JPH1025621A - ポリエステル系弾性繊維及びそれからなる伸縮性湿式不織布 - Google Patents
ポリエステル系弾性繊維及びそれからなる伸縮性湿式不織布Info
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Abstract
することができ、しかも耐久性に優れた親水性を呈し、
特に湿式不織布用として好適なポリエステル系弾性繊維
及びそれからなる伸縮性に優れた湿式不織布を提供す
る。 【解決手段】 ポリエステル系エラストマー中に、下記
一般式(1)で表されるスルホン酸金属塩化合物と下記
一般式(2)で表されるヒドロキシ化合物からなる膠着
防止剤を0.2〜10重量%含有させたポリエステル系
弾性繊維、及びこの繊維を抄紙した伸縮性湿式不織布。 R−SO3 M ……(1) (式中、Rは平均炭素数が5〜25のアルキル基、アリ
ール基又はアルキルアリール基、Mはアルカリ金属を表
す。) R’−X−CH2 CH2 OH ……(2) (式中、R’は平均炭素数が5〜25のアルキル基、X
はCONY、N(CH2CH2 OH)又は直接結合を表
し、YはH又はCH2 CH2 OHを表す。)
Description
いために容易に開繊・分繊することができ、しかも耐久
性に優れた親水性を呈するポリエステル系弾性繊維に関
する。さらに詳しくは、紡糸時に繊維間の膠着発生がな
く、安定して紡糸することができ、またガイド等との摩
擦、接触による静電気の発生がなく、繊維表面の平滑性
も良好なので、後加工においてカード機や紡績機械等の
工程通過性に優れ、しかも優れた耐久親水性を有するの
で、特に湿式不織布(以下抄紙と称することがある)用
の繊維として用いた場合、水中分散性が極めて良好で品
位に優れた湿式不織布を容易に得ることのできるポリエ
ステル系弾性繊維に関するものである。
なる弾性繊維は、紡糸・引取り工程において糸同士が膠
着しやすいため、繊維を開繊して使用する用途、特に湿
式不織布用途においてはその開繊性が不十分となり、得
られる不織布中に未開繊の束状繊維からなる欠点が多く
なる。このため地合が悪くなり、強度、伸度、弾性特性
等の性能も低下し、さらにはこれらの特性が部分的にバ
ラツキの大きなものになるという問題があった。
野においても、ポリエステル系弾性繊維は高弾性でガイ
ド等の接触面との摩擦が極めて高いため、カード通過性
や紡績性等の工程通過性が悪く、得られる最終製品の風
合いも粘着性を帯びてべたつき感があるという問題があ
った。
夏場に温調装置のない倉庫内や輸送トラック内等で梱包
ベールを多段に積載した場合、繊維間に膠着が発生しや
すいという問題もあった。
開平5−302255号公報には、組成の異なるポリエ
ステル系エラストマーを芯鞘型に複合し、鞘成分にソフ
トセグメントの割合が少なく膠着性が抑制されたエラス
トマーを用いる方法が提案されている。しかしながら、
実用上満足できる程度まで膠着性が抑制されたポリエス
テル系エラストマーを用いると、得られる複合繊維の弾
性性能が不十分になるという問題があった。
53号公報、特開平3−8855号公報等には、紡糸時
の単糸本数を30本以下に減らして紡糸時の単糸間膠着
を抑制する方法が提案されている。しかしこのような方
法では開繊性はまだ不十分であるばかりか、生産性も下
がってしまい、また夏場等の保管・輸送時等で発生する
膠着を防止することはできない。
は、ポリオレフィンを1〜10重量%及び無機微粉末を
1〜8重量%エラストマーに添加して膠着を防止する方
法が提案されているが、このような方法では紡糸時の繊
維間膠着を十分なレベルまで防止することは困難であ
る。
繊維中にスルホン酸金属塩化合物を配合することは特公
昭47−11280号公報、特公昭60−56802号
公報等に開示されている。しかしながらその目的は、単
に繊維に帯電防止性能を付与するためであり、本発明者
らの検討によれば、この化合物を単独でポリエステル系
エラストマーに含有させても、十分な膠着防止効果は得
られない。
術の問題を解消し、繊維間の膠着がないために容易に開
繊・分繊することができ、しかも耐久性に優れた親水性
を呈し、特に湿式不織布用として好適なポリエステル系
弾性繊維及びそれからなる伸縮性湿式不織布を提供する
ことを目的とする。
ば、前記本発明の目的は、「 ポリエステル系エラスト
マーからなる弾性繊維において、該ポリエステル系エラ
ストマーが、下記一般式(1)で表されるスルホン酸金
属塩化合物と下記一般式(2)で表されるヒドロキシ化
合物とからなる膠着防止剤を、エラストマー重量を基準
として0.2〜10重量%含有することを特徴とするポ
リエステル系弾性繊維。 R−SO3 M ……(1) (式中、Rは平均炭素数が5〜25のアルキル基、アリ
ール基又はアルキルアリール基、Mはアルカリ金属を表
す。) R’−X−CH2 CH2 OH ……(2) (式中、R’は平均炭素数が5〜25のアルキル基、X
はCONY、N(CH2CH2 OH)又は直接結合を表
し、YはH又はCH2 CH2 OHを表す。)」及び、
「 ポリエステル系弾性繊維からなる湿式不織布におい
て、該ポリエステル系弾性繊維が、上記一般式(1)で
表されるスルホン酸金属塩化合物と上記一般式(2)で
表されるヒドロキシ化合物とからなる膠着防止剤を、ポ
リエステル系エラストマー重量を基準として0.2〜1
0重量%含有し、且つその単繊維繊度が0.1〜20デ
ニール、繊維長が2〜25mmであることを特徴とする
伸縮性湿式不織布。」により達成される。
(1)で表されるスルホン酸金属塩化合物は、分子中に
少なくとも1個のスルホン酸金属塩からなる親水性基と
適度な撥水性を示す基とを有する化合物であり、後述の
一般式(2)で表されるヒドロキシ化合物とともにポリ
エステル系エラストマー中に含有せしめることにより、
該エラストマーの膠着防止効果を発揮するものである。
式中、Mはアルカリ金属を表し、ナトリウム、カリウ
ム、リチウムなどであり、特にナトリウムが好ましい。
また、Rは平均炭素数が5〜25、好ましくは8〜20
のアルキル基、アリール基又はアルキルアリール基を表
し、ここでアルキル基は直鎖又は分岐を有することもあ
る飽和又は不飽和炭化水素基である。Rの炭素数が5未
満の場合には膠着防止効果が小さくなり、一方25を越
える場合にはポリマー中への相溶性が悪くなることがあ
る。このようなスルホン酸金属塩化合物の具体例として
は、平均炭素数が15のアルキルスルホン酸ナトリウ
ム、デカンスルホン酸ナトリウム、ラウリルスルホン酸
ナトリウム、デカンジスルホン酸ナトリウム、ドデシル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム、ジブチルナフタレンス
ルホン酸カリウム等が挙げられる。
で表されるヒドロキシ化合物は、XがCONHである脂
肪酸モノエタノールアミド、XがCON(CH2 CH2
OH)である脂肪酸ジエタノールアミド、XがN(CH
2 CH2 OH)であるアルキルジエタノールアミン、又
はXが直接結合である脂肪族高級アルコールなどであ
り、式中R’は前記のアルキル基と同様に、直鎖又は分
岐を有することもある飽和又は不飽和炭化水素基であ
り、その平均炭素数は5〜25、好ましくは8〜18で
ある。炭素数がこの範囲を外れると、前記スルホン酸金
属塩化合物をポリエステル系エラストマー中に均一に分
散できなくなるので好ましくない。好ましく用いられる
ヒドロキシ化合物の具体的な例としては、ラウロイルモ
ノエタノールアミド、ステアロイルモノエタノールアミ
ド、ラウロイルジエタノールアミド、ステアロイルジエ
タノールアミド、ラウリルジエタノールアミン、ステア
リルジエタノールアミン、ステアリルアルコール等が挙
げられる。
で表されるスルホン酸金属塩化合物と、前記一般式
(2)で表されるヒドロキシ化合物を含有することを必
須の要件とするものであるが、スルホン酸金属塩化合物
の量が少なくなりすぎてヒドロキシ化合物の量が多くな
りすぎると熱安定性が低下して紡糸調子等が悪くなるこ
とがあり、一方スルホン酸金属塩化合物の割合が多くな
りすぎると、ポリエステル系エラストマー中へのスルホ
ン酸金属塩化合物の分散性が悪くなって十分な膠着防止
効果が得られなくなる傾向があるので、一般式(1)で
表されるスルホン酸金属塩化合物と、一般式(2)で表
されるヒドロキシ化合物との混合重量割合(W1 /
W2 )は95/5〜50/50、好ましくは90/10
〜60/40の範囲が適当である。ここで、W1 は膠着
防止剤中の前記スルホン酸金属塩化合物の含有量、W2
は膠着防止剤中の前記ヒドロキシ化合物の含有量を表
す。
式(1)で表されるスルホン酸金属塩化合物に、一般式
(2)で表されるヒドロキシ化合物を併用しているの
で、適度なブリードアウト性を有している。このため、
繊維表面により多くの膠着防止剤が分布し、より優れた
膠着防止効果が得られる。また、該剤が洗濯等で表面か
ら脱落しても、繊維内部にある剤が表面にブリードアウ
トしてくるため、該剤の親水効果を長期間発揮する、す
なわち耐久性に優れた親水性も得ることができるのであ
る。
トマーは、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレン
テレフタレート、ポリ−1,4−シクロヘキサンジメチ
レンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ
ブチレンナフタレート等の高融点芳香族ポリエステルを
ハードセグメントとし、ポリ(エチレンオキシド)グリ
コール、ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコール等
のポリ(アルキレンオキシド)グリコール(脂肪族ポリ
エーテル)、ポリブチレンアジペート、ポリエチレンセ
バケート、ポリカプロラクトン等の脂肪族ポリエステ
ル、ポリドデシレンイソフタレート、ポリオクチレンイ
ソフタレート等の低融点又は非晶性芳香族ポリエステル
などをソフトセグメントするブロック共重合体であり、
特にポリ(アルキレンオキシド)グリコールをソフトセ
グメントとするポリエーテルエステルブロック共重合体
が好適に用いられる。
合体についてより詳細に述べると、全酸成分の50モル
%以上、好ましくは80モル%以上、特に好ましくは9
0モル%以上がテレフタル酸である酸成分と、グリコー
ル成分の80モル%以上、好ましくは90モル%以上が
1,4−ブタンジオールである低分子量グリコール成
分、及び平均分子量が約400〜4000のポリ(アル
キレンオキシド)グリコール成分からなるポリエーテル
エステルブロック共重合体が好ましく用いられる。
テレフタル酸成分以外の酸成分としては、イソフタル
酸、フタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、ビス
(p−カルボシキフェニル)メタン、4,4’−ジフェ
ニルエーテルジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸、ア
ジピン酸、セバシン酸、ドデカン二酸等の脂肪族ジカル
ボン酸及び1,4−シクロへキサンジカルボン酸等の脂
環族ジカルボン酸が挙げられ、なかでもイソフタル酸が
好ましい。
もよい1,4−ブタンジオール以外の低分子量グリコー
ル成分としては、エチレングリコール、1,3−プロパ
ンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキ
サンジオール、ジエチレングリコール及び、1,4−シ
クロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタ
ノール等が挙げられる。
しては、ポリエチレングリコール、ポリ(プロピレンオ
キシド)グリコール、ポリ(テトラメチレンオキシド)
グリコール等が挙げられ、特に平均分子量が1000〜
3000のポリ(テトラメチレンオキシド)グリコール
が好ましい。
のポリ(アルキレンオキシド)グリコール成分の含有量
は、30〜80重量%、特に50〜70重量%の範囲内
にあることが好ましく、上記範囲より少ないと伸縮性が
低下し、逆に多くなると結晶性が低下して紡糸が困難に
なり、また伸縮性も低下する。なお、ポリエーテルエス
テルブロック共重合体は、オルトクロロフェノールを溶
媒として温度30℃で測定した固有粘度は1.0〜3.
0、特に1.3〜2.0の範囲が適当である。また、該
共重合体の融点は、後工程における加工安定性や得られ
る製品の熱特性の点から130〜200℃の範囲が適当
である。なお、かかる共重合体には、得られる不織布の
用途に応じて着色剤、酸化防止剤、耐熱剤、艶消し剤等
の添加剤をを少量添加してもよい。
は、前記スルホン酸金属塩化合物及びヒドロキシ化合物
からなる膠着防止剤を、ポリエステル系エラストマーの
重量を基準として0.2〜10重量%、好ましくは2〜
5重量%含有させる必要がある。含有量が0.2重量%
未満の場合には、十分な膠着防止効果が得られず、開繊
・分繊性が悪化するだけでなく、繊維表面の平滑性や親
水性も低下して、特に湿式不織布用途としては水中分散
性が悪くなる。一方10重量%を越える場合には、紡糸
の安定性が低下し、またガイド、ローラー等にスカムが
堆積して走行糸がそれにとられて断糸しやすく、さらに
親水性も悪化して水中への分散性も不十分なものとな
る。
止剤を含有させる方法には特に制限はなく、従来公知の
方法を用いることができる。例えば、スルホン酸金属塩
化合物と前記ヒドロキシ化合物の混合物をポリエステル
系エラストマーと溶融混合してまずマスターバッチを製
造し、このマスターペレットをさらにポリエステル系エ
ラストマーペレットと混合溶融する方法、スルホン酸金
属塩化合物と前記ヒドロキシ化合物の混合物にステアリ
ン酸マグネシウム等の無機物を添加してペレット化し、
これをポリエステル系エラストマーペレットとチップブ
レンドする方法、スルホン酸金属塩化合物と前記ヒドロ
キシ化合物の混合物をポリエステル系エラストマーに溶
融添加する方法等が挙げられる。
る繊維の断面形状、単繊維繊度、繊維長等は特に限定さ
れるものではなく、用途分野の要求に応じて適宜選択設
定すればよい。例えば短繊維となして湿式不織布となす
場合には、その単繊維繊度は0.1〜20.0デニール
の範囲が適当であり、この範囲未満では紡糸時の生産性
が低下し、この範囲を越えると抄紙時の構成繊維本数が
低下して抄紙しにくくなり、また得られる湿式不織布
(抄紙)の地合や強伸度特性が低下する。また繊維長は
2〜25mmの範囲が適当であり、この範囲未満では繊
維間の絡みが少なくなって抄紙しにくくなったり、得ら
れる湿式不織布(抄紙)が破れやすくなり、強伸度も不
十分なものとなる。さらに捲縮は実質的に存在しないほ
うが水中分散性の観点より好ましいが、本発明の弾性繊
維は、前記の膠着防止剤を含有していて繊維間が滑りや
すくなっているので、わずかであれば捲縮を有していて
もかまわなく、捲縮数が8個/25mm以下であれば十
分抄紙することが可能である。
止剤を含有しているので、従来よりも高温度で熱処理す
ることができるので、熱収縮性の小さいものが容易に得
られる。例えば120℃における乾熱収縮率が40%以
下、好ましくは30%以下、特に好ましくは20%以下
のものが容易に得られ、これからなる不織布は伸縮特性
が良好なものとなる。
場合は、繊度は0.1〜200デニール、特に2〜10
0デニールの範囲が適当であり、繊維長は30〜200
mmの範囲が適当である。また捲縮数は6〜25個/2
5mm、捲縮度は6〜30%の範囲が適当である。
テル樹脂が、繊維重量を基準として0.1〜2.0重量
%、好ましくは0.2〜1.0重量%付着していること
が好ましく、このような繊維は、水分散性ポリエステル
樹脂が前述の膠着防止剤と親和性が良好なため、優れた
耐久性のある親水性を呈し、抄紙時に水中へ分散させる
際、極めて均一に水中に分散させることができ、品位の
良好な伸縮性不織布が極めて容易に得られる。
ルボン酸成分とジオール成分とさらに水分散性を高める
ために親水性基を有する成分を共重合したものが用いら
れる。好ましく用いられる樹脂としては、具体的には、
テレフタル酸とイソフタル酸のモル比が95/5〜50
/50で、グリコール成分としてエチレングリコール及
び/又はジエチレングリコールを用い、これに平均分子
量が600〜6000のポリエチレングリコールを30
〜90重量%(共重合体重量に対して)、さらに必要に
応じて5−ナトリウムスルホイソフタル酸成分を20モ
ル%以下共重合したポリエチレンテレフタレート系共重
合ポリエステルを挙げることができる。なおここでいう
水分散性とは、水中に微分散し得るものだけでなく、水
中に溶解し得るものであってもよい。
繊維は、例えば以下の方法により製造される。すなわ
ち、前記の膠着防止剤を含有せしめたポリエステル系エ
ラストマーを、従来公知の繊維用溶融紡糸装置を用いて
紡糸する。紡糸温度はポリエステル系エラストマーの融
点+30℃〜融点+80℃の範囲が適当である。紡糸引
取速度は特に限定されないが、通常は100〜2000
m/分の範囲が適当である。引取られた未延伸糸は、室
温ないし100℃の温度下所望の倍率で延伸するか又は
延伸処理すことなく、80〜120℃で熱処理、好まし
くは15〜40%弛緩させながら熱処理する。かくする
ことにより、乾熱収縮率が40%以下でしかも弾性回復
性能の良好な弾性繊維を得ることができる。
脂を付与する方法は、該弾性繊維を抄紙する以前の段階
であればいつでもかまわないが、通常は延伸した後に水
分散性ポリエステル樹脂分散液で処理し、次いで熱処理
した後カットする方法が効果的である。なお付着方法は
ディップ、スプレー等通常の方法が採用される。
式抄紙(湿式不織布を製造)する方法は、従来公知の方
法をそのまま採用すればよく、例えば短繊維を離解機を
用いて水中に均一に分散させ、得られたスラリーを常法
に従って抄紙となせばよい。なおこの際、通常の抄紙に
使用されるバインダー成分を併用してもよい。得られた
抄紙には水流交絡処理を施してもよく、その方法として
は、例えば、上述で得られた湿式不織布(抄紙)を、未
乾燥の水分を含んだ状態で100メッシュ以下のネット
に移送し、ノズル径0.2mmのノズルから10〜40
kg/cm2 、好ましくは15〜25kg/cm2 の高
圧水流を一方の面から噴射処理し、同時に他方の面から
吸引(真空吸引)することにより水を脱水し、次いで、
ノズル径0.1mmのノズルから30〜100kg/c
m2 、好ましくは40〜60kg/cm2 の高圧水流を
前記の面と同一の面から噴射処理、好ましくは複数回噴
射処理し、同時に他方の面から吸引(真空吸引)するこ
とにより水を脱水し、引き続いて、この一連の操作を他
方の面からも行う方法を採用すればよい。水流交絡処理
した不織布は、さらに吸引脱水後絞りローラーを通過さ
せ、引き続いてドラム型乾燥機や熱風式乾燥機にて乾燥
すればよい。
連続で行っても非連続で行ってもよいが、非連続で行う
場合には抄紙工程で得られる不織布を一旦乾燥させて巻
き取る必要がある。この場合には、不織布の取扱い性を
向上させるため、熱水可溶性のバインダー繊維、特にポ
リビニルアルコール系バインダー繊維を少量、例えば1
〜10重量%、好ましくは3〜5重量%(弾性繊維を基
準とする)の範囲で併用しておくことが好ましい。この
ようなバインダー繊維は、不織布の製造が完了した時点
で、80〜90℃の熱水で処理して溶解除去することに
より、弾性性能の良好な不織布となすことができる。か
かるバインダー繊維の繊度及び繊維長は、弾性繊維と同
程度であることが、地合の均一な湿式不織布を得るうえ
で好ましい。
なくエンボスロール等を用いて部分的に熱圧着してもよ
い。例えば一対のエンボスローラー間又はエンボスロー
ラーとフラットローラーからなる一組のローラー間に抄
紙を通す。ローラー温度は、使用するポリエステル系エ
ラストマーの種類によって変わってくるが、通常はポリ
エステル系エラストマーの融点より5℃以上低い温度で
圧接される。圧接される部分の割合は面積率で4〜20
%が好ましい。
目付は10〜300g/m2 、好ましくは20〜200
g/m2 、特に好ましくは50〜100g/m2 の範囲
が適当であり、破断伸度は150〜500%、好ましく
は300〜450%の範囲が適当である。
に説明する。なお、実施例における評価は下記の方法に
したがった。
さ及び単糸の分繊状態で判定した。原糸が柔らかく、さ
らさらと単糸に分繊する場合を○印、原糸がやや硬く、
部分的に単糸が分繊されない場合を△印、原糸が針金状
で、単糸同士がしっかりと密着して分繊しない場合を×
印で示す。
ーに100ccの水を入れ、この中に所定の繊維長に切
断した繊維を0.5g入れ、メスシリンダーの上に蓋を
して、メスシリンダーを上下に5回強く振動させた後、
結束繊維の有無を目視判定した。結束繊維が4個以下し
か認められない場合を○印、5〜20個認められる場合
を△印、21個以上認められる場合を×印で示す。
3に準じ、定速緊張型引張試験機を用いて、湿式不織布
の縦方向及び横方向の破断強度、破断伸度を測定し、夫
々その平均値を求めた。
で20分間処理した時の熱収縮率を求めた。
を目視による官能検査により判定した。斑が少なく均一
性に富んでいる場合を○印、やや斑があるが実用上は余
り問題にならない場合を△印、斑が多発し著しく不均一
である場合を×印で示す。
ら、幅5cm、長さ10cmの試験布をサンプリング
し、引張試験機を用いて、引張速度10cm/分で伸度
20%まで伸長し、次いで同速度で0%まで戻し、0%
に戻した時の長さ(L)を測定して次式より弾性回復率
を求めた。 弾性回復率(%)=100−100×(L−10)/2
チレングリコール成分及び平均分子量が2000のポリ
(テトラメチレンオキシド)グリコール成分からなり、
固有粘度が1.35、ポリ(テトラメチレンオキシド)
グリコール成分の含有量が約60重量%のポリエーテル
エステルブロック共重合体(ポリエステル系エラストマ
ー)を得た。
キルスルホン酸ナトリウム塩60重量%とラウロイルモ
ノエタノールアミド40重量%とからなる膠着防止剤
を、共重合体重量を基準として2重量%となるよう、通
常の溶融押出機を用いて温度200℃で溶融混合し、孔
径0.3mmの細孔を1200個有する紡糸口金から吐
出し、該吐出糸条を冷却後、水分散性ポリエステル(テ
レフタル酸/イソフタル酸/エチレングリコール/平均
分子量が2000のポリエチレングリコールからなる共
重合体:テレフタル酸/イソフタル酸のモル比は7/
3、ポリエチレングリコール成分の含有量は約50重量
%)を0.3重量%(糸条重量基準)付着させ、ついで
1800m/分の速度で引取り、単繊維繊度が1.5デ
ニールの未延伸糸を得た。この未延伸糸を、長さ10m
mに切断して抄紙用短繊維を調整した。
分散させて濃度0.01重量%のスラリーとなした後、
タッピー抄紙機を用いて抄紙した。なお、地合調整剤と
しての増粘剤(カロボメトキシセルローズ)を少量併用
し、また乾燥機の温度は145℃とした。
量)は80g/m2 、厚さが0.080mm、乾燥引張
強度が0.9Kg/15mm、伸度が42%であり、こ
の紙は優れた伸長回復特性を有していた。またこれを用
いて物を包装しても、皺が発生したりガサガサという音
が発生することはなく、ソフトな風合を呈していた。
1において、膠着防止剤の組成及びその付着量、並びに
単繊維繊度及び繊維長を表1に記載の如く変更する以外
は、実施例1と同様にして湿式不織布を得た。この評価
結果をまとめて表1に示す。
素数が15のアルキルスルホン酸ナトリウム塩に変えて
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを用いる以外は
実施例1と同様にして湿式不織布を得た。この不織布
は、目付(坪量)が83g/m2 、厚さが0.085m
m、乾燥引張強度が1.0Kg/15mm、伸度が45
%であり、また伸長弾性回復率は90%で、優れた伸長
回復特性を有するソフトで地合の良好なものであった。
イルモノエタノールアミドに変えてジエタノールステア
リルアミンを用いる以外は実施例1と同様にして湿式不
織布を得た。この不織布は、目付(坪量)が81g/m
2 、厚さが0.082mm、乾燥引張強度が0.9Kg
/15mm、伸度が43%であり、また伸長弾性回復率
は89%で、優れた伸長回復特性を有するソフトで地合
の良好なものであった。
維間に膠着がないため、安定して紡糸することができ、
また均一に開繊・分繊できるので水中分散性にも優れて
いる。さらに平滑性、耐久親水性にも優れている。した
がって、これらの特性を生かして、単独又は他の繊維と
混合した種々の繊維集合体に利用でき、特に湿式不織布
にした場合、優れた弾性特性及び良好な地合を有する不
織布が得られる。
繊維からなる上述のような布帛は、例えばドレスシャ
ツ、カジュアルシャツ、婦人ブラウス、婦人スカート、
肌着、スラックス、メンズフォーマルウェア、レディス
フォーマルウェア、ニットウェア、スポーツウェア、コ
ート、アウトウェア一般、ベビーウェア、子供服全般、
紳士スーツ、ジャッケット、ブルゾン、ユニフォーム一
般、特殊作業用ワーキングウェア、無塵衣、着物、和装
肌着、和装裏地、芯地、家庭用品(エプロン、テーブル
クロス、手袋、帽子、生理用ナプキン、ウエットティッ
シュ、ワイパー等)、寝具又は寝衣(フトン、シーツ、
フトンカバー、パジャマ等)、自動車内装天井材及び床
材、インテリア用品、カーペット、その他産業用資材等
の分野に幅広く利用することができ、その工業的価値は
極めて大きい。
Claims (6)
- 【請求項1】 ポリエステル系エラストマーからなる弾
性繊維において、該ポリエステル系エラストマーが、下
記一般式(1)で表されるスルホン酸金属塩化合物と下
記一般式(2)で表されるヒドロキシ化合物とからなる
膠着防止剤を、エラストマー重量を基準として0.2〜
10重量%含有することを特徴とするポリエステル系弾
性繊維。 R−SO3 M ……(1) (式中、Rは平均炭素数が5〜25のアルキル基、アリ
ール基又はアルキルアリール基、Mはアルカリ金属を表
す。) R’−X−CH2 CH2 OH ……(2) (式中、R’は平均炭素数が5〜25のアルキル基、X
はCONY、N(CH2CH2 OH)又は直接結合を表
し、YはH又はCH2 CH2 OHを表す。) - 【請求項2】 一般式(1)で表されるスルホン酸金属
塩化合物と一般式(2)で表されるヒドロキシ化合物と
の重量割合(W1 /W2 )が95/5〜50/50であ
る請求項1記載のポリエステル系弾性繊維。(但し、W
1 は膠着防止剤中の前記スルホン酸金属塩化合物の含有
量、W2 は膠着防止剤中の前記ヒドロキシ化合物の含有
量を表す。) - 【請求項3】 ポリエステル系エラストマーが、テレフ
タル酸を主とするジカルボン酸成分、1,4−ブタンジ
オールを主とするグリコール成分及び平均分子量が約4
00〜4000のポリ(アルキレンオキシド)グリコー
ル成分を構成成分とするポリエーテルエステルブロック
共重合体である請求項1又は2記載のポリエステル系弾
性繊維。 - 【請求項4】 ポリエステル系弾性繊維からなる湿式不
織布において、該ポリエステル系弾性繊維が、下記一般
式(1)で表されるスルホン酸金属塩化合物と下記一般
式(2)で表されるヒドロキシ化合物とからなる膠着防
止剤を、ポリエステル系エラストマー重量を基準として
0.2〜10重量%含有し、且つその単繊維繊度が0.
1〜20デニール、繊維長が2〜25mmであることを
特徴とする伸縮性湿式不織布。 R−SO3 M ……(1) (式中、Rは平均炭素数が5〜25のアルキル基、アリ
ール基又はアルキルアリール基、Mはアルカリ金属を表
す。) R’−X−CH2 CH2 OH ……(2) (式中、R’は平均炭素数が5〜25のアルキル基、X
はCONY、N(CH2CH2 OH)又は直接結合を表
し、YはH又はCH2 CH2 OHを表す。) - 【請求項5】 ポリエステル系弾性繊維の乾熱収縮率が
40%以下である請求項4記載の伸縮性湿式不織布。 - 【請求項6】 ポリエステル系弾性繊維の繊維表面に、
水分散性ポリエステル樹脂が0.1〜1.0重量%付着
している請求項4又は5記載の伸縮性湿式不織布。
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