JP2000171729A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP2000171729A JP10346104A JP34610498A JP2000171729A JP 2000171729 A JP2000171729 A JP 2000171729A JP 10346104 A JP10346104 A JP 10346104A JP 34610498 A JP34610498 A JP 34610498A JP 2000171729 A JP2000171729 A JP 2000171729A
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剛明 中村
Ichiro Nakamura
一郎 中村
Shigeto Magai
成人 真貝
Katsuji Watanabe
勝司 渡辺
Takashi Suzuki
高志 鈴木
Seiichi Hosoda
誠一 細田
Masaaki Nakazawa
雅明 中沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商用電源などの外部から電源供給を受けるこ
とが困難な場所においても、被検部の被写体像を記録ま
たは観察することを可能とする。 【解決手段】 内視鏡1Aの操作部4後端部に形成され
た接眼部5に着脱自在に装着される内視鏡用カメラ6
に、前記接眼部5に設けた電源接続端子35と対向する
位置に電源接続端子36を設け、このカメラ6を前記接
眼部5に装着することにより、この電源接続端子36に
導通したカメラ6内の電源ライン37にバッテリ型光源
7内のバッテリ19の電力を供給することができて、こ
のカメラ6内の各回路に電力を供給できる。これによ
り、商用電源などの外部から電源供給を受けることが困
難な場所でも被写体像を記録または観察することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡装置、更に
詳しくは、内視鏡に着脱自在に取り付けるバッテリ型光
源に特徴のある内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、内視鏡装置は、医療用分野及び工
業用分野において広く用いられるようになっている。こ
の内視鏡装置は、診断あるいは検査対象部位が生体内
部、或いはプラント、機器等の内部であるので、これら
検査対象部位を照明する手段が必要である。このため、
一般的な内視鏡装置では、内視鏡の外部装置として光源
装置を用意し、この光源装置内の光源部に取り付けられ
たランプからの照明光を内視鏡に設けたライトガイドフ
ァイバに導光し、このライトガイドファイバで導光され
た照明光を挿入部の先端側の照明窓から出射して検査対
象部位を照明する構成になっている。
【0003】上記光源装置は、一般的には商用電源から
供給される電源を利用して光源装置内部のランプを点灯
させるものである。
【0004】これに対し、例えば米国特許558895
0号公報に記載の内視鏡装置は、電源として乾電池等の
バッテリを使用したバッテリ型光源装置(以下、バッテ
リ型光源)を内視鏡の操作部に着脱自在に取り付けられ
るようにしたものである。このようなバッテリ型光源を
操作部に着脱自在に取り付ける内視鏡装置は、持ち運び
が容易であるとともに、電源のない所での使用が可能に
なるので緊急時或いは屋外での使用などに適している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記米
国特許5588950号公報に示されている内視鏡装置
では、被検部の観察には適しているが、被検部の被写体
像を記録またはモニタ上で観察するために電源供給用の
機器が必要となり、外部から電源供給を受けることがで
きない場所での使用が困難であった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、バッテリ型光源のバッテリをカメラや撮像装置
に電気的に接続することにより、商用電源などの外部か
ら電源供給を受けることが困難な場所においても被検部
の被写体像を記録または観察することができるようにし
た内視鏡装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係わる発明の内視鏡装置は、被検部を照明す
るためのライトガイドファイバを有する内視鏡と、この
ライトガイドファイバへ照明光を供給するランプ及びこ
のランプの電源であるバッテリを有して前記内視鏡に着
脱自在に装着可能なバッテリ型光源装置とを有する内視
鏡装置において、前記バッテリは、前記内視鏡に着脱自
在に外付けされるカメラの駆動電源であることを特徴と
している。また、請求項2に係わる発明の内視鏡装置
は、被検部を照明するためのライトガイドファイバを有
する内視鏡と、このライトガイドファイバへ照明光を供
給するランプ及びこのランプの電源であるバッテリを有
して前記内視鏡に着脱自在に装着可能なバッテリ型光源
装置とを有する内視鏡装置において、前記バッテリは、
前記内視鏡の先端部に配設された撮像装置の駆動電源で
あることを特徴としている。この構成により、商用電源
などの外部から電源供給を受けることが困難な場所にお
いても、被検部の被写体像を記録または観察することを
可能とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図5は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は内視鏡装置全体の外観を示す
説明図、図2は図1の内視鏡装置全体の内部構成を示す
説明図、図3は内視鏡及び光源装置のそれぞれの接続部
の構造を示す断面図、図4は内視鏡と光源装置とを接続
させた状態の構造を示す断面図、図5は内視鏡の接眼部
に着脱自在に装着される内視鏡用カメラを駆動する回路
ブロック図である。
【0009】図1に示すように、本実施の形態に用いる
内視鏡装置1は、細長な挿入部2と、この挿入部2の基
端側に連設され、側部から突設するライトガイド口金3
を有する把持部を兼ねる操作部4とを備えた水密構造の
光学式内視鏡(以下、単に内視鏡という)1Aと、この
内視鏡1Aの前記操作部4の後端部に形成された接眼部
5に着脱自在に接続される内視鏡用カメラ(以下、カメ
ラ)6と、前記操作部4のライトガイド口金3に着脱自
在に接続され、前記カメラ6に電気的に接続するバッテ
リ型光源7とから主に構成される。
【0010】前記内視鏡1Aの挿入部2は、先端に設け
られた先端部8と、この先端部8の後部に設けられた湾
曲自在の湾曲部9と、この湾曲部9の後部に設けられた
長尺で可撓性を有する軟性部10とから構成されてい
る。前記操作部4後方側には、湾曲操作レバー11が設
けられており、この湾曲操作レバー11を回動操作する
ことにより湾曲部9を湾曲することができるようになっ
ている。また、前記操作部4後端側には、図示しない吸
引装置を操作するための吸引釦12やその吸引釦12の
近傍に画像静止用としてのレリーズスイッチ(不図示)
が配置されている。
【0011】さらに、操作部4後端側には、吸引釦12
の基端付近から側部方向に突出して内視鏡1Aの挿入部
2内に設けられた図示しない吸引チャンネルに連通する
吸引口金13が設けられている。前記吸引口金13は、
図示しないチューブを介して吸引装置(不図示)に接続
され、前記吸引釦12を適宜操作することによって、内
視鏡1Aの挿入部2内に設けられた吸引チャンネル(不
図示)、吸引口金13を介して体腔内の体液などを吸引
することができるようになっている。また、操作部4の
先端側には、鉗子などの処置具を挿入するための鉗子挿
入口14が設けられている。この鉗子挿入口14は、内
視鏡1Aの挿入部2内に設けられた図示しない吸引チャ
ンネルに連通している。また、前記鉗子挿入口14に
は、鉗子栓15が着脱自在に取り付けられている。ま
た、内視鏡1Aの操作部4の例えば鉗子挿入口14と反
対側の位置には、通気口金16が突設しており、この通
気口金16から内視鏡1Aの内部に空気を送り込むこと
によって内視鏡1Aの水漏れ検査を行えるようになって
いる。
【0012】前記バッテリ型光源7は、後述する光源ラ
ンプ17を収納したランプハウス18と、このランプハ
ウス18にスライド固定する後述する電池等のバッテリ
19を水密的に収納するバッテリケース20と、ランプ
点灯スイッチ21等を有して構成されている。なお、こ
れらランプハウス18とバッテリケース20とは、各々
着脱自在にしても良い。そして、前記バッテリ型光源7
の接続口金22を前記ライトガイド口金3に着脱自在に
接続することによって、前記バッテリ型光源7は、内視
鏡1Aと一体的に接続されるようになっている。
【0013】前記カメラ6は、前記接眼部5に着脱自在
に装着されて被検部の被写体像を撮影するためのもので
ある。このカメラ6は、該本体側部に後述のファインダ
6aを有していて、このファインダ6aを見ながら、内
視鏡装置1を操作し、撮影したい被写体像があれば、内
視鏡操作部4に設けられた図示しないレリーズスイッチ
を操作して、被写体像を撮影している。
【0014】本実施の形態では、接眼部5に着脱自在に
装着されるカメラ6に、バッテリ型光源7のバッテリ1
9の電源電力を供給することにより、商用電源などの外
部から電源供給を受けることが困難な場所でも被写体像
を記録または観察できるようにしている。
【0015】次に、図2を用いて内視鏡装置全体の内部
構成を説明する。
【0016】前記挿入部2内には、照明光を導光するラ
イトガイドファイバ23が挿通されており、このライト
ガイドファイバ23は、操作部4内で屈曲され、後端の
光入射端面24がライトガイド口金3内で固定されてい
る。
【0017】前記バッテリ型光源7は、電池等のバッテ
リ19が収納されているバッテリケース20が、ランプ
ハウス7にスライド固定されると、バッテリ19と導通
したバッテリケース20のランプハウス7に対向する面
に配設された電源接続端子25aと、この電源接続端子
25aに対向するランプハウス7の位置に配設された電
源接続端子25bとが接触し、この電源接続端子25b
に導通したランプハウス7内の電源ライン26がバッテ
リ19と導通するようになっている。
【0018】この電源ライン26は、ランプ点灯スイッ
チ21を介してランプハウス7内の光源ランプ17に電
気的に接続されており、ランプ点灯スイッチ21をオン
状態にすると、光源ランプ17が点灯するようになって
いる。
【0019】そして、ライトガイド口金3にバッテリ型
光源7の接続口金22を接続し、光源ランプ17を点灯
させると、前記光源ランプ17から発せられた照明光
は、集光レンズ27で集光され、ライトガイドファイバ
23の光入射端面24に入射する。この光入射端面24
から入射された照明光は、ライトガイドファイバ23に
より導光され、挿入部2の先端部8の照明窓に固定され
た光出射端面からレンズ28を介して出射され、患部な
どの被検部を照明するようになっている。照明された被
検部からの被写体像は、先端部8内に配設された対物レ
ンズ29により結像される。この対物レンズ29の結像
位置には、イメージファイババンドルとしてのイメージ
ガイドファイバ30の先端面が配置され、このイメージ
ガイドファイバ30は被写体像を接眼部5の端面まで導
光する。接眼部5にカメラ6を装着せずに使用する場合
には、導光された被写体像は、接眼部6内に配設された
接眼レンズ31を介して、カバーガラス31aから眼視
で観察することができるようになっている。
【0020】前記バッテリ型光源7の接続口金22と前
記ライトガイド口金3との接続部では、前記バッテリ型
光源7内の電源ライン26に導通した接続口金22に配
設された電源接続端子32と、この電源接続端子32に
対向するライトガイド口金5の位置に配設された電源接
続端子33とが接触しており、この電源接続端子33に
導通した電源ライン34の他端は、接眼部5に設けられ
た電源接続端子35に導通している。
【0021】前記カメラ6には、この電源接続端子35
に対向する位置に電源接続端子36を設けていて、この
カメラ6を前記接眼部5に着脱自在に装着することによ
り、前記接眼部5に設けられた電源接続端子35と電源
接続端子36とが接触導通し、この電源接続端子36に
導通したカメラ6内の電源ライン37に、前記バッテリ
19からの電力が供給され、該カメラ6内の各回路に電
力を供給するようになっている。
【0022】この接眼部5にカメラ6を装着すると、前
記接眼レンズ31から出射される被写体像が、前記カバ
ーガラス31aを介してカメラ6の集光レンズ75に導
光されるようになっている。この集光レンズ75の後ろ
側には、例えば略45度に傾斜したミラー76が配置さ
れ、導光された被写体像をファインダ6aに導光するよ
うになっている。この被写体像を撮影するために、内視
鏡操作部の図示しないレリーズスイッチを押下すると、
後述のモータによって、図2の点線部分の位置に前記ミ
ラー76が軸76aを中心に回動し、カメラ6に内蔵さ
れているフィルムカセット(図示しない)に装填された
フィルム38に被写体像を結像するようになっている。
なお、必要に応じて、接眼レンズ31とフィルム38と
の間の光路上には、結像位置を調節するための光学系を
設けてもよい。
【0023】このカメラ6は、フィルム38を装填した
フィルムカセット(図示しない)と、該カメラ6が前記
内視鏡1Aに装着されたことを検知する検出手段39
と、前記検出手段39からの信号を信号ライン39aを
介して受信し、前記フィルム38に被検部の被写体像を
写し込むための制御を行うカメラ6の制御機構の主要部
を構成する電気制御装置40とから構成され、前記バッ
テリ型光源7と接続する電源接続端子36等を内蔵して
いる。
【0024】前記電源接続端子36は、上述したように
前記内視鏡1Aの接眼部5に配設された前記電源接続端
子35に対応する位置に配設されており、カメラ6を接
眼部5に装着したときに、両電源接続端子35と36と
が互いに接続され、バッテリ型光源7を内視鏡1Aに接
続したとき、両電源接続端子32と33とが接続される
ようになっている。
【0025】次に図3を用いて、操作部4のライトガイ
ド口金3及びバッテリ型光源7の接続口金22の構成を
説明する。前記操作部4には、ライトガイド口金3を構
成する主要な枠体である略円筒状のライトガイドロッド
41の基端側が固定されている。このライトガイドロッ
ド41の先端は、肉厚が大きく形成されており、つまり
内径が細く形成されており、基端側から挿通したライト
ガイドファイバ23の光入射端面24側の端部がネジで
固定されている。また、ライトガイドロッド41の先端
には、カバーガラス42を先端に接着固定した略円筒状
のカバーガラス受け43が螺合固定され、これらの隙間
はOリング44で水密が確保されている。このライトガ
イドロッド41に、バッテリ型光源7の接続口金22を
外嵌させることで、バッテリ型光源7がライトガイド口
金3に着脱自在に装着されるようになっている。また、
ライトガイドロッド41基端側外周には、接続口金22
と接続したときに、この接続部分から液体が侵入するこ
とを防ぐための水密リング45が配設されている。
【0026】前記ライトガイドロッド41外周の水密リ
ング45より端部寄りの位置には、クリックリング46
が環装されており、このクリックリング46に対向する
接続口金22内周の位置には、クリック凸部47が形成
されている。接続口金22を装着する際、クリックリン
グ46をクリック凸部47が乗り越えることで、クリッ
ク感が得られると共に、前記接続口金22を確実にライ
トガイドロッド41に装着できるようになっている。
【0027】このクリックリング46をクリック凸部4
7が乗り越えると、前記接続口金22内周に形成された
テーパ内周面48と、該ライトガイドロッド41に外嵌
された絶縁部材からなる電極ベース49前端に形成され
たテーパ外周面49aとが当接するようになっている。
また、クリックリング46は、ライトガイドロッド41
外周に形成された段部と電極ベース49後面とで挟まれ
るようにしてライトガイドロッド41に固定されてい
る。
【0028】前記電極ベース49外周には、長手方向に
ピン溝50が形成されており、このピン溝50に対向す
る接続口金22の位置には、前記接続口金22内周に突
出するように位置決めピン51が固定されている。この
ピン溝50に位置決めピン51が係合するように、接続
口金22をライトガイドロッド41に装着することで、
前記接続口金22をライトガイドロッド41に対して一
定の向きに装着することができるようになっている。
【0029】また、電極ベース49外周面には、前記電
源接続端子33が配設されている。なお、図中では、2
つの電源接続端子33の内1つのみを図示している。こ
の電源接続端子33には、前述したように接眼部5まで
到達する電源ライン34が接続されている。
【0030】この電源接続端子33に対向する接続口金
22の位置には、切り欠きが形成されており、この切り
欠きを通って接続口金22内に突出するように、板バネ
状の前記電源接続端子32が配設されている。なお、電
源接続端子32は、2つの電源接続端子33に対応して
2つ配設されているが、図中では1つのみ示している。
この電源接続端子33は、前記電源ライン26を介して
前記バッテリ19と電気的に接続されている。
【0031】前記ピン溝50に前記位置決めピン51を
係合することで、前記ライトガイドロッド41に対する
接続口金22の向きが一定に保たれるので、電源接続端
子33と電源接続端子32とは確実に接触するように位
置決めされている。前記接続口金22は、バッテリ型光
源7のランプハウス18を構成する枠体である光源装置
本体52に形成された孔に嵌挿されて固定されており、
この孔内の接続口金22後方には光源ランプ17が固定
されている。光源装置本体52と接続口金22との隙間
は、例えば接続口金22外周前端近傍に配設されたOリ
ングで水密が確保されている。前記接続口金22内周後
端には、光源ランプ17の光軸上に集光レンズ27が固
定されており、光源ランプ17から発せられた照明光が
集光されるようになっている。
【0032】図4に示すように、ライトガイド口金3の
ライトガイドロッド41に接続口金22を装着すると、
集光レンズ27の集光位置にライトガイドファイバ23
の光入射端面24が位置し、光源ランプ17から発せら
れた照明光は、集光レンズ27で集光され、光入射端面
24に入射されるようになっている。
【0033】また、電源接続端子33と電源接続端子3
2が接触し、前記バッテリ19から供給される電力が、
前記電源ライン34に供給され、前記接眼部5を介して
この電源ライン34後端部の電源接続端子34からカメ
ラ6の電源接続端子35に供給されるようになってい
る。
【0034】このカメラ6内部では、前記電源接続端子
35から供給された電力を前記検出手段39と前記電気
制御装置40とに供給している。
【0035】前記電気制御装置40は、図5に示すよう
にカメラ6の制御機構の主要部を構成していて、前記イ
メージガイドファイバ30から導光される被検部の被写
体像を接眼部5の前記接眼レンズ31を介して図示しな
いフィルムカセットに装填されたフィルム38に写し込
むための制御を行っている。
【0036】前記電気制御装置40は、図示しないフィ
ルムカセットに装填したフィルム38を巻き上げるフィ
ルム巻き上げ用モータ61と、前記ファインダー6aに
入射している被写体像を光軸上のミラー76を回動させ
ることによりフィルム38へ導光し、またその逆に、フ
ィルム38へ導光している被写体像をミラー76を回動
させることによりファインダー6aに入射させるための
ミラー回動用モータ61aと、これらのモータ61、6
1aを制御するモータ制御回路62と、シャッタ(不図
示)をレリーズするためのシャッタレリーズ用電磁石
(以下、電磁石)63と、この電磁石63を制御する電
磁石制御回路64と、フィルム38に被写体像を写し込
むための写し込み用発光体(以下、発光体)65と、こ
の発光体65を制御するデコーダやドライバ等からなる
発光体制御回路66と、感度を検出するフィルム感度検
出装置やバッテリチェッカ等の検知表示手段67と、こ
の検知表示手段68を制御する検知表示手段制御回路6
8と、フィルムコマ数や撮影年月日等を外部に表示する
ための表示体69と、この表示体69を制御するデコー
ダやドライバ等からなる表示体制御回路70と、これら
モータ制御回路62、電磁石制御回路64、発光体制御
回路66及び検知表示手段制御回路68の制御回路全体
を制御するシーケンス制御回路71とから構成されてい
る。なお、前記フィルム巻き上げ用モータ61やミラー
回動用モータ61aは、イメージガイドファイバ30が
取り付けられる接眼部5に配置しても良い。
【0037】前記バッテリ19は、前記したように電源
接続端子25a、25bを介して電源ライン26を通
り、一端は光源ランプ17に接続されると共に、他端は
電源接続端子32、33を介して電源ライン34を通り
電源接続端子35、36を介してカメラ6に接続されて
いて、カメラ6内部の電源ライン37に電力を供給して
いる。この電源ライン37の一端は、検出手段39に接
続されると共に、他端は電気制御装置40のシーケンス
制御回路71に接続されている。
【0038】前記電気制御装置40では、前記検出手段
39から信号ライン39aを介して前記バッテリ17の
電力がモータ制御回路62、電磁石制御回路64、発光
体制御回路66、検知表示手段制御回路68にそれぞれ
供給され、さらに前記シーケンス制御回路71に接続さ
れた表示体制御回路70との直列回路を介して表示体6
9に供給している。また、前記フィルム巻き上げ用モー
タ61やミラー回動用モータ61aは、前記モータ制御
回路62を介して前記バッテリ17の電力が供給されて
いる。さらに、前記シーケンス制御回路71は、モータ
制御回路62、電磁石制御回路64、発光体制御回路6
6、検知表示手段制御回路68及び検知表示手段67に
接続されていて、前記したように、これらの制御回路全
体を制御している。なお、前記フィルム巻き上げ用モー
タ61やミラー回動用モータ61a等は、直接的にバッ
テリ17の電力を供給しても良い。
【0039】このように構成されたカメラ6を内視鏡1
Aの接眼部5に着脱自在に装着して検査を行う場合に
は、先ず、内視鏡1Aのライトガイド口金3にバッテリ
型光源7を接続することにより行う。
【0040】先ず、新品の乾電池或いは充電済みの充電
池式電池といった電池等のバッテリ19をバッテリケー
ス20に装填し、このバッテリケース20をランプハウ
ス18にスライド固定すると、ランプハウス18内の電
源ライン26がバッテリケース20内のバッテリ19と
電気的に接続される。
【0041】次に、バッテリ型光源7を内視鏡1Aのラ
イトガイド口金3に接続する。このとき、バッテリ型光
源7の位置決めピン51がライトガイド口金3のピン溝
50に係合するようにバッテリ型光源7を押し込むこと
で、ライトガイド口金3に対するバッテリ型光源7の向
きが位置決めされる。そして、クリックリング46を接
続口金22内のクリック凸部47が丁度乗り越えたとこ
ろで、電極ベース49のテーパ外周面49aが接続口金
22内のテーパ内周面48に当接し、クリック固定が完
了する。当接するテーパ外周面49a及びテーパ内周面
48は、テーパ状に形成されているので、接続口金22
の中心軸がライトガイド口金3の中心軸に位置するよう
に固定される。クリック固定が完了した図4の状態で
は、電源接続端子32と電源接続端子33とが導通し、
接眼部5の電源接続端子35とバッテリ19とが電気的
に接続した状態になる。
【0042】続いて、ランプ点灯スイッチ21をON側
に回動すると、バッテリ19から光源ランプ17に電流
が流れ、光源ランプ17が点灯する。光源ランプ17か
ら出射された照明光は、集光レンズ27で集光され、ラ
イトガイドファイバ23の光入射端面24に入射されて
ライトガイドファイバ23に導光し、先端部8にあるラ
イトガイドファイバ23の光出射端面から出射して、患
部等の被検部を照明する。
【0043】照明された被検部の被写体像は、先端部8
内の対物レンズ29を介してイメージガイドファイバ3
0入射端面に入射し、イメージガイドファイバ30で接
眼部5まで導光され、この接眼部5内の接眼レンズ3
1、カバーガラス31aを介して、被写体像を術者が眼
視することができる。
【0044】ここで、この被写体像を撮影する場合に
は、カメラ6を接眼部5に着脱自在に装着する。これに
より、接眼部5の電源接続端子35とカメラ6の電源接
続端子36とが接触し、バッテリ19からの電流がカメ
ラ6の電源ライン37に供給される。この電源ライン3
7により、検出手段39がスイッチング作動して、信号
ライン39aを介してバッテリ19の電源電力をモータ
制御回路62、電磁石制御回路64、発光体制御回路6
6、検知表示手段制御回路68に供給してこれらの制御
回路を作動させると共に、カメラ6が内視鏡1Aに装着
されたという信号をシーケンス制御回路71に与える。
前記モータ制御回路62、電磁石制御回路64、発光体
制御回路66、検知表示手段制御回路68が作動するこ
とによりモータ61、電磁石63、発光体65及び検知
表示手段67にも供給されうる状態となる。従って、シ
ャッタレリーズ釦(図示省略)の押下等の撮影操作に応
じてシーケンス制御回路71が前記モータ制御回路6
2、電磁石制御回路64、発光体制御回路66、検知表
示手段制御回路68を制御し、例えばモータ61aの駆
動によってミラー76を回動し被写体像をファインダ6
aからフィルム38へ導光させる動作やモータ61の駆
動によってフィルム38を巻き上げさせる動作を行い、
また、電磁石63にシャッタをレリーズさせたりする等
の作動を行うようになっている。
【0045】上記のように、バッテリ型光源7に内蔵さ
れている電池等のバッテリ19でカメラ6のフィルム巻
き上げ、その他の機能を作動させることができる。
【0046】これにより、商用電源などの外部からの電
源供給を受けることができない場所においても、被検部
の被写体像を記録または観察できるので、災害時に被災
地に内視鏡を持参し、容易に内視鏡的観察及び被写体像
を撮影することが可能である。
【0047】尚、本実施の形態のカメラ6では、ファイ
ンダ6aに入射している被写体像をミラー76を回動さ
せることにより、フィルム38へ導光して撮影する構造
としているが、本発明はこれに限定されず、例えばミラ
ー76の代わりにプリズム等を使用して、ファインダ6
aとフィルム38とに同時に被写体像を導光して、ファ
インダ6aで観察しながら撮影する構造としてももちろ
ん構わない。
【0048】(第2の実施の形態)図6及び図7は本発
明の第2の実施の形態に係り、図6は内視鏡装置全体の
内部構成を示す説明図、図7は内視鏡の接眼部に着脱自
在に装着される観察装置の内部構成を説明する説明図で
ある。図2との同一構成には同一符号を付して、相違で
ある内視鏡の接眼部に着脱自在に装着した観察装置を説
明する。
【0049】第1の実施の形態では、挿入部2内部に入
射端面を持つイメージガイドファイバ30に被検部の被
写体像を入射して導光し、接眼部5に着脱自在に装着し
たカメラ6でその被写体像を撮影する構成であるが、本
実施の形態では、第1の実施の形態のカメラ6の代わり
にイメージガイドファイバ30からの被写体像をモニタ
表示する観察装置を内視鏡の接眼部5に着脱自在に装着
して構成した内視鏡装置である。
【0050】図6に示すように、本実施の形態に用いる
内視鏡装置80では、光学式内視鏡(以下、内視鏡)8
0Aの接眼部5に、着脱自在に観察装置81を装着可能
とした構成としている。
【0051】前記接眼部5に観察装置81を装着する
と、接眼レンズ31から出射される被写体像が、観察装
置81に備えられたCCD或いはBBD等の固体撮像素
子82の受光部に結像するようになっている。なお、必
要に応じて、接眼レンズ31と固体撮像素子82との間
の光路上には、結像位置を調節するための光学系を設け
てもよい。
【0052】この観察装置81は、イメージガイドファ
イバから導光された被写体像を接眼レンズ31を介して
光電変換する固体撮像素子82と、この固体撮像素子8
2で光電返還された信号を処理して映像信号を生成する
固体撮像素子制御回路83と、この固体撮像素子制御回
路83からの映像信号を表示する表示手段としての表示
素子制御回路84及びこの表示素子制御回路84の制御
によって映像を表示するLCD或いはLED等の固体撮
像表示素子85とから構成されている。
【0053】また、前記観察装置81では、前記内視鏡
80Aの接眼部5に配設された電源接続端子35に対応
する位置に電源接続端子86が配設されており、該観察
装置81を接眼部5に装着したときに、接眼部5の電源
接続端子35と前記観察装置81の電源接続端子86と
が接続されるようになっている。この観察装置81を接
眼部5に装着した状態で、前記バッテリ型光源7を内視
鏡1Aに接続したとき、バッテリ型光源7の電源接続端
子32と内視鏡のライトガイド口金3に設けられた電源
接続端子33とが接続され、前記電源接続端子86に導
通した観察装置81内の電源ライン87にバッテリ型光
源7のバッテリ19の電力が供給されて、観察装置81
内の各回路に電力が供給されるようになっている。
【0054】次に、図7を用いて内視鏡接眼部5に着脱
自在に装着される観察装置81の詳細を説明する。先
ず、観察装置81が装着される接眼部5について説明す
る。
【0055】前記内視鏡80Aの接眼部5には、この接
眼部5を構成する枠体である略筒状の接眼部枠90が設
けられている。この接眼部枠90内部には、光軸が接眼
部枠90の中心軸に略一致するように接眼レンズ31が
配置されている。そして、接眼部5内には、イメージガ
イドファイバ30の光軸と接眼レンズ31の光軸とが一
致するようにイメージガイドファイバ30の一端が固定
されている。
【0056】前記接眼部枠90後端の開口部内周には、
溝91が形成されており、この溝91内には、観察装置
81の筐体92前端の開口部に設けたリング状のフラン
ジ93を案内する為の図示しない案内用切り欠き部が接
眼部枠90開口部に形成されている。そして、この溝9
1内には、前記フランジ93を固定する為のバイヨネッ
トが配置されており、観察装置81を容易に着脱できる
ようになっている。
【0057】前記フランジ93前端面には、電源接続端
子86が配設されており、この電源接続端子86に対向
する溝91の位置には、前記電源接続端子35が配設さ
れている。これにより、観察装置81を接眼部5にバイ
ヨネット接続すると、前記電源接続端子35が前記電源
接続端子86に当接し、バッテリ19と電源接続端子8
6とが電気的に接続されるようになっている。前述した
ように、この電源接続端子86からは、電源ライン87
を介して、観察装置81内の固体撮像素子制御回路8
3、表示素子制御回路84、固体画像表示素子85等と
いった各構成部品に電力が供給されるようになってい
る。つまりバッテリ19は、観察装置81の電源として
使用されるようになっている。
【0058】この観察装置81の筐体92前端内周の開
口部には、固体撮像素子82を支持する中空の撮像素子
枠94が嵌合され接着固定されている。なお、前記フラ
ンジ93は、この撮像素子枠94前端内周に嵌合され接
着固定されている。固体撮像素子82は、その受光部9
5が前記接眼レンズ31から出射された像の結像位置に
位置するように、撮像素子枠94後壁前端面に固定され
ている。固体撮像素子82から後方に延出する端子は、
撮像素子枠94後壁に形成された差し込み孔96に挿入
され、撮像素子枠94後壁後面に形成された基板面に半
田等で固定されている。固体撮像素子82の端子は、撮
像素子枠94の基板面から信号ライン97を介して、固
体撮像素子制御回路83に電気的に接続されている。そ
して、この固体撮像素子制御回路83は、信号ライン9
8を介して、表示素子制御回路84に接続されている。
そして、表示素子制御回路84と固体画像表示素子85
とは、信号ライン99を介して接続されており、表示素
子制御回路84が固体画像表示素子85を制御駆動する
ようになっている。
【0059】前記筐体92後端側の開口部内周には、リ
ング状支持部材100が螺合され、このリング状支持部
材100上面には、固体画像表示素子85を構成するこ
の固体画像表示素子85底部周縁の基板85aが載置さ
れている。この基板85a上面には、リング状のスペー
サ101が載置され、固体画像表示素子85上面及びス
ペーサ101上面を覆うように透明な保護カバー102
が設けられている。この筐体92後端外周には、内向き
フランジの形成された締め付けリング103が螺合さ
れ、前記保護カバー102が、締め付けリング103の
内向きフランジとスペーサ101との間に挟持されて固
定されていて、基板85aがスペーサ101とリング状
支持部材100との間に挟持されて固定される。
【0060】本実施の形態の内視鏡装置80を用いて検
査を行う場合には、第1の実施の形態と同様に、バッテ
リ型光源7を内視鏡80Aのライトガイド口金5に接続
する。
【0061】バッテリ型光源7を内視鏡80Aのライト
ガイド口金5に接続が完了した状態では、電源接続端子
32と電源接続端子33とが導通し、接眼部5の電源接
続端子35とバッテリ19とが電気的に接続した状態に
なる。
【0062】続いて、ランプ点灯スイッチ21をON側
に回動すると、バッテリ19から光源ランプ17に電流
が流れ、光源ランプ17が点灯する。光源ランプ17か
ら出射された照明光は、集光レンズ27で集光され、ラ
イトガイドファイバ23の光入射端面24に入射され
る。ライトガイドファイバ23の光入射端面24に入射
した照明光は、ライトガイドファイバ23に導光され、
先端部8にあるライトガイドファイバ23の光出射端面
から出射されて、患部等の被検部を照明する。
【0063】照明された被検部の被写体像は、先端部8
内の対物レンズ29を介してイメージガイドファイバ3
0入射端面に入射し、イメージガイドファイバ30で接
眼部5まで導光され、この接眼部5内の接眼レンズ31
を介して、被写体像を術者が眼視することができる。
【0064】ここで、この被写体像を例えば複数人で観
察しようとする場合には、観察装置81を接眼部5にバ
イヨネット接続する。これにより、接眼部5の電源接続
端子35と観察装置81の電源接続端子86とが接触
し、バッテリ19からの電流が観察装置81の電源ライ
ン87に供給される。ここで、観察装置81の図示しな
い電源スイッチを閉じると、バッテリ19からの電力
は、電源接続端子25a→電源接続端子25b→電源ラ
イン26→電源接続端子32→電源接続端子33→電源
ライン34→電源接続端子35→電源接続端子86→電
源ライン87という経路で観察装置81に供給される。
【0065】この観察装置81に供給されたバッテリ1
9の電力は、観察装置81内の固体撮像素子82、固体
撮像素子制御回路83、表示素子制御回路84、固体画
像表示素子85等といった各回路装置に供給される。
【0066】前記接眼レンズ31を介して固体撮像素子
82の受光部95に投影された被写体像は、固体撮像素
子82で電荷信号に光電変換され、この固体撮像素子8
2を制御する固体撮像素子制御回路83によって1フレ
ーム毎の画像を構成する多数のライン信号が順次この固
体撮像素子82から信号ライン97を介して取り出さ
れ、表示素子制御回路85に信号ライン98を介して供
給される。この表示素子制御回路85から出力される信
号は、この表示素子制御回路84によって制御駆動され
る固体画像表示素子85に信号ライン99を介して供給
され、この固体画像表示素子85上で被検部の画像に変
換されて被写体像が表示される。
【0067】この結果、被検部の被写体像が固体画像表
示素子85上に十分明るく明瞭な画像として再現され、
この画像が再現される固体画像表示素子85の表示領域
は、比較的大きく、接眼部5を覗き込んで観察する場合
と異なり、多人数で供覧観察することができる。
【0068】(第3の実施の形態)図8及び図9は本発
明の第3の実施の形態に係り、図8は内視鏡装置全体の
構成を示す説明図、図9は図8の内視鏡装置全体の内部
構成を説明する説明図である。図1及び図2との同一構
成には同一符号を付して説明する。
【0069】第1、第2の実施の形態では、挿入部2に
入射端面を持つイメージガイドファイバ30に被検部の
被写体像を入射して接眼部5に導光する光学式内視鏡装
置を説明したが、本実施の形態では、内視鏡挿入部2に
固体撮像素子を設け、外部に設置したモニタ等の表示手
段に表示する電子式内視鏡装置を説明する。
【0070】図8に示すように、本実施の形態の内視鏡
装置110は、細長な挿入部2の先端側に固体撮像素子
111(図9参照)を有した電子式内視鏡である内視鏡
(以下、内視鏡)110Aと、この内視鏡110Aの操
作部4に着脱自在に接続される第1の実施の形態と同様
の構造であるバッテリ型光源7と、該内視鏡110Aの
操作部4後端に形成した接続部112に着脱自在に装着
可能で、図示しないモニタ等の表示手段にケーブル11
3aを介して接続される映像回路装置113とから構成
されている。
【0071】前記内視鏡110Aは、前記バッテリ型光
源7を着脱自在に接続するための第1の実施の形態と同
様の構造のライトガイド口金3及び前記映像回路装置1
13を着脱自在に接続するための接続部112が形成さ
れた操作部4と、この操作部4に連設され、前記固体撮
像素子111を有した挿入部2とから構成されている。
【0072】前記ライトガイド口金3には、前記バッテ
リ型光源7からの電力供給を受けるための電源接続端子
33が設けられていて、この電源接続端子33に接続さ
れた電源ライン34は、前記接続部112に配設された
電源接続端子35aと前記信号処理回路113及び固体
撮像素子111に電気的に接続されている。
【0073】前記ライトガイド口金3には、照明光を導
光するライトガイドファイバ23の光入射端面側が固定
され、前記操作部4及び挿入部2を挿通して挿入部2の
先端に位置する先端部8に他端が固定されており、先端
部8から被検部に向けて照明光を照射するようになって
いる。
【0074】また、先端部8には、照明光を照射された
被検部からの被写体像を結像するための対物レンズ29
と、この対物レンズ29の結像位置に配置され、被検部
の被写体像を撮像するためのCCD型またはMOS型等
の固体撮像素子111が設けられている。この固体撮像
素子111の後側には、該固体撮像素子111を駆動す
る駆動回路や前置増幅器等からなる信号処理回路114
が設けられている。なお、必要に応じて、対物レンズ2
9と固体撮像素子111との間の光路上には、結像位置
を調節するための光学系を設けてもよい。
【0075】前記固体撮像素子111は、信号線115
を介して前記信号処理回路114に駆動されて、入射さ
れた被写体像を光電変換する。前記信号処理回路114
は、後述する映像回路装置113からのクロック信号を
前記固体撮像素子111に与えると共に、光電変換され
た信号を信号処理して映像信号を生成する。この信号処
理回路114後方から延出された信号線116a、11
6bは挿入部2及び操作部4内を挿通し他端が前記接続
部112に設けられた信号接続端子117a、117b
に電気的に接続されている。
【0076】前記操作部5後端の接続部112に装着さ
れる前記映像回路装置113は、前記接続部112に接
続した際に、前記信号接続端子117a、117b及び
電源接続端子35aに当接する位置に、それぞれ信号接
続端子118a、118b及び電源接続端子118cを
有している。
【0077】この映像回路装置113は、前記信号処理
回路114からの映像信号を複合映像信号に変換する映
像プロセッサ119と、前記信号処理回路114にクロ
ック信号を送出する発信器120等を有して構成されて
いる。
【0078】前記映像プロセッサ119は、前記信号接
続端子118aから延出される信号線121に接続さ
れ、前記発信器120は、前記信号接続端子118bか
ら延出される信号線122に接続されている。また、前
記映像プロセッサ119及び発信器120は、前記信号
接続端子118cから延出される電源ライン123に接
続されていて、バッテリ19からの電力を前記電源接続
端子118c及びこの電源接続端子118cに接続され
た電源ライン123を介して前記映像プロセッサ119
及び発信器120に供給するようになっている。
【0079】また、前記信号処理回路114で信号処理
された映像信号は、信号ライン116aを介して信号接
続端子117aへ伝送され、前記映像回路装置113が
接続部112に接続した際に、この信号接続端子117
aと当接する信号接続端子118aから信号ライン12
1を介して前記映像プロセッサ119に伝送される。
【0080】一方、前記発信器120からのクロック信
号は、信号ライン122を介して信号接続端子118b
へ伝送され、前記映像回路装置113が接続部112に
接続した際に、この信号接続端子118bと当接する信
号接続端子117bから信号ライン116bを介して前
記信号処理回路114に伝送されるようになっている。
【0081】本実施の形態の内視鏡装置110を用いて
検査を行う場合には、第1の実施の形態と同様に、バッ
テリ型光源7を内視鏡110Aのライトガイド口金5に
接続する。次に、内視鏡110Aの接続部112に映像
回路装置113を着脱自在に装着する。これにより、光
源ランプ17と固体撮像素子111と信号処理回路11
4及び映像回路装置113は、バッテリ型光源7のバッ
テリ19から電源電圧が供給される。
【0082】そして、このように構成した内視鏡装置1
10を用いて検査を行うと、先ず先端部2において、対
物レンズ29を介して固体撮像素子111上に結像され
た被写体像は、固体撮像素子111にて光電変換され
る。信号処理回路114は、前記映像回路装置113内
の発振器120から送出されたクロック信号を固体撮像
素子111に与えると共に、固体撮像素子111からの
光電変換信号を増幅し、映像信号を生成する。この映像
信号は、挿入部2及び操作部4内を通過して内視鏡11
0Aの接続部112に装着した映像回路装置113内の
映像プロセッサ119に送出され、映像プロセッサ11
9でこの映像信号は複合映像信号に変換される。変換さ
れた複合映像信号は、前記映像回路装置113の頭頂部
に設けられたケーブル113aを介して外部に設置され
たモニタ等の表示手段によって表示され、被検部の被写
体像を観察することができる。
【0083】この結果、商用電源などの外部から電源供
給を受けることが困難な場所においても被検部の被写体
像を記録または観察することができて、モニタ(テレビ
ジョン)等の表示手段がある所、例えば患者の病室等で
容易に内視鏡観察ができるという効果を得る。
【0084】[付記] (付記項1) 被検部を照明するためのライトガイドフ
ァイバを有する内視鏡と、このライトガイドファイバへ
照明光を供給するランプ及びこのランプの電源であるバ
ッテリを有して前記内視鏡に着脱自在に装着可能なバッ
テリ型光源装置とを有する内視鏡装置において、前記バ
ッテリは、前記内視鏡に着脱自在に外付けされるカメラ
の駆動電源であることを特徴とする内視鏡装置。
【0085】(付記項2) 被検部を照明するためのラ
イトガイドファイバを有する内視鏡と、このライトガイ
ドファイバへ照明光を供給するランプ及びこのランプの
電源であるバッテリを有して前記内視鏡に着脱自在に装
着可能なバッテリ型光源装置とを有する内視鏡装置にお
いて、前記バッテリは、前記内視鏡の先端部に配設され
た撮像装置の駆動電源であることを特徴とする内視鏡装
置。
【0086】(付記項3) 被検部を照明するためのラ
イトガイドファイバ及びこのライトガイドファイバの光
出射端面から出射された照明光で照明された被検部から
の被写体像を入射し導光するイメージガイドファイバを
有する内視鏡と、このライトガイドファイバへ照明光を
供給するランプ及びこのランプの電源であるバッテリを
有して前記内視鏡を把持するための操作部に着脱自在に
装着可能なバッテリ型光源装置とを有する内視鏡装置に
おいて、前記イメージガイドファイバからの被写体像を
光電変換する固体撮像素子と、この固体撮像素子の信号
を信号処理する固体撮像素子制御回路と、この信号処理
回路からの映像信号を表示する表示手段と、を備えた撮
像装置を前記操作部上部に形成した接眼部に着脱自在に
装着し、この撮像装置に前記バッテリの電源電力を供給
することを特徴とする内視鏡装置。
【0087】(付記項4) 前記撮像装置は、イメージ
ファイババンドルによって被検部の被写体像を接眼レン
ズに導光している内視鏡接眼部に取り付けられ、前記接
眼レンズで結像した被検部の像を撮像する固体撮像素子
を含むカメラであることを特徴とする付記項1に記載の
内視鏡装置。
【0088】(付記項5) 前記撮像装置は、イメージ
ファイババンドルによって被検部の被写体像を接眼レン
ズに導光している内視鏡接眼部に取り付けられたモータ
でフィルムを巻き上げるカメラであることを特徴とする
付記項1に記載の内視鏡装置。
【0089】(付記項6) 前記モータは、バッテリ型
光源のバッテリに接続されていることを特徴とする付記
項5に記載の内視鏡装置。
【0090】(付記項7) 前記撮像装置は、前記内視
鏡の挿入部先端に設けられている固体撮像素子を含む撮
像回路であることを特徴とする付記項2に記載の内視鏡
装置。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、商
用電源などの外部から電源供給を受けることが困難な場
所においても、被検部の被写体像を記録または観察する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る内視鏡装置全
体の外観を示す説明図。
【図2】図1における内視鏡装置全体の内部構成を示す
説明図。
【図3】図1における内視鏡及び光源装置のそれぞれの
接続部の構造を示す断面図。
【図4】図1における内視鏡と光源装置とを接続させた
状態の構造を示す断面図。
【図5】図1における内視鏡の接眼部に着脱自在に装着
される内視鏡用カメラを駆動する回路ブロック図。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る内視鏡装置全
体の内部構成を示す説明図。
【図7】図6における内視鏡の接眼部に着脱自在に装着
される観察装置の内部構成を説明する説明図。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る内視鏡装置全
体の構成を示す説明図。
【図9】図8における内視鏡装置全体の内部構成を説明
する説明図。
【符号の説明】
1,80 …内視鏡装置(光学式内視鏡装置) 1A,80A …内視鏡(光学式内視鏡) 3 …ライトガイド口金 4 …操作部 5 …接眼部 6 …カメラ(内視鏡用カメラ) 7 …バッテリ型光源 39 …検出手段 40 …電気制御装置 81 …観察装置 82,111 …固体撮像素子 83 …信号処理回路 110 …内視鏡装置(電子式内視鏡装置) 110A …内視鏡(電子式内視鏡) 112 …接続部 113 …映像回路装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真貝 成人 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 渡辺 勝司 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 鈴木 高志 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 細田 誠一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中沢 雅明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H040 BA23 CA04 CA07 CA08 CA11 CA27 DA21 DA31 DA33 DA36 DA43 DA53 FA02 FA07 FA10 FA13 GA01 GA02 4C061 AA00 AA29 BB02 BB10 CC06 CC07 CC09 DD03 FF02 FF06 FF12 FF46 HH28 LL02 NN01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検部を照明するためのライトガイドフ
    ァイバを有する内視鏡と、このライトガイドファイバへ
    照明光を供給するランプ及びこのランプの電源であるバ
    ッテリを有して前記内視鏡に着脱自在に装着可能なバッ
    テリ型光源装置とを有する内視鏡装置において、 前記バッテリは、前記内視鏡に着脱自在に外付けされる
    カメラの駆動電源であることを特徴とする内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 被検部を照明するためのライトガイドフ
    ァイバを有する内視鏡と、このライトガイドファイバへ
    照明光を供給するランプ及びこのランプの電源であるバ
    ッテリを有して前記内視鏡に着脱自在に装着可能なバッ
    テリ型光源装置とを有する内視鏡装置において、 前記バッテリは、前記内視鏡の先端部に配設された撮像
    装置の駆動電源であることを特徴とする内視鏡装置。
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