JPH10250429A - 前倒式リヤシートバックの盗難防止用キャンセル構造 - Google Patents
前倒式リヤシートバックの盗難防止用キャンセル構造Info
- Publication number
- JPH10250429A JPH10250429A JP5353197A JP5353197A JPH10250429A JP H10250429 A JPH10250429 A JP H10250429A JP 5353197 A JP5353197 A JP 5353197A JP 5353197 A JP5353197 A JP 5353197A JP H10250429 A JPH10250429 A JP H10250429A
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- cancel
- seat back
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Abstract
キャッチ機構とキャンセル機構を合理的に連結できるよ
うにする。 【解決手段】 前倒式リヤシートバック2Aに、キャッ
チ機構6と離隔して配置されたキャンセル機構9は、第
1操作部材7の操作に連動する第1部材19と、第2操
作部材10の操作に連動する第2部材12と、キャッチ
機構6をロック・ロック解除させる第3部材26と、第
1部材19に連動すると共に、第3部材26をロック解
除動させる位置と、第3部材26のロック解除動を空振
りさせる位置とに変位可な第4部材30とで成り、第2
操作部材10のキャンセル操作に連動する第2部材22
で第4部材30を空振り位置に変位させるようにした。
Description
体にロックするキャッチ機構と、このキャッチ機構がロ
ック解除しないようにキャンセルさせるキャンセル機構
とが離隔している場合に最適な前倒式シートバックの盗
難防止用キャンセル構造に関する。
に示すように、フロントシート1とリヤシート2とが配
置されて、特にリヤシート2は、車室内からトランクル
ーム内の荷物を出し入れしたり、シートバック2Aの部
分をフラットな荷室として利用するために、シートクッ
ション2Bを前方に起立させた後に、シートバック2A
を前倒させるようにしたものがある(特開平7−257
256号参照)。
ック2Aを、例えば、6対4に分割して、分割比率6の
シートバック2A−1または分割比率4のシートバック
2A−2を前倒させることにより、車室内の荷物スペー
スを拡大させるようにしたものもある。
から車室内に侵入した者が車室側からノブ等の手操作で
キャッチ機構をロック解除し、シートバック2Aを前倒
させてトランクルーム内の荷物を盗むという犯罪が発生
している。
ンクルームのトランクリッドをキーで開けて、トランク
ルーム側からレバー等を手操作しなければキャッチ機構
をロック解除できないようにキャンセルさせるキャンセ
ル機構が設けられているものがある。
チ機構がシートバックのセンター(中央)付近に設けら
れているような場合には、キャンセル機構の手操作部材
もキャッチ機構の近くに設けて、キャンセル機構の手操
作部材を直にキャッチ機構に連結できるが、レイアウト
によりキャッチ機構とキャンセル機構とを離隔して配置
せざるを得ないような場合には、キャッチ機構にキャン
セル機構を合理的に連結するために工夫する必要があ
る。
れたもので、シートバックを車体にロックするキャッチ
機構と、このキャッチ機構がロック解除しないようにキ
ャンセルさせるキャンセル機構とが離隔している場合に
最適な前倒式シートバックの盗難防止用キャンセル構造
を提供することを目的とするものである。
に、本発明は、キャッチ機構で車体のストライカにロッ
クされた起立位置のシートバックを、車内側の第1操作
部材の操作でロック解除して前倒させたときに、リヤト
ランクルームのスルー開口を開くようにした前倒式リヤ
シートバックにおいて、上記キャッチ機構と離隔して、
トランクルーム側の第2操作部材の操作で、第1操作部
材でキャッチ機構をロック解除できないようにキャンセ
ルさせるキャンセル機構が配置され、このキャンセル機
構は、第1操作部材の操作に連動する第1部材と、第2
操作部材の操作に連動する第2部材と、キャッチ機構を
ロック・ロック解除させる第3部材と、第1部材に連動
すると共に、第3部材をロック解除動させる位置と、第
3部材のロック解除動を空振りさせる位置とに変位可能
な第4部材とで成り、第2操作部材のキャンセル操作に
連動する第2部材で第4部材を空振り位置に変位させる
ようにしたことを特徴とする前倒式リヤシートバックの
盗難防止用キャンセル構造を提供するものである。
ル機構とが離隔して配置されている場合、トランクルー
ム側の第2操作部材をキャンセル操作すると、第2部材
によって第4部材が第3部材のロック解除動を空振りさ
せる位置に変位するから、車室側の第1操作部材をロッ
ク解除操作して第1部材に第4部材が連動しても、第4
部材が第3部材をロック解除動させないで、ロック解除
動を空振りするようになるので、シートバックを前倒で
きなくなる。
は、第1部材に連動して回動すると共に、第2部材に連
動して摺動する合成樹脂材で成り、第1部材の長穴に係
合する上ピン部と、ベースプレートの長穴に係合する下
ピン部とを有し、上ピン部の頭部は小判状に形成され
て、第1部材の長穴に狭幅部分から嵌め込んだ後に第4
部材とともに回動させて、頭部で抜け止めすると共に、
下ピン部は、クリップ状に形成されて、ベースブラケッ
トの長穴に嵌め込んで抜け止めする構成であると、合成
樹脂材の第4部材の回動時と摺動時の異音の発生が抑制
できると共に、第1部材とベースブラケットにワンタッ
チで組み付けできる。
を参照して詳細に説明する。なお、図8の従来技術と同
一構成・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省
略する。
方の側部には、起立位置で車体のストライカ5にロック
されるキャッチ機構6が取り付けられ、このキャッチ機
構6は、車室側でシートバック2Aの上部のノブ(第1
操作部材)7の引き上げ操作Uに連動してロック解除で
きるようになっている。このロック解除でシートバック
2Aを前倒させたときに、リヤトランクルームのスルー
開口8が開かれて、車室内からトランクルーム内の荷物
を出し入れできるようになる。
開口8の開口内に位置させるために、上記キャッチ機構
6から離隔したキャンセル機構9のキャンセルレバー1
0(第2操作部材)がピン33で支持されている。
ように、一対のプレート12,12の間に、各軸部材1
3,13でフォーク14とクローレバー15とがそれぞ
れ支持されて、フォーク14とクローレバー15に掛け
渡したスプリング16で、クローレバー15を係止方向
に付勢し、フォーク14をロック解除方向に付勢してい
る。
立させたとき、フォーク14がストライカ5に係合して
シートバック2Aを起立位置にロックすると共に、起立
位置のシートバック2Aのノブ7を引き上げ操作Uし
て、クローレバー15によるフォーク14の係止を解除
することにより、フォーク14によるストライカ5のロ
ックが解除されて、シートバック2Aを前倒させること
ができる。
示すように、上記ノブ7の上部ロッド17に側腕部19
aが連結されて、ベースプレート32に止着される支軸
18を中心に左右揺動される第1レバー(第1部材)1
9を有し、この第1レバー19の上腕部19bには上下
方向の長穴19cが形成されている。この第1レバー1
9には、第1レバー19を左旋方向に付勢するスプリン
グ20が張設されて、このスプリング20による第1レ
バー19の左旋力でノブ7が引き下げ位置Dに引き下げ
られている。
0にワイヤー21を介して左腕部22aが連結されて、
支軸23を中心に左右揺動される第2レバー(第2)部
材22を有し、この第2レバー22の右腕部22bには
ピン穴22cがあけられている。この第2レバー22
は、アクションスプリング24でキャンセル位置Dとキ
ャンセル解除位置Uとに切り替え操作できるキャンセル
レバー10に連動して、キャンセル位置Dでは左旋し
(図3参照)、キャンセル解除位置Uでは右旋(図1参
照)するようになる。
腕部26aがピン27で連結されて、上記第1レバー1
9の支軸18を中心に左右揺動される第3レバー(第3
部材)26を有し、この第3レバーには上腕部26bが
形成されている。この第3レバー26は、左旋時にキャ
ッチ機構6をロック可能状態とし、右旋時にキャッチ機
構6をロック解除するようになる。
材)30は、ベースプレート32の長穴32aに係合す
る下ピン部30aを中心に左右揺動、かつ上下摺動可能
に支持されている。この第4レバー30の側ピン部30
bは、上記第2レバー22の右腕部22bのピン穴22
cに係合されて、第4レバー30は、第2レバー22の
右旋時(図1参照)には下動され、左旋時(図3参照)
には上動されるようになる。
上記第1レバー19の上腕部19bの長穴19cに係合
されて、第4レバー30は、第1レバー19の左旋時
(図1参照)には左旋され、右旋時(図4参照)には右
旋されるようになる。
部30dは、第4レバー30の下動時(図1参照)には
第3レバー26の上腕部26bに対向して、この状態で
右旋されたときは頭部30dで上腕部26bを押して第
3レバー26を右旋させるようになる。また、この頭部
30dは、第4レバー30の上動時(図3参照)には第
3レバー26の上腕部26bから上方に逃げて対向し、
この状態で右旋されたときは、頭部30bで上腕部26
bを押せないので、頭部30bが空振りして第3レバー
26を右旋できなくなる。
部30dは、第1レバー19の長穴19cの幅に一致す
る小判状に形成されて、この頭部30dを狭幅部分から
長穴19cに嵌め込んだ後に第4レバー30とともに回
動させると、上ピン部30cは頭部30dで長穴19c
から抜け落ちないように抜け止めされる。また、第4レ
バー30の下ピン部30aは、クリップ状に形成され
て、この下ピン部30aをベースブラケット32の長穴
32aに嵌め込むと、下ピン部30aは、クリップで長
穴32aから抜け落ちないように抜け止めされる。これ
らにより、第4レバー30は、第1レバー19とベース
ブラケット32にワンタッチで嵌め込むだけで組み付け
できる。
ャンセル機構9の作用を次に説明する。
Dに引き下げられているときは、第1レバー19が左旋
され、第4レバー30が左旋されている。また、キャッ
チレバー10がキャンセル解除位置Uに右旋されている
ときは、第2レバー22が右旋され、第4レバー30が
下動されている。
Aのキャッチ機構6が車体のストライカ5にロックされ
ている。
上げ位置Uに引き上げ操作すると、上部ロッド17を介
して第1レバー19が右旋され、上ピン部30cで第4
レバー30が右旋されることにより、第4レバー30の
頭部30dで上腕部26bを押して第3レバー26が右
旋されるようになる。
されて、シートバック2Aを前倒させることができる。
ー10をキャンセル位置Dに左旋操作すると、ワイヤー
21を介して第2レバー22が左旋され、右腕部22b
のピン穴22cに係合した側ピン部30bにより第4レ
バー30が上動されるようになる。この上動で第4レバ
ー30の頭部30dが第3レバー26の上腕部26bか
ら上方に逃げて対向するようになる。
引き上げ位置Uに引き上げ操作すると、上部ロッド17
を介して第1レバー19が右旋され、上ピン部30cで
第4レバー30が右旋されるが、第4レバー30の頭部
30dで上腕部26bを押せないので、頭部30dが空
振りして第3レバー26を右旋できなくなる。
室内に侵入した者が車室側からノブ7を引き上げ操作し
てキャッチ機構6をロック解除しようとしても、キャン
セル機構9の操作によりキャッチ機構6をロック解除で
きないので、シートバック2Aを前倒させることができ
なくなり、トランクルーム内の荷物が盗まれるのを未然
に防止できるようになる。
は、ロッド17,25やレバー19,12,26,30
等で連結しているから、レイアウトによりキャッチ機構
とキャンセル機構とを離隔して配置せざるを得ないよう
な場合には、キャッチ機構6にキャンセル機構9を合理
的に連結できるようになる。
るから、第4レバー30の回動時と摺動時の異音の発生
を抑制することができる。
明の盗難防止用キャンセル構造は、トランクルーム側の
第2操作部材をキャンセル操作すると、第2部材によっ
て第4部材が第3部材のロック解除動を空振りさせる位
置に変位して、車室側の第1操作部材をロック解除操作
して第1部材に第4部材が連動しても、第4部材が第3
部材をロック解除動させないで、ロック解除動を空振り
するようになるので、シートバックを前倒できなくなか
ら、キャッチ機構とキャンセル機構とが離隔して配置さ
れている場合でも、各部材により、キャッチ機構にキャ
ンセル機構を合理的に連結できるようになる。
部を頭部で第1部材の長穴から抜け止めすると共に、下
ピン部をクリップでベースブラケットの長穴から抜け止
めする構成であると、合成樹脂材の第4部材の回動時と
摺動時の異音の発生が抑制できると共に、第1部材とベ
ースブラケットにワンタッチで組み付けできるようにな
る。
ンセル解除時の正面図、(B)は(A)の側面図であ
る。
た時の正面図、(B)は(A)の側面図である。
(A)の側面図である。
である。
6対4分割式のリヤシートの斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 キャッチ機構で車体のストライカにロッ
クされた起立位置のシートバックを、車内側の第1操作
部材の操作でロック解除して前倒させたときに、リヤト
ランクルームのスルー開口を開くようにした前倒式リヤ
シートバックにおいて、 上記キャッチ機構と離隔して、トランクルーム側の第2
操作部材の操作で、第1操作部材でキャッチ機構をロッ
ク解除できないようにキャンセルさせるキャンセル機構
が配置され、このキャンセル機構は、第1操作部材の操
作に連動する第1部材と、第2操作部材の操作に連動す
る第2部材と、キャッチ機構をロック・ロック解除させ
る第3部材と、第1部材に連動すると共に、第3部材を
ロック解除動させる位置と、第3部材のロック解除動を
空振りさせる位置とに変位可能な第4部材とで成り、第
2操作部材のキャンセル操作に連動する第2部材で第4
部材を空振り位置に変位させるようにしたことを特徴と
する前倒式リヤシートバックの盗難防止用キャンセル構
造。 - 【請求項2】 上記第4部材は、第1部材に連動して回
動すると共に、第2部材に連動して摺動する合成樹脂材
で成り、第1部材の長穴に係合する上ピン部と、ベース
プレートの長穴に係合する下ピン部とを有し、上ピン部
の頭部は小判状に形成されて、第1部材の長穴に狭幅部
分から嵌め込んだ後に第4部材とともに回動させて、頭
部で抜け止めすると共に、下ピン部は、クリップ状に形
成されて、ベースブラケットの長穴に嵌め込んで抜け止
めする請求項1に記載の前倒式シートバックの盗難防止
用キャンセル構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05353197A JP3923123B2 (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | 前倒式リヤシートバックの盗難防止用キャンセル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05353197A JP3923123B2 (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | 前倒式リヤシートバックの盗難防止用キャンセル構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10250429A true JPH10250429A (ja) | 1998-09-22 |
JP3923123B2 JP3923123B2 (ja) | 2007-05-30 |
Family
ID=12945405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05353197A Expired - Fee Related JP3923123B2 (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | 前倒式リヤシートバックの盗難防止用キャンセル構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3923123B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10036968B4 (de) * | 1999-07-30 | 2008-08-28 | Aisin Seiki K.K., Kariya | Verriegelungsvorrichtung für eine vorklappbare Rückenlehne eines Fahrzeug-Fondsitzes |
-
1997
- 1997-03-07 JP JP05353197A patent/JP3923123B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10036968B4 (de) * | 1999-07-30 | 2008-08-28 | Aisin Seiki K.K., Kariya | Verriegelungsvorrichtung für eine vorklappbare Rückenlehne eines Fahrzeug-Fondsitzes |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3923123B2 (ja) | 2007-05-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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