JPH10251419A - 二軸延伸スチレン系樹脂シートおよびスチレン系樹脂組成物 - Google Patents

二軸延伸スチレン系樹脂シートおよびスチレン系樹脂組成物

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JPH10251419A
JPH10251419A JP5525897A JP5525897A JPH10251419A JP H10251419 A JPH10251419 A JP H10251419A JP 5525897 A JP5525897 A JP 5525897A JP 5525897 A JP5525897 A JP 5525897A JP H10251419 A JPH10251419 A JP H10251419A
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styrene resin
biaxially stretched
styrene
sheet
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万濫 加藤
Takehiko Iguchi
武彦 井口
Hiroyuki Yanai
宏之 柳井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明性、耐擦傷性、耐ブロッキング性、容器
成形過程での伸び、積み重ねた成形品の剥離性が改善さ
れた二軸延伸スチレン系樹脂シートを得る。 【解決手段】 スチレン系樹脂、単一の粒子径分布を示
し、平均粒子径0.5〜5μmのゴム粒子10〜100
0ppm(重量基準)、および平均粒子径0.5〜10
μm,屈折率1.5〜2.0の耐熱性微粒子0〜500
ppm(重量基準)を含むスチレン系樹脂組成物を用い
て、(1)厚み50〜1000μm、(2)ヘーズ10%
以下、および(3)雰囲気温度4℃,荷重500g/c
2 で、シート同士を100回摩擦させた後のヘーズが
50%以下の二軸延伸スチレン系樹脂シートを得る。ゴ
ム粒子を構成するゴムの膨潤度は30以下である。ゴム
粒子の粒度分布はシャープであり、粒度分布1〜5程度
である。スチレン系樹脂組成物は、潤滑剤0.1〜1重
量%を含有していてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器成形などに適
した二軸延伸スチレン系樹脂シートおよびスチレン系樹
脂組成物、並びに前記シートを用いた成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】2軸延伸されたポリスチレン系樹脂シー
トは、その透明性および腰の強さから食品包装分野で広
く利用されている。しかし、2軸延伸シートの巻きロー
ルは、運送時などにシート同志が擦れ合って傷が発生し
外観不良を招く。また、前記シートを成形して得られる
容器を積み重ねておくと、使用時に容器同士が剥離し難
い。このような問題を改良するため、製造条件ならびに
運送時の対策案として、2軸延伸シートの巻取張力を一
定に制御すること、該シートロールを運送ためのパレッ
トと、該シートロール間に緩衝材を介在させること、さ
らに前記パレットとシートロールとを保持する際にポリ
プロピレン製バンドの止め方や本数などを工夫すること
がなされている。しかし、これらの工夫だけでは上記問
題を解決できない。
【0003】処方面からの対策として、ポリスチレン系
樹脂にゴムを添加してシートを2軸延伸し、前記ゴムを
シート表面に突出させてシートの剥離性を改善すること
(特開昭50−74649号公報)、さらにゴム量を減
少させ、ゴム粒子径を大きくすること(例えば、6〜1
0μm程度とすること)が提案されている。しかし、こ
れらの方法では、運送時などにおける2軸延伸シートの
耐擦傷性は改善されるものの、前記ゴムを添加した樹脂
系では、2軸延伸によりゴムが偏平となるため、シート
表面へ一定の割合でゴムを突出させるのが困難であ。そ
のため、シートの剥離性を改善するためにはゴム量を多
く添加する必要があるものの、ゴムの添加量を増加させ
ると、透明性の低下を招くおそれがある。
【0004】ポリスチレン系樹脂に合成二酸化ケイ素を
添加し、シートの2軸延伸により前記二酸化ケイ素をシ
ート表面に突出させてシートの剥離性を高めること(特
公平6−856公報)、さらにスチレングラフトゴムを
添加すること(特公平6−855公報)が提案されてい
る。しかし、合成二酸化ケイ素は親水性が高く、ポリス
チレン系樹脂は親油性が高い。そのため、ポリスチレン
系樹脂と合成二酸化ケイ素との界面でのぬれ性が小さ
く、両者の界面から二酸化ケイ素が脱落しやすい。ま
た、運送過程などにおいて、2軸延伸シートの巻きロー
ルではシート同志が擦れ合い傷が生成し外観不良を招
く。
【0005】特開平7−300533号公報には、透明
なスチレン系樹脂に100重量部に対して、平均粒径3
〜10μmのスチレン系架橋微粒子0.01〜1重量部
を含有させた樹脂組成物と、この樹脂組成物を用いた二
軸延伸シートが開示されている。特開平7−22873
7号公報には、スチレン系樹脂と、屈折率が1.5〜
2.0,平均粒径が0.1〜20μm,ガラス転移温度
が−130〜90℃以外の微粒子とを含み、微粒子の含
有割合が0.002〜1重量%であるスチレン系樹脂組
成物と、この樹脂組成物を用いた押し出し成形体が開示
されている。さらには、特開平8−92389号公報に
は、スチレン系樹脂と、平均粒子径0.1〜3μmのス
チレングラフトジエンゴム60〜800ppm(ゴム濃
度換算)と、平均粒径1〜10μmのスチレン系架橋微
粒子50〜1000ppmとを含む樹脂組成物を二軸延
伸したシートが開示されている。
【0006】一方、シートからの容器成形過程では、シ
ートに伸びが作用する。そこで、容器成形時の伸びを向
上させるため、内部潤滑剤0.8〜2.5重量%を含有
させることが提案されている(特開平1−185333
号公報)。しかし、内部潤滑剤を上記の割合で添加して
Tダイから樹脂組成物を押出すと、キャストロールに対
する粘着性が高くなる。そのため、たとえ表面をシボ状
に荒らしたキャストロールを用いたとしても、Tダイか
ら押出された樹脂組成物がキャストロールに粘着し、シ
ートの引取りが困難となる。その結果、シートが破断し
やすく、均一な引取りとシート化が困難となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、透明性、耐擦傷性、耐ブロッキング性が改善された
二軸延伸スチレン系樹脂シート、およびこのシートを調
製するのに有用なスチレン系樹脂組成物を提供すること
にある。本発明の他の目的は、容器成形過程での伸びが
向上した二軸延伸スチレン系樹脂シート、およびこのシ
ートを調製するのに有用なスチレン系樹脂組成物を提供
することにある。本発明のさらに他の目的は、透明性、
成形品の剥離性が高い成形体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するため鋭意検討の結果、スチレン系樹脂と特定
のゴム粒子と特定の耐熱性微粒子とを特定の割合で組み
合わせた樹脂組成物を用いると、二軸軸延伸シート化に
より、透明性を低下させることなく、シート表面に微細
な凹凸を均一に生じさせ、運送時などにおけるシートの
耐擦傷性、シート同志の耐ブロッキング性を改善できる
ことを見いだし、本発明を完成した。すなわち、本発明
の二軸延伸スチレン系樹脂シートは下記の特性を有す
る。 (1)厚み50〜1000μm (2)ヘーズ10%以下、および (3)雰囲気温度4℃,荷重500g/cm2 で、シー
ト同士を100回摩擦させた後のヘーズが50%以下 このような二軸延伸スチレン系樹脂シートは、スチレン
系樹脂、単一の粒子径分布を示し、平均粒子径0.5〜
5μmのゴム粒子10〜1000ppm(重量基準)、
および平均粒子径0.5〜10μmの耐熱性微粒子(ス
チレン系架橋粒子など)0〜500ppm(重量基準)
を含むスチレン系樹脂組成物で形成できる。ゴム粒子を
構成するゴムは、通常、膨潤度が30以下であり、ゴム
変性スチレン系樹脂のゴム成分に由来し、ゴム粒子の粒
子径分布(粒度分布)は単一の分布でシャープであり、
後述する粒子径分布(D/n)の値1〜5程度である。
前記耐熱性微粒子には、屈折率1.5〜2.0の微粒子
が含まれる。スチレン系樹脂組成物は、さらに潤滑剤を
含んでいてもよい。本発明には、スチレン系樹脂、単一
の粒子径分布を示し、平均粒径0.5〜5μmのゴム粒
子10〜1000ppm(重量基準)、および平均粒子
径0.5〜10μmの耐熱性微粒子0〜500ppm
(重量基準)を含む二軸延伸シート用のスチレン系樹脂
組成物も含まれる。さらに、本発明は、前記二軸延伸ス
チレン系樹脂シートで形成された成形体をも開示する。
【0009】
【発明の実施の形態】
[スチレン系樹脂]スチレン系樹脂のスチレン系単量体
としては、例えば、スチレン、アルキルスチレン(例え
ばo−、m−およびp−メチルスチレン、p−エチルス
チレン、p−イソプロピルスチレン、ブチルスチレン、
p−t−ブチルスチレンなど)、α−アルキルスチレン
(例えば、α−メチルスチレン、α−エチルスチレンな
ど)、ハロスチレン(例えば、o−、m−およびp−ク
ロロスチレン、ブロモスチレン、フルオロスチレンな
ど)、ジ−,トリ−,テトラ−およびペンタハロ置換ス
チレン(クロロスチレン、ブロモスチレン、フルオロス
チレンなど)、α−ハロ置換スチレン及び/又はβ−ハ
ロ置換スチレン(例えば、α−クロロスチレン、α−ブ
ロモスチレン、β−クロロスチレン、β−ブロモスチレ
ンなど)などが例示できる。
【0010】前記スチレン系樹脂は、前記スチレン系単
量体の単独又は共重合体であってもよく、前記スチレン
系単量体と、共重合が可能な単量体(例えば、アクリロ
ニトリル、(メタ)アクリル酸メチルなどの(メタ)ア
クリル酸アルキルエステル、マレイン酸又は無水マレイ
ン酸など)との共重合体であってもよい。これらのスチ
レン系樹脂は単独で又は二種以上混合して使用できる。
【0011】好ましいスチレン系樹脂には、透明性の高
い樹脂、例えば、ポリスチレン、スチレン−ビニルトル
エン共重合体、スチレン−α−メチルスチレン共重合
体、スチレン−(メタ)アクリル酸メチル共重合体など
が含まれ、ポリスチレンが特に好ましい。前記スチレン
系樹脂の製造方法は、特に制限されず、通常の重合方法
が採用できる。
【0012】[ゴム粒子]本発明のスチレン系樹脂組成
物及びこの樹脂組成物を用いた二軸延伸シートは、ゴム
粒子を含むにも拘らず、透明性が高いという特色があ
る。ゴム粒子は、通常、ゴム成分、好ましくはゴム変性
スチレン系樹脂、特にグラフト重合体(グラフトゴム)
のゴム成分に由来する。前記ゴム粒子を構成するゴム成
分としては、種々のゴム重合体(ブタジエンゴム,イソ
プレンゴム,エチレン−酢酸ビニル共重合体,アクリル
ゴム,エチレン−プロピレンゴム(EPDM)など)が
利用できる。好ましいゴム成分は、ジエン系ゴム(例え
ば、ブタジエン、イソプレン、2−クロロー1,3ブタ
ジエン、1−クロロー1,3−ブタジエン、ピペリンな
どの共役1,3−ジエン又はその誘導体)などである。
特に好ましいゴム成分はブタジエンゴムである。これら
のゴム成分は単独で又は二種以上組み合わせて使用でき
る。
【0013】ゴム変性スチレン系樹脂、特にスチレング
ラフト重合体を構成する単量体は、主に、前記スチレン
系単量体(特にスチレンなど)であり、グラフト重合体
(グラフトゴム)としては、例えば、スチレングラフト
ジエンゴム(スチレン−ブタジエンゴム,スチレン−イ
ソプレンゴムなど)などが例示できる。
【0014】ゴム成分を粒子状で含むゴム変性スチレン
系樹脂、特にグラフト重合体(スチレングラフトジエン
ゴムなど)を用いると、スチレン系樹脂との界面での濡
れ性を大きく改善できるとともに、樹脂組成物の二軸延
伸により、樹脂シート表面に微細な凹凸を比較的均一に
生成させることができる。
【0015】ゴム変性スチレン系樹脂(特にグラフト重
合体)において、ゴム粒子を構成するゴム成分の膨潤度
は、30以下(例えば、5〜30、好ましくは5〜2
5、さらに好ましくは7〜20程度)であるのが好まし
い。膨潤度30を越えるゴム成分では、突出するゴム粒
子の硬度が柔らかいために、延伸時にゴムが偏平となり
シート表面への突出される割合が一定となり難く、シー
トの剥離をよくするためにはゴム量を多く添加する必要
から透明性の低下を招く恐れを生じる。なお、膨潤度3
0以下のゴム成分は、例えば、ローシスポリブタジエン
などで構成できる。なお、ゴムの膨潤度とは、グラフト
重合体(グラフトゴム)をトルエンに溶解させ、トルエ
ンに膨潤したゲル量(重量)X1 と乾燥したゲル量(重
量)X0 とを測定し、下記式により算出できる。 膨潤度=(トルエン膨潤ゲル量X1 /乾燥ゲル量X0 ) 前記ゴム粒子の平均粒子径は、0.5〜5μm(例え
ば、0.8〜4.5μm)、好ましくは1〜5μm、特
に1.5〜5μm(例えば、1.5〜4.5μm)程度
である。ゴム粒子の平均粒子径が0.5μm未満では、
二軸延伸シート表面に突出するゴムの突起が小さすぎて
シートのブロッキング性を低減するのにさほど有効でな
く、しかも前記シートを積重ねて打ち抜いた成形品の剥
離性が低下しやすい。一方、ゴム粒子の平均粒子径が5
μmを越えると、シート表面の肌荒れ、透明性の低下を
招きやすい。
【0016】さらに、ゴム粒子の粒度分布は、単一の粒
子径分布を示す限り、ブロードであってもよいが、ゴム
粒子の機能を有効に発現させるためには、シャープであ
るのが好ましい。ゴム粒子の粒度分布において下記式 (D/n)=[(ΣniDi4 )/(ΣniDi3 )]/[(Σ
niDi)/(Σni)] (式中、niは円換算粒子径Diを有するゴム粒子の個数
を示す)で表される粒子径分布(D/n)は、通常、5
以下(例えば、1〜5)、好ましくは3以下(例えば、
1〜3)、さらに好ましくは1〜2.5程度である。前
記粒度分布の値が5を越えると、二軸延伸シートの表面
に突出するゴム粒子の割合が変動し、比較的均一にゴム
粒子を突出させることが困難となる。そのため、前記シ
ート表面に均一にゴム粒子を突出させるのに、ゴムの添
加量を増加する必要があり、シートの透明性が低下しや
すい。なお、ゴム変性スチレン系樹脂やグラフト重合体
(グラフトゴム)の平均粒子径(D)とは超薄切片法を
用いて組成物の透過型電子顕微鏡写真を撮影し、ゴム状
重合体粒子1000個の円換算粒子径を測定して次式を
用いて算出した値である。 平均粒子径(D)=(ΣniDi4 )/(ΣniD
3 ) (式中、ni,Diは前記に同じ) ゴム粒子の含有量は、ゴム成分換算で、10〜1000
ppm(重量基準)、好ましくは30〜750ppm、
特に50〜500ppm(重量基準)程度であり、通
常、60〜600ppm程度である。ゴム粒子の含有量
が少なすぎると耐熱性微粒子の添加量を増大させる必要
性が生じ、耐熱性微粒子の凝集体の生成割合が増加して
シート表面が粗れやすく、しかも運送過程などにおいて
シート表面の耐擦傷性が低下する。一方、ゴム粒子の含
有量が多すぎると透明性が低下しやすい。
【0017】なお、ゴム変性スチレン系樹脂などのグラ
フト重合体(スチレングラフトゴムなど)を含有するス
チレン系樹脂組成物は、例えば、スチレン系単量体とゴ
ム成分(ジエンゴムなど)との混合液を重合する方法で
調製してもよく、ゴム成分を含有するゴム変性スチレン
系樹脂、特にグラフト型ゴム変性スチレン樹脂(例え
ば、ジエンゴム2〜10重量%を含有するグラフト型ゴ
ム変性スチレン樹脂)とスチレン系樹脂(特に透明性の
高いスチレン系樹脂)とを混合する方法で調製してもよ
い。
【0018】[耐熱性微粒子]本発明のスチレン系樹脂
組成物および二軸延伸シートにおいて、耐熱性微粒子は
必ずしも必要ではないが、前記ゴム粒子と組み合わせて
耐熱性微粒子を添加すると、二軸延伸スチレン系樹脂シ
ートの特性を大きく改善できる。耐熱性微粒子として
は、押出し成形温度において熱変形を抑制して粒子の形
態を保持し、二軸延伸シートの透明性などを損なわない
限り、無機微粒子および有機微粒子のいずれも使用でき
る。無機微粒子としては、例えば、鉛白、酸化マグネシ
ウム、含水ケイ酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、
塩基性炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、ホウ酸アルミ
ニウム、酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、硫酸カル
シウム、ロー石、カオリン、クレー、アルミノケイ酸
塩、マイカ、ハイドロタルサイトなどが例示できる。有
機微粒子としては、耐熱性の高い樹脂の微粒子、例え
ば、熱硬化性樹脂又はその架橋物又は硬化物(フェノー
ル樹脂、尿素樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル
樹脂、ジアリルフタレート樹脂など)、熱可塑性樹脂又
はその架橋樹脂(例えば、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩
化ビニリデン樹脂、スチレン系樹脂、ポリカーボネート
樹脂、ポリアミド樹脂、ポリスルホンなど)が例示でき
る。これらの耐熱性微粒子は単独で又は二種以上組合わ
せて使用できる。好ましい耐熱性微粒子には、スチレン
系樹脂との親和性の高い有機微粒子、特にスチレン系単
量体を単量体成分とする架橋有機微粒子(スチレン系架
橋粒子,スチレン−メタクリル酸メチル共重合体の架橋
粒子など)が含まれる。
【0019】耐熱性微粒子の屈折率は、二軸延伸シート
の透明性などを損なわない範囲で選択でき、例えば、
1.5〜2.0、好ましくは1.5〜1.8、特に1.
5〜1.7程度である。屈折率は、例えば、屈折率が既
知の溶液中に微粒子を分散させてスライドガラスで挟
み、偏光顕微鏡で観測し、前記溶液の屈折率と比較する
ことにより求めることができる「偏光顕微鏡の使い方」
(浜野健也著,技報堂)。
【0020】無機又は有機微粒子の平均粒子径は、0.
5〜10μm、好ましくは1〜10μm(例えば、1〜
8μm程度)、さらに好ましくは2〜10μm、特に3
〜10μm(特に3〜8μm)程度である。なお、耐熱
性微粒子の平均粒子径は、コールターカウンター法によ
り測定した50%体積平均粒子径である。
【0021】耐熱性微粒子の含有量は、重量基準で、0
〜500ppm程度の範囲から選択でき、10〜400
ppm、好ましくは30〜300ppm、さらに好まし
くは40〜200ppm程度であり、通常、0〜200
ppm(特に30〜150ppm)程度である。
【0022】[潤滑剤]本発明のスチレン系樹脂組成物
および二軸延伸スチレン系樹脂シートは、前記成分に加
えて、潤滑剤(内部潤滑剤,潤滑油)を含んでいてもよ
い。潤滑剤としては、食品包装材料に使用可能な白色鉱
油(例えば、流動パラフィンとも称され、アルキルナフ
テン炭化水素の混合物で平均重量分子量300〜600
程度の鉱油)、合成潤滑剤(二塩基酸エステル,ポリオ
ールエステルなどの脂肪酸エステル、燐酸エステル、ケ
イ酸エステル、シリコーン類、パーフルオロ炭化水素類
やポリクロロトリフルオロエチレン類などのフッ素系潤
滑剤など)などの種々の潤滑剤が使用できる。
【0023】潤滑剤の使用量は、シートの巻き取り性な
どの作業性を損なうことがなく、しかも二軸延伸スチレ
ン系樹脂シートに伸びを付与できる範囲で選択でき、例
えば、スチレン系樹脂組成物全体に対して潤滑剤0.1
〜1重量%、好ましくは0.3〜0.9重量%、さらに
好ましくは0.3〜0.8重量%程度である。
【0024】スチレン系樹脂組成物は、スチレン系樹脂
と、ゴム粒子(グラフト重合体などのゴム変性スチレン
系樹脂)と、必要により耐熱性微粒子とを、混合機(ヘ
ンシェルミキサ,Vブレンダなど)を用いてドライブレ
ンドしてもよく、スチレン系樹脂と、ゴム粒子(グラフ
ト重合体などのゴム変性スチレン系樹脂)と、必要によ
り耐熱性微粒子とを溶融混練したり、ゴム粒子(グラフ
ト重合体)と、必要により耐熱性微粒子とを比較的多量
に含む樹脂組成物(特にスチレン系樹脂組成物)のマス
ターペレットを調製し、このペレットとスチレン系樹脂
とを混合することにより調製してもよい。
【0025】なお、スチレン系樹脂組成物は、種々の添
加剤、例えば、安定剤(酸化防止剤、紫外線吸収剤な
ど)、可塑剤、帯電防止剤、滑剤、難燃剤、充填剤、着
色剤などを含んでいてもよい。
【0026】[二軸延伸スチレン系樹脂シート]このよ
うなスチレン系樹脂組成物で形成された二軸延伸スチレ
ン系樹脂シートは、透明性および耐擦傷性が高く、次の
ような特性を示す。 (1)厚み50〜1000μm (2)ヘーズ10%以下、および (3)雰囲気温度4℃,荷重500g/cm2 で、シー
ト同士を100回摩擦させた後(磨耗試験後)のヘーズ
が50%以下 二軸延伸スチレン系樹脂シートの好ましい厚み(1)
は、通常、100〜500μm、特に100〜300μ
m程度である。二軸延伸スチレン系樹脂シートの好まし
いヘーズ(2)は、8%以下(例えば、0〜8%程
度)、特に5%以下(例えば、0〜5%程度)である。
さらに、(3)磨耗試験後の二軸延伸スチレン系樹脂シ
ートは、通常、40%以下(例えば、0〜35%程
度)、特に30%以下(例えば、0〜20%程度)のヘ
ーズを示し、高い耐擦傷性を有している。
【0027】前記二軸延伸シートにおいて、厚みが50
μm未満では、前記シートから得られる容器の腰が無く
実用的でなく、1000μmを越えると容器成形におい
て成形時間が長くなる。また、二軸延伸シートのヘーズ
値が10%を越えると、ポリスチレン系二軸延伸シート
の特徴である透明性が損なわれる。さらに、磨耗試験後
のヘーズ値が50%を越えると、耐擦傷性が小さく、実
用的でない。
【0028】本発明の延伸シート用のスチレン系樹脂組
成物は、透明なスチレン系樹脂とゴム成分(ゴム変性ス
チレン系樹脂のゴム成分など)と耐熱性微粒子とをヘン
シェルミキサー,Vブレンダーなどでドライブレンドし
てもよく、ゴム成分及び/又は耐熱性微粒子を多量に含
む樹脂組成物のマスターペレットを調製し、透明なスチ
レン系樹脂と混合する方法などの種々の方法で調製でき
る。本発明の二軸延伸シートは、前記スチレン系樹脂組
成物を溶融混練してTダイからシート状に押出し成形
し、慣用の延伸法により二軸延伸することにより得るこ
とができる。延伸倍率は、縦方向および横方向にそれぞ
れ1.5〜10倍、好ましくは2〜5倍程度である。ま
た、ASTM−1504NIに準拠して測定した配向緩
和応力が3〜10kg/cm2 の範囲となるように二軸
延伸するのが好ましい。配向緩和応力が上記範囲を外れ
ると、熱板圧空成形機などの一般の成形機では、成形性
が劣り、型再現性の劣る成形品しか得られない。なお、
二軸延伸シートの表面には、シリコーンオイル(例え
ば、温度20℃でのオストワルド粘度100〜2000
00ストークスのジメチルポリシロキサン)、シリコー
ンオイルや乳化剤を含むエマルジョンなどの塗布剤、前
記成分に加えてさらに防曇剤や帯電防止剤などを含む塗
布剤を塗布してもよい。シリコーンオイルの塗布量は、
手にべたつきが感じられない程度、例えば、10〜15
0mg/m2 程度である。
【0029】本発明の二軸延伸スチレン系樹脂シート
は、透明性、成形加工性、耐ブロッキング性、離型性が
高い。また、成型加工時の伸び性も高い。そのため、二
軸延伸スチレン系樹脂シートは、種々の成形体(特に容
器などの成形体)を得る上で有用である。
【0030】
【発明の効果】本発明では、スチレン系樹脂とゴム粒子
と耐熱性微粒子とを特定の割合で含むスチレン系樹脂組
成物を用いるので、透明性、耐擦傷性、耐ブロッキング
性が改善された二軸延伸スチレン系樹脂シートを得るこ
とができる。また、前記成分に加えて少量の潤滑剤を含
むスチレン系樹脂組成物を用いると、容器成形過程での
伸びが向上した二軸延伸スチレン系樹脂シートを得るこ
とができる。このような二軸延伸スチレン系樹脂シート
は、透明性、シート同士(特にロール状に巻き取られた
ロールシート)の剥離性、成形品を積み重ねたときの剥
離性の高い成形体を得るのに有用である。
【0031】
【実施例】以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。なお、表1に示す特性の評価方法は次のと
おりである。
【0032】1.剥離性:シート単発圧空成形機(浅野
製作所(株)製)に二軸延伸シートを供し、容器(開口
部90×底部60×50mm深さ)に成形し、それを2
0枚重ねて抜型カッターで圧切し、積み重ねられている
成型品の上に2kgの荷重を乗せた時の高さを[A]と
し、荷重を取り除いた時の高さを[B]としたとき、回
復率を次式によりに計算した。 回復率(%)=[(B−A)/A]×100 回復率の評価基準は次の通りである。 ◎:回復率30%以上 ○:回復率20%以上〜30%未満 △:回復率10%以上〜20%未満 ×:回復率10%未満 2.透明性:スガ試験機製のヘーズ測定器を用い、JI
S K 7105に準じてヘーズを測定し、以下の基準
でヘーズを評価した。 ◎(良好) :5%以下 ○(良) :5〜10% △(やや良):10〜15% ×(不良) :15%を越える 3.耐擦傷性:テスター産業(株)製のラビングテスタ
ー測定器を用い、上下部にシートを装着し、下部では3
cm、長さ15cmのシートを固定し、雰囲気温度4
℃、荷重500gの条件で、100回摩擦した後、透明
性をスガ試験機製のヘーズ測定器を用いてヘーズを測定
した。また、耐擦傷性を以下の基準で評価した。 ◎(良好) :30%以下 ○(良) :30〜50% △(やや良):50〜70% ×(不良) :70%を越える 4.容器成形時の伸び:シート単発圧空成形機(浅野製
作所(株))を用い、上圧空圧力1.0kg/cm2
下真空圧力76cmHg、成形圧力4.0kg/c
2 、熱板温度125℃、127℃、130℃の3点で
容器(開口部90×底部60×50mm深さ)を成形し
た。そして、下記の基準で容器成形時の伸びを評価し
た。 ◎(良好) :成形可能 ○(良) :底部の部分白化 △(やや良):底部の全周白化 ×(不良) :底部の割れ 5.耐衝撃性:50%破壊エネルギー(E50)をデュポ
ン衝撃強度として、JIS K 7105に準じて、測
定し、耐衝撃性を評価した。 ◎(良好) :3kg・cm以上 ○(良) :2〜3kg・cm △(やや良):1〜2kg・cm ×(不良) :1kg・cm以下 実施例1〜9および比較例1〜10 透明なスチレン系樹脂(新日鉄化学(株)製,「G15
L」)に対して、グラフト型ゴム変性ポリスチレン系樹
脂(ゴム濃度6重量%、住友化学工業(株)製、「E
580」平均ゴム粒子径3.8μm、ゴム濃度4重量
%、住友化学工業(株)製、「M360」平均ゴム粒子
径4.5μm、ゴム濃度8重量%、新日鐵化学工業
(株)製、「H63」平均ゴム粒子径4.3μm)を表
に示すゴム濃度となるように混合するとともに、耐熱性
微粒子[ポリスチレン系架橋微粒子(積水化成品(株)
製,「テクポリマー」、屈折率1.59、表中、架橋PS
と表記する)、アルミノケイ酸塩(日本化学(株)製,
「ゼオスター」、屈折率1.55、表中、珪酸塩と表記
する)、架橋メラミン樹脂(日本触媒化学(株)製,
「エポスター」、屈折率1.57、表中、メラミン樹脂
と表記する)]、および内部潤滑剤(WITCO社製,「PL3
80」)を表に示す割合で混合し、得られた樹脂組成物を
押出し機からシート状に押出し、縦方向および横方向
に、それぞれ2.5倍延伸し、二軸延伸シートを得た。
得られた二軸延伸シートの表面にシリコーンオイルを4
0mg/m2 となるように塗布した。
【0033】なお、比較例3ではグラフト型ゴム変性ポ
リスチレン系樹脂(ノバコアケミカルズ社製,「ノバカ
ー4」)、比較例4ではグラフト型ゴム変性ポリスチレ
ン系樹脂(住友化学工業(株)製,「TL300
0」)、比較例5ではグラフト型ゴム変性ポリスチレン
系樹脂混合物(住友化学工業(株)製,「E580」と
「TL3000」との混合物)、比較例6ではポリスチ
レン系架橋微粒子(日本ペイント(株)製,「マイクロ
ジェル」、屈折率1.59)、比較例10では酸化チタ
ン(石原産業(株)製,「タイペーク」、屈折率2.7
6)を用いた。結果を表1および表2に示す。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】 表より明らかなように、実施例の二軸延伸シートは、透
明性、耐擦傷性、離型性および成形加工性に優れてい
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29K 421:00 B29L 7:00

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の特性を有する二軸延伸スチレン系
    樹脂シート。 (1)厚み50〜1000μm (2)ヘーズ10%以下、および (3)雰囲気温度4℃,荷重500g/cm2 で、シー
    ト同士を100回摩擦させた後のヘーズが50%以下
  2. 【請求項2】 スチレン系樹脂、単一の粒子径分布を示
    し、平均粒子径0.5〜5μmのゴム粒子10〜100
    0ppm(重量基準)、および平均粒子径0.5〜10
    μmの耐熱性微粒子0〜500ppm(重量基準)を含
    むスチレン系樹脂組成物で形成された請求項1記載の二
    軸延伸スチレン系樹脂シート。
  3. 【請求項3】 ゴム粒子を構成するゴムの膨潤度が30
    以下である請求項2記載の二軸延伸スチレン系樹脂シー
    ト。
  4. 【請求項4】 下記式 (D/n)=[(ΣniDi4 )/(ΣniDi3 )]/[(Σ
    niDi)/(Σni)] (式中、niは円換算粒子径Diを有するゴム粒子の個数
    を示す)で表されるゴム粒子の粒子径分布(D/n)が
    1〜5である請求項2記載の二軸延伸スチレン系樹脂シ
    ート。
  5. 【請求項5】 ゴム粒子が、ゴム変性スチレン系樹脂の
    ゴム成分に由来する請求項2記載の二軸延伸スチレン系
    樹脂シート。
  6. 【請求項6】 耐熱性微粒子の屈折率が1.5〜2.0
    である請求項2記載の二軸延伸スチレン系樹脂シート。
  7. 【請求項7】 さらに、スチレン系樹脂組成物が全体に
    対して潤滑剤0.1〜1重量%を含有する請求項2記載
    の二軸延伸スチレン系樹脂シート。
  8. 【請求項8】 スチレン系樹脂、単一の粒子径分布を示
    し、平均粒子径1〜5μm,粒子径分布(D/n)=1
    〜5のゴム粒子50〜500ppm(重量基準)、およ
    び平均粒子径2〜10μm,屈折率1.5〜1.7のス
    チレン系架橋粒子0〜200ppm(重量基準)を含む
    スチレン系樹脂組成物で形成された請求項1記載の二軸
    延伸スチレン系樹脂シート。
  9. 【請求項9】 スチレン系樹脂、単一の粒子径分布を示
    し、平均粒径0.5〜5μmのゴム粒子10〜1000
    ppm(重量基準)、および平均粒子径0.5〜10μ
    mの耐熱性微粒子0〜500ppm(重量基準)を含む
    二軸延伸シート用のスチレン系樹脂組成物。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の二軸延伸スチレン系樹
    脂シートで形成された成形体。
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