JPH10256414A - 半導体パッケージ - Google Patents

半導体パッケージ

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JPH10256414A
JPH10256414A JP9061475A JP6147597A JPH10256414A JP H10256414 A JPH10256414 A JP H10256414A JP 9061475 A JP9061475 A JP 9061475A JP 6147597 A JP6147597 A JP 6147597A JP H10256414 A JPH10256414 A JP H10256414A
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JP
Japan
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ceramic substrate
conductor layer
layer
package
resin film
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Withdrawn
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JP9061475A
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Yasushi Iyogi
靖 五代儀
Keiichi Yano
圭一 矢野
Hironori Asai
博紀 浅井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH10256414A publication Critical patent/JPH10256414A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搭載される半導体素子の高速化及び発熱量の
増大化の傾向に対処すべく、放熱性のより一層優れたセ
ラミックスパッケージを実現する。 【解決手段】 半導体素子6を搭載したセラミックス基
板2上に、半導体素子6の電極パッドと接続される導体
層9を形成した樹脂フィルム10を結合すると共に、こ
の樹脂フィルム10上に絶縁層としての樹脂フィルム1
4を接着し、この樹脂フィルム14上の、導体層9とセ
ラミックス基板2の内部配線層3との接続位置に対応す
る各部位にランド14aを設け、このランド14a上に
放熱用金属突起15を半田によって接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミックス基板
を用いた半導体パッケージに関する。
【0002】
【従来の技術】LSI、ULSI、VLSI等の半導体
素子が搭載されるセラミックスや樹脂等の絶縁性材料か
らなる各種のパッケージは、半導体素子の高集積化、高
速化、大消費電力化、大型チップ化等により、高密度
化、高速対応化、高放熱性化の傾向にある。また、半導
体素子の用途も、ワークステーション、パーソナルコン
ピュータ、ミニコンピュータ、大型コンピュータ等の産
業用から、携帯用機器、プリンタ、コピー、カメラ、テ
レビ、ビデオ等の電子機器まで多くの範囲に広がり、半
導体素子の性能自体も向上している。
【0003】上述したような高性能、高集積な半導体素
子を搭載するパッケージには、具体的には半導体素子と
多端子・狭ピッチで接続ができること、配線密度が高い
こと、放熱性がよいこと、高速信号を扱うことができる
こと、パッケージの入出力端子自体を多端子・狭ピッチ
化できること等が求められている。さらに、これらの条
件を満足する高性能なパッケージを高信頼性の下で簡易
な工程で安価に作製する技術が求められている。
【0004】パッケージと半導体素子との多端子・狭ピ
ッチによる接続方法としては、ワイヤボンディング法、
TAB法、フリップチップ法等がある。また、このよう
な接続技術を有効に機能させる上で、パッケージ側も狭
ピッチ・多端子のインナーリード部分が必要であると共
に、プリント基板等の実装ボードとパッケージとの接続
を多端子・狭ピッチ化した上で、接続部の信頼性を高め
ることが必要になっている。また、前述したようにLS
Iの高速化により、パッケージの電気特性も十分に考慮
する必要が生じている。
【0005】このようにパッケージの多端子・狭ピッチ
化や電気特性の向上が求められていることから、パッケ
ージ構造は従来のピン挿入型やQFP(Quad Flat Packa
ge)等の表面実装型からBGA(Ball Grid Array) 構造
に移行しつつある。パッケージの入出力端子として半田
ボール等の突起接続体(バンプ)を用いたBGAパッケ
ージは、接続距離の短縮が図れ、接続部のインダクタン
スによる高速信号の反射や遅延等が抑制できる等の利点
を有する。また、BGAは半田ボールによる接続距離の
短縮に加えて、ボール端子により狭ピッチ・多端子化が
容易であり、さらにこの狭ピッチ・多端子化はパッケー
ジサイズそのものを縮小化し、実装ボードへの実装密度
の向上、配線の寄生容量、インダクタンス、抵抗等の低
減による電気特性の向上、パッケージの小型化による高
周波特性の改善等が期待できる。ところで、LSIの消
費電力は高速化等に伴って増大し、発熱量も年々増加す
る傾向にあり、しかもコンピュータ等においては本体の
小形化がすすむ一方で、ボード数の増加傾向によってボ
ード間の隙間は狭くなってきている。このことから、パ
ッケージの薄型化、高放熱性化の要請は益々強くなって
きている。そこで、パッケージ本体としてセラミックス
基材を用いることが有効とされている。セラミックス例
えば窒化アルミニウムの熱伝導率は 170W/m・kと非
常に高く、樹脂(例えばポリイミドの熱伝導率は0.12〜
0.2W/m・k)の1000倍以上もあることから、パッケ
ージ本体としてセラミックス基材を用いることで放熱性
により優れた半導体パッケージを実現できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに放熱性に優れるセラミックスパッケージを使用した
場合においても、半導体素子の更なる高速化、発熱量の
増大化に向けて十分な対応をとることが困難である。そ
の理由の一つとして、上述したボード間の隙間の制約に
よって、セラミックスパッケージの厚み方向に放熱フィ
ン、ヒートパイプのような放熱構造を設けられないこ
と、冷却ファンの空冷効率が落ちていること、等が挙げ
られる。近年、消費電力が10W以上と発熱量の大きい半
導体素子が使用されるようになってきており、このよう
に半導体素子の発熱量が増加傾向にあるなか、半導体パ
ッケージのより一層の高放熱性化を実現することが重要
課題とされている。
【0007】本発明はこのような事情を鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、搭載される半導
体素子の高速化及び発熱量の増大化の傾向に対処すべ
く、放熱性のより一層優れた半導体パッケージを実現す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の半導体パッケージは、請求項1に記載され
たように、内部配線層が設けられたセラミックス基板
と、セラミックス基板上に接合され、内部配線層と接続
された導体層が設けられた樹脂基材と、樹脂基材の導体
層と電気的に接続された半導体素子と、樹脂基材上に絶
縁接合された金属突起とを有することを特徴とするもの
である。
【0009】また、本発明の半導体パッケージは、請求
項2に記載されたように、内部配線層が設けられたセラ
ミックス基板と、セラミックス基板上に接合され、内部
配線層と接続された導体層が設けられた樹脂基材と、樹
脂基材の導体層と電気的に接続された半導体素子と、樹
脂基材上に絶縁層を介して接合された金属突起とを有す
ることを特徴とするものである。
【0010】概して、限られたスペースで効率的に熱を
逃がすためには、パッケージ本体がどの程度大気或いは
マザーボード等の他の部品と接触しているかによって決
まる。そこで、本発明は、半導体パッケージのボード接
触面の反対の面に金属突起を接合配置する。この金属突
起はパッケージに、樹脂基材の導体層に対して絶縁して
接合されることで、或いは樹脂基材上に絶縁層を介して
接合されることで放熱部品としてのみ機能する。このよ
うな金属突起の追加によって、パッケージ全体としての
放熱面が拡大し、より一層放熱性に優れた半導体パッケ
ージが得られる。 また、本発明の半導体パッケージ
は、請求項3に記載されたように、内部配線層が設けら
れたセラミックス基板と、セラミックス基板上に接合さ
れ、内部配線層と接続された導体層が設けられた樹脂基
材と、樹脂基材の導体層と電気的に接続された半導体素
子と、樹脂基材上に導体層に対して絶縁して接合され、
樹脂基材の導体層とセラミックス基板の内部配線層との
接続位置に対応するように配置された金属突起とを有す
ることを特徴とするものである。
【0011】本発明の半導体パッケージでは、金属突起
を、樹脂基材の導体層とセラミックス基板の内部配線層
との接続位置に対応するように配置したことで、セラミ
ックス基板から金属突起への伝熱効率を高めることがで
き、金属突起による放熱効果を最大限に高めることがで
きる。
【0012】また、本発明を特にPGA構造のセラミッ
クスパッケージに適用した場合、請求項4に記載したよ
うに、金属突起の接合に半田を用いることによって、セ
ラミックス基板のボード側の面への半田ボールや導体ボ
ールの接合のための半田リフロー工程で、絶縁層への金
属突起の接合も同時に行うことが可能となり、製造工程
を簡略化することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施するための形
態について説明する。
【0014】図1は本発明の半導体パッケージの一実施
形態の概略構造を示す断面図であり、図2はその要部拡
大断面図である。これらの図に示す半導体パッケージ1
は、パッケージ本体としてセラミックス基板2を用いて
いる。このセラミックス基板2としては窒化アルミニウ
ム(AlN)焼結体、窒化ケイ素(Si3 4 )焼結
体、アルミナ(Al2 3 )焼結体、低温焼結ガラスセ
ラミックス等、各種のセラミックス材料を例示すること
ができる。これらのうち、特に窒化アルミニウム(Al
N)焼結体と窒化ケイ素(Si3 4 )焼結体は熱伝導
率が大きいことから、半導体パッケージ1の高放熱性化
を図る上で好ましい材料である。
【0015】パッケージ本体を構成するセラミックス基
板2は平板形状を有しており、その内部にはバイアホー
ル型の内部配線層3が設けられている。このバイアホー
ル型内部配線層3の両端にはそれぞれランド4、5が設
けられている。ここで、内部配線層3としてはバイアホ
ールのみに限らず、印刷配線層等を併用することも可能
であるが、本発明の半導体パッケージにおいては後述す
る樹脂基材に設けた導体層で信号配線を取り回すことが
できるため、セラミックス基板2の内部配線層はバイア
ホール型内部配線層3のみとすることが好ましい。
【0016】このようなセラミックス基板2は、セラミ
ックスグリーンシートにバイアホール型内部配線層3と
なるスルーホールを形成し、このスルーホール内にタン
グステンペースト等の導体ペーストを充填すると共に、
ランド4、5となる印刷層を形成した後、セラミックス
材料に応じた雰囲気中で焼成することによって得られ
る。セラミックスグリーンシートは複数枚使用してもよ
い。なお電源層や接地層等の配線層については、セラミ
ックス基板2内に形成してもよく、この場合にはセラミ
ックス基板2に多層構造のセラミックス基板を使用す
る。
【0017】セラミックス基板2の上面側には、半導体
素子6がろう材、半田、ガラス系接着剤等の接合材層7
を介して接合搭載されている。半導体素子6はポッティ
ング樹脂8で封止される。
【0018】また、セラミックス基板2の上面には、導
体層9を有する樹脂フィルム10が接着剤層11を介し
て接合されている。接着剤層11には、熱硬化性樹脂シ
ート、熱硬化性樹脂ペースト、エポキシ樹脂ペースト、
ポリイミド樹脂ペースト等を使用することができる。樹
脂フィルム10に設けられた導体層9は、ボンディング
ワイヤ12を介して半導体素子6の電極パッドと電気的
に接続され、さらにセラミックス基板2の上面側ランド
4とも接続されている。
【0019】樹脂フィルム10の導体層9は、詳細に
は、図2に示すように、樹脂フィルム10の上面側に形
成された上側導体層9aと、樹脂フィルム10の下面側
に形成された下側導体層9bと、これらの間を電気的に
接続する内部導体層9cとからなる。上側導体層9aお
よび下側導体層9bは、例えば銅箔のような厚さ50μm
以下程度の金属箔からなるものであり、所望の配線形状
に応じてパターニングされている。この際、信号配線の
取り回しは上側導体層9aと下側導体層9bの双方で行
ってもよいし、また下側導体層9bはランドの形成のみ
としてもよい。
【0020】下側導体層9b上(ランド上)には、セラ
ミックス基板2の上面側ランド4の位置に対応させて、
例えばAgエポキシ系ペースト、Auエポキシ系ペース
ト、Agポリイミド系ペースト等により、高さ80μm程
度の接続用突起13が形成されている。接続用突起13
は、Auボール、Pb−Sn系共晶半田ボール、In系
半田ボール等を接合して形成することもできる。なお、
セラミックス基板2の上面側ランド4上に、同様な接続
用突起を形成しておいてもよい。そして、樹脂フィルム
10の導体層9とセラミックス基板2の上面側ランド4
とは、樹脂フィルム10側の接続用突起13を上面側ラ
ンド4に突き当て、これを熱圧着する等によって電気的
に接続されている。樹脂フィルム10とセラミックス基
板2との機械的な接合は、基本的には接着剤層11が担
っている。
【0021】上述した導体層9および接続用突起13を
有する樹脂フィルム10は、例えば以下のようにして作
製することができる。まず厚さ50μm程度の銅箔を上側
導体層9aの形成材料として用意し、その表面にセラミ
ックス基板2の上面側ランド4の位置に対応させて、銀
等により内部導体層9cとなる例えば高さ80μm程度の
突起を形成する。この突起を形成した銅箔と、例えば液
晶ポリマーからなる厚さ50μm程度の樹脂フィルム10
と、さらに下側導体層9bとなる同様な厚さの銅箔とを
重ね合わせ、突起の先端が樹脂フィルム10を突き破っ
て、下側導体層9bとなる銅箔と電気的に接続するよう
に熱圧着する。熱圧着は銅箔と液晶ポリマーフィルム等
との密着強度が保たれるような条件下で実施する。そし
て、両面の銅箔をそれぞれ所望の配線形状となるように
エッチングし、上側導体層9aには所望の配線パターン
を、また下側導体層9bには少なくともランドを形成す
る。この後、下側導体層9bによるランド上或いはセラ
ミックス基板2上に形成したランド上に、上述したよう
な接続用突起13を形成することによって、上述した上
側導体層9a、下側導体層9bおよび内部導体層9cを
有する導体層9と接続用突起13とが設けられた樹脂フ
ィルム10が得られる。
【0022】樹脂フィルム10の上面には絶縁層として
の樹脂フィルム14が熱圧着等により接合されており、
この樹脂フィルム14の上面側の、樹脂フィルム10の
導体層9とセラミックス基板2の内部配線層3との接続
位置に対応する各部位にはランド14aが形成されてい
る。このランド14aは、例えば、樹脂フィルム10に
形成された上側導体層9aおよび下側導体層9bと同
様、銅箔のような厚さ50μm以下程度の金属箔からな
る。これらのランド14aには放熱用金属突起15が例
えば半田によって各々接合されている。ここで、放熱用
金属突起15は、例えばPb−Sn系半田ボールやIn
系半田ボールのようなBGA用の半田ボール或いは導体
ボールにより形成することができるし、その他のいかな
る金属ボールであって利用可能である。また、金属コー
ティング樹脂ボール等、表面が金属で覆われたものを使
用してもよく、柱状等、ボール形状以外のいかなる形状
のものを使用しても構わない。
【0023】一方、セラミックス基板2の下面側ランド
5には、例えば半田によって、例えばPb−Sn系半田
ボールやIn系半田ボールのような導体ボール16(例
えば0.9mm径)が接続固定され、この導体ボール16
により半導体パッケージのボール端子が構成されてい
る。なお、このボール端子用の導体ボール16として
も、半田ボール以外に、金属ボールや金属コーティング
樹脂ボール等、少なくとも表面部が導電性を有する各種
の導体ボールも使用することができる。
【0024】これらセラミックス基板2の下面側に接合
されたボール端子16のうち、一部のボール端子16a
は、バイアホール型内部配線層3と電気的に接続された
下面側ランド5と電気的に接続され、外部接続端子とし
て機能するが、その他のボール端子16bはバイアホー
ル型内部配線層3の位置に関係なく形成されている。こ
の電気的な接続関係を有しないボール端子16bは、こ
の半導体パッケージ1の上面に設けた放熱用金属突起1
5と同様、放熱用に供される。
【0025】ボール端子16a、16bは、例えば下面
側ランド5の表面にNi/Auメッキ等を施した後、各
スルーホール内にSn−Pb共晶半田ペースト等を印
刷、充填し、この半田ペースト上にSn−Pb共晶半田
ボール(例えば95%Pb共晶半田ボール)等からなる導
体ボール16を載せ、半田ペーストを溶融させて接合す
ることにより形成することができる。その際、各ボール
端子16a、16bの高さが均一となるように、平板を
用いて各ボール端子16a、16bに均等に荷重(例え
ばボール1個当たり 1g)を加えながら接合を行うよう
にしてもよい。
【0026】以上のように得られた半導体パッケージ1
は、例えばガラスエポキシ製のマザーボード上に例えば
共晶半田からなるペーストによって実装される。この
際、半導体パッケージ1の外部接続端子としてのボール
端子16aは、実装ボードの配線層と電気的に接続さ
れ、以て半導体実装部品が構成される。
【0027】この実施形態の半導体パッケージ1におい
ては、樹脂フィルム10に設けた導体層9で主に信号配
線を取り回している。このような導体層9には上述した
ように、銅箔等の厚さが10μm以下というような金属箔
を使用することができるため、これをエッチングしてパ
ターニングすることにより、例えば配線幅が30μm、配
線間距離が20μmというような高密度配線を実現するこ
とができる。従って、入出力数の多い半導体素子6であ
っても信号配線を容易に取り回すことができるだけでな
く、パッケージサイズそのものを小形化することが可能
となる。また、半導体素子6とパッケージ側のインナー
リード部とを狭ピッチで接続することが可能となる。
【0028】また、本実施形態では、半導体素子6の動
作に伴って生じた熱をセラミックス基板2の裏面等より
効率良く放散させることができると共に、セラミックス
基板2の熱は主に内部配線層3及び樹脂フィルム10の
導体層9を通じて半導体パッケージ1の上面に接合した
各放熱用金属突起15に伝わり、これら放熱用金属突起
15からも表面放散されるので、放熱性により優れた半
導体パッケージ1が実現される。特に、コンピュータ等
の半導体パッケージ搭載機器の小形化によりボード間の
隙間が狭まった環境においては、放熱用金属突起15を
他のボードや筐体等に接触させる構造を採ることによっ
て放熱効果は更に向上する。
【0029】実際に、窒化アルミニウムからなるセラミ
ックス基板を用いたBGA構造の半導体パッケージをガ
ラスエポキシ基板からなる実装ボードに共晶半田ペース
トを用いて実装したところ、電気的にも問題がなく、放
熱特性についても消費電力 7Wの半導体素子を搭載した
条件で、 7℃/Wと良好な熱特性が得られることが確認
できた。また、実装信頼性についても、温度変化 100K
において1000サイクルをクリアするものであった。これ
に対し、放熱用金属突起15を設けない半導体パッケー
ジの熱特性は10℃/Wと高い値を示し、放熱用金属突起
15による放熱性の向上効果を明らかに認めることがで
きた。
【0030】さらに、この実施形態では、絶縁層である
樹脂フィルム14への放熱用金属突起15の接合に半田
を用いたことによって、セラミックス基板2のボード側
の面への導体ボール16の接合のための半田リフロー工
程で樹脂フィルム14への放熱用金属突起15の接合も
同時に達成されることになり、製造工程を簡略化するこ
とができた。
【0031】次に、本発明の半導体パッケージの他の実
施形態について図3を参照して説明する。
【0032】図3に示す半導体パッケージ21は、フリ
ップチップ構造の半導体素子26を搭載対象としたパッ
ケージであり、前述した実施形態と同様な材料からなる
セラミックス基板22の上面側には、半導体素子26を
収容するキャビティ22aが形成されている。そして、
このキャビティ22a内にはフリップチップ構造の半導
体素子26が、その裏面がキャビティ22aの底面すな
わちセラミックス基板22と直接接するように収容され
ている。
【0033】半導体素子26はキャビティ22a内の底
面に、ろう材、半田、ガラス系接着剤等の接合材を用い
て接合してもよいが、単にセラミックス基板22と接触
しているだけであっても、半導体素子26からセラミッ
クス基板22への放熱性を十分に確保することができ
る。この実施形態では、半導体素子26はキャビティ2
2a内に収容されているだけである。
【0034】上述したセラミックス基板22の上面側に
は、前述した実施形態と同様に樹脂フィルム30が接着
剤層31を介して接合固定されている。この樹脂フィル
ム30の上下面には各々導体層29a、29bが設けら
れている。下面側の導体層29aは、これに形成された
接続用突起33を通じて、セラミックス基板22の上面
側ランド24および半導体素子26のバンプ端子26a
と各々接続されている。一方、上面側の導体層29b
は、下面側の導体層29aとセラミックス基板22の内
部配線層23との接続位置に対応する各部位にランド状
に形成され、これらランド状の導体層29b上には、放
熱用金属突起35が例えば半田によって各々接合されて
いる。
【0035】一方、第1のセラミックス基板22の下面
側ランド25には、例えば半田によって導体ボール36
が接続固定され、この導体ボール36により半導体パッ
ケージのボール端子が構成されている。
【0036】この実施形態の半導体パッケージ21にお
いては、半導体素子26をセラミックス基板22のキャ
ビティ22a内に収容することによって、フリップチッ
プ構造の半導体素子26の電極パッドへの電気的な接続
を容易にした上で、半導体素子26とセラミックス基板
22とが直接接触した状態を実現している。これによ
り、半導体素子26の動作に伴って生じた熱を、半導体
素子26の裏面からセラミックス基板22に直接分散さ
せることができる。さらに、セラミックス基板22の熱
は、樹脂フィルム30の上面側に接合された各放熱用金
属突起35に伝わり、これら放熱用金属突起35からも
表面放散されるので、放熱性により優れた半導体パッケ
ージ21が実現される。
【0037】また、各図に示した半導体パッケージの部
分構造は、それぞれ自由に組合せて使用し得るものであ
る。また、上記した実施形態では本発明をBGAパッケ
ージに適用した例について説明したが、本発明はLGA
パッケージやPGAパッケージ等への適用を必ずしも除
くものではない。
【0038】樹脂フィルムとなる樹脂としては、液晶ポ
リマーの他に、ポリイミド、ガラスエポキシ、FR4等
を例示することができる。
【0039】以上、主に金属ボール等のボール状の金属
を用いて放熱用金属突起を形成した場合の実施形態につ
いて述べたが、本発明において有用な金属突起は、これ
に限定されるものではなく、例えば図4に示すように、
金属を突起状に形成したもの全般を含むものである。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、半
導体パッケージのボード接触面の反対の面に金属突起を
接合配置したことで、パッケージ全体としての放熱面が
拡大し、より一層放熱性に優れた半導体パッケージが得
られる。
【0041】また、本発明によれば、前記金属突起を、
樹脂基材の導体層とセラミックス基板の内部配線層との
接続位置に対応するように配置したことで、セラミック
ス基板から金属突起への伝熱効率が高められ、金属突起
による放熱効果を最大限に高めることができる。
【0042】さらに、本発明を特にPGA構造のセラミ
ックスパッケージに適用した場合、金属突起の接合に半
田を用いることによって、セラミックス基板のボード側
の面への半田ボールや導体ボールの接合のための半田リ
フロー工程で、絶縁層への金属突起の接合も同時に行う
ことが可能となり、製造工程を簡略化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体パッケージの一実施形態の概略
構造を示す断面図
【図2】図1の要部拡大断面図
【図3】本発明の半導体パッケージの他の実施形態の概
略構造を示す断面図
【図4】本発明の半導体パッケージにおける金属突起の
例を示す図
【符号の説明】
1、21……BGA構造の半導体パッケージ 2、22……セラミックス基板 3、23……バイアホール型内部配線層 6、26……半導体素子 9、29……導体層 10、30……樹脂フィルム 14……樹脂フィルム(絶縁層) 15、35……放熱用金属突起 16、36……ボール端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部配線層が設けられたセラミックス基
    板と、 前記セラミックス基板上に接合され、前記内部配線層と
    接続された導体層が設けられた樹脂基材と、 前記樹脂基材の導体層と電気的に接続された半導体素子
    と、 前記樹脂基材上に前記導体層に対して絶縁して接合され
    た金属突起とを有することを特徴とする半導体パッケー
    ジ。
  2. 【請求項2】 内部配線層が設けられたセラミックス基
    板と、 前記セラミックス基板上に接合され、前記内部配線層と
    接続された導体層が設けられた樹脂基材と、 前記樹脂基材の導体層と電気的に接続された半導体素子
    と、 前記樹脂基材上に絶縁層を介して接合された金属突起と
    を有することを特徴とする半導体パッケージ。
  3. 【請求項3】 内部配線層が設けられたセラミックス基
    板と、 前記セラミックス基板上に接合され、前記内部配線層と
    接続された導体層が設けられた樹脂基材と、 前記樹脂基材の導体層と電気的に接続された半導体素子
    と、 前記樹脂基材上に前記導体層に対して絶縁して接合さ
    れ、前記樹脂基材の導体層と前記セラミックス基板の内
    部配線層との接続位置に対応するように配置された金属
    突起とを有することを特徴とする半導体パッケージ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3記載のいずれかの半導体
    パッケージにおいて、 前記金属突起が半田により接合されていることを特徴と
    する半導体パッケージ。
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