JPH1012055A - ノイズ対策ケーブル - Google Patents
ノイズ対策ケーブルInfo
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- JPH1012055A JPH1012055A JP16330896A JP16330896A JPH1012055A JP H1012055 A JPH1012055 A JP H1012055A JP 16330896 A JP16330896 A JP 16330896A JP 16330896 A JP16330896 A JP 16330896A JP H1012055 A JPH1012055 A JP H1012055A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電磁誘導ノイズに対しても静電誘導ノイズに
対しても耐性のあるものにする。 【解決手段】 絶縁性の外装被覆2によって複数のツイ
ストペア線3a,3b,3cを覆ったノイズ対策ケーブル1
において、内部に1本の単導線4を配した。また、単導
線は複数のツイストペア線を束ねるようにスパイラル状
に配した。更に、絶縁性の外装被覆によって複数のツイ
ストペア線を覆ったノイズ対策ケーブルにおいて、各ツ
イストペア線の近傍に各ツイストペア線毎に対応する単
導線をそれぞれ配した。また更に、単導線は対応するツ
イストペア線とともにツイストした。
対しても耐性のあるものにする。 【解決手段】 絶縁性の外装被覆2によって複数のツイ
ストペア線3a,3b,3cを覆ったノイズ対策ケーブル1
において、内部に1本の単導線4を配した。また、単導
線は複数のツイストペア線を束ねるようにスパイラル状
に配した。更に、絶縁性の外装被覆によって複数のツイ
ストペア線を覆ったノイズ対策ケーブルにおいて、各ツ
イストペア線の近傍に各ツイストペア線毎に対応する単
導線をそれぞれ配した。また更に、単導線は対応するツ
イストペア線とともにツイストした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁誘導ノイズを
外部に輻射し難いとともに電磁誘導ノイズおよび静電誘
導ノイズの影響を外部から受け難い、ノイズ対策ケーブ
ルに関する。
外部に輻射し難いとともに電磁誘導ノイズおよび静電誘
導ノイズの影響を外部から受け難い、ノイズ対策ケーブ
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】2本の電線をツイストしたツイストペア
線にあっては、電磁誘導ノイズを外部に輻射し難いとと
もに電磁誘導ノイズの影響を外部から受け難いことが知
られており、ツイストペア線を絶縁性の外装被覆によっ
て覆ったノイズ対策ケーブルが既に実用化されている。
線にあっては、電磁誘導ノイズを外部に輻射し難いとと
もに電磁誘導ノイズの影響を外部から受け難いことが知
られており、ツイストペア線を絶縁性の外装被覆によっ
て覆ったノイズ対策ケーブルが既に実用化されている。
【0003】また、銅などの導電性編組線あるいはアル
ミニウム箔などで電線の周囲を覆うと、電線と大地との
間に発生する静電誘導ノイズが抑制されることが知られ
ており、銅などの導電性編組線あるいはアルミニウム箔
にてツイストペア線を覆い、更に絶縁性の外装被覆によ
ってその外周を覆った、ノイズ対策ケーブルもまた実用
化されている。
ミニウム箔などで電線の周囲を覆うと、電線と大地との
間に発生する静電誘導ノイズが抑制されることが知られ
ており、銅などの導電性編組線あるいはアルミニウム箔
にてツイストペア線を覆い、更に絶縁性の外装被覆によ
ってその外周を覆った、ノイズ対策ケーブルもまた実用
化されている。
【0004】更に、銅などの導電性編組線あるいはアル
ミニウム箔でツイストペア線を覆う代わりに、1本の単
導線をツイストペア線に添わせて配しても、効果はやや
劣るものの静電誘導ノイズの抑制効果のあることが知ら
れており、1本の単導線をツイストペア線に添わせた上
で、絶縁性の外装被覆で外周を覆った、安価で且つ電磁
誘導ノイズおよび静電誘導ノイズの抑制効果も備えた、
ノイズ対策ケーブルもまた既に実用化されている。
ミニウム箔でツイストペア線を覆う代わりに、1本の単
導線をツイストペア線に添わせて配しても、効果はやや
劣るものの静電誘導ノイズの抑制効果のあることが知ら
れており、1本の単導線をツイストペア線に添わせた上
で、絶縁性の外装被覆で外周を覆った、安価で且つ電磁
誘導ノイズおよび静電誘導ノイズの抑制効果も備えた、
ノイズ対策ケーブルもまた既に実用化されている。
【0005】また更に、1本の単導線をツイストペア線
に添わせて配した上で、銅などの導電性編組線あるいは
アルミニウム箔で外周を覆い、更に絶縁性の外装被覆で
その外周を覆った、ノイズ対策ケーブルもまた既に実用
化されている。
に添わせて配した上で、銅などの導電性編組線あるいは
アルミニウム箔で外周を覆い、更に絶縁性の外装被覆で
その外周を覆った、ノイズ対策ケーブルもまた既に実用
化されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常の通信
回線の布設にあっては、絶縁性の外装被覆で複数のツイ
ストペア線を覆い1本のケーブルとした、ノイズ対策ケ
ーブルがよく用いられる。しかしながら、絶縁性の外装
被覆で複数のツイストペア線を覆い1本のケーブルとし
たノイズ対策ケーブルは、電磁誘導ノイズに対する耐性
はあるものの、静電誘導ノイズには弱いという問題点が
あった。
回線の布設にあっては、絶縁性の外装被覆で複数のツイ
ストペア線を覆い1本のケーブルとした、ノイズ対策ケ
ーブルがよく用いられる。しかしながら、絶縁性の外装
被覆で複数のツイストペア線を覆い1本のケーブルとし
たノイズ対策ケーブルは、電磁誘導ノイズに対する耐性
はあるものの、静電誘導ノイズには弱いという問題点が
あった。
【0007】本発明は上記の問題点を解決するために成
されたもので、その目的とするところは、電磁誘導ノイ
ズに対しても静電誘導ノイズに対しても耐性のある、絶
縁性の外装被覆で複数のツイストペア線を覆い1本のケ
ーブルにした、優れたノイズ対策ケーブルを提供するこ
とにある。
されたもので、その目的とするところは、電磁誘導ノイ
ズに対しても静電誘導ノイズに対しても耐性のある、絶
縁性の外装被覆で複数のツイストペア線を覆い1本のケ
ーブルにした、優れたノイズ対策ケーブルを提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため、請求項1記載の発明にあっては、絶縁性
の外装被覆によって複数のツイストペア線を覆ったノイ
ズ対策ケーブルにおいて、内部に1本の単導線を配した
ことを特徴とする。
解決するため、請求項1記載の発明にあっては、絶縁性
の外装被覆によって複数のツイストペア線を覆ったノイ
ズ対策ケーブルにおいて、内部に1本の単導線を配した
ことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明にあっては、前記単導
線は前記複数のツイストペア線を束ねるようにスパイラ
ル状に配されていることを特徴とする。
線は前記複数のツイストペア線を束ねるようにスパイラ
ル状に配されていることを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明にあっては、絶縁性の
外装被覆によって複数のツイストペア線を覆ったノイズ
対策ケーブルにおいて、各ツイストペア線の近傍に各ツ
イストペア線毎に対応する単導線をそれぞれ配したこと
を特徴とする。
外装被覆によって複数のツイストペア線を覆ったノイズ
対策ケーブルにおいて、各ツイストペア線の近傍に各ツ
イストペア線毎に対応する単導線をそれぞれ配したこと
を特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明にあっては、前記単導
線は対応するツイストペア線とともにツイストしたこと
を特徴とする。
線は対応するツイストペア線とともにツイストしたこと
を特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るノイズ対策ケ
ーブルの、第1の実施の形態を図1に基づいて、第2の
実施の形態を図2に基づいて、第3の実施の形態を図3
に基づいて、第4の実施の形態を図4に基づいて、それ
ぞれ詳細に説明する。
ーブルの、第1の実施の形態を図1に基づいて、第2の
実施の形態を図2に基づいて、第3の実施の形態を図3
に基づいて、第4の実施の形態を図4に基づいて、それ
ぞれ詳細に説明する。
【0013】〔第1の実施の形態〕図1はノイズ対策ケ
ーブルを示す説明図であり、図1(a)は側面図、図1
(b)は断面図である。図1に示すように、ノイズ対策
ケーブル1は、最も外側にビニール樹脂などの絶縁性の
外装被覆2を備え、外装被覆2の内側に、この例では3
本のツイストペア線3a,3b,3c と1本の単導線4とを
備える。
ーブルを示す説明図であり、図1(a)は側面図、図1
(b)は断面図である。図1に示すように、ノイズ対策
ケーブル1は、最も外側にビニール樹脂などの絶縁性の
外装被覆2を備え、外装被覆2の内側に、この例では3
本のツイストペア線3a,3b,3c と1本の単導線4とを
備える。
【0014】ツイストペア線3a は絶縁電線3a1,3a2
をツイストすることにより、ツイストペア線3b は絶縁
電線3b1,3b2をツイストすることにより、ツイストペ
ア線3c は絶縁電線3c1,3c2をツイストすることによ
り、それぞれ構成される。単導線4は導体芯線に絶縁被
覆を被せた1本の絶縁電線であり、ツイストペア線3 a,
3b,3c に添わせて配される。
をツイストすることにより、ツイストペア線3b は絶縁
電線3b1,3b2をツイストすることにより、ツイストペ
ア線3c は絶縁電線3c1,3c2をツイストすることによ
り、それぞれ構成される。単導線4は導体芯線に絶縁被
覆を被せた1本の絶縁電線であり、ツイストペア線3 a,
3b,3c に添わせて配される。
【0015】ツイストペア線3a,3b,3c の各々は、そ
れぞれ自分自身のツイスト構成により電磁誘導ノイズに
対する抑制効果を備えるとともに、隣接して添って配し
た単導線4をアースすることにより、静電誘導ノイズに
対する抑制効果も備えることができる。つまり、絶縁性
の外装被覆2で複数のツイストペア線3a,3b,3c を覆
い1本のケーブルとしたノイズ対策ケーブル1でありな
がら、電磁誘導ノイズおよび静電誘導ノイズに対して効
果を備えるものにできる。
れぞれ自分自身のツイスト構成により電磁誘導ノイズに
対する抑制効果を備えるとともに、隣接して添って配し
た単導線4をアースすることにより、静電誘導ノイズに
対する抑制効果も備えることができる。つまり、絶縁性
の外装被覆2で複数のツイストペア線3a,3b,3c を覆
い1本のケーブルとしたノイズ対策ケーブル1でありな
がら、電磁誘導ノイズおよび静電誘導ノイズに対して効
果を備えるものにできる。
【0016】なお、図1に示すノイズ対策ケーブル1に
あっては、単導線4は導体芯線に絶縁被覆を被せた1本
の絶縁電線とされているが、導体芯線が剥き出しのもの
であっても良い。また、3対のツイストペア線を備える
例を示したが、複数対であれば良い。
あっては、単導線4は導体芯線に絶縁被覆を被せた1本
の絶縁電線とされているが、導体芯線が剥き出しのもの
であっても良い。また、3対のツイストペア線を備える
例を示したが、複数対であれば良い。
【0017】〔第2の実施の形態〕図2はノイズ対策ケ
ーブルを示す説明図である。図2に示すように、ノイズ
対策ケーブル1は、最も外側にビニール樹脂などの絶縁
性の外装被覆2を備え、外装被覆2の内側に、この例で
は4本のツイストペア線3a,3b,3c,3d と1本の単導
線4とを備える。
ーブルを示す説明図である。図2に示すように、ノイズ
対策ケーブル1は、最も外側にビニール樹脂などの絶縁
性の外装被覆2を備え、外装被覆2の内側に、この例で
は4本のツイストペア線3a,3b,3c,3d と1本の単導
線4とを備える。
【0018】ツイストペア線3a は絶縁電線3a1,3a2
をツイストすることにより、ツイストペア線3b は絶縁
電線3b1,3b2をツイストすることにより、ツイストペ
ア線3c は絶縁電線3c1,3c2をツイストすることによ
り、ツイストペア線3d は絶縁電線3d1,3d2をツイス
トすることにより、それぞれ構成される。単導線4は、
導体芯線に絶縁被覆を被せた1本の絶縁電線であり、ツ
イストペア線3a,3b,3c,3d の外側にスパイラル状に
配され、ツイストペア線3a,3b,3c,3d を束ねてい
る。
をツイストすることにより、ツイストペア線3b は絶縁
電線3b1,3b2をツイストすることにより、ツイストペ
ア線3c は絶縁電線3c1,3c2をツイストすることによ
り、ツイストペア線3d は絶縁電線3d1,3d2をツイス
トすることにより、それぞれ構成される。単導線4は、
導体芯線に絶縁被覆を被せた1本の絶縁電線であり、ツ
イストペア線3a,3b,3c,3d の外側にスパイラル状に
配され、ツイストペア線3a,3b,3c,3d を束ねてい
る。
【0019】ツイストペア線3a,3b,3c,3d の各々
は、それぞれ自分自身のツイスト構成により電磁誘導ノ
イズに対する抑制効果を備えるとともに、外側にスパイ
ラル状に配される単導線4をアースすることにより、静
電誘導ノイズに対する抑制効果も備えることができる。
このスパイラル状に配される単導線4のピッチPは、短
ければ短いほど、高周波ノイズに対する効果が増大する
とともに静電誘導ノイズに対する効果も増大する。
は、それぞれ自分自身のツイスト構成により電磁誘導ノ
イズに対する抑制効果を備えるとともに、外側にスパイ
ラル状に配される単導線4をアースすることにより、静
電誘導ノイズに対する抑制効果も備えることができる。
このスパイラル状に配される単導線4のピッチPは、短
ければ短いほど、高周波ノイズに対する効果が増大する
とともに静電誘導ノイズに対する効果も増大する。
【0020】つまり、絶縁性の外装被覆2で複数のツイ
ストペア線3a,3b,3c,3d を覆い1本のケーブルとし
たノイズ対策ケーブル1でありながら、電磁誘導ノイズ
および静電誘導ノイズに対して効果を備えるものにでき
る。しかも、第1の実施の形態のノイズ対策ケーブルよ
りもノイズ防止効果を備えるものにできる。
ストペア線3a,3b,3c,3d を覆い1本のケーブルとし
たノイズ対策ケーブル1でありながら、電磁誘導ノイズ
および静電誘導ノイズに対して効果を備えるものにでき
る。しかも、第1の実施の形態のノイズ対策ケーブルよ
りもノイズ防止効果を備えるものにできる。
【0021】なお、図2に示すノイズ対策ケーブル1に
あっては、単導線4は導体芯線に絶縁被覆を被せた1本
の絶縁電線とされているが、導体芯線が剥き出しのもの
であっても良い。また、4対のツイストペア線を備える
例を示したが、複数対であれば良い。
あっては、単導線4は導体芯線に絶縁被覆を被せた1本
の絶縁電線とされているが、導体芯線が剥き出しのもの
であっても良い。また、4対のツイストペア線を備える
例を示したが、複数対であれば良い。
【0022】〔第3の実施の形態〕図3はノイズ対策ケ
ーブルを示す説明図であり、図3(a)は側面図、図3
(b)は断面図である。図3に示すように、ノイズ対策
ケーブル1は、最も外側にビニール樹脂などの絶縁性の
外装被覆2を備え、外装被覆2の内側に、この例では3
本のツイストペア線3a,3b,3c と3本の単導線4a,4
b,4c とを備える。
ーブルを示す説明図であり、図3(a)は側面図、図3
(b)は断面図である。図3に示すように、ノイズ対策
ケーブル1は、最も外側にビニール樹脂などの絶縁性の
外装被覆2を備え、外装被覆2の内側に、この例では3
本のツイストペア線3a,3b,3c と3本の単導線4a,4
b,4c とを備える。
【0023】ツイストペア線3a は絶縁電線3a1,3a2
をツイストすることにより、ツイストペア線3b は絶縁
電線3b1,3b2をツイストすることにより、ツイストペ
ア線3c は絶縁電線3c1,3c2をツイストすることによ
り、それぞれ構成される。単導線4a,4b,4c のそれぞ
れは、導体芯線に絶縁被覆を被せた絶縁電線である。そ
して、単導線4a はツイストペア線3a に、単導線4b
はツイストペア線3bに、単導線4c はツイストペア線
3c に、それぞれ添わせて配される。
をツイストすることにより、ツイストペア線3b は絶縁
電線3b1,3b2をツイストすることにより、ツイストペ
ア線3c は絶縁電線3c1,3c2をツイストすることによ
り、それぞれ構成される。単導線4a,4b,4c のそれぞ
れは、導体芯線に絶縁被覆を被せた絶縁電線である。そ
して、単導線4a はツイストペア線3a に、単導線4b
はツイストペア線3bに、単導線4c はツイストペア線
3c に、それぞれ添わせて配される。
【0024】ツイストペア線3a,3b,3c の各々は、そ
れぞれ自分自身のツイスト構成により電磁誘導ノイズに
対する抑制効果を備えるとともに、単導線4a,4b,4c
のそれぞれをアースすることにより、静電誘導ノイズに
対する抑制効果も備えることができる。
れぞれ自分自身のツイスト構成により電磁誘導ノイズに
対する抑制効果を備えるとともに、単導線4a,4b,4c
のそれぞれをアースすることにより、静電誘導ノイズに
対する抑制効果も備えることができる。
【0025】つまり、絶縁性の外装被覆2で複数のツイ
ストペア線3a,3b,3c を覆い1本のケーブルとしたノ
イズ対策ケーブル1でありながら、電磁誘導ノイズおよ
び静電誘導ノイズに対して効果を備えるものにできる。
しかも、第1の実施の形態のノイズ対策ケーブルよりも
ノイズ防止効果を備えるものにできる。
ストペア線3a,3b,3c を覆い1本のケーブルとしたノ
イズ対策ケーブル1でありながら、電磁誘導ノイズおよ
び静電誘導ノイズに対して効果を備えるものにできる。
しかも、第1の実施の形態のノイズ対策ケーブルよりも
ノイズ防止効果を備えるものにできる。
【0026】なお、図3に示すノイズ対策ケーブル1に
あっては、単導線4a,4b,4c のそれぞれは、導体芯線
に絶縁被覆を被せた絶縁電線とされているが、導体芯線
が剥き出しのものであっても良い。また、3対のツイス
トペア線を備える例を示したが、複数対であれば良く、
この場合単導線の本数は前記対数と等しくされる。
あっては、単導線4a,4b,4c のそれぞれは、導体芯線
に絶縁被覆を被せた絶縁電線とされているが、導体芯線
が剥き出しのものであっても良い。また、3対のツイス
トペア線を備える例を示したが、複数対であれば良く、
この場合単導線の本数は前記対数と等しくされる。
【0027】〔第4の実施の形態〕図4はノイズ対策ケ
ーブルを示す説明図であり、図4(a)は側面図、図4
(b)は断面図である。図4に示すように、ノイズ対策
ケーブル1は、最も外側にビニール樹脂などの絶縁性の
外装被覆2を備え、外装被覆2の内側に、この例では3
本のツイストペア線3a,3b,3c と3本の単導線4a,4
b,4c とを備える。ツイストペア線3a は絶縁電線
3a1,3a2からなり、ツイストペア線3b は絶縁電線3
b1,3b2からなり、ツイストペア線3c は絶縁電線
3c1,3c2からなっている。また、3本の単導線4a,4
b,4c のそれぞれは、導体芯線に絶縁被覆を被せた絶縁
電線である。
ーブルを示す説明図であり、図4(a)は側面図、図4
(b)は断面図である。図4に示すように、ノイズ対策
ケーブル1は、最も外側にビニール樹脂などの絶縁性の
外装被覆2を備え、外装被覆2の内側に、この例では3
本のツイストペア線3a,3b,3c と3本の単導線4a,4
b,4c とを備える。ツイストペア線3a は絶縁電線
3a1,3a2からなり、ツイストペア線3b は絶縁電線3
b1,3b2からなり、ツイストペア線3c は絶縁電線
3c1,3c2からなっている。また、3本の単導線4a,4
b,4c のそれぞれは、導体芯線に絶縁被覆を被せた絶縁
電線である。
【0028】絶縁電線3a1,3a2と単導線4a とは3本
一緒にツイストされている。絶縁電線3b1,3b2と単導
線4b とは3本一緒にツイストされている。絶縁電線3
c1,3c2と単導線4c とは3本一緒にツイストされてい
る。
一緒にツイストされている。絶縁電線3b1,3b2と単導
線4b とは3本一緒にツイストされている。絶縁電線3
c1,3c2と単導線4c とは3本一緒にツイストされてい
る。
【0029】ツイストペア線3a,3b,3c の各々は、そ
れぞれ自分自身のツイスト構成により電磁誘導ノイズに
対する抑制効果を備えるとともに、単導線4a,4b,4c
のそれぞれをアースすることにより、第3の実施の形態
のノイズ対策ケーブルよりも、静電誘導ノイズに対する
抑制効果を備えることができる。
れぞれ自分自身のツイスト構成により電磁誘導ノイズに
対する抑制効果を備えるとともに、単導線4a,4b,4c
のそれぞれをアースすることにより、第3の実施の形態
のノイズ対策ケーブルよりも、静電誘導ノイズに対する
抑制効果を備えることができる。
【0030】つまり、絶縁性の外装被覆2で複数のツイ
ストペア線3a,3b,3c を覆い1本のケーブルとしたノ
イズ対策ケーブル1でありながら、電磁誘導ノイズおよ
び静電誘導ノイズに対して効果を備えるものにできる。
しかも、第3の実施の形態のノイズ対策ケーブルよりも
ノイズ防止効果を備えるものにできる。
ストペア線3a,3b,3c を覆い1本のケーブルとしたノ
イズ対策ケーブル1でありながら、電磁誘導ノイズおよ
び静電誘導ノイズに対して効果を備えるものにできる。
しかも、第3の実施の形態のノイズ対策ケーブルよりも
ノイズ防止効果を備えるものにできる。
【0031】なお、図4に示すノイズ対策ケーブル1に
あっては、単導線4a,4b,4c のそれぞれは、導体芯線
に絶縁被覆を被せた絶縁電線とされているが、導体芯線
が剥き出しのものであっても良い。また、3対のツイス
トペア線を備える例を示したが、複数対であれば良く、
この場合単導線の本数は前記対数と等しくされる。
あっては、単導線4a,4b,4c のそれぞれは、導体芯線
に絶縁被覆を被せた絶縁電線とされているが、導体芯線
が剥き出しのものであっても良い。また、3対のツイス
トペア線を備える例を示したが、複数対であれば良く、
この場合単導線の本数は前記対数と等しくされる。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、電磁誘導
ノイズに対しても静電誘導ノイズに対しても耐性のある
ものとできる、絶縁性の外装被覆で複数のツイストペア
線を覆い1本のケーブルにした、優れたノイズ対策ケー
ブルを提供できるという効果を奏する。
ノイズに対しても静電誘導ノイズに対しても耐性のある
ものとできる、絶縁性の外装被覆で複数のツイストペア
線を覆い1本のケーブルにした、優れたノイズ対策ケー
ブルを提供できるという効果を奏する。
【0033】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、スパイラル状に配される単導
線のピッチを短くすることによって、高周波ノイズに対
する効果が増大するとともに静電誘導ノイズに対する効
果も増大する、絶縁性の外装被覆で複数のツイストペア
線を覆い1本のケーブルにした、優れたノイズ対策ケー
ブルを提供できるという効果を奏する。
載の発明の効果に加えて、スパイラル状に配される単導
線のピッチを短くすることによって、高周波ノイズに対
する効果が増大するとともに静電誘導ノイズに対する効
果も増大する、絶縁性の外装被覆で複数のツイストペア
線を覆い1本のケーブルにした、優れたノイズ対策ケー
ブルを提供できるという効果を奏する。
【0034】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明のものより、ノイズ防止効果を備える、絶縁性
の外装被覆で複数のツイストペア線を覆い1本のケーブ
ルにした、優れたノイズ対策ケーブルを提供できるとい
う効果を奏する。
載の発明のものより、ノイズ防止効果を備える、絶縁性
の外装被覆で複数のツイストペア線を覆い1本のケーブ
ルにした、優れたノイズ対策ケーブルを提供できるとい
う効果を奏する。
【0035】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明のものよりも、静電誘導ノイズに対する抑制効
果を備えることのできる、絶縁性の外装被覆で複数のツ
イストペア線を覆い1本のケーブルにした、優れたノイ
ズ対策ケーブルを提供できるという効果を奏する。
載の発明のものよりも、静電誘導ノイズに対する抑制効
果を備えることのできる、絶縁性の外装被覆で複数のツ
イストペア線を覆い1本のケーブルにした、優れたノイ
ズ対策ケーブルを提供できるという効果を奏する。
【図1】本発明に係る第1の実施の形態のノイズ対策ケ
ーブルを示す説明図である。
ーブルを示す説明図である。
【図2】本発明に係る第2の実施の形態のノイズ対策ケ
ーブルを示す説明図である。
ーブルを示す説明図である。
【図3】本発明に係る第3の実施の形態のノイズ対策ケ
ーブルを示す説明図である。
ーブルを示す説明図である。
【図4】本発明に係る第4の実施の形態のノイズ対策ケ
ーブルを示す説明図である。
ーブルを示す説明図である。
1 ノイズ対策ケーブル 2 外装被覆 3a ツイストペア線 3b ツイストペア線 3c ツイストペア線 3d ツイストペア線 4 単導線 4a 単導線 4b 単導線 4c 単導線
Claims (4)
- 【請求項1】 絶縁性の外装被覆によって複数のツイス
トペア線を覆ったノイズ対策ケーブルにおいて、内部に
1本の単導線を配したことを特徴とするノイズ対策ケー
ブル。 - 【請求項2】 請求項1記載のノイズ対策ケーブルにお
いて、前記単導線は前記複数のツイストペア線を束ねる
ようにスパイラル状に配されていることを特徴とするノ
イズ対策ケーブル。 - 【請求項3】 絶縁性の外装被覆によって複数のツイス
トペア線を覆ったノイズ対策ケーブルにおいて、各ツイ
ストペア線の近傍に各ツイストペア線毎に対応する単導
線をそれぞれ配したことを特徴とするノイズ対策ケーブ
ル。 - 【請求項4】 請求項2記載のノイズ対策ケーブルにお
いて、前記単導線は対応するツイストペア線とともにツ
イストしたことを特徴とするノイズ対策ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16330896A JPH1012055A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | ノイズ対策ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16330896A JPH1012055A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | ノイズ対策ケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1012055A true JPH1012055A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=15771368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16330896A Pending JPH1012055A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | ノイズ対策ケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1012055A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100334655C (zh) * | 2004-09-03 | 2007-08-29 | 宁波东方集团有限公司 | 数据电缆芯线绝缘层的制造工艺 |
WO2011001798A1 (ja) * | 2009-07-02 | 2011-01-06 | 矢崎総業株式会社 | シールド電線 |
US20120103646A1 (en) * | 2010-10-29 | 2012-05-03 | Fox Jamie M | Power Cable with Twisted and Untwisted Wires to Reduce Ground Loop Voltages |
-
1996
- 1996-06-24 JP JP16330896A patent/JPH1012055A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100334655C (zh) * | 2004-09-03 | 2007-08-29 | 宁波东方集团有限公司 | 数据电缆芯线绝缘层的制造工艺 |
WO2011001798A1 (ja) * | 2009-07-02 | 2011-01-06 | 矢崎総業株式会社 | シールド電線 |
US20120103646A1 (en) * | 2010-10-29 | 2012-05-03 | Fox Jamie M | Power Cable with Twisted and Untwisted Wires to Reduce Ground Loop Voltages |
US8907211B2 (en) * | 2010-10-29 | 2014-12-09 | Jamie M. Fox | Power cable with twisted and untwisted wires to reduce ground loop voltages |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040728 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041116 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050412 |