JPH10261321A - 部分放電に対し高い抵抗力を有するエナメルワイヤ - Google Patents

部分放電に対し高い抵抗力を有するエナメルワイヤ

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JPH10261321A
JPH10261321A JP10041592A JP4159298A JPH10261321A JP H10261321 A JPH10261321 A JP H10261321A JP 10041592 A JP10041592 A JP 10041592A JP 4159298 A JP4159298 A JP 4159298A JP H10261321 A JPH10261321 A JP H10261321A
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JP
Japan
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enamel
wire
layer
overcoat
resin
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Pending
Application number
JP10041592A
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English (en)
Inventor
Rolf Nagel
ロルフ・ナーゲル
Virgnini Studer
ビルジニ・ステユデール
Laurent Preux
ローラン・プリユー
Leonard Danel
レオナール・デネル
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Alcatel Lucent SAS
Original Assignee
Alcatel Alsthom Compagnie Generale dElectricite
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    • H—ELECTRICITY
    • H01—ELECTRIC ELEMENTS
    • H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B3/00—Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties
    • H01B3/18—Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties mainly consisting of organic substances
    • H01B3/30—Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties mainly consisting of organic substances plastics; resins; waxes
    • H01B3/308—Wires with resins
    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/29—Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
    • Y10T428/2913—Rod, strand, filament or fiber
    • Y10T428/2933—Coated or with bond, impregnation or core
    • Y10T428/294—Coated or with bond, impregnation or core including metal or compound thereof [excluding glass, ceramic and asbestos]
    • Y10T428/2942—Plural coatings
    • Y10T428/2947—Synthetic resin or polymer in plural coatings, each of different type

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  • Insulated Conductors (AREA)
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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部分放電を起こさない巻線を作るためのエナ
メルワイヤを提供する。 【解決手段】 本発明のエナメルワイヤは、電気導体
と、該電気導体上の少なくとも二つのエナメル層とを含
み、該層のうちの少なくとも一つが低導電性粒子を含む
樹脂から形成される。該層（２、３、４）のうちの最も
外側の層（４）が、オーバーコートを構成し且つ熱接着
樹脂からなり、少なくとも、該オーバーコートのすぐ下
にある層（３）が前記低導電性粒子からなることを特徴
とし、部分放電に対し高い抵抗力を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、部分放電に対し高
い抵抗力を有するエナメルワイヤに関する。
【０００２】
【従来の技術】電気ワイヤをエナメル被覆により絶縁す
ることにより、電気ワイヤ上に薄い絶縁部分を得ること
ができる。場合によっては、この絶縁では不十分なこと
がある。たとえば、これらのワイヤが交流モータの巻線
の製造に使われる場合である。これらのモータは周波数
変換器によって制御されるが、これらを作動させる周波
数は現在、次第に高くなってきており、巻線のエナメル
ワイヤの老化を早めることがある。この老化は特に、巻
線内での部分放電によるものである。
【０００３】文献ＵＳ−Ａ−４５３７８０４は、コロナ
効果に対し抵抗力を有するエナメルワイヤを記載してい
る。このエナメルワイヤは、電気導体と、この導体上の
二つのエナメル層とを含む。これら二つのエナメル層は
異なる樹脂で形成される。二つのエナメル層のうちの少
なくとも一つの層の樹脂は、極めて細かなアルミナの粒
子を含み、アルミナの粒子はこの層内に分散している。
【０００４】また、金属酸化物または有機−金属化合物
のうちから選択された低導電性粒子をエナメル樹脂に含
ませ、この樹脂の対コロナ抵抗力を向上させることも知
られている。
【０００５】このようにして絶縁したワイヤを用いて、
連続するターンを有する巻線を製造するには、少なくと
も一つの最も外側のエナメル層が低導電性粒子を含む層
であり、種々のターンの外側層の周囲の連続性を確保
し、全てのターンに電界が分布するようにすることが要
求される。
【０００６】このようなエナメルワイヤは柔軟である
が、その柔軟性は、エナメル層の樹脂が上記のような粒
子を含まないエナメルワイヤよりは低い。また、表面は
平滑ではあるものの、上記粒子を含まない外側エナメル
層を有するワイヤの表面よりは平滑性が劣る。その結
果、上記のようなエナメルワイヤを巻く作業はより難し
くなり、ワイヤを巻く作業の後に得られる性能は、期待
する性能より劣ることが多い。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこれらの問題
を解消することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、電気導体と、
該電気導体上の少なくとも二つのエナメル層とを含み、
該層のうちの少なくとも一つが低導電性粒子を含む樹脂
から形成されるエナメルワイヤであって、該層のうちの
最も外側の層がオーバーコートを構成し且つ熱接着樹脂
からなり、少なくとも、該オーバーコートのすぐ下にあ
る層が前記低導電性粒子を含む樹脂からなることを特徴
とする部分放電に対し高い抵抗力を有するエナメルワイ
ヤを対象とする。
【０００９】このエナメルワイヤを巻く時、及び、この
ワイヤを巻く作業の後、ターン同士を押さえ付けた状態
で融着させる段階で、各ターンの粒子を含む樹脂層は互
いに接触し、粒子が接触するようになる。同時に、オー
バーコートの熱接着樹脂は、部分放電を発生させる空気
が取り込まれるようなギャップを全て塞ぐ。その結果、
巻線の全てのターンに電界が一様に分布する。
【００１０】本発明の特徴及び利点は、添付の図に示
す、非限定的な好ましい例として示した実施形態につい
ての説明から明らかになろう。
【００１１】
【発明の実施の形態】このワイヤは、中心導体１、第一
エナメル層２、低導電性粒子を含む第二エナメル層３、
及び熱接着性外側エナメルオーバーコート４を含む。
【００１２】第一エナメル層２は、低導電性粒子を含ん
でもよい。
【００１３】図示しない変形形態では、エナメルワイヤ
は、前記第一エナメル層２を含まない。
【００１４】このようなエナメルワイヤでは、エナメル
ワイヤの対コロナ抵抗とこのワイヤを巻く作業の後の部
分放電に対する必要な高い抵抗を得るために、層３の基
本的樹脂、層２がある場合は該層の樹脂、層３の樹脂及
び層２がある場合は該層内に分散する低導電性粒子を選
択することができ、前述の従来の解決方法のエナメルワ
イヤと比較した場合、主に粒子のサイズに起因する、層
３の表面状態が実質的に平滑でなければならないという
要求は、該層を覆い、ワイヤを巻く作業が容易に行える
ように十分に平滑である熱接着オーバーコート４がある
ため、絶対的要求ではなくなる。更に、ワイヤを巻く作
業の後の融着により、このオーバーコートは、各ターン
の層３の粒子間の接触を確保し、且つターン間のエアギ
ャップを全て塞ぐ。
【００１５】また、オーバーコート４は、巻かれたワイ
ヤのターンを非常に良好な接触状態に保持する。オーバ
ーコートはまた、製造された巻線に、外部に対する優れ
た保護を提供する。
【００１６】外側オーバーコート４がエナメルワイヤ上
に始めから備えられるので、通常、後でユーザが行う、
ワイヤを巻く作業のためのエナメルワイヤの含浸を不要
とする。これにより、溶媒の蒸気の処理は製造者におい
て行われ、ワイヤを巻く作業を行うユーザでは通常行わ
れないため、溶媒の発散による汚染の問題防止される。
更に、有利には、オーバーコート４の樹脂は、層３と、
場合によっては層２とを既に有するワイヤに、溶媒を使
用しないで融解塗布した樹脂である。これにより、ワイ
ヤを巻く作業の後のオーバーコートの融着作業時、オー
バーコートからの微量の溶媒の発散が防止される。
【００１７】以上図示し記載したエナメルワイヤは、本
発明の範囲から逸脱することなく、熱接着オーバーコー
ト４の下により多くの樹脂層を含むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるエナメルワイヤの断面図である。
【符号の説明】
１ 中心導体 ２ 第一エナメル層 ３ 第二エナメル層 ４ 熱接着性外側エナメルオーバーコート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ビルジニ・ステユデール フランス国、69680・シヤシユー、リユ・ ドウ・ラ・レピユブリツク・45 (72)発明者 ローラン・プリユー フランス国、38460・シヨゾー、アンパ ス・デ・４・ビ (72)発明者 レオナール・デネル フランス国、02300・ナフリユー、リユ・ ドウ・ベタンクール・12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 電気導体と、該電気導体上の少なくとも
    二つのエナメル層とを含み、該層のうちの少なくとも一
    つが低導電性粒子を含む樹脂から形成されるエナメルワ
    イヤであって、該層（２、３、４）のうちの最も外側の
    層（４）が、オーバーコートを構成し且つ熱接着樹脂か
    らなり、少なくとも、該オーバーコートのすぐ下にある
    層（３）が前記低導電性粒子を含むことを特徴とする、
    部分放電に対し高い抵抗力を有するエナメルワイヤ。
  2. 【請求項２】 最も内側のエナメル層（２）もまた、低
    導電性粒子を含む樹脂からなることを特徴とする請求項
    １に記載のエナメルワイヤ。
  3. 【請求項３】 最も内側のエナメル層（２）が、低導電
    性粒子を含まない樹脂からなることを特徴とする請求項
    １に記載のエナメルワイヤ。
  4. 【請求項４】 オーバーコート（４）が、溶媒を用いる
    ことなくワイヤに溶解塗布された樹脂から形成されるこ
    とを特徴とする請求項１から３のいずれか一項に記載の
    エナメルワイヤ。
JP10041592A 1997-02-24 1998-02-24 部分放電に対し高い抵抗力を有するエナメルワイヤ Pending JPH10261321A (ja)

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FR9702166A FR2760123B1 (fr) 1997-02-24 1997-02-24 Fil emaille de resistance elevee aux decharges partielles
FR9702166 1997-02-24

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PL186455B1 (pl) 2004-01-30
US6087592A (en) 2000-07-11
PL324962A1 (en) 1998-08-31
FR2760123A1 (fr) 1998-08-28

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