JPH10243918A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JPH10243918A
JPH10243918A JP9051548A JP5154897A JPH10243918A JP H10243918 A JPH10243918 A JP H10243918A JP 9051548 A JP9051548 A JP 9051548A JP 5154897 A JP5154897 A JP 5154897A JP H10243918 A JPH10243918 A JP H10243918A
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Shigeru Nakajima
中島  茂
Hisao Yabe
久雄 矢部
Tsuguo Okazaki
次生 岡▲崎▼
Hideo Ito
秀雄 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、内視鏡本体内に設ける複数のチャン
ネルの管路構造をシンプルにすると共に、複数のチャン
ネルを連結する接続手段を着脱自在な鉗子栓に設けるこ
とによりそれが汚れたときには鉗子栓を交換し、それら
を容易に洗滌や消毒することができる内視鏡を提供する
ことにある。 【解決手段】本発明は、挿入部先端に形成された開口部
を有した少なくとも2つ以上の鉗子チャンネル11,1
2と、手元側操作部2に設けられ、前記鉗子チャンネル
11,12にそれぞれ連結された少なくとも2つ以上の
挿入口16,17とを有し、前記挿入口16,17に着
脱自在に設けられた鉗子栓25に前記チャンネルを連通
する連通路45を形成した内視鏡1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2つ以上のチャンネ
ルを有した内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から複数の鉗子チャンネルを設け、
それぞれの鉗子チャンネルを吸引チャンネルとして使用
する内視鏡が知られている。この種の内視鏡は各鉗子チ
ャンネルの挿入口部が操作部付近で開口するとともに、
鉗子チャンネルの中途部位に吸引チューブを接続して鉗
子チャンネルを吸引チャンネルとして使用するようにな
っている。この場合、複数の鉗子チャンネルにそれぞれ
に分岐した吸引チューブを接続するようにすると、複数
の吸引チューブとこれらに接続する吸引装置をそれぞれ
設けなければならず、管路構成が複雑になると共に、内
視鏡本体が大きくなってしまい、内視鏡の操作性を阻害
することになってしまう。
【0003】そこで、内視鏡の小型化、及び管路構成の
単純化の観点から、特公平1−42206号公報の内視
鏡では一つの鉗子チャンネルだけ、その中途部から分岐
した一本の吸引チューブと吸引装置を持たせてこれを吸
引源に接続していた。その結果、各鉗子チャンネルの挿
入口部には口部間を連通する接続体とその連通を開閉す
る弁体を組み込む切換え装置を設け、操作体によって使
い方に応じた鉗子チャンネルの切り換えを行うようして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の如く、吸引装置
に接続される吸引チューブが一つの鉗子チャンネルのみ
に分岐して設けるようにすると、他方の鉗子チャンネル
を通じての吸引を行うためにはその他方の鉗子チャンネ
ルに吸引装置を選択的に接続する必要がある。このた
め、特公平1−42206号公報のものでは複数の鉗子
チャンネルを相互に連結するための選択的な接続装置と
その切換え機構を内視鏡本体内に設けるようにしてい
た。
【0005】しかし、これらの接続装置と切換え機構は
その構造がかなり複雑になり、コスト高であり、また、
その接続口部付近の汚れの洗浄に多大な手間がかかると
いう欠点を有していた。
【0006】本発明は、前記課題に着目してなされたも
のであり、その目的とするところは、内視鏡本体内に設
ける複数のチャンネルの管路構造をシンプルにすると共
に、複数のチャンネルを連結する接続手段を着脱自在な
鉗子栓に設けることによりそれが汚れたときには鉗子栓
を交換し、それらを容易に洗滌や消毒することができ、
さらに内視鏡本体自体を安価なものとすることができる
内視鏡を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、挿入部先端に
形成された開口部を有した少なくとも2つ以上のチャン
ネルと、手元側操作部に設けられ、前記チャンネルにそ
れぞれ連結された少なくとも2つ以上の挿入口とを有
し、前記挿入口に着脱自在に設けられた鉗子栓に前記チ
ャンネルを連通する連通路を形成した内視鏡である。複
数のチャンネルを連結する接続手段を着脱自在な鉗子栓
に設けることによりそれが汚れたときなどにはその鉗子
栓を交換し、チャンネルの挿入口等を容易に洗滌や消毒
をすることが可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】
[第1の実施形態]図1を参照して、本発明の第1の実
施形態に係る内視鏡を説明する。 (構成)内視鏡1は手元側操作部2に挿入部3とユニバ
ーサルコード4を連結して内視鏡本体を構成して成る。
挿入部3は基端側から順に可撓管、湾曲部及び先端部を
連結して成る長尺なものであり、この挿入部3は生体内
に挿入する部分となっている。湾曲部は操作部2におい
てのアングルノブを操作することにより湾曲させられ、
先端部の向きを変えるものである。ユニバーサルコード
4は可撓性チューブから形成され、この延出先端には内
視鏡用光源装置に接続するコネクタ5が設けられてい
る。コネクタ5にはライトガイド管6が設けられ、この
ライトガイド管6にはライトガイドの一端部分が内装さ
れている。ライトガイドの他端側は内視鏡本体内を通じ
て挿入部3の先端に設けられた照明レンズまで導かれて
いる。挿入部3の先端には観察用対物レンズ系が組み込
まれている。観察用対物レンズ系は内視鏡本体内に配設
されたイメージガイドを介して操作部2に設けられた接
眼部7に接続されている。内視鏡本体内には送気チャン
ネルと送水チャンネルが組み込まれ、送気チャンネルと
送水チャンネルの先端は挿入部3の先端に設けられたノ
ズルにまとめて接続されている。さらに送気チャンネル
と送水チャンネルはユニバーサルコード4のコネクタ5
まで導かれ、それぞれ対応する送気源と送水源に個別的
に接続されている。送気チャンネルと送水チャンネルの
途中には送気送水切換え用制御弁が介挿され、送気送水
釦8によりその送気送水切換え用制御弁を操作し、送
気、送水、休止の各動作状態を切り換えるようになって
いる。
【0009】さらに、内視鏡1の内視鏡本体内には複数
の吸引用チャンネルを兼ねた鉗子チャンネルが配設され
ている。ここでは2本の鉗子チャンネル11,12が手
元側操作部2の途中部分から挿入部3の先端にわたって
平行に並んで上下に配置されている。各鉗子チャンネル
11,12の先端は挿入部3の先端において開口し、そ
の開口部13,14はそれぞれの鉗子口を形成してい
る。
【0010】鉗子チャンネル11,12の基端はそれぞ
れ手元側操作部2のグリップ部15よりも先端側に位置
して互いに隣接して設けられた2つの挿入口(鉗子挿入
口)16,17に対して個別的に接続されている。ここ
で一方の鉗子チャンネル11を第1の鉗子チャンネル1
1と称し、他方の鉗子チャンネル12を第2の鉗子チャ
ンネル12とも称することにする。
【0011】第2の鉗子チャンネル12は第1の鉗子チ
ャンネル11の下側に位置するが、この第2の鉗子チャ
ンネル12の途中には吸引用チューブ18が分岐するよ
うに接続されている。この分岐部は手元側操作部2内に
位置する。吸引用チューブ18の他端側は操作部2から
ユニバーサルコード4内を通じてコネクタ5に導かれ、
そのコネクタ5に設けられた接続口19に接続されてい
る。接続口19には吸引源21に接続される吸引用接続
チューブ22の先端が接続されている。そして、これら
によって、吸引源21により接続チューブ22及び吸引
用チューブ18を通じて第2の鉗子チャンネル12内を
吸引する吸引手段を構成している。
【0012】さらに、手元側操作部2内において、吸引
用チューブ18の途中には吸引制御弁23が設けられ、
吸引釦24によりその吸引制御弁23を操作し、吸引用
チューブ18の開通、遮断して吸引の動作と休止を選択
するようになっている。
【0013】第1の鉗子チャンネル11の挿入口16と
第2の鉗子チャンネル12の挿入口17は比較的近接し
て並べて配置されており、この第1の挿入口16と第2
の挿入口17の両部分にはゴム等の弾性材料で成形され
て一体に作られた鉗子栓25が着脱自在に装着されてい
る。
【0014】各挿入口16,17の開口端縁外周にはそ
れぞれ周回溝26,27が形成され、この各周回溝2
6,27を利用して、鉗子栓25の後述する2つの鉗子
栓部28,29がそれぞれ係止される。そして、鉗子栓
部28,29はそれに対応する挿入口16,17の外端
の取付け端縁部16a,17aに対して着脱自在に装着
されるようになっている。
【0015】つまり、鉗子栓25には第1の鉗子チャン
ネル11の挿入口16に被嵌する第1の鉗子栓部28
と、第2の鉗子チャンネル12の第2の挿入口17に被
嵌する第2の鉗子栓部29を有し、これら第1の鉗子栓
部28と第2の鉗子栓部29は連結部30を介して連結
することにより一体に作られている。
【0016】第1の鉗子栓部28と第2の鉗子栓部29
はいずれも筒状に形成されており、第1の鉗子栓部28
の外端部位には第1の弁体31が形成され、第2の鉗子
栓部29の外端部位には第2の弁体32が形成されてい
る。第1の弁体31と第2の鉗子栓部29はこれらを通
じて挿入する処置具のシースの外周を密に通せる大きさ
の孔に形成されている。
【0017】さらに、鉗子栓25には第1の鉗子栓部2
8の外端に密に被嵌する第1の鉗子栓キャップ部36
と、第2の鉗子栓部29の外端に密に被嵌する第2の鉗
子栓キャップ部37が設けられている。第1の鉗子栓キ
ャップ部36には処置具のシースを密に挿通できる第1
のスリット38が形成され、第2の鉗子栓キャップ部3
7には同じく処置具のシースを密に挿通できる第2のス
リット39が形成されている。そして、第1のスリット
38と第2のスリット39は細い処置具を用いるときに
使い、第1の弁体31と第2の弁体32は比較的太い処
置具を用いるときに用いる。また、第1の弁体31と第
2の弁体32を使用する場合には比較的太い処置具を通
すため、第1の鉗子栓キャップ部35や第2の鉗子栓キ
ャップ部36を外して使用しても逆止機能を持たせるこ
とができる。
【0018】このように第1の鉗子栓部28は内視鏡使
用時において第1の鉗子チャンネル11からの空気や体
液や汚物等の逆流を防止する逆止弁を兼ねるものであ
り、同じく第2の鉗子栓部29は第2の鉗子チャンネル
12からの汚物等の逆流を防止する逆止弁を兼ねるもの
である。
【0019】また、各鉗子栓キャップ部36,37はそ
れぞれ接続片41,42を介して対応する鉗子栓部2
8,29の部分に接続され、鉗子栓25として一体に作
られている。
【0020】さらに、鉗子栓25において、第1の鉗子
栓部28と第2の鉗子栓部29の内部はその両鉗子栓部
28,29を連結する連結部30内に形成した孔より成
る連通路45によって連通されている。そうすることに
より第1の鉗子チャンネル11と第2の鉗子チャンネル
12が連通するようになっている。
【0021】(作用)第1の鉗子チャンネル11と第2
の鉗子チャンネル12には鉗子栓25の鉗子栓部28,
29を通じて必要とする処置具を挿入して使用すること
ができる。また、第1の鉗子チャンネル11と第2の鉗
子チャンネル12が連通路45を通じて連通しているた
めに、第2の鉗子チャンネル12の上流側に設けられた
吸引源21により吸引作用を加えれば、第2の鉗子チャ
ンネル12のみならず、第1の鉗子チャンネル11にも
吸引作用を加えることができ、両方の鉗子チャンネル1
1,12を用いて大量の吸引を行うことができる。吸引
釦24によりその吸引制御弁23を操作し、吸引用チュ
ーブ18の開通、遮断して吸引の動作と休止を選択す
る。
【0022】使用により鉗子栓25の部分も汚れるが、
鉗子栓25を取り外して、この鉗子栓25や鉗子チャン
ネル11,12の洗滌を行う。鉗子チャンネル11,1
2側の部分には連通路等を設けていないので、それの洗
滌が容易であり、もちろん、鉗子栓25についても取り
外せるので、その鉗子栓25の洗滌も容易である。ま
た、鉗子栓25については洗滌をすることなく廃棄し、
新しい鉗子栓25と交換するようにしてもよい。
【0023】(効果)第1の鉗子チャンネル11と第2
の鉗子チャンネル12を連通する連通路45を内視鏡本
体とは別体の鉗子栓25の中に設けることができるの
で、その内視鏡本体がシンプルに構成することができ
る。また、鉗子栓25そのものが一般的にはゴム部材で
作ることがきるので、安価に作れ、経済的である。内視
鏡本体側の洗滌性が向上し、さらに鉗子栓25が汚れた
ときはこれを簡単に取り替えることができるため、清潔
で感染等による不慮の事故も未然に防ぐことができる。
【0024】[第2の実施形態]図2を参照して、本発
明の第2の実施形態に係る内視鏡を説明する。 (構成)この第2の実施形態は前述した第1の実施形態
に係る内視鏡1を使用してポリープを回収する際、ポリ
ープ回収具50を用いる例である。このポリープ回収具
50は鉗子栓25における少なくとも一方の鉗子栓部2
8,29に接続して使用されるものであり、次のような
構成になっている。
【0025】ポリープ回収具50はポリープ回収室51
を有したポリープ回収具本体52を備えて成る。ポリー
プ回収具本体52の先端側には比較的細い筒状の鉗子栓
取付け部53が接続され、この鉗子栓取付け部53は前
述した内視鏡1の鉗子栓25における鉗子栓部28また
は29に差し込まれるようになっている。ポリープ回収
具本体52の基端側には仕切り壁54を介して吸引チュ
ーブ取付け部55が接続されている。仕切り壁54はポ
リープ回収室51を吸引チューブ取付け部55側から仕
切る。また、仕切り壁54にはポリープ回収室51を吸
引チューブ取付け部55に連通する複数の通気用孔56
が形成されている。吸引チューブ取付け部55には吸引
チューブ57が接続され、この吸引チューブ57には吸
引源58に接続されている。そして、吸引チューブ57
を通じて吸引源58によりポリープ回収具50のポリー
プ回収室51を吸引するようになっている。また、ポリ
ープ回収具本体52の後端外周には切込み59が形成さ
れており、その切込み59に沿ってポリープ回収具本体
52を切り、仕切り壁54を含む吸引チューブ取付け部
55側部分を切り離せるようになっている。
【0026】(作用)内視鏡1を使用して生体組織、例
えばポリープ60を回収する際にはそのポリープ回収具
50の鉗子栓取付け部53を、鉗子栓25の一方の鉗子
栓部28または29に差し込み、スリット38,39及
び弁体31,32にわたり貫通させることにより、対応
した鉗子チャンネル11,12に連通させる。そして、
吸引源58により吸引を加えることによりその鉗子チャ
ンネル11,12を通じて採取したポリープ60を吸引
し、ポリープ回収室51内にポリープ60を取り込む。
ポリープ回収室51内に取り込まれたポリープ60は仕
切り壁54により止められ、ポリープ回収室51内に留
保される。
【0027】この後、ポリープ回収具50を引き抜く。
採取したポリープ60を取り出す場合には切込み59に
沿ってポリープ回収具本体52を切断し、ポリープ回収
室51内を開き、ポリープ60を取り出せる。ポリープ
回収具本体52をそのまま容器として使用できる。
【0028】(効果)このポリープ回収具50を用いれ
ば、内視鏡1の挿入口16,17のところで、ポリープ
60を回収ができる。つまり、ユニバーサルコード4を
除く、内視鏡1の挿入部3の長さの管路のみを通じてポ
リープ60を回収するため、ポリープ60の回収が確実
に行える。また、ポリープ60の回収が確実なため、採
取箇所と、回収したポリープ60との対応が確実にでき
る。さらに、ポリープ60が通過する経路の長さが減る
(ユニバーサルコード4内を通らない)ので、回収する
ポリープ60の座滅が減る。
【0029】[第3の実施形態]図3及び図4を参照し
て、本発明の第3の実施形態に係る内視鏡を説明する。 (構成)この第3の実施形態は鉗子栓25の他の変形例
である。ここでの鉗子栓25は第1の鉗子チャンネル1
1の挿入口16に被嵌する第1の鉗子栓部28と、第2
の鉗子チャンネル12の第2の挿入口17に被嵌する第
2の鉗子栓部29とが連結部30を介して連結される
が、この連結部30がその途中で分離可能であり、接続
部65を介して着脱自在に接続されるようになってい
る。接続部65は円周状の凹凸段部が噛み合って気密的
に係合する構造になっている。
【0030】一方、内視鏡1において第1の鉗子チャン
ネル11の挿入口16と第2の鉗子チャンネル12の挿
入口17に近接して手元側操作部2には台部66が設け
られ、この台部66には第1の挿入口16の中心に直角
に対面する第1の当接面67と、第2の挿入口17の中
心に直角に対面する第2の当接面68が形成されてい
る。さらに、各当接面67,68の中央には連結部30
を接続部65で切り離した際、その開口部65a,65
bに嵌まり込ませる突部67a,68aが設けられてい
る。
【0031】鉗子栓25は第1の鉗子栓28と第2の鉗
子栓29が接続された状態で装着される図3(a)の状
態と、連結部30の接続部65で第1の鉗子栓28と第
2の鉗子栓29が切り離して装着される図3(b)の状
態とを選択できる。図3(a)の接続状態では前述した
第1の実施形態や第2の実施形態の場合と同様な関係に
なり、前述したと同様な使用が可能である。図4はその
連通状態で鉗子挿入口16,17に鉗子栓25を取り付
けた場合を示し、接続部65の嵌合部は段付になってい
るため、確実に接続できる。
【0032】両鉗子栓28,29が連通しない図3
(b)の状態ではそれらの開口端がそれぞれ対応する当
接面67,68に当ると共に、それらの開口部65a,
65bにそれぞれ対応する突部67a,68aが嵌合す
る。この結果、それらの開口部65a,65bは閉塞さ
れ、同時に位置決めされる。そして、図3(b)の接続
状態では第1の鉗子栓28と第2の鉗子栓29の連通が
遮断され、吸引は第2の鉗子チャンネル12を通じての
み、行うことができる。
【0033】(効果)前述した第1実施形態と同じよう
な効果が得られ、これに加えて連結部30を介しての、
第1の鉗子栓部28と第2の鉗子栓部29との連通、非
連通が選択的に行える、複数の鉗子チャンネル11,1
2による吸引と1つの鉗子チャンネル12による吸引を
選択的に行えるようになる。鉗子栓部28,29の連
通、非連通の切り替えは複雑な構造を必要とせず、ま
た、鉗子栓25は一般的にはゴム部品で構成できるので
安価である。さらに複数の鉗子栓部28,29が別体な
ので故障した場合、別々に交換できるため、安価であ
る。
【0034】[第4の実施形態]図5を参照して、本発
明の第4の実施形態に係る内視鏡を説明する。 (構成)この第4の実施形態は鉗子栓の他の変形例であ
る。この実施形態に係る鉗子栓70は第1の鉗子栓部7
1と第2の鉗子栓部72から成る。第1の鉗子栓部71
には第1の鉗子口部73が設けられ、第2の鉗子栓部7
2には第2の鉗子口部74が設けられている。第1の鉗
子口部73と第2の鉗子口部74とはチューブ状の連通
部材75により連通させられている。連通部材75は第
2の鉗子栓部72に一体に接続されており、連通部材7
5の延出先端には連結管路取付け部76が形成されてい
る。第1の鉗子栓部71には連結管路取付け部76に接
続する一対の突部77a,77bが設けられている。第
1の鉗子口部73はその一方の突部77aにのみ、その
第1の鉗子口部73に連通した連通孔78を形成してあ
る。連通部材75には第2の鉗子口部74と連通する連
通孔79が形成されている。
【0035】そして、図5(a)で示す如く、連通部材
75の連結管路取付け部76を第1の鉗子栓部71に接
続したとき、第1の鉗子口部73と第2の鉗子口部74
とを連通する。また、図5(b)で示す如く、向きを逆
にして連通部材75の連結管路取付け部76を第1の鉗
子栓部71に接続したとき、第1の鉗子口部73と第2
の鉗子口部74との連通を遮断する。尚、これらの鉗子
栓部71,72はそれぞれの部材が弾性のある材料によ
って一体に成形して作られている。
【0036】(効果)これによれば、前述した第3の実
施形態と同じような効果が得られる。 [第5の実施形態]図6を参照して、本発明の第5の実
施形態に係る内視鏡を説明する。 (構成)この実施形態の内視鏡1は前述した第1の実施
形態の場合の第1の鉗子チャンネル11の挿入口16と
第2の鉗子チャンネル12の第2の挿入口17における
手元操作部側端部に鉗子挿入口ユニット80を着脱自在
に装着した。この鉗子挿入口ユニット80は第1の鉗子
挿入口体81と第2の鉗子挿入口体82が設けられてお
り、第1の鉗子挿入口体81には第1の鉗子栓キャップ
部36が密に被嵌するようになっており、同じく第2の
鉗子挿入口体82には第2の鉗子栓キャップ部37が密
に被嵌するようになっている。そして、鉗子挿入口ユニ
ット80は鉗子栓本体を構成するものであり、鉗子挿入
口体81,82から着脱自在に設けられる鉗子栓の一部
を構成している。
【0037】第1の鉗子挿入口体81と第2の鉗子挿入
口体82は第1の連通孔83aにより連通させられてい
る。第2の鉗子挿入口体82には切換機構を構成する切
換え部材84が嵌め込まれて回動自在に設けられてい
る。切換え部材84には第2の連通孔83bが形成され
ている。そして、切換え部材84をレバー85により回
転させることにより各連通孔83a,83bの位置合わ
せを行うと、第1の鉗子挿入口体81と第2の鉗子挿入
口体82とを連通し、各連通孔83a,83bの位置を
ずらせば非連通になり、連通と非連通を切り替えること
ができるようになっている。第1の鉗子挿入口体81に
は第1の鉗子栓キャップ部36が密に被嵌するようにな
っており、同じく第2の鉗子挿入口体82には第2の鉗
子栓キャップ部37が密に被嵌するようになっている。
その他は前述した第1の実施形態のものと同様である。
【0038】(効果)この実施形態によれば、洗浄性に
手間のかかる連通孔83a,83bを含む部材を鉗子挿
入口ユニット80ごとはずして交換できるので清潔であ
る。また、鉗子挿入口ユニット80をはずした後の内視
鏡本体はシンプルな管路となるので、洗浄性が向上し、
患者間の感染のない清潔な内視鏡検査ができる。
【0039】[第6の実施形態]図7及び図8を参照し
て、本発明の第6の実施形態に係る内視鏡を説明する。 (構成)この実施形態は第1の実施形態での鉗子栓25
における第1の鉗子栓部28の開口部に別の連通用栓9
0を装着するようにしたものである。連通用栓90は略
筒状部材から成り、その外周には第1の鉗子栓部28の
開口部内周に形成した周回溝91に嵌合する突部92が
形成されている。そして、連通用栓90は第1の鉗子栓
部28の開口部に着脱自在に嵌合して装着されるように
なっている。連通用栓90の内孔部分には第1の実施形
態での弁体に相当する第1の弁体93が形成されてい
る。さらに連通用栓90の開口外端部内には第1の実施
形態でのものと同じく第1の鉗子栓キャップ部36が着
脱自在に嵌め込める構造になっている。また、図8で示
す如く、第1の鉗子栓部28、第2の鉗子栓部29、第
1の鉗子栓キャップ部36、第2の鉗子栓キャップ部3
7、及び連通用栓90は連結部材96によって連結され
ている。その他は第1の実施形態でのものと同様に構成
されている。
【0040】(作用)そこで、図7で示す如く、鉗子栓
25における第1の鉗子栓部28に連通用栓90を装着
した場合にはその連通用栓90が連通路45を塞ぎ、第
1の鉗子栓部28と第2の鉗子栓部29の連通を遮断す
る。連通用栓90を装着しない場合には連通路45を塞
がないので、第1の鉗子栓部28と第2の鉗子栓部29
は連通する。第1の鉗子栓部28に連通用栓90の代わ
りに第1鉗子栓キャップ部36を装着することができ
る。また、第1鉗子栓キャップ部36は第1の鉗子栓部
28にも連通用栓90にも直接に取り付けることができ
る。
【0041】<効果>この実施形態によれば連通用栓9
0を選択的に着脱することで、複数の鉗子チャンネル1
1,12を連通、非連通させることができるため、構造
が簡単であり、操作性がよい。また、鉗子栓すべての部
分の構造を一体のゴム部材でできるため、取り扱いやす
く、かつ安価である。
【0042】<付記> 1.挿入部先端に形成された開口部を有した少なくとも
2つ以上のチャンネルと、手元側操作部に設けられ、前
記チャンネルにそれぞれ連結された少なくとも2つ以上
の挿入口と、前記挿入口に着脱自在に設けられた鉗子栓
と、前記鉗子栓に形成され、前記チャンネルを連通する
連通路とを具備したことを特徴とする内視鏡。
【0043】2.挿入部先端に開口部を有したチャンネ
ルと、手元側操作部に設けられ、前記チャンネルに連結
された挿入口と、前記挿入口に着脱自在に設けた鉗子栓
を有した内視鏡において、前記鉗子栓に着脱自在で、他
端が吸引源に接続できるポリープ回収具を設けたことを
特徴とする内視鏡。従来は、内視鏡のユニバーサルコー
ドにおけるコネクタ部に接続する吸引チューブと、その
チューブ取付け部との間にポリープ回収具を介在させ、
ポリープの回収を行っていたので、回収されるポリープ
は内視鏡の挿入部・操作部・ユニバーサルコード・コネ
クタの全長にわたる長い吸引管路を通る必要があり、回
収するポリープの座滅が大きい。また、複数の接続部を
通るため、ポリープの回収が確実でなく、また、複数の
ポリープを回収した場合、その識別ができにくくなると
いう使いにくさがあった。前記ポリープ回収具を用いれ
ば、それらの課題を解決できる。
【0044】3.挿入部先端に形成された開口部を有し
た少なくとも2つ以上のチャンネルと、手元側操作部に
設けられ、前記チャンネルにそれぞれ連結された少なく
とも2つ以上の挿入口と、前記挿入口に着脱自在に設け
られた鉗子栓とを具備し、前記鉗子栓がそれぞれの鉗子
挿入口用部分に分割されており、前記鉗子挿入口が連通
・非連通に選択できるように着脱できるようにしたこと
を特徴とする内視鏡。
【0045】従来は連通口を切り替える機構が内視鏡本
体に設けられているため、構造が複雑で、洗浄・消毒に
手間がかかり、また高価であったが、これによればその
課題を解決できる。
【0046】4.挿入部先端に形成された開口部を有し
た少なくとも2つ以上のチャンネルと、手元側操作部に
設けられ、前記チャンネルにそれぞれ連結された少なく
とも2つ以上の挿入口と、この挿入口に着脱自在に設け
られた鉗子挿入口ユニットを有した内視鏡において、前
記挿入口ユニットに前記チャンネルの管路を連通させる
連通孔を設けたことを特徴とする内視鏡。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
視鏡本体内に設ける複数のチャンネルの管路構造をシン
プルにすると共に、複数のチャンネルを連結する接続手
段を着脱自在な鉗子栓に設けることによりそれが汚れた
ときには鉗子栓を交換し、それらを容易に洗滌や消毒す
ることができ、さらに内視鏡本体自体を安価なものとす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る内視鏡の構成説明図。
【図2】第2の実施形態に係る内視鏡に用いるポリープ
回収具の説明図。
【図3】第3の実施形態に係る内視鏡の鉗子栓の説明
図。
【図4】同じく第3の実施形態に係る内視鏡の鉗子栓部
分の断面図。
【図5】第4の実施形態に係る内視鏡の鉗子栓の説明
図。
【図6】第5の実施形態に係る内視鏡の説明図。
【図7】第6の実施形態に係る内視鏡の鉗子栓部分の断
面図。
【図8】同じく第6の実施形態に係る内視鏡の鉗子栓の
展開図。
【符号の説明】
1…内視鏡、2…手元側操作部、3…挿入部、4…ユニ
バーサルコード、11,12…鉗子チャンネル、13,
14…開口部、16,17…挿入口、18…吸引用チュ
ーブ、25…鉗子栓、28,29…鉗子栓部、30…連
結部、45…連通路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 秀雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入部先端に形成された開口部を有した
    少なくとも2つ以上のチャンネルと、手元側操作部に設
    けられ、前記チャンネルにそれぞれ連結された少なくと
    も2つ以上の挿入口と、前記挿入口に着脱自在に設けら
    れた鉗子栓と、前記鉗子栓に形成され、前記チャンネル
    を連通する連通路とを具備したことを特徴とする内視
    鏡。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103462651A (zh) * 2013-09-30 2013-12-25 闵寒 一种胃肠镜摘除息肉收集器

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CN103462651A (zh) * 2013-09-30 2013-12-25 闵寒 一种胃肠镜摘除息肉收集器

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