JPS6029296Y2 - 電力ケ−ブル絶縁接続部 - Google Patents

電力ケ−ブル絶縁接続部

Info

Publication number
JPS6029296Y2
JPS6029296Y2 JP9465381U JP9465381U JPS6029296Y2 JP S6029296 Y2 JPS6029296 Y2 JP S6029296Y2 JP 9465381 U JP9465381 U JP 9465381U JP 9465381 U JP9465381 U JP 9465381U JP S6029296 Y2 JPS6029296 Y2 JP S6029296Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
water
connection part
cable
connection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9465381U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58632U (ja
Inventor
輝義 田辺
良成 羽根
忠之 植松
Original Assignee
古河電気工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 古河電気工業株式会社 filed Critical 古河電気工業株式会社
Priority to JP9465381U priority Critical patent/JPS6029296Y2/ja
Publication of JPS58632U publication Critical patent/JPS58632U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6029296Y2 publication Critical patent/JPS6029296Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電カケープル絶縁接続部の改良に関するもので
ある。
各相毎に単心型カケープルを布設する相分離製電カケー
プル線路では、各電カケープルの途中に絶縁接続部を設
け、各相のシースをクロスボンドすることによってシー
ス回路の損失を少なくする方法がとられている。
また、電カケープルは高電圧化されつつあり、これに伴
って電カケープル及びその接続部の信頼性を向上させる
ことが要求されている。
第1図は従来の電カケープル絶縁接続部の例を示したも
のである。
接続すべき双方の電カケープル1,1′はケーブル導体
2,2′の上にケーブル内部半導電層(図示せず)、ゴ
ム・プラスチックよりなるケーブル絶縁層3,3′、半
導電性ゴム・プラスチックよりなるケーブル外部半導電
層4.4′、金属テープ巻層からなるケーブル遮蔽層5
.5’、ゴム・プラスチックよりなるケーブルシース6
.6′が順次設けられた構造になっていて、接続すべき
端部において段剥ぎされ、各層が順次露出されている。
双方の電カケープル1゜1′の導体2,2′は、導体接
続スリーブ7Aにより圧縮接続され、導体接続部7が形
成されている。
導体接続部7の外周には半導体性テープの巻回により接
続部内部半導電層8が形成され、その外周に絶縁テープ
の巻回により接続部絶縁層9が両側のケーブル絶縁層3
,3′にまたがって形成されている。
電カケープル1寄りの接続部絶縁層9上には鉛テープ等
の金属テープの巻回により第1の接続部遮蔽層10が形
成され、この遮蔽層10の一端は電カケープル1の外部
半導電層4と遮蔽層5とに接触され、電気的に一体化さ
れている。
遮蔽層10の他端は導体接続部7上に位置するようにな
っている。
電カケープル1′寄りの接続部絶縁層9上には鉛テープ
等の金属テープの巻回により第2の接続部遮蔽層10′
が形成され、この遮蔽層10′の一端は電カケープル1
′の外部半導電層4′と遮蔽層5′とに接触され、電気
的に一体化されている。
この第2の接続部遮蔽層10′の他端は第1の接続部遮
蔽層10の上に接続部絶縁層9の一部からなる縁切り絶
縁部11を介して重なるように設けられ、第1.第2の
接続部遮蔽層10.10’の縁切り絶縁が行われている
このような第1.第2の接続部遮蔽層10゜10′の上
には防水テープの巻付は等により防水保護層12が両側
のケーブルシース6.6′にまたがって設けられている
しかしながら、このような絶縁接続部では、遮水性につ
いては十分な対策がなされていす、信頼性が低い欠点が
あった。
本考案の目的は、遮水性能を向上させることができる電
カケープル絶縁接続部を提供するにある。
本考案の電カケープル絶縁接続部では、金属テープの巻
回により形成された第1.第2の接続部遮蔽層上にそれ
ぞれ第1.第2の接続部遮水層を設け、これら遮水層は
遮水用の金属層と、金属層間の隙間を塞ぐための導電性
ゴム・プラスチック層からなるラミネート材にてその導
電性ゴム・プラスチック層が内表面に存在するようにし
て被覆が行われて形成し、遮水性能を向上させたもので
ある。
以下本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
第2図は本考案の一実施例を示したものである。
本実施例においては、電カケープル1゜1′は鉛テープ
等の金属テープの巻回層よりなるケーブル遮蔽層5の上
に、金属テープの片面又は両面に導電性ゴム・プラスチ
ック層を積層したラミネートテープの巻回層よりなるケ
ーブル遮水層13.13’を設け、その上にケーブルシ
ース6.6′を設けた構造になっている。
絶縁接続側においては、第1図のものと同様にして形成
された第1.第2の接続部遮蔽層10.10’上に第1
、第2の接続部遮水層14,14’を相対応させて設け
ている。
これら接続部遮水層14,14′は、特に金属層15a
の片面に導電性ゴム又は導電性プラスチックよりなる導
電性ゴム・プラスチック層15bを積層したラミネート
テープ15を用いて、これを導電性ゴム・プラスチック
層15bが内向きになるようにしてラップ巻きすること
により形成している。
なお、ラップ巻きは1層に限らず、複数層設けてもよい
第1.第2の接続部遮水層14.14’は電カケープル
1゜1′側においてはケーブル遮水層13.13’上に
導電性ゴム・プラスチック層15bを巻き重ねて接触さ
せている。
これら第1.第2の接続部遮水層14.14’上には防
水保護層12を設けている。
このような絶縁接続部では、遮水層14,14′を形成
しているラミネートテープ15が金属層15aと導電性
ゴム・プラスチック層15bとで形成されているので、
図示のようにラップ巻きされて金属層15aと導電性ゴ
ム・プラスチック層15bが交互に重ね合わされていて
もいずれも導電材なので、各ターン間の導通がとれ、し
かもケーブル遮水層13.13’等を介して接地されて
いるので、電圧の誘起を防止することができる。
また、これら遮水層14.14’は、金属層15aだけ
のラップ巻きでなく、弾力性のある導電性ゴム・プラス
チック層15bを介して金属層15aが巻き重ねられて
いるので、巻層間の密着性がよくなり、遮水効果を十分
に発揮させることができる。
なお、上記実施例では、金属層15aの片面に導電性ゴ
ム・プラスチック層15bを積層した片面ラミネートテ
ープを用いた例について示したが、金属層15aの両面
に導電性ゴム・プラスチック層15bを積層した両面ラ
ミネートテープを用いることもできる。
また、縁切り絶縁部11は第1の接続部遮水層14の端
部外周に絶縁材からなる熱収縮チューブを被せ、これを
収縮させることにより形成することもできる。
更に、第1.第2の接続部遮水層14.14’は、熱収
縮チューブ本体の内面に金属層を設け、その内面に導電
性ゴム・プラスチック層を設けたラミネート熱収縮チュ
ーブを用いて形成することもできる。
以上説明したように本考案に係る電カケープル絶縁接続
部では、金属テープの巻回により形成された遮蔽層の外
に遮水層を設けたので、遮水性能が向上し、信頼性を向
上させることができる。
また、本考案では遮蔽層と遮水層とを別々に設けている
ので、電界緩和を十分に図ることができ、高圧用の絶縁
接続部としても十分に使用することができる。
更に、本考案では遮水層を金属層と導電性ゴム・プラス
チック層とのラミネート材にてその導電性ゴム・プラス
チック層が少なくとも内表面に存在するようにして形成
しているので、金属層が直接重ね合わされず、弾力性の
ある導電性ゴム・プラスチックを介して重ね合わされる
ので、遮水性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の絶縁接続部の上半部のみを示した縦断面
図、第2図は本考案に係る絶縁接続部の1実施例を示す
上半部のみの縦断面図である。 1.1′・・・・・・電カケープル、2,2′・・・・
・・ケーブル導体、3,3′・・・・・・ケーブル絶縁
層、5.5′・・・・・・ケーブル遮蔽層、7・・・・
・・導体接続部、9・・・・・・接続部絶縁層、10.
10’・・・・・・第1.第2の接続部遮蔽層、11・
・・・・・縁切り絶縁部、12・・・・・・防水保護層
、13,13’・・・・・・ケーブル遮水層、14.1
4’・・・・・・第1.第2の接続部遮水層、15・・
・・・・ラミネートテープ、15a・・・・・・金属層
、15b・・・・・・導電性ゴム・プラスチック層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 導体接続部の外周に接続部絶縁層を設け、前記接続部絶
    縁層の上に金属テープの巻回により第1、第2の接続部
    遮蔽層を相互に縁切り絶縁して設け、前記第1.第2の
    接続部遮蔽層の上にそれぞれ第1.第2の接続部遮水層
    を相対応させて設け、これら遮水層は金属層と導電性ゴ
    ム・プラスチック層からなるラミネート材にてその導電
    性ゴム・プラスチック層が内表面に存在するようにして
    被覆が行われて形成されていることを特徴とする電カケ
    ープル絶縁接続部。
JP9465381U 1981-06-26 1981-06-26 電力ケ−ブル絶縁接続部 Expired JPS6029296Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9465381U JPS6029296Y2 (ja) 1981-06-26 1981-06-26 電力ケ−ブル絶縁接続部

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9465381U JPS6029296Y2 (ja) 1981-06-26 1981-06-26 電力ケ−ブル絶縁接続部

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58632U JPS58632U (ja) 1983-01-05
JPS6029296Y2 true JPS6029296Y2 (ja) 1985-09-04

Family

ID=29889575

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9465381U Expired JPS6029296Y2 (ja) 1981-06-26 1981-06-26 電力ケ−ブル絶縁接続部

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6029296Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58632U (ja) 1983-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6029296Y2 (ja) 電力ケ−ブル絶縁接続部
JPS6015390Y2 (ja) 電力ケ−ブル絶縁接続部
JPH0345606B2 (ja)
JPS59194310A (ja) 電気ケ−ブル
JPH0124856Y2 (ja)
JPS6015392Y2 (ja) 遮水層付電力ケ−ブルのソルダレス接続部
JPH0428183Y2 (ja)
JPS6210899Y2 (ja)
JPH0562917U (ja) 扇形導体3芯電力ケーブルの遮水構造
JPH0226189Y2 (ja)
JPS5855536Y2 (ja) 同軸ケ−ブル
JPH0735226Y2 (ja) フラットケーブル
JPS58192422A (ja) 電力ケ−ブル用絶縁接続箱
JPH02168829A (ja) 水中モータの口出線接続構造
JPS61170219A (ja) ケ−ブル絶縁接続部
JPH0133913B2 (ja)
JPS61165907A (ja) 海底ケ−ブル
JPS6031195Y2 (ja) ケ−ブル接続部
JPH028367Y2 (ja)
JPH0613344U (ja) 電力ケーブル接続部の接地線の引出し用アダプタ
JPH0640430Y2 (ja) 水封式水中モータ口出線接続構造
JPH0323791Y2 (ja)
JPH0127390Y2 (ja)
JPS6015391Y2 (ja) 電力ケ−ブルの接続部
JPH0130365B2 (ja)