JPH0294339A - 偏向ヨーク装置 - Google Patents

偏向ヨーク装置

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Publication number
JPH0294339A
JPH0294339A JP24591588A JP24591588A JPH0294339A JP H0294339 A JPH0294339 A JP H0294339A JP 24591588 A JP24591588 A JP 24591588A JP 24591588 A JP24591588 A JP 24591588A JP H0294339 A JPH0294339 A JP H0294339A
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JP
Japan
Prior art keywords
winding
conductor
wire
groove
heat generation
Prior art date
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Pending
Application number
JP24591588A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihito Murao
村尾 義仁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0294339A publication Critical patent/JPH0294339A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明はCRTを用いたデイスプレィ装置に設けられ
る偏向ヨーク装置に関する。
(従来の技術) コンピュータシステムやテビジョン受像機においては、
一般にCRTを用いたデイスプレィ装置が用いられてい
る。このCRTを用いたデイスプレィ装置においては、
電子ビームを偏向するための偏向ヨーク装置が設けられ
る。
ところで、コンピュータシステムや高品位テレビジョン
受像機では、高解像度が要求されるので、水平偏向周波
数を30 k Hz以上に設定する必要がある。
しかし、このように水平偏向コイルに流れる水平偏向電
流の周波数を高くすると、渦電流損や表皮効果による発
熱により、偏向ヨーク装置全体の温度がかなり上昇する
この温度上昇を防止するために、従来は、巻線として多
数の細線を1組とする多数本巻線、例えばリッツ線を用
いていた。第6図にリッツ線の一例を示す。図示のリッ
ツ線は、例えば、7本の細線11を1組とするものであ
る。
この多数本巻線を用いる構成の場合、通常の単線の巻線
を用いる場合に比べ、巻線導体の周囲長を長くすること
ができるので、渦電流損や表皮効果による発熱を低下さ
せことができる。これにより、偏向ヨーク装置全体の温
度を下げることができる。
しかし、この多数本巻線を用いる構成の場合、コイル製
造時あるいは配線時に行われる皮膜剥離処理が非常に難
しくなるという問題がある。これは、皮膜剥離処理を必
要とする線数が非常に多くなるからである。例えば、第
6図のリッツ線を例に説明すると、偏向コイルはこの7
本の細線11から成るリッツ線を巻線としてこれを3〜
7本用いて形成されるため、引出し線1本当り21〜4
9本と非常に多くの細線11から皮膜を剥離する必要が
ある。これにより、全ての細線11の皮膜を漏れなく剥
離することが非常に難しくなる。
その結果、コイル製造時に皮膜剥離処理を行なうと、皮
膜残りが生じゃしくなり、偏向ヨーク装置の性能を一定
に保つことができなくなる。一方、配線時に皮膜剥離処
理を行なうと、皮膜残りは無くすようにすることができ
るが、その分加工工数が多くなってしまう。
また、細線11は直径が0−2WJI以下と非常に細い
ため、取扱いが難しく、断線が生じて信頼性を損うとい
う問題もしばしば生じる。
(発明が解決しようとする課題) 以上述べたように、従来の偏向ヨーク装置では、巻線と
してリッツ線等の多数本巻線を用いて渦電流損や表皮効
果による発熱を低下させるようになっているため、皮膜
剥離処理が非常に難しくなり、偏向ヨーク装置の性能ば
らつき、加工工数の増大、信頼性の低下等を招いていた
そこで、この発明は、皮膜剥離処理の困難化を招くこと
なく、渦電流損や表皮効果による発熱を低下させること
ができる偏向ヨーク装置を提供することを目的とする。
[発明の構成コ (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するためにこの発明は、偏向コイルの巻
線導体としてその長さ方向に溝が形成された巻線導体を
用いることにより、巻線導体の周囲長を長くするように
したものである。
(作用) 上記構成によれば、巻線として通常の単線を用いる偏向
コイルと同様に中線を用いる場合でも、渦電流損や表皮
効果による発熱を低下させるのに充分な導体周団長を確
保することができるので、巻線としてリッツ線を用いる
構成に比べ、皮膜剥離処理を必要とする線数を大幅に減
らすことができる。これにより、皮膜剥離処理が簡単と
なり、この皮膜剥離処理に起因する装置の性能のばらつ
き、加工工数の増大、信頼性の低下といった問題を解消
することができる。
(実施例) 以下、図面を参照しながらこの発明の実施例を詳細に説
明する。
第1図はこの発明の一実施例の構成を示す断面図で、偏
向コイルにおける巻線をその長さ方向に垂直な面で切断
した場合の断面を示すものである。
この第1図において、21は巻線導体で、22はこの巻
線導体21の表面を被覆する絶縁層、すなわち、皮膜で
ある。
上記巻線導体21の表面にはその長さ方向(紙面に垂直
な方向)に向かう溝23が形成されている。この溝23
は断面コの字状に形成され、深さ方向が巻線導体21の
中心軸に向かうように設定されている。また、溝23の
深さdは例えば巻線導体21の半径rと等しくされ、幅
Wはこの半径rの8分の1倍に設定されている。
なお、上記絶縁層22は溝23の内壁も被覆するように
形成されている。
上記構成において作用を説明する。
巻線の発熱には、巻線抵抗による一般発熱と、渦電流損
や表皮効果による発熱があり、前者は巻線導体の断面積
を大きくすることにより低下させることができ、後者は
巻線導体の周囲長を長くすることにより低下させること
ができる。したがって、この発明が着目している渦電流
損や表皮効果による発熱を低下させるには、巻線導体の
周囲長を長くすればよい。しかし、偏向回路から見た場
合の回路損失は一般発熱に大きく依存するため、巻線導
体の周囲長を長くすることにより、断面積が小さくなる
ようなことがあってはならない。
ここで、この実施例の巻線導体21の周囲長と断面積を
従来のものと比較してみる。
第2図(a)、(b)、(c)はそれぞれ従来のりッツ
線による巻線、この実施例の巻線、従来の単線による巻
線の断面構造を示すもので、図では、巻線導体の断面積
と周囲長を比較するために、3つの巻線の半径を等しく
しである。
第3図はこれら3つの巻線における巻線導体の断面積と
周囲長の大小関係を比較して示すものである。この図で
は、断面積と周囲長によって規定される四角形の面積が
大きいほど発熱低減効果が大きいことになる。
第3図を見ると、この実施例の導体周団長はリッツ線の
導体周団長より短いが、単線の導体周団長よりはかなり
長い。したがって、この実施例の巻線によれば、渦電流
損や表皮効果による発熱に対して充分な発熱低減効果を
発揮することができる。
また、この実施例の巻線は単線による巻線とほぼ同じ導
体断面積をもつ。したがって、この実施例によれば、一
般発熱に対しても充分な低減効果を発揮することができ
る。これに対し、リッツ線による巻線の場合は、導体断
面積がこの実施例のものよりかなり小さいため、渦電流
損や表皮効果による発熱に対してはこの実施例の巻線よ
り太きな発熱低減効果を発揮することができる反面、−
般発熱に対しては発熱低減効果がかなり小さくなり、回
路損失の面で問題がある。
なお、第3図において、導体断面積と導体周団長によっ
て規定される四角形の面積を求めてみると、リッツ線に
よる巻線の場合は1.65、この実施例の巻線の場合は
1,32、単線による巻線の場合は1.00となる。こ
のようにこの実施例の場合、トータル的に見ても充分な
発熱低減効果を得ることができる。
以上述べたようにこの実施例は、巻線導体2]に溝23
を形成することにより、巻線導体の21の周囲長を長く
するようにしたものである。
このような構成によれば、巻線として単線による巻線と
同じ中線を用いても、渦電流損や表皮効果による発熱を
低下させるのに充分な導体周団長を確保することができ
るため、リッツ線による巻線を用いる場合に比べ、皮膜
剥離処理を必要とする線数を大幅に少なくすることがで
きる。これにより、この実施例によれば、リッツ線によ
る巻線のように皮膜剥離処理が難しくなることがないの
で、皮膜残りに起因する偏向ヨーク装置の性能のばらつ
きの発生や加工工数の増大、さらには断線による信頼性
の低下等といった問題を解消することができる。
また、このような構成によれば、巻線導体21の断面積
をさほど小さくすることなく、その周囲長を長くするこ
とができるので、一般発熱に対しても充分な低減効果を
得ることができる。
また、この実施例は、溝23の深さ方向を巻線導体21
の中心軸に向かって設定したので、渦電流の遮断効果が
高く、この点からも渦電流による発熱低減効果を高める
ことができる。
なお、溝23は巻線導体21を形成した後に形成するよ
うにしてもよいし、巻線導体21の形成時と同時に形成
するようにしてもよい。
第4図及び第5図は巻線導体形成時に同時に溝を形成す
るようにした実施例を示すものである。
まず、第4図に示す例は、断面半円上の導体(図に実線
で示す導体)31を用意し、これを破線で示すように折
曲げることにより、巻線導体32及び溝33を同時に形
成するようにしたものである。
次に、第5図に示す例は、同図(a)に示すような断面
扇形状の導体41を複数用意し、これを組み合せること
により同図(b)に示すように、溝43を持つ巻線導体
42を形成するようにしたものである。
なお、第4図及び第5図において、導体31゜41の直
線部分311,411に数μm程度の絶縁処理(例えば
、酸化処理)を行な7ておくと、渦電流損や表皮効果に
よる発熱に対する発熱低減効果を高めることができる。
なお、先の実施例では、溝を1つ設ける場合について説
明したが、慢数設けるようにしてもよいことは勿論であ
る。
また、先の実施例では、溝の深さdを巻線導体の半径r
と等しくし、幅Wをこの半径rの8分の1倍に設定する
場合について説明したが、これ以外の値を設定するよう
にしてもよい。実験の結果では、深さdを半径rの1/
4〜3/4の範囲に設定し、幅dを半径rの1/8〜1
1500の範囲に設定すると、効果的であることが確め
られている。
また、先の実施例では、溝の深さ方向を巻線導体の中心
軸に向かって設定する場合を説明したが、この方向から
ずれてもよいことは勿論である。
この他にもこの発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種
々様々変形実施可能なことは勿論である。
[発明の効果コ 以上述べたようにこの発明によれば、渦電流損や表皮効
果による発熱を低下させるのに、皮膜剥離処理が難しく
なることがないので、この皮膜剥離処理の困難化に起因
する装置の性能のばらつきや加工工数の増大、信頼性の
低下を無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の構成を断面図、第2図は
第1図の作用を説明するために示す断面図、第3図は同
じく測定図、第4図はこの発明の他の実施例の構成を示
す側面図、第5図はこの発明のさらに他の実施例の構成
を示す断面図、第6図は従来の偏向ヨーク装置における
巻線の構成を示す図である。 21.32.42・・・巻線導体、22・・・絶縁層、
2B、33.43・・・溝、31.41・・・導体。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第1図 第4図 (a) (b) (C) 第2図 新 第5図 第6図 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 偏向コイルの巻線導体としてその長さ方向に溝が形成さ
    れた巻線導体が用いられていることを特徴とする偏向ヨ
    ーク装置。
JP24591588A 1988-09-30 1988-09-30 偏向ヨーク装置 Pending JPH0294339A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24591588A JPH0294339A (ja) 1988-09-30 1988-09-30 偏向ヨーク装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP24591588A JPH0294339A (ja) 1988-09-30 1988-09-30 偏向ヨーク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0294339A true JPH0294339A (ja) 1990-04-05

Family

ID=17140729

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24591588A Pending JPH0294339A (ja) 1988-09-30 1988-09-30 偏向ヨーク装置

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JP (1) JPH0294339A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5423307A (en) * 1992-07-01 1995-06-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Air-fuel ratio control system for internal combustion engine having improved air-fuel ratio-shift correction method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5423307A (en) * 1992-07-01 1995-06-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Air-fuel ratio control system for internal combustion engine having improved air-fuel ratio-shift correction method

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