JPH08338269A - 空気流量計一体型スロットルボディ - Google Patents

空気流量計一体型スロットルボディ

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Publication number
JPH08338269A
JPH08338269A JP7147109A JP14710995A JPH08338269A JP H08338269 A JPH08338269 A JP H08338269A JP 7147109 A JP7147109 A JP 7147109A JP 14710995 A JP14710995 A JP 14710995A JP H08338269 A JPH08338269 A JP H08338269A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
throttle
air
flow
sub
passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7147109A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Ozawa
正之 小澤
Shinya Igarashi
信弥 五十嵐
Shigenori Tawara
重則 田原
Atsushi Houkida
淳 伯耆田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Engineering Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Automotive Engineering Co Ltd
Priority to JP7147109A priority Critical patent/JPH08338269A/ja
Publication of JPH08338269A publication Critical patent/JPH08338269A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】副流路3の出口がスロットルシャフト9よりず
れた位置に開口し、スロットルバルブ8により形成され
る投影通気面積が、スロットルバルブ8の全閉から全開
までのあらゆる角度でも、スロットルシャフト9を中心
軸として、副通路出口部のある側が大きくなるような形
状とした。 【効果】空気流量計一体型スロットルボディのスロット
ルバルブ開閉度影響を従来品の1/2以下に低減するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発熱抵抗体式空気流量計
一体型スロットルボディに係り、特に、自動車エンジン
の吸入空気を検出し、燃料噴射量を制御するのに適する
内燃機関用の空気流量計一体型スロットルボディに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の発熱抵抗体式空気流量計一体型ス
ロットルボディで本発明に最も近いものとして特開平2
−205722号公報に記載の吸入空気量検出装置がある。特
開平2−205722号公報ではバックファイヤなどの逆流が
生じた時の吸入空気検出素子への影響を回避する構造と
なっているが、スロットルバルブ開閉により生じる吸入
空気検出誤差に対して考慮されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は発熱抵
抗体式空気流量計一体型スロットルボディの問題点の一
つであるスロットルバルブ開閉時に生じる吸入空気量検
出素子への影響をおさえることによって、計測精度を十
分に維持可能とすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】スロットルバルブ開閉時
に生じる吸入空気量検出素子への影響を抑えるために投
影通気面積がスロットル開閉角度にかかわらずスロット
ルシャフトを中心軸として副流路出口が大きくなるよう
なスロットルバルブ形状とする。
【0005】
【作用】空気流量計をスロットルボディと一体化(近
接)すると、空気流量計部分の空気の流れがスロットル
バルブの開度の影響を受け、計測誤差を生じるという問
題がある。特に、吸入空気量が少ない時には、主流路に
比べて通気抵抗が大きい副流路は空気が流れにくく、副
流路への空気の分配率が低下しマイナスの出力誤差を生
じやすい。また、高流量時は、副流路上流の流速分布の
変化により副流路への空気流入量が変化するため、計測
誤差を生じる。
【0006】本発明はスロットルバルブの形状によりそ
の開度が変化しても常に副流路の出口部の流速が相対的
に早くなるような流速分布を持たせることで、スロット
ルバルブ開度による空気流量の計測誤差を低減するもの
である。
【0007】すなわち、スロットルバルブの形状を、低
開度時にはバルブの片側の方が通気面積が広がるように
するとその上流の流速が相対的に速くなり、高開度にお
いてはバルブ端部が障害と成り流速を抑える部分を作る
ことで他の部分の流速を早めるように形成し、その低開
度でも高開度でも流速が相対的に速い位置に副流路の出
口を設けたものである。
【0008】従って、低流量時でも副流路出口の流速を
ある程度維持でき、出口が相対的に負圧部となることで
副流路内に空気を流しやすくし、マイナス誤差を低減で
きる。また、高流量においても副流路の出口部が速くな
る偏流を維持できるため、流速分布の変化を低減し計測
誤差を低減できる。
【0009】スロットルバルブの片側をくさび形とする
のは、低開度で片側の通気面積を大きく、高開度で流れ
の障害部を設けるための具体的な形状である。
【0010】副流路出口を、主流に対して平行にしてい
るのは、負圧発生による流入量増加をより有効にするた
めである。
【0011】また、副流路の入口をバルブに生じる動圧
が高まる位置に設けるのは、動圧が生じやすい高流量と
なるスロットルバルブが高開度付近で副流路の入口部の
動圧が高まるとその部分の流れが安定化し、より高精度
に流量計測可能とするものであり、この場合、副流路を
曲がりのある通路とし、出口を流速の相対的に速い位置
にする必要がある。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図6によ
り説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例を示す空気流量計
一体型スロットルボディの横断面であり、図2はその上
流側から見た正面図である。
【0014】空気流量計一体型スロットルボディ1には
主流路2とその内部に空気流量を検出する発熱抵抗体4
及び、吸入空気温度を検出する感温抵抗体5を備える副
流路3で形成されており、発熱抵抗体及び感温抵抗体は
支持部6を介し、駆動回路を内蔵するモジユール7と電
気的に接続されている。スロットルバルブはスロットル
バルブにより形成される投影通気面積がスロットルバル
ブ全開から全開までのあらゆる角度でも、スロットルシ
ャフト9を中心軸として、副流路の出口部3bのある側
が大きくなるような形状となっている。この構造によれ
ばスロットルバルブ開閉時にも、常に一定の流量が副流
路出口側部に流れ、特にスロットルバルブ全閉の近く
で、副流路入口部の流量が少なくなった時に、副流路の
出入口間で負圧が発生し、流量の吸い出し効果により、
副流路入口部に流れる流量が増加する。従って、スロッ
トルバルブ全開と全閉の近くにおける副流路に流れ込む
流量差が小さくなるため、スロットルバルブ開閉度にお
ける計測誤差が低減出来る。また、スロットルバルブ形
状の一実施例の上流側から見た正面図を図3に、また図
3のIII−III断面を図4に示す。本構造はスロットルバ
ルブの片側をくさび形10としている。この構造によれ
ばスロットルバルブの全閉の近くに空気が副流路出口側
にしか流れなくなり、より低流量の全閉の近くでも副流
路に流れ込む流量が大きくなり、スロットバルブ開閉度
による計測誤差が低減できる。
【0015】図5は空気流量計一体型スロットルボディ
の他の実施例の上流側から見た正面図である。また図6
は図5の横断面図である。本構造では、副流路は主流路
とは別体で形成され、副流路を空気流量計の回路モジユ
ールと一体化してスロットルボディに副流路が主流路内
に位置するように固定されたものである。この副流路出
口は主流に対してほぼ平行な構造となっており、副流路
出口部より流れ出てくる流量は主流路から流れてくる流
量とほぼ垂直に合流するため、スロットルバルブ全閉の
近くに発生する副流路の出入口間圧力差が大きくなり、
スロットルバルブ開閉度による計測誤差が低減できる。
【0016】また、副流路は曲がり部を有し、スロット
ルシャフトをほぼ垂直にのびる横通路構造となってお
り、副流路入口部3aがスロットルバルブの片側のくさ
び形をしている構造の上流側に配設されている。
【0017】本構造によれば高流量で、スロットルバル
ブ全開時には副流路入口部がスロットルバルブのくさび
先端に空気の流れが遮断されることによる動圧の高いと
ころに位置するため、急な副流路入口部流速分布の変化
を防ぐ等安定した流れを副流路に流入できるため、より
高精度な空気流量の計測が可能となる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、空気流量計一体型スロ
ットルボディのスロットルバルブ開度により生じる空気
流量計測誤差を従来の1/2以下に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の実施例の横断面図。
【図2】本発明の一実施例である空気流量計一体型スロ
ットルボディの上流から見た正面図。
【図3】本発明の一実施例であるスロットルバルブの上
流から見た正面図。
【図4】図2の実施例の横断面図。
【図5】本発明の一実施例である空気流量計一体型スロ
ットルバルブの上流から見た正面図。
【図6】図5の実施例の横断面図。
【符号の説明】
1…スロットルボディ、2…主流路、3…副流路、7…
回路モジュール、8…スロットルバルブ、9…スロット
ルシャフト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五十嵐 信弥 茨城県ひたちなか市大字高場字鹿島谷津 2477番地3日立オートモティブエンジニア リング株式会社内 (72)発明者 田原 重則 茨城県ひたちなか市大字高場字鹿島谷津 2477番地3日立オートモティブエンジニア リング株式会社内 (72)発明者 伯耆田 淳 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の吸気流路を構成する主流路と、
    内部に流量検出素子が配置される副流路と前記吸気流路
    を流れる空気量を制御するスロットルバルブを有するス
    ロッルボディと、一体的に構成してなる空気流量計一体
    型スロットルボディにおいて、前記副流路の出口がスロ
    ットルシャフトよりずれた位置に開口し、前記スロット
    ルシャフトを中心軸として分割される二つの空間の前記
    スロットルバルブにより形成される投影通気面積が、前
    記スロットルバルブがほぼ全閉から全開までのあらゆる
    角度でも、前記副流路の出口部のある側が大きくなるよ
    うな形状とすることを特徴とする空気流量計一体型スロ
    ットルボディ。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記副流路は前記空気
    流量計の回路モジュールと一体化され、前記主流路に固
    定される、あるいは、前記主流路及び前記副流路は前記
    空気流量計として一体化し、前記スロットルボディに固
    定されている空気流量計一体型スロットルボディ。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、前記スロット
    ルバルブの片側をくさび形とすることで投影面積を常に
    非対称としている空気流量計一体型スロットルボディ。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3において、前記副流
    路の出口を主流に対してほぼ平行とした空気流量計一体
    型スロットルボディ。
  5. 【請求項5】請求項1,2,3または4において、前記
    副流路は曲がり部があり、前記スロットルシャフトをほ
    ぼ垂直にのびる横通路があり、出口部が請求項1の位置
    にある空気流量計一体型スロットルボディ。
  6. 【請求項6】請求項4において、前記副流路の入口部
    が、前記スロットルバルブ全開付近で、前記スロットル
    バルブ形状により空気の流れにより生じる動圧が高まる
    位置に配置されている空気流量計一体型スロットルボデ
    ィ。
JP7147109A 1995-06-14 1995-06-14 空気流量計一体型スロットルボディ Pending JPH08338269A (ja)

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JP7147109A JPH08338269A (ja) 1995-06-14 1995-06-14 空気流量計一体型スロットルボディ

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JP7147109A JPH08338269A (ja) 1995-06-14 1995-06-14 空気流量計一体型スロットルボディ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08338269A true JPH08338269A (ja) 1996-12-24

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ID=15422729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7147109A Pending JPH08338269A (ja) 1995-06-14 1995-06-14 空気流量計一体型スロットルボディ

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JP (1) JPH08338269A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6003490A (en) * 1997-03-19 1999-12-21 Denso Corporation Throttle device having air flow compensation function
EP1041266A3 (en) * 1999-03-31 2001-02-07 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Control unit for controlling bypass in throttle body

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6003490A (en) * 1997-03-19 1999-12-21 Denso Corporation Throttle device having air flow compensation function
EP1041266A3 (en) * 1999-03-31 2001-02-07 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Control unit for controlling bypass in throttle body

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