JP2002157926A - ツイストペアケーブル - Google Patents

ツイストペアケーブル

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JP2002157926A
JP2002157926A JP2000350660A JP2000350660A JP2002157926A JP 2002157926 A JP2002157926 A JP 2002157926A JP 2000350660 A JP2000350660 A JP 2000350660A JP 2000350660 A JP2000350660 A JP 2000350660A JP 2002157926 A JP2002157926 A JP 2002157926A
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twisted pair
pair cable
cable
jacket layer
twisted
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JP2000350660A
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Yukihiro Sakamoto
幸弘 坂本
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B11/00Communication cables or conductors
    • H01B11/02Cables with twisted pairs or quads
    • H01B11/06Cables with twisted pairs or quads with means for reducing effects of electromagnetic or electrostatic disturbances, e.g. screens

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)
  • Communication Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ツイストペアケーブルにおいて、コストの上
昇を生じさせることなく、かつ容易にケーブルの敷設を
行うことができるとともに、有効に漏話を防止するこ
と。 【解決手段】 導体2とその外周に形成された絶縁体層
3とを有する一対の絶縁心線4が撚り合わせられて形成
された対撚り心線5を複数本備えるツイストペアケーブ
ル1において、複数本の対撚り心線5の外周側を被覆す
る外被層10が設けられ、その外被層10に対して、そ
の外被層10の表面から垂直な方向に突出する突起部2
0を形成することにより、隣接配置される他のケーブル
が一定間隔より接近することのないように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばLAN配
線等に用いられるツイストペアケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】LAN配線等に用いられる通信用のケー
ブルとしては、その取扱性や経済性の観点から、一般的
に図5に示すようなツイストペアケーブル50が用いら
れている。
【0003】このツイストペアケーブル50は、導体5
1に絶縁体層52を被覆して絶縁心線53を形成し、こ
の絶縁心線53を2本撚り合わせて対撚り心線54を形
成し、この対撚り心線54を4対集合して集合心55を
形成し、さらにこの集合心55の外周に外被層56を被
覆することにより形成したものである。
【0004】ところで、近年、LAN等での伝送速度が
高速化し、100Mbps以上の伝送速度での通信環境
が要求されるようになってきており、上述のようなツイ
ストペアケーブル50でもより高度な伝送特性が要求さ
れ、特に100Mbps以上の高速伝送速度下で各対撚
り心線54間の漏話(いわゆるエイリアン・クロストー
ク)を防止することが要求されるに至っている。特に、
LAN配線等に用いられる場合、ラック内で複数のケー
ブルが拘束されることになるが、その場合、隣接するケ
ーブル同士が接近し、漏話問題を生じることになる。
【0005】かかる漏話は、主として対撚り心線54間
の静電結合及び電磁結合により生じるものであり、そこ
で、従来では、漏話特性の改善を図るため、各対撚り心
線54に遮蔽テープを巻付けること等によるシールドを
施す方法、又は、ケーブルの敷設時に隣接するケーブル
同士を空間的に一定間隔以上隔離した状態で敷設する方
法が行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各対撚
り心線54に遮蔽テープを巻付けること等によってシー
ルドを施す方法は、ケーブル自体のコスト上昇に繋がる
とともに、ケーブルの端末部加工時(例えばコネクタ装
着時等)にシールドを除去する必要があり、加工作業に
手間がかかるという問題がある。
【0007】また、ケーブル敷設時に一定間隔以上隔離
した状態で敷設する方法では、ケーブルの敷設作業に手
間がかかるという問題がある。
【0008】そこで、この発明は、上記課題に鑑みてな
されたものであって、コストの上昇を生じさせることな
く、かつ容易にケーブルの敷設を行うことができるとと
もに、有効に漏話を防止することのできるツイストペア
ケーブルを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、導体とその外周に形成さ
れた絶縁体層とを有する一対の絶縁心線が撚り合わせら
れて形成された対撚り心線を複数本備えるツイストペア
ケーブルであって、前記複数本の対撚り心線の外周側を
被覆する外被層が設けられ、前記外被層の表面から垂直
な方向に突出する、ケーブル間スペース調整用の突起部
が形成されることを特徴としている。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のツイストペアケーブルにおいて、前記突起部が、前記
外被層の長手方向に沿って連続的に設けられることを特
徴としている。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のツイストペアケーブルにおいて、前記突起部が、前記
外被層の周方向に間隔をあけて複数個設けられることを
特徴としている。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
のツイストペアケーブルにおいて、前記突起部が、前記
外被層の周方向に沿って連続的に設けられることを特徴
としている。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
のツイストペアケーブルにおいて、前記突起部が、前記
外被層の長手方向に間隔をあけて複数個設けられること
を特徴としている。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5
のいずれかに記載のツイストペアケーブルにおいて、前
記突起部における付け根近傍部の肉厚が、先端部よりも
薄く形成されることを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0016】<1.第1の実施の形態>まず、第1の実
施の形態について説明する。図1及び図2は、第1の実
施の形態にかかるツイストペアケーブル1を示す図であ
る。
【0017】このツイストペアケーブル1は、図1に示
すように、銅合金等の線状の導体2とこの導体2の外周
に絶縁樹脂等を被覆して形成した絶縁体層3とを有する
絶縁心線4が2本撚り合わされることにより形成された
対撚り心線5を4本備えている。そして、各対撚り心線
5が螺旋状に撚り合わせて集合心6が形成され、この集
合心6の外周に絶縁樹脂等の外被層10が被覆されてい
る。
【0018】外被層10には、例えば外被層10と同一
材料で一体形成され、外被層10の表面から垂直な方向
に突出する突起部20が形成されている。突起部20は
例えば外被層10の外周に沿ってその周方向にほぼ等間
隔に4個形成されており、ツイストペアケーブル1の中
心から外方向に向かって突出するように形成される。ま
た、この突起部20の先端部には断面がほぼ円形状の厚
肉部21が形成されており、その厚肉部21と外被層1
0との接続部、つまり突起部20の付け根近傍部は厚肉
部21よりも肉厚が薄く形成されたブリッジ部22を有
している。さらに、図2に示すように、突起部20はツ
イストペアケーブル1の長手方向に沿って連続的に形成
されている。
【0019】そして、外被層10に形成される各突起部
20の高さ寸法(外被層10表面から突起部20の先端
部までの寸法)は、少なくとも漏話現象を所定の基準値
以下に下げることができる程度の寸法として設計され
る。例えば、カテゴリ6仕様の場合には高さ寸法を0.
5mm以上にすれば、仕様で定められる基準値以下に漏
話現象を抑制することができる。
【0020】以上のような構成のツイストペアケーブル
1を例えば複数本束ねる場合を考えると、図3に示すよ
うに、突起部20が隣のケーブルの外被層10に接触し
て隣接するケーブル間の空間的距離を一定間隔以上隔離
させる作用を及ぼすため、ケーブル敷設時に手作業で一
定間隔以上隔離させなくとも、突起部20が他のケーブ
ルを近づけることを防止し、漏話現象を有効に防止する
ことができる。このため、ケーブル敷設時の作業を容易
にし、作業効率の向上を図ることができる。
【0021】つまり、外被層10の表面から突起部20
がツイストペアケーブル1の長手方向に沿って連続的に
形成されているので、その長手方向のどの位置において
も隣接する他のケーブルを一定間隔以上隔離させること
ができ、その結果漏話現象を抑制することができるので
ある。
【0022】また、上記の突起部20が図1に示すよう
に外被層10の外周に沿って周方向にほぼ等間隔で4個
設けられているため、ツイストペアケーブル1の外周の
どの位置においても他のケーブルが内部の集合心6に接
近することを防止することができ、ツイストペアケーブ
ル1の周囲どの方向においても漏話現象が生じることを
抑制することができる。
【0023】上記構造のツイストペアケーブル1では、
突起部20が厚肉部21と、厚肉部21よりも肉厚の薄
いブリッジ部22とを備えて構成されているため、例え
ばケーブル端末部にコネクタ装着を行う場合であって
も、その端末部分の突起部20を簡単に除去することが
できる。つまり、ケーブル端末部において、突起部20
の厚肉部21を把持して外被層10から引き離すように
すれば、肉厚の薄いブリッジ部22が引き裂かれ、ケー
ブル端末部から容易に突起部20を除去することができ
るのである。このため、ケーブル端末部にコネクタを装
着する場合にも比較的容易にコネクタを装着することが
できる。
【0024】また、外被層10は従来と同様に、例えば
押し出し成形によって形成することができるため、外被
層10が突起部20を備える構成であってもツイストペ
アケーブル1の製造工程が増加することもなく、低コス
トで製造することが可能である。
【0025】なお、上記説明では、厚肉部21の断面形
状が円形状である場合について例示したが、これに限定
されるものではなく、断面形状が三角形状、四角形状等
の他の多角形状であってもよいことは勿論である。
【0026】また、ケーブル端末の加工容易性が要求さ
れない場合には、突起部20が肉厚の薄いブリッジ部を
有する必要もない。
【0027】また、突起部20が外被層10の外周に沿
って形成される個数は4個に限られず、4個以上の複数
個であってもよい。
【0028】<2.第2の実施の形態>次に第2の実施
の形態について説明する。図4は、第2の実施の形態に
かかるツイストペアケーブル1aを示す図である。この
ツイストペアケーブル1aも第1の実施の形態と同様
に、銅合金等の線状の導体2とこの導体2の外周に絶縁
樹脂等を被覆して形成した絶縁体層3とを有する絶縁心
線4が2本撚り合わされることにより形成された対撚り
心線5を4本備えている。そして、各対撚り心線5が螺
旋状に撚り合わせて集合心6が形成され、この集合心6
の外周に絶縁樹脂等の外被層10aが被覆されている。
【0029】外被層10aには、例えば外被層10aと
同一材料で一体形成され、外被層10aの表面から垂直
な方向に突出する突起部20aが形成されており、突起
部20aは外被層10の外周に沿って周方向に連続的に
(つまり、鍔状に)形成されており、ツイストペアケー
ブル1aの長手方向に沿って所定間隔毎に設けられてい
る。
【0030】このような構造のツイストペアケーブル1
aでも、例えば複数本を平行に束ねる場合を考えると、
突起部20aが隣のケーブルの外被層10aに接触して
隣接するケーブル間の空間的距離を一定間隔以上隔離さ
せる作用を及ぼすため、ケーブル敷設時に手作業で一定
間隔以上隔離させなくとも、突起部20aが他のケーブ
ルを近づけることを防止し、漏話現象を有効に防止する
ことができる。このため、ケーブル敷設時の作業を容易
にし、作業効率の向上を図ることができる。
【0031】また、ケーブル端末部にコネクタを装着す
る場合でも、突起部20aの形成されていない部分をケ
ーブル端末とすることにより、容易にコネクタ装着を行
うことができる。
【0032】なお、上記説明では、突起部20aが単な
る鍔状体である例について示したが、第1の実施の形態
と同様に厚肉部とブリッジ部とを有するように構成して
もよい。
【0033】また、突起部20aが鍔状であることに限
定されるものでもなく、例えば外被層10aに沿って螺
旋状に一つの突起部20aが連続的に形成されていても
よい。
【0034】<3.変形例>以上、この発明の実施の形
態について説明したが、この発明は上述した内容のもの
に限定されるものではない。
【0035】例えば、上記説明においては、ツイストペ
アケーブル1,1aに設けられる対撚り心線の数が4本
である場合について説明したが、これに限定されるもの
ではなく、任意の複数本であればよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のツイス
トペアケーブルによれば、複数本の対撚り心線の外周側
を被覆する外被層の表面から垂直な方向に突出する、ケ
ーブル間スペース調整用の突起部が形成されているた
め、突起部によって他のケーブルが一定間隔より接近す
ることを防止することができるので、有効に漏話現象を
防止することができるとともに、コストの上昇を生じさ
せることもなく、かつ容易にケーブルの敷設を行うこと
が可能である。
【0037】請求項2のツイストペアケーブルによれ
ば、突起部が、外被層の長手方向に沿って連続的に設け
られているため、長手方向に沿った方向のどの位置にお
いても隣接する他のケーブルを一定間隔以上隔離させる
ことができ、その長手方向のどの位置においても漏話現
象を抑制することができる。
【0038】請求項3のツイストペアケーブルによれ
ば、突起部が、外被層の周方向に間隔をあけて複数個設
けられるため、ツイストペアケーブルの周方向のどの位
置においても他のケーブルが内部の集合心に接近するこ
とを防止することができ、漏話現象が生じることを抑制
することができる。
【0039】請求項4のツイストペアケーブルによれ
ば、突起部が、外被層の周方向に沿って連続的に設けら
れるため、ツイストペアケーブルの周方向のどの位置に
おいても他のケーブルが内部の集合心に接近することを
防止することができ、漏話現象が生じることを抑制する
ことができる。
【0040】請求項5のツイストペアケーブルによれ
ば、突起部は、外被層の長手方向に間隔をあけて複数個
設けられるため、長手方向に沿った方向のどの位置にお
いても隣接する他のケーブルを一定間隔以上隔離させる
ことができ、その長手方向のどの位置においても漏話現
象を抑制することができる。
【0041】請求項6のツイストペアケーブルによれ
ば、突起部における付け根近傍部の肉厚は、先端部より
も薄く形成されているため、端末部分の突起部を容易に
除去することができるので、コネクタを装着する場合等
のケーブル加工も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態にかかるツイストペアケーブ
ルを示す断面図である。
【図2】第1の実施の形態にかかるツイストペアケーブ
ルを示す斜視図である。
【図3】第1の実施の形態にかかるツイストペアケーブ
ルを複数本束ねた場合の概念図である。
【図4】第2の実施の形態にかかるツイストペアケーブ
ルを示す斜視図である。
【図5】従来のツイストペアケーブルを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1,1a ツイストペアケーブル 5 対撚り心線 6 集合心 10,10a 外被層 20,20a 突起部 21 厚肉部 1 ブリッジ部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体とその外周に形成された絶縁体層と
    を有する一対の絶縁心線が撚り合わせられて形成された
    対撚り心線を複数本備えるツイストペアケーブルであっ
    て、 前記複数本の対撚り心線の外周側を被覆する外被層が設
    けられ、前記外被層の表面から垂直な方向に突出する、
    ケーブル間スペース調整用の突起部が形成されることを
    特徴とするツイストペアケーブル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のツイストペアケーブル
    において、 前記突起部は、前記外被層の長手方向に沿って連続的に
    設けられることを特徴とするツイストペアケーブル。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のツイストペアケーブル
    において、 前記突起部は、前記外被層の周方向に間隔をあけて複数
    個設けられることを特徴とするツイストペアケーブル。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のツイストペアケーブル
    において、 前記突起部は、前記外被層の周方向に沿って連続的に設
    けられることを特徴とするツイストペアケーブル。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のツイストペアケーブル
    において、 前記突起部は、前記外被層の長手方向に間隔をあけて複
    数個設けられることを特徴とするツイストペアケーブ
    ル。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載のツイ
    ストペアケーブルにおいて、 前記突起部における付け根近傍部の肉厚は、先端部より
    も薄く形成されることを特徴とするツイストペアケーブ
    ル。
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