JP2000131623A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP2000131623A
JP2000131623A JP10307407A JP30740798A JP2000131623A JP 2000131623 A JP2000131623 A JP 2000131623A JP 10307407 A JP10307407 A JP 10307407A JP 30740798 A JP30740798 A JP 30740798A JP 2000131623 A JP2000131623 A JP 2000131623A
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battery
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switch
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JP10307407A
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English (en)
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Katsuji Watanabe
勝司 渡辺
Ichiro Nakamura
一郎 中村
Shigeto Magai
成人 真貝
Takashi Suzuki
高志 鈴木
Seiichi Hosoda
誠一 細田
Masaaki Nakazawa
雅明 中沢
Kazutaka Nakatsuchi
一孝 中土
Takeaki Nakamura
剛明 中村
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作部を把持した手の指で誤操作することな
く、確実かつ容易に光源ランプを点灯または消灯するス
イッチ手段を設けて、内視鏡の操作性を向上する。 【解決手段】 内視鏡本体1Aとバッテリ式光源7との
接続部に、バッテリ式光源7を点灯または消灯するスイ
ッチ操作環24を設けることにより、このスイッチ操作
環24を回動操作させることで、内視鏡装置1の操作部
5を把持した手の指で誤操作することなく、確実かつ容
易に光源ランプ23を点灯または消灯することができ
る。これにより、光源ランプ23を点灯し続けることを
防止してバッテリ26の節電が可能となると共に、内視
鏡装置1の操作性を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡装置、更に
詳しくは内視鏡に着脱自在に取り付けられるバッテリ式
光源に特徴のある内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、内視鏡装置は、医療用分野及び工
業用分野において広く用いられるようになっている。こ
の内視鏡装置は、診断あるいは検査対象部位が生体内
部、或いはプラント、機器等の内部であるので、これら
検査対象部位を照明する手段が必要である。このため、
一般的な内視鏡装置では、内視鏡の外部装置として光源
装置を用意し、この光源装置内の光源部に取り付けられ
たランプからの照明光を内視鏡に設けたライトガイドフ
ァイバに導光し、このライトガイドファイバで導光され
た照明光を挿入部の先端側の照明窓から出射して検査対
象部位を照明する構成になっている。上記光源装置は、
一般的には商用電源から供給される電源を利用して光源
装置内部のランプを点灯させるものである。
【0003】一方、例えば、特開平10−43133号
公報における内視鏡装置は、電源として乾電池等のバッ
テリを使用したバッテリ式光源または乾電池のみを収納
した電源ユニットを内視鏡の操作部に着脱自在に取り付
けられるようにしたものである。このようなバッテリ式
光源を操作部に着脱自在に取り付ける内視鏡装置は、持
ち運びが容易であるとともに、電源のない所での使用が
可能になるので緊急時或いは屋外での使用などに適して
いる。
【0004】このような内視鏡装置に使用される前記バ
ッテリ式光源または電源ユニットは、携帯性が損なわれ
ないように、必要最低限の電気容量を持つ乾電池等のバ
ッテリを用いて小型・軽量化を図っている。このため、
必要以上にランプを点灯させたままの状態にすると、電
池の消耗が激しく、術者が内視鏡の操作部を把持して内
視鏡を操作中に、バッテリ切れを生じ、観察ができなく
なる虞があった。そのため、上記従来のバッテリ式光源
では、光源本体側面、あるいは内視鏡本体にスイッチ操
作部を設け、体腔内の観察が不要な時、または内視鏡操
作を終了した時にできる限りランプの電源回路を切るよ
うにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記提案されているバ
ッテリ式光源を操作部に着脱自在に取り付ける内視鏡装
置は、術者が内視鏡の操作部を把持して内視鏡を操作中
に、前記バッテリ式光源の本体側面に設けられている電
源スイッチを切る場合、内視鏡の操作部を把持している
手の指でスイッチ操作することが出来ないので、反対の
手または補助者の協力が必要になってくる。そのため、
同じ患者に対し内視鏡の挿入部を一旦抜去して再度挿入
する間に、スイッチ操作の煩わしさからランプを点灯さ
せたままにしたり、また緊急用途の場合は、なおさら使
用後の内視鏡を点灯状態のまま放置したりすることが多
くなる。その結果、こまめに電源を切ることが出来ず、
必要以上に電池の消耗を早めていた。また、前記バッテ
リ式光源の代わりに、電源ユニットを内視鏡の操作部に
装着し、内視鏡本体に設けたスイッチで電源を入切する
場合には、内視鏡の操作部を把持した手の指に近い位置
にスイッチを設けることになるので、電源ユニットから
の電流は、内視鏡の操作部との接点を介して内視鏡本体
の電源スイッチに流れて、その分電気抵抗が増加し、ラ
ンプ光量が低下していた。また、手の指に近い位置にプ
ッシュ式の電源スイッチがあると、電源スイッチの押下
操作がし易い反面、意図しない時に電源スイッチを誤操
作してしまう虞もあった。
【0006】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
ものであり、内視鏡の操作部とバッテリ式光源との接続
部分に電源スイッチを設けることにより、内視鏡操作部
を把持した手の指で誤操作することなく、確実かつ容易
に光源ランプを点灯または消灯するためのスイッチ操作
を行うことができて、内視鏡の操作性を向上することが
できるようにしたバッテリ式光源を備えた内視鏡装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係わる発明の内視鏡装置は、被検部を照明す
る照明光を導くライトガイドファイバを有する内視鏡本
体と、この内視鏡本体に着脱自在で前記ライトガイドフ
ァイバの光入射端部に照明光を供給する光源部を有する
バッテリ式光源とを備える内視鏡装置において、前記内
視鏡本体と前記バッテリ式光源との接続部に、前記バッ
テリ式光源を点灯または消灯するためのスイッチ手段を
設けたことを特徴とする。また、請求項2に記載の発明
では、前記スイッチ手段は、前記接続部の外周に設けた
環状部材と、前記環状部材の回動操作によって入切する
スイッチ回路とを有することを特徴としている。この構
成により、内視鏡操作部を把持した手の指で誤操作する
ことなく、確実かつ容易に光源ランプを点灯または消灯
するためのスイッチ操作を行うことができ、内視鏡の操
作性を向上する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0009】(第1の実施の形態)図1ないし図8は本
発明の第1の実施の形態に係り、図1は内視鏡装置の全
体構成を示す説明図、図2は図1の内視鏡装置全体の内
部構成を示す説明図、図3は図1の内視鏡に着脱自在に
取り付けられるバッテリ式光源が接続されている状態を
説明する断面図、図4は内視鏡及びバッテリ式光源装置
のそれぞれの接続部の構造を示す断面図、図5は図4の
A−A線断面でスイッチ操作環のスイッチ機構を示す説
明図であり、(a)はスイッチ操作環のオン動作を示す
断面図、(b)はスイッチ操作環のオフ動作を示す断面
図、図6及び図7は右手または左の手で内視鏡を把持し
た状態でのスイッチ操作を示す説明図、図8は図6のB
矢視図であって、バッテリ式光源のスイッチ表示を示す
説明図である。
【0010】図1に示すように、本実施の形態に用いる
内視鏡装置1は、撮像装置39を先端部8に内蔵した細
長な挿入部2と、この挿入部2の基端側に連設され、側
部から突設するライトガイド口金4を有する把持部を兼
ねる操作部5とを備えた水密構造の電子内視鏡(以下、
単に内視鏡という)本体1Aと、この内視鏡本体1Aの
前記操作部5の基端側にコネクタ3aを介して着脱自在
に接続されるモニタ一体型ビデオプロセッサ3と、前記
操作部5のライトガイド口金4に着脱自在に接続される
略T字形状でランプとバッテリとを配設した水密構造の
バッテリ式光源7とで構成されている。
【0011】前記内視鏡本体1Aの挿入部2は、先端に
設けられた先端部8と、この先端部8の後部に設けられ
た湾曲自在の湾曲部9と、この湾曲部9の後部に設けら
れた長尺で可撓性を有する軟性部10とから構成されて
いる。前記操作部5後方側には、湾曲操作レバー11が
設けられており、この湾曲操作レバー11を回動操作す
ることにより湾曲部9を湾曲することができるようにな
っている。また、前記操作部5後端側には、図示しない
吸引装置を操作するための吸引釦12やその吸引釦12
の近傍に画像静止用としてのレリーズスイッチ(不図
示)が配置されている。
【0012】さらに、操作部5後端側には、吸引釦12
の基端付近から側部方向に突出して内視鏡本体1Aの挿
入部2内に設けられた図示しない吸引チャンネルに連通
する吸引口金13が設けられている。前記吸引口金13
は、図示しないチューブを介して吸引装置(不図示)に
接続され、前記吸引釦12を適宜操作することによっ
て、内視鏡本体1Aの挿入部2内に設けられた吸引チャ
ンネル(不図示)、吸引口金13を介して体腔内の体液
などを吸引することができるようになっている。更に、
操作部5の先端側には、鉗子などの処置具を挿入するた
めの鉗子挿入口14が設けられている。この鉗子挿入口
14は、内視鏡本体1Aの挿入部2内に設けられた図示
しない吸引チャンネルに連通している。また、前記鉗子
挿入口14には、鉗子栓15が着脱自在に取り付けられ
ている。また、内視鏡本体1Aの操作部5の例えば鉗子
挿入口14と反対側の位置には、通気口金16が突設し
ており、この通気口金16から内視鏡本体1Aの内部に
空気を送り込むことによって内視鏡本体1Aの水漏れ検
査を行えるようになっている。
【0013】前記ライトガイド口金4には、前記挿入部
2の先端部8に照明光を導光するライトガイド20の基
端部が固定されている。そして、前記バッテリ式光源7
の接続口金17を前記ライトガイド口金4に着脱自在に
接続することによって、前記バッテリ式光源7は、内視
鏡本体1Aと一体的に接続されるようになっている。
【0014】図2に示すように、前記挿入部2内には、
照明光を導光するライトガイド20が挿通されており、
このライトガイド20は、操作部5内で屈曲され、後端
の光入射端面21がライトガイド口金4内で固定されて
いる。前記バッテリ式光源7は、前記ライトガイド口金
4を係入して固定する口金係入部22と、前記接続口金
17の外周に回動自在に設けられ、前記光源ランプ23
を点灯または消灯する後述のスイッチ操作環24と、前
記光源ランプ23を収納する光源収納部25と、乾電池
等のバッテリ26を収めるバッテリハウス27とで主に
構成されている(図3参照)。
【0015】本実施の形態では、このスイッチ操作環2
4を前記内視鏡本体1Aと前記バッテリ式光源7との接
続部である前記接続口金17の外周に設けて、回動操作
することにより、内視鏡装置1の操作部5を把持した手
の指で光源ランプ23を点灯または消灯するためのスイ
ッチ操作を行うように構成している。
【0016】このスイッチ操作環24を含む回路では、
前記スイッチ操作環24内に配設された電気接点31a
と前記バッテリ式光源7の光源収納部25に配設された
電気接点30の一端とが接触導通し、一方、前記スイッ
チ操作環24内の電気接点31bは、前記光源収納部2
5を介して光源ランプ23の後端部電極と接触導通して
いる(図3参照)。また、電気接点30の他端は、電気
接点32aと接触導通している。さらに、光源収納部2
5に配設された電気接点32a、32bは、前記バッテ
リハウス27に配設された電気接点33a、33bと接
触導通し、電気接点32bの一端は、光源ランプ23の
側部電極と接触導通している。
【0017】つまり、この電源ラインは、スイッチ操作
環24を回動操作してオン状態にすると、バッテリ2
6、バッテリハウス27の電気接点33a、光源収納部
25の電気接点32a、30a、スイッチ操作環24の
電気接点31a、31bを介して光源収納部25から光
源ランプ23の後端部電極と導通し、光源ランプ23の
側部電極から光源収納部25の電気接点32b、バッテ
リハウス27の電気接点33bを経てバッテリに導通し
て、光源ランプ23が点灯するようになっている。
【0018】そして、光源ランプ23が点灯すると、前
記光源ランプ23から発せられた照明光は、集光レンズ
35で集光され、ライトガイド20の光入射端面21に
入射する。この光入射端面21から入射された照明光
は、ライトガイド20により導光され、挿入部2の先端
部8の照明窓に固定された光出射端面36から出射さ
れ、患部などの被写体37を照明するようになってい
る。
【0019】照明された患部などの被写体像は、照明窓
に隣接して先端面に設けられた観察窓に取り付けた対物
レンズ38により、その結像位置に結像される。この結
像位置には、CCD等の撮像装置39が配設され、被写
体像は、光電変換されて電気信号になり、この撮像装置
39の裏面に配置された増幅回路基板40により増幅さ
れる。
【0020】この増幅回路基板40には、信号線41
と、ノイズ除去のためのダミー線42とが接続され、こ
れらの信号線41及びダミー線42は、内視鏡本体1A
の操作部5の後端にあるコネクタ3aを介して、モニタ
一体型ビデオプロセッサ3のビデオプロセス回路44に
入力されるようになっている。
【0021】前記ビデオプロセス回路44では、入力さ
れた電気信号からノイズを除去し、所定の信号処理を行
って、ビデオ信号が生成される。このビデオ信号がLC
D等から成るモニタ45に出力されるようになってい
る。また、操作部5に配置されたレリーズスイッチ46
は、コネクタ3aに配線された信号線47によってレリ
ーズ信号を前記ビデオプロセス回路44に入力するよう
になっている。このビデオプロセス回路44は、レリー
ズ信号が入力されることによって画像を静止し、静止さ
れた画像は前記ビデオプロセス回路44に接続された図
示しないカラーイメージレコーダやビデオテープレコー
ダや電子ファイル等に選択出力されるようになってい
る。尚、前記モニタ一体型ビデオプロッセッサ3は、前
記モニタ45と一体に構成されて、前記操作部5に取り
付くようにしたので、可搬性が増す上に、モニタ45上
に観察像が拡大表示されるので内視鏡本体1Aから顔を
遠ざけた状態でも被写体像を確認することができるの
で、多人数での供覧もできるようになっている。
【0022】次に、操作部5のライトガイド口金4に着
脱自在に取り付けられるバッテリ式光源7の構成を図3
を用いて、説明する。前記バッテリ式光源7は、前記し
たように口金係入部22と、スイッチ操作環24と、光
源収納部25と、バッテリハウス27とで主に構成され
ている。
【0023】前記バッテリハウス27には、バッテリ2
6を交換するために着脱自在に取り付けられる蓋体50
が設けられ、パッキン部材50aにより水密的に構成さ
れている。この蓋体50を前記バッテリハウス27から
取り外すことによって乾電池等のバッテリ26の交換を
行えるようになっている。前記蓋体50には、スプリン
グ51が設けられていて、このスプリング51によって
バッテリ26のプラス極は、前記接点33bに付勢され
て接触導通し、前記光源収納部25内の接点32b、凸
型電気接点部52を介して光源ランプ23の側部電極3
1pに導通している。前記バッテリハウス27の内周面
には、バッテリ26を保持するバッテリ収納部材53が
配設され、前記バッテリ26のマイナス極が前記スプリ
ング51を介して前記接点32aに接触導通している。
【0024】前記光源収納部25は、前記光源ランプ2
3を保持するランプホルダ54とそのランプホルダ54
を収納するランプ収納部材55とで主に構成され、前記
接点32aに接触導通する接点30からの配線56は、
前記ランプ収納部材55に形成された貫通口57を介し
て該ランプ収納部材55内に配設される。この配線56
は、絶縁部材58が内部に配設された前記口金係入部2
2を挿通し、前記スイッチ操作環24内に設けられ、絶
縁部59によってランプ収納部材55とは絶縁された接
点31aに導通している。一方、前記スイッチ操作環2
4内に設けられた接点31bは、ランプ収納部材55を
介して前記光源ランプ23の後端部電極31nに導通し
ている。このスイッチ操作環24が回動操作することに
より、接点31aと31bとが接触導通し、前記光源ラ
ンプ23が点灯するようになっている。
【0025】次に、図4を用いて、バッテリ式光源7が
接続されるライトガイド口金4の細部構成と、バッテリ
式光源7の口金係入部22周辺の細部構成及びスイッチ
操作環24の細部構成を説明する。
【0026】前記操作部5には、ライトガイド口金4を
構成する主要な枠体である略円筒状のライトガイドロッ
ド60の基端側が固定されている。このライトガイドロ
ッド60の先端は、肉厚が大きく形成されており、つま
り内径が細く形成されており、基端側から挿通したライ
トガイド20の光入射端面21側の端部がネジで固定さ
れている。また、ライトガイドロッド60の先端には、
カバーガラス61を先端に接着固定した略円筒状のカバ
ーガラス受け62が螺合固定され、これらの隙間は、O
リング63で水密が確保されている。ライトガイドロッ
ド60に、バッテリ式光源7の接続口金17を外嵌させ
ることで、バッテリ式光源7がライトガイド口金4に着
脱自在に装着されるようになっている。
【0027】前記ライトガイドロッド60の基端側外周
には、接続口金17と接続したときに、この接続部分か
ら液体が侵入することを防ぐための水密リング64が配
設されている。この水密リング60の端部寄りの位置に
は、略C字状のリングで形成されたクリックリング65
が環装されており、このクリックリング65に対向する
接続口金17内周の位置には、このクリックリング65
がそのばね弾性により係合固定される係合凸部としての
クリック凸部66が形成されている。
【0028】前記ライトガイドロッド60に前記接続口
金17を装着する場合には、クリックリング65をクリ
ック凸部66が乗り越えることで、クリック感が得ら
れ、確実に装着できるようになっている。このとき、ク
リックリング65をクリック凸部66が乗り越えると、
接続口金17内周に形成されたテーパ内周面17aと、
ライトガイドロッド60に外嵌されている口金外套管6
7に形成されたテーパ外周面67aとが当接するように
なっている。
【0029】前記クリックリング65は、ライトガイド
ロッド60外周に形成された段部と口金外套管67後面
とで挟まれるようにしてライトガイドロッド60に固定
されている。前記口金外套管67外周には、長手方向に
ピン溝68が形成されており、ピン溝68に対向する接
続口金17の位置には、接続口金17内周に突出するよ
うに位置決めピン69が固定されている。
【0030】このピン溝68に位置決めピン69が係合
するように、接続口金17をライトガイドロッド60に
装着することで、接続口金17をライトガイドロッド6
0に対して一定の向きに装着することができ、バッテリ
式光源7が操作部5に対し回転しないようになってい
る。さらに前記接続口金17の底部には、光源ランプ2
3からの照明光をライトガイド口金4の光入射端面21
に集光させる集光レンズ35が水密的に取り付けられて
いる。前記ライトガイド口金4のライトガイドロッド6
0に接続口金17を装着すると、集光レンズ35の集光
位置にライトガイド20の光入射端面21が位置するよ
うになっている。
【0031】前記スイッチ操作環24の外装は、絶縁性
部材で形成されていて、その内周面には、図5に示すよ
うに接点バネ73及び回転規制板バネ74が設けられて
いる。
【0032】このスイッチ操作環24の内部であって、
前記ランプ収納部材55の外周面には、前記電気接点3
1a,31bが設けられ、これら電気接点31a,31
bの側部には、絶縁性部材で形成された絶縁パッド71
が設けられている。一方、前記電気接点31a,31b
から略90度離れた位置には、絶縁性部材で形成された
ストッパ72が設けられている。この絶縁パッド71と
ストッパ72との離間した角度が、後述するスイッチ操
作環24の回動範囲、即ち光源ランプ23の点灯、消灯
時の可動範囲となり、前記スイッチ操作環24の回動操
作によって、前記電気接点31a,31bまたはストッ
パ72の凹部に前記接点バネ73の凸部が係合してクリ
ック感が生じるようになっている。このとき、前記スイ
ッチ操作環24の内周面に設けられた回転規制板バネ7
4がストッパ72あるいは絶縁パッド71に当接して光
源ランプ23のオンオフ時の回転規制を行うようになっ
ている。
【0033】図5(a)に示すスイッチ位置において
は、電気接点31a,31bが接点バネ73によって導
通した状態、即ちバッテリ26と光源ランプ23とが閉
回路となり、前記光源ランプ23が点灯する。このと
き、スイッチ操作環24の外観部に表示した光源ランプ
23の点灯状態を示す“ON”の文字が、前記スイッチ
操作環24に隣接するランプハウス27の外観部に設け
た指標80に位置するようになっている(図8参照)。
一方、図5(a)のランプ点灯状態からスイッチ操作環
24を回動させると、図5(b)に示すように前記接点
31a、31bに当接していた前記接点ばね73が、前
記スイッチ操作環24の回動と共に回動して、前記スト
ッパ72に当接する。これにより、バッテリ26と光源
ランプ23とを結ぶ電源ラインが開回路となり、前記光
源ランプ23が消灯する。また、このとき図示はしない
が、前記スイッチ操作環24の外観に表示した消灯状態
を示す“OFF”の文字が、前記指標80に位置するよ
うになっている。
【0034】このような構成の内視鏡装置1を用いて検
査を行う場合、まず新品電池あるいは充電済みの充電池
等のバッテリ26をバッテリ収納部27に装填した後、
蓋体50をバッテリ収納部27に被せて螺合し、一体的
に固定する。このとき、パッキン部材50aが蓋体50
の内周面に密着して水密状態になる。
【0035】次に、バッテリ式光源7を内視鏡本体1A
のライトガイド口金4に接続する。バッテリ式光源7の
位置決めピン69をライトガイド口金4のピン溝68に
係合するように押し込むと、クリックリング65が接続
口金17内のクリック凸部66を丁度乗り越えたところ
で、口金外套管67のテーパ外周面67aが前記接続口
金17内のテーパ内周面17aに当接しクリック固定が
完了する。このとき、前記当接面はテーパ面を成してい
るため、接続口金17の中心軸上にライトガイド口金4
の中心が位置するように固定される。
【0036】このようにして、バッテリ式光源7を内視
鏡本体1Aに着脱自在に取り付けることが可能となる。
【0037】そして、図6または図7に示すように、内
視鏡本体1Aを把持した右手あるいは左手の指を使って
スイッチ操作環24を回動させてスイッチ操作を行う。
図8に示すように、スイッチ操作環24を指標80の
“ON”側に回動すると、バッテリ26から光源ランプ
23に電流が流れ、前記光源ランプ23が点灯する。患
部等の被写体の観察が終了したら、内視鏡本体1Aを把
持した状態で、把持した方の手の操作のみでスイッチ操
作環24を回動させ、光源ランプ23を消灯することが
できる。
【0038】上記構成により、前記スイッチ操作環24
を回動操作することで光源ランプ23の点灯または消灯
を行うようにしたので、触れるだけで反応するプッシュ
式のスイッチとは異なり、内視鏡の操作部を把持して操
作中にスイッチを誤操作することを防止でき、また、ス
イッチ操作の煩雑さによる光源ランプ23を点灯し続け
ることを防止することができて、バッテリの節電が可能
となると共に、内視鏡装置1の操作性を向上することが
できる。
【0039】尚、前記モニター体型ビデオプロッセッサ
3の電源としては、内視鏡装置1の携帯性を損なわない
ように、前記モニター体型ビデオプロッセッサ3の内部
に電源を内蔵するようにするか、あるいはバッテリ式光
源7のバッテリ26から電力を得るようにしても良い。
【0040】また、本実施の形態による内視鏡装置1
は、撮像装置39を挿入部2の先端部8に内蔵し、この
撮像装置39からの信号を処理して操作部5の手元側に
設けられたモニタ一体型ビデオプロセッサ3で表示する
電子(又はビデオ)内視鏡として構成しているが、本発
明はこれに限定されず、挿入部2の先端部8からの被写
体像を内視鏡本体1Aに挿通したイメージガイドを介し
て操作部5の手元側に設けられた接眼部で観察する光学
式内視鏡として構成してももちろん構わない。
【0041】(第2の実施の形態)図9は、本発明の第
2の実施の形態に係わる内視鏡本体にバイヨネット接続
手段で着脱自在に取り付けられたバッテリ式光源のスイ
ッチ表示を示した説明図である。それ以外の構成は、図
6と同様であるので、説明を省略する。図6との同一の
構成には同じ符号を付して説明する。
【0042】本実施の形態による内視鏡装置91では、
内視鏡本体91Aに図示しない公知のバイヨネット接続
手段を用いてバッテリ式光源7を一義的に位置決め固定
できるようにしている。更に、バッテリ式光源7のスイ
ッチ操作環92の外周の一部に内視鏡本体91Aを把持
した手の親指で操作するレバー部93を設けている。こ
のため、親指の指先でスイッチ操作ができるので、第1
の実施の形態による内視鏡装置1に比べて更に操作性を
向上することが可能となる。
【0043】[付記] (付記項1) 被検部を照明する照明光を導くライトガ
イドファイバを有する内視鏡本体と、この内視鏡本体に
着脱自在で前記ライトガイドファイバの光入射端部に照
明光を供給する光源部を有するバッテリ式光源とを備え
る内視鏡装置において、前記内視鏡本体と前記バッテリ
式光源との接続部に、前記バッテリ式光源を点灯または
消灯するためのスイッチ手段を設けたことを特徴とする
内視鏡装置。
【0044】(付記項2) 前記スイッチ手段は、前記
接続部の外周に設けた環状部材と、前記環状部材の回動
操作によって入切するスイッチ回路とを有することを特
徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
【0045】(付記項3) 前記内視鏡本体と前記バッ
テリ式光源との接続は、内視鏡本体に設けた略C字状の
リングと、前記略C字状リングがそのバネ弾性によりク
リック固定されるバッテリ式光源に設けた係合凸部によ
り行われることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装
置。
【0046】(付記項4) 前記内視鏡本体とバッテリ
式光源の接続は、バイヨネット接続であることを特徴と
する付記項1に記載の内視鏡装置。
【0047】(付記項5) 前記バッテリ式光源は、照
明光を供給する照明ランプと、前記照明ランプを点灯さ
せるための電源とを有することを特徴とする付記項1に
記載の内視鏡装置。
【0048】(付記項6) 前記バッテリ式光源のバッ
テリは、乾電池あるいは充電式電池であることを特徴と
する付記項1に記載の内視鏡装置。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
視鏡操作部を把持した手の指で誤操作することなく、確
実かつ容易に光源ランプを点灯または消灯するためのス
イッチ操作を行うことができて、内視鏡装置の操作性を
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る内視鏡装置の
全体構成を示す説明図。
【図2】図1における内視鏡装置全体の内部構成を示す
説明図。
【図3】図1におけるライトガイド口金にバッテリ式光
源が接続されている状態を説明する断面図。
【図4】図3における内視鏡及びバッテリ式光源装置の
それぞれの接続部の構造を示す断面図。
【図5】図4におけるA−A線断面でスイッチ操作環の
スイッチ機構を示す説明図。
【図6】右手で内視鏡の操作部を把持した状態でのスイ
ッチ操作を示す説明図。
【図7】左手で内視鏡の操作部を把持した状態でのスイ
ッチ操作を示す説明図。
【図8】図6におけるB矢視図であって、バッテリ式光
源のスイッチ表示を示す説明図。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係わる内視鏡本体
にバイヨネット接続手段で着脱自在に取り付けられたバ
ッテリ式光源のスイッチ表示を示した説明図。
【符号の説明】
1 …内視鏡装置(電子内視鏡装置) 1A …内視鏡本体 4 …ライトガイド口金 5 …操作部 7 …バッテリ式光源 17 …接続口金 24 …スイッチ操作環 60 …ライトガイドロッド 71 …絶縁パッド 72 …ストッパ 73 …接点バネ 74 …回転規制板バネ 80 …指標
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真貝 成人 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 鈴木 高志 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 細田 誠一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中沢 雅明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中土 一孝 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中村 剛明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H040 CA04 CA06 CA09 CA11 DA03 DA22 GA02 GA11 4C061 AA00 BB00 CC06 DD03 FF11 GG01 JJ11 LL02 NN01 QQ09 RR05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検部を照明する照明光を導くライトガイ
    ドファイバを有する内視鏡本体と、この内視鏡本体に着
    脱自在で前記ライトガイドファイバの光入射端部に照明
    光を供給する光源部を有するバッテリ式光源とを備える
    内視鏡装置において、 前記内視鏡本体と前記バッテリ式光源との接続部に、前
    記バッテリ式光源を点灯または消灯するためのスイッチ
    手段を設けたことを特徴とする内視鏡装置。
  2. 【請求項2】前記スイッチ手段は、前記接続部の外周に
    設けた環状部材と、前記環状部材の回動操作によって入
    切するスイッチ回路とを有することを特徴とする請求項
    1に記載の内視鏡装置。
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