JPH10248320A - 移植機 - Google Patents

移植機

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Publication number
JPH10248320A
JPH10248320A JP9050748A JP5074897A JPH10248320A JP H10248320 A JPH10248320 A JP H10248320A JP 9050748 A JP9050748 A JP 9050748A JP 5074897 A JP5074897 A JP 5074897A JP H10248320 A JPH10248320 A JP H10248320A
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JP
Japan
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seedling
planter
implanter
guide
planting
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9050748A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Kuraya
芳明 蔵屋
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Priority to KR1019980006725A priority patent/KR100559172B1/ko
Priority to CN98106016A priority patent/CN1079635C/zh
Publication of JPH10248320A publication Critical patent/JPH10248320A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01CPLANTING; SOWING; FERTILISING
    • A01C11/00Transplanting machines
    • A01C11/02Transplanting machines for seedlings
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01CPLANTING; SOWING; FERTILISING
    • A01C11/00Transplanting machines
    • A01C11/006Other parts or details or planting machines

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Soil Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Transplanting Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タバコ苗用植付器のように大形の植付器であ
っても、苗の植付器内での姿勢を良好にできて、さら
に、植付穴の一部が崩れた場合でも、苗の葉部分が埋没
するのを防止することができるようにする。 【解決手段】 縦に半割状に分けられ、横方向に開放可
能とされたカップ状の植付器内に、前記植付器の上方か
ら供給された苗を受入れて植付器の下端に向かって案内
する苗ガイドを設けて、苗の植付器内での姿勢を良好に
できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タバコ・野菜など
のポット苗を圃場の畝に移植する移植機に関する。
【0002】
【従来の技術】移植機は、特開平3ー83009号公報
に記載されているように、縦に半割状に分けられ、横方
向に開放可能とされたカップ状の植付器が上下動自在に
装備されている。この植付器は、移動域の上端に移動し
たとき、植付器内にポット苗が供給され、移動域の下端
部に移動するとき圃場内にほぼ全体を突入させて植付穴
をあけるとともに各植付器を横方向に開動作させて、内
部のポット苗をその自重により下方に移動させ、前記植
付穴に置き去りにして植付けるようにしている。また、
移動域の下端から上端に移動するとき、植付器を互いに
閉じるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、野菜苗は、
葉部分が畝の植付穴によりも外側に露出するように移植
されるのが普通であるが、特にタバコ苗は、気温の低い
時期に移植されるため、植付器のほぼ全体を地中に突入
させてポット苗の全長よりも深い植付穴をあけ、この植
付穴にポット苗を植付けしたとき、ポット苗の全体が植
付穴内に隠れて、ポット苗を保温することができるよう
にしている。また、上述のように深い植付穴をあけた場
合、植付穴が崩れ易いため、植付器は、その上端をポッ
ト苗の根鉢部よりも大径に形成して、植付穴の開放口が
広くなるようにしている。
【0004】従って、植付器内にポット苗が供給された
とき、該ポット苗が植付器内で傾倒したりして、ポット
苗の姿勢が悪くなると言う問題があり、また、ポット苗
を植付穴に置き去りにした後で植付器が横方向に開放さ
れながら上方に移動するとき、植付穴の一部が崩れて、
ポット苗の葉部分が埋没することになると言う問題もあ
った。
【0005】本発明は、上述のような事情に鑑みてなさ
れたものであり、植付器内に苗ガイドを設けることによ
り、タバコ苗用植付器のように大形の植付器であって
も、苗の植付器内での姿勢を良好にできて、さらに、植
付穴の一部が崩れた場合でも、苗の葉部分が埋没するの
を防止することができる移植機を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る移植機は、
縦に半割状に分けられ、横方向に開放可能とされたカッ
プ状の植付器を装備してなる移植機において、前記植付
器内に、前記植付器の上方から供給された苗を受入れて
植付器の下端に向かって案内する苗ガイドを設けている
ことを特徴とするものである。
【0007】この発明にあっては、植付器により大きな
植付穴を畝にあけることができて、しかも、上方から供
給された苗は苗ガイドに受入れて、該苗ガイド内から植
付器内の下端に向かって案内することができるので、タ
バコ苗用植付器のように大形の植付器であっても、苗の
植付器内での姿勢を良好にでき、良好な姿勢で植付穴に
植付けることができる。
【0008】また、前記苗ガイドは、前記植付器及び該
植付器を開放動作させる開放動作機構以外の部材に支持
されていることを特徴とするものである。
【0009】この発明にあっては、植付器内に設けた苗
ガイドが、植付器及び植付器を開放動作させる開放動作
機構以外の部材に支持されているから、植付器が横方向
に開放して苗を植付穴に植付ける場合に、苗ガイドが植
付器とともに開放されず、該苗ガイドにより苗の葉部分
の広がりを拘束することができる。従って、苗を植付け
るときに、植付穴の一部が植付器により崩れた場合で
も、苗の葉部分が埋没するのを有効に防止することがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づき具体的に説明する。図1は本発明に係る
移植機の植付器部分の縦断面図、図2は植付器の分解斜
視図、図3は操向ハンドルを備えた歩行形移植機全体の
側面図、図4は同じく移植機全体の平面図である。この
移植機は、前部にエンジン2を搭載した前フレーム1a
と該前フレーム1aの後端部に連結された後フレーム1
bとを有する移植機本体1における前フレーム1aの後
部に、移植機本体1に対し左右方向に延びる一対の車輪
駆動軸3a,3a及びPTO横軸3bを有するミッショ
ンケース3を設けて、このミッションケース3の車輪駆
動軸3a,3aに、左右一対の伝動ケース4,4を介し
て左右駆動輪5,5を上下動可能に支持すると共に、ミ
ッションケース3の両側方に、駆動輪5,5に対し移植
機本体1を上下に昇降させる本体昇降機構6を設け、さ
らに前フレーム1aの前部に、前記伝動ケース4,4の
揺動に応動して上下に揺動する揺動アーム7,7を介し
て左右前輪8,8を上下動可能に支持する一方、前記後
フレーム1bに、苗トレイを介して多数のポット苗を支
持する苗載台9及び該苗載台9に搬送可能に支持される
前記苗トレイからポット苗を取出す苗取部10を支持
し、また、前記ミッションケース3の後部に、前記苗取
部10から取出したポット苗を圃場に植付ける植付器3
0を支持している。
【0011】各車輪駆動軸3a,3aにはスプライン筒
軸11,11を摺動自由に挿嵌し、該スプライン筒軸1
1,11の外周に、前記前フレーム1aに支持筒12,
12を介して回転のみ可能に支持される外筒13,13
を套嵌し、該外筒13,13と前記スプライン筒軸1
1,11との間に、複数個の位置決め孔と該位置決め孔
の一つと係合して外筒13,13に対するスプライン筒
軸11,11の軸方向位置を段階的に設定し、駆動輪
5,5のトレッドを調整するトレッド調整ピン14,1
4とを設けており、また、前記前フレーム1aの前部に
は、支持筒15,15を介して筒軸16,16を回転の
み可能に支持し、該筒軸16,16内に、一端が前記揺
動アーム7,7に連結されるスライド軸17,17を摺
動自由に挿嵌し、該筒軸16,16と前記スライド軸1
7,17との間に、複数個の位置決め孔と該位置決め孔
の一つと係合して筒軸16,16に対するスライド軸1
7,17の軸方向位置を段階的に設定し、前輪8,8の
トレッドを調整するトレッド調整ピン18,18とを設
けている。
【0012】前記本体昇降機構6は、油圧ポンプに切換
弁を介して連通する昇降用シリンダ60と、該昇降用シ
リンダ60のピストンロッドに連動する連動杆(図示せ
ず)とを備え、この連動杆を前記外筒13,13のミッ
ションケース側他端部から径方向外方に突出する伝動ア
ーム61,61に枢支し、外筒13,13・調整ピン1
4,14・スプライン筒軸11,11を角回転させ、伝
動ケース4,4を揺動させると共に、前記伝動アーム6
1,61と、前記筒軸16,16の端部から径方向外方
に突出する伝動アーム62,62とを連動杆63,63
により連結し、前記外筒13,13の角回転を、連動杆
63,63・伝動アーム62,62・筒軸16,16・
調整ピン18,18・スライド軸17,17を介して揺
動アーム7,7に伝達し、該揺動アーム7,7を、前記
伝動ケース4,4と同調して上下に揺動させることによ
り、前記駆動輪5,5及び前輪8,8を同調して昇降さ
せ、移植機本体1の昇降制御を行うようにしている。
【0013】そして、前記PTO横軸3bからの回転動
力を、苗取部作動機構(図示せず)を介して前記各苗取
部10に伝達し、該苗取部10を、前記苗トレイからの
苗取位置と植付器30の上側における苗放出位置との範
囲で上下に往復移動させるようにする一方、PTO横軸
3bからの回転動力を、縦に半割状に分けられ、横方向
に開放可能とされたカップ状の前記植付器30に伝達
し、該植付器30を、前記苗取部10に連動して所定の
植付軌跡を描きながら上下に往復動させ、その上部の苗
受取位置で前記苗取部10から放出するポット苗を受取
り、下部の苗植付位置でポット苗を圃場の畝Uに植付け
るようにしている。
【0014】また、前記苗載台9は、横方向に配置され
たガイドレール19に沿って摺動可能に支持され、前記
PTO横軸3bに連動して前記苗載台9をガイドレール
19に沿って往復動させる往復動機構(図示せず)と、
苗載台9が往復動方向の終端位置に移動したとき、該苗
載台9に支持した苗トレイを下方に向かって1ピッチ縦
送りする縦送り機構(図示せず)とを設けている。
【0015】植付器30は、図1に示すように上向き開
口の上端から下端に亘って小径となり、該下端を上端よ
りも大きく横方向に開放可能とした一対の植付器本体3
1,32と、これら植付器本体31,32の上端に着脱
可能に連結する本体取付片33,34とを有する。
【0016】また、植付器30は、図4に示すように前
端部が前記PTO横軸3bに支持され、後端部に前記P
TO横軸3bの回転に連動する植付駆動軸20を有する
植付伝動ケース21と、該植付伝動ケース21の後端部
に支持され前記植付駆動軸20に連動する左右一対のク
ランク機構22,22と、これらクランク機構22,2
2の出力端部に回転自由に支持され、その支持部から両
側方に向かって突出する第1及び第2アーム23a,2
3bを有する揺動杆23,23とを介して前記ミッショ
ンケース3に支持されている。
【0017】また、図6に示すように前記揺動杆23,
23における第1アーム23a,23aの先端部には、
前記後フレーム1bに設けられた一対の昇降ガイドレー
ル24,24に係合して転動するガイド輪23c,23
cを設け、また、前記第2アーム23b,23bの一方
には、前記各クランク機構22,22の出力端部に連動
杆25,25を介して連動する回動軸26を支持し、一
方の第2アーム23bに軸杆を介して設けられた支持ア
ーム27と、前記第2アーム23b,23bの一つとの
間に、中間が半円形に湾曲する2本の横軸28,28を
回転自由に架設し、これら横軸28,28の湾曲部に、
前記本体取付片33,34を介して前記植付器本体3
1,32を取付け、さらに各横軸28,28間、及び一
方の横軸28と前記回動軸26との間にそれぞれ連動リ
ンク機構29,29を設けて、前記クランク機構22,
22の動作に伴い前記ガイド輪23c,23cがガイド
レール24,24の上端部に移動したとき、前記連動杆
25,25・回動軸26・連動リンク機構29,29を
介して前記各横軸28,28を回動させて各植付器本体
31,32を閉じ、前記ガイド輪23c,23cがガイ
ドレール24,24の下端部に移動したとき、前記連動
杆25,25・回動軸26・連動リンク機構29,29
を有する開放動作機構を介して前記各横軸28,28を
回動させて各植付器本体31,32を横方向に開くこと
ができるようにしている。尚、前記連動リンク機構2
9,29のリンク間には図1に示すように補助スプリン
グ29a,29aを架設して前記植付器本体31,32
の閉動作を助けるようにしている。
【0018】これら植付器本体31,32は、図1及び
図2に示すようにその上端に、上向に突出する略半円筒
状の前記本体取付片33,34を連結して、これら本体
取付片33,34の先端部外側を前記各横軸28,28
の湾曲部に取付けると共に、各植付器本体31,32の
内側に、上方の苗取部10から供給された苗を受入れて
植付器本体31,32の下端側に案内するほぼ直筒状の
苗ガイド35を設けている。
【0019】この苗ガイド35は、図1に示すように植
付器本体31,32における上端開口径よりも小径に形
成して、前記苗取部10から供給されたポット苗Pの傾
倒を少なくして下方に案内し、その根鉢部P1が植付器
本体31,32の下端部内側に自然落下したとき、葉部
分P2が苗ガイド35内に残り、葉部分P2の広がりを
拘束し、ポット苗Pを安定した状態で保持することがで
きるようにしている。
【0020】また、図1に示した苗ガイド35は、前記
上端開口径に対し約1/2の直径を有し、植付器本体3
1,32の上下方向中央部から前記本体取付片33,3
4の上端部に亘る長さを有する大きさの筒状に形成さ
れ、その上端外周に取付けて補強する補強環35aと、
該補強環35aの周方向両側に取付ける上向き突出のガ
イド取付片35bとを介して前記第2アーム23bの一
つと支持アーム27とに取付け、植付器30とともに上
下に動作可能としている。
【0021】さらに図1、図2の実施形態では、前記各
植付器本体31,32の上端と、前記各本体取付片3
3,34の下端とに、互いに上下に面接触する略半円形
の鍔片を31a,32a,33a,34a設けて、畝U
に植付穴をあけるとき前記植付器本体31,32に作用
する荷重を各鍔片31a,32a,33a,34aの対
向面で受止め、耐久性を高めるようにする一方、各植付
器本体31,32を各本体取付片33,34に対し着脱
可能に取付けている。
【0022】一方の植付器本体31及び一方の本体取付
片33に設けた各鍔片31a,33aの円弧方向一端部
にはそれぞれ挿通穴31b,33bを有するフランジ3
1c,33cを突設し、さらに各鍔片31a,33aの
円弧方向他端部にそれぞれ挿通穴31b,33bを穿設
して、各挿通穴31b,33bに挿通する締付ボルト3
6,36及びナット(図示せず)の緊締により植付器本
体31を本体取付片33に着脱可能に取付け、また、他
方の植付器本体32及び他方の本体取付片34に設けた
各鍔片32a,34aには円弧方向両端部にそれぞれ挿
通穴32b,34bを穿設して、これら挿通穴32b,
34bに挿通する締付ボルト36及びナット(図示せ
ず)の緊締により植付器本体32を本体取付片34に着
脱可能に取付けている。
【0023】また一方、前フレーム1aの後端部には、
センサ支持体40を設けて、該センサ支持体41に、畝
の高さを検出するセンサ40を上下に揺動自在に支持し
ている。
【0024】このセンサ40は、前端部が前記センサ支
持体41に横軸42を介して枢支され、後端部が移植機
本体1の後方に向かって延びる枠形のセンサフレーム4
3と、前端部がセンサフレーム43の途中に支軸44を
介して上下に揺動自在に支持され、後端部がホーク状に
分岐して移植機本体1の後方に向かって延びるセンサア
ーム45と、該センサアーム45の後端部に支持する一
対のセンサローラ46,46と、後端部が前記センサフ
レーム43の前端部に結合され、前端部が移植機本体1
の前方に向かって延びる連動アーム47とを備え、該連
動アーム47の前端部には、前フレーム1aに枢着され
た制御レバー48に当接する当接片47aを設けて、セ
ンサ40の上下動作を前記制御レバー48に伝達し、該
制御レバー48から連動手段を介して前記切換弁を動作
させて前記本体昇降用シリンダ60の制御を行い、該本
体昇降用シリンダ60の往復動により前記外筒13,1
3を角回転させ、上述のように伝動ケース4,4及び揺
動アーム7,7を上下に揺動させ、前記駆動輪5,5及
び前輪8,8を同時に昇降させ、移植機本体1の昇降制
御を行うようにしている。
【0025】また、前記センサフレーム43には操作レ
バー49を枢着し、前記畝の高さに応じて操作レバー4
9を上下操作することによりセンサアーム45のセンサ
フレーム43に対する角度を変更し、畝に対する植付器
の高さを調整することができるようにしている。
【0026】以上の如く構成した移植機は、植付器30
が上下移動域の上端に移動したとき、上方の苗取部10
からポット苗Pが供給され、移動域の下端部に移動する
とき畝にほぼ全体が突入され、該畝に植付穴があけられ
るとともに植付器30が横方向に開動作し、内部のポッ
ト苗Pがその自重により下方に移動し、前記植付穴に置
き去りにされた後、移動域の下端から上端に移動すると
き、植付器30が互いに閉じるのである。
【0027】しかして、前記植付器30内には、植付器
30及び該植付器30を開放動作させる連動杆25,2
5・回動軸26・連動リンク機構29,29などを用い
てなる開放動作機構以外の前記第2アーム23b及び支
持アーム27に支持される苗ガイド35を設けているた
め、上方の苗取部10から植付器30に供給されるポッ
ト苗Pは、先ず苗ガイド35内に入り、該苗ガイド35
により大きな傾倒が防止されて下方に案内され、その根
鉢部P1が植付器本体31,32の下端部内側に入って
保持される。このときポット苗Pの葉部分P2は、苗ガ
イド35内に残っているため、葉部分P2の広がりを拘
束することができ、ポット苗Pの姿勢を良好に保持する
ことができる。従って、ポット苗Pが植付器30内で傾
倒したりして、ポット苗Pの姿勢が悪くなるのを有効に
防止できる。また、葉部分P2の広がりを拘束した状態
で前記植付器本体31,32が横方向に開放され、植付
穴に植付けることができるから、ポット苗Pを植付穴に
置き去りにした後で植付器本体31,32が上方に移動
するとき、図5のように植付穴の一部が崩れた場合にお
いても、ポット苗Pの葉部分P2が埋没するのを防止す
ることができる。尚、前記苗ガイド35は、植付器本体
31,32とともに上下に移動するから、苗ガイド35
により拘束されていた葉部分P2は、苗ガイド35の上
方への移動に伴い苗ガイド35から抜け出ることにな
る。
【0028】また、前記植付器30は、その各植付器本
体31,32を、植付器作動機構に取付けられた本体取
付片33,34に締付ボルト36,37により着脱可能
に取付けているため、種類の異なる植付器30と交換す
る場合、植付器30の全体を交換することなく、植付器
本体31,32を交換するだけで異なる種類の苗を良好
に移植することができる。即ち、タバコ苗を移植する場
合は、上述したように畝に深い植付穴をあけて苗の全体
が隠れる程度に深植えするため、大きな形状の植付器が
用いられるのに対し、野菜苗を移植する場合は、葉部分
が畝の植付穴よりも外側に露出するように浅植されるた
め、小さな形状の植付器が用いられており、また、1年
に一度はタバコ苗と野菜苗とが移植されているため、1
年に一度は植付器30を交換する必要があるし、さらに
植付器30が摩耗した場合にも植付器30を交換する必
要がある。この植付器30を交換する場合、上述のよう
に植付器30の全体を交換することなく、植付器本体3
1,32を交換するだけでタバコ苗用の植付器30と野
菜苗用の植付器30とに変更することができるのであ
り、しかも、植付器本体31,32の交換は、前記締付
ねじ36,37を弛緩して、新たに締付け操作を行うだ
けの簡単な操作で行うことができるので、苗に応じた植
付器の交換作業を簡易にできるのである。また、植付器
30が摩耗した場合、植付器30の全体を交換すること
なく、植付器本体31,32だけを交換するから、補修
費用を低減できるのである。
【0029】尚、以上の実施形態では、植付器30に対
し移植機本体1の移動方向後方に畝高さ検出用のセンサ
40を設けているが、その他このセンサ40に代えて、
図9に示すように植付器30に対し移植機本体1の移動
方向前方に、畝高さ検出用のセンサ50を設けてもよ
い。
【0030】図9のセンサ50は、前記ミッションケー
ス3に設けられたブラケット51に枢支するセンサ支持
板52と、該センサ支持板52に取付けられて移植機本
体1の前方に延びる前センサアーム53及び後方に向か
って下向きに延びる後センサアーム54を有し、該後セ
ンサアーム54の後端には、畝の上面に接触するセンサ
ローラ55を転動自由に設け、前センサアーム53の前
端には、前フレーム1aに枢着された前記制御レバー4
8に当接する当接片53aを設けて、センサアーム5
3,54の上下動作を前記制御レバー48に伝達し、該
制御レバー48から連動手段を介して前記切換弁を動作
させて前記本体昇降用シリンダ60の制御を行い、該本
体昇降用シリンダ60の往復動により前記外筒13,1
3を角回転させ、上述のように伝動ケース4,4及び揺
動アーム7,7を上下に揺動させ、前記駆動輪5,5及
び前輪8,8を同時に昇降させ、移植機本体1の昇降制
御を行うようにしている。
【0031】また、前記ミッションケース3には操作レ
バー56を枢着し、前記畝の高さに応じて操作レバー5
6を上下操作することによりセンサアーム53の移植器
本体1に対する角度を変更し、畝に対する植付器30の
高さを調整することができるようにしている。
【0032】図9のように植付器30に対し移植機本体
1の移動方向前方に、センサローラ55を有するセンサ
50を設けた場合、センサローラ55による植付穴の崩
れを確実に防止できるのであり、さらに畝の表面が乾燥
状態のときは、その畝の表面に生じている小さな土の塊
を有効につぶすことができ、また、畝の土が湿気を帯び
て柔らかいときは、その畝の表面を軽く押さえることが
できるので、上述したようにタバコ苗を深く植える場合
において、植え付け後の植付穴の崩れを有効に防ぐこと
ができるのである。
【0033】又、本発明の移植機は実施例で示したよう
に歩行タイプである他、トラクタに搭載する乗用タイプ
であってもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明に係る移植機によれば、植付器に
より大きな植付穴を畝にあけることができて、しかも、
上方から供給された苗は苗ガイドに受入れて、該苗ガイ
ド内から植付器内の下端に向かって案内することができ
るので、タバコ苗用植付器のように大形の植付器であっ
ても、苗の植付器内での姿勢を良好にでき、良好な姿勢
で植付穴に植付けることができるのである。
【0035】この発明にあっては、植付器内に設けた苗
ガイドが、植付器及び植付器を開放動作させる開放動作
機構以外の部材に支持されているから、植付器が横方向
に開放して苗を植付穴に植付ける場合に、苗ガイドが植
付器とともに開放されず、該苗ガイドにより苗の葉部分
の広がりを拘束することができる。従って、苗を植付け
るときに、植付穴の一部が植付器により崩れた場合で
も、苗の葉部分が埋没するのを有効に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移植機の植付器部分の縦断面図で
ある。
【図2】本発明に係る移植機の植付器の分解斜視図であ
る。
【図3】本発明に係る移植機の全体の側面図である。
【図4】本発明に係る移植機の全体の平面図である。
【図5】本発明に係る移植機の植付器により植え付けし
ている植え付け過程の説明図である。
【図6】本発明に係る移植機の植付部の動力伝達系を示
す説明図である。
【図7】本発明に係る移植機の植付部の動力伝達系を示
す説明図である。
【図8】本発明に係る移植機の植付部の動力伝達系を示
す説明図である。
【図9】本発明に係る移植機の別の実施形態を示す全体
の側面図である。
【符号の説明】
30 植付器 31,32 植付器本体 33,34 本体取付片 35 苗ガイド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦に半割状に分けられ、横方向に開放可
    能とされたカップ状の植付器を装備してなる移植機にお
    いて、前記植付器内に、前記植付器の上方から供給され
    た苗を受入れて植付器の下端に向かって案内する苗ガイ
    ドを設けていることを特徴とする移植機。
  2. 【請求項2】 前記苗ガイドは、前記植付器及び該植付
    器を開放動作させる開放動作機構以外の部材に支持され
    ている請求項1記載の移植機。
JP9050748A 1997-03-05 1997-03-05 移植機 Withdrawn JPH10248320A (ja)

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