JPS629613Y2 - - Google Patents
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- JPS629613Y2 JPS629613Y2 JP3292981U JP3292981U JPS629613Y2 JP S629613 Y2 JPS629613 Y2 JP S629613Y2 JP 3292981 U JP3292981 U JP 3292981U JP 3292981 U JP3292981 U JP 3292981U JP S629613 Y2 JPS629613 Y2 JP S629613Y2
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- polyethylene
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- sheath
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- Expired
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Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Description
本考案は経時における外部シースの収縮を防止
し、かつ耐環境亀裂性の改善された電気ケーブル
に関するものである。 従来、電力ケーブル、通信ケーブルなどの電気
ケーブルにおいては耐薬品性、機械的特性に優れ
ていることからポリエチレンを外部シース材とし
て用いられているが近年経済的観点からこのポリ
エチレンシース層を2層構造とし、内層シースを
再生ポリエチレンまたは耐候性に劣るポリエチレ
ンにて形成し、外層シースを耐候性に優れたポリ
エチレンにて形成することが鋭意検討されてい
る。 しかし、この様にポリエチレンシースケーブル
においては経時において、この外部シース層が収
縮し、端末部において内部のコアーを露出させ、
ケーブル遮蔽に悪影響をもたらすなどのトラブル
が発生した。 この原因を追究した結果、これがポリエチレン
シース押出時のポリエチレン中の残留歪に起因す
るものであることが判明したが、この残留歪を完
全に無くすることは非常に困難である。また加圧
押出後、徐冷を行えばポリエチレンシース中の残
留歪を小さくすることは可能であるが、このため
には多額の設備費が必要となる。 また、MIが0.5以上のポリエチレンを用いれば
シース層の残留歪を小さくすることができるが、
このようなポリエチレンを用いた場合にはシース
層の耐環境亀裂性が著しく悪くなるものであつ
た。 本考案は上述の如きポリエチレンシース中の残
留歪に基づくシースの収縮の問題を改善すべく
種々検討した結果、電気ケーブルの外部ポリエチ
レンシース層を二層構造とし、外層1をMIが0.2
以下のポリエチレンで、また内層2をMIが0.5以
上のポリエチレンにて形成することにより界面に
おける両材料の相互作用によるものかシース層の
収縮量を著しく抑止でき、しかも耐環境亀裂性に
も優れたものとなることを見いだし初期の目的を
達成したものである。 本考案電気ケーブルの外部シースにおいて、外
層1に用いるポリエチレンのMIを0.2以下に限定
した理由は、MIが0.2より大きい場合には外層シ
ースとしての耐環境亀裂性が悪化するためであ
り、内層2に用いるポリエチレンのMIを0.5以上
に限定した理由は、MIが0.5未満では押出時の収
縮量が相対的に大きく、残留歪を低減できないた
めである。 また、上記ポリエチレンは、通常市販のもので
よく、必要に応じて老化防止剤、着色剤等の添加
剤を配合して使用するものである。 なお、本考案電気ケーブルのシース層における
内層と外層の厚さの割合は得られる収縮性、耐環
境亀裂性などの特性上から1:1〜3:1程度が
好ましい。 以下本考案の効果を実施例を挙げて説明する。 実施例 導体径42.5mmの4分割導体3上に1.0mm厚の押
出型内部半導電層4、6.6mm厚の架橋ポリエチレ
ン絶縁体層5、0.35mm厚の導電性布テープ層6、
0.1mm厚の銅テープ遮蔽層7、0.25mm厚の押え巻
テープ層8を順次形成したのち、このケーブルコ
アー上に標識テープを介在させながらMI1.0のポ
リエチレンにて1.5mm厚のシース層2、MI0.14の
ポリエチレンにて2.4mm厚のシース層1を順次形
成して22KV架橋ポリエチレン絶縁ケーブルを作
つた。また、比較のため、下層をMI0.27のポリ
エチレンで形成したもの(比較例1)、シース層
をMI1.0のポリエチレンのみで形成したもの(比
較例2)及びMI0.14のポリエチレンのみで形成
したもの(比較例3)等を作り、これらのケーブ
ルにつきシース層残留歪をASTMD1204−54の規
定に基づき、また耐環境亀裂性をASTMD1693−
66の規定に基づき各々測定した。得られた結果を
下表に示す。
し、かつ耐環境亀裂性の改善された電気ケーブル
に関するものである。 従来、電力ケーブル、通信ケーブルなどの電気
ケーブルにおいては耐薬品性、機械的特性に優れ
ていることからポリエチレンを外部シース材とし
て用いられているが近年経済的観点からこのポリ
エチレンシース層を2層構造とし、内層シースを
再生ポリエチレンまたは耐候性に劣るポリエチレ
ンにて形成し、外層シースを耐候性に優れたポリ
エチレンにて形成することが鋭意検討されてい
る。 しかし、この様にポリエチレンシースケーブル
においては経時において、この外部シース層が収
縮し、端末部において内部のコアーを露出させ、
ケーブル遮蔽に悪影響をもたらすなどのトラブル
が発生した。 この原因を追究した結果、これがポリエチレン
シース押出時のポリエチレン中の残留歪に起因す
るものであることが判明したが、この残留歪を完
全に無くすることは非常に困難である。また加圧
押出後、徐冷を行えばポリエチレンシース中の残
留歪を小さくすることは可能であるが、このため
には多額の設備費が必要となる。 また、MIが0.5以上のポリエチレンを用いれば
シース層の残留歪を小さくすることができるが、
このようなポリエチレンを用いた場合にはシース
層の耐環境亀裂性が著しく悪くなるものであつ
た。 本考案は上述の如きポリエチレンシース中の残
留歪に基づくシースの収縮の問題を改善すべく
種々検討した結果、電気ケーブルの外部ポリエチ
レンシース層を二層構造とし、外層1をMIが0.2
以下のポリエチレンで、また内層2をMIが0.5以
上のポリエチレンにて形成することにより界面に
おける両材料の相互作用によるものかシース層の
収縮量を著しく抑止でき、しかも耐環境亀裂性に
も優れたものとなることを見いだし初期の目的を
達成したものである。 本考案電気ケーブルの外部シースにおいて、外
層1に用いるポリエチレンのMIを0.2以下に限定
した理由は、MIが0.2より大きい場合には外層シ
ースとしての耐環境亀裂性が悪化するためであ
り、内層2に用いるポリエチレンのMIを0.5以上
に限定した理由は、MIが0.5未満では押出時の収
縮量が相対的に大きく、残留歪を低減できないた
めである。 また、上記ポリエチレンは、通常市販のもので
よく、必要に応じて老化防止剤、着色剤等の添加
剤を配合して使用するものである。 なお、本考案電気ケーブルのシース層における
内層と外層の厚さの割合は得られる収縮性、耐環
境亀裂性などの特性上から1:1〜3:1程度が
好ましい。 以下本考案の効果を実施例を挙げて説明する。 実施例 導体径42.5mmの4分割導体3上に1.0mm厚の押
出型内部半導電層4、6.6mm厚の架橋ポリエチレ
ン絶縁体層5、0.35mm厚の導電性布テープ層6、
0.1mm厚の銅テープ遮蔽層7、0.25mm厚の押え巻
テープ層8を順次形成したのち、このケーブルコ
アー上に標識テープを介在させながらMI1.0のポ
リエチレンにて1.5mm厚のシース層2、MI0.14の
ポリエチレンにて2.4mm厚のシース層1を順次形
成して22KV架橋ポリエチレン絶縁ケーブルを作
つた。また、比較のため、下層をMI0.27のポリ
エチレンで形成したもの(比較例1)、シース層
をMI1.0のポリエチレンのみで形成したもの(比
較例2)及びMI0.14のポリエチレンのみで形成
したもの(比較例3)等を作り、これらのケーブ
ルにつきシース層残留歪をASTMD1204−54の規
定に基づき、また耐環境亀裂性をASTMD1693−
66の規定に基づき各々測定した。得られた結果を
下表に示す。
【表】
以上の実施例から明らかな如く、本考案のケー
ブルはシース層の経時における収縮量も少なく従
来の如きケーブル端末における特性低下の問題も
少なく、かつ耐環境亀裂性にも優れているもので
その実用的価値は極めて大きい。
ブルはシース層の経時における収縮量も少なく従
来の如きケーブル端末における特性低下の問題も
少なく、かつ耐環境亀裂性にも優れているもので
その実用的価値は極めて大きい。
図面は本考案の電気ケーブルの構成を説明する
ためのケーブル断面説明図である。 1……外部シース層、2……内部シース層、3
……電気導体、4……内部半導電層、5……絶縁
体層、6……導電性布テープ層、7……遮蔽層、
8……押え巻テープ層。
ためのケーブル断面説明図である。 1……外部シース層、2……内部シース層、3
……電気導体、4……内部半導電層、5……絶縁
体層、6……導電性布テープ層、7……遮蔽層、
8……押え巻テープ層。
Claims (1)
- 電気ケーブルの外部シース層を二層構造とし、
外層をMIが0.2以下のポリエチレン、内層をMIが
0.5以上のポリエチレンにて形成したことを特徴
とする電気ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3292981U JPS629613Y2 (ja) | 1981-03-10 | 1981-03-10 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3292981U JPS629613Y2 (ja) | 1981-03-10 | 1981-03-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57145209U JPS57145209U (ja) | 1982-09-11 |
JPS629613Y2 true JPS629613Y2 (ja) | 1987-03-06 |
Family
ID=29830306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3292981U Expired JPS629613Y2 (ja) | 1981-03-10 | 1981-03-10 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS629613Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4667793B2 (ja) * | 2004-08-27 | 2011-04-13 | 東京電力株式会社 | 電線・ケーブル |
-
1981
- 1981-03-10 JP JP3292981U patent/JPS629613Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57145209U (ja) | 1982-09-11 |
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