JPH10250808A - 焼成対象物品の保管方法及び保管設備 - Google Patents

焼成対象物品の保管方法及び保管設備

Info

Publication number
JPH10250808A
JPH10250808A JP5888197A JP5888197A JPH10250808A JP H10250808 A JPH10250808 A JP H10250808A JP 5888197 A JP5888197 A JP 5888197A JP 5888197 A JP5888197 A JP 5888197A JP H10250808 A JPH10250808 A JP H10250808A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pallet
burning
firing
bases
articles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5888197A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichiro Aihara
祐一郎 相原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
Priority to JP5888197A priority Critical patent/JPH10250808A/ja
Publication of JPH10250808A publication Critical patent/JPH10250808A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】焼成対象素地を、狭いスペースに多数保管する
ことができ、保管場所からの搬出入の容易な手段を提供
する。 【解決手段】素地Qを焼成時と同一状態に配置したパレ
ットPを、ストックヤードYに設けた収納ラックRに立
体的に収める。収納ラックRに対するパレットPの出し
入れは、スタッカー装置5で行う。素地Qを焼成に最適
な状態に予めパレットP上に配置したので、台車6への
移載が短時間で済む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛生陶器製品等の
焼成品を製造するにあたり、焼成前の物品を多数保管す
るための方法及び設備に関する。
【0002】
【従来の技術】洗面器,タンク,便器等の衛生陶器製
品、陶磁器、タイル等のセラミック製品は、所定の材料
で素地を成形し、必要に応じ施釉したのち、これを焼成
することによって製造される。
【0003】ところで、成形した製品素地は、ただちに
焼成されるとは限らず、焼成前に保管を要する場合があ
る。例えば、焼成炉を24時間連続操業するのに対し、
焼成前の工程は、作業員の就業条件の制約などのため夜
間及び土曜・日曜の全日を休止するとすれば、最大約
2.6日分の素地を準備保管しておく必要がある。
【0004】従来の保管方法として、焼成前の素地を個
別にストックヤードに並べたり積み重ねたりしておき、
それらを焼成するに際し所定箇所まで搬送し、焼成用の
台車へ移載するという手段がある。あるいは空いている
台車を利用し、これに素地を並べた状態でストックヤー
ドに待機させるという手段も採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】焼成用台車を用いて焼
成工程を行う場合、製品素地の複数個を焼成不良が起こ
らないような状態に台車上へ配置しなくてはならない。
ストックヤードに素地を並べ又は積み重ねて保管する手
段は、所定の移載位置まで素地を搬送したのち、台車上
へ素地を移載する際に焼成不良が起こらないような配置
を決定する必要がある。生産効率を上げるためには、素
地の搬送速度を高めると共に、台車への移載時間を短く
することが要求される。しかるに、素地の搬送速度と台
車への移載速度とを高めると、素地に対して悪影響が及
ぶ可能性も大きくなる。また、台車への移載時間を短時
間で行おうとすると、台車上における素地の適正な配置
を管理するのが難しくなり、焼成不良を招きやすくな
る。さらに、素地を個別にストックヤードに保管する場
合、台車への移載作業を自動化するのが難しい。
【0006】一方、空き台車を利用し、これに焼成前の
素地を並べて保管する手段の場合、多数の素地を保管す
るためには多数の台車が必要となる。台車1台当たりの
価格が高いので、保管コストの増大をもたらし、製品価
格の上昇を招く。しかも台車は重量物であり積み重ねが
困難であるから、多数の台車を保管するには広いストッ
クヤードを必要とするという欠点を有している。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の如き従
来の問題点を解決すべく創案された焼成対象物品の保管
方法及び保管設備である。本発明が採用する保管方法の
特徴とするところは、焼成対象物品の複数個をパレット
上へ焼成時と同一状態に配置し、当該パレット単位で焼
成対象物品を管理することにある。
【0008】なお、より優れた保管方法とするため、焼
成対象物品を載せた前記パレットを立体的に積み上げる
手段を採用することができる。
【0009】また、本発明に係る前記保管方法を効率良
く実施するための保管設備の特徴とするところは、焼成
対象物品の複数個が配置されたパレットを立体的に収納
し得る収納ラックと、当該パレットを収納ラックから出
し入れするスタッカー装置とを備える点にある。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を、衛生陶器
製品の素地を焼成対象物品とする場合を例にとって説明
する。図1は、多数の素地Qをストックヤードに保管し
ている状況を示すものである。複数個の素地Qを載せた
多数のパレットPが、ストックヤードに構築した収納ラ
ックRへ立体的に収められている。
【0011】図2に示すように、各素地Qは、パレット
P上へ焼成時と同一状態、つまり、焼成不良が起こりに
くい状態となるように配置される。なお素地Qはパレッ
トP上へ直接載せられるのではなく、セッターSを介し
て置かれる。
【0012】パレットPは、鉄その他の金属で製作され
る。その形態は、図3に示す如き格子状のほか、板状材
に多数の貫通孔を形成したものなど、軽量であって且つ
剛性を備えていることが望ましい。図示の例では、鉄製
の角パイプを組み合わせて格子状に構成したパレットP
となっている。
【0013】次に、本発明に係る保管方法及び保管設備
の利用形態を説明する。図4に、本発明に係る保管設備
Xのレイアウトの一例を示す。同図において、1は焼成
対象となる素地Qの搬送用コンベア、2は空パレットP
の搬送用コンベア、3は素地QをパレットP上へ配置す
るセットアップ領域、4は素地Qを配置したパレットP
の搬送装置、5はパレットPをストックヤードYに設け
た収納ラックRに対して出し入れするためのスタッカー
装置、6は焼成用台車、7は焼成用台車6の待機領域、
8はパレットP上から素地Qを焼成用台車6へ積載する
移載装置、9は台車6から素地QをパレットPへ戻す移
載装置、10は焼成炉である。なお、搬送供給用のコン
ベア1上、パレットP上、及び、焼成用台車6上におい
て、各素地Qはいずれもセッター(図示省略)に載置し
た状態となっている。
【0014】所定材料で成形され必要に応じ施釉・乾燥
等の処理がなされた素地Qは、セッターに載置した状態
で、コンベア1により搬送され、空のパレットPはコン
ベア2により搬送され、それぞれセットアップ領域3へ
供給される。セットアップ領域3において、人手又は作
業ロボット等により、所定個数の素地Qをセッターに載
置したままパレットP上へ移載し、焼成時と同一状態す
なわち焼成不良を起こすおそれのない適正位置となるよ
うに配置する。
【0015】上述のようにして素地Qが焼成時と同一状
態に配置されたパレットPは、セットアップ領域3から
搬送装置4へ送りだされる。焼成用台車6に空きがある
ときは、パレットPを移載装置8まで搬送し、素地Qを
セッターに載せたまま台車6上へ積載する。
【0016】焼成用台車6に空きが無い場合、焼成炉1
0を休止させる場合、素地Qの供給量が焼成処理量を上
回っている場合などには、素地QをストックヤードYに
保管する。これは、搬送装置4で供給されてくる素地Q
を載せたパレットPを、スタッカー装置5で搬送路上か
ら取り上げ、ストックヤードYに構築した収納ラックR
(図1参照)の適所へ収納することによりなされる。
【0017】なおスタッカー装置5は、パレットPの両
端を挟んで持ち上げるクランプ式構造のものや、パレッ
トPの底面を支持するフォークリフト式構造のものな
ど、状況に応じて最適のものを採用すればよい。
【0018】状況の変化(焼成用台車6に空きが生じた
とき、素地Qの供給量が焼成処理量を下回るか又は供給
が無くなったとき、休止していた焼成炉の運転を再開す
るとき等)により、ストックヤードYに保管してある素
地Qを焼成工程へ供給する場合は、スタッカー装置5
で、素地Qを載置したパレットPを収納ラックRから取
り出し、搬送装置4へ移動させる。パレットPは搬送装
置4により移載装置8まで搬送され、ここで素地Qをセ
ッターに載せたまま、パレットP上から待機領域7に待
機している空の台車6へ移載する。
【0019】移載装置8は、フォークリフト方式,クラ
ンプ方式,吸着方式など適宜の構造から成るものであっ
て、素地Qを載せた各セッターを、パレットP上に配置
した位置関係どおりに台車6上へ積載することができる
よう構成されている。
【0020】空になったパレットPは、次の移載装置9
へ搬送され、焼成を完了した素地の積載を待つ。当該移
載装置9の構造は、前述の移載装置8と同様の構造とす
ることができる。
【0021】焼成用台車6は、図5に示す如く、パレッ
トPと同形の格子状に製作され素地Qを載せたセッター
Sを載置するための耐火物製のテーブル20を、上面に
立設した適数本の支柱6aにより支える構造を有してい
る。これは、テーブル20と台車6との接触面積を少な
くすると共に、両者間に空間を形成することにより、熱
の流通を良好にして焼成不良を回避するための工夫であ
る。
【0022】素地Qに載せたセッターSを積載した台車
は、焼成炉10へ順次搬送され、焼成炉10内を通過さ
せることにより、素地Qの焼成を行う。焼成炉10から
出てきた台車6は待機領域7へ回送し、別の移載装置9
において、該台車6から焼成を完了した素地Qをセッタ
ーごと取り上げ、先の移載装置8から搬送される空のパ
レットPへ再び積載する。空となった台車6は、次の素
地積載及び焼成に備えて搬送される。一方、素地Q及び
セッターを再び積載したパレットPは、所定箇所へ搬出
される。
【0023】所定箇所にて焼成を完了した素地Q及びセ
ッターを取り去ったならば、空となったパレットPを、
セットアップ領域3へ供給するラインへ転送し、次の焼
成工程に備える。
【0024】
【発明の効果】本発明は、焼成対象物品を、焼成時と同
一状態でパレットに配置し、このパレットを保管するよ
うにしたから、ストックヤードにおける立体的な保管が
可能である。依って、狭いスペースで多数の物品を保管
することができる。
【0025】素地の保管及び保管設備に対する出し入れ
作業を、パレット単位で行うことができるから、自動化
を図るのが容易である。しかも保管設備に対する搬出入
・台車への移載等の工程管理が確実となり、また生産量
の管理も容易となる。
【0026】パレット上における物品の配置を焼成に最
適な状態に予め設定してあるので、保管場所から焼成用
台車へ移載する際に、物品の位置決めを行う手間を省略
することができる。また、複数個の素地の同時移載が可
能である。依って、物品の台車への移載工程に要する時
間が短縮され、しかも、物品の配置の信頼性が高いか
ら、焼成不良を招くおそれがない。
【0027】台車への移載時間の短縮化により、物品の
搬送速度や移載速度を低く抑えることが可能となる。依
って、搬送中・移載中に、物品に対して悪影響を及ぼす
おそれを回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に関するものであって、保
管設備におけるパレットの収納ラックを示す正面図であ
る。
【図2】本発明の一実施形態に関するものであって、図
(A)は素地を配置したパレットを示す正面図、図
(B)は同パレットの側面図である。
【図3】本発明の一実施形態に関するものであって、パ
レットの斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態に関するものであって、保
管設備のレイアウトの一例を示す概略平面図である。
【図5】本発明の一実施形態に関するものであって、図
(A)は、素地を積載した台車の正面図、図(B)は同
台車の側面図である。
【符号の説明】
P パレット Q 素地 R 収納ラック S セッター X 保管設備 Y ストックヤード 1 素地搬送用のコンベア 2 パレット搬送用のコンベア 3 セットアップ領域 4 搬送装置 5 スタッカー装置 6 焼成用台車 7 台車の待機領域 8 移載装置 9 移載装置 10 焼成炉

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼成対象物品の複数個をパレット上へ焼
    成時と同一状態に配置し、当該パレット単位で焼成対象
    物品を管理することを特徴とする焼成対象物品の保管方
    法。
  2. 【請求項2】 焼成対象物品を載せた前記パレットを立
    体的に積み上げる請求項1に記載の焼成対象物品の保管
    方法。
  3. 【請求項3】 焼成対象物品の複数個が配置されたパレ
    ットを立体的に収納し得る収納ラックと、当該パレット
    を収納ラックに対して出し入れするスタッカー装置とを
    備えていることを特徴とする焼成対象物品の保管設備。
JP5888197A 1997-03-13 1997-03-13 焼成対象物品の保管方法及び保管設備 Pending JPH10250808A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5888197A JPH10250808A (ja) 1997-03-13 1997-03-13 焼成対象物品の保管方法及び保管設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5888197A JPH10250808A (ja) 1997-03-13 1997-03-13 焼成対象物品の保管方法及び保管設備

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10250808A true JPH10250808A (ja) 1998-09-22

Family

ID=13097120

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5888197A Pending JPH10250808A (ja) 1997-03-13 1997-03-13 焼成対象物品の保管方法及び保管設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10250808A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111470228A (zh) * 2019-01-24 2020-07-31 北京京东尚科信息技术有限公司 货物拣选系统、方法、装置及存储介质
CN112110116A (zh) * 2020-09-07 2020-12-22 上海擎朗智能科技有限公司 一种置物柜和用具回收系统

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111470228A (zh) * 2019-01-24 2020-07-31 北京京东尚科信息技术有限公司 货物拣选系统、方法、装置及存储介质
CN111470228B (zh) * 2019-01-24 2022-11-08 北京京东乾石科技有限公司 货物拣选系统、方法、装置及存储介质
CN112110116A (zh) * 2020-09-07 2020-12-22 上海擎朗智能科技有限公司 一种置物柜和用具回收系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111052338B (zh) 保管系统及保管系统中的净化方法
JP5930406B2 (ja) ピッキング設備
JPS61280385A (ja) セラミツク製成形品の焼成装置
JPH10250808A (ja) 焼成対象物品の保管方法及び保管設備
JPH01275309A (ja) ピッキング方法及び装置
JP3966167B2 (ja) 搬送システム
JP3812640B2 (ja) 自動倉庫の出荷システム
JPH10297712A (ja) 物品の貯留装置
JP3795318B2 (ja) ワーク搬送設備
JP5072134B1 (ja) ショットブラストシステムの制御方法
JP2007246259A (ja) スタッカクレーンにおけるカセットの受け渡し方法
JPH0573651B2 (ja)
JP2939038B2 (ja) ローラキルン焼成装置
JPH0539103A (ja) ピツキングシステム
JP3333273B2 (ja) ピッキング装置
JPH01261256A (ja) タイルの連続製造方法
JPH02295820A (ja) 製品搬送装置
JP3689806B2 (ja) 窯業製品の焼成ラインシステム
JPH0353907A (ja) 窯業製品の製造ラインシステム
JPS61206732A (ja) 荷役装置
JPS6385041A (ja) 窯業製品の製造ラインシステム
JPH03162329A (ja) 鋼板素材取出装置
JPH0556244B2 (ja)
JPH0664707A (ja) ワーク搬送格納設備
JPH10194409A (ja) 枕木を用いた自動倉庫設備