JPH0222999Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0222999Y2 JPH0222999Y2 JP1983070765U JP7076583U JPH0222999Y2 JP H0222999 Y2 JPH0222999 Y2 JP H0222999Y2 JP 1983070765 U JP1983070765 U JP 1983070765U JP 7076583 U JP7076583 U JP 7076583U JP H0222999 Y2 JPH0222999 Y2 JP H0222999Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- superconducting
- superconducting wire
- friction coefficient
- low friction
- switch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 5
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Landscapes
- Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、超電導スイツチ、すなわち、超電導
コイルと並列に接続して用いることにより、永久
電流回路を形成する超電導スイツチに関するもの
である。
コイルと並列に接続して用いることにより、永久
電流回路を形成する超電導スイツチに関するもの
である。
従来、この種の超電導スイツチとしては、添付
図面第１図に示すようなものがあつた。すなわ
ち、図において、符号１は超電導線複合体、２は
超電導素線、３は熱絶縁を行なう絶縁物である。
図面第１図に示すようなものがあつた。すなわ
ち、図において、符号１は超電導線複合体、２は
超電導素線、３は熱絶縁を行なう絶縁物である。
従来の超電導スイツチは、上記ように構成され
るが、次にこの動作について説明する。
るが、次にこの動作について説明する。
超電導線複合体１の両端を超電導コイルに並列
に接続し、超電導素線２の温度を、例えば、ヒー
タで超電導素線２近傍を加熱することにより、臨
界温度以上にして、超電導素線２を超電導破壊さ
せて抵抗を発生させる。
に接続し、超電導素線２の温度を、例えば、ヒー
タで超電導素線２近傍を加熱することにより、臨
界温度以上にして、超電導素線２を超電導破壊さ
せて抵抗を発生させる。
次に超電導コイルに並列に接続した直流電源に
より超電導コイルを励磁し、次いで超電導素線２
の温度を臨界温度以下にすることによつて、超電
導状態にする。
より超電導コイルを励磁し、次いで超電導素線２
の温度を臨界温度以下にすることによつて、超電
導状態にする。
次いで直流電源の電流を零に下げて超電導コイ
ルと超電導スイツチとによつて永久電流の回路を
作る。
ルと超電導スイツチとによつて永久電流の回路を
作る。
従来の超電導スイツチは、以上のように使用さ
れるので、臨界温度以上の常電導状態において抵
抗を大きな値にしなければならず、従つて、安定
化のための銅を剥離して使用しなければならな
い。このような状態で、電磁力により超電導素線
２が動いた場合には、超電導素線２と絶縁物３と
の間の摩擦により、超電導素線２の温度が臨界温
度以上になり、超電導破壊を起こす欠点があつ
た。
れるので、臨界温度以上の常電導状態において抵
抗を大きな値にしなければならず、従つて、安定
化のための銅を剥離して使用しなければならな
い。このような状態で、電磁力により超電導素線
２が動いた場合には、超電導素線２と絶縁物３と
の間の摩擦により、超電導素線２の温度が臨界温
度以上になり、超電導破壊を起こす欠点があつ
た。
本考案は、上記のような従来の超電導スイツチ
における欠点を除去し、作動時でも、超電導素線
の温度上昇を阻止して超電導破壊を起こさせず、
不安定性をなくして、安定して動作する信頼性の
高い超電導スイツチを提供することを目的とする
ものである。
における欠点を除去し、作動時でも、超電導素線
の温度上昇を阻止して超電導破壊を起こさせず、
不安定性をなくして、安定して動作する信頼性の
高い超電導スイツチを提供することを目的とする
ものである。
本考案は、この目的を達成するために、超電導
素線をその外周において直接低摩擦係数部材によ
つて被覆したことを特徴とするものである。
素線をその外周において直接低摩擦係数部材によ
つて被覆したことを特徴とするものである。
以下、本考案をその第１及び第２実施例を示す
添付図面第２図及び第３図に基づいて説明する。
添付図面第２図及び第３図に基づいて説明する。
図において、超電導線複合体１、超電導素線
２、絶縁物３は従来の超電導スイツチにおけるも
のと同等のものであり、また、第２図における符
号１１は超電導素線２の外周に直接巻回された低
摩擦係数部材の一種であるテフロン系テープであ
り、このテフロン系テープ１１が巻装された外周
に従来の絶縁物３が被覆されている。また、第３
図における符号２１は、超電導線複合体１、超電
導素線２の外周に被覆される絶縁物を低摩擦係数
の性質を有する低摩擦係数熱絶縁物としたもので
ある。
２、絶縁物３は従来の超電導スイツチにおけるも
のと同等のものであり、また、第２図における符
号１１は超電導素線２の外周に直接巻回された低
摩擦係数部材の一種であるテフロン系テープであ
り、このテフロン系テープ１１が巻装された外周
に従来の絶縁物３が被覆されている。また、第３
図における符号２１は、超電導線複合体１、超電
導素線２の外周に被覆される絶縁物を低摩擦係数
の性質を有する低摩擦係数熱絶縁物としたもので
ある。
本考案の超電導スイツチは、上記のように構成
されるが、次にその動作について説明する。
されるが、次にその動作について説明する。
例えば、超電導コイルと超電導スイツチとによ
り永久電流回路が形成され、これにより生ずる電
磁力によつて超電導素線２が動くことがあつて
も、本考案の超電導スイツチにあつては、超電導
素線と、それを直接被覆している低摩擦係数部
材、例えば、テフロン系テープ又は低摩擦係数熱
絶縁物との間に発生する摩擦抵抗が低摩擦係数部
材のために小さく、従つて、これに基づく発熱も
小さく、その結果、超電導素線２の温度上昇も小
さくすみ、従つて、超電導破壊は生じにくくな
る。
り永久電流回路が形成され、これにより生ずる電
磁力によつて超電導素線２が動くことがあつて
も、本考案の超電導スイツチにあつては、超電導
素線と、それを直接被覆している低摩擦係数部
材、例えば、テフロン系テープ又は低摩擦係数熱
絶縁物との間に発生する摩擦抵抗が低摩擦係数部
材のために小さく、従つて、これに基づく発熱も
小さく、その結果、超電導素線２の温度上昇も小
さくすみ、従つて、超電導破壊は生じにくくな
る。
以上のように、本考案によれば、低摩擦係数部
材を超電導素線の外周に直接被覆したことによ
り、作動時でも、超電導素線の温度上昇を阻止し
て超電導破壊の発生を生じにくくして不安定性を
除去し、超電導スイツチが安定して動作して信頼
性を高めることができるという効果を奏すること
ができる。
材を超電導素線の外周に直接被覆したことによ
り、作動時でも、超電導素線の温度上昇を阻止し
て超電導破壊の発生を生じにくくして不安定性を
除去し、超電導スイツチが安定して動作して信頼
性を高めることができるという効果を奏すること
ができる。
第１図は従来の超電導スイツチの説明断面図、
第２図は本考案の第１実施例による超電導スイツ
チの説明断面図、第３図は本考案の第２実施例の
説明断面図である。 １……超電導線複合体、２……超電導素線、３
……絶縁物（熱絶縁用）、１１……低摩擦係数部
材（低摩擦係数テープ）、２１……低摩擦係数部
材（低摩擦係数熱絶縁物）。なお、各図中、同一
符号は同一又は相当部分を示す。
第２図は本考案の第１実施例による超電導スイツ
チの説明断面図、第３図は本考案の第２実施例の
説明断面図である。 １……超電導線複合体、２……超電導素線、３
……絶縁物（熱絶縁用）、１１……低摩擦係数部
材（低摩擦係数テープ）、２１……低摩擦係数部
材（低摩擦係数熱絶縁物）。なお、各図中、同一
符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 超電導スイツチに使用する超電導素線をその
外周において直接低摩擦係数部材によつて被覆
したことを特徴とする超電導スイツチ。 (2) 超電導素線を被覆する低摩擦係数部材が、超
電導素線を被覆している熱絶縁物と超電導素線
との間に介在するように超電導素線の外周に巻
き付けられた低摩擦係数テープである実用新案
登録請求の範囲第１項記載の超電導スイツチ。 (3) 超電導素線を被覆する低摩擦係数部材が、超
電導素線の周りに被覆された低摩擦係数の熱絶
縁物である実用新案登録請求の範囲第１項記載
の超電導スイツチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1983070765U JPS59176171U (ja) | 1983-05-10 | 1983-05-10 | 超電導スイツチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1983070765U JPS59176171U (ja) | 1983-05-10 | 1983-05-10 | 超電導スイツチ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59176171U JPS59176171U (ja) | 1984-11-24 |
| JPH0222999Y2 true JPH0222999Y2 (ja) | 1990-06-21 |
Family
ID=30200917
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1983070765U Granted JPS59176171U (ja) | 1983-05-10 | 1983-05-10 | 超電導スイツチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59176171U (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5057596A (ja) * | 1973-09-21 | 1975-05-20 | ||
| JPS586106A (ja) * | 1981-07-03 | 1983-01-13 | Shinku Yakin Kk | 超電導マグネツト用巻枠 |
-
1983
- 1983-05-10 JP JP1983070765U patent/JPS59176171U/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5057596A (ja) * | 1973-09-21 | 1975-05-20 | ||
| JPS586106A (ja) * | 1981-07-03 | 1983-01-13 | Shinku Yakin Kk | 超電導マグネツト用巻枠 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59176171U (ja) | 1984-11-24 |
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