JP3473374B2 - 内視鏡の吸引装置 - Google Patents

内視鏡の吸引装置

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JP3473374B2
JP3473374B2 JP03538498A JP3538498A JP3473374B2 JP 3473374 B2 JP3473374 B2 JP 3473374B2 JP 03538498 A JP03538498 A JP 03538498A JP 3538498 A JP3538498 A JP 3538498A JP 3473374 B2 JP3473374 B2 JP 3473374B2
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俊積 田中
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富士写真光機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡に設けら
れ、体液等の吸引を行うための内視鏡の吸引装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】医療用等として用いられる内視鏡は、術
者が把持して操作する本体操作部を有し、この本体操作
部には体腔内への挿入部が連設されると共に、光源装置
等に接続されるユニバーサルコードが引き出されてい
る。内視鏡による体内の観察視野を良好にする等のため
に体液等の体内汚物を除去する必要がある。このため
に、内視鏡には吸引装置を備えている。
【0003】内視鏡の吸引装置としては、内視鏡の内部
に設けた吸引経路と、この内視鏡のユニバーサルコード
に接続される吸引源ユニットとから構成される。吸引源
ユニットは、吸引タンク及び吸引ポンプを備え、この吸
引ポンプからの配管がユニバーサルコードのコネクタを
介して内視鏡の内部の吸引通路に着脱可能に接続できる
構成とするのが一般的である。また、内視鏡を使用して
いる間は、吸引源を構成する吸引ポンプを常時作動させ
ておき、吸引を行わない時には吸引源を大気と連通させ
ることによって、吸引ポンプを実質的に無負荷状態とす
る。体液等の体内汚物を吸引する際には吸引源側の大気
との連通を遮断して吸引通路と接続するが、このために
吸引バルブが設けられる。この吸引バルブは、通常、本
体操作部に設けられ、術者等が本体操作部を把持して操
作を行う際に、この本体操作部を把持する手の指で操作
できるようになっている。
【0004】体内汚物の吸引を行うには、ある程度広い
通路が必要であり、また内視鏡検査において吸引は、例
えば観察窓の洗浄等と比較して、それ程頻繁に行われる
ものではないことから、挿入部の細径化を図るために、
専用の吸引通路を挿入部内まで設けるのではなく、挿入
部内では鉗子その他の処置具を挿通するための処置具挿
通チャンネルと共用される。従って、処置具挿通チャン
ネルは本体操作部で2つに分岐させ、一方の通路は本体
操作部に設けた処置具導入部に接続し、また他方の通路
を吸引バルブを介して吸引通路に接離可能に接続する構
成とするのが一般的である。そして、処置具導入部には
この吸引経路が大気に開放されないようにするために栓
部材が着脱可能に装着される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、吸引通路を
処置具挿通チャンネルと共用させた場合には、吸引操作
に大きな制約が加わる。例えば、処置具挿通チャンネル
内に処置具が挿通されている状態では実質的に吸引を行
えない場合がある。即ち、処置具を挿通する際には、処
置具導入部に設けた栓部材が少なくとも一部分は開放さ
れ、また処置具の外径が大きく、処置具挿通チャンネル
の内径との差が僅かなものであれば、吸引通路として利
用できるスペースは限られるから、負圧吸引力を処置具
挿通チャンネルの先端部分にまで及ぼすことはできない
ことになる。従って、吸引を行う際には処置具を取り出
さなければならず、処置を行っている間に吸引のために
その処置を中断するのは、処置のための時間が長くなる
等、患者及び術者に対する負担が大きくなる。
【0006】また、内視鏡検査と共に超音波による観測
もできるようにするために、処置具挿通チャンネル内に
挿通可能な超音波プローブを用いるように構成したもの
が実用化されている。しかも、超音波プローブにおい
て、可撓性コードの先端に大径の超音波走査部を設け
て、この超音波走査部の内部に大型の超音波振動子を装
着して、この超音波振動子を回転方向に駆動することに
よって、ラジアル超音波走査を行う構成としたものも用
いられるようになってきている。このように大径の超音
波走査部を備えた超音波プローブは、内視鏡の挿入部を
体腔内に挿入する前の段階で、予め処置具挿通チャンネ
ル内に組み込むようになし、超音波走査部は挿入部の先
端から突出させておく。挿入部は体腔内の挿入経路に沿
って任意の方向に曲がるようになっているので、超音波
走査部には可撓性コードが接続されることになる。この
ために、超音波走査部は処置具挿通チャンネルの先端開
口部に固定的に保持するようにする必要があり、従って
処置具挿通チャンネルの先端部分が閉塞状態になる。こ
の場合には、処置具挿通チャンネルは吸引経路等として
全く使用できないことになる。
【0007】一方、体腔内で超音波走査を行う際には、
超音波走査部を超音波伝達媒体、例えば脱気水内で超音
波の送受信を行わなければならない。超音波検査を行う
部位によっては、体内汚物を除去した上で、大量の脱気
水を体内に供給する必要もあるが、処置具挿通チャンネ
ルが閉塞状態となっていると、体内汚物の吸引及び脱気
水の供給の操作が不可能になってしまう。従って、内視
鏡に予め超音波プローブを組み込む場合には、少なくと
も2つの処置具挿通チャンネルを有する内視鏡を用いな
ければならず、単一の処置具挿通チャンネルを設けた内
視鏡にはこのタイプの超音波プローブを用いることがで
きないという問題点もある。
【0008】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、内視鏡外吸引通路を
設けて、この内視鏡外吸引通路における吸引操作をより
円滑に行えるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、挿入部に沿って延在させた内視鏡外
吸引通路と、バルブ装着部に着脱可能に設けられ、吸引
源を大気に連通させる非作動状態と、この内視鏡外吸引
通路に接続する吸引作動状態とに切り換え可能な第2の
吸引バルブとを備える構成としたことをその特徴とする
ものである。
【0010】ここで、内視鏡外吸引通路は第2の吸引バ
ルブに固定的に連結する構成としても良いが、洗浄性等
の観点から、また吸引通路のみを使い捨てにする場合等
の便宜のために、第2の吸引バルブに着脱可能に接続す
る構成とするのが好ましい。また、内視鏡外吸引通路の
途中に通路分岐部を設けることもできる。そして、この
通路分岐部には、処置具の導入部を形成すると共に、こ
の導入部を密閉するための栓部材を着脱可能に設ける構
成とすると、内視鏡外吸引通路を吸引以外に、例えば処
置具挿通路として、また脱気水等の供給経路としても利
用できる。さらに、内視鏡外吸引通路の先端は内視鏡の
挿入部の先端にまで延在させるが、この先端部は挿入部
の外周面に着脱可能に固定するように構成するのが好ま
しい。また、第2の吸引バルブは少なくとも前述した非
作動状態と吸引作動状態とに切り換えるが、吸引作動状
態では、内視鏡外吸引通路だけを作動させるように構成
しても良いが、内視鏡内吸引経路も作動させるように構
成することも可能である。この場合において、内視鏡内
吸引経路は内視鏡外吸引通路と同時に作動するように構
成するか、内視鏡外吸引通路と、内視鏡内吸引経路とが
選択的に作動するように構成することもできる。
【0011】ここで、内視鏡内吸引通路を作動させるた
めに専用の吸引バルブは必ずしも設ける必要はなく、従
って第2の発明としては、内視鏡の挿入部内に設けら
れ、先端がこの挿入部の先端部に開口する内視鏡内吸引
経路及び挿入部の外面に沿って延在させた内視鏡外吸引
通路からなる吸引通路と、本体操作部に設けられ、吸引
源からの通路が接続されたバルブ装着部と、このバルブ
装着部に装着した吸引バルブとからなり、吸引源からの
通路と内視鏡内吸引通路とはバルブ装着部を介して吸引
バルブと接続され、また内視鏡外吸引通路は吸引バルブ
に直接接続されるようになし、この吸引バルブの操作に
より吸引通路を選択的または同時に吸引源と接続する吸
引作動状態と、吸引源を大気に連通させる非作動状態と
に切り換え可能な構成としたことをその特徴とするもの
である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。ここで、以下の説
明においては、内視鏡外吸引通路としては、内視鏡内吸
引経路として機能する処置具挿通チャンネルに超音波プ
ローブを挿通する構成とした場合に、この処置具挿通チ
ャンネルに代えて用いられる吸引通路として機能させる
ようにしたものとしたが、本発明の用途はこれに限定さ
れるものではないことは言うまでもない。また、内視鏡
の種類としては、挿入部が軟性となった軟性鏡だけでな
く、挿入部が硬性パイプ状に形成されている硬性鏡とし
ても構成できる。そして、軟性鏡の場合には後述する吸
引チューブは可撓性を有するものとするが、硬性鏡の場
合には吸引チューブに可撓性を持たせる必要はない。
【0013】而して、図1に超音波プローブを装着した
内視鏡の概略構成を示す。図中において、1は内視鏡で
あって、この内視鏡1は、術者等が把持して操作を行う
本体操作部2を有し、この本体操作部2には体腔内に挿
入される挿入部3が連設されている。挿入部2における
大部分の長さは体腔内の挿入経路に沿って任意の方向に
曲がるようになった軟性鏡を構成している。本体操作部
2からは、またユニバーサルコード4が引き出されてい
る。このユニバーサルコード4は、内部に少なくともラ
イトガイドを挿通させたものであって、その先端部は図
示しない光源装置に着脱可能に接続されるコネクタ部と
なっている。
【0014】本体操作部2には処置具導入部5が設けら
れており、この処置具導入部5には挿入部3内に形成し
た処置具挿通チャンネル6が接続されている。図2に示
したように、処置具挿通チャンネル6は挿入部3の先端
部に開口しており、また処置具挿通チャンネル6の処置
具導入部5への接続部近傍は通路分岐部となって、吸引
通路7が接続されている。吸引通路7は本体操作部2か
らユニバーサルコード4内に延在されており、このユニ
バーサルコード4の先端に臨み、この吸引通路7には吸
引源ユニット8に接続されている。吸引源ユニット8は
吸引ポンプ8aと吸引タンク8bとから構成され、吸引
ポンプ8aを作動させると、処置具挿通チャンネル6か
ら吸引通路7を介して吸引タンク8b内に体液等の体内
汚物が吸引除去される。従って、吸引通路7から処置具
挿通チャンネル6にかけては、内視鏡1の内部に形成さ
れている吸引経路、即ち内視鏡内吸引経路を構成する。
【0015】図3に吸引機構の構成を示す。図中におい
て、9は通路形成体であって、この通路形成体9は本体
操作部2に装着されており、この通路形成体9には第
1,第2のポート9a,9bが設けられている。吸引通
路7はこの通路形成体9により吸引源側通路7aとチャ
ンネル側通路7bとに分離されて、それぞれ通路形成体
9の第1,第2のポート9a,9bに接続されている。
そして、通路形成体9には本体操作部2の上面に開口し
ており、この開口部の部位がバルブ装着部として機能
し、それに吸引バルブ10が着脱可能に装着されてい
る。吸引バルブ10はバルブ本体11を有し、このバル
ブ本体11はバルブケーシング12内に摺動可能にガイ
ドされている。バルブケーシング12は、通路形成体9
の開口端近傍の内面に螺挿することにより固定される連
結部12aと、この連結部12aに螺挿された本体部1
2bとから構成される。そして、バルブ本体11はバル
ブケーシング12から突出しており、その先端部には本
体操作部2の上面から突出する操作ボタン13が連結さ
れている。
【0016】バルブ本体11には、一端側から軸線方向
に延在させた通路14a及び周胴部に形成した1または
複数の透孔14bからなる連通路14が設けられてお
り、この連通路14は、バルブ本体11の位置の如何に
拘らず常に第1のポート9aと連通している。そして、
操作ボタン13を操作することによって、この第1のポ
ート9aは大気と連通する状態と、第2のポート9bに
接続した状態とに切り換わるようになっている。常時に
おいては、バルブ本体11にはばね15が付勢されてお
り、このばね15の付勢力によって、バルブ本体11は
図3に示した位置に保持され、この時には連通路14は
バルブ本体11とバルブケーシング12との間に形成し
た大気連通路16及び操作ボタン13とバルブケーシン
グ12との間に形成される隙間を介して大気と連通した
非作動状態となっている。一方、操作ボタン13をばね
15に抗して押し込むと、連通路14は大気との連通が
遮断されて、第2のポート9bと連通する状態に切り換
わり、吸引通路7のチャンネル側通路7bに負圧吸引力
を及ぼすようになり、これが吸引作動状態である。な
お、図中において、17はバルブ本体11の外周面とバ
ルブケーシング12の内周面との間をシールするシール
部材、18a,18bは、連通路14の前後に設けたシ
ール部材である。
【0017】このように、吸引バルブ10の非作動状態
では、吸引通路7の吸引源側通路7aを大気と連通する
から、吸引源ユニット8における吸引ポンプ8aを常時
作動状態に保っていたとしても、この吸引ポンプ8aは
実質的に無負荷状態で作動する。そして、操作ボタン1
3を押し込んで、吸引源側通路7aをチャンネル側通路
7bと連通させると吸引作動状態に切り換わり、吸引通
路7及び処置具挿通チャンネル6からなる吸引経路の全
体が負圧状態になり、体内に位置する流体、例えば体液
その他の体内汚物等を吸引除去できるようになる。
【0018】通路形成体9には、前述した吸引バルブ1
0と交換して、第2の吸引バルブ20が装着できるよう
になっている。この第2の吸引バルブ20は、内視鏡1
に設けた内視鏡内吸引経路としての処置具挿通チャンネ
ル6ではなく、内視鏡1の挿入部3に沿うように設けた
内視鏡外吸引通路を構成する吸引チューブ21から体内
汚物等の吸引を行うために設けられる。従って、これら
吸引バルブ10と吸引チューブ21とにより外付けの吸
引装置が構成され、吸引源ユニット8とは異なる経路で
吸引が行われる。
【0019】而して、第2の吸引バルブ20は図4及び
図5に示した構成となっている。ここで、第2の吸引バ
ルブ20が装着されると、内視鏡内吸引経路を構成する
吸引通路7のうちのチャンネル側通路7b及び処置具挿
通チャンネル6内には負圧吸引力を及ぼすことができな
い状態、即ち通路形成体9に形成された第2のポート9
bは切り換え位置の如何に拘らず常に閉鎖された状態と
なる。
【0020】第2の吸引バルブ20は、通路形成体9に
螺挿・固定される連結部22aと、この連結部22aに
螺挿・固定した本体部22bとからなるバルブケーシン
グ22と、このバルブケーシング22内に摺動可能に設
けたバルブ本体23とを備えている。バルブ本体23に
は、通路形成体9における第1のポート9aを形成した
部位と第2のポート9bとが連通するのを防止するため
のポート遮断部23aが一体に連設されている。また、
バルブケーシング22の本体部22aには上下に2つの
バルブチャンバ24a,24bが形成されており、上側
のバルブチャンバ24aはこのバルブケーシング22と
バルブ本体23との間に形成した大気連通路25を介し
て大気と連通している。また、下側のバルブチャンバ2
4bには、接続パイプ26が接続されており、この接続
パイプ26に吸引チューブ21が着脱可能に接続される
ようになっている。
【0021】バルブ本体23には、その内部に設けた通
路27aと、周胴部に設けた1または複数の透孔27b
とからなる連通路27が設けられており、連通路27側
は常時、第1のポート9aに通じており、また透孔27
b側は、バルブ本体23のバルブケーシング22内での
摺動位置によって、バルブチャンバ24aまたは24b
のいずれかに選択的に連通するようになっている。この
チャンバの切り換えを行うために、バルブ本体23の先
端には操作ボタン28が連結して設けられており、この
操作ボタン28は本体操作部2から突出している。そし
て、常時においては、図4に示したように、操作ボタン
28にはばね29の付勢力により上方に突出する位置に
保持されており、この状態では、連通路27はバルブチ
ャンバ24aを介して大気と連通した非作動状態となっ
ている。一方、手指等で操作ボタン28をばね29に抗
する方向に押し込むと、図5に示したように、連通路2
7がバルブチャンバ24bと連通する状態に切り換わっ
て、接続パイプ26に接続された吸引チューブ21内に
負圧吸引力が作用して吸引作動状態になる。なお、図
中、30はバルブ本体23のポート遮断部23aの外周
面と通路形成体9の内周面との間をシールするシール部
材、31a,31bは連通路27の上下に設けたシール
部材である。
【0022】ここで、内視鏡外吸引通路を構成する吸引
チューブ21は内視鏡1の挿入部3に沿うようにして先
端側に延在させるが、その先端部分は挿入部3の先端部
に固定される。このために、吸引チューブ21の先端に
は粘着テープ等からなる止着テープ32が設けられてお
り、この止着テープ32は挿入部3の先端に着脱可能に
止着するためのものであって、吸引チューブ21の先端
は任意の位置や方向に固定できるようになっている。
【0023】以上のように構成することによって、内視
鏡1を用いて検査や診断を行うに先立って、検査や診断
項目等に基づいて、処置具挿通チャンネル6を含む内視
鏡内吸引経路を用いて吸引を行えるか否か等を判断す
る。そして、内視鏡内吸引経路を用いることができる場
合には、通路形成体9に吸引バルブ10を装着した状態
で挿入部3を患者の体内に挿入して、この挿入部3を所
定の位置にまで導いて、検査なり診断なりを行い、必要
であれば、鉗子等の処置具を処置具挿通チャンネル6内
に挿入して適宜の処置を施す。また、体内汚物等の吸引
が必要であれば、吸引バルブ10の操作ボタン13を操
作することにより体内汚物等を有効に吸引することがで
きる。
【0024】検査や診断の項目によっては、内視鏡内吸
引経路を利用できない場合がある。例えば、図6に示し
たように、内視鏡検査と同時に超音波検査も行えるよう
になし、この超音波検査を、内部に大型の超音波振動子
40を装着した超音波走査部41を可撓性コード42に
連結した超音波プローブ43を用いる場合には、この超
音波プローブ43は挿入部3を体内に挿入する前の段階
で、処置具挿通チャンネル6に挿通させておく。そし
て、超音波走査部41を固定的に保持するために、可撓
性コード42に引っ張り力を作用させて、超音波走査部
41の基端側の面を処置具挿通チャンネル6の先端開口
部分の周囲に当接させるようにする。この場合には、処
置具挿通チャンネル6は他の処置具を挿通できないのは
もとより、流体を供給したり、また吸引したりするため
の通路としても用いることができない。従って、このよ
うな場合に内視鏡外吸引通路を内視鏡1に装着する。
【0025】即ち、通路形成体9から吸引バルブ10を
取り外し、それと交換して第2の吸引バルブ20を装着
する。また、この第2の吸引バルブ20のバルブ本体2
3に設けた接続パイプ26に吸引チューブ21を接続す
ると共に、この吸引チューブ21の先端部を挿入部3の
先端部分に止着テープ32を用いて止着する。このよう
にして第2の吸引バルブ20を組み込んだ内視鏡1は、
その挿入部3を体内に挿入することによって、内視鏡検
査と共に処置具挿通チャンネル6内に挿通させた超音波
プローブ43による超音波検査を行うことができる。こ
の場合には、処置具挿通チャンネル6は超音波プローブ
43を挿通するための専用の通路となる。しかしなが
ら、体内汚物の吸引等の操作は、吸引チューブ21によ
る内視鏡外吸引通路により行われる。
【0026】通路形成体9には、吸引バルブ10に代え
て第2の吸引バルブ20が装着されているが、この第2
の吸引バルブ20は常時には図4の非作動状態となし、
第1のポート9aを大気に開放させる。吸引操作は、操
作ボタン28を押し込むことにより図5の吸引作動状態
となし、吸引チューブ21の内部を吸引通路7の吸引源
側通路7aと連通させることによって、この吸引チュー
ブ21内に負圧吸引力を及ぼして、吸引チューブ21か
ら体内汚物等の吸引を行うことができる。この第2の吸
引バルブ20の操作は、単に吸引される経路が異なるだ
けで、内視鏡内吸引経路の吸引バルブ10と実質的に同
様のものであり、術者等は吸引操作を行う上で何等の違
和感等もなく、円滑な操作が可能となる。
【0027】ところで、超音波プローブ43を内視鏡1
に組み込んで体内で超音波検査を行う際には、超音波走
査部41を超音波伝達媒体として、例えば脱気水等を供
給しなければならない場合がある。本体操作部2には、
吸引バルブに加えて送気送水バルブ44(図1参照)が
設けられており、この送気送水バルブ44の操作により
観察窓に洗浄水を供給できるようになっているから、こ
の経路を用いて超音波伝達媒体を体内に送り込むことは
可能である。ただし、この洗浄水の経路は細く、しかも
先端にはノズルが設けられて観察窓に噴射するようにし
て洗浄水が供給されることから、この経路を超音波伝達
媒体の供給経路として用いるのは適切でない場合も多
い。
【0028】以上のことから、外付けの吸引装置を超音
波伝達媒体の供給経路としても機能させることができ
る。このためには、第2の吸引バルブ20に接続される
吸引チューブとしては図7に示したものを用いる。即
ち、図中において、50は吸引チューブであって、この
吸引チューブ50は2つに分割されており、一方側のチ
ューブ50aは第2の吸引バルブ20の接続パイプ26
に接続された基端側チューブであって、もう一方のチュ
ーブ50bは挿入部3の先端部に止着される先端側チュ
ーブである。これら基端側チューブ50aと先端側チュ
ーブ50bとは、硬質部材からなる通路分岐部材51に
接続される。ここで、通路分岐部材51は、基端側チュ
ーブ50aが接続される第1の接続部51aと、先端側
チューブ50bが接続される第2の接続部51bとを有
し、これら第1,第2の接続部51a,51bの間には
直線的なメイン通路52が設けられている。そして、こ
のメイン通路52からは分岐通路52aが分岐してお
り、この分岐通路52aの分岐方向は、第1の接続部5
1a側から比較的浅い角度で立ち上がるようになる。
【0029】この分岐通路52aの先端部には栓部材5
3が着脱可能に装着されており、この栓部材53を装着
することによって、内視鏡外吸引通路が大気と連通する
のを防止できるようになっている。一方、この栓部材5
3を取り外して、シリンジ54を連結することによっ
て、このシリンジ54から超音波伝達媒体を圧送できる
ようになる。このように、この通路分岐部材51を介在
させることによって、吸引チューブ50は単に吸引通路
のみとして利用されるのではなく、超音波伝達媒体の供
給経路としても利用できる。さらに、吸引チューブ50
の内径をある程度大きくしておけば、この吸引チューブ
50を、例えばカテーテル等の処置具を挿通するための
処置具挿通経路としても利用できる。
【0030】ここで、第2の吸引バルブ20を通路形成
体9に装着した状態では、第2のポート9bは常に閉鎖
状態となってしまうが、図8及び図9に示した構成の第
2の吸引バルブ60を用いれば、第1のポート9aを大
気と連通する状態と、吸引チューブ61及び第2のポー
ト9aに同時に連通する状態とに切り換わるようにな
る。この第2の吸引バルブ60は、連結部材62aと本
体部62bとからなるバルブケーシング62を有し、こ
のバルブケーシング62にはバルブ本体63が摺動可能
に設けられており、また本体部62bには上下にバルブ
チャンバ64a,64bが形成されている点について
は、前述した従来技術のものと同様である。ただし、通
路形成部材9における第1のポート9aに通じる連通路
65としては、バルブ本体63内に設けた通路65a
と、バルブ本体63の摺動によりバルブチャンバ64
a,64bに選択的に連通する第1の透孔65bに加え
て、この第1の透孔65bの下方位置に、第2のポート
9bを第1のポート9aと連通・遮断する第2の透孔6
5cとから構成される。そして、バルブチャンバ64b
には接続パイプ66が接続されており、この接続パイプ
66には吸引チューブ61が接続されている。また、吸
引チューブ61は内視鏡1の挿入部3に沿ってその先端
部にまで延在されている。
【0031】第2の吸引バルブ60には操作ボタン67
が設けられており、この操作ボタン67にはばね68が
作用しており、常時においては、図8に示した非作動状
態となって、第1のポート9aは大気連通路69を介し
て大気と連通しており、操作ボタン67を押し込むと、
図9の吸引作動状態になって、連通路65を構成する第
1の透孔65bがバルブチャンバ64bと連通すると同
時に第2の透孔65cを介して第2のポート9bも連通
路65を介して第1のポート9aと連通することから、
負圧吸引力が処置具挿通チャンネル6及び吸引チューブ
61に同時に作用して、体内汚物の吸引を2つの経路を
介して行えるようになる。
【0032】以上のように2つの経路を介して吸引を行
えるようにすると、吸引通路7のうち、吸引源側通路7
aの通路断面積をチャンネル側通路7b及び吸引チュー
ブ61との合計の流路断面積と同じかそれより大きくす
ることによって、体内汚物の吸引をより効率的に行え
る。また、体内汚物における固形物等で一方の通路が閉
塞されてしまったとしても、他方の通路により吸引が可
能になる。さらに、吸引チューブ61に図7に示した通
路分岐部材を設ければ、処置具挿通チャンネル6と吸引
チューブ61とからなる2つの処置具挿通経路を設ける
こともできる。
【0033】さらに、第2の吸引バルブを図10乃至図
12に示したように構成することもできる。これらの図
に示した第2の吸引バルブ70には吸引チューブ71が
接続されており、またこの吸引バルブ70は、連結部7
2と本体部72bとからなるバルブケーシング72と、
このバルブケーシング72内に摺動可能に設けたバルブ
本体73とを有し、バルブケーシング72の本体部72
bには上下にそれぞれバルブチャンバ64a,64bが
形成されている。以上の点は、第2の実施の形態と同様
であり、また連通路75は通路75aと、第1,第2の
透孔75b,75cとから構成される点も同様である。
【0034】然るに、第1のポート9aは、常時には図
10に示したように大気に連通する非作動状態となり、
操作ボタン7を所定量押し込むと、図11に示したよう
に第1の透孔75bを介してバルブチャンバ64aと連
通する。この結果、吸引チューブ71が負圧になり、こ
の吸引チューブ71で吸引を行う第1の吸引作動状態と
なる。操作ボタン76をさらに押し込むことによって、
図12に示したように、第1のポート9aは連通路75
の第2の透孔75cを介して第2のポート9bに通じ、
処置具挿通チャンネル6から吸引を行う第2の吸引作動
状態とに切り換わることになる。個のときには、第1の
透孔75bとバルブチャンバ64bとの連通は断たれ
る。このために、連通路75を構成する第2の透孔75
cの位置が、前述した第2の実施の形態における第2の
透孔65cの位置よりさらに下方に位置させるように構
成する。
【0035】これにより、第2の吸引バルブ70の操作
で内視鏡外吸引通路と内視鏡内吸引経路とを吸引源ユニ
ット8を構成する吸引ポンプ8aと選択的に接続できる
ようになる。この結果、例えば処置具挿通チャンネル6
内に処置具が挿通されている時には、吸引チューブ71
を介して吸引を行い、また処置具挿通チャンネル6内に
処置具が挿通されていない場合には、この処置具挿通チ
ャンネル6を介して吸引を行うことができる。また、吸
引チューブ71に図7に示した通路分岐部材を設けるよ
うにすると、処置具挿通チャンネル6を介して吸引を行
いながら、カテーテル等の処置具を吸引チューブ71内
に挿通することもできる。さらに、通路分岐部材にシリ
ンジ等を装着して、第2の吸引バルブ70の操作により
吸引チューブ71内に潅流液を供給した後に、処置具挿
通チャンネル6を介して吸引を行うという操作を繰り返
すようにすると、検査を行うべき部位から体内汚物を取
り除いて、内視鏡検査をより正確に行える。そして、超
音波プローブ43が処置具挿通チャンネル6に挿通され
ている時には、超音波伝達媒体を吸引チューブ71から
体内に供給することもできる。
【0036】ここで、操作ボタン76を押し込んだ時
に、内視鏡外吸引通路が形成される状態と、内視鏡内吸
引経路が形成される状態との切り換わりを操作感触によ
り操作者に認識できるようにするために、操作ボタン7
6には、非作動状態に保つためのばね77に加えて第2
のばね78を設けると共に、この第2のばね78により
下方に向けて突出する方向に付勢するリング部材79と
装着することによって、操作反力発生手段を設けるよう
に構成するのが好ましい。これによって、操作ボタン7
6の押し込み操作時において、内視鏡外吸引通路が開い
た状態まではリング部材79は自由状態に保持される結
果、ばね77の付勢力に抗して押し込むだけであるが、
この状態からさらに操作ボタン76を押し込んで内視鏡
内吸引経路を開く時には、リング部材79がバルブケー
シング72の上面と当接して、それ以後は第2のばね7
8も撓められるから、操作反力が増大することになる。
従って、これが操作感触として術者に伝えることがで
き、術者は内視鏡外吸引通路が負圧状態になっている
か、内視鏡内吸引通路が負圧になっているかを判断する
ことができる。
【0037】ここで、前述した図8及び図9の吸引バル
ブ60と、図10乃至図12に示した吸引バルブ70と
は、それらの切り換えによって、内視鏡外吸引通路とし
ての吸引チューブ61,71を吸引源ユニット8を構成
する吸引ポンプ8aと接続できるだけでなく、内視鏡内
吸引通路を構成するチャンネル側通路7bを吸引ポンプ
8aと接続できるようにもなっている。そして、これら
の吸引バルブ60,70において、吸引チューブ61,
71を設けない場合には、それらの接続部に、例えば図
8に示したように、吸引バルブ60の接続パイプ66に
栓部材80を装着しておくことによって、内視鏡内吸引
通路のみを作動させることができるようになる。従っ
て、これらのバルブの構成では、必ずしも内視鏡内吸引
通路用の吸引バルブ10と交換的に使用される第2の吸
引バルブとして構成する必要はなく、吸引バルブ10と
第2の吸引バルブとを兼ねるものとすることができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、内視鏡
において、処置具挿通チャンネルを介する内視鏡内吸引
経路に加えて、内視鏡外吸引通路を設けると共に、バル
ブ装着部にはこの内視鏡外吸引通路の操作を行うための
第2の吸引バルブを装着できるようになっているから、
この内視鏡外吸引通路による吸引操作を行えるようにな
し、しかもこの内視鏡外吸引通路による吸引操作は、内
視鏡内吸引経路により吸引操作を行う際と同じ操作で行
うことができるようになり、その操作性も良好になる等
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】超音波プローブを装着した内視鏡の概略構成図
である。
【図2】内視鏡内吸引経路の構成を示す説明図である。
【図3】内視鏡内吸引経路を作動させるための吸引バル
ブの断面図である。
【図4】内視鏡に超音波プローブを組み込んだ状態を示
す要部外観図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における内視鏡外吸
引通路を作動させるための第2の吸引バルブの断面図で
ある。
【図6】図5とは異なる作動を示す第2の吸引バルブの
断面図である。
【図7】吸引チューブに設けられる通路分岐部材の断面
図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態における内視鏡外吸
引通路を作動させるための第2の吸引バルブの断面図で
ある。
【図9】図8とは異なる作動状態を示す第2の吸引バル
ブの断面図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態における内視鏡外
吸引通路を作動させるための第2の吸引バルブの断面図
である。
【図11】図10とは異なる作動状態を示す第2の吸引
バルブの断面図である。
【図12】図10とはさらに異なる作動状態を示す第2
の吸引バルブの断面図である。
【符号の説明】
1 内視鏡 2 本体操
作部 3 挿入部 5 処置具
導入部 6 処置具挿通チャンネル 7 吸引通
路 7a 吸引源側通路 7b チャ
ンネル側通路 8 吸引源ユニット 9 通路形
成部材 9a 第1のポート 9b 第2
のポート 20,60,73 吸引バルブ 21,50,61,71 吸引チューブ 22,62,72 バルブケーシング 22a,62a,72a 連結部 22b,62b,72b 本体部 23,63,73 バルブ本体 28,67,76 操作ボタン 27,65,75 連通路 27a,6
5a,75a 通路 27b 透孔 32 止着
テープ 51 通路分岐部材 65b,7
5b 第1の透孔 65c,75c 第2の透孔 80 栓部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−126826(JP,A) 特開 平9−220195(JP,A) 特開 平8−280608(JP,A) 特開 平8−19514(JP,A) 特開 昭59−20142(JP,A) 実開 平1−152606(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡の内部に設けられ、先端が挿入部
    の先端部分に開口する内視鏡内吸引経路の途中にバルブ
    装着部を設けて、このバルブ装着部に吸引バルブを装着
    することにより、この内視鏡内吸引経路を吸引源に接続
    する吸引作動状態と、吸引源を大気に連通させる非作動
    状態とに切り換え可能にしたものにおいて、前記挿入部
    に沿って延在させた内視鏡外吸引通路と、前記バルブ装
    着部に前記吸引源を大気に連通させる非作動状態と、大
    気との連通を遮断すると共にこの内視鏡外吸引通路に接
    続する吸引作動状態とに切り換え可能な第2の吸引バル
    ブを着脱可能に装着する構成としたことを特徴とする内
    視鏡の吸引装置。
  2. 【請求項2】 前記内視鏡外吸引通路は前記第2の吸引
    バルブに着脱可能に接続する構成としたことを特徴とす
    る請求項1記載の内視鏡の吸引装置。
  3. 【請求項3】 前記内視鏡外吸引通路の途中には、通路
    分岐部を設け、この通路分岐部に栓部材により密閉可能
    な導入部を設ける構成としたことを特徴とする請求項1
    記載の内視鏡の吸引装置。
  4. 【請求項4】 前記内視鏡外吸引通路の先端は、前記内
    視鏡の挿入部の先端に着脱可能に固定する構成としたこ
    とを特徴とする請求項1記載の内視鏡の吸引装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の吸引バルブの吸引作動状態で
    は、前記内視鏡外吸引通路と共に前記内視鏡内吸引経路
    とが前記吸引源と接続されることを特徴とする請求項1
    記載の内視鏡の吸引装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の吸引バルブは、前記吸引源
    を、大気に連通させる非作動状態と、前記内視鏡内吸引
    経路に通じる第1の吸引作動状態と、前記内視鏡外吸引
    通路に通じる第2の吸引作動状態との3位置に切り換え
    可能な構成としたことを特徴とする請求項1記載の内視
    鏡の吸引装置。
  7. 【請求項7】 内視鏡の挿入部内に設けられ、先端がこ
    の挿入部の先端部に開口する内視鏡内吸引経路及び挿入
    部の外面に沿って延在させた内視鏡外吸引通路からなる
    吸引通路と、本体操作部に設けられ、吸引源からの通路
    が接続されたバルブ装着部と、このバルブ装着部に装着
    した吸引バルブとからなり、前記吸引源からの通路と前
    記内視鏡内吸引通路とが前記バルブ装着部を介して前記
    吸引バルブと接続され、また前記内視鏡外吸引通路は前
    記吸引バルブに直接接続され、この吸引バルブの操作に
    より前記吸引通路と選択的または同時に前記吸引源と接
    続する吸引作動状態と、前記吸引源を大気に連通させる
    非作動状態とに切り換え可能な構成としたことを特徴と
    する内視鏡の吸引装置。
  8. 【請求項8】 前記吸引バルブの吸引作動状態では、前
    記内視鏡外吸引通路及び前記内視鏡内吸引経路が共に前
    記吸引源と接続されることを特徴とする請求項7記載の
    内視鏡の吸引装置。
  9. 【請求項9】 前記吸引バルブは、前記吸引源を、大気
    に連通させる非作動状態と、前記内視鏡内吸引経路に通
    じる第1の吸引作動状態と、前記内視鏡外吸引通路に通
    じる第2の吸引作動状態との3位置に切り換え可能な構
    成としたことを特徴とする請求項7記載の内視鏡の吸引
    装置。
  10. 【請求項10】 前記吸引バルブには前記内視鏡外吸引
    通路を着脱可能に接続するようになし、かつこの内視鏡
    吸引通路の接続部には栓部材が着脱可能に装着される
    構成としたことを特徴とする請求項7記載の内視鏡の吸
    引装置。
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