JPH07170372A - 画像読み取り装置及びそれを用いたファクシミリ装置 - Google Patents

画像読み取り装置及びそれを用いたファクシミリ装置

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JPH07170372A
JPH07170372A JP6222944A JP22294494A JPH07170372A JP H07170372 A JPH07170372 A JP H07170372A JP 6222944 A JP6222944 A JP 6222944A JP 22294494 A JP22294494 A JP 22294494A JP H07170372 A JPH07170372 A JP H07170372A
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啓介 中島
Mitsuharu Tadauchi
允晴 多々内
Toshiaki Nakamura
敏明 中村
Noboru Suemori
登 末森
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ファクシミリなどの読み取りの解像度を高める
ことにある。 【構成】読み取り領域を先の読み取り領域と重複させて
読み取り、先の濃度情報と現在読み取った濃度情報から
1/n領域の濃度情報を算出する画像読み取り装置及び
それを用いたファクシミリ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高解像度,高品質の画
像読み取りを行う画像読み取り装置及びそれを含むファ
クシミリ装置,ファクシミリシステム,データ処理シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】原稿の画素輝度情報を処理する方法,装
置,システム、例えば、ファクシミリ・システム,スキ
ャナー付のデータ処理装置は多く提案されている。例え
ば、ファクシミリ・システムでは特開昭61−234170号公
報,特開昭63−288567号公報等に記載されている様に、
副走査方向と呼ばれる所定の方向に紙が供給される。ま
た、「NEFAX6/60ファクシミリ装置」三幣他NEC技
術Vol.41 No.9/1988,第60頁〜第62
頁、及び「LSI アーキテクチャ オブ ファクシミ
リ ビデオ シグナル プロセッサ」多々内他,198
5 IEEE 44.1.1〜44.1.5,第1400頁〜第1404頁
に記載されている様に、単位mm当りの読み取り数を多く
し、解像度を向上させるものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この様な、従来例で
は、次の画素を測定する際に、副走査方向の画素間にギ
ャップが生じ易く、このギャップの濃度情報が読み取れ
ずに失ってしまうという問題点がある。
【0004】本発明の目的は、画素間のギャップを生じ
させることなく、かつ、画素情報を失わずに、高画質化
が図れる画像読み取り方法を提供することにある。
【0005】また、他の目的は、読み取りの画像データ
の大きさを変えることなく、解像度を向上させる画像読
み取り方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の画像読み取り装
置の特徴は、画像を構成する画素を主走査方向の1ライ
ン分を副走査方向に所定量の取り込み領域で取り込むラ
インセンサによって、副走査方向に先に取り込んだ取り
込み領域に重複させて読み込む読み込み領域ごとの一次
濃度情報を生成するアナログ処理部と,上記アナログ処
理部によって先に読み込まれた第j−1番目(j:整
数)の読み込み領域と重複する領域を有する第j番目の
読み込み領域の第一次濃度情報Xj と先に算出された第
j−1番目の第二次濃度情報ΔXj-1 に基づいて、第j
−1番目の取り込み領域とは重なり合わない第j番目の
取り込み領域の第二次濃度情報ΔXj を算出するデジタ
ル処理部とを有することにあります。
【0007】また、本発明のファクシミリ装置の特徴
は、命令又はデータを保持する主メモリ部と,上記命令
に従って上記データを処理するプロセッサ部と,上記プ
ロセッサ部からの制御によって、画像を構成する画素を
主走査方向の1ライン分を副走査方向に所定量の取り込
み領域で取り込むラインセンサからなる画像取り込み部
と,上記プロセッサ部からの制御によって、副走査方向
に先に取り込んだ取り込み領域に重複させて読み込む読
み込み領域ごとの一次濃度情報を生成するアナログ処理
部と上記アナログ処理部によって先に読み込まれた第j
−1番目(j:整数)の読み込み領域と重複する領域を
有する第j番目の読み込み領域の第一次濃度情報Xj
先に算出された第j−1番目の第二次濃度情報ΔXj-1
に基づいて、第j−1番目の取り込み領域とは重なり合
わない第j番目の取り込み領域の第二次濃度情報ΔXj
を算出するデジタル処理部とを有するアナログ−デジタ
ル信号変換部と,上記プロセッサ部からの制御によっ
て、外部からの符号化された信号を取り込み、又は、外
部へ符号化した信号を出力するモデム部と,上記プロセ
ッサ部からの制御によって、上記アナログ−デジタル信
号変換部からの出力を符号化し、または、上記モデム部
から取り込まれた符号化された信号を復号化する符号化
・復号化部と,上記プロセッサ部からの制御によって、
上記アナログ−デジタル信号変換部からの出力、また
は、上記復号化された出力を表示出力する記録部とを有
することにあります。
【0008】
【作用】画素を重なり合わせることによって画素間のギ
ャップがなくなるので、画像情報を失わずに高画質化が
図れる。
【0009】更に、前の画素と重なり合わない画素の部
の濃度情報を得ることによって、測定する画素の大きさ
変えずに、画像の解像度が向上できる。
【0010】本発明の他の目的,特徴,作用は以下に述
べる実施例の記載から明らかとなるのであろう。
【0011】
【実施例】図1は、ファクシミリ・システムの実施例を
示す。CCD(charge coupleddcacc)604を一例とす
るイメージセンサがドキュメント・リーダとして用いら
れる。CCD604は、主走査方向に並ぶ複数のセンサ素子を
含む。原稿601は、駆動モータ603によって、副走
査方向に予め定められたピッチで移動する。光源602
から発生された光は、原稿601又は白色板600で反
射され、CCD604の各センサ素子は、原稿601又は白色
板600の主走査方向の1ライン分の画素の濃度情報
(第一次濃度情報)を含む光学信号を、ミラー626,
レンズ605を介して受光し、夫々の画素の濃度情報
(第一次濃度情報)を含むアナログ電気信号に変換す
る。尚、CCD604の各センサ素子は、原稿601又は白色
板600の主走査方向の複数ライン分の画素の光学信号
を同時に受光しても良いが、以下、1ライン分の画素を
受光した例で説明する。このアナログ電気信号は、後述
する様に、ラインメモリ607を用いてビデオ信号生成
部608で、画素部分の濃度を示す歪のないデジタル信
号に変換される。このデジタル信号は、イメージバスB
1を介して符号化・復号化部610に送られ、ここでイ
メージメモリ609を用いてCCITTの標準規格に基
づいて、MH,MR等に符号化されるこの符号化された
デジタル信号は、システムバスB2,モデムインターフ
ェイス部620,モデム622,モデムアナログ処理部
623,電話制御部624,NCU625を介して通信回線に
伝送される。受信モードの動作はこれとは反対である。
ファクシミリ・システムが送信局より通信回線627を
介して符号化されたデジタル信号を受けとり、符号化,
復号化部610で復号化され、デジタル画像信号に変換
される。このデジタル画像信号はビデオ信号生成部60
8を介して感熱プリンタ,レーザプリンタ,液晶プリン
タ等の記録部615で送られ、受信モータ608によっ
て供給される紙617等の記録部材に記録される。送信
される画像信号か受信された画像信号の少なくとも一部
は、サブCPU621によって制御され、液晶表示素子,CR
T(Cathode Ray Tube)等の表示装置のスクリーンに表
示することが可能である。メインCPU611は全システムを
制御する。主メモリ612とROM,RAM613はシステム
バスB2に接続される。サブCPU621は、バスB3を介し
て、モデムインタフェイス部620,モデム622,モ
デムアナログ処理部623の動作を制御する。周辺機器
制御部614は、ビデオ信号生成部608,記録部615,
システムバスB2に接続される。
【0012】ファクシミリ・システムのより詳細な説明
については、“CMOS ファクシミリ ビデオ シグ
ナル プロセッサ(A CMOS Facsimile Vedeo Signal Pr
ocessor)”,中島等,アイ・イー・イー・イー ジャー
ナル オブ ソリッド・ステート・サーキット(IEEE J
ournal of Solid−State Circuits),Vol. SC−2
0,No.6,1985年12月,1179頁〜1183
頁の内容を参照されたい。
【0013】図2は、ビデオ信号生成部608を主とし
て示す実施例である。破線で囲まれたビデオ信号生成部
608は好ましくは、単一の半導体基板に集積化され、
ワンチツプLSIを構成する。
【0014】ビデオ信号生成部608は、アナログ・プ
ロセッサ506,デジタルプロセッサ507,センサイ
ンターフェイス508,レコーダ・インターフェイス5
09、そして図示しないCPUインターフェイスを含
む。これ等のブロックは、内部バスB4を介して互いに
接続されている。送信モードでは、センサインターフェ
イス508は、ドライバ510を介してイメージセンサ
604を駆動する。このセンサインターフェイス508
は、種々の異なったタイプのイメージセンサを制御でき
る様に設計される。ビデオ信号生成部608では、内部
で生成される内部クロック信号及び/または例えばイメ
ージセンサ604で生成される外部クロック信号に同期
して画像データを得る。CCD604は一主査線毎に入力原稿
を走査して、光学信号を1ライン分の画素の第一次濃度
情報を含む電気的アナログ信号に変換する。しかしなが
ら、このアナログ信号は、光源照明602の不均一性,
レンズ605の光学特性,CCD604の各センサ素子の感光
特性のバラツキ等によってゆがめられている。アナログ
・プロセッサ506の主たる機能の一つは、この歪,ゆ
がみ(シェイディング波形歪)を補正し、正確な信号を
得ることにある。この補正(シェイディング補正)の後
に、アナログ・プロセッサ506はアナログ信号をシリ
アル・デジタル信号に変換する。デジタル・プロセッサ
507は、このシリアル・デジタル信号を受け、CPU611
のためのパラレル・ラジタル信号に変換する。同時に、
デジタル・プロセッサ507は、直並列変換のサンプリ
ング・クロック信号を制御し、かつ、デジタル信号の解
像度を向上させる。受信モードでは、ビデオ信号生成部
608は、符号化,復号化部610からデジタル画像信
号を受け、処理後、シリアル・デジタル信号は記録部6
15に伝送される。
【0015】アナログ・プロセッサ506,センサイン
ターフェイス508,レコーダ・インターフェイス50
9,CPUインターフェイスのより詳細な説明について
は、前述した中島等の文献及び多々内等の文献を参照さ
れたい。
【0016】図3は、本発明の実施例となるデジタル・
プロセッサ507とラインメモリ607との構成を示す
図である。
【0017】このデジタル・プロセッサ507とライン
メモリ607は、セミスーパーファイン演算部1と,ウ
ィンドウマトリックス4と、該ウィンドウマトリックス
4に接続された2つのラインメモリ2,3と,MTF
(Modulation Transfer Function)補正部5と,領域判
定部6と,該領域判定部6に接続された判定結果メモリ
8と,線密度変換部7と,2値化部10と,該2値化部
10に接続された誤差メモリ9とを備えている。図3で
破線で囲まれたデジタル・プロセッサ507は好ましく
は、単一の半導体基板に集積化され、ワンチップLSI
を構成する。セミスーパーファイン演算部1は入力信号
とラインメモリ2の出力を後述する様に演算し、ウィン
ドウマトリックス4に信号を出力する。ウィンドウマト
リックス4は、ラインメモリ2とラインメモリ3にデー
タを出力し、また夫々のラインメモリ2,3からデータ
を入力する。つまり、ウィンドウマトリックス4では、
計3ライン分のデータの一部を記憶するようになつてい
る。このウィンドウマトリックス4に記憶される濃度情
報の値から、詳細は後述するように、MTF補正部5で
MTF補正演算処理を、領域判定部6で2値化領域/中
間調領域の判定処理を実行する。この領域判定部6の判
定結果H,HNは夫々MTE補正部5や2値化部10に
与えられ、夫々の処理パラメータが制御される。MTF
補正部5の出力DSは線密度変換部7で線密度変換さ
れ、更に2値化部10で2値化されて最終的出力D0
なる。
【0018】図4は、セミスーパーファイン演算処理の
概念説明図である。
【0019】原稿上には、例えば細線(ハッチング箇
所)21が記入されているとする。図4では、CCD604の
センサ素子は、主走査方向に並ぶ2つしか描かれていな
いが、他の多数のセンサ素子が主走査方向に並んでい
る。主走査方向は、副走査方向と略直角の方向である。
CCD604の各センサ素子は原稿で反射される光学信号を受
け取る。CCD604の各センサ素子の形状(実質的に画素の
形状にもなる)は、図4に示す様な実質的な正方形の他
に、直方形,円,楕円,三角形等がある。CCD604の2つ
のセンサ素子は、主走査方向に並ぶ第1ラインの2つの
画素22,23の画像情報を含む光学信号を受け取り検
出し、この光学信号を第一次濃度情報を表す電圧信号に
変換する。この第一次濃度情報は例えば、画素22では
“10”、画素23では“21”と観測される。従来の
システムでは、CCD604と原稿との相対的な位置は、原稿
上の画素24,25に移動するが、本実施例では、第2
ラインは、画素の副走査方向の幅の半分ずつ重なり合っ
て、破線で示す画素26,27の位置に副走査方向に移
動する。換言すれば、原稿は、画素(観測窓)22,2
3,24,25,26,27の副走査方向の幅の半分の
ピッチで、矢印で示す副走査方向と反対の方向に移動す
る。この様に、画素が互いに重なり合うので、副走査方
向のギャップが生じなくなる。尚、図4で、画素26,
27は、画素22,23,24,25に比べて主走査方
向に若干ずれて図示されているが、画素26,27を見
易くするためにずらして図示したものであり、本実施例
ではこの様なずれはない。但し、他の実施例では、この
様なずれが原稿とCCD604との相対的な移動によって生じ
させる場合もある。
【0020】ここで、検出された第一次濃度情報を、例
えば、第2ラインの画素26では“23”、画素27で
は“17”、第3ラインの画素24では“16”、画素
25で“3”とする。
【0021】これらの画素22,26,24あるいは2
3,27,25はオーバーラップしており、計算により
理論的には各画素の半分に分離可能である。つまり、も
し画素22,23の夫々の上半分の濃度(第二次濃度情
報)が前もって計算されていれば、夫々の下半分の濃度
(第二次濃度情報)も算出することができる。いま仮
に、画素22,23の上半分の第二次濃度情報値が
“0”,“7”であれば、画素22,23で観測した第
一次濃度情報の値は前述の如く“10”,“21”であ
るから、これから上半分の第二次濃度情報を減算する
と、画素22の場合は、 “10”−“0”=“10” となり、画素23の場合は、 “21”−“7”=“14” となる。この様にして求めた値“10”,“14”が各
画素22,23における下半分の濃度即ち第二次濃度情
報となる。以下同様に計算を進め、画素の半分の大きさ
の部分の濃度情報を求めることができる。
【0022】ここで、一番始めの画素の上半分の濃度即
ち第二次濃度情報の初相値をいかにして知るかという問
題がある。しかし、一般的にファクシミリは、原稿入力
前に白色板600の走査を行い、光学系のシェーディン
グ波形歪みを補正する走査を行うのが常である。このた
め、この時期から演算を開始しておけば、必ず第一次濃
度情報及び第二次濃度情報“0”の初期値からスタート
することができる。これにより、初期値計算の問題は解
消できる。
【0023】図5は、図4のA−A′線に沿う第一次濃
度情報及び第二次濃度情報の変化を示すタイムチャート
である。横軸方向は副走査方向であり、立て軸が第一次
及び第二次濃度情報の値である。各画素の副走査方向の
幅は、白丸aと白丸bの距離である。画素22,23,
24での観測された第一次濃度情報X1 ,X2 ,X3
値が前述した様に“10”,“23”,“16”であ
り、第一次濃度情報X0の初期値が“0”であったとす
ると、本実施例のセミスーパーファイン演算処理の結果
による第二次濃度情報ΔX0 ,ΔX1 ,ΔX2 ,ΔX3
の値は、図5の一番下に示す様に、“0”→“10”→
“13”→“3”→“0”の様に変化する階段状とな
る。ここで ΔX0 =X0 =“0” ΔX1 =X1 −ΔX0 =“10”−“0”=“10” ΔX2 =X2 −ΔX1 =“23”−“10”=“13” ΔX3 =X3 −ΔX2 =“16”−“13”=“3” つまり、画素の大きさの半分毎に第二次濃度情報の値が
変化し、画素の大きさは変わらずに副走査方向の解像度
が2倍になることが分かる。
【0024】図6は、セミスーパーファイン演算部1及
びウィンドウマトリックス4の詳細構成を示す図であ
る。本実施例では、第j番目(j:整数)の第二次濃度
情報を演算するセミスーパーファイン演算部1は、基本
的に減算器33のみで構成されている。ウィンドウマト
リックス4は、例えば4×3のマトリックスレジスタで
構成される。3列l1 ,l2 ,l3 の各ラインは、シフ
トレジスタを構成する様に直列に接続された4つのメモ
リ素子を有し、主走査方向の4つの第二次濃度情報を記
憶する。ラインl1 とラインl2 とはラインメモリA2
を介して直列に接続され、ラインl2 とラインl3 とは
ラインメモリB3を介して直列に接続される。減算器3
3は、測定された第一次濃度情報(例X2 )とラインメ
モリA2の出力である先に演算された前ラインの第二次
濃度情報(例ΔX1 )を受け、第一次濃度情報(例
2 )の値から前ラインの第二次濃度情報(例ΔX1
を減算する。その演算された第二次濃度情報(例ΔX2
=X2 −ΔX1 )はウィンドウマトリックス4に出力さ
れる。第二次濃度情報は順次ウィンドウマトリックス4
からラインメモリA2に送られ、ラインメモリ2の内容
つまり演算後の前ラインの第二次濃度情報は再度セミス
ーパーファイン演算部1に戻され、次ラインの第一次濃
度情報の値からオーバーラップ分が減算される。
【0025】尚、このセミスーパーファイン演算は、二
値化(モノトーン)信号又は、ハーフトーン信号を電送
する際に実行される。
【0026】図7は、セミスーパーファイン演算の他の
処理概念例を示す図である。縦軸は副走査方向の座標、
横軸は時間を示す。本実施例では、セミスーパーファイ
ン演算を通常の半分のピッチで進めるのではなく、4分
の1で進めた場合を考えている。しかし、ここに示す例
は、あらゆる自然数(n)の逆数でピッチを進めた場合
に適用可能である。
【0027】図7の線分401〜406は夫々特定時間
の副走査読み取り範囲を示している。つまり、各画素4
01〜406は副走査方向に4分の3ずつ重なり合って
いるオーバーラップしている。
【0028】例えば、画素406について考えると、前
の画素405と重なり合う部分の濃度情報ΔX406′ が
先に算出されていれば、前の画素405と重ならない部
分の第二次濃度情報ΔX406 を算出することができる。
つまり、仮に、前の画素と重なり合う部分の濃度情報Δ
406′ 、または、先に算出された画素402の第二次
濃度情報ΔX402 及び前の画素405の第一次濃度情報
405 、または、先に算出された画素403,404,
405の第二次濃度情報ΔX403 ,ΔX404 ,ΔX405
が記憶されていれば、これ等と画素406の第一次濃度
情報X406 から次の式の何れかによって画素406の第
二次濃度情報ΔX406 を算出することができる。
【0029】 ΔX406 =X406 −ΔX406′ =X406 −(X405 −ΔX402 ) =X406 −(ΔX405 +ΔX404 +ΔX403 ) これを帰納的に繰り返し、初期値まで戻れば、あらゆる
位置の画素の4分の1の第二次濃度情報は演算可能であ
る。初期値の設定については前述した通りである。
【0030】上記説明をハードウェア化した例の要部を
図8に示す。基本構成は図6と同様であるが、ラインメ
モリ301〜303を3本用いる点と,ウィンドウマト
リックスのマトリックスレジスタの数が4×4になって
いる点と,ラインメモリ301〜303の出力を加算する
加算器304を設けた点と,MOS・FET等から構成
されるスイッチ311,312,313を設けた点が異
なる。図8に於いては、スイッチ311,312,31
3は総てON状態であり、 ΔX406 =X406 −(ΔX403 +ΔX404 +ΔX405 ) を算出している状態を示している。
【0031】一般的には、第j−1番目(j:整数)の
画素と重なり合わない第j番目の画素の部分の濃度情報
を表す第j番目の第二次濃度情報ΔXj は、第j番目の
画素の濃度情報を表す第j番目の第一次濃度情報X
j と,第j−1番目の画素と重なり合う第j番目の画素
の部分の濃度情報とに基づいて演算される。換言すると
第j番目の第二次濃度情報ΔXj は、第j番目の第一次
濃度情報Xj と先に算出された第二次濃度情報に基づい
て演算される。
【0032】好ましくは、例えば、原稿とイメージセン
サ604とが、画素の幅の1/n(n2,n:整数)
のピッチで所定方向に相対的に移動する際{換言すれ
ば、第j−1番目の画素と重なり合わない第j番目の画
素の部分の所定方向の幅が、第j番目の画素の所定方向
の幅の1/n、若しくは、第j−1番目の画素と重なり
合う第j番目の画素の部分の所定方向の幅の1/(n−
1)}には、第j番目の第二次濃度情報ΔXj は、次の
式で演算される。
【0033】 ΔXj =Xj −(αj-1 ・Xj-1 −αj-n ・Xj-n) または、
【0034】
【数1】
【0035】ここで、αj-1 ,αj-n ,αk は、イメー
ジセンサの指向特性や、第j番目の画素と第j−1番
目,第j−n番目,第k番目との画素との距離によって
決められる補正係数であり、例えば、その距離が短けれ
ば、補正係数は大きくなり、影響が大きくなり、その距
離が大きければ、補正係数は小さくなり影響は小さくな
る。また、nは第j番目の画素の所定の方向の幅と、第
j−1番目の画素とは重なり合わない第j番目の画素の
部分の所定の方向と幅との比を示す。図4から図6に示
した実施例では、n=2,α k α j-1 α j-n 1で
あり、また、図7,図8に示した実施例では、n=4,
α k α j-1 α j-n 1である。
【0036】尚、図8のスイッチ311,312,31
3等のスーパーファインモード指定手段を用いれば、ユ
ーザがスイッチ311,312,313を選択し、か
つ、ピッチを選択することによって、任意の解像度を得
ることができる。例えば、図8では、ユーザが、図示し
ないキーボード等の入力手段によってn=4の状態を選
択すると、前述した様にスイッチ311,312,31
3の総てのスイッチはオン状態になり、ピッチは通常の
4分の1に設定される。仮に、ユーザがn=3の状態を
選択するとスイッチ311,312はオン状態,スイッ
チ313はオフ状態になり、ピッチは通常の3分の1に
設定される。ユーザがn=2の状態を選択すると、スイ
ッチ311はオン状態、スイッチ312,313はオフ
状態になり、図4,図5,図6に示した実施例と同じ状
態になり、ピッチは通常の2分の1に設定される。ユー
ザがn=1の状態を選択するとスイッチ311,31
2,313は総てオフ状態になり、従来システム同様の
状態になり、ピッチは通常通り画素幅に設定される。
【0037】この様に、本発明の実施例によると、画素
の大きさを変えずに解像度を向上することができる。換
言すれば、画素が重なり合わない場合に比べて、解像度
が向上し、好ましくは整数倍の解像度が得られる。
【0038】図9は、ウィンドウマトリックス4とMT
F補正部5の詳細構成図である。MTF補正部5におい
ては、ウィンドウマトリックス4に記憶され第二次濃度
情報から補正されるべき画素の第二次濃度情報Pi,j(5
8)(i:主走査方向の番号,j:副走査方向の番号)
を中心にして、その上下左右の画素の第二次濃度情報P
i,j-1(54),Pi,j+1(62),Pi-1,j(57),Pi+1,j
(59)および斜めに隣接する画素の第二次濃度情報P
i-1,j-1(53),Pi+1,j-1(55),Pi-1,j+1(61),
i+1,j+1(63)を取り出してTMF補正をした第二次
濃度情報の値Qi,j を得ている。この演算は、 Qi,j =αPi,j +β(Pi,j-1 +Pi-1,j +Pi,j+1 +Pi+1,j ) +γ(Pi-1,j-1 +Pi+1,j-1 +Pi-1,j+1 +Pi+1,j+1 ) の演算式により行う。この演算は、乗算器43,44,
45および加算器41,42,46を上記演算式に従っ
て組み合わせることにより、実行される。
【0039】更に、図9では、これと同時に、下記の演
算式により、MTF補正した第i+1,j番目の画素の
第二次濃度情報を得ている。
【0040】 Qi+1,j =αPi+1,j +β(Pi+1,j-1 +Pi,j +Pi+1,j+1 +Pi+2,j ) +γ(Pi,j-1+Pi+2,j-1 +Pi,j+1 +Pi+2,j+1 ) この演算は、乗算器49,50,51及び加算器47,
48,52を上記演算式に従って組み合わせることによ
り、実行される。尚、乗算器や加算器等のハードウェア
を使用せずに、上記演算式をテーブルに格納しておき、
このテーブルを引きながら演算を実行することで高速演
算処理を行ってもよい。
【0041】この様に、図9に示すMTF補正部5に
は、1つのウィンドウマトリックス4内の2組のMTF
演算を同時に実行し、同時に2画素分処理して処理速度
の向上を図っている。
【0042】また、本実施例では、ウィンドウマトリッ
クス4のうち画素53〜56のデータを、MTF補正演
算の他、セミスーパーファイン演算にも共用している。
これにより、ハードウェアの節約ができる。
【0043】更にまた、本実施例では、MTF補正演算
で使用する係数α,β,γの値を、領域判定部6での領
域判定結果Hにより変化するようにしている。図10に
MTF補正係数の例を示す。この例では入力濃度と処理後
の濃度とを同一とするため、基本的には各係数の総和が
値“1”になるようにしている。図10(a),図10
(b)は係数α,β,γを全て使用する場合であり、図
10(c),図10(d)は係数γを“0”とし係数
α,βしか用いていない例である領域判定結果Hにより
係数α,β,γをどの様な値にするかは、どの様なMT
F補正をするかによる。
【0044】例えば、原稿の文字部分では補正を強調
し、写真部ではほとんど補正しない等の制御を行う。
尚、図10(a),図10(c)は補正は強調する場合
であり、図10(b),図10(d)は補正を強調しな
い場合である。
【0045】MTF補正演算の詳細な説明については、
「実時間MTF補正回路によるボケ画像の修正」江尻
他,リコー・テクニカル・リポート,No.6,1981
年11月号,37頁〜42頁の内容を参照されたい。
【0046】尚、MTF補正演算を行つた結果、第二次
濃度情報の値が所定最大値を越え(オーバーフロー)た
り所定最小値を下回つたり(アンダーフロー)した場合
には入力と出力の濃度関係が保てなくなるので、もう一
度別のMTF補正係数で演算し直し、正しく濃度を保持
しながらMTF補正を実行する。また、オーバーフロー
やアンダーフローになった場合、オーバーフロー分やア
ンダーフロー分を記憶しておき、再度のMTF補正演算
でこのオーバーフロー分やアンダーフロー分を考慮する
ことにより、入出力濃度値を一定に保つようにしてもよ
い。更にまた、図10の例では、上下と左右に隣接する
画素の係数βの値や斜めに隣接する画素の係数γの値を
同じにしているが、これを実際のMTF値(実際のその
ファクシミリ装置での試験値)に基づき変化させるよう
にしてもよい。
【0047】図11は領域判定部6の詳細構成図であ
る。領域判定部6は、最大値検出部71と,最小値検出
部72と,背景検出部73と,判定論理部74と,該判
定論理部74の出力と前回の判定論理部74の出力との
論理和をとって出力する判定結果ORゲート75とを備
えている。この領域判定部6では、背景検出部73が原
稿の背景濃度値(例えば青焼き原稿用紙の青部分の背景
濃度値)を検出すると共に、最大値検出部71,最小値
検出部72が夫々原稿に描かれた文字,写真,図形など
の読み取り目的個所の最大濃度値,最小濃度値を検出
し、判定論理部74がこれらの検出値をもとに、文字な
どの2値化領域か写真などの中間調領域かの判定を行
う。そして、この判定結果をメモリ8に格納してこれを
一次判定値とし、次ラインでの判定結果と前記一次判定
値との論理和の結果を二次判定値HNとして出力する。
尚、前述した領域判定部6の判定結果Hとしては、この
出力値HNを使用してもよいし、また、背景検出部73
の検出値を使用してもよい。
【0048】本実施例の領域判定部6の特徴はウィンド
ウマトリックス4の主走査方向のウィンドウ数(4個)
を副走査方向のウィンドウ数(3個)に比べ多くしてい
る点にある。これは、副走査方向にウィンドウを広げる
ためには新たなラインメモリ(ラインメモリ2,3の他
に別のラインメモリ)が必要となり、ハードウェアが大
幅に増大するのに比べ、主走査方向のウィンドウの増加
はウィンドウマトリックス4のレジスタを追加するのみ
で良いためであり、副走査方向へは判定結果のOR演算
により等価的に拡張できるためである。
【0049】また他の特徴としては、最大値と最小値の
差で判定するだけでなく、背景検出値を判定の基準に利
用している点にある。この背景検出は、平均濃度の算出
により、全白や全黒等の背景部を2値化領域と判定処理
するために用いる。
【0050】尚、判定論理部74での判定は、ある閾値
と検出値とを比較することで行うが、この閾値をユーザ
により設定可能にすることで、ユーザが2値化領域と中
間調領域の指定を行うようにしてもよい。
【0051】尚、領域判定処理の詳細な説明は、特開昭
61−234170号公報の内容を参照されたい。
【0052】以下、線密度変換部7の処理概要を図12
を用いて説明する。図12(a)は、従来の線密度変換
の概念を図示している。図中のプロット81〜93は入
力される第二次濃度情報の値を示している。この例で
は、4分の3の縮小変換の例を示すが、プロット点に×
印をつけた画素84,88,92が間引かれることにな
る。この間引き操作において、単に間引きするのではな
く、周辺画素の状況を見ながら間引きする方式が種々提
案されているのが現状である。図12(b)は、このうち
間引き画素と次の画素の平均を取り濃度設定を行つた例
を示す。プロット点81′〜83′は入力と同じ濃度で
あるが、プロット点85′は入力のプロット点84と8
5の平均濃度を持つて出力濃度値としている。プロット
点89′,93′も同様である。しかし、この方式で
は、間引きが発生する際にのみ演算しているため、入力
原稿の空間周波数と拡大縮小の比率の組み合せにより、
原画にはない望ましくない模様が発生することがある。
【0053】本実施例の線密度変換部7では、各画素ご
とに多値データを用いた演算を行い補間処理を実行す
る。図12(c)は、図12(a)と同様に4分の3縮
小の場合を示している。ここでは、間引き画素を設定す
るのではなく、たて線で示したような座標変換を実行
し、該当点の濃度を隣接する2ドツトの画素の第二次濃
度情報の値により決定している。この決定においては、
前記2ドットの画素からの距離に応じて直線配分するこ
とにより実現している。尚、参照点の数を増やして曲線
推定することも可能である。図12(d)は変換後の濃
度変化を示している。この図12の説明図のみでは従来
方式との差がわからないが、本実施例の処理方式では、
画素ごとに縮小処理演算を実行しているため、安定した
処理が可能となり、従来のような望ましくない模様の発
生が大きく減少する効果がある。
【0054】図13に、本実施例における線密度変換部
のハードウェア構成図である。MTF補正部5の出力DS
は、レジスタ111、そして1画素分遅れてレジスタ1
12にラッチされる。この2つのレジスタ111,11
2に格納された第二次濃度情報の値を補間部113で演
算処理し出力DNを得る。補間部113では、レジスタ
111とレジスタ112の内容(濃度値)に乗算器11
5,116で夫々係数を乗じ、加算器117で両値を加
算する演算を行う。このときの係数の値は、補間座標演
算部122において、補間位置が2つの参照画素の間の
どこに位置するかを演算し、まず乗算器115での係数
値を決定する。乗算器116の係数値は、乗算器115
の係数値の補数つまり値“1”から乗算器115の係数
値分を引き算して求める。この演算は、反転器114で
実行する。
【0055】補間座標演算部122は、変換率DDAが
設定されるレジスタ118と,レジスタ119と,両レ
ジスタ118,119の内容を加算してレジスタ119
およびレジスタ121に出力する加算器120から成
り、レジスタ121の内容が乗算器115に出力される
ようになっている。変換率DDAは、補間画素間距離に
相当し、図示しないCPU(中央処理装置)から指定さ
れる。例えばK倍する場合には1/Kの値がレジスタ1
18に設定される。このレジスタ118の内容は、現座
標値が格納されているレジスタ119の内容と加算器1
20で加算され、2つの画素のどちらにどれ位近いかが
指示される。この加算結果(座標値)がレジスタ121
に出力される。以上は縮小変換の場合であるが、拡大変
換も同様に行う。拡大変換の場合には、座標値が“1”
を越えたら次の画素のデータを取り込んで演算すること
になる。
【0056】尚、線密度変換処理の詳細な説明について
は、特開昭61−234170号公報の内容を参照されたい。
【0057】図14は、本実施例に係る2値化処理の概
念説明図である。この図14(a)は副走査方向の2つ
のラインを示しており、下のライン137が2値化の実
行中を示している。また、上のライン136が次に2値
化されるラインである。2値化中のライン137の画素
のうち、現在2値化中のものを画素134に、2値化済
のものを画素135に、2値化前のものを画素133に
示している。単純2値化の場合には、画素の濃度を所定
の閾値THと比較し、その大小により2値化を実行すれ
ばよい。「アダプティブ アルゴリズム,フォー スペ
ーシャル グレー スクール(An Adaptive Algorithm
for Spatial Grey Scale)」フロイド(Flayd)他、SI
D75 ダイジェスト,第36頁,第37頁に記載され
ている様に、誤差拡散2値化の場合には、画素の第二次
濃度情報の値R0 と閾値THとを比較し、2値化後の濃
度値S0 を決定した後、2値化前後でどの程度濃度情報
に差が出たかを演算し、その差を補正するために周囲の
末2値化画素(図14(a)の例では画素130,13
1,132,133)に対して補正演算を行う。この処
理手順を図14(b)に示す。
【0058】図15は、本実施例における2値化部10
のハードウェア構成図である。線密度変換部7からの出
力DNは、加算器付レジスタ141,142,143を
通しDN1として図1の誤差メモリ9へ出力される。ま
た誤差メモリ9の出力が再びDN2として入力する。こ
の入力DN2は加算器付レジスタ144を介し誤差拡散
部145に入力する。誤差拡散部145では、2値化に
よる誤差補正分f2 ,f3 ,f4 ,f1 をレジスタ14
1,142,143,144に夫々拡散加算する。
【0059】誤差拡散部145のハードウェア構成を図
16に示す。2値化対照入力R(レジスタ144の出
力)と閾値THを比較器146で比較し2値化結果D0
を出力する。単純2値化処理の場合は、入力Rと閾値T
Hを比較器146で比較した2値化結果D0 をそのまま
出力する。この出力D0 と入力Rの差を乗算器149,
150,151,152を用いて配分し、図15の加算
器付きレジスタ141,142,143,144に出力
し、各入力と加算演算し誤差を拡散する。この際、乗算
器149〜152の係数値としては、図14(b)に示
す値(7/16,3/16,5/16,1/16)を用
いる。また、領域判定部6の出力HNを用いてこれ等の
係数値をコントロールするようにしてもよい。この場
合、領域判定部6において2値化領域と判定されたとき
は拡散を行わず単純2値化し、中間調領域と判定された
ときは誤差拡散を行うようにすることもできる。また、
領域判定部6の判定出力が、2値化領域であるか否かの
2値情報ではなく多値情報でどの程度2値化領域らしい
かあるいはどの程度中間調領域らしいか等の情報を示す
場合、これ等の情報を乗算器149〜152の係数値に
反映させることにより、より正確な2値化を実行するこ
とが可能となる。
【0060】図17は、本発明の他の実施例に係るファ
クシミリ装置の構成図である。本実施例では、前述した
セミスーパーファイン演算部と,ウィンドウマトリック
ス4と,MTF補正部6と,領域判定部6と,線密度変
換部7と,2値化部10を1チツプ上に集積したLSI200
を使用し、また、図3のラインメモリ2,3の代わりに
ページメモリ等のディスプレイ用の高機能メモリ201
を使用してデータの転送時間の短縮を図っている。この
高機能メモリ201内部にあるシフトレジスタ202,
203,204,205が、LSI200の外部ラインメモリ
として動作し、演算結果等もシフトレジスタ202〜2
05からRAM206を通しバス207を介して転送するよう
にすると、CPU208によるデータ転送が不要になる。尚、
シフトレジスタがないときはRAM206をラインメモリとし
て使用してもよい。また、ラインメモリ用のRAMを増
設することで、走査線密度を高くすることも可能とな
る。図18は、記録部615の動作を説明する図であ
る。記録部615で記録される画素の副走査方向の幅
が、前述のセミスーパーファイン処理での前の画素と重
なり合わない部分の副走査方向の幅と同じ場合には、符
号化,復号化手段610のデジタル信号は、記録部61
5に転送される。しかしながら、記録部615で記録さ
れる画素の副走査方向の幅が、セミスーパーファイン処
理での前の画素と重なり合わない部分の副走査方向の幅
と異なる、(例えば大きい)場合(換言すると記録され
るべき画素の大きさと、セミスーパーファイン処理での
画素の大きさが同じ場合)には、図18に示す実施例の
様な画素の濃度情報の修正が必要である。図18の実施
例では、スーパーファイン処理と記録部での記録処理量
が、通常のピツチの半分(n=2)で行われ、かつ、セ
ミスーパーファイン処理での画素の大きさと記録処理で
の画素の大きさが等しい場合を示している。図18
(a)は、記録されるべき副走査方向の画素の2値化さ
れた第二次濃度情報を示す。第二次濃度情報710,7
11は“黒”、第二次濃度情報712,713は“白”
を示している。図18(b)は、第二次濃度情報71
0,711,712,713に対応して、被記録部材に
副走査方向に記録される画素を示している。記録画素7
01は第二次濃度情報710に対応して“黒”、記録画
素702は第二次濃度情報711に対応して“黒”、記
録画素703は第二次濃度情報712に対応して
“白”、記録画素704は第二次濃度情報713に対応
して“白”が記録される。“白”と記録されるべき記録
画素703の上半分の部分が、“黒”と記録される記録
画素702と重なり合うために、“黒”と記録されてし
まう。そこで、本実施例では、図18(c)に示す様に、
第二次濃度情報712を“黒”から“白”へ修正し、記
録画素703を図18(d)に示す様に、“白”と記録
する。尚、図18(b),(d)で記録画素702,7
04が記録画素701,703に比べて主走査方向に若
干ずれて図示されているが、記録画素702,704を
見易くするためにずらして図示したものであり、本実施
例ではこの様なずれはない。但し、他の実施例では、こ
の様なずれを生じさせる場合もある。
【0061】図18(e)は、図18(c)に示す様な
修正処理を行う記録処理部の構成を示した図であり、ビ
デオ信号生成部608、好ましくは、デジタルプロセッ
サ507に含まれるものである。記録処理部はレジスタ
721,722,723、ラインメモリ724,725
及び論理処理部726により構成される。各レジスタ7
21,722,723は、副走査方向の画素の二値化さ
れた第二次濃度情報RA,RB,RCを記憶する。レジ
スタ721,722はラインメモリ724を介して接続
され、レジスタ722,723はラインメモリ725を
介して接続される。論理処理部726は、レジスタ72
1,722,723に接続され、各レジスタ721,7
22,723に記憶された第二次濃度情報RA,RB,
RCを受け、第二次濃度情報RA,RBが“黒”を示
し、第二次濃度情報RCが“白”を示す場合に、第二次
濃度情報RBを“黒”から“白”に修正して、第二次濃
度情報RB′として出力する。
【0062】図19は、データ処理システムの実施例を
示す図である。図1と同一符号のものは、同様な機能を
有するものである。
【0063】CRT等の画素の第二次濃度情報をスクリ
ーン上に表示する表示部801は、キーボード等の入力
手段を含む。表示制御部(ACRIC)802は、イメ
ージバスB1,イメージメモリ609,表示部801に
接続され、表示部801の処理を制御する。光学ディス
ク803は少なくとも符号化された画素の第二次濃度情
報を光学的に記憶する。光学ディスク制御部804は、
光学ディスク803とシステムバスB2との間に接続さ
れ、光学ディスク803の処理を制御する。ハード・デ
ィスク805は少なくとも符号化された画素の第二次濃
度情報を磁気的に記憶する。ハード・ディスク制御部
(HDC)806は、ハード・ディスク805とシステ
ムバスB2との間に接続され、ハード・ディスク805
の処理を制御する。LANインターフェイス部809
は、少なくとも画素の第二次濃度情報をローカル・エリ
ア・ネットワーク回線808に送信し、かつ、ローカル
・エリア・ネットワーク回線808から画素の第二次濃
度情報を受信する。音声合成手段809は、少なくとも
画素の第二次濃度情報に基づいて音声を合成し、スピー
カ810を介して音声を出力する。音声認識装置811
は、マイクロフォン812を介してユーザの音声を認識
する。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、画像情報を失わずに高
画質化が図れる。
【0065】更に、本発明によれば測定する際の画素の
大きさを変えることなく、画像の解像度を改善すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファクシミリ・システムの実施例を示す図。
【図2】ビデオ信号生成部608の実施例を示す図。
【図3】本発明の実施例に係るデジタル・プロセッサ5
07の全体構成図。
【図4】セミスーパーファイン演算処理の概念説明図。
【図5】図4のA−A′線に沿う観測濃度値の変化を示
すタイムチャート。
【図6】図3に示すセミスーパーファイン演算部1とウ
ィンドウマトリックス4の一部の詳細構成図。
【図7】セミスーパーファイン処理の他の概念説明図。
【図8】セミスーパーファイン演算部1とウィンドウマ
トリックス4の一部の他の詳細構成を示す図。
【図9】図3に示すウィンドウマトリックス4とMTF
補正部5の詳細構成図。
【図10】(a),(b),(c),(d)はMTF補正演算
での係数値説明図。
【図11】図3に示すウィンドウマトリックス4と領域
判定部6の詳細構成図。
【図12】(a),(b),(c),(d)は線密度変換処理
の説明図。
【図13】図3に示す線密度変換部7の詳細構成図。
【図14】(a)は2値化処理の概念説明図、(b)は
2値化処理手順の説明図。
【図15】図3に示す2値化部10の詳細構成図。
【図16】図15に示す誤差拡散部145の詳細構成
図。
【図17】デジタルプロセッサ507の他の構成図。
【図18】記録処理についての説明図。
【図19】データ処理システムの実施例を示す図。
【符号の説明】
1…セミスーパーファイン演算部、2,3…ラインメモ
リ、4…ウィンドウマトリックス、5…MTF補正部、
6…領域判定部、7…線密度変換部、8…判定結果メモ
リ、9…誤差メモリ、10…2値化部、22〜27,5
3〜64…観測窓(画素)、200…LSI、201…
高機能メモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末森 登 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所戸塚工場内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像を構成する画素を主走査方向の1ライ
    ン分を副走査方向に所定量の取り込み領域で取り込むラ
    インセンサによって、副走査方向に先に取り込んだ取り
    込み領域に重複させて読み込む読み込み領域ごとの一次
    濃度情報を生成するアナログ処理部と、 上記アナログ処理部によって先に読み込まれた第j−1
    番目(j:整数)の読み込み領域と重複する領域を有す
    る第j番目の読み込み領域の第一次濃度情報Xj と先に
    算出された第j−1番目の第二次濃度情報△Xj-1 に基
    づいて、第j−1番目の取り込み領域とは重なり合わな
    い第j番目の取り込み領域の第二次濃度情報ΔXj を算
    出するデジタル処理部とを有することを特徴とする画像
    読み取り装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 上記デジタル処理部は、先に算出された上記第j−1番
    目の第二次濃度情報ΔXj-1 を保持するメモリと上記ア
    ナログ処理部から出力された上記第j番目の読み込み領
    域の第一次濃度情報Xj と上記メモリから出力された上
    記第j−1番目の第二次濃度情報ΔXj-1 との差を算出
    する演算部とを有することを特徴とする画像読み取り装
    置。
  3. 【請求項3】請求項2において、 上記メモリは、先に算出された上記第j−1番目の第二
    次濃度情報ΔXj-1 を保持し上記演算部へ出力するライ
    ンメモリと、上記演算部からの第二次濃度情報ΔXj-1
    を保持し上記ラインメモリへ出力し、上記演算部で演算
    された第二次濃度情報ΔXj を保持するマトリックスレ
    ジスタからなるウィンドウマトリックスとを有すること
    を特徴とする画像読み取り装置。
  4. 【請求項4】請求項2において、 上記メモリは、先に算出された第j−2番目の第二次濃
    度情報ΔXj-2 を保持する第1のシフトレジスタと先に
    算出された上記第j−1番目の第二次濃度情報ΔXj-1
    を保持する第2のシフトレジスタと上記演算部で演算さ
    れた第j番目の第二次濃度情報ΔXj を保持する第3の
    シフトレジスタによって構成されるマトリックスレジス
    タからなるウィンドウマトリックスと,上記第j番目の
    第二次濃度情報ΔXj を上記ウィンドウマトリックスの
    第3のシフトレジスタから取り込み上記演算部と上記ウ
    ィンドウマトリックスの第2のシフトレジスタへ出力す
    る第1のラインメモリと,上記第j番目の第二次濃度情
    報ΔXj を上記ウィンドウマトリックスの第2のシフト
    レジスタから取り込み上記ウィンドウマトリックスの第
    1のシフトレジスタへ出力する第2のラインメモリとを
    有することを特徴とする画像読み取り装置。
  5. 【請求項5】請求項2において、 先に算出された第j−3番目の第二次濃度情報ΔXj-3
    を保持する第1のシフトレジスタと先に算出された第j
    −2番目の第二次濃度情報ΔXj-2 を保持する第2のシ
    フトレジスタと先に算出された上記第j−1番目の第二
    次濃度情報ΔXj-1 を保持する第3のシフトレジスタと
    上記演算部で演算された第j番目の第二次濃度情報ΔX
    j を保持する第4のシフトレジスタによって構成される
    マトリックスレジスタからなるウィンドウマトリックス
    と,上記第j番目の第二次濃度情報ΔXj を上記ウィン
    ドウマトリックスの第4のシフトレジスタから取り込み
    上記ウィンドウマトリックスの第3のシフトレジスタへ
    出力する第1のラインメモリと,上記第j−1番目の第
    二次濃度情報ΔXj-1 を上記ウィンドウマトリックスの
    第3のシフトレジスタから取り込み上記ウィンドウマト
    リックスの第2のシフトレジスタへ出力する第2のライ
    ンメモリと、上記第j−2番目の第二次濃度情報ΔX
    j-2 を上記ウィンドウマトリックスの第2のシフトレジ
    スタから取り込み上記ウィンドウマトリックスの第1の
    シフトレジスタへ出力する第3のラインメモリとを有す
    る上記メモリと、 上記第1のラインメモリからの第j番目の第二次濃度情
    報ΔXj と上記第2のラインメモリからの第j−1番目
    の第二次濃度情報ΔXj-1 と上記第3のラインメモリか
    らの第j−2番目の第二次濃度情報ΔXj-2 を加算して
    上記演算器へ出力する加算演算器とを有することを特徴
    とする画像読み取り装置。
  6. 【請求項6】命令又はデ−タを保持する主メモリ部と、 上記命令に従って上記デ−タを処理するプロセッサ部
    と、 上記プロセッサ部からの制御によって、画像を構成する
    画素を主走査方向の1ライン分を副走査方向に所定量の
    取り込み領域で取り込むラインセンサからなる画像取り
    込み部と、 上記プロセッサ部からの制御によって、副走査方向に先
    に取り込んだ取り込み領域に重複させて読み込む読み込
    み領域ごとの一次濃度情報を生成するアナログ処理部と
    上記アナログ処理部によって先に読み込まれた第j−1
    番目(j:整数)の読み込み領域と重複する領域を有する
    第j番目の読み込み領域の第一次濃度情報Xj と先に算
    出された第j−1番目の第二次濃度情報ΔXj-1 に基づ
    いて、第j−1番目の取り込み領域とは重なり合わない
    第j番目の取り込み領域の第二次濃度情報ΔXj を算出
    するデジタル処理部とを有するアナログ−デジタル信号
    変換部と、 上記プロセッサ部からの制御によって、外部からの符号
    化された信号を取り込み、又は、外部へ符号化した信号
    を出力するモデム部と、 上記プロセッサ部からの制御によって、上記アナログ−
    デジタル信号変換部からの出力を符号化し、または、上
    記モデム部から取り込まれた符号化された信号を復号化
    する符号化・復号化部と、 上記プロセッサ部からの制御によって、上記アナログ−
    デジタル信号変換部からの出力、または、上記復号化さ
    れた出力を表示出力する記録部とを有することを特徴と
    するファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、 上記デジタル処理部は、先に算出された上記第j−1番
    目の第二次濃度情報ΔXj-1 を保持するメモリと上記ア
    ナログ処理部から出力された上記第j番目の読み込み領
    域の第一次濃度情報Xj と上記メモリから出力された上
    記第j−1番目の第二次濃度情報ΔXj-1 との差を算出
    する演算部とを有することを特徴とするファクシミリ装
    置。
  8. 【請求項8】請求項7において、 上記メモリは、先に算出された上記第j−1番目の第二
    次濃度情報ΔXj-1 を保持し上記演算部へ出力するライ
    ンメモリと、上記演算部からの第二次濃度情報ΔXj-1
    を保持し上記ラインメモリへ出力し、上記演算部で演算
    された第二次濃度情報ΔXj を保持するマトリックスレ
    ジスタからなるウィンドウマトリックスとを有すること
    を特徴とするファクシミリ装置。
  9. 【請求項9】請求項7において、 上記メモリは、先に算出された第j−2番目の第二次濃
    度情報ΔXj-2 を保持する第1のシフトレジスタと先に
    算出された上記第j−1番目の第二次濃度情報ΔXj-1
    を保持する第2のシフトレジスタと上記演算部で演算さ
    れた第j番目の第二次濃度情報ΔXj を保持する第3の
    シフトレジスタによって構成されるマトリックスレジス
    タからなるウィンドウマトリックスと,上記第j番目の
    第二次濃度情報ΔXj を上記ウィンドウマトリックスの
    第3のシフトレジスタから取り込み上記演算部と上記ウ
    ィンドウマトリックスの第2のシフトレジスタへ出力す
    る第1のラインメモリと,上記第j番目の第二次濃度情
    報ΔXj を上記ウィンドウマトリックスの第2のシフト
    レジスタから取り込み上記ウィンドウマトリックスの第
    1のシフトレジスタへ出力する第2のラインメモリとを
    有することを特徴とするファクシミリ装置。
  10. 【請求項10】請求項7において、 先に算出された第j−3番目の第二次濃度情報ΔXj-3
    を保持する第1のシフトレジスタと先に算出された第j
    −2番目の第二次濃度情報ΔXj-2 を保持する第2のシ
    フトレジスタと先に算出された上記第j−1番目の第二
    次濃度情報ΔXj-1 を保持する第3のシフトレジスタと
    上記演算部で演算された第j番目の第二次濃度情報ΔX
    j を保持する第4のシフトレジスタによって構成される
    マトリックスレジスタからなるウィンドウマトリックス
    と,上記第j番目の第二次濃度情報ΔXj を上記ウィン
    ドウマトリックスの第4のシフトレジスタから取り込み
    上記ウィンドウマトリックスの第3のシフトレジスタへ
    出力する第1のラインメモリと,上記第j−1番目の第
    二次濃度情報ΔXj-1 を上記ウィンドウマトリックスの
    第3のシフトレジスタから取り込み上記ウィンドウマト
    リックスの第2のシフトレジスタへ出力する第2のライ
    ンメモリと,上記第j−2番目の第二次濃度情報ΔX
    j-2 を上記ウィンドウマトリックスの第2のシフトレジ
    スタから取り込み上記ウィンドウマトリックスの第1の
    シフトレジスタへ出力する第3のラインメモリとを有す
    る上記メモリと、 上記第1のラインメモリからの第j番目の第二次濃度情
    報ΔXj と上記第2のラインメモリからの第j−1番目
    の第二次濃度情報ΔXj-1 と上記第3のラインメモリか
    らの第j−2番目の第二次濃度情報ΔXj-2 を加算して
    上記演算器へ出力する加算演算器とを有することを特徴
    とするファクシミリ装置。
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