JP2909164B2 - 吸水性能の優れた複合繊維および不織布 - Google Patents

吸水性能の優れた複合繊維および不織布

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、フエーシング材・ワイピングクロス・芯地
・衣料・デイスポーザブル手術衣等の医療用途などに使
用するのに好適な優れた吸水性能を有する繊維絡合不織
布に関するものである。
(従来の技術) 従来より、表層が緻密に交絡した極細繊維の層からな
り、その下部が極細繊維束状繊維の絡合層である交絡不
織布は公知である。このような交絡不織布は、たとえば
紡糸直後で極細繊維を集束し部分的に接着して一本にし
た繊維、1成分を他成分間に放射状に介在させた菊花状
断面の繊維、多層バイメタル型繊維、繊維軸方向に連続
した極細繊維が多数配列集合し他の成分で結合された繊
維などの、いわゆる極細繊維形成性繊維を用いて繊維ウ
エブとし、これをニードルパンチした後、高速流体流を
接触させてフイブリル化させながら緻密に交絡させるこ
とにより形成される。
そして、このような不織布は、緻密な交絡不織布層部
分を銀面層とする皮革様シートとして使用されている。
また近年、繊維分野特に不織布分野でポリエチレンテ
レフタレートを代表するポリエステル繊維の役割が大き
くなり、特に最近ベビーおむつやおむつライナー、生理
用品などの衛生材料分野や外食産業向けのカウンターク
ロス、台所用品の流し台の水切り袋などの非衛生材料分
野や、シツプ薬の基布や固定用シート、病院用手術衣、
マスク等のメデイカル分野などに、不織布が広く使用さ
れてきている。これらの多くの不織布製品の中で、特に
ベビーおむつ、生理用品などのものについては、従来の
もの以上に耐久性のある吸水性能が求められていた。
(発明が解決しようとする課題) 従来の極細繊維形成性繊維(分割型繊維)で作つた繊
維ウエブに、高速流体流を接触させて極細繊維および/
またはその束に枝分かれさせると同時に緻密に交絡させ
て得られる不織布構造体では、不織布単独で使用する分
野では極細繊維が毛羽だちして手や肌にまつわりついた
り、柔らか過ぎて腰がなく製品形態を保持できないとい
う欠点を有している。また、極細繊維形態が比較的に均
質であるため絡みの強度が十分でなく、不織布としての
強度が出ず、用途によつては必ずしも好ましいものでは
なかつた。また吸水性能に関しても、今迄のものは、油
剤等による表面処理の後加工方法によるものがほとんど
で、このものは初期性能はあつても、ある程度使用した
場合に表面油剤が脱落し、性能が極端に低下するものが
多かつた。
その中でも、おむつの表面材や生理用パツトの表面材
の湿式用不織布用途では、製造工程上必ず水中での抄紙
工程を経るため、繊維表面への親水化剤のコーテイング
方法では抄紙時に該親水化剤が脱落してしまい、最終製
品では十分な性能が保持されていないものしか得られな
い。
本発明の目的は、少なくとも片面は繊維が緻密に絡合
し、崇高性で腰があり、更には不織布強度も高く、しか
も耐久性のある優れた吸水性能を有する繊維絡合不織布
を提供することであり、そしてこのような不織布に好適
に用いられる繊維を提供することも目的としている。
(課題を解決するための手段) 本発明は、ポリオキシアルキレングリコールおよびス
ルホン酸アルカリ金属塩誘導体をそれぞれ0.2〜10.0重
量%および0.1〜5.0重量%含有している熱可塑性結晶性
ポリエステル(A)および該ポリエステル(A)と相溶
性を有していない繊維形成性熱可塑性ポリマー(B)か
らなり、かつ(A)と(B)の重量比が15:85〜85:15の
範囲内であり、さらに(A)と(B)の少なくとも一方
は微細繊維形成性成分となつている複合繊維であり、好
ましくは、繊維横断面における個々の微細繊維形成性成
分の形状が互に異にしている上記複合繊維であり、そし
て、上記複合繊維を主体繊維とする不織布であつて、該
不織布の少なくとも片面には該複合繊維の少なくとも一
部が割裂して形成された微細繊維が存在している不織布
である。そして、好ましくは、該繊維層が該不織布の中
間層あるいは他の面側の繊維層の見かけ密度より0.03g/
cm3以上高い密度を有することを特徴とする不織布であ
る。
本発明をより具体的に説明すると、本発明で用いるポ
リオキシアルキレングリコールとしては、ポリエステル
とは実質的に反応性を有しないことが必要である。ここ
で実質的に反応性を有しないとは、ポリエステルと共重
合しないことを意味する。ポリオキシアルキレングリコ
ールがポリエステルと反応すると、紡糸性が不良となる
ので好ましくない。特にポリエステルの重合度を低下さ
せ紡糸時の溶融粘度が極端に低下することとなり、複合
紡糸性が不安定となり断面異常が発生しその結果単糸切
れ、断糸が多発してくるとともに、連続運転が不可能と
なつてくる。
従つてポリオキシアルキレングリコールとしては、分
子量が1000以上、好ましくは3000以上のものが良い。分
子量を低すぎるとポリエステルとの反応性が大きくなり
前述の問題点が発生してくるので好ましくない。組成と
してはポリオキシエチレングリコール単独ポリマーでも
よいし、オキシエチレン単位とオキシプロピレン単位を
ランダム又はブロツク状に共重合したポリマーでもよ
い。ただし、オキシエチレン単位とオキシプロピレン単
位の組成比によつては、水に対して親水性が低下してく
る場合があるので、本発明の目的を阻害しない範囲でオ
キシエチレン単位が主成分である方が好ましい。また、
ポリオキシアルキレングリコールとしてはポリオキシエ
チレングリコールとポリオキシエチレン−ポリオキシプ
ロピレン共重合の混合物等を使用してもかまわない。
ポリオキシアルキレングリコールの末端は水酸基であ
つても、非エステル形成性有機基で封鎖されていてもよ
い。末端が非エステル形成性有機基で封鎖されたものに
あつては、ポリオキシアルキレングリコールの平均分子
量が800〜3000程度の低いものでもよい。
ポリオキシアルキレングリコールのポリエステルポリ
マー層への含有量は、0.2重量%から10重量%の範囲が
好ましい。0.2重量%未満では目的とする親水性が不十
分である。10重量%を越えると紡糸性が不良となり好ま
しくない。またポリオキシアルキレングリコール中に酸
化防止剤を含んでいてもかまわない。特に、ポリエチレ
ンテレフタレート等の高融点のポリマーを用いる場合、
防止温度が高くなるためポリオキシアルキレングリコー
ルは酸化分解、熱分解を発生しやすくなるので、これを
防ぐためにヒンダートフエノール系の酸化防止剤を添加
して繊維化することは有効である。
これに対して上記ポリオキシアルキレングリコールと
併用されるスルホン酸金属塩の誘導体は、1分子内に少
なくとも1個のスルホン酸金属塩の親水基とアルキル基
などの適度な疎水性基を有する界面活性剤的な化合物が
好ましい。たとえば下記の構造をもつものが例示される
がむろんこれに限定されるものではない。
ここでMはアルカリ金属を示し、通常、ナトリウム、
カリウム、リチウムであり、特にナトリウムが好まし
い。Rは炭素数が8以上のアルキル基が好ましい。炭素
数7以下のアルキル基の場合は、ポリエステルとの相溶
性がやや悪くなる。また上記化合物の混合物を用いても
かまわない。
スルホン酸金属塩誘導体のポリエステル成分への含有
量は0.1重量%から5.0重量%の範囲内である。0.1重量
%未満では目的とする親水性が不十分である。また5.0
重量パーセントを越えると紡糸時の曳糸性が不良とな
り、単糸切れ、断糸が多くなり好ましくなく、さらに延
伸性も不良となり、延伸倍率が低いため糸物性的にも低
強度の糸となり好ましくない。
また、ポリオキシアルキレングリコールとスルホン酸
金属塩誘導体の存在比率は、スルホン酸金属塩誘導体に
対してポリオキシアルキレングリコールの方が多い方が
ポリエステルとポリオキシアルキレングリコール及びス
ルホン酸金属塩誘導体の三者の相溶性が良好で安定な紡
糸ができ好ましい。特にポリオキシアルキレングリコー
ルとスルホン酸金属塩誘導体の比率が重量比で6対4〜
7対3の範囲で存在していることが、目的とする親水性
能の面からも好ましい。スルホン酸金属塩誘導体の存在
比率が多くなると、ポリエステル中での分散状態が不均
一となり紡糸性、延伸性等の工程性が不良であることが
わかつた。
次にポリマー(A)を形成するモノマー組成として
は、全酸成分に対する共重合モル%としてテレフタル酸
が75モル%以上、エチレングリコールが75モル%以上で
あるのが好ましく、いずれにしても結晶性ポリエステル
であることが必要である。ポリエステルは他のポリマー
と比べて繊維とした場合に湿潤時のヘタリ感、すなわち
ベタツキ感がなく、さらにその他の物性においても優れ
ており、さらに前述した添加剤との親和性の点でも優れ
ている。ポリエステルが非晶性の場合、風合が硬く、ド
レープ性に劣ることとなる。
共重合成分としては、イソフタル酸、5−スルホイソ
フタル酸金属塩、ナフタリンジカルボン酸などの芳香族
ジカルボン酸、アジピン酸、ゼバシン酸などの脂肪族ジ
カルボン酸、ジエチレングリコール、1,4−ブタンジオ
ール、ネオペンチルグリコール、ビスフエノールAなど
のジオール類が挙げられる。
本発明でもう一つの重要な要件は、本発明の不織布を
構成する繊維は、Aポリマー成分あるいはBポリマー成
分の、少なくとも一部が割裂して不規則な形状の微細繊
維を形成し得る繊維であることである。すなわち、非相
溶性の2種類の熱可塑性重合体を選び、異なる溶融系で
融解し、溶融物を紡糸頭部で接合一分割を少なくとも2
回繰り返す方式の混合系で各溶融重合体流を微細繊維形
成性成分に分割させて紡糸口金より吐出させ、延伸、捲
縮、熱固定等を行つて得られるものであり、繊度は例え
ば1〜12デニール程度のものとする。得られた繊維の横
断面において各微細繊維形成性成分は互いに断面形状を
異にしている。このように断面形状が大きさおよび形の
点で異にしていることにより、絡み強度の高い不織布が
得られる。
使用されるもう一方のポリマーとしては、該ポリエス
テル(A)と相溶性を有していない繊維形成性熱可塑性
ポリマー、特にポリエチレン・ポリプロピレン等のポリ
オレフイン類やポリアミドが挙げられる。特にポリアミ
ドが繊維物性や吸水性の点で好ましい。ポリアミドとし
ては、ナイロン6、ナイロン66、メタキシレンジアミン
ナイロン、ナイロン12を主成分とするポリアミドであ
り、少量の第3成分を含むポリアミドでもよい。またこ
れらに少量の添加剤、螢光増白剤、安定剤等を含んでい
ても良い。
AポリマーとBポリマーの複合比率は重量比で15対85
〜85対15の範囲にする必要がある。どちらか一方の成分
が15重量%未満になると紡糸性が不良となり好ましくな
い。
次いで、本発明においては、このようにして得られる
繊維を切断し、例えば30〜130mmカツト長のテープル繊
維とし、これをカード、ランダムウエバーに通して、ラ
ンダムウエブ、パラレルウエブあるいはクロスラツプウ
エブなどの繊維ウエブとする。もちろん繊維ウエブに
は、他の繊維が混合されていてもよい。繊維ウエブには
次の処理工程に移動させたり、後工程での処理で変形し
ないだけの十分な繊維の絡合をニードルパンチ法で行つ
ておくことが好ましい。ニードルパンチのパンチ密度は
繊維ウエブの厚さで異なるが、一般に10〜100パンチ/cm
2の範囲のパンチ密度でよい。また、厚みの薄い繊維ウ
エブではニードルパンチを施す必要がない場合もある。
こうして得た繊維シートは高圧噴射流体流を少なくとも
片面に当てて繊維の交絡と該繊維の割裂による微細繊維
の形状ならびにひげ状微細繊維の形成を行うと共に、そ
れらの交絡を行わしめる。高圧噴射流体流としては水流
が好ましい。
水は、常温の水、35〜80℃程度に加温した水、あるい
は繊維の分割、割裂を促進させるための処理剤などを添
加したものでもよい。また、水圧は繊維の分割、割裂の
しやすさで決められるが、通常は10〜200kg/cm2の範囲
で設定される。高圧噴射流体流による繊維の絡合処理
は、流体流を接触させた面側の不織布の表面繊維層が絡
合不織布の中間層あるいは他の面側の表面繊維層の見か
け密度より少なくとも0.03g/cm3高い密度になるまで行
うことが不織布面の平滑性、不織布に腰のある風合いを
付与するうえで好ましい。しかし、目付が小さい不織
布、特に約100g/m2以下の目付の不織布では十分な密度
勾配が得難く、また繊維層の密度も測定し難い。したが
つて、その場合には不織布の見かけ密度が0.13g/cm3
上、特に0.15g/cm3以上にする。
本発明における、表面繊維層や中間層の見かけ密度の
測定方法については、まず、流体流を片面からだけ接触
させて不織布を得る場合は、該不織布をバンドマシーン
ナイフで厚み方向に約2等分になるようスライスし、ス
ライスした不織布の厚みを20g/cm2荷重下で測定するこ
とにより、目付値と共に見かけ密度を求めることができ
る。
また、シートの両面に流体流を接触させて不織布を得
る場合は、該不織布を厚み方向に約3等分して各スライ
スについて上記と同様に見かけ密度を測定することがで
きる。本発明において中間層というのは、このスライス
したものの真中の層のことを示すものである。
このようにして測定した本発明の不織布の見かけ密度
について、片面のみ流体流を接触させた不織布の場合
は、該流体流の接触した面側の繊維層の方が、他の面の
繊維層の見かけ密度よりも0.03g/cm3以上高い見かけ密
度を有することが好ましく、また、両面から流体流の処
理を受けた不織布においては、両面の繊維層共に中間層
よりも0.03g/cm3以上高い見かけ密度を有することが好
ましい。
本発明の不織布の目付は用途によつて異なり、例え
ば、衛生材のフエーシング材では15〜40g/m2、払拭用繊
維シート、ワイピングクロス、芯地、衣料、シーツ、テ
ーブルクロスなどでは30〜200g/m2、土木・工業用材料
などでは50〜2000g/m2などである。
また、本発明の不織布の製造において、軟化温度の比
較的低い重合体を鞘成分とした熱バインダー繊維を5〜
40重量%の範囲で混綿して繊維間を固定しておくこと
も、不織布の形態安定性が特に要求される用途には好ま
しい。
本発明の絡合処理した不織布は、繊維が密に交絡した
面に加熱したカレンダー面に接触させて平滑化処理を施
したり、加熱したエンボス加工処理を施したり、染色、
捺染などによる着色処理を施したりして不織布製品とす
ることができる。
次に、本発明を図面で説明する。第1図は本発明の不
織布の断面構造の模式図であり、(イ)は片面が緻密に
交絡した不織布、(ロ)は両面が緻密に交絡した不織布
であり、1は不織布、2は緻密に交絡した繊維層、3は
粗な交絡の繊維層である。第2図(イ)〜(ハ)は本発
明の不織布を構成する繊維の断面構造の模式図の一例で
あり、4,4′は微細繊維成分である。第3図は絡合処理
で分割、割裂した繊維の状態を説明する模式図であり、
5は未分割の繊維部分であり、6、7は分割、割裂した
微細繊維である。
本発明の不織布は生理用ナプキン、おむつ、母乳パツ
トなどの衛生材のフエーシング材、払拭用繊維シート、
ワイピングクロス、芯地、中入れ綿、衣料、デイスポー
サブル手術衣等の医療用品、シーツ、テーブルクロス、
カバー、袋物、土木・工業用材料などの用途に有用であ
る。もちろん不織布以外の、たとえば織編物などにも用
いることができる。
本発明でいうすぐれた吸水性の評価方法としては、バ
イレツクス法による吸水長を測定することで行なつた。
より具体的に説明すると、測定する試料原綿単糸デニー
ル2dr、カツト長51mmの原綿をカード、ランダムウエー
バーにかけ平均目付60g/m2の繊維ウエツブとし、2枚積
層して針番手#40のニードルで70パンチ/cm2のニードル
パンチを行つた後、孔径0.25mmのノズルを一列に配置し
た高圧水流噴射ノズルから水圧30kg/cm2から徐々に150k
g/cm2までの柱状水流を噴射させ、移動する金網支持体
上の不織布に一方の面から3段処理を行つた後、風乾
し、更にオートドライヤーにて150℃下1分間の処件で
熱処理したものを吸水性測定用不織布とした。測定用不
織布を赤インクで着色された水中へ一部浸漬させた状態
で吊るし、10分後の吸上長を測定した。吸上長の測定
は、不織布のタテ方向とヨコ方向各n=10で実施し、タ
テ・ヨコ各平均値を合計した値を吸上長とした。
本発明不織布の大きな特徴は適切なポリマー組成に適
切な親水化剤を含有せしめることによりすぐれた吸水性
能が洗濯処理をした後でも殆んど低下しないというすぐ
れた耐久性を有することである。通常のポリエステル繊
維表面へ、種々の加工剤、処理剤、仕上剤などで被覆さ
せることにより、初期の吸水性を若干付与させることは
可能である。例えば、ポリビニルアルコール系処理剤、
ポリエステルエーテル系(たとえば高松油脂(株)製SR
−1000)の如き親水防汚加工剤、ノニオン、アニオン、
カチオン系の各種親水性油剤もしくはこれらの組合せ加
工剤などがある。これらはいずれも、初期性能が若干あ
るが、洗たく処理を実施すると極端に性能が低下してし
まうのに対して、本発明繊維はほとんど性能が低下しな
いことが確認された。洗濯耐久性については、測定試料
をJIS L0217−103法に従つて洗濯を10回くりかえし、10
回後の吸上長を測定し、吸水性能の評価を実施した。
本発明の不織布のすぐれた吸水性能が発現する理由は
明確には断言できないが、本発明不織布の微細なキヤピ
ラリー効果を有する一部分割フイブリル化構造とすぐれ
た親水性を有する親水剤含有ポリエステル成分との相乗
効果のためと思われる。
実施例における洗たく処理は、JIS L0217−103法に従
つて実施。液温40℃の水1に2gの割合で衣料用合成洗
剤を添加溶解し、洗たく液とする。この洗たく液に浴比
が1対30になるように試料及び必要に応じて負荷布を投
入して運転を開始する。5分間処理した後、運転を止
め、試料及び負荷布を脱水機で脱水し、次に洗たく液を
常温の新しい水に替えて同一の浴比で2分間すすぎ洗い
をした後脱水し、再び2分間すすぎ洗いを行い風乾させ
る。以上の操作を10回くりかえし10回後の測定サンプル
とした。
次に本発明を実施例により説明するが、これによつて
本発明はなんら限定されるものではない。以下テレフタ
ル酸をTA、イソフタル酸をIPA、エチレングリコールをE
Gと略記する。
実施例1 重縮合反応装置を用い常法により280℃で重縮合反応
を行ない、TA 92モル、IPA 8モル、EG 100モルよりなる
共重合ポリエステルを製造し、重合末期に重合度11000
のポリエチレングリコールとドデシルベンゼンスルホン
酸ソーダを2/1に混合したものを共重合ポリエステル中
に混合物で3重量%となるよう、すなわちポリエチレン
グリコール2重量%、ドデシルベンゼンスルホン酸ソー
ダ1重量%となるよう添加し、重合器中で混合撹拌し
た。その後重合器底部よりシート状に水中に押し出し、
シート・カツターを用いて切断しペレツト化した。押し
出し、切断調子は良好であり、良好な形状のペレツトを
得た。このカツトポリマーを190℃真空下で結晶化処理
し、290℃に保温された紡糸ヘツドへAポリマー成分と
して供給し、一方Bポリマー成分として30℃のm−クレ
ゾールでの固有粘度〔η〕が1.16のナイロン−6を別々
に溶解押出して、紡糸ヘツドに供給した後、紡糸ヘツド
で溶融重合体をA/B=7/3で合流させスタチツクミキサー
により接合−分割を5回繰り返して紡糸温度290℃で紡
糸し、第2図(ハ)の断面形状に類似の繊維を得た。こ
の繊維は延伸、捲縮、熱固定して繊度2デニールの繊維
を得た。この繊維を繊維長51mmに切断し、カード、ラン
ダムウエバーを経て平均目付60g/m2の繊維ウエブとし、
2枚積層して針番手#40のニードルで70パンチ/cm2のニ
ードルパンチを行つた後、孔径0.25mmのノズルを一列に
配置した高圧水流噴射ノズルから水圧30kg/cm2から徐々
に150kg/cm2までの柱状水流を噴射させ、移動する金網
支持体上の不織布に一方の面から3段処理を行つた。
得られた不織布は、水流処理した面側に多数のひげ状
の微細繊維が多数発生し、未分割部分の繊維と微細繊維
とが緻密に交絡した状態となり、下部は大部分が繊維の
縦配向を主体とした絡合状態であつた。この不織布を厚
さのほぼ中間でバンドマシンナイフで2分割スライスし
てそれぞれの見かけ密度を求めたところ、水流の当たつ
た面側は0.27g/cm3、裏面側は0.21g/cm3であつた。この
不織布の緻密な面を130℃に加熱したカレンダー面に圧
し当てて平滑化処理を行つた。この不織布は柔軟でドレ
ープ性がよく、切断強力が0.47g/mm2と高く、衣料用、
テーブルクロスなどの用途に好適であつた。
不織布の吸上長の測定を標準状態(20℃、65%RH)下
で実施した。結果を第1表に示した。第1表より耐久性
のある良好な吸水性を有した不織布が得られていること
がわかる。
〔比較例1,2〕 比較例1は単糸デニール2d カツト長51mmによるポリ
エチレンテレフタレート単独繊維での不織布を実施例1
と同様の方法で作成し、吸水性能を測定したが全く性能
がなかつた。
比較例2はAポリマーとしてポリエチレンテレフタレ
ートを用い、実施例1と同様に繊維化を行ない、不織布
を作成し、吸水性能を測定したが低いレベルであつた。
〔実施例2〕 実施例2は実施例1においてポリエチレングリコール
6重量%、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ3重量%
となるように添加した以外は同様にして共重合ポリマー
を得て、これをAポリマーとして実施例1と同様に繊維
化を行ない不織布を得た。不織布の吸上長の測定結果を
第1表に示した。耐久性のある良好な吸水性を有した不
織布が得られた。
〔実施例3−5〕 実施例3,4は、実施例1においてAポリマーとBポリ
マーの複合比率を変更し、実施例5はBポリマーにナイ
ロン12を用いて実施した以外は実施例1と同様に繊維化
を行ない不織布を得た。いずれもソフトな風合や、耐久
性のある良好な吸水性を有する不織布が得られた。
〔実施例6〕 実施例1の繊度2デニールの繊維75部、芯成分がポリ
エチレンテレフタレート、鞘成分がエステル共重合体で
ある芯鞘型複合繊維の繊度3デニールの熱バインダー繊
維25部を混繊し、ランダムウエバーを通して平均目付25
g/m2の繊維ウエブを得、支持体上で実施例1と同様に高
圧水流処理を行つて、見かけ密度0.28g/cm3の繊維絡合
不織布を作つた。次いで、不織布の水流を当てた緻密な
面を135℃の加熱カレンダー面に圧し当てて平滑化処理
とバインダー繊維の溶融による繊維間の接着を行つた。
得られた不織布は生理用ナプキンのフエーシング材とし
て好適であつた。しかも、吸水性能も良好なレベルであ
つた。
〔実施例7〕 実施例7は実施例1と同一のAポリマー、Bポリマー
を用いて断面形状第2図(イ)で繊維化を実施した他は
実施例1と同様に行ない不織布を得た。不織布の吸上長
の測定結果を第1表に示す。いずれも耐久性のある良好
な吸水性を有した不織布が得られた。
〔比較例3,4〕 比較例3はA/Bの複合比率を10/90、比較例4はA/Bの
複合比率を90/10とした以外は実施例1と同様の方法で
実施した。いずれも紡糸時に斜向、ビス落ちが激しく紡
糸性が不良であつた。
〔比較例5〕 重縮合反応装置を用い常法により280℃で重縮合反応
を行ない、TA 92モル、IPA 8モル、EG 100モルよりなる
共重合ポリエステルを製造し、重合末期に重合度11000
のポリエチレングリコールとドデシルベンゼンスルホン
酸ソーダを2/1に混合したものを、共重合ポリエステル
中に混合物で0.15重量%となるよう、すなわちポリエチ
レングリコール0.1重量%、ドデシルベンベンスルホン
酸ソーダ0.05重量%となるよう添加し、重合器中で混合
撹拌した。その後、重合器底部よりシート状に水中に押
し出し、シート・カツターを用いて切断しペレツト化し
た。このポリマーをAポリマーとして供給し、実施例1
と同様に繊維化を行ない、同様に不織布を得た。この不
織布は柔軟でソフトな風合を有していたが親水性能力が
不十分であつた。
〔比較例6〕 重縮合反応装置を用い常法により280℃で重縮合反応
を行ない、TA 92モル、IPA 8モル、EG 100モルよりなる
共重合ポリエステルを製造し、重合末期に重合度11000
のポリエチレングリコールとドデシルベンゼンスルホン
酸ソーダを2/1に混合したものを共重合ポリエステル中
に混合物で22.5重量%となるよう、すなわちポリエチレ
ングリコール15重量%、ドデシルベンゼンスルホン酸ソ
ーダ7.5重量%となるよう添加し、重合器中で混合撹拌
した。その後、重合器底部よりシート状に水中に押し出
し、シート・カツターを用いて切断しペレツト化した。
押し出し、切断調子は不良であつた。このポリマーをA
ポリマーとして供給し、繊維化を実施したが、このポリ
マーの粘度低下が激しく、ビス落ち、断糸が多発し不織
布の性能評価まで至らなかつた。
〔実施例8〕 常法により重縮合反応を行ない、TA 80モル、IPA 20
モル、EG 100モルよりなり、〔η〕0.76、ΔH 0.7cal/
g、二次転移点76℃、の共重合ポリエステルを製造し、
実施例1と同様の親水化剤を同量添加し、その後ペレツ
トを得た。このペレツトをAポリマーとした以外は実施
例1と同じ方法により紡糸し紡糸原糸を得た。ついで延
伸、収縮を行ない、繊度2.0dr、強度4.5g/dr、伸度30%
の繊維を得て、この繊維から不織布を作製した。工程性
は良好で特にトラブルはなく、また単繊維間および繊維
束間での膠着は認められなかつた。この不織布は柔軟で
ドレープ性がよく、第1表より耐久性のある良好な吸水
性を有するものであつた。
〔実施例9〕 重縮合反応装置を用い常法により280℃で重縮合反応
を行ない、TA 92モル、IPA 8モル、EG 100モルよりなる
共重合ポリエステルを製造し、重合末期に平均分子量15
000のエチレンオキシドとプロピレンオキシドが75対25
重量%のランダム共重合体である、ポリアルキレンエー
テルを2重量%、ドデシルベンベンスルホン酸ソーダを
1重量%、ヒンダートフエノール系酸化防止剤0.1重量
%となるよう添加し、重合器中で混合撹拌した。その
後、重合器底部よりシート状に水中に押し出し、シート
・カツターを用いて切断しペレツト化した。押し出し、
切断調子は良好であり、良好な形状のペレツトを得た。
その後、このポリマーをAポリマーとして実施例1と全
く同様に繊維化を行ない、不織布を作成した。第1表よ
り耐久性のある良好な吸水性を有し、柔軟でソフトな風
合を有する不織布が得られた。
〔実施例10〕 重縮合反応装置を用い常法により280℃で重縮合反応
を行ない、TA 92モル、IPA 8モル、EG 90モル、ジエチ
レングリコール10モルよりなる共重合ポリエステルを製
造し、重合末期に重合度11000のポリエチレングリコー
ルと炭素数がC12〜C15のアルキルスルホン酸ソーダを2/
1に混合したものを、共重合ポリエステル中に混合物で
3重量%となるよう、すなわちポリエチレングリコール
2重量%、アルキルスルホン酸ソーダ1重量%となるよ
う添加し、重合器中で混合撹拌した。その後、重合器底
部よりシート状に水中に押し出し、シート・カツターを
用いて切断しペレツト化した。押し出し、切断調子は良
好であり、良好な形状のペレツトを得た。その後、この
ポリマーをAポリマーとして供給し、実施例1と同様に
繊維化を行ない、同様に不織布を作成した。耐久性のあ
る良好な吸水性を有し、柔軟でソフトな風合を有する不
織布が得られた。
〔比較例7〕 常法により重縮合反応を行ない、TA 70モル、IPA 30
モル、EG 100モルよりなる非晶性共重合ポリエステルを
製造し、実施例1と同様の親水化剤を同量添加し、その
後ペレツトを得た。このペレツトをAポリマーとした以
外は、実施例1と同じ方法により繊維化を実施した。延
伸時、水浴温度が80℃以上では単糸間の膠着が認められ
たため、延伸収縮温度は75℃で実施した。この繊維を実
施例1と同様に不織布を得た。この不織布を130℃でカ
レンダー処理を行なつたが得られた不織布は、親水性能
は有するものの、風合が硬く、ドレープ性に劣るもので
あつた。
(本発明の効果) 以上本発明は、特定のポリマー物性を有したポリエス
テルに特定の親水化剤を含有せしめたポリエステル(A
ポリマー)と熱可塑性ポリアミド(Bポリマー)の2種
類のポリマーからなる、少なくとも一部分が分割しやす
い複合繊維からなる不織布で、耐久性のある良好な親水
性と、表面側が微細繊維同志、あるいは該繊維と未分割
繊維との緻密な交絡により、平滑な面を有する強度の高
い、柔軟なドレープ性を有する不織布を提供するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の不織布の断面構造の模式図であり、
(イ)は一面が緻密に交絡した不織布、(ロ)は二面が
緻密に交絡した不織布であり、第2図(イ)〜(ハ)は
本発明の不織布を構成する繊維の断面構造の模式図の一
例であり、第3図は絡合処理で分割、割裂した繊維の状
態を説明する模式図である。 1;不織布 2;緻密に交絡した繊維層 3;粗な交絡の繊維層 4,4′;微細繊維成分 5;未分割の繊維部分 6,7;分割、割裂した微細繊維
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D01F 6/86 301 D01F 6/86 301H 6/92 307 6/92 307C

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリオキシアルキレングリコールおよびス
    ルホン酸アルカリ金属塩誘導体をそれぞれ0.2〜10.0重
    量%および0.1〜5.0重量%含有している熱可塑性結晶性
    ポリエステル(A)および該ポリエステル(A)と相溶
    性を有していない繊維形成性熱可塑性ポリマー(B)か
    らなり、かつ(A)と(B)の重量比が15:85〜85:15の
    範囲内であり、さらに(A)と(B)の少なくとも一方
    は微細繊維形成性成分となつている複合繊維。
  2. 【請求項2】繊維横断面における個々の微細繊維形成性
    成分の形状が互に異にしている請求項1に記載の複合繊
    維。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の複合繊維を主体
    繊維とする不織布であつて、該不織布の少なくとも片面
    には該複合繊維の少なくとも一部が割裂して形成された
    微細繊維が存在している不織布。
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