JPH10248799A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JPH10248799A
JPH10248799A JP9056326A JP5632697A JPH10248799A JP H10248799 A JPH10248799 A JP H10248799A JP 9056326 A JP9056326 A JP 9056326A JP 5632697 A JP5632697 A JP 5632697A JP H10248799 A JPH10248799 A JP H10248799A
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tube
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channel
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浩一 吉満
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はコイル体による補強機能が損なわれこ
とを防止し、チャンネルチューブの耐性を確保し、かつ
向上した内視鏡を提供することにある。 【解決手段】本発明は、外周にコイル体を巻装したチャ
ンネルチューブ10を有する内視鏡において、接続部材
11に、チャンネルチューブ10の接続端を締付け固定
すると共に、前記固定部材78の締付け回転する方向が
前記コイル体55の巻き方向と同じく構成した。チャン
ネルチューブ10を固定する際に締付け方向にチャンネ
ルチューブ10がねじれて固定されてもそのコイル体5
5がチャンネルチューブ10に対して浮いてしまうこと
がなく、チャンネルチューブ10の耐性を確保向上させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外周にコイル体を
巻装したチャンネルチューブを有する内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実公昭63−17448号公報に
おいて、可撓性チューブの外周に、コイル体を巻装して
構成された内視鏡用チャンネルチューブが提案されてい
る。この種のチャンネルチューブは操作部内にある接続
口金に一端を被嵌し、その接続端部にテーパ管を介して
ナットで締め付けることにより固定されるのが普通であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】操作部内の接続口金に
チャンネルチューブの基端を被嵌し、テーパ管を介して
ナットで締め付けて固定する際、摩擦力でチャンネルチ
ューブもナットの回転方向へ多少とも捩じられる。この
捩じれ方向が、チャンネルチューブの外周に嵌装したコ
イル体の巻き方向と異なるため、チャンネルチューブの
捩じれによってコイル体はその内径が広がる状態とな
り、その結果、チャンネルチューブの外周からコイル体
が浮き上がって剥離する傾向になり、その結果、コイル
体の補強機能が損なわれ、チャンネルチューブの耐性が
低下するという不具合が起きる虞があった。
【0004】本発明は前記課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところはコイル体による補強機能が
損なわれることを防止し、チャンネルチューブの耐性を
確保し、かつ向上した内視鏡を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、挿
入部と、この挿入部に連接された操作部と、操作部側か
ら挿入部内に配置されたチャンネルチューブと、チャン
ネルチューブの外周に嵌装したコイル体とを有する内視
鏡において、チャンネルチューブの操作部側接続端は操
作部に取着された接続体に被着し、さらに接続端には締
付け面を有する押さえ部材が被嵌し、この押さえ部材に
嵌合する固定部材が前記接続体に螺合し、前記固定部材
をねじ込むことにより前記押さえ部材を介して前記接続
体にチャンネルチューブの接続端を締付け固定すると共
に、前記固定部材の締付け回転する方向が前記コイル体
の巻き方向と同じく構成したものである。固定部材の締
付け回転する方向が前記コイル体の巻き方向と同じく構
成したので、固定部材を締め付けて固定する際の摩擦力
で、チャンネルチューブが固定部材の回転方向へ捩じら
れてもコイル体はその内径が広がらず、チャンネルチュ
ーブの外周からコイル体が浮き上がって剥離する傾向に
なることが防止できる結果、コイル体の補強機能を確保
する。
【0006】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>図1乃至図7を参照して本発明の第1
実施形態を説明する。図1で示す如く、内視鏡1は操作
部2と挿入部3とユニバーサルコード4により内視鏡本
体を構成して成る。操作部2には接眼部5、送気送水切
換弁6、吸引切換弁7が設けられ、さらに把持部8の下
端部、すなわち挿入部3との接続端側部分には処置具用
挿入口9が設けられている。
【0007】挿入部3内にはその全長にわたって、チャ
ンネルチューブ10が挿通されている。このチャンネル
チューブ10の基端は操作部2内の下端部付近で、後述
する接続体としての接続部材11に連結され、チャンネ
ルチューブ10はその接続部材11を介して前記処置具
用挿入口9と吸引チューブ12との両方に接続されてい
る。吸引チューブ12の中途部には前記吸引切換弁7が
介装されている。吸引チューブ12の他端は操作部2内
からユニバーサルコード4内を通じて、ユニバーサルコ
ード4の延出先端にあるコネクタ15に設けられた口金
16に接続されている。
【0008】前記挿入部3は基端側から可撓管21、湾
曲部22、及び先端構成部23の順に連結して成り、こ
れは生体内に挿入する部分となっている。これらの概略
的な構成を説明する。まず、湾曲部22は、図2及び図
5で示す如く、複数の環状駒部材26を挿入部3の長手
軸方向に沿って並べ、駒部材26の耳部27を隣接する
他の駒部材26に対応する耳部27にそれぞれ重ね合
せ、各耳部27に形成した枢支用孔28を一致させ、こ
の孔28にリベット状の枢支ピン29を嵌め込んで取り
付けることにより各駒部材26相互を枢着し、各駒部材
26をそれぞれ回動自在に連結して構成したものであ
る。各々の隣り合う駒部材26を回動湾曲させたときに
駒部材26の互いに突き当たる当接部分30の少なくと
も一方には他方の駒部材26のものに突き当たる湾曲量
調整用凸部31が設けられている。
【0009】これらの駒部材26の外周には管状ブレー
ド24と外皮チューブ25が重ねて被嵌されている。ま
た、各駒部材26にはワイヤガイド32が設けられ、こ
のワイヤガイド32のガイド孔33にはアングルワイヤ
34が挿通させられている。アングルワイヤ34の先端
は先端構成部23または最先端の駒部材26に取付け固
定されている。
【0010】さらに前記先端構成部23には外部に開口
する通孔(チャンネル口)35が形成され、この通孔3
5には前記チャンネルチューブ10の先端が嵌め込まれ
て取着固定されている。先端構成部23には対物レンズ
系36等が設けられている。
【0011】挿入部3内には、前記チャンネルチューブ
10やアングルワイヤ34の他、イメージガイドファイ
バ束37やライトガイドファイバ束38が挿入配置され
ている。イメージガイドファイバ束37の先端は先端構
成部23に取付け固定されると共に、前記対物レンズ系
36に対し光学的に接続されている。図3で示す如く、
ライトガイドファイバ束38の先端は先端構成部23に
設けた口金41を介して取り付けられている。ライトガ
イドファイバ束38の外周には例えばシリコンを素材と
した外装チューブ42が被覆されており、外装チューブ
42の先端は口金41の外周に被嵌固定されている。
【0012】前記口金41の後端部外周には、第1の段
部51と第2の段部52が設けられている。そして、第
1の段部51には外装チューブ42の先端が被嵌して糸
巻き固定されている。さらに、外装チューブ42の外周
には保護チューブ43が被覆されており、保護チューブ
43の先端は口金41の第2の段部52に被嵌して糸巻
き固定されている。
【0013】前記チャンネルチューブ10の外周には図
4で示す如く、1条右巻きとしたコイル体55を嵌装し
てあり、コイル体55は挿入部3における湾曲部22内
でその湾曲部22の領域にほぼ対応して位置するチャン
ネルチューブ10の外周部分のみに嵌装されている。ま
た、コイル体55が巻装するチャンネルチューブ10の
領域の第1の外周部分10aの外径D1 は、コイル体5
5を嵌装させない基端側に位置する第2の外周部分10
bの外径D2 より小さく形成されている。チャンネルチ
ューブ10の内径D3 は全長にわたり等しい。
【0014】次に、操作部2の接続部材11の関連構造
を、図6及び図7を参照して説明する。前記接続部材1
1は操作部2のフレーム61の内面にねじ62によって
ねじ止め固定されている。接続部材11は分岐通路63
を有する基部64と、この基部64に一体に取り付けら
れ、内部通路65を有し、中途部を前記分岐通路63に
連通させた管体66とによって構成されている。接続部
材11は、分岐通路63の開口部67が、操作部2の把
持カバー71の下端部周壁に設けられた枝部71aの取
付け孔72に対向するようにフレーム61に取り付けら
れている。管体66の基端側に位置する開口部には吸引
チューブ12の先端が接続されている。管体66の先端
側に位置する開口部には前記チャンネルチューブ10の
手元側基端が接続されている。図7で示す如く、前記管
体66の先端には接続管75の一端が被嵌して接続固定
され、この接続管75の他端部からなる先端部は段差を
付けて細くしたテーパ状の接続端部76を形成してい
る。接続端部76の外周面に被嵌する、チャンネルチュ
ーブ10の端部外周には押さえ部材としての押えリング
77が被嵌され、この押えリング77は接続管75に螺
合するナット状の孔付固定部材78によって締め付けら
れる。そして、押えリング77はこれの内面に形成した
テーパ状の押さえ面部79によってチャンネルチューブ
10の端部外周を締付け固定するようになっている。接
続管75の基端部外周には雄ネジ81が設けられ、この
雄ネジ81には固定部材78の内面に形成した雌ネジ8
2が螺合している。雄ネジ81と雌ネジ82はいずれも
左ネジとなっており、挿入部3側から操作部2に向かっ
て固定部材78を左回転させることによりその固定部材
78は押えリング77を軸方向基端側へ押し込み、接続
端部76にチャンネルチューブ10を押し付け、チャン
ネルチューブ10を締付け固定する様になっている。本
実施形態ではコイル体55の巻き方向と固定部材78の
締め付け方向が同じになっている。
【0015】(作用)接続部材11の接続管75にチャ
ンネルチューブ10を接続する場合、そのテーパ状の接
続端部76にチャンネルチューブ10の基端部分を被嵌
し、その上に押えリング77と固定部材78を順に被
せ、接続管75に固定部材78をねじ込むことにより押
えリング77を介してチャンネルチューブ10を締め付
けて固定する。この際、挿入部3側から操作部2に向か
って固定部材78を左回転させることにより固定部材7
8がねじ込まれるとき、チャンネルチューブ10も摩擦
力で、固定部材78の回転方向へ多少とも捩じられるこ
とがあり得る。しかし、チャンネルチューブ10の先端
側に嵌装されたコイル体55は操作部2側から内視鏡先
端に向かって右巻きのコイルとしたから方向が同じであ
り、チャンネルチューブ10が捩じられてもコイル体5
5の巻き付き力を高めてもコイル体25の内径が広がる
ことはない。つまり、同じ向きから見て、コイル体55
の巻き方向と固定部材78の締付け方向が同じであるた
め、締付け方向にチャンネルチューブ10を捩じって接
続部材11の接続管75に固定しても、コイル体55は
その巻方向に変形し、コイル体55の内径は小さくなる
ように動くだけである。これはチャンネルチューブ10
の外周はコイル体55の内径部に密着するように作用す
る。従って、コイル体55がチャンネルチューブ10に
対して浮いてしまうことがなく、チャンネルチューブ1
0の耐性を向上させることができる。
【0016】また、図3で示す如く、ライトガイドファ
イバ束38の外装チューブ42と保護チューブ43はそ
れらを固定する口金41における糸巻き固定部の位置が
異なるため、それらの糸巻き部の寸法が太くならない。
【0017】内視鏡1の操作部2におけるアングル操作
によりアングルワイヤ34を押し引きして湾曲部22を
引いた向きに湾曲させることができる。また隣り合う駒
部材26同志の片側の駒の当接部分30の部分において
凸部31が設けられており、湾曲部22の組立時、その
凸部31を削り、その削り量を調整することにより湾曲
部22に所望の湾曲形状を与えるようになっている。
【0018】<第2実施形態> (構成)この第2実施形態は前述した第1実施形態にお
いて、チャンネルチューブ10の外周に外装するコイル
体55が左巻きのものが用いられる。また、接続管75
の雄ネジ81、雌ネジ82は通常の右ネジで構成され、
コイル体55の巻方向と、固定部材78の締め付け方向
とが同じになる様に構成される。
【0019】(作用、効果)第1実施形態同様、チャン
ネルチューブ10がねじられて固定されてもコイル体5
5も巻方向に変形し、チャンネルチューブ10の外周は
コイル体55に密着する様に作用し、チャンネルチュー
ブ10の耐性は確保され、かつ向上する。
【0020】<第3実施形態>図8を参照して、本発明
の第3実施形態を説明する。 (構成)この第3実施形態は前述したような内視鏡1を
体腔内に挿入する際の補助を行う内視鏡挿入補助具10
0に係る。この内視鏡挿入補助具100はシリコンゴム
や合成樹脂などの可撓性材料で形成された挿入部用チュ
ーブ101を備えており、そのチューブ101の基端部
には把持部102が設けられている。把持部102の外
周には凹凸の溝103が形成されており、この溝103
を設けたことによりチューブ101を把持しながらの挿
入操作が容易になる。
【0021】また、チューブ101の先端部内周面には
ゴム等の伸縮性の膜から成るバルーン105が接着等に
より気密に設けられている。バルーン105にはチュー
ブ101の周壁の軸方向に沿って穿設された送気路10
6の一端が連通している。送気路106の他端にはチュ
ーブ101の基端側部分の外周面へと導かれ、接続管1
07の一端が接続されている。接続管107には送気手
段としての例えば注射器108が接続される様になって
いる。接続管107の部分には逆止弁から構成される弁
部109が設けられている。
【0022】(作用、効果)大腸用内視鏡の挿入部11
0を大腸内に挿入する場合、この種の内視鏡挿入補助具
100を使用するが、内視鏡の挿入部110に沿ってチ
ューブ101を挿入する。また、バルーン105内へ送
気手段を接続して送気すれば、そのバルーン105が膨
らみ、内視鏡の挿入部110とは密着部111で密着
し、固定される。この状態で、チューブ101を前進さ
せてもチューブ101と内視鏡の挿入部110との間に
は隙間がないので、大腸の体腔壁112を引き込むこと
がない。
【0023】チューブ101の抜去時は注射器108で
バルーン105内の空気を吸引して除去し、バルーン1
05を収縮させることにより抜去が容易である。これに
より体腔壁112を引き込む事に注意を払う必要がな
く、容易な操作を行うことができる。
【0024】<第4実施形態>図9を参照して、本発明
の第4実施形態を説明する。 (構成)この第4実施形態は前述した第3実施形態の変
形例であり、チューブ101の先端部が球部115とな
っている点が相違する。チューブ101を内視鏡の挿入
部110に挿入する際、チューブ101はその球部11
5の密着部116にて内視鏡の挿入部110の外周と密
着している。その他は前述した第3実施形態のものと同
様である。
【0025】(作用、効果)チューブ101挿入時、体
腔壁112を球部115で押し上げ、かつ内視鏡の挿入
部110とチューブ101は球部115の密着部116
で密着していることにより、体腔壁112を内視鏡の挿
入部110とチューブ101との間に引き込むことがな
いという効果があるとともに、操作時に体腔壁112の
引き込みに注意を払う必要がなく、容易に操作できるも
のを提供することができる。その他は前述した第3実施
形態のものと同様である。
【0026】尚、チャンネルチューブ10に設けるコイ
ル体55の望ましい設置位置は前述した実施形態の如
く、湾曲部22に対応位置した部位であり、このため、
前述した実施形態ではそのチャンネルチューブ10の対
応部位にのみにコイル体55を設けたが、本発明はこれ
に限らず、チャンネルチューブ10の全長にわたり設け
てもよいし、湾曲部22と基端側部分とを設けたり、湾
曲部22と基端側部分と中間部に設けたりしてもよいも
のである。前述した実施形態ではチャンネルチューブ1
0が処置具挿通用チャンネルチューブと吸引チャンネル
チューブを兼用しているが、処置具挿通用チャンネルの
み、あるいは吸引チャンネルまたは送気管路、送水管路
といったチャンネルチューブにも適用することができ
る。さらに、チャンネルチューブの形態は処置具挿通用
チャンネルのみであれば分岐部は不要であり、そのチュ
ーブ接続部を処置具挿入口に接続するようにしてもよ
い。吸引管路ではチューブ接続部を切換え弁と接続する
ようにしてもよい。また、チャンネルチューブの基端側
を太くして流量を確保するために、継手を介して基端側
に太いチャンネルチューブを接続する構成のものでもよ
く、この場合、チャンネルチューブを接続する対象の接
続体はその継手したものでもよい。ちなみに図6におい
てのチャンネルチューブは分岐部より操作部側が挿入部
側より太くなっている。
【0027】[付記] 1.挿入部と、この挿入部に連接された操作部と、操作
部側から挿入部内に配置されたチャンネルチューブと、
チャンネルチューブの外周に嵌装したコイル体とを有す
る内視鏡において、チャンネルチューブの操作部側接続
端は操作部に取着された接続体に被着し、さらに接続端
には締付け面を有する押さえ部材が被嵌し、この押さえ
部材に嵌合する固定部材が前記接続体に螺合し、前記固
定部材をねじ込むことにより前記押さえ部材を介して前
記接続体にチャンネルチューブの接続端を締付け固定す
ると共に、前記固定部材の締付け回転する方向が前記コ
イル体の巻き方向と同じであることを特徴とする内視
鏡。 2.内視鏡の挿入部にスライド自在に外嵌される可撓性
チューブと、このチューブの先端部内周面にバルーンを
設け、上記可撓性チューブと内視鏡挿入部とがバルーン
部にて密着する様にしたことを特徴とする内視鏡挿入補
助具。 (従来とその課題)従来の内視鏡用挿入補助具はそのチ
ューブ内径が内視鏡挿入部の最大径より大きい構成とな
っている。そのため、内視鏡使用時、内視鏡挿入部と挿
入補助具の内径との間のすき間に腸等のひだが引き込ま
れてしまうおそれがあり、その操作に十分に注意を払う
必要があったが、この付記第2項の発明によれば、その
問題点を解消し、内視鏡の挿入操作を容易ならしめる内
視鏡挿入補助具を提供することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、チ
ャンネルチューブのコイル体の巻き方向とチャンネルチ
ューブを操作部内で接続部材へ固定するときの固定部材
の締付け方向とが同じであることにより、チャンネルチ
ューブを固定する際に締付け方向にチャンネルチューブ
がねじれて固定されてもそのコイル体がチャンネルチュ
ーブに対して浮いてしまうことがなく、チャンネルチュ
ーブの耐性を確保し、かつ向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る内視鏡の全体構成を概略的
に示す説明図。
【図2】同じく第1実施形態に係る内視鏡の挿入部にお
ける先端部付近の断面図。
【図3】同じく第1実施形態に係る内視鏡のライトガイ
ドファイバ束の先端部付近の断面図。
【図4】同じく第1実施形態に係る内視鏡のイメージガ
イドファイバ束の先端部付近の断面図。
【図5】同じく第1実施形態に係る内視鏡の湾曲部の構
成説明図。
【図6】同じく第1実施形態に係る内視鏡のチャンネル
チューブの接続部分Aを示す操作部の断面図。
【図7】図6中、チャンネルチューブの接続部Aの部分
を示す縦断面図。
【図8】(a)は第3実施形態に係る内視鏡挿入補助具
の縦断面図、(b)はその内視鏡挿入補助具の使用説明
図。
【図9】(a)は他の内視鏡挿入補助具の縦断面図、
(b)はその内視鏡挿入補助具の使用説明図。
【符号の説明】
1…内視鏡、2…操作部、3…挿入部、4…ユニバーサ
ルコード、10…チャンネルチューブ、11…接続部材
(連結体)、12…吸引チューブ、21…可撓管、22
…湾曲部、23…先端構成部、55…コイル体、61…
フレーム、64…基部、66…管体、75…接続管、7
6…接続端部、77…押えリング、78…固定部材、8
1…雄ネジ、82…雌ネジ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入部と、この挿入部に連接された操作部
    と、操作部側から挿入部内に配置されたチャンネルチュ
    ーブと、チャンネルチューブの外周に嵌装したコイル体
    とを有する内視鏡において、チャンネルチューブの操作
    部側接続端は操作部に取着された接続体に被着し、さら
    に接続端には締付け面を有する押さえ部材が被嵌し、こ
    の押さえ部材に嵌合する固定部材が前記接続体に螺合
    し、前記固定部材をねじ込むことにより前記押さえ部材
    を介して前記接続体にチャンネルチューブの接続端を締
    付け固定すると共に、前記固定部材の締付け回転する方
    向が前記コイル体の巻き方向と同じく構成したことを特
    徴とする内視鏡。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6315714B1 (en) 1998-11-30 2001-11-13 Fuji Photo Optical Co., Ltd. Endoscope insertion guide pipe
JP2006505302A (ja) * 2002-06-13 2006-02-16 ユーエスジーアイ メディカル, インコーポレイテッド 非支持解剖構造を通して器具を進めるための形状固定可能な装置および方法。
CN110420007A (zh) * 2019-08-30 2019-11-08 常州延顺光电科技有限公司 结肠镜的插入管组合件

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