JP2002078666A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2002078666A
JP2002078666A JP2000269181A JP2000269181A JP2002078666A JP 2002078666 A JP2002078666 A JP 2002078666A JP 2000269181 A JP2000269181 A JP 2000269181A JP 2000269181 A JP2000269181 A JP 2000269181A JP 2002078666 A JP2002078666 A JP 2002078666A
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switch
endoscope
unit
suction
operation unit
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JP2000269181A
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English (en)
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Hideyuki Seto
秀幸 勢登
Takashi Takigawa
岳志 滝川
Yuichi Morisane
祐一 森實
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作部の汎用性を高め、且つ操作性が良好な
操作スイッチを搭載可能な内視鏡を実現する。 【解決手段】 内視鏡の操作部外装部材40には、術者
が操作部の把持部を把持した際に把持した手の人差し指
を用意に取り回すことが可能な位置に、機能部材取付部
として取付孔41を形成する。前記取付孔41には、操
作スイッチとして第1及び第2の画像制御用スイッチを
設けた機能部材の1つであるスイッチユニット、又は操
作スイッチとして吸引スイッチを取り付ける吸引口部が
取り付けられる。また、これら前記スイッチユニットや
前記吸引口部等の機能部材を取り付けない場合には、前
記取付孔41に穴埋め部材が取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、先端側に湾曲自在
な湾曲部を有する細長な挿入部と、前記挿入部の基端側
に連設した操作部と、前記操作部に設け、手指で把持す
る把持部及び前記挿入部の湾曲部を湾曲操作するための
湾曲操作部とを備えた内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、体腔内に細長な挿入部を挿入する
ことにより体腔内を観察したり、必要に応じて、内視鏡
に内蔵された吸引、鉗子チャンネルを使用して各種治
療、処置を行う内視鏡が広く用いられている。また、近
年、観察手段としてCCD等の固体撮像素子を内蔵し、
外部に設置したモニタ画像で観察する電子式内視鏡も用
いられるようになっている。
【0003】このような従来の内視鏡は、細長な挿入部
の基端側に連設された操作部の把持部を例えば中指、薬
指、小指の3本で握り、親指で湾曲操作部を操作するこ
とで、前記挿入部の先端部付近に設けられた湾曲自在な
湾曲部を左右方向に湾曲操作可能な構造となっている。
【0004】また、このような従来の内視鏡は、左右ど
ちらの手で前記把持部を把持していても、電気制御用及
び吸引用のスイッチの操作性を確保できるように構成さ
れている。例えば、特開平8−299255号公報に記
載されている内視鏡は、把持部を把持している手の人差
し指で操作可能な位置に吸引スイッチを配し、この吸引
スイッチの把持部寄りの位置で、内視鏡の挿入部中心軸
に対し左右対称となる位置に電子制御用のスイッチを配
したものが提案されている。
【0005】また、一般に内視鏡は、その適用分野や術
者の所有するシステムの環境等によって付加機能や観察
手段が異なるため、これらのニーズに応じた内視鏡をラ
インアップする必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平8−299
255号公報に記載の内視鏡は、操作性は良いものの、
異なる付加機能を備えた各種内視鏡に対応する汎用性の
ある操作部を有してはいない。このため、ラインアップ
に対応した複数の操作部を設ける必要があり、コストが
かかるといった問題があった。
【0007】この問題を解決するために例えば一般の内
視鏡では、操作部の共通化の目的で接眼部を取り付ける
部位に操作スイッチを設けたり、操作スイッチ取付部の
孔を穴埋め部材で埋めるなどしているが、このような内
視鏡では操作部の把持部を把持した手の指で操作スイッ
チの操作ができないか、又は操作スイッチが最適な位置
に配置されていないなど、必ずしも操作性が良好とは言
い難かった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、操作部の汎用性を高め、且つ操作性が良好な操
作スイッチを搭載可能な内視鏡を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、先端側に湾曲自在な湾曲部を有する細長な挿
入部と、前記挿入部の基端側に連設した操作部と、前記
操作部に設け、手指で把持する把持部及び前記挿入部の
湾曲部を湾曲操作するための湾曲操作部とを備えた内視
鏡において、前記把持部を把持した際に把持した手指に
より操作可能な範囲内の前記操作部上に、複数の異なる
機能を備えた機能部材が選択的に取り付け可能な機能部
材取付部を設け、前記複数の機能部材の少なくとも一つ
は第1の操作スイッチ又は操作スイッチ取付部であり、
前記第1の操作スイッチ又は前記操作スイッチ取付部に
取り付ける第2の操作スイッチは、前記湾曲操作部を操
作する以外の手指で操作可能であることを特徴としてい
る。この構成により、操作部の汎用性を高め、且つ操作
性が良好な操作スイッチを搭載可能な内視鏡を実現す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の1
実施の形態を説明する。図1ないし図11は本発明の1
実施の形態に係り、図1は本発明の1実施の形態の内視
鏡を備えた内視鏡装置の全体構成を示す構成図、図2は
図1の内視鏡の外観構成を示す斜視図、図3は図2の内
視鏡の操作部の外観構成を示す平面図、図4は図3の吸
引スイッチの代わりに第1及び第2の画像制御用スイッ
チを設けた内視鏡の操作部の外観構成を示す平面図、図
5は操作部の把持部を把持して湾曲操作及び吸引操作等
の動作を示す説明図、図6は図5での指の動きを示す説
明図、図7は操作部外装部材に取付孔を形成した際の説
明図であり、図7(a)は操作部付近の断面図、図7
(b)は同図(a)の取付孔の上面図、図8は図7の取
付孔にスイッチユニットを取り付けた際の説明図であ
り、図8(a)は操作部付近の断面図、図8(b)は同
図(a)のスイッチユニットの上面図、図9は図8のス
イッチユニットの構成を説明する構成断面図、図10は
図7の取付孔に吸引口部を取り付けた際の説明図であ
り、図10(a)は操作部付近の断面図、図10(b)
は同図(a)の吸引口部の上面図、図11は図10の吸
引口部に吸引スイッチを取り付けた際の説明断面図、図
12は図7の取付孔に穴埋め部材を取り付けた際の説明
図であり、図12(a)は操作部付近の断面図、図12
(b)は同図(a)の穴埋め部材の上面図である。
【0011】図1に示すように本発明の1実施の形態を
備えた内視鏡装置1は、図示しない撮像手段を備えた内
視鏡2Aと、前記内視鏡2Aに着脱自在に接続され、こ
の内視鏡2Aに照明光を供給する光源装置3と、前記内
視鏡2Aに着脱自在に接続され、前記内視鏡2Aの前記
撮像手段を制御すると共に、この撮像手段から得られた
信号を処理して標準的な映像信号を出力するビデオプロ
セッサ4とから主に構成される。
【0012】また、前記ビデオプロセッサ4には、信号
処理して得られた内視鏡画像を表示するモニタ5と、前
記モニタ5に表示された内視鏡画像をプリントアウトす
るビデオプリンタ6と、前記モニタ5に表示された内視
鏡画像を記録するVTR装置7とが接続されている。更
に、前記内視鏡2Aには、先端部21から挿入部11内
を挿通した後述の吸引チャンネル(図10参照)に連通
するよう吸引装置8がチューブ8aを介して接続されて
おり、前記吸引チャンネルを介して体液等を吸引できる
ようになっている。
【0013】前記内視鏡2Aは、先端にCCD等の撮像
装置(不図示)を内蔵する細長で軟性の挿入部11と、
この挿入部11の基端側に連設され、観察者が把持して
種々の操作を行う操作部12と、この操作部12より延
出したユニバーサルコード13とから構成される電子内
視鏡である。前記ユニバーサルコード13の端部には、
前記光源装置3と着脱自在に接続可能なコネクタ部14
を有し、このコネクタ部14の側部から延出する信号ケ
ーブル15の端部には前記ビデオプロセッサ4と着脱自
在に接続可能な電気コネクタ部16が設けられている。
尚、本実施の形態では、前記挿入部11の先端に撮像装
置を内蔵する内視鏡(電子内視鏡)2を用いて説明する
が、挿通したイメージガイドにより挿入部11先端から
取り込んだ被検体内の光学像を導光して接眼部で観察す
る光学式内視鏡であっても構わない。
【0014】図2及び図3に示すように前記内視鏡2A
の挿入部11は、先端に設けられた先端部21と、この
先端部21の後部に設けられた湾曲自在の湾曲部22
と、この湾曲部22の後部に設けられた長尺で可撓性を
有する軟性部23とが連設されて構成されている。前記
操作部12の挿入部11側には術者が把持する把持部1
2aが設けられ、前記操作部12の側面には前記挿入部
11の湾曲部22を湾曲操作するための湾曲操作部24
が設けられている。この湾曲操作部24は、術者が前記
把持部12aを把持する手30の親指30aで操作し易
い位置に配置されている(図5参照)。
【0015】前記操作部12の長手方向の中心軸25上
には、吸引操作を行うための吸引スイッチ26が設けら
れている。この吸引スイッチ26の側部には、前記吸引
装置8に前記チューブ8aを介して接続するための吸引
口金27が突設されている。前記吸引スイッチ26を前
記操作部12から取り外すときは、前記吸引口金27を
把持して前記吸引スイッチ26を回転させることによっ
て行うようになっている。
【0016】また、図4に示すように別の形態の内視鏡
2Bでは、前記吸引スイッチ26の代わりに、前記ビデ
オプロセッサ4に対して例えばフリーズやレリーズ等の
画像の制御指示を行う第1の画像制御スイッチ28a及
び第2の画像制御用スイッチ28bが前記操作部12の
長手方向の中心軸13に対して直交し、且つほぼ左右対
称に平行に並べて設けられている。
【0017】本実施の形態では、これら内視鏡2A、2
Bのように前記第1及び第2の画像制御用スイッチ28
a、28b等の電子制御用のスイッチや吸引スイッチ等
の吸引機構が不要な吸引チャンネルを持たない内視鏡等
の異なる機種間で操作部12を共通化するようにし、前
記吸引スイッチ26、又は前記第1及び第2の画像制御
用スイッチ28a、28b等の操作スイッチを前記把持
部12aを把持した際に前記湾曲操作部24を操作する
以外の手指で操作可能に構成する。
【0018】図5に示すように前記内視鏡2Aに設けた
前記吸引スイッチ26、又は前記内視鏡2Bに設けた前
記第1及び第2の画像制御用スイッチ28a、28b
は、術者が前記把持部12aを把持する手30の人差し
指30bで操作しやすい位置に配置されている。尚、こ
の場合、手30の中指30c、薬指30d、小指30e
で前記操作部12の把持部12aを把持して親指30a
を湾曲操作部24の摘みに置き、人差し指30bは前記
吸引スイッチ26、又は前記第1及び第2の画像制御用
スイッチ28a、28bに置くようになっている。尚、
図5では、吸引スイッチ26を備えた内視鏡2Aを示し
ている。
【0019】一般的に人間の手30は図6に示すように
人差し指30bの可動範囲は大きくないので、1点鎖線
の位置から実線までの範囲が最も動かし易い範囲であ
り、1点鎖線の位置のときに前記吸引スイッチ26又
は、第1及び第2の画像制御用スイッチ28a、28b
に人差し指30bが置けるようにしてある。従って、操
作部12の長手30方向に複数のスイッチ類を設けると
操作はやり難くなるが、本実施の形態では操作中、最も
使用頻度の高い吸引スイッチ26、又は前記第1及び第
2の画像制御用スイッチ28a、28bを図6の実線で
示す人差し指30bの位置に配置してあるので、人差し
指30bの可動操作に無理なく、吸引スイッチ26、又
は前記第1及び第2の画像制御用スイッチ28a、28
bのスイッチ操作を行うことができる。また、上記のよ
うな配置の仕方であるので操作部12の把持部12aを
右手で把持しても左手で把持しても同等の操作性を確保
できるようになっている。
【0020】図7(a)に示すように前記内視鏡2A又
は前記内視鏡2Bの操作部外装部材40には、術者が操
作部12の把持部12aを把持した際に把持した手30
の人差し指30bを用意に取り回すことが可能な位置
に、機能部材取付部として取付孔41を形成している。
図7(b)に示すように前記取付孔41の内周には、こ
の取付孔41に取り付ける後述の機能部材の不用意な回
転を防止するための突出部42が設けられている。
【0021】前記内視鏡2Bの操作部外装部材40に形
成された前記取付孔41には、図8(a)、(b)に示
すように前記第1及び第2の画像制御用スイッチ28
a、28b等を設けた機能部材の1つであるスイッチユ
ニット50が取り付けられるようになっている。
【0022】図9に示すように前記スイッチユニット5
0は、この外観全体を覆う弾性部材51と、前記突出部
42を避ける部分を除く全周に前記弾性部材51を引っ
掛けるためのフランジ部52を構成した台座部材53
と、これら弾性部材51及び台座部材53を操作部外装
部材40に固定するためのナット部材54と、基板55
に固定された電気制御用のスイッチ本体56と、これら
基板55及びスイッチ本体56の位置を決める位置決め
部材57と、これら基板55、スイッチ本体56及び位
置決め部材57を固定するためのねじ58とから構成さ
れている。
【0023】前記スイッチユニット50の組立方法は、
前記弾性部材51と前記台座部材53とで子ユニットを
構成し、この子ユニットを内視鏡操作部12の外側から
内部に向かって落とし込む。そして、この落とし込んだ
子ユニットを前記ナット部材54で固定後、操作部12
内部から前記基板55に固定された前記スイッチ本体5
6を位置決め固定する。尚、前記台座部材53側には前
記位置決め部材57の幅に合わせて形成したすり割り部
53aが形成されており、一方前記位置決め部材57の
基板固定側には、前記基板55の幅に合わせて形成した
受け部57aが形成されている。また、前記弾性部材5
1の全周にはシール部59が形成されており、操作部外
表面との水密が確保できるような構造となっている。
【0024】従来は、前記スイッチユニット50を構成
する部材の配置スペースに間題があり、汎用性を高めた
操作部外装部材40において、操作性良く、且つ水密を
確保したスイッチユニット50を設けることは困難であ
ったが、本実施の形態では操作性、水密性に優れ、前記
取付孔41に対応する複数の電子制御用のスイッチを搭
載したスイッチユニット50を構成可能である。また、
前記スイッチユニット50はこれを構成する部品をネジ
締めするだけで、その回転方向、軸方向いずれも自動的
に位置出しが可能となり、組立時は勿論、修理にも容易
に対応可能となる。従って、汎用化された操作部12
に、操作性、水密性、組立性がいずれも良好なスイッチ
ユニット50を構成することが可能となる。
【0025】また、図10(a)、(b)に示すように
前記内視鏡2Aの操作部外装部材40に形成された前記
取付孔41には、前記スイッチユニット50の代わりに
機能部材として前記吸引スイッチ26が取り付けられる
吸引口部60が設けられるようになっている。尚、図1
0(a)、(b)では、前記吸引口金27を突設した前
記吸引スイッチ26を取り外した後の吸引口部60を示
している。
【0026】前記吸引口部60は、前記操作部外装部材
40に位置決めするための金属製のフランジ部61に開
口部が形成されており、このフランジ部61には前記操
作部外装部材40の突出部42と嵌合し、吸引口部60
の不用意な回転を防ぐための図示しないDカット部が設
けられている。尚、前記フランジ部61の後端部には、
吸引チャンネル60aが接続されている。また、前記フ
ランジ部61と前記操作部外装部材40との間には、操
作部12の外表面との水密を確保するためのOリング6
2が取り付けられている。
【0027】前記吸引口部60の組立方法は、この吸引
口部60を操作部12の外側から内部に向かって落とし
込み、操作部12内部から前記ナット部材54で操作部
外装部材40に吸引口部60を固定する。そして、この
吸引口部60の上部に前記吸引スイッチ26を取り付け
るようになっている。前記吸引口部60には、この吸引
口部60に取り付ける吸引スイッチ26に突設する吸引
口金27の逃げを兼ね、前記吸引スイッチ26を取り外
す際に使用されるカム部63が設けられている。
【0028】従来では、操作部外装部材40の表面に前
記カム部63と同一の面で構成される溝部(不図示)を
形成する必要があったが、操作部外装部材40の表面に
この溝部を形成するとその分汎用性が悪くなりコストが
かかる。そのため、操作部外装部材40に前記溝部を形
成しない構成とすると、その分だけ前記吸引口部60を
操作部外装から外側に向かって突出させる必要があり、
前記吸引口部60を金属で構成した場合にはこの金属部
が操作部12の外装に露出するという問題があった。
【0029】本実施の形態では前記カム部63が操作部
外装部材40に干渉することを防ぐために、吸引口部6
0をカム部63の凹み量だけ操作部12の外側に向かっ
て突出して取り付けている。また、前記突出部分全周を
覆うために樹脂製のカバー64を吸引口部60に接着等
により固定している。このことにより、前記カム部63
の凹形状に合わせた操作部外表面の面形成を省略するこ
とが可能となり、前記取付孔41に対応し且つ従来のカ
ム形状との互換性を保った吸引口部60を構成すること
ができる。また、前記吸引口部60の操作部12の外側
への突出部全周は前記樹脂製のカバー64で覆われてい
るため、操作部外装部材40や吸引スイッチ26等の関
連部品を樹脂製等の絶縁部材とすることで操作部12全
体を絶縁することが可能となり、図示しない高周波処置
具と組み合わせて内視鏡2Aを使用する場合でも焼灼効
率が低下することがない。従って、汎用化された操作部
12に、金属部が露出することなく、カム部63を有す
る金属製の吸引口部60を構成することが可能となる。
【0030】そして、このように構成した吸引口部60
に図11に示すように、吸引スイッチ26を取り付け
る。前記吸引スイッチ26は、前記吸引口金27に連通
する空間65aを形成した樹脂製の台座部材65と、前
記台座部材65の上部を覆う弾性変形可能な弾性部材6
6と、前記台座部材65の空間65aに突出するように
前記弾性部材66に設けられ、前記台座部材65の空間
65aと前記吸引口部60の空間60bとを連通可能な
樹脂製の軸部材67とから構成されている。尚、前記吸
引口部60の空間60bは、前記吸引チャンネル60a
を介して挿入部先端部21に連通している。
【0031】そして、前記吸引口金27に前記チューブ
8aを介して前記吸引装置8を接続すると(図1参
照)、前記台座部材65の空間65aは常に引圧とな
る。ここで、前記弾性部材66の弾性力に抗して軸部材
67を押し込む(吸引スイッチ26を押下操作する)
と、前記台座部材65の空間65aと前記吸引口部60
の空間60bとが連通し、前記吸引チャンネル60aを
介して挿入部先端部21から体液等を吸引することが可
能となる。
【0032】尚、前記取付孔41には、以上に限らず、
種々の操作スイッチ等を設置することが可能である。例
えば、図12(a)、(b)に示すように上述した前記
スイッチユニット50や前記吸引口部60等の機能部材
を取り付けない場合には、前記取付孔41に穴埋め部材
70を接着等の手段により前記操作部外装部材40に水
密に固定するように構成しても良い。これにより、電子
制御用のスイッチや吸引機構が不要な吸引チャンネルを
持たない内視鏡に、この操作部12を使用することも可
能である。
【0033】この結果、内視鏡の操作部12に、術者が
内視鏡の把持部12aを把持した手30の人差し指30
bを用意に取り回すことが可能な位置に汎用の取付孔4
1を形成し、この取付孔41に対応する各種操作スイッ
チ等を設けることで、従来の各種内視鏡が有する操作部
12のラインアップの煩雑さという問題を解消すること
が可能となる。また、内視鏡を操作する上で最適な位置
に、もっとも重要な機能部材を配置することができる。
【0034】尚、本発明は、上記した実施の形態にのみ
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0035】[付記] (付記項1) 先端側に湾曲自在な湾曲部を有する細長
な挿入部と、前記挿入部の基端側に連設した操作部と、
前記操作部に設け、手指で把持する把持部及び前記挿入
部の湾曲部を湾曲操作するための湾曲操作部とを備えた
内視鏡において、前記把持部を把持した際に把持した手
指により操作可能な範囲内の前記操作部上に、複数の異
なる機能を備えた機能部材が選択的に取り付け可能な機
能部材取付部を設け、前記複数の機能部材の少なくとも
一つは第1の操作スイッチ又は操作スイッチ取付部であ
り、前記第1の操作スイッチ又は前記操作スイッチ取付
部に取り付ける第2の操作スイッチは、前記湾曲操作部
を操作する以外の手指で操作可能であることを特徴とす
る内視鏡。
【0036】(付記項2) 前記操作スイッチは、各種
操作指示用の電気信号を入力する入力部であることを特
徴とする付記項1に記載の内視鏡。
【0037】(付記項3) 前記操作スイッチ取付部
は、体液等の吸引に使用する吸引口部であり、前記吸引
口部に吸引スイッチを取り付けることで吸引機能を有す
ることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡。
【0038】(付記項4) 前記操作スイッチは、この
操作スイッチを構成する複数の電気制御用のスイッチを
弾性体で覆い、前記弾性体と前記操作部とを構成する外
装部材との嵌合で前記外装部材との水密を確保すること
を特徴とする付記項2に記載の内視鏡。
【0039】(付記項5) 前記吸引口部は金属で構成
され、前記操作部の外表面から外側に突出する部分を樹
脂製カバーで覆ったことを特徴とする付記項3に記載の
内視鏡。
【0040】[付記項4に係わる従来技術]組立性が良
好で、操作部の内部スペースを有効に利用可能な操作ス
イッチを操作部に設けた内視鏡は、例えば特開平9−1
73278号公報に記載されているように操作部外装部
材より外側に突出した操作スイッチ押圧部と、この操作
スイッチの押圧部に対応して操作部内部に設けられたス
イッチ本体を搭載した基板とから構成されるスイッチユ
ニットを設けたものが提案されている。
【0041】[付記項4に係わる解決課題]上記従来の
内視鏡は前記スイッチユニットを構成する部材の配置ス
ペースに間題があり、汎用性を高めた操作部外装部材に
おいて、操作性が良好で、且つ水密を確保したスイッチ
ユニットを設けることは困難であった。
【0042】[付記項4に係わる目的]汎用化された操
作部に、操作性、水密性、組立性がいずれも良好な操作
スイッチを搭載可能な内視鏡を実現する。
【0043】[付記項5に係わる従来技術]内視鏡の操
作部には、吸引操作を行うための吸引スイッチが設けら
れており、この吸引スイッチの側部には吸引装置にチュ
ーブを介して接続するための吸引口金が突設されてい
る。
【0044】前記吸引口部には、前記吸引口金の逃げを
兼ね、前記吸引スイッチを取り外す際に使用するカム部
を有して構成されている。このため、従来の内視鏡で
は、操作部外装部材の表面に前記カム部と同一の面で構
成される溝部を形成する必要があった。
【0045】[付記項5に係わる解決課題]上記従来の
内視鏡は、操作部外装部材の表面に前記カム部と同一の
面で構成される溝部を形成する必要があったが、操作部
外装部材の表面にこの溝部を形成するとその分汎用性が
悪くなりコストがかかる。そのため、操作部外装部材に
前記溝部を形成しない構成とすると、その分だけ前記吸
引口部を操作部外装から外側に向かって突出させる必要
があり、前記吸引口部を金属で構成した場合にはこの金
属部が操作部の外装に露出するという問題があった。
【0046】[付記項5に係わる目的]汎用化された操
作部に、金属部が露出することなく、カム部を構成する
金属製の吸引口部を搭載可能な内視鏡を実現する。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、操
作部の汎用性が高く、且つ操作性が良好な操作スイッチ
を搭載可能な内視鏡を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施の形態の内視鏡を備えた内視鏡
装置の全体構成を示す構成図
【図2】図1の内視鏡の外観構成を示す斜視図
【図3】図2の内視鏡の操作部の外観構成を示す平面図
【図4】図3の吸引スイッチの代わりに第1及び第2の
画像制御用スイッチを設けた内視鏡の操作部の外観構成
を示す平面図
【図5】操作部の把持部を把持して湾曲操作及び吸引操
作等の動作を示す説明図
【図6】図5での指の動きを示す説明図
【図7】操作部外装部材に取付孔を形成した際の説明図
であり、図7(a)は操作部付近の断面図、図7(b)
は同図(a)の取付孔の上面図
【図8】図7の取付孔にスイッチユニットを取り付けた
際の説明図であり、図8(a)は操作部付近の断面図、
図8(b)は同図(a)のスイッチユニットの上面図
【図9】図8のスイッチユニットの構成を説明する構成
断面図
【図10】図7の取付孔に吸引口部を取り付けた際の説
明図であり、図10(a)は操作部付近の断面図、図1
0(b)は同図(a)の吸引口部の上面図
【図11】図10の吸引口部に吸引スイッチを取り付け
た際の説明断面図
【図12】図7の取付孔に穴埋め部材を取り付けた際の
説明図であり、図12(a)は操作部付近の断面図、図
12(b)は同図(a)の穴埋め部材の上面図
【符号の説明】
1 …内視鏡装置 2A,2B …内視鏡(電子内視鏡) 3 …光源装置 4 …ビデオプロセッサ 8 …吸引装置 12 …操作部 12a …把持部 22 …湾曲部 24 …湾曲操作部 26 …吸引スイッチ 27 …吸引口金 28a …第1の画像制御スイッチ 28b …第2の画像制御スイッチ 40 …操作部外装部材 41 …取付孔(機能部材取付部) 42 …突出部 50 …スイッチユニット(機能部材) 60 …吸引口部(機能部材) 70 …穴埋め部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森實 祐一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H040 BA00 DA21 4C061 AA00 BB00 CC00 DD03 FF12 HH33 JJ11

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端側に湾曲自在な湾曲部を有する細長
    な挿入部と、前記挿入部の基端側に連設した操作部と、
    前記操作部に設け、手指で把持する把持部及び前記挿入
    部の湾曲部を湾曲操作するための湾曲操作部とを備えた
    内視鏡において、 前記把持部を把持した際に把持した手指により操作可能
    な範囲内の前記操作部上に、複数の異なる機能を備えた
    機能部材が選択的に取り付け可能な機能部材取付部を設
    け、前記複数の機能部材の少なくとも一つは第1の操作
    スイッチ又は操作スイッチ取付部であり、前記第1の操
    作スイッチ又は前記操作スイッチ取付部に取り付ける第
    2の操作スイッチは、前記湾曲操作部を操作する以外の
    手指で操作可能であることを特徴とする内視鏡。
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