JPH10259741A - スロットル装置 - Google Patents
スロットル装置Info
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- JPH10259741A JPH10259741A JP9066044A JP6604497A JPH10259741A JP H10259741 A JPH10259741 A JP H10259741A JP 9066044 A JP9066044 A JP 9066044A JP 6604497 A JP6604497 A JP 6604497A JP H10259741 A JPH10259741 A JP H10259741A
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- intake
- flow
- downstream
- piece
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D9/00—Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
- F02D9/08—Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits
- F02D9/10—Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits having pivotally-mounted flaps
- F02D9/1005—Details of the flap
- F02D9/1025—Details of the flap the rotation axis of the flap being off-set from the flap center axis
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D9/00—Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
- F02D9/08—Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits
- F02D9/10—Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits having pivotally-mounted flaps
- F02D9/1005—Details of the flap
- F02D9/101—Special flap shapes, ribs, bores or the like
- F02D9/1015—Details of the edge of the flap, e.g. for lowering flow noise or improving flow sealing in closed flap position
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D9/00—Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
- F02D9/08—Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits
- F02D9/10—Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits having pivotally-mounted flaps
- F02D9/1035—Details of the valve housing
- F02D9/104—Shaping of the flow path in the vicinity of the flap, e.g. having inserts in the housing
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- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Lift Valve (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 上流側における吸気流量の高精度な計測を可
能とするスロットル装置を提供する。 【解決手段】 スロットル弁20は円形状に形成された
弁本体21と樹脂製の補正部材22とからなる。また、
スロットル弁20はスロットル軸30を境にして吸気上
流側に回転する上流片20aと、吸気下流側に回転する
下流片20bとに分けられている。補正部材22は上流
片20aの下流面に取り付けられており、吸気内壁11
aに向けて盛上がっている。スロットル弁20が全閉位
置から開弁方向に回転すると、上流片20a側の流路面
積は下流片20b側の流路面積よりも小さくなり、上流
片20a側の流速と下流片20b側の流速との差が小さ
くなる。したがって、流路断面において吸気流れの流速
が均一化するとともに、吸気通路100の軸に対して斜
め方向の流れが吸気に発生することを抑制するので、吸
気流量を高精度に計測できる。
能とするスロットル装置を提供する。 【解決手段】 スロットル弁20は円形状に形成された
弁本体21と樹脂製の補正部材22とからなる。また、
スロットル弁20はスロットル軸30を境にして吸気上
流側に回転する上流片20aと、吸気下流側に回転する
下流片20bとに分けられている。補正部材22は上流
片20aの下流面に取り付けられており、吸気内壁11
aに向けて盛上がっている。スロットル弁20が全閉位
置から開弁方向に回転すると、上流片20a側の流路面
積は下流片20b側の流路面積よりも小さくなり、上流
片20a側の流速と下流片20b側の流速との差が小さ
くなる。したがって、流路断面において吸気流れの流速
が均一化するとともに、吸気通路100の軸に対して斜
め方向の流れが吸気に発生することを抑制するので、吸
気流量を高精度に計測できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットル装置に
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】バタフライ型のスロットル弁の開度に応
じて吸気通路を流れる吸気流量を調整する従来のスロッ
トル装置において、スロットル弁の形状を変更すること
により吸気流量を調整するものとして、実開昭48−4
1916号公報、実開昭53−142617号公報およ
び実開平1−85433号公報に開示されるものが知ら
れている。スロットル装置に流入する吸気流量はエアフ
ロメータ等によって測定される。
じて吸気通路を流れる吸気流量を調整する従来のスロッ
トル装置において、スロットル弁の形状を変更すること
により吸気流量を調整するものとして、実開昭48−4
1916号公報、実開昭53−142617号公報およ
び実開平1−85433号公報に開示されるものが知ら
れている。スロットル装置に流入する吸気流量はエアフ
ロメータ等によって測定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、スロットル弁の
近傍にエアフロメータを配設することにより吸気系の小
型化を図ろうとする要求がある。しかしながら、スロッ
トル弁の上流近傍ではスロットル弁の上流片側を流れる
吸気の流速が下流片側よりも速くなり、流路断面上の位
置により流速がばらつくのでスロットル装置の上流近傍
に配設したエアフロメータで吸気流量を高精度に測定す
ることは困難である。さらに、吸気流れがスロットル弁
に衝突することによりスロットル弁の上流片の外周縁に
おいて吸気流れが乱れ渦流等が発生するので、吸気流量
を高精度に測定することが困難になる。
近傍にエアフロメータを配設することにより吸気系の小
型化を図ろうとする要求がある。しかしながら、スロッ
トル弁の上流近傍ではスロットル弁の上流片側を流れる
吸気の流速が下流片側よりも速くなり、流路断面上の位
置により流速がばらつくのでスロットル装置の上流近傍
に配設したエアフロメータで吸気流量を高精度に測定す
ることは困難である。さらに、吸気流れがスロットル弁
に衝突することによりスロットル弁の上流片の外周縁に
おいて吸気流れが乱れ渦流等が発生するので、吸気流量
を高精度に測定することが困難になる。
【0004】前述した実開昭48−41916号公報、
実開昭53−142617号公報および実開平1−85
433号公報に開示されるスロットル装置は、スロット
ル弁の形状を変更することにより吸気流量を調整するこ
とを目的としており、吸気流量の測定精度を向上させる
ことを目的としたものではない。スロットル弁から上流
側に遠ざかった位置にエアフロメータを配設すればスロ
ットル弁による流速のばらつきと吸気流れの乱れはなく
なり、吸気流量を高精度に測定できるが、スロットル装
置の軸長が長くなりスロットル装置が大型化するという
問題がある。
実開昭53−142617号公報および実開平1−85
433号公報に開示されるスロットル装置は、スロット
ル弁の形状を変更することにより吸気流量を調整するこ
とを目的としており、吸気流量の測定精度を向上させる
ことを目的としたものではない。スロットル弁から上流
側に遠ざかった位置にエアフロメータを配設すればスロ
ットル弁による流速のばらつきと吸気流れの乱れはなく
なり、吸気流量を高精度に測定できるが、スロットル装
置の軸長が長くなりスロットル装置が大型化するという
問題がある。
【0005】本発明の目的は、上流側における吸気流量
の高精度な測定を可能とするスロットル装置を提供する
ことにある。本発明の他の目的は、吸気流量の高精度な
測定を可能とするとともに、吸気流量測定装置とともに
吸気系の小型化が可能なスロットル装置を提供すること
にある。
の高精度な測定を可能とするスロットル装置を提供する
ことにある。本発明の他の目的は、吸気流量の高精度な
測定を可能とするとともに、吸気流量測定装置とともに
吸気系の小型化が可能なスロットル装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1または
2記載のスロットル装置によると、スロットル弁の上流
片側の流路面積が下流片側の流路面積よりも小さいの
で、上流片側の流路抵抗が下流片側の流路抵抗よりも大
きくなり、上流片側の流路面積と下流片側の流路面積と
が等しい場合に比べ上流片側の流速が遅くなる。したが
って、上流片側の流速と下流片側の流速との差が減少し
スロットル弁の上流近傍の流路断面において吸気流れの
流速が均一化するので、スロットル弁の上流において吸
気流量を高精度に測定できる。
2記載のスロットル装置によると、スロットル弁の上流
片側の流路面積が下流片側の流路面積よりも小さいの
で、上流片側の流路抵抗が下流片側の流路抵抗よりも大
きくなり、上流片側の流路面積と下流片側の流路面積と
が等しい場合に比べ上流片側の流速が遅くなる。したが
って、上流片側の流速と下流片側の流速との差が減少し
スロットル弁の上流近傍の流路断面において吸気流れの
流速が均一化するので、スロットル弁の上流において吸
気流量を高精度に測定できる。
【0007】本発明の請求項3記載のスロットル装置に
よると、スロットル弁の上流片の下流面が吸気内壁に向
けて盛上がっているので、盛上がり部がない場合よりも
上流片と吸気内壁とが形成する流路面積が小さくなる。
すると、下流片側に比べて上流片側の流路面積が小さく
なるので上流片側の流速と下流片側の流速との差が減少
しスロットル弁の上流近傍の流路断面において吸気流れ
の流速が均一化するので、吸気流量を高精度に測定でき
る。ここで、下流面とはスロットル弁の吸気下流側に面
している面のことであり、上流面とはスロットル弁の吸
気上流側に面している面のことである。
よると、スロットル弁の上流片の下流面が吸気内壁に向
けて盛上がっているので、盛上がり部がない場合よりも
上流片と吸気内壁とが形成する流路面積が小さくなる。
すると、下流片側に比べて上流片側の流路面積が小さく
なるので上流片側の流速と下流片側の流速との差が減少
しスロットル弁の上流近傍の流路断面において吸気流れ
の流速が均一化するので、吸気流量を高精度に測定でき
る。ここで、下流面とはスロットル弁の吸気下流側に面
している面のことであり、上流面とはスロットル弁の吸
気上流側に面している面のことである。
【0008】本発明の請求項4記載のスロットル装置に
よると、上流片側にスロットル弁の回転軸が偏っている
ので、上流片の外周縁の移動距離が下流片の外周縁の移
動距離よりも短くなり、上流片側の流路面積の増減率が
下流片側の流路面積の増減率よりも小さくなる。したが
って、下流片側に比べて上流片側の流路面積が小さくな
るので上流片側の流速と下流片側の流速との差が減少し
スロットル弁の上流近傍の流路断面において吸気流れの
流速が均一化するので、吸気流量を高精度に測定でき
る。
よると、上流片側にスロットル弁の回転軸が偏っている
ので、上流片の外周縁の移動距離が下流片の外周縁の移
動距離よりも短くなり、上流片側の流路面積の増減率が
下流片側の流路面積の増減率よりも小さくなる。したが
って、下流片側に比べて上流片側の流路面積が小さくな
るので上流片側の流速と下流片側の流速との差が減少し
スロットル弁の上流近傍の流路断面において吸気流れの
流速が均一化するので、吸気流量を高精度に測定でき
る。
【0009】本発明の請求項5記載のスロットル装置に
よると、下流片側の吸気内壁に拡大部を設けたことによ
り上流片側の流路面積よりも下流片側の流路面積を大き
くしている。したがって、下流片側に比べて上流片側の
流路面積が小さくなるので上流片側の流速と下流片側の
流速との差が減少しスロットル弁の上流近傍の流路断面
において吸気流れの流速が均一化するので、吸気流量を
高精度に測定できる。
よると、下流片側の吸気内壁に拡大部を設けたことによ
り上流片側の流路面積よりも下流片側の流路面積を大き
くしている。したがって、下流片側に比べて上流片側の
流路面積が小さくなるので上流片側の流速と下流片側の
流速との差が減少しスロットル弁の上流近傍の流路断面
において吸気流れの流速が均一化するので、吸気流量を
高精度に測定できる。
【0010】本発明の請求項6記載のスロットル装置に
よると、スロットル弁の上流片の上流面の外周縁部に上
流側に突出する突部を設けたことにより、スロットル弁
に衝突する吸気流れが突部で上流片側および下流片側に
分流されるので、スロットル弁の上流近傍において吸気
流れに渦流等の乱れが生じにくくなる。したがって、吸
気流量を高精度に測定できる。
よると、スロットル弁の上流片の上流面の外周縁部に上
流側に突出する突部を設けたことにより、スロットル弁
に衝突する吸気流れが突部で上流片側および下流片側に
分流されるので、スロットル弁の上流近傍において吸気
流れに渦流等の乱れが生じにくくなる。したがって、吸
気流量を高精度に測定できる。
【0011】本発明の請求項7記載のスロットル装置に
よると、吸気流れに対してなだらかな面を突部が有する
ことにより、吸気流れが突部で分流される際に吸気流れ
に乱れが生じにくくなる。したがって、吸気流量を高精
度に測定できる。本発明の請求項8記載のスロットル装
置によると、上流片の外周縁に向かう斜面と、下流片の
外周縁に向かう斜面とを突部が有することにより、吸気
流れが各斜面に沿って上流片側および下流片側に乱れる
ことなく分流される。したがって、吸気流量を高精度に
測定できる。
よると、吸気流れに対してなだらかな面を突部が有する
ことにより、吸気流れが突部で分流される際に吸気流れ
に乱れが生じにくくなる。したがって、吸気流量を高精
度に測定できる。本発明の請求項8記載のスロットル装
置によると、上流片の外周縁に向かう斜面と、下流片の
外周縁に向かう斜面とを突部が有することにより、吸気
流れが各斜面に沿って上流片側および下流片側に乱れる
ことなく分流される。したがって、吸気流量を高精度に
測定できる。
【0012】本発明の請求項9記載のスロットル装置に
よると、請求項1〜8のいずれか一項記載のスロットル
装置において、スロットル弁の回動と干渉しないスロッ
トル弁の上流近傍に吸気流量測定装置を配設することに
より、吸気系を小型化し、かつ吸気流量を高精度に測定
できる。ここで、流路断面上においてほぼ等しい流速で
スロットル弁に流れてきた吸気流れは、スロットル弁の
上流近傍において下流片側の流速が上流片側の流速より
も遅くなり流速がばらつく。ばらつく前の流速とほぼ等
しい流速はスロットル弁の回転軸よりも上流片側に存在
する。したがって、本発明の請求項10記載のスロット
ル装置のように、吸気通路の軸と直交する平面において
上流片側に偏った位置に吸気流量測定装置を配設するこ
とにより、吸気流量を高精度に測定できる。
よると、請求項1〜8のいずれか一項記載のスロットル
装置において、スロットル弁の回動と干渉しないスロッ
トル弁の上流近傍に吸気流量測定装置を配設することに
より、吸気系を小型化し、かつ吸気流量を高精度に測定
できる。ここで、流路断面上においてほぼ等しい流速で
スロットル弁に流れてきた吸気流れは、スロットル弁の
上流近傍において下流片側の流速が上流片側の流速より
も遅くなり流速がばらつく。ばらつく前の流速とほぼ等
しい流速はスロットル弁の回転軸よりも上流片側に存在
する。したがって、本発明の請求項10記載のスロット
ル装置のように、吸気通路の軸と直交する平面において
上流片側に偏った位置に吸気流量測定装置を配設するこ
とにより、吸気流量を高精度に測定できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
複数の実施例を図面に基づいて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例によるスロットル装
置を図1〜図6に示す。図1に示すように、スロットル
装置10のスロットル弁20は回転軸としてのスロット
ル軸30に取り付けられ、開度に応じて吸気通路100
を流れる吸気流量を調整する。スロットル弁20は全体
として補正手段を構成している。スロットル軸30はス
ロットルボディ11に回動自在に支持されている。スロ
ットル弁20の上流近傍のスロットル弁20の回動と干
渉しない位置に吸気流量測定装置としてのエアフロメー
タ40の吸気口41が配設されている。
複数の実施例を図面に基づいて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例によるスロットル装
置を図1〜図6に示す。図1に示すように、スロットル
装置10のスロットル弁20は回転軸としてのスロット
ル軸30に取り付けられ、開度に応じて吸気通路100
を流れる吸気流量を調整する。スロットル弁20は全体
として補正手段を構成している。スロットル軸30はス
ロットルボディ11に回動自在に支持されている。スロ
ットル弁20の上流近傍のスロットル弁20の回動と干
渉しない位置に吸気流量測定装置としてのエアフロメー
タ40の吸気口41が配設されている。
【0014】スロットル弁20は円形状に形成された弁
本体21と補正手段としての樹脂製の補正部材22とか
らなる。また、スロットル弁20はスロットル軸30を
境にして吸気上流側に回転する上流片20aと、吸気下
流側に回転する下流片20bとに分けられている。図2
に示すように、補正部材22は半円状に形成されてお
り、上流片20aの下流面に取付けられている。上流片
20aの外周縁付近の補正部材22はスロットル軸30
近傍の補正部材22よりも厚く、図1に示すように吸気
通路100を形成するスロットルボディ11の吸気内壁
11aに向けて盛上がっている。補正部材22の外周縁
は弁本体21の外周縁よりも僅かに内周側に位置してい
る。これは、スロットル弁20が回動するときに厚みの
ある補正部材22の外周縁が吸気内壁11aと接触しな
いようにするためである。
本体21と補正手段としての樹脂製の補正部材22とか
らなる。また、スロットル弁20はスロットル軸30を
境にして吸気上流側に回転する上流片20aと、吸気下
流側に回転する下流片20bとに分けられている。図2
に示すように、補正部材22は半円状に形成されてお
り、上流片20aの下流面に取付けられている。上流片
20aの外周縁付近の補正部材22はスロットル軸30
近傍の補正部材22よりも厚く、図1に示すように吸気
通路100を形成するスロットルボディ11の吸気内壁
11aに向けて盛上がっている。補正部材22の外周縁
は弁本体21の外周縁よりも僅かに内周側に位置してい
る。これは、スロットル弁20が回動するときに厚みの
ある補正部材22の外周縁が吸気内壁11aと接触しな
いようにするためである。
【0015】図3および図4に示すように、吸気入口4
1aおよび吸気出口41bを設けたエアフロメータ40
の吸気口41は、スロットル軸30を含み吸気通路10
0の軸と平行な仮想平面上に配設されている。吸気入口
41aから流入した吸気はU字状のバイパス通路および
ベンチュリ通路をそれぞれ通過して吸気出口41bで合
流し流出する。センサ部42は吸気口41内に設けられ
ており、センサ部42で検知した吸気流量信号をコネク
タ43から図示しないエンジン制御装置に送出する。
1aおよび吸気出口41bを設けたエアフロメータ40
の吸気口41は、スロットル軸30を含み吸気通路10
0の軸と平行な仮想平面上に配設されている。吸気入口
41aから流入した吸気はU字状のバイパス通路および
ベンチュリ通路をそれぞれ通過して吸気出口41bで合
流し流出する。センサ部42は吸気口41内に設けられ
ており、センサ部42で検知した吸気流量信号をコネク
タ43から図示しないエンジン制御装置に送出する。
【0016】次に、スロットル装置10の作動について
説明する。図5の二点鎖線は、全閉時のスロットル弁2
0の位置を示している。スロットル弁20が全閉位置か
ら開弁方向に回転すると、上流片20aに取り付けられ
た補正部材22の盛上がり部22aと吸気内壁11aと
の距離は下流片20bと吸気内壁11aとの距離よりも
短くなる。つまり、上流片20aと吸気内壁11aとが
形成する流路100aの面積は下流片20bと吸気内壁
11aとが形成する流路100bの面積よりも小さくな
る。つまり、下流片20b側よりも上流片20a側の流
路抵抗が大きくなる。
説明する。図5の二点鎖線は、全閉時のスロットル弁2
0の位置を示している。スロットル弁20が全閉位置か
ら開弁方向に回転すると、上流片20aに取り付けられ
た補正部材22の盛上がり部22aと吸気内壁11aと
の距離は下流片20bと吸気内壁11aとの距離よりも
短くなる。つまり、上流片20aと吸気内壁11aとが
形成する流路100aの面積は下流片20bと吸気内壁
11aとが形成する流路100bの面積よりも小さくな
る。つまり、下流片20b側よりも上流片20a側の流
路抵抗が大きくなる。
【0017】ここで、補正部材22を取付けておらず、
上流片と吸気内壁11aとが形成する流路100aの面
積が下流片と吸気内壁11aとが形成する流路100b
の面積とほぼ等しいスロットル弁の場合、スロットル弁
の上流近傍において吸気流路100を流れる吸気の流速
は上流片側の方が下流片側よりも速くなり、流路断面に
おいて流速がばらつく。
上流片と吸気内壁11aとが形成する流路100aの面
積が下流片と吸気内壁11aとが形成する流路100b
の面積とほぼ等しいスロットル弁の場合、スロットル弁
の上流近傍において吸気流路100を流れる吸気の流速
は上流片側の方が下流片側よりも速くなり、流路断面に
おいて流速がばらつく。
【0018】しかし第1実施例では、上流片20aの下
流面に補正部材22を取付けたことにより下流片20b
側よりも上流片20a側の流路抵抗が大きくなり、上流
片20a側の流速と下流片20b側の流速との差が小さ
くなる。したがって、流路断面において吸気流れの流速
が均一化されるとともに、吸気通路100の軸に対して
斜め方向の吸気流れが発生することを抑制するので、ス
ロットル弁20に衝突して流速がばらつく前とほぼ等し
い吸気流れの流速を測定できる。これにより、吸気流量
を高精度に測定できる。
流面に補正部材22を取付けたことにより下流片20b
側よりも上流片20a側の流路抵抗が大きくなり、上流
片20a側の流速と下流片20b側の流速との差が小さ
くなる。したがって、流路断面において吸気流れの流速
が均一化されるとともに、吸気通路100の軸に対して
斜め方向の吸気流れが発生することを抑制するので、ス
ロットル弁20に衝突して流速がばらつく前とほぼ等し
い吸気流れの流速を測定できる。これにより、吸気流量
を高精度に測定できる。
【0019】(第2実施例)本発明の第2実施例を図7
に示す。スロットル弁50の上流片50a側の外周縁よ
りも僅かに内周側に、弁本体21を変形させることによ
り吸気内壁11aに向けて盛上がる補正手段としての円
弧状の縁部23が形成されている。スロットル弁50は
全体として補正手段を構成している。
に示す。スロットル弁50の上流片50a側の外周縁よ
りも僅かに内周側に、弁本体21を変形させることによ
り吸気内壁11aに向けて盛上がる補正手段としての円
弧状の縁部23が形成されている。スロットル弁50は
全体として補正手段を構成している。
【0020】スロットル弁50が全閉位置から開弁方向
に回転すると、縁部23と吸気内壁11aとの距離は下
流片50bと吸気内壁11aとの距離よりも短くなる。
つまり、上流片50aと吸気内壁11aとが形成する流
路100aの面積は下流片50bと吸気内壁11aとが
形成する流路100bの面積よりも小さくなる。したが
って、スロットル弁50の上流近傍において上流片50
a側の流速と下流片50b側の流速との差が小さくなり
流路断面において吸気流れの流速が均一化されるととも
に、吸気通路100の軸に対して斜め方向の吸気流れが
発生することを抑制するので、吸気流量を高精度に測定
できる。
に回転すると、縁部23と吸気内壁11aとの距離は下
流片50bと吸気内壁11aとの距離よりも短くなる。
つまり、上流片50aと吸気内壁11aとが形成する流
路100aの面積は下流片50bと吸気内壁11aとが
形成する流路100bの面積よりも小さくなる。したが
って、スロットル弁50の上流近傍において上流片50
a側の流速と下流片50b側の流速との差が小さくなり
流路断面において吸気流れの流速が均一化されるととも
に、吸気通路100の軸に対して斜め方向の吸気流れが
発生することを抑制するので、吸気流量を高精度に測定
できる。
【0021】(第3実施例)本発明の第3実施例を図8
および図9に示す。エアフロメータ40の吸気口41
は、全体として吸気通路100の中心軸120から上流
片20a側に平行移動している。図8および図9に示す
エアフロメータ40の中心軸121は中心軸120から
L1 上流片20a側に偏っている。
および図9に示す。エアフロメータ40の吸気口41
は、全体として吸気通路100の中心軸120から上流
片20a側に平行移動している。図8および図9に示す
エアフロメータ40の中心軸121は中心軸120から
L1 上流片20a側に偏っている。
【0022】スロットル弁20の上流近傍において、上
流片20a側の流速と下流片20b側の流速との差は補
正部材22により小さくなり流路断面において吸気流れ
の流速は均一化されるが、中心軸120上の流速は吸気
流れがスロットル弁20に衝突することにより流速がば
らつく前よりも遅くなる傾向にある。流速がばらつく前
とほぼ等しい吸気流れの流速は、中心軸120上よりも
上流片20a側に偏ったエアフロメータ40の中心軸1
21上に存在する。
流片20a側の流速と下流片20b側の流速との差は補
正部材22により小さくなり流路断面において吸気流れ
の流速は均一化されるが、中心軸120上の流速は吸気
流れがスロットル弁20に衝突することにより流速がば
らつく前よりも遅くなる傾向にある。流速がばらつく前
とほぼ等しい吸気流れの流速は、中心軸120上よりも
上流片20a側に偏ったエアフロメータ40の中心軸1
21上に存在する。
【0023】第3実施例では、上流片20a側にエアフ
ロメータ40を偏らせたことにより、吸気流量をより高
精度に測定できる。また、第3実施例ではエアフロメー
タ40の吸気入口および吸気出口の両方を上流片20a
側に偏らせたが、吸気入口および吸気出口のいずれか一
方を少なくとも上流片20aに偏らせることにより、吸
気流量を高精度に測定可能である。
ロメータ40を偏らせたことにより、吸気流量をより高
精度に測定できる。また、第3実施例ではエアフロメー
タ40の吸気入口および吸気出口の両方を上流片20a
側に偏らせたが、吸気入口および吸気出口のいずれか一
方を少なくとも上流片20aに偏らせることにより、吸
気流量を高精度に測定可能である。
【0024】(第4実施例)本発明の第4実施例を図1
0および図11に示す。補正手段としてのスロットル弁
51の弁本体21は、弁本体21の直径上、つまり吸気
通路100の中心軸120上ではなく、上流片51a側
に平行移動し偏った位置でスロットル軸30に取り付け
られている。中心軸120と平行でスロットル軸30を
通る仮想直線122と中心軸120とはL2 離れてい
る。
0および図11に示す。補正手段としてのスロットル弁
51の弁本体21は、弁本体21の直径上、つまり吸気
通路100の中心軸120上ではなく、上流片51a側
に平行移動し偏った位置でスロットル軸30に取り付け
られている。中心軸120と平行でスロットル軸30を
通る仮想直線122と中心軸120とはL2 離れてい
る。
【0025】全閉位置から開弁方向にスロットル弁51
が回転すると、上流片51aの外周縁の移動距離は下流
片51bの外周縁の移動距離よりも短くなり、流路10
0aの面積増減率は流路100bの面積増減率よりも小
さくなる。したがって、下流片51b側の流路100b
の面積に比べ上流片51a側の流路100aの面積が小
さくなるので、上流片51a側の流速と下流片51b側
の流速との差が減少し流路断面において吸気流れの流速
が均一化するとともに、吸気通路100の軸に対して斜
め方向の吸気流れが発生することを抑制する。
が回転すると、上流片51aの外周縁の移動距離は下流
片51bの外周縁の移動距離よりも短くなり、流路10
0aの面積増減率は流路100bの面積増減率よりも小
さくなる。したがって、下流片51b側の流路100b
の面積に比べ上流片51a側の流路100aの面積が小
さくなるので、上流片51a側の流速と下流片51b側
の流速との差が減少し流路断面において吸気流れの流速
が均一化するとともに、吸気通路100の軸に対して斜
め方向の吸気流れが発生することを抑制する。
【0026】第4実施例では、スロットル軸30に弁本
体21を取り付ける位置を弁本体21の直径上ではなく
上流片51a側に偏らせたことにより、部品点数を増や
すことなく吸気流量を高精度に測定できる。 (第5実施例)本発明の第5実施例を図12および図1
3に示す。
体21を取り付ける位置を弁本体21の直径上ではなく
上流片51a側に偏らせたことにより、部品点数を増や
すことなく吸気流量を高精度に測定できる。 (第5実施例)本発明の第5実施例を図12および図1
3に示す。
【0027】スロットル弁52の弁本体21は、弁本体
21の直径上でスロットル軸30に取付けけられてい
る。吸気通路100を形成するスロットルボディ60の
吸気内壁60aの下流片52b側に拡大部としての凹部
61が形成され、凹部61が補正手段を構成している。
凹部61の上流端は、全閉時に吸気通路100が閉塞さ
れるように全閉時の下流片52bよりも吸気下流側に位
置している。
21の直径上でスロットル軸30に取付けけられてい
る。吸気通路100を形成するスロットルボディ60の
吸気内壁60aの下流片52b側に拡大部としての凹部
61が形成され、凹部61が補正手段を構成している。
凹部61の上流端は、全閉時に吸気通路100が閉塞さ
れるように全閉時の下流片52bよりも吸気下流側に位
置している。
【0028】スロットル弁52が全閉位置から所定開度
以上開弁方向に回転すると、下流片52bと凹部61と
が形成する流路100bの面積は上流片52aと吸気内
壁60aとが形成する流路100aの面積よりも大きく
なる。したがって、スロットル弁52の上流近傍におい
て上流片52a側の流速と下流片52b側の流速との差
が小さくなり、流路断面において吸気流れの流速が均一
化するとともに、吸気通路100の軸に対して斜め方向
の吸気流れが発生することを抑制する。
以上開弁方向に回転すると、下流片52bと凹部61と
が形成する流路100bの面積は上流片52aと吸気内
壁60aとが形成する流路100aの面積よりも大きく
なる。したがって、スロットル弁52の上流近傍におい
て上流片52a側の流速と下流片52b側の流速との差
が小さくなり、流路断面において吸気流れの流速が均一
化するとともに、吸気通路100の軸に対して斜め方向
の吸気流れが発生することを抑制する。
【0029】したがって第5実施例では、下流片52b
側の吸気内壁60aに凹部61を形成することにより、
部品点数を増やすことなく吸気流量を高精度に測定でき
る。 (第6実施例)本発明の第6実施例を図14に示す。補
正手段としての第6実施例のスロットル弁53は、第1
実施例のスロットル弁20の構成に加え、上流片53a
の上流面に樹脂で形成された半円状の分流部材24が取
り付けられている。分流部材24は、上流片53aの外
周縁に向かうなだらかな斜面24aと、下流片53bの
外周縁に向かうなだらかな斜面24bとを有している。
斜面24aと斜面24bとの境界面24cは、上流片5
3aの上流面側の外周縁部に位置し、吸気上流側に突出
する突部を構成している。斜面24aおよび境界面24
cは滑らかな曲面で構成されている。
側の吸気内壁60aに凹部61を形成することにより、
部品点数を増やすことなく吸気流量を高精度に測定でき
る。 (第6実施例)本発明の第6実施例を図14に示す。補
正手段としての第6実施例のスロットル弁53は、第1
実施例のスロットル弁20の構成に加え、上流片53a
の上流面に樹脂で形成された半円状の分流部材24が取
り付けられている。分流部材24は、上流片53aの外
周縁に向かうなだらかな斜面24aと、下流片53bの
外周縁に向かうなだらかな斜面24bとを有している。
斜面24aと斜面24bとの境界面24cは、上流片5
3aの上流面側の外周縁部に位置し、吸気上流側に突出
する突部を構成している。斜面24aおよび境界面24
cは滑らかな曲面で構成されている。
【0030】スロットル弁53に向けて流れてきた吸気
流れは、斜面24aおよび斜面24bに案内されること
により渦流等の吸気流れの乱れを発生することなく、矢
印111および112に示すように上流片53a側およ
び下流片53b側にそれぞれ分流する。したがって、補
正部材22により上流片53a側の流速と下流片53b
側の流速との差が小さくなるとともに、上流片53aの
外周縁部で流れが乱れやすい吸気流れが分流部材24に
より乱れることなく分流されるので、吸気流量を高精度
に測定できる。
流れは、斜面24aおよび斜面24bに案内されること
により渦流等の吸気流れの乱れを発生することなく、矢
印111および112に示すように上流片53a側およ
び下流片53b側にそれぞれ分流する。したがって、補
正部材22により上流片53a側の流速と下流片53b
側の流速との差が小さくなるとともに、上流片53aの
外周縁部で流れが乱れやすい吸気流れが分流部材24に
より乱れることなく分流されるので、吸気流量を高精度
に測定できる。
【0031】第6実施例では、斜面24aおよび境界面
24cを滑らかな曲面で構成したが、吸気流れに乱れを
生じさせることなく上流片側53aおよび下流片側53
bに吸気流れを分流できるのであれば、吸気流れの上流
側に突出する突部として、例えば断面三角形状の分流部
材を上流片53aの上流面側の外周縁部に取り付けても
よい。
24cを滑らかな曲面で構成したが、吸気流れに乱れを
生じさせることなく上流片側53aおよび下流片側53
bに吸気流れを分流できるのであれば、吸気流れの上流
側に突出する突部として、例えば断面三角形状の分流部
材を上流片53aの上流面側の外周縁部に取り付けても
よい。
【0032】(第7実施例)本発明の第7実施例を図1
5に示す。補正手段としてのスロットル弁54は、第6
実施例の分流部材24に代えて、弁本体21の上流面全
体に広がる分流部材25が弁本体21に取付けられてい
る。滑らかな曲面で構成される分流部材25の突部25
aは上流片54aの上流面の外周縁部に位置している。
分流部材25を取付ける部分のスロットル軸31は切欠
かれている。
5に示す。補正手段としてのスロットル弁54は、第6
実施例の分流部材24に代えて、弁本体21の上流面全
体に広がる分流部材25が弁本体21に取付けられてい
る。滑らかな曲面で構成される分流部材25の突部25
aは上流片54aの上流面の外周縁部に位置している。
分流部材25を取付ける部分のスロットル軸31は切欠
かれている。
【0033】第7実施例においても第6実施例と同様
に、補正部材22により上流片54a側の流速と下流片
54b側の流速との差が小さくなるとともに、分流部材
25により吸気流れが乱れることなく分流されるので、
吸気流量を高精度に測定できる。以上説明した上記複数
の実施例のうち、補正部材22をスロットル弁に取付け
るものでは、上流片側の流速と下流片側の流速との差を
小さくし、吸気流量を高精度に測定することを目的とし
て取付けられているが、補正部材の取付位置および形状
を調整することにより、上流片側の流速と下流片側の流
速との差を小さくし、かつスロットル弁を通過する吸気
流量を所望の流量特性に制御することも可能である。
に、補正部材22により上流片54a側の流速と下流片
54b側の流速との差が小さくなるとともに、分流部材
25により吸気流れが乱れることなく分流されるので、
吸気流量を高精度に測定できる。以上説明した上記複数
の実施例のうち、補正部材22をスロットル弁に取付け
るものでは、上流片側の流速と下流片側の流速との差を
小さくし、吸気流量を高精度に測定することを目的とし
て取付けられているが、補正部材の取付位置および形状
を調整することにより、上流片側の流速と下流片側の流
速との差を小さくし、かつスロットル弁を通過する吸気
流量を所望の流量特性に制御することも可能である。
【0034】また、補正部材22、分流部材24および
25を有するスロットル装置では、補正部材22、分流
部材24および25を樹脂で弁本体と別体に形成した
が、金属材で弁本体と別体に形成してもよいし、弁本体
と同じ材質で弁本体と一体に形成してもよい。また、以
上説明した複数の実施例では、吸気通路の断面における
一部の吸気流量を測定するバイパス式の吸気流量測定装
置としてのエアフロメータ40の下流側に設置されるス
ロットル装置において、そのスロットル弁が開くときの
上流片による流路面積と下流片による流路面積とを調整
し、上流側に設置される吸気流量測定装置における測定
値の変動を防止している。
25を有するスロットル装置では、補正部材22、分流
部材24および25を樹脂で弁本体と別体に形成した
が、金属材で弁本体と別体に形成してもよいし、弁本体
と同じ材質で弁本体と一体に形成してもよい。また、以
上説明した複数の実施例では、吸気通路の断面における
一部の吸気流量を測定するバイパス式の吸気流量測定装
置としてのエアフロメータ40の下流側に設置されるス
ロットル装置において、そのスロットル弁が開くときの
上流片による流路面積と下流片による流路面積とを調整
し、上流側に設置される吸気流量測定装置における測定
値の変動を防止している。
【0035】かかる効果は、上流片による流路面積を下
流片による流路面積より小さく調整することで、上流片
による流路に向けて偏って流れようとする吸入空気の流
れが補正され、スロットル弁の上流片の外周縁における
乱流が低減されるためとも考えられる。そして、各実施
例におけるスロットル弁の形状などは、スロットル開度
の全域に渡って均一な測定値の変動防止効果が得られる
ように設定されることが望ましいが、最も多用されるス
ロットル開度域において、あるいは最も測定精度が要求
される流量域において最も高い変動防止効果が得られる
ように設定してもよい。
流片による流路面積より小さく調整することで、上流片
による流路に向けて偏って流れようとする吸入空気の流
れが補正され、スロットル弁の上流片の外周縁における
乱流が低減されるためとも考えられる。そして、各実施
例におけるスロットル弁の形状などは、スロットル開度
の全域に渡って均一な測定値の変動防止効果が得られる
ように設定されることが望ましいが、最も多用されるス
ロットル開度域において、あるいは最も測定精度が要求
される流量域において最も高い変動防止効果が得られる
ように設定してもよい。
【0036】また、以上に述べた実施例では、エンジン
の吸気装置の一部である吸気通路形成部材としてのスロ
ットルボディを共通の部材として、スロットル弁と吸気
流量測定装置としてのエアフロメータ40とを搭載した
スロットル装置を提供している。しかしながら、スロッ
トル弁を備えたスロットルボディと、エアフロメータ4
0を搭載固定し、スロットルボディに連結されるダクト
としての筒状部とを別体とし、これらスロットルボディ
と筒状部との連結体としてスロットル装置を構成しても
よい。
の吸気装置の一部である吸気通路形成部材としてのスロ
ットルボディを共通の部材として、スロットル弁と吸気
流量測定装置としてのエアフロメータ40とを搭載した
スロットル装置を提供している。しかしながら、スロッ
トル弁を備えたスロットルボディと、エアフロメータ4
0を搭載固定し、スロットルボディに連結されるダクト
としての筒状部とを別体とし、これらスロットルボディ
と筒状部との連結体としてスロットル装置を構成しても
よい。
【図1】本発明の第1実施例によるスロットル装置を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】第1実施例のスロットル弁を示す斜視図であ
る。
る。
【図3】図1のIII 方向矢視図を90°時計回りに回転
したものである。
したものである。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】第1実施例によるスロットル装置の主要部を示
す断面図である。
す断面図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【図7】本発明の第2実施例によるスロットル装置の主
要部を示す断面図である。
要部を示す断面図である。
【図8】本発明の第3実施例によるスロットル装置を示
す断面図である。
す断面図である。
【図9】図8のIX方向矢視図を90°時計回りに回転し
たものである。
たものである。
【図10】本発明の第4実施例によるスロットル装置の
主要部を示す断面図である。
主要部を示す断面図である。
【図11】図10のXI−XI線断面図である。
【図12】本発明の第5実施例によるスロットル装置の
主要部を示す断面図である。
主要部を示す断面図である。
【図13】図12のXIII−XIII線断面図である。
【図14】本発明の第6実施例によるスロットル装置の
主要部を示す断面図である。
主要部を示す断面図である。
【図15】本発明の第7実施例によるスロットル装置の
主要部を示す断面図である。
主要部を示す断面図である。
10 スロットル装置 11 スロットルボディ 20 スロットル弁(補正手段) 20a 上流片 20b 下流片 21 弁本体 22 補正部材(補正手段) 23 縁部(補正手段) 24 分流部材 24a、24b 斜面 24c 境界面(突部) 25 分流部材 25a 突部 30、31 スロットル軸(回転軸) 40 エアフロメータ(吸気流量測定装置) 50、51、53、54 スロットル弁
(補正手段) 52 スロットル弁 50a、51a、52a、53a、54a 上流片 50b、51b、52b、53b、54b 下流片 60 スロットルボディ 61 凹部(拡大部) 100 吸気通路
(補正手段) 52 スロットル弁 50a、51a、52a、53a、54a 上流片 50b、51b、52b、53b、54b 下流片 60 スロットルボディ 61 凹部(拡大部) 100 吸気通路
Claims (10)
- 【請求項1】 吸気通路を形成するスロットルボディ
と、 開弁時に吸気上流側に回転する上流片、および開弁時に
吸気下流側に回転する下流片を有して前記スロットルボ
ディに回動自在に支持され、前記吸気通路を流れる吸気
流量を調整するスロットル弁とを備え、 前記下流片側の流路面積よりも前記上流片側の流路面積
が小さいことを特徴とするスロットル装置。 - 【請求項2】 前記下流片側の流路面積よりも前記上流
片側の流路面積を小さくする補正手段を備えることを特
徴とする請求項1記載のスロットル装置。 - 【請求項3】 前記補正手段は、前記吸気通路を形成す
る前記スロットルボディの吸気内壁に向けて前記上流片
の下流面が盛上がった前記スロットル弁であることを特
徴とする請求項2記載のスロットル装置。 - 【請求項4】 前記補正手段は、前記上流片側に回転軸
が偏った前記スロットル弁であることを特徴とする請求
項2記載のスロットル装置。 - 【請求項5】 前記補正手段は、前記上流片側の流路面
積よりも前記下流片側の流路面積を大きくするように前
記下流片側の吸気内壁に設けた拡大部であることを特徴
とする請求項2記載のスロットル装置。 - 【請求項6】 前記上流片の上流面の外周縁部に吸気上
流側に突出する突部を設けたことを特徴とする請求項1
〜5のいずれか一項記載のスロットル装置。 - 【請求項7】 前記突部は吸気流れに対してなだらかな
面を有することを特徴とする請求項6記載のスロットル
装置。 - 【請求項8】 前記突部は、前記上流片の外周縁に向か
う斜面と、前記下流片の外周縁に向かう斜面とを有する
ことを特徴とする請求項7記載のスロットル装置。 - 【請求項9】 前記スロットル弁の上流近傍に吸気流量
測定装置を配設することを特徴とする請求項1〜8のい
ずれか一項記載のスロットル装置。 - 【請求項10】 前記吸気流量測定装置は前記吸気通路
の軸と直交する平面において前記上流片側に偏って配設
されていることを特徴とする請求項9記載のスロットル
装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9066044A JPH10259741A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | スロットル装置 |
DE19811597A DE19811597A1 (de) | 1997-03-19 | 1998-03-17 | Drosselvorrichtung mit Luftströmungskompensationsfunktion |
US09/042,717 US6003490A (en) | 1997-03-19 | 1998-03-17 | Throttle device having air flow compensation function |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9066044A JPH10259741A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | スロットル装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10259741A true JPH10259741A (ja) | 1998-09-29 |
Family
ID=13304494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9066044A Pending JPH10259741A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | スロットル装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6003490A (ja) |
JP (1) | JPH10259741A (ja) |
DE (1) | DE19811597A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012013023A (ja) * | 2010-07-01 | 2012-01-19 | Denso Corp | スロットル装置 |
JP2015059624A (ja) * | 2013-09-19 | 2015-03-30 | いすゞ自動車株式会社 | バタフライ弁装置と内燃機関 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6684840B1 (en) * | 1999-10-27 | 2004-02-03 | Hitachi, Ltd. | Intake module, wiring module and control module for internal combustion engine |
EP1098078A3 (en) * | 1999-11-08 | 2002-07-03 | Siemens Canada Limited | Electronically controlled throttle valve with limp home mechanism |
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JP2002357132A (ja) * | 2001-05-30 | 2002-12-13 | Mitsubishi Electric Corp | 内燃機関の吸気量制御装置 |
US6899081B2 (en) | 2002-09-20 | 2005-05-31 | Visteon Global Technologies, Inc. | Flow conditioning device |
US6959915B1 (en) * | 2004-01-27 | 2005-11-01 | Brunswick Corporation | Attachment for a throttle plate to reduce sound |
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