JPH10255558A - 電線・ケーブル用介在およびこれを用いた電線・ケーブル - Google Patents

電線・ケーブル用介在およびこれを用いた電線・ケーブル

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Publication number
JPH10255558A
JPH10255558A JP5193897A JP5193897A JPH10255558A JP H10255558 A JPH10255558 A JP H10255558A JP 5193897 A JP5193897 A JP 5193897A JP 5193897 A JP5193897 A JP 5193897A JP H10255558 A JPH10255558 A JP H10255558A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
wire
plastic film
interposition
intervention
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5193897A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsushi Nakaya
勝士 中矢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
Priority to JP5193897A priority Critical patent/JPH10255558A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐吸湿性と難燃性を兼ね備え、しかも、電線
・ケーブルの端末処理を困難にしたり、電線・ケーブル
全体を硬くかつ重くすることのない介在およびこれを用
いた電線・ケーブルを提供する。 【解決手段】 紙基材2の両面にプラスチックフィルム
3を一体に積層して電線・ケーブル用介在1とし、これ
を内部に施す介在として用いて電線・ケーブルを構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐吸湿性と難燃性
を兼ね備えた電線・ケーブル用介在およびこれを用いた
電線・ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、導体上に絶縁体を被覆してなる
絶縁線心複数本を撚合わせ、その外周にプラスチックシ
ースなどの所要の保護被覆を設けて構成される電線・ケ
ーブルにおいては、その外形を円形に仕上げるため、絶
縁線心の撚合わせ間隙に介在を施すことが行われてい
る。
【0003】従来、この種の介在には、ジュート、綿
糸、紙紐などの繊維質材料、あるいは、ポリプロピレン
などからなるテープや紐が一般に用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
繊維質材料は吸湿性であるため、多湿であったり、端末
から水が浸入するおそれのあるような場所で使用する電
線・ケーブルなどには不適当である。
【0005】また、後者のポリプロピレンなどからなる
テープや紐は、耐吸湿性に優れるものの、燃えやすいと
いう難点がある。
【0006】一方、これらのいわゆる非充実型介在に対
し、絶縁線心上に線心間の谷部を埋めるように塩化ビニ
ル樹脂などのプラスチックを押し出して構成する充実型
介在と称するものも知られている。しかしながら、この
ような充実型介在では、一般に絶縁被覆と粘着しやすい
ため端末処理が困難で、しかも、電線・ケーブル全体を
硬くかつ重くする難点がある。
【0007】本発明はこのような点に対処してなされた
もので、耐吸湿性と難燃性を兼ね備え、しかも、上述し
たような充実型介在が有する不都合のない電線・ケーブ
ル用介在およびこれを用いた電線・ケーブルを提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電線・ケーブル
用介在は、紙基材の両面にプラスチックフィルムを一体
に積層してなることを特徴とするものである。
【0009】また、本発明の電線・ケーブルは、内部に
施す介在として、前記電線・ケーブル用介在を用いたこ
とを特徴とするものである。
【0010】本発明の電線・ケーブル用介在において
は、紙基材の両面にプラスチックフィルムを一体に積層
した構成であるため、耐吸湿性および難燃性がともに良
好で、かつ、充実型介在のように、端末処理や電線・ケ
ーブル全体が硬くかつ重くなるといった問題が生ずるこ
ともない。
【0011】また、本発明の電線・ケーブルにおいて
は、このような特性を有する介在を内部に施しているの
で、多湿で、かつ、難燃性が要求されるような環境下で
の使用が可能で、しかも、充実型介在を用いた場合のよ
うな不都合もない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。
【0013】図1は、本発明の電線・ケーブル用介在の
一例を示す斜視図である。
【0014】同図に示すように、この介在1は、例えば
厚さ 0.1〜100 μmからなる紙基材2と、その両面に一
体に積層された例えば厚さ 0.1〜50μmからなるプラス
チックフィルム3とから構成される。
【0015】紙基材2には、クラフト紙をはじめ従来よ
りこの種の介在として使用されている紙材を用いること
ができる。また、プラスチックフィルム3としては、ポ
リエチレンやポリエステルなどからなるフィルムが例示
される。
【0016】このように構成される介在1においては、
吸湿性を有する紙基材2の表面がその一部、すなわち端
面を除いてプラスチックフィルム3で覆われているた
め、従来の繊維材料を主体とする介在に比べ、吸湿面積
が非常に小さくなっており、耐吸湿性が向上している。
また、難燃質の紙基材2とプラスチックフィルム3との
複合構造であるため、難燃性も良好である。さらに、絶
縁線心とともに撚合わせる際の張力にも耐える機械的強
度を有しており、汎用の製造装置の使用が可能である。
【0017】また、電線・ケーブルに適用した場合に、
充実型介在のように、介在1と絶縁被覆が粘着すること
がないため、端末処理の際に簡単に剥ぎ取ることができ
るうえ、電線・ケーブル全体が硬くかつ重くなることも
ない。
【0018】すなわち、図2は、このような介在を用い
た本発明に係る電線・ケーブルの一例を示す断面図で、
導体4上にプラスチックやゴムなどからなる絶縁被覆5
が設けられた絶縁線心6の複数本を介在1とともに撚合
わせ、その外周を抑え巻きテープ7で抑え巻きするとと
もに、これらの外側にプラスチックシースなどのシース
8を施した構造となっている。
【0019】このような電線・ケーブルにおいては、耐
吸湿性と難燃性を兼ね備えた介在が使用されているた
め、多湿で、しかも、難燃性が要求されるような環境下
で使用することができるうえ、介在と絶縁被覆が粘着す
ることがないため、端末処理の際にも、絶縁被覆を傷付
けたりすることなく容易にその剥ぎ取りを行うことがで
きる。また、電線・ケーブル自身の可とう性が損なわれ
たり、重くなることもない。
【0020】なお、本発明の介在においては、紙基材と
プラスチックフィルムを積層した後、スリット加工を施
したり、あるいは紙基材に織り絞り加工を施すようにし
てもよい。このような加工を施すことにより、絶縁線心
に対する密着性が増すとともに、外形を円形に仕上げる
という介在本来の機能を高め、電線・ケーブルをより真
円に近づけることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電線・ケ
ーブル用介在は、紙基材の両面にプラスチックフィルム
を一体に積層した構造とされているので、耐吸湿性と難
燃性を兼ね備え、しかも、充実型介在のように、端末処
理を困難にしたり、電線・ケーブル全体を硬くかつ重く
することもない。
【0022】また、本発明の電線・ケーブルは、このよ
うな介在を内部に施す介在として用いているので、多湿
で、かつ、難燃性が要求される環境下で使用することが
できるうえ、端末処理も容易である。また、介在を施し
たことによって、可とう性が低下したり、重くなること
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電線・ケーブル用介在の一例を示す斜
視図。
【図2】本発明の電線・ケーブルの一例を示す断面図。
【符号の説明】
1………介在 2………紙基材 3………プラスチックフィルム 4………導体 5………絶縁被覆 6………絶縁線心 7………抑え巻きテープ 8………シース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙基材の両面にプラスチックフィルムを
    一体に積層してなることを特徴とする電線・ケーブル用
    介在。
  2. 【請求項2】 内部に施す介在として、請求項1記載の
    電線・ケーブル用介在を用いたことを特徴とする電線・
    ケーブル。
JP5193897A 1997-03-06 1997-03-06 電線・ケーブル用介在およびこれを用いた電線・ケーブル Withdrawn JPH10255558A (ja)

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JPH10255558A true JPH10255558A (ja) 1998-09-25

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ID=12900817

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009117359A (ja) * 2007-11-07 2009-05-28 Daehwa Industry Co Ltd 電力ケーブル用紙充填糸とこれを利用した電力ケーブル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Effective date: 20040511