 次に、軸受け部材1と絶
縁基体6とを位置決めした状態で、絶縁基体6の下部に
可動接点11とコイルバネ13とを収納するケース14
を位置決めする。そして、軸受け部材1とケース14と
の外周部を、鉄板等からなる係止部材15でカシメ付け
る。すると、可動接点11がコイルバネ13で上方に弾
性付勢されて第1、第2固定接点8。9に弾接して、本
発明のスイッチ付き回転型電気部品が組み立てられてい
る。
【0029】前述のような本発明のスイッチ付き回転型
電気部品の動作を説明すると、まず、操作軸2を回転操
作すると、操作軸2の回転に連動して回転体4が回転
し、導体パターン4bが摺動子7の接点部7a上を摺動
する。そして、パルス信号が発生し、このパルス信号で
操作軸2の回転数、または回転角度を検出可能になって
いる。また、操作軸2を軸線C方向に押圧操作すると、
可動接点11がコイルバネ13の弾性力に抗して下方に
押し下げられて、接点部材11aが第1、第2固定接点
8、9から離間する。すると、第1、第2固定接点8、
9間の導通が遮断して、第1、第2固定接点8、9間の
スイッチ回路をOFFすることができる。このような本
発明のスイッチ付き回転型電気部品は、1枚の絶縁基体
6に、摺動子片7と第1、第2固定接点8、9とを埋設
して一体化したので、部品点数を少なくすることができ
ると共に、薄型化が可能となる。
【0030】
【発明の効果】本発明のスイッチ付き回転型電気部品
は、絶縁基体に、導体パターン側に突き出し形成された
摺動子片の接点部と、この摺動子片の接点部の突き出し
方向と反対側の面に露出して形成された固定接点の接点
部とを有し、この固定接点の接点部に弾性付勢して導通
可能な可動接点を有し、操作軸の押圧操作で、前記可動
接点が、前記固定接点の接点部から接離するようにした
ので、1枚の絶縁基体に、摺動子片と固定接点とを一体
化することができ、部品点数が少なくて組立工率の良
い、且つ薄型可が可能なスイッチ付き回転型電気部品を
提供できる。
【0031】また、前記固定接点は、互いに絶縁されて
複数形成され、前記可動接点が前記複数の固定接点に弾
接して、前記複数の固定接点間を導通するようになって
いるので、可動接点が複数の固定接点から離間すること
で、複数の固定接点間のスイッチ回路を確実にON/O
FFすることができ、高性能のスイッチ付き回転型電気
部品を提供できる。
【0032】また、前記摺動子片と前記固定接点とは、
互いが接続部で接続された状態で前記絶縁基体に前記基
部が埋設され、前記絶縁基体に前記摺動子片と前記固定
接点とを埋設後に、前記接続部を切断して、前記摺動子
片と前記固定接点とを互いに絶縁分離するようにしたの
で、摺動子片と固定接点とをインサート成型等により絶
縁基体に埋設して一体化することができ、部品点数を削
減できる。また可動接点は、他の部材から独立して上下
動可能となっているので、バネ性等が必要なく、材料選
択の自由度を増すことができる。
【0033】また、前記固定接点は、第1、第2固定接
点からなり、前記可動接点は、前記第1、第2固定接点
に弾接可能な接点部材とこの接点部材を前記第1、第2
固定接点に接離可能に保持する保持部材とからなり、前
記操作軸の押圧操作により前記保持部材が押圧されて、
前記可動接点が、前記第1、第2固定接点から離間する
ようにしたので、操作軸の押圧操作に連動して、固定接
点をスムーズに移動させることができ、操作軸の操作フ
ィーリングが良い。また、操作軸の押圧ストロークを長
くすることができる。
【0034】また、前記可動接点を前記第1、第2固定
接点に弾性付勢するコイルバネを有し、このコイルバネ
は、上端部が前記可動接点の前記保持部材に位置決めさ
れて保持可能としたので、外部からの振動等で、コイル
バネが保持部材から外れることがなく、常に安定して可
動接点を弾性付勢することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイッチ付き回転型電気部品の要部断
面図である。
【図2】本発明のスイッチ付き回転型電気部品の要部解
斜視図である。
【図3】本発明に係わる絶縁基体の製造を説明する平万
図である。
【図4】本発明に係わる絶縁基体の平面図である。
【図5】従来のスイッチ付き回転型電気部品の斜視図で
ある。
【図6】従来の回転型電気部品の動作を説明する要部断
面図である。
【図7】従来の回転型電気部品の動作を説明する要部断
面図である。
【符号の説明】
1 軸受け部材 1a 軸孔 2 操作軸 4 回転体 4a 軸孔 4b 導体パターン 4c 絶縁体 6 絶縁基体 6a ガイド孔 6b 矩形孔 6c 切断用孔 7 摺動子片 7a 接点部 7b 基部 7c 端子 8 第1固定接点 8a 第1接点部 8b 基部 8c 端子 9 第2固定接点 9a 第2接点部 9b 基部 9c 端子8e 10 隙間 11 可動接点 11a 接点部材 12 保持部材 13 コイルバネ 14 ケース 16 金属板 16b 第1接続部 16c 第2接続部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転及び軸線方向に押圧操作可能な操作
    軸と、この操作軸の回転に連動して回転可能な回転体
    と、この回転体の一方の面に形成された導体パターン
    と、この前記導体パターンに弾接する摺動子片とを備
    え、この摺動子片の基部を埋設する絶縁基体を有し、こ
    の絶縁基体に基部を埋設する固定接点を設け、前記摺動
    子片の接点部は、前記導体パターン側に突き出し形成さ
    れ、前記固定接点の接点部は、前記摺動子片の接点部の
    突き出し方向と反対側の面に露出して形成され、前記固
    定接点の接点部に弾性付勢して導通可能な可動接点を有
    し、前記操作軸の押圧操作で、前記可動接点が、前記固
    定接点の接点部から接離するようにしたことを特徴とす
    るスイッチ付き回転型電気部品。
  2. 【請求項2】 前記固定接点は、互いに絶縁されて複数
    形成され、前記可動接点が前記複数の固定接点に弾接し
    て、前記複数の固定接点間を導通するようにしたことを
    特徴とする請求項1記載のスイッチ付き回転型電気部
    品。
  3. 【請求項3】 前記摺動子片と前記固定接点とは、互い
    が接続部で接続された状態で前記絶縁基体に前記基部が
    埋設され、前記絶縁基体に前記摺動子片と前記固定接点
    とを埋設後に、前記接続部を切断して、前記摺動子片と
    前記固定接点とを互いに絶縁分離するようにしたことを
    特徴とする請求項1、又は2記載のスイッチ付き回転型
    電気部品。
  4. 【請求項4】 前記固定接点は、第1、第2固定接点か
    らなり、前記可動接点は、前記第1、第2固定接点に弾
    接可能な接点部材とこの接点部材を前記第1、第2固定
    接点に接離可能に保持する保持部材とからなり、前記操
    作軸の押圧操作により前記保持部材が押圧されて、前記
    可動接点が、前記第1、第2固定接点から離間するよう
    にしたことを特徴とする請求項1、2、又は3記載のス
    イッチ付き回転型電気部品。
  5. 【請求項5】 前記可動接点を前記第1、第2固定接点
    に弾性付勢するコイルバネを有し、このコイルバネは、
    上端部が前記可動接点の前記保持部材に位置決めされて
    保持可能としたことを特徴とする請求項4記載のスイッ
    チ付き回転型電気部品。
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