JPH10257328A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH10257328A
JPH10257328A JP9072621A JP7262197A JPH10257328A JP H10257328 A JPH10257328 A JP H10257328A JP 9072621 A JP9072621 A JP 9072621A JP 7262197 A JP7262197 A JP 7262197A JP H10257328 A JPH10257328 A JP H10257328A
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JP
Japan
Prior art keywords
filter
processing means
scanning direction
image
image processing
Prior art date
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Pending
Application number
JP9072621A
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English (en)
Inventor
Hiromi Okubo
宏美 大久保
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • G06T2207/10008—Still image; Photographic image from scanner, fax or copier
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易なハードウェアによって、副走査方向の
ＭＴＦ特性を変倍率に合わせて変更することを可能とす
る画像処理装置を得る。 【解決手段】 フィルタ処理手段１０４は、シェーディ
ング補正手段１０３からの出力Ｄｉｊを入力して積和演
算回路２０１及び２０２で主走査方向の伝達特性（ＭＴ
Ｆ特性）を調整するフィルタ係数Ｃ１ｉｊ、副走査方向
の伝達特性を調整するフィルタ係数Ｃ２ｉｊとの畳み込
み演算を行う。各々の結果はかけ算回路２０３及び２０
４に入力して、各々ｎ１倍、ｎ２倍した後、足し算回路
２０５に入力し、Ｄｉｊとかけ算回路２０３及び２０４
からの出力を足し合わせ、フィルタ回路１０４の出力ｄ
ｉｊとする。システムコントローラ１０９は、指定され
た変倍率に応じて、フィルタ係数Ｃ１ｉｊ及びＣ２ｉｊ
と、かけ算回路２０３及び２０４におけるｎ１及びｎ２
を変更するように動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置に関
し、特に、入力された画像信号に対して画像品質を向上
させるためのフィルタ処理手段を有する画像処理装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】特開昭６１−６６４７２号公報にスムー
ジング回路とエッジ強調回路とを直列的構成とするフィ
ルタ装置についての例が開示されている。この装置では
絵柄中のエッジ度合いを可変とするために、シェーディ
ング補正後の画像信号に対して主走査方向に１度平滑化
処理をした画像信号に対して再度平滑化及びエッジ強調
を行い線型和を求めている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
６１−６６４７２号公報で開示している装置によると、
文字線画のエッジを主走査及び副走査独立にそのエッジ
強調度合いを調節することができず、スキャナ走行体の
動作速度の変更により副走査方向変倍を行う画像処理装
置に対しては全体のフィルタ係数を変更することにより
対応しなければならない。
【０００４】また、２５％から４００％までの変倍率に
対応しているようなデジタル複写機においては、複数の
フィルタ係数を持つことが必要になり、ハードウェアの
規模が増大してしまうという欠点がある。
【０００５】本発明は、上記の課題を鑑みてなされたも
のであり、簡易なハードウェアによって、副走査方向の
ＭＴＦ特性を変倍率に合わせて変更することを可能とす
る画像処理装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明の画像処理装置は、入力された画像情報を電
気信号に変換する光電変換手段と、電気信号をデジタル
信号に変換するＡ／Ｄ変換手段と、デジタル信号に対す
る画像処理手段とを有し、画像処理手段は、シェーディ
ング補正手段と、フィルタ処理手段と、変倍処理手段
と、ガンマ補正手段と、階調処理手段とを有し、フィル
タ処理手段は、直交する２方向のフィルタ強度を変倍率
によって各々独立に選択可能なフィルタ処理手段である
ことを特徴とする。
【０００７】また、フィルタ処理手段における直交する
２方向は、ＣＣＤラインセンサが配列する方向（以下、
「主走査方向」ともいう。）と、スキャナ走行体が動作
する方向（以下、「副走査方向」ともいう。）であると
よい。
【０００８】また、変倍処理手段は、スキャナ走行体が
動作する方向に走行体の動作速度を変更することにより
行う変倍処理手段であるとよい。
【０００９】さらに、フィルタ処理手段におけるスキャ
ナ走行体が動作する方向のＭＴＦ特性（以下、「伝達特
性」ともいう。）は、画像情報が縮小される場合にはＣ
ＣＤラインセンサが配列する方向のＭＴＦ特性より弱
く、拡大される場合にはＣＣＤラインセンサが配列する
方向のＭＴＦ特性より強くされるとよい。
【００１０】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して、本発
明による画像処理装置をデジタル複写機に適用した場合
を例に説明する。
【００１１】図１は、デジタル複写機のブロック構成図
を示し、原稿から画像を読み取って光電変換するＣＣＤ
ラインセンサ１０１と、電気信号に変換された画像を離
散化しデジタル信号とするＡ／Ｄ変換器１０２と、画像
処理部１００と、画像を出力する画像出力器１０８と、
変倍率を入力する操作パネル１１０と、操作パネルから
入力された変倍率に応じてフィルタ強度やフィルタ係数
選択をフィルタ処理手段１０４に指示するシステムコン
トローラ１０９とからなる。また、システムコントロー
ラ１０９は、画像処理部１００の各処理手段にパラメー
タを設定する。
【００１２】画像処理部１００は、デジタル化された画
像信号に対するＣＣＤラインセンサ１０１の個々の画素
の光感度のばらつきを補正するシェーディング補正手段
１０３と、入力画像信号の周波数劣化を補正するフィル
タ処理手段１０４と、ＣＣＤラインセンサ１０１の配列
する方向に対して電気的に変倍を行う変倍処理手段１０
５と、入力画像信号の地肌除去を行うガンマ補正手段１
０６と、出力装置の特性に合わせて画像の出力階調処理
を行う階調処理手段１０７とからなる。
【００１３】図２には、フィルタ処理手段１０４の構成
を示してある。フィルタ処理手段１０４は、シェーディ
ング補正手段１０３からの出力Ｄｉｊを入力して積和演
算回路２０１及び２０２でフィルタ係数Ｃ１ｉｊ、Ｃ２
ｉｊとの畳み込み演算を行う。ここで、フィルタ係数Ｃ
１ｉｊは主走査方向の伝達特性を調整するフィルタ係数
であり、フィルタ係数Ｃ２ｉｊは副走査方向の伝達特性
を調整するフィルタ係数である。
【００１４】各々の結果はかけ算回路２０３及び２０４
に入力して、各々ｎ１倍、ｎ２倍する。しかる後に足し
算回路２０５に入力する。足し算回路２０５ではＤｉｊ
とかけ算回路２０３及び２０４からの出力を足し合わ
せ、フィルタ回路１０４の出力ｄｉｊとする。ここで、
システムコントローラ１０９は指定された変倍率に応じ
て、積和演算回路２０１及び２０２のフィルタ係数Ｃ１
ｉｊ及びＣ２ｉｊと、かけ算回路２０３及び２０４にお
けるｎ１及びｎ２を変更するように動作する。
【００１５】図３から図６には、拡大時の原稿読取と、
変倍処理の様子を示してある。ここでは２００％拡大の
例を用いて説明する。この場合、主走査方向にはＣＣＤ
ラインセンサ１０１のピッチでサンプリングし、副走査
方向にはＣＣＤラインセンサ１０１に対する原稿の送り
速度を半分にする。原稿読取用の同期信号を等倍時と同
じにしておくと、原稿の送り速度が半分になるので図３
に示すようにサンプリングされた画素の大きさが主走査
方向と副走査方向とで違い、前者が後者の２倍になるよ
うに読み取られる。
【００１６】ここで、変倍処理手段１０５では図４に示
す主走査方向のサンプリング信号から図５に点線で示す
信号を仮想的に作ることにより主走査方向に電気的に拡
大を行う。その結果、図６に示すように主走査方向、副
走査方向ともに２００％に拡大した読取信号を得ること
ができる。
【００１７】次に、図２に示すフィルタ処理手段１０４
のフィルタ係数Ｃ１ｉｊの例を図７に、また、同じく図
２に示すフィルタ係数Ｃ２ｉｊの例を図８に示す。
【００１８】フィルタ係数Ｃ１ｉｊ及びＣ２ｉｊによる
フィルタの伝達特性を図示したのが図９である。ここ
で、空間周波数軸におけるｆｎはナイキスト周波数を表
す。伝達特性は、フィルタ係数Ｃ１ｉｊの場合には主走
査方向における伝達特性であり、フィルタ係数Ｃ２ｉｊ
の場合には副走査方向における伝達特性であるが、各々
の強度は同一である。
【００１９】図１０には、２００％拡大時のフィルタ処
理手段１０４の例を示してある。ここで、フィルタ処理
手段１０４が変倍処理手段１０５よりも前の信号に対し
て処理を行うために、処理を施す画像信号としては図３
に示すように主走査方向と副走査方向とでサンプリング
周波数が異なることから、主走査方向の伝達特性が副走
査方向の伝達特性よりも低くなるようにする。そのため
に、かけ算回路２０３と２０４での倍率をかけ算回路２
０３では１／２倍に、かけ算回路２０４では１倍になる
ように設定する。
【００２０】これにより、フィルタ処理手段１０４への
入力Ｄｉｊとフィルタ処理手段１０４からの出力ｄｉｊ
との間の伝達特性については、図１１に示すように主走
査方向の伝達特性を副走査方向の伝達特性より低くする
ことができる。
【００２１】なお、縮小時には、上記拡大時とは逆に主
走査方向の伝達特性が副走査方向の伝達特性よりも高く
なるようにするために、例えばフィルタ係数は上記例と
同じにして、かけ算回路２０３での倍率がかけ算回路２
０４での倍率よりも大きくなるように設定すればよい。
【００２２】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
による画像処理装置は、シェーディング補正手段、変倍
処理手段、ガンマ補正手段、階調処理手段、直交する２
方向のフィルタ強度を変倍率によって各々独立に選択可
能であるフィルタ処理手段を有することにより、副走査
方向のＭＴＦ特性を変倍率に合わせて最適にすることが
できる。
【００２３】また、スキャナ走行体が動作する方向のＭ
ＴＦ特性を、縮小時にはＣＣＤラインセンサが配列する
方向のＭＴＦ特性より弱く、拡大時にはＣＣＤラインセ
ンサが配列する方向のＭＴＦ特性より強くするフィルタ
処理手段を有することにより、副走査方向のＭＴＦ特性
を変倍率に合わせて最適にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るデジタル複写機のブロック構成図
である。
【図２】図１のフィルタ処理手段の構成を示す図であ
る。
【図３】拡大時の原稿読取におけるサンプリングされた
画素の大きさを示す図である。
【図４】拡大時の原稿読取における主走査方向のサンプ
リング信号を示す図である。
【図５】図４のサンプリング信号に仮想的な信号を作っ
たことを示す図である。
【図６】図５により変倍処理された後の画素の大きさを
示す図である。
【図７】フィルタ処理手段におけるフィルタ係数Ｃ１ｉ
ｊの例を示す図である。
【図８】フィルタ処理手段におけるフィルタ係数Ｃ２ｉ
ｊの例を示す図である。
【図９】フィルタ係数Ｃ１ｉｊ及びＣ２ｉｊによるフィ
ルタの伝達特性を示す図である。
【図１０】２００％拡大時のフィルタ処理手段の構成を
示す図である。
【図１１】２００％拡大時のフィルタの伝達特性を示す
図である。
【符号の説明】
１０１ ＣＣＤラインセンサ １０２ Ａ／Ｄ変換器 １０３ シェーディング補正手段 １０４ フィルタ処理手段 １０５ 変倍処理手段 １０６ ガンマ補正手段 １０７ 階調処理手段 １０８ 画像出力器 １０９ システムコントローラ １１０ 操作パネル ２０１、２０２ 積和演算回路 ２０３、２０４ かけ算回路 ２０５ 足し算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｈ０４Ｎ 1/401 Ｈ０４Ｎ 1/40 １０１Ａ 1/407 １０１Ｅ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 入力された画像情報を電気信号に変換す
    る光電変換手段と、前記電気信号をデジタル信号に変換
    するＡ／Ｄ変換手段と、前記デジタル信号に対する画像
    処理手段とを有する画像処理装置において、 前記画像処理手段は、シェーディング補正手段と、フィ
    ルタ処理手段と、変倍処理手段と、ガンマ補正手段と、
    階調処理手段とを有し、 前記フィルタ処理手段は、直交する２方向のフィルタ強
    度を変倍率によって各々独立に選択可能なフィルタ処理
    手段であることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項２】 前記フィルタ処理手段における直交する
    ２方向は、ＣＣＤラインセンサが配列する方向と、スキ
    ャナ走行体が動作する方向であることを特徴とする請求
    項１に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項３】 前記変倍処理手段は、スキャナ走行体が
    動作する方向に走行体の動作速度を変更することにより
    行う変倍処理手段であることを特徴とする請求項１また
    は２に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項４】 前記フィルタ処理手段におけるスキャナ
    走行体が動作する方向のＭＴＦ特性は、前記画像情報が
    縮小される場合にはＣＣＤラインセンサが配列する方向
    のＭＴＦ特性より弱く、拡大される場合にはＣＣＤライ
    ンセンサが配列する方向のＭＴＦ特性より強くされるこ
    とを特徴とする請求項１から３のいずれかに記載の画像
    処理装置。
JP9072621A 1997-03-10 1997-03-10 画像処理装置 Pending JPH10257328A (ja)

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