JPS5816724B2 - ゴム・プラスチツク絶縁電力ケ−ブル - Google Patents
ゴム・プラスチツク絶縁電力ケ−ブルInfo
- Publication number
- JPS5816724B2 JPS5816724B2 JP54074262A JP7426279A JPS5816724B2 JP S5816724 B2 JPS5816724 B2 JP S5816724B2 JP 54074262 A JP54074262 A JP 54074262A JP 7426279 A JP7426279 A JP 7426279A JP S5816724 B2 JPS5816724 B2 JP S5816724B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- rubber
- shrinkage
- plastic
- plastic insulated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はゴム・プラスチック絶縁型カケ−プルに関し、
更に詳細には切断時に絶縁層の収縮が生じず、寸法安定
性が優秀なゴム・プラスチック絶縁型カケ−プルに関す
るものである。
更に詳細には切断時に絶縁層の収縮が生じず、寸法安定
性が優秀なゴム・プラスチック絶縁型カケ−プルに関す
るものである。
周知の如く、ゴム・プラスチック絶縁型カケ−プルは、
例えば導体上に未加硫ゴムまたは未架橋ポリエチレン絶
縁組成物等を押出被覆した後、連続加硫機や連続架橋機
等により圧力5〜25ky/d程度および温度150〜
350’C程度の条件下で熱圧して加硫または架橋する
ことによって製造されている。
例えば導体上に未加硫ゴムまたは未架橋ポリエチレン絶
縁組成物等を押出被覆した後、連続加硫機や連続架橋機
等により圧力5〜25ky/d程度および温度150〜
350’C程度の条件下で熱圧して加硫または架橋する
ことによって製造されている。
このようにして製造されたゴム・プラスチック絶縁型カ
ケ−プルは、切断時に絶縁層が収縮し、導体が若干突出
する所謂シュリンクパック現象が生じる。
ケ−プルは、切断時に絶縁層が収縮し、導体が若干突出
する所謂シュリンクパック現象が生じる。
このシュリンクパック現象が生ずると、例えばケーブル
の接続部においてゴム・プラスチックの絶縁層と導体と
の境界面の面圧が低下し、界面において剥離が生ずる場
合があり、その結果接続部における絶縁破損強度が低下
し、線路の信頼性が失われることがある。
の接続部においてゴム・プラスチックの絶縁層と導体と
の境界面の面圧が低下し、界面において剥離が生ずる場
合があり、その結果接続部における絶縁破損強度が低下
し、線路の信頼性が失われることがある。
本発明者等は、上記不都合を解消するために種種の研究
を行ったところ、シュリンクパック現象の原因はケーブ
ル絶縁層の残留歪みが切断時に解放され、絶縁層が長手
方向に収縮することによるものであることを知見した。
を行ったところ、シュリンクパック現象の原因はケーブ
ル絶縁層の残留歪みが切断時に解放され、絶縁層が長手
方向に収縮することによるものであることを知見した。
そして鋭意研究を行った結果、ケーブルの押出内部半導
電層の内側に金属網やガラス繊維テープ等の収縮防止層
を設けることによって内部半導電層が収縮防止層内に食
い込むことにより一体化して密着性が向上すると共に絶
縁層の収縮が収縮防止層の抗力で抑えられ、そのため切
断時にもシュリングパック現象は実質上申じず、寸法安
定性が良好なゴム・プラスチック絶縁型カケ−プルが得
られることを見い出し、本発明に到達した。
電層の内側に金属網やガラス繊維テープ等の収縮防止層
を設けることによって内部半導電層が収縮防止層内に食
い込むことにより一体化して密着性が向上すると共に絶
縁層の収縮が収縮防止層の抗力で抑えられ、そのため切
断時にもシュリングパック現象は実質上申じず、寸法安
定性が良好なゴム・プラスチック絶縁型カケ−プルが得
られることを見い出し、本発明に到達した。
以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
図面は本発明の一実施例のゴム・プラスチック絶縁型カ
ケ−プルの一部を切り欠いた斜視図であり、この実施例
のゴム・プラスチック絶縁型カケ−プル1は、導体2と
、この導体2の外側に巻き付けられた半導電性テープ3
と、この半導電性テープ3の外側にタテゾエまたは巻き
付けて設けられた金属網またはガラス繊維テープもしく
はガラス繊維不織布等の収縮防止層4と、この収縮防止
層4の外側に設けられた押出しによる内部半導電層5と
、この内部半導電層5の外側に設けられた絶縁層6とか
ら構成されている。
ケ−プルの一部を切り欠いた斜視図であり、この実施例
のゴム・プラスチック絶縁型カケ−プル1は、導体2と
、この導体2の外側に巻き付けられた半導電性テープ3
と、この半導電性テープ3の外側にタテゾエまたは巻き
付けて設けられた金属網またはガラス繊維テープもしく
はガラス繊維不織布等の収縮防止層4と、この収縮防止
層4の外側に設けられた押出しによる内部半導電層5と
、この内部半導電層5の外側に設けられた絶縁層6とか
ら構成されている。
そして前述の収縮防止層4を形成する材料は500メツ
シユまでの網目を有するものとされる。
シユまでの網目を有するものとされる。
その理由は余りに目の細かい網目では、半導電性混和物
が網目の間に充満して一体化すると云う現象が生じず、
一方、余りに目が粗いと、金属線自身の抗力が弱く、収
縮防止効果があられれないためである。
が網目の間に充満して一体化すると云う現象が生じず、
一方、余りに目が粗いと、金属線自身の抗力が弱く、収
縮防止効果があられれないためである。
ガラス繊維や不織布の場合も金属網上同程度の繊維間の
空隙があればよい。
空隙があればよい。
なお、本発明は上記実施例のみに限定されるものではな
く、要は内部半導電層5の内側に収縮防止層4が設けら
れていれば良く、種々変形できることは勿論である。
く、要は内部半導電層5の内側に収縮防止層4が設けら
れていれば良く、種々変形できることは勿論である。
例えば、絶縁層6の外側に外部半導電層を設けることが
でき、また半導電性テープ3を省略して導体2と収縮防
止層4とを直接液するように構成しても良い。
でき、また半導電性テープ3を省略して導体2と収縮防
止層4とを直接液するように構成しても良い。
さらに、本発明でいう内部半導電層の内側なる表現は、
内部半導電層の内部に収縮防止層を設けたものも含むも
のである。
内部半導電層の内部に収縮防止層を設けたものも含むも
のである。
また、本発明のゴム・プラスチック絶縁型カケ−プルは
、通常の方法で製造され、その製造法は限定されない。
、通常の方法で製造され、その製造法は限定されない。
例えば、ゴム・プラスチック絶縁型カケ−プル1は、導
体2の外側に必要に応じてカーボン紙等の半導電性テー
プ3を巻き付けた後、金属網やガラス繊維テープ等の収
縮防止層4をクテゾエまたは巻き付けて設け、次いで内
部半導電層5を押出被覆した後、この内部半導電層5の
外側に未加硫ゴムまたは未架橋ポリエチレン等のプラス
チック絶縁組成物を押出被覆し、然る後連続加硫機や連
続架橋機等により圧力5〜25ky/i程度および温度
150〜350°C程度の条件下で熱圧して加硫または
架橋させる方法によって製作される。
体2の外側に必要に応じてカーボン紙等の半導電性テー
プ3を巻き付けた後、金属網やガラス繊維テープ等の収
縮防止層4をクテゾエまたは巻き付けて設け、次いで内
部半導電層5を押出被覆した後、この内部半導電層5の
外側に未加硫ゴムまたは未架橋ポリエチレン等のプラス
チック絶縁組成物を押出被覆し、然る後連続加硫機や連
続架橋機等により圧力5〜25ky/i程度および温度
150〜350°C程度の条件下で熱圧して加硫または
架橋させる方法によって製作される。
以上説明したように、本発明のゴム・プラスチック絶縁
型カケ−プルにおいては、内部半導電層を設けると共に
この内部半導電層の内側に500メツシユまでの網目を
有する材料からなる収縮防止層を設けている。
型カケ−プルにおいては、内部半導電層を設けると共に
この内部半導電層の内側に500メツシユまでの網目を
有する材料からなる収縮防止層を設けている。
従って、内部半導電層が収縮防止層内に食い込むことに
よって一体化して密着性が向上すると共に絶縁層の収縮
が収縮防止層の抗力で抑制されるため、切断時にもシュ
リンクパック現象は実質上中じないか大幅に減少し、寸
法安定性が優秀なゴム・プラスチック絶縁型カケ−プル
が得られる。
よって一体化して密着性が向上すると共に絶縁層の収縮
が収縮防止層の抗力で抑制されるため、切断時にもシュ
リンクパック現象は実質上中じないか大幅に減少し、寸
法安定性が優秀なゴム・プラスチック絶縁型カケ−プル
が得られる。
そして、導体と収縮防止層との間に半導電性テープを介
在させた場合には、この半導電性テープと収縮防止層と
の摩擦力や抗力によってシュリンクパック現象を更に確
実に抑制もしくは防止することができる。
在させた場合には、この半導電性テープと収縮防止層と
の摩擦力や抗力によってシュリンクパック現象を更に確
実に抑制もしくは防止することができる。
次に、具体例を示し、本発明を具体的に説明する。
〔具体例1〜4〕
先ず、150m7L2の撚り線導体2を5本用意し、こ
れらの導体2の外側に半導電性テープ3としてのカーボ
ン紙を巻き付けた。
れらの導体2の外側に半導電性テープ3としてのカーボ
ン紙を巻き付けた。
次いで、これらのうちの4本に以下の表に示す各種の収
縮防止層4を表に示す取り付は方法で設けた。
縮防止層4を表に示す取り付は方法で設けた。
比較のため、1本には収縮防止層4を設けなかった(比
較例)。
較例)。
次いで、上記のように収縮防止層4が設けられたものと
設けられないものとのそれぞれに1m7IL厚の内部半
導電層5と3mm厚のポリエチレン絶縁層6とを順次押
出被覆した後、連続架橋機により温度180°Cおよび
圧力10ky/cI?Lの条件下に熱圧して架橋し、プ
ラスチック絶縁型カケ−プル1を製作した。
設けられないものとのそれぞれに1m7IL厚の内部半
導電層5と3mm厚のポリエチレン絶縁層6とを順次押
出被覆した後、連続架橋機により温度180°Cおよび
圧力10ky/cI?Lの条件下に熱圧して架橋し、プ
ラスチック絶縁型カケ−プル1を製作した。
これらのプラスチック絶縁型カケ−プルをA E I
CA 6−7 法安定性試験法によって試験したところ、次の表に示す
結果が得られた。
CA 6−7 法安定性試験法によって試験したところ、次の表に示す
結果が得られた。
上記表から明らかな如く、具体例1〜4の本発明のプラ
スチック絶縁型カケ−プルは、収縮防止層4を設けない
比較例のプラスチック絶縁型カケ−プルよりも収縮率が
非常に低く、寸法安定性が極めて優秀である。
スチック絶縁型カケ−プルは、収縮防止層4を設けない
比較例のプラスチック絶縁型カケ−プルよりも収縮率が
非常に低く、寸法安定性が極めて優秀である。
図面は本発明の一実施例のゴム・プラスチック絶縁型カ
ケ−プルの一部を切り欠いた斜視図である。
ケ−プルの一部を切り欠いた斜視図である。
Claims (1)
- 1 内部半導電層を有するゴム・プラスチック絶縁型カ
ケ−プルにおいて、少なくとも上記内部半導電層の内側
に500メツシユまでの網目を有する材料からなる収縮
防止層を設けたことを特許とするゴム・プラスチック絶
縁型カケ−プル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54074262A JPS5816724B2 (ja) | 1979-06-13 | 1979-06-13 | ゴム・プラスチツク絶縁電力ケ−ブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54074262A JPS5816724B2 (ja) | 1979-06-13 | 1979-06-13 | ゴム・プラスチツク絶縁電力ケ−ブル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55165516A JPS55165516A (en) | 1980-12-24 |
JPS5816724B2 true JPS5816724B2 (ja) | 1983-04-01 |
Family
ID=13542036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54074262A Expired JPS5816724B2 (ja) | 1979-06-13 | 1979-06-13 | ゴム・プラスチツク絶縁電力ケ−ブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5816724B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019204781A (ja) * | 2018-05-17 | 2019-11-28 | 住友電気工業株式会社 | 固体絶縁母線、及び固体絶縁母線の製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5425006Y2 (ja) * | 1974-01-17 | 1979-08-22 |
-
1979
- 1979-06-13 JP JP54074262A patent/JPS5816724B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55165516A (en) | 1980-12-24 |
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