JPH01128310A - 油入ケーブル接続部の形成方法 - Google Patents
油入ケーブル接続部の形成方法Info
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- JPH01128310A JPH01128310A JP62284764A JP28476487A JPH01128310A JP H01128310 A JPH01128310 A JP H01128310A JP 62284764 A JP62284764 A JP 62284764A JP 28476487 A JP28476487 A JP 28476487A JP H01128310 A JPH01128310 A JP H01128310A
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Landscapes
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- Organic Insulating Materials (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は油入型カケープル接続部の形成方法に関するも
のであり、接続部の絶縁油の電気的特性の安定化を図る
ことを目的とするものである。
のであり、接続部の絶縁油の電気的特性の安定化を図る
ことを目的とするものである。
従来、油入型カケープルを接続する場合には、第1図に
示す如く、接続すべきケーブル1の端部を段剥ぎして導
体2、絶縁体3および遮蔽層4.4′を露出させ、導体
2相互を接続スリーブ5で接続した後、この部分に導電
性テープよりなる遮蔽層6を設けてケーブル1両端の遮
蔽層4を接続し、その上側に油浸紙テープを纒巻して所
望の絶縁層7を形成する。次に該絶縁層7上に遮蔽N6
′を設けてケーブル1両端の遮蔽層4′を接続し、更に
保護ケース8をケーブル1両端部に跨り設け、その内部
に絶縁油を圧入して形成される。
示す如く、接続すべきケーブル1の端部を段剥ぎして導
体2、絶縁体3および遮蔽層4.4′を露出させ、導体
2相互を接続スリーブ5で接続した後、この部分に導電
性テープよりなる遮蔽層6を設けてケーブル1両端の遮
蔽層4を接続し、その上側に油浸紙テープを纒巻して所
望の絶縁層7を形成する。次に該絶縁層7上に遮蔽N6
′を設けてケーブル1両端の遮蔽層4′を接続し、更に
保護ケース8をケーブル1両端部に跨り設け、その内部
に絶縁油を圧入して形成される。
ここで、導体2上に絶縁N7を形成する作業は、予め所
望のテープ幅に切断後乾燥しこれに絶縁油を含浸させた
小巻きロールテープあるいはこれより幅の広いテープを
微小間隔をおいて巻き付け、テープ巻相互の間に生じた
間隙には絶縁油を満たすものである。
望のテープ幅に切断後乾燥しこれに絶縁油を含浸させた
小巻きロールテープあるいはこれより幅の広いテープを
微小間隔をおいて巻き付け、テープ巻相互の間に生じた
間隙には絶縁油を満たすものである。
尚、絶縁油を圧入する前には、接続作業中における吸湿
の対策として、保護ケース内を真空引きすることが行わ
れる。
の対策として、保護ケース内を真空引きすることが行わ
れる。
(発明が解決しようとする問題点)
これら油入ケーブルの接続作業は、すべて手作業である
ため、不純物や汚れが混入しゃすい環境にある。そのた
め、接続作業が完了した後、保護ケース内の絶縁油を採
取して特性を測定すると、絶縁油の誘電正接や絶縁抵抗
がケーブル部に比べて悪いことが多かった。
ため、不純物や汚れが混入しゃすい環境にある。そのた
め、接続作業が完了した後、保護ケース内の絶縁油を採
取して特性を測定すると、絶縁油の誘電正接や絶縁抵抗
がケーブル部に比べて悪いことが多かった。
また、ケーブル線路の劣化診断の目的で実使用後に保護
ケース内の絶縁油を採取調査することが行われるが、誘
電正接や絶縁抵抗が悪化す°ることかあった。
ケース内の絶縁油を採取調査することが行われるが、誘
電正接や絶縁抵抗が悪化す°ることかあった。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、保護
ケース内に圧入する絶縁油の誘電正接や絶縁抵抗を安定
化することを目的としたものである。
ケース内に圧入する絶縁油の誘電正接や絶縁抵抗を安定
化することを目的としたものである。
即ち、本発明は、接続すべきケーブル端部の保護シース
、絶縁体をそれぞれ段剥ぎして導体を露出させ、導体相
互を接続した後、該接続部の外周に油浸紙テープを纒巻
し、次にこれらの外側に両側の保護シースに跨り保護ケ
ースを被せ、該ケース内に絶縁油を圧入して絶縁層を形
成せしめる油入ケーブル接続部の形成方法において、圧
入する絶縁油として、炭化水素系絶縁油1oO重量部に
対して、シランカップリング剤またはチタネート系カッ
プリング剤を0.01〜3重量部添加した絶縁油を用い
ることを特徴とする油入ケーブル接続部の形成方法であ
る。
、絶縁体をそれぞれ段剥ぎして導体を露出させ、導体相
互を接続した後、該接続部の外周に油浸紙テープを纒巻
し、次にこれらの外側に両側の保護シースに跨り保護ケ
ースを被せ、該ケース内に絶縁油を圧入して絶縁層を形
成せしめる油入ケーブル接続部の形成方法において、圧
入する絶縁油として、炭化水素系絶縁油1oO重量部に
対して、シランカップリング剤またはチタネート系カッ
プリング剤を0.01〜3重量部添加した絶縁油を用い
ることを特徴とする油入ケーブル接続部の形成方法であ
る。
本発明において、圧入する絶縁油の種類としては、接続
すべき油入ケーブルに用いられる絶縁油と同一のものが
用いられる。例えばアルキルベンゼン、鉱油、ポリブテ
ン等の炭化水素系絶縁油等が好適に用いられる。
すべき油入ケーブルに用いられる絶縁油と同一のものが
用いられる。例えばアルキルベンゼン、鉱油、ポリブテ
ン等の炭化水素系絶縁油等が好適に用いられる。
該炭化水素系絶縁油に添加するシランカップリング剤と
しては、例えばビニルI・リエトキシシラン、γ−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシド
キシプロビルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチ
ル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミ
ノプロピルトリエトキシシラン等が用いられる。
しては、例えばビニルI・リエトキシシラン、γ−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシド
キシプロビルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチ
ル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミ
ノプロピルトリエトキシシラン等が用いられる。
また、チタネート系カップリング剤としては、例えばイ
ソプロピルトリイソステアロイルチタネート、イソプロ
ピルトリ(ラウリルミリスチル)チタネート、イソプロ
ピル−イソステアロイル−ジメタクリルチタネート、イ
ソプロピル−トリ(ドデシルベンゼンスルホニル)チタ
ネート、イソプロピル−イソステアロイル−ジアクリル
チタネート、イソプロピル−トリ(ジイソオクチル−フ
ォスフェート)チタネート、イソプロピルージ(ドデシ
ルベンゼンスルフォニル)チタネート等が用いられる。
ソプロピルトリイソステアロイルチタネート、イソプロ
ピルトリ(ラウリルミリスチル)チタネート、イソプロ
ピル−イソステアロイル−ジメタクリルチタネート、イ
ソプロピル−トリ(ドデシルベンゼンスルホニル)チタ
ネート、イソプロピル−イソステアロイル−ジアクリル
チタネート、イソプロピル−トリ(ジイソオクチル−フ
ォスフェート)チタネート、イソプロピルージ(ドデシ
ルベンゼンスルフォニル)チタネート等が用いられる。
本発明において、前記炭化水素系絶縁油100重量部に
対してシランカップリング剤またはチタネート系カップ
リング剤を0.01〜3重量部添加する理由は、0.0
1重量部未溝下は、ケーブル接続部の誘電正接や絶縁抵
抗の安定化効果が得られないからであり、3重量部を越
えて添加しても得られる安定化効果は飽和してしまい、
むしろコスト玉不利となるからである。
対してシランカップリング剤またはチタネート系カップ
リング剤を0.01〜3重量部添加する理由は、0.0
1重量部未溝下は、ケーブル接続部の誘電正接や絶縁抵
抗の安定化効果が得られないからであり、3重量部を越
えて添加しても得られる安定化効果は飽和してしまい、
むしろコスト玉不利となるからである。
前記炭化水素系絶縁油にシランカップリング剤またはチ
タネート系カップリング剤を添加する方法としては、炭
化水素系絶縁油を活性白土等により精製処理し脱水処理
した後に所望量のシランカップリング剤ま−たばチタネ
ート系カップリング剤を添加し、油入ケーブル接続部の
保護ケース内に圧入するのが好ましい。
タネート系カップリング剤を添加する方法としては、炭
化水素系絶縁油を活性白土等により精製処理し脱水処理
した後に所望量のシランカップリング剤ま−たばチタネ
ート系カップリング剤を添加し、油入ケーブル接続部の
保護ケース内に圧入するのが好ましい。
尚、本発明の接続部の形成方法は、終端接続部の形成に
も適用できるものである。
も適用できるものである。
(作用)
本発明において、シランカップリング剤またはチタネー
ト系カップリング剤を添加することにより接続部の絶縁
油の誘電正接や体積固有抵抗が安定化する理由は、未だ
明確ではないが、接続作業時に使用する材料に同伴され
たり空気中から混入する不純物や汚れが絶縁油中のシラ
ンカップリング剤あるいはチタネート系カップリング剤
と結合し、これが周辺の金属部分に固着することにより
固定されて安定化に寄与するものと考えられる。
ト系カップリング剤を添加することにより接続部の絶縁
油の誘電正接や体積固有抵抗が安定化する理由は、未だ
明確ではないが、接続作業時に使用する材料に同伴され
たり空気中から混入する不純物や汚れが絶縁油中のシラ
ンカップリング剤あるいはチタネート系カップリング剤
と結合し、これが周辺の金属部分に固着することにより
固定されて安定化に寄与するものと考えられる。
(実施例)
(実施例1〜10、比較例1,2)
導体断面積200mm2、絶縁厚10mmの油入電力ケ
ーブルの端部を段剥ぎして、導体、絶縁体、遮蔽層を露
出させ、導体相互を接続スリーブで接続した後、この部
分に導電性テープよりなる遮蔽層を設けてケーブル両端
の遮蔽層を接続し、その上側に150μm厚さの油浸紙
テープを纒巻して15mm厚の絶縁層を形成した。この
絶縁層上に導電性テープを巻き付けて遮蔽層を形成し、
更に保護ケースをケーブル両端部に跨り設け、ケース内
部に絶縁油を圧入した。絶縁油の種類は表1.2に示し
た通りである。
ーブルの端部を段剥ぎして、導体、絶縁体、遮蔽層を露
出させ、導体相互を接続スリーブで接続した後、この部
分に導電性テープよりなる遮蔽層を設けてケーブル両端
の遮蔽層を接続し、その上側に150μm厚さの油浸紙
テープを纒巻して15mm厚の絶縁層を形成した。この
絶縁層上に導電性テープを巻き付けて遮蔽層を形成し、
更に保護ケースをケーブル両端部に跨り設け、ケース内
部に絶縁油を圧入した。絶縁油の種類は表1.2に示し
た通りである。
接続部を形成したケーブルに端末を組んだ後、これらに
90℃雰囲気中で3ケ月間、10kv/順の課電を行っ
た。
90℃雰囲気中で3ケ月間、10kv/順の課電を行っ
た。
1呆護ケースに圧入時の絶縁油と3ケ月課電後に保護ケ
ースから採取した絶縁油の特性を測定した結果を表1.
2に示した。
ースから採取した絶縁油の特性を測定した結果を表1.
2に示した。
(発明の効果)
本発明実施例及び比較例から明らかなように、本発明の
油入ケーブル接続部の形成方法によれば、絶縁油の誘電
正接、絶縁抵抗等の特性を安定化させることができ、そ
の工業的価値は極めて大きい。
油入ケーブル接続部の形成方法によれば、絶縁油の誘電
正接、絶縁抵抗等の特性を安定化させることができ、そ
の工業的価値は極めて大きい。
第1図は、油入型カケープル接続部の断面図である。
1・・・・ケーブル、2・・・・導体、3・・・・絶縁
体、4.4′・・・・遮蔽層、5・・・・接続部、6.
6′・・・・遮蔽層、7・・・・絶縁層、8・・・・保
護ケース、9・・・・絶縁油 特許出願人 古河電気工業株式会社
体、4.4′・・・・遮蔽層、5・・・・接続部、6.
6′・・・・遮蔽層、7・・・・絶縁層、8・・・・保
護ケース、9・・・・絶縁油 特許出願人 古河電気工業株式会社
Claims (1)
- 接続すべきケーブル端部の保護シース、絶縁体をそれ
ぞれ段剥ぎして導体を露出させ、導体相互を接続した後
、該接続部の外周に油浸紙テープを纒巻し、次にこれら
の外側に両側の保護シースに跨り保護ケースを被せ、該
ケース内に絶縁油を圧入して絶縁層を形成せしめる油入
ケーブル接続部の形成方法において、圧入する絶縁油と
して、炭化水素系絶縁油100重量部に対して、シラン
カップリング剤またはチタネート系カップリング剤を0
.01〜3重量部添加した絶縁油を用いることを特徴と
する油入ケーブル接続部の形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62284764A JPH01128310A (ja) | 1987-11-11 | 1987-11-11 | 油入ケーブル接続部の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62284764A JPH01128310A (ja) | 1987-11-11 | 1987-11-11 | 油入ケーブル接続部の形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01128310A true JPH01128310A (ja) | 1989-05-22 |
Family
ID=17682707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62284764A Pending JPH01128310A (ja) | 1987-11-11 | 1987-11-11 | 油入ケーブル接続部の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01128310A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009237341A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Fujikura Ltd | 光ファイバケーブル及びその製造方法 |
KR20180070228A (ko) * | 2016-12-16 | 2018-06-26 | 주식회사 포스코 | 케이블 접속방법 |
-
1987
- 1987-11-11 JP JP62284764A patent/JPH01128310A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009237341A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Fujikura Ltd | 光ファイバケーブル及びその製造方法 |
KR20180070228A (ko) * | 2016-12-16 | 2018-06-26 | 주식회사 포스코 | 케이블 접속방법 |
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