JPH0735226Y2 - フラットケーブル - Google Patents

フラットケーブル

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Publication number
JPH0735226Y2
JPH0735226Y2 JP1988156473U JP15647388U JPH0735226Y2 JP H0735226 Y2 JPH0735226 Y2 JP H0735226Y2 JP 1988156473 U JP1988156473 U JP 1988156473U JP 15647388 U JP15647388 U JP 15647388U JP H0735226 Y2 JPH0735226 Y2 JP H0735226Y2
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JP
Japan
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layer
cable
shield
insulating
flat cable
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Application number
JP1988156473U
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English (en)
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JPH0276422U (ja
Inventor
喜直 ▲こ▼玉
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は並列配置された複数のケーブルコア上に絶縁シ
ースを一括被覆したフラットケーブルに関する。
[従来の技術] 近年、インサーネット(ゼロックス社登録商標:Etherne
t)等を含むローカルエリアネットワーク(LAN)システ
ムが実用化されている。このため、オフィス内におい
て、各端末間のデータ伝送を行う為にオフィス内にデー
タ伝送用ケーブルを配線するようになっている。
そこで、近年オフィス内の美感を損なうことなく、この
種の配線を行うために、オフィスのカーペット下にこれ
らのデータ伝送用ケーブルを布設するアンダーカーペッ
ト配線が広く一般に使用されるようになった。第4図に
この種のデータ伝送用ケーブル10の一例を示す。
この第4図において、20,20,……,20は長さ方向に並列
に配列されたケーブルコアを示し、これらは図示のよう
に保護層としての絶縁シース3によって被覆されてい
る。
この絶縁層3の両端部には、図示のように傾斜面a1,a1,
が設けられており、更に、絶縁シース3の上面A,下面B
上には、長さ方向に沿って各ケーブルコア20,20,……,2
0を分離するための断面V字状の分離溝4A,4Bが各々隣接
するケーブルコア20,20,……,20間に設けられている。
前記ケーブルコア20は具体的には第5図に示すように一
対の絶縁心線12,12を有し、その上部に内部遮蔽層13が
設けられており、更にその上部には絶縁層14及び外部遮
蔽層15が各々設けられた構成となっている。
前記絶縁心線12は複数の軟銅線を撚り合せた導体12aに
ポリエチレンからなる絶縁層12bを被覆した構成となっ
ている。また、前記内部遮蔽層(第1のシールド層)13
及び外部遮蔽層(第2のシールド層)15は各々アルミポ
リエステルテープからなり、前記絶縁層はポリエステル
テープにより構成されている。
そして、各ケーブルコア12,12,……,12は各々絶縁シー
ス3により電気的に分離された構成となっている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来例は各ケーブルコア20,20,…
…,20が全て電気的に独立シールド構成となっているの
で、各ケーブルコア20の絶縁心線12,12の線間シールド
特性に優れているが、各ケーブルコア20の外部に対する
シールド特性は電気抵抗が大きい為に不十分であり、高
速多重データ伝送等の高品位データ伝送に対し信頼性に
難点があった。
一方、この外部シールド特性を改善するには、第6図に
示すようにアルミマイラテープからなる第2のシールド
16によって各ケーブルコア20,20,……,20を一体的に被
覆し、その上部に絶縁シース3を設けたフラットケーブ
ル30にすればよいが、この種のフラットケーブル10,30
は実際の布設工事において、各ケーブルコア20,20,…
…,20をV字溝4A,4Bに沿って切り裂き分離必要が有る。
しかるに、フラットケーブル30の場合、このように切り
裂くと、各ケーブルコア20間の第2シールド16が開口し
てしまい、ケーブルコア20が絶縁シース3より外に抜け
出てしまうという問題が有り実用的でなかった(第7図
参照)。
[考案の目的] 本考案は上記従来例の有する不都合を改善し、高品位デ
ータ伝送に対し信頼性が高く、しかも布設工事がやり易
いアンダーカーペット用のフラットケーブルを提供する
ことを、目的とする。
[問題点を解決するための手段] そこで本考案では一対の絶縁心線を第一のシールド層お
よび絶縁層にて順次被覆した複数条のケーブルコアを平
行配置し、前記ケーブルコアの外周に隣接するケーブル
コアに沿ってプラスチック層とシールド層を一体化した
ラミネートシールドテープを前記プラスチック層を内側
に向けて一括被覆し、更にその上部に保護層を設けると
いう構成を採りこれによって前記目的を達成しようとす
るものである。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図ないし第3図に基づい
て説明する。ここで上記従来例と同一の構成部材につい
ては同一の付号を付すものとする。
第1図に示すフラットケーブル1は長さ方向に平行配列
された各ケーブルコア20,20,……,20を有し、これらケ
ーブルコア20,20,……,20を絶縁シース3により一括被
覆した構成となっている。a1,a1は傾斜面,4A,4Bは各々
分離溝を示し、これらは上記従来例同様絶縁シース3上
に設けられている。
前記ケーブルコア20は具体的には第3図に示すように一
対の絶縁心線12,12を有し、その上部に内部遮蔽層(第
1のシールド層)13が設けられており、更にその上部に
は絶縁層14が設けられた構成となっている。そして、各
ケーブルコア20は、更にラミネートシールドテープ(第
2のシールド層)5にて上下方向から一括被覆され、そ
の接着面は接着剤等で接着されており、これにより、従
来例に比べ抵抗値が大幅に低下する構成となっている。
5aはアルミテープ層、5bはプラスチックテープ(ポリエ
ステルテープ)層を示し、これらは接着剤にて接着され
一体化されている。
一方、前記第2のシールド層5には、各分離溝4A,4Bに
対応する位置に、第2図に示すように、長さ方向に沿っ
て所定間隔毎に切り込み4,4,……,4が設けられており、
これによって、各ケーブルコア20,20の分離を容易に行
えるように工夫されている。
本実施例は以上のように構成されているので、上記従来
例に比べ、ケーブルコア20,20,……,20の外部に対する
シールド特性が電気抵抗を小さく出来る為、シールド特
性を改善出来る。また、フラットケーブル1の布設工事
に際し、各ケーブルコア20,20を分離溝4A,4Bに切り裂い
ても、隣接する各ケーブルコア20,20間の第2のシール
ド層5はラミネート層5b,5dにて接着されているので、
ケーブルコア20が絶縁シース層3から外に抜け出ること
がない。
尚、本実施例では、第2のシールド層5に切り込み4を
設けたが、これは必ずしも設けなくてもよい。
[考案の効果] 本考案は以上のように構成されているので、高品位デー
タ伝送に対し信頼性が高く、しかも布設工事を容易に行
えるアンダーカーペットケーブル用のフラットケーブル
を提供出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るフラットケーブルの横
断面図、第2図は第1図のラミネート層を示す説明図、
第3図は第1図のケーブルコアの部分拡大横断面図、第
4図は従来例に係るフラットケーブルの横断面図、第5
図は第4図のケーブルコアの部分拡大横断面図、第6図
は従来例の他のフラットケーブルの横断面図、第7図は
第6図に示すフラットケーブルの切り裂き状態を示す説
明図である。 1……フラットケーブル 3……絶縁シース 5……第2のシールド層 12……絶縁心線 5a……アルミテープ層 5b……プラスチックテープ層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の絶縁心線を第一のシールド層および
    絶縁層にて順次被覆した複数条のケーブルコアを平行配
    置し、前記ケーブルコアの外周に隣接するケーブルコア
    に沿ってプラスチック層とシールド層を一体化したラミ
    ネートシールドテープを前記プラスチック層を内側に向
    けて一括被覆し、かつ少なくともそれ自身のプラスチッ
    ク層同士の接触面を接着し、更にその上部に保護層を設
    けたことを特徴とするフラットケーブル。
JP1988156473U 1988-11-30 1988-11-30 フラットケーブル Expired - Lifetime JPH0735226Y2 (ja)

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JP1988156473U JPH0735226Y2 (ja) 1988-11-30 1988-11-30 フラットケーブル

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JP1988156473U JPH0735226Y2 (ja) 1988-11-30 1988-11-30 フラットケーブル

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Publication Number Publication Date
JPH0276422U JPH0276422U (ja) 1990-06-12
JPH0735226Y2 true JPH0735226Y2 (ja) 1995-08-09

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JP1988156473U Expired - Lifetime JPH0735226Y2 (ja) 1988-11-30 1988-11-30 フラットケーブル

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JPH0276422U (ja) 1990-06-12

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