JPH097434A - 多心ケーブル - Google Patents

多心ケーブル

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Publication number
JPH097434A
JPH097434A JP15807895A JP15807895A JPH097434A JP H097434 A JPH097434 A JP H097434A JP 15807895 A JP15807895 A JP 15807895A JP 15807895 A JP15807895 A JP 15807895A JP H097434 A JPH097434 A JP H097434A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
cable
insulating
wires
intended
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15807895A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomokazu Aoyama
智一 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Cable Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority to JP15807895A priority Critical patent/JPH097434A/ja
Publication of JPH097434A publication Critical patent/JPH097434A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一部の絶縁心線を引き出すに当って、多心ケ
ーブルのシースの切除部分の長さを短くし、絶縁心線引
き出しのための作業を簡単化する。 【構成】 ケーブルコア3を構成する多数本の絶縁心線
2の各々に識別可能な符号および/または色彩を付与し
てあるとともに、これら絶縁心線2をケーブル端末処理
を行う際に使用を意図する順に規則化してあり、最初に
使用を意図する絶縁心線2がケーブルコア3の最外層部
分に位置し、最後に使用を意図する絶縁心線2がケーブ
ルコア3の中心部分に位置するように前記規則化された
多数本の絶縁心線2をケーブルコア3の最外層部分から
中心部分に向かって使用を意図する順に順次配置してあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は多心ケーブルに関し、
さらに詳細にいえば、各種制御ケーブル、船用電線など
のように、ケーブルコアが多数本の絶縁心線からなる多
心ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、各種制御ケーブル、船用電線
などに使用するために、多数本の絶縁心線が多層に撚合
されてなるケーブルコアを備える多心ケーブルが採用さ
れている。図4はこのような多心ケーブルの一例を概略
的に示す縦断面図である。
【0003】図4に示す多心ケーブルは77本の絶縁心
線を有しており、しかも、77本の絶縁心線からなるケ
ーブルコアの中心部分から順に心線番号が付与されてい
るとともに、20本の心線ごとに絶縁体の色を設定して
いる。なお、この心線番号は最初に使用することを意図
する順に付与されている。したがって、ケーブル端末処
理を行う際に、多心ケーブルのシースを切除して該当す
る心線番号が付与された心線を引き出すことにより、所
望のケーブル端末処理を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図4に示す従
来の多心ケーブルにおいては、ケーブルコアの中心部分
から順に心線を引き出さなければならないので、図5に
示すように、多心ケーブルのシースの切除長さL1を長
くすることが必要になるとともに、中心部分の心線を引
き出すためには、この心線よりも外層に位置する心線を
中心部分の心線の引き出しの邪魔にならないように処理
することが必要になり、全体として、必要な心線を引き
出すための作業が繁雑になってしまうという不都合があ
る。
【0005】なお、全ての心線を1カ所で引き出すので
あれば、上述の不都合は生じないのであるが、全ての心
線を1カ所で引き出すことは極めて希であり、一般的に
は、1カ所で少数の心線を引き出すことが多いのである
から、上述の不都合は多心ケーブルを採用する場合に一
般的に認められる不都合である。
【0006】
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、1カ所で少数の心線を引き出す場合にお
ける作業を簡単化することができるとともに、シースの
切除長さを短くすることができる多心ケーブルを提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の多心ケーブル
は、多数本の絶縁心線の各々に識別可能な符号および/
または色彩を付与してあるとともに、これら絶縁心線を
ケーブル端末処理を行う際に使用を意図する順に規則化
してあり、最初に使用を意図する絶縁心線がケーブルコ
アの最外層部分に位置し、最後に使用を意図する絶縁心
線がケーブルコアの中心部分に位置するように前記規則
化された多数本の絶縁心線をケーブルコアの最外層部分
から中心部分に向かって使用を意図する順に順次配置し
てある。
【0008】請求項2の多心ケーブルは、前記多数本の
絶縁心線の各々に識別可能な符号および/または色彩を
付与してあるとともに、これら絶縁心線をケーブル端末
処理を行う際に使用を意図する順に規則化してあり、最
初に使用を意図する絶縁心線がケーブルコアの最外層に
位置し、最後に使用を意図する絶縁心線がケーブルコア
の中心部分に位置するように前記規則化された多数本の
絶縁心線をケーブルコアの最外層部分から中心部分に向
かって使用を意図する順に順次配置して撚合せてある。
【0009】
【作用】請求項1の多心ケーブルであれば、多数本の絶
縁心線を有するケーブルコアを備える多心ケーブルにお
いて、前記多数本の絶縁心線の各々に識別可能な符号お
よび/または色彩を付与してあるとともに、これら絶縁
心線をケーブル端末処理を行う際に使用を意図する順に
規則化してあり、最初に使用を意図する絶縁心線がケー
ブルコアの最外層部分に位置し、最後に使用を意図する
絶縁心線がケーブルコアの中心部分に位置するように前
記規則化された多数本の絶縁心線をケーブルコアの最外
層部分から中心部分に向かって使用を意図する順に順次
配置してあるので、一部の心線のみを同時に引き出すに
当って、残余の心線はこれらの心線の引き出しの邪魔に
はならず、したがって、多心ケーブルの切除部分の長さ
を短くして必要な心線の引き出しを達成することができ
るとともに、心線引き出しのための作業を簡単化するこ
とができる。
【0010】請求項2の多心ケーブルであれば、多数本
の絶縁心線が多層に撚合されてなるケーブルコアを備え
る多心ケーブルにおいて、前記多数本の絶縁心線の各々
に識別可能な符号および/または色彩を付与してあると
ともに、これら絶縁心線をケーブル端末処理を行う際に
使用を意図する順に規則化してあり、最初に使用を意図
する絶縁心線がケーブルコアの最外層に位置し、最後に
使用を意図する絶縁心線がケーブルコアの中心部分に位
置するように前記規則化された多数本の絶縁心線をケー
ブルコアの最外層部分から中心部分に向かって使用を意
図する順に順次配置して撚合せてあるので、一部の心線
のみを同時に引き出すに当って、残余の撚合された心線
はこれらの心線の引き出しの邪魔にはならず、したがっ
て、多心ケーブルの切除部分の長さを一層短くして必要
な心線の引き出しを達成することができるとともに、心
線引き出しのための作業を一層簡単化することができ
る。
【0011】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によってこの発
明の実施例を詳細に説明する。図1はこの発明の多心ケ
ーブルの一実施例を概略的に示す縦断面図である。この
多心ケーブル1は、図4に示す従来の多心ケーブルと同
様に77本の絶縁心線2を有しているとともに、これら
77本の絶縁心線2からなるケーブルコア3を包囲する
絶縁材製のシース4を有している。そして、図4に示す
従来の多心ケーブルと異なり、最初に使用を意図する絶
縁心線(図1中、“1”の心線番号が付与された絶縁心
線)2がケーブルコア3の最外層部分に位置し、最後に
使用を意図する絶縁心線(図1中、“77”の心線番号
が付与された絶縁心線)2がケーブルコア3の中心部分
に位置するように、全ての絶縁心線2を使用を意図する
順序にしたがってケーブルコア3の最外層から中心に向
かってほぼ螺旋状に配置されている。なお、ケーブルコ
ア3を構成する全ての絶縁心線2は、多心ケーブル1の
長さ方向に何らのねじれを伴なうことなく配置されてい
てもよいが、多心ケーブル1の長さ方向に所定のねじれ
を伴なって配置されていてもよい。そして、後者の場合
には、図2に示すように、ケーブルコア3の最外層から
順に、互いにねじれ方向が逆になるように全ての絶縁心
線2が配置されている(撚合されている)ことが好まし
い。
【0012】図3は図1の多心ケーブル1の1本の絶縁
心線2のみの使用を意図し、かつこの絶縁心線2の使用
を可能とするためにシース4を切除した状態を示す概略
斜視図である。図3から明らかなように、“1”の心線
番号が付与された絶縁心線のみを引き出すために、他の
絶縁心線2を湾曲させるような処理が全く不要であるか
ら、シース4の切除部分の長さL2を図5の切除部分の
長さL1よりも短くすることができる。ここで、切除部
分の長さを短くできる程度は、多心ケーブル1の絶縁心
線の数に依存しており、絶縁心線2の数がかなり少ない
場合には切除部分の長さを少ししか短くすることができ
ないが、絶縁心線2の数が多い場合には切除部分の長さ
を著しく短くすることができる。もちろん、絶縁心線2
自体が小径である場合と比較して、絶縁心線2自体が大
径である場合の方が切除部分の長さを短くすることがで
きる。さらに、絶縁心線2が撚合されていない場合と比
較して、絶縁心線2が撚合されている場合の方が切除部
分の長さを短くすることができるとともに、必要な絶縁
心線を引き出すための作業を簡単化することができる。
【0013】具体的には、線径が3mmの絶縁心線を7
7本用いて撚合してケーブルコア3を構成してなる多心
ケーブルであり、かつ心線番号が“1”の絶縁心線2の
みを引き出す場合に、L1が500mmであったのに対
してL2が200mmであった。以上には、絶縁心線2
を識別するために心線番号を付与した場合について説明
したが、心線番号以外の符号(例えば、アルファベッ
ト、仮名など)を付与することが可能であるほか、色を
付与することが可能であり、さらに、心線番号または符
号と共に色を付与することが可能である。
【0014】
【発明の効果】請求項1の発明は、一部の心線のみを同
時に引き出すに当って、残余の心線はこれらの心線の引
き出しの邪魔にはならず、したがって、多心ケーブルの
切除部分の長さを短くして必要な心線の引き出しを達成
することができるとともに、心線引き出しのための作業
を簡単化することができるという特有の効果を奏する。
【0015】請求項2の発明は、一部の心線のみを同時
に引き出すに当って、残余の撚合された心線はこれらの
心線の引き出しの邪魔にはならず、したがって、多心ケ
ーブルの切除部分の長さを一層短くして必要な心線の引
き出しを達成することができるとともに、心線引き出し
のための作業を一層簡単化することができるという特有
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の多心ケーブルの一実施例を概略的に
示す縦断面図である。
【図2】多心ケーブルを構成する絶縁心線の各層の撚合
せ方向を示す概略図である。
【図3】図1の多心ケーブル1の1本の絶縁心線2のみ
の使用を意図し、かつこの絶縁心線2の使用を可能とす
るためにシース4を切除した状態を示す概略斜視図であ
る。
【図4】従来の多心ケーブルの一例を概略的に示す縦断
面図である。
【図5】図4の多心ケーブル1の1本の絶縁心線2のみ
の使用を意図し、かつこの絶縁心線2の使用を可能とす
るためにシース4を切除した状態を示す概略斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 多心ケーブル 2 絶縁心線 3 ケーブルコア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数本の絶縁心線(2)を有するケーブ
    ルコア(3)を備える多心ケーブル(1)において、前
    記多数本の絶縁心線(2)の各々に識別可能な符号およ
    び/または色彩を付与してあるとともに、これら絶縁心
    線(2)をケーブル端末処理を行う際に使用を意図する
    順に規則化してあり、最初に使用を意図する絶縁心線
    (2)がケーブルコア(3)の最外層部分に位置し、最
    後に使用を意図する絶縁心線(2)がケーブルコア
    (3)の中心部分に位置するように前記規則化された多
    数本の絶縁心線(2)をケーブルコア(3)の最外層部
    分から中心部分に向かって使用を意図する順に順次配置
    してあることを特徴とする多心ケーブル。
  2. 【請求項2】 多数本の絶縁心線(2)が多層に撚合さ
    れてなるケーブルコア(3)を備える多心ケーブル
    (1)において、前記多数本の絶縁心線(2)の各々に
    識別可能な符号および/または色彩を付与してあるとと
    もに、これら絶縁心線(2)をケーブル端末処理を行う
    際に使用を意図する順に規則化してあり、最初に使用を
    意図する絶縁心線(2)がケーブルコア(3)の最外層
    に位置し、最後に使用を意図する絶縁心線(2)がケー
    ブルコア(3)の中心部分に位置するように前記規則化
    された多数本の絶縁心線(2)をケーブルコア(3)の
    最外層部分から中心部分に向かって使用を意図する順に
    順次配置して撚合せてあることを特徴とする多心ケーブ
    ル。
JP15807895A 1995-06-23 1995-06-23 多心ケーブル Pending JPH097434A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102938532A (zh) * 2012-11-08 2013-02-20 中国能源建设集团天津电力建设公司 控制电缆接线不需校线的施工方法
CN103871575A (zh) * 2014-03-07 2014-06-18 安徽新华电缆(集团)有限公司 一种聚酯纤维镍带铠装引流电线
CN103886947A (zh) * 2014-03-06 2014-06-25 安徽华成电缆有限公司 一种汽车业用铠装补偿电缆
CN103928140A (zh) * 2013-09-29 2014-07-16 安徽宏源特种电缆集团有限公司 一种多芯舰船控制电缆

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